JP3514027B2 - 記録装置、記録システム、画像転送システム - Google Patents

記録装置、記録システム、画像転送システム

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JP3514027B2
JP3514027B2 JP04120696A JP4120696A JP3514027B2 JP 3514027 B2 JP3514027 B2 JP 3514027B2 JP 04120696 A JP04120696 A JP 04120696A JP 4120696 A JP4120696 A JP 4120696A JP 3514027 B2 JP3514027 B2 JP 3514027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮された印刷デ
ータを受け取り、受け取った印刷データに基づいてドッ
トマトリクス画像を記録する記録装置、および、圧縮し
た印刷データを送信する送信元装置も含む記録システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録装置においては、ドット
の有無をそのまま「0」、「1」の情報に変換した印刷
データをある大きさ記憶装置に蓄え、その記憶装置から
印刷データを読み出して印字を行なう。カラーの画像記
録装置でも同様であり、カラーデータをブラック、シア
ン、マゼンタ、イエロー等の基本色に分解し、その分解
した基本色ごとのドットの有無をそのまま「0」、
「1」の情報として記憶装置に蓄え、その記憶装置から
印刷データを読み出して印字を行なう。例えば、印字ヘ
ッド幅ごとに印字走査して1ページの画像を印字する、
いわゆるシリアルプリンタでは、ホストコンピュータな
どの外部機器から送られてくる印刷データを印字ヘッド
幅のメモリ、つまり1バンドのそれぞれの色のメモリに
展開し、印字走査を行なってゆく。
【0003】一方、ワークステーションやパソコンの低
価格化、高機能化に伴い、ホストコンピュータにおいて
印刷データの処理を行なう方式が多く採用されている。
また、半導体関連製品も低価格化、高集積化が進み、ホ
ストコンピュータに大容量のメモリを搭載し、処理もよ
り高速に行なえるようになっている。多値画像から前述
の基本色画像への分解や2値化処理などは、外部機器側
で行なうことが多くなってきている。
【0004】しかしながら外部機器側で画像処理を行な
って記録装置で印刷する時、いかにホストコンピュータ
の能力が向上しても転送スピードがボトルネックとなっ
てしまい、非現実的な印刷実行時間になってしまう恐れ
がある。そこで、外部機器から記録装置への印刷データ
を転送する際に、データ圧縮を施して転送する方法が提
案されている。例えば、特開平3−133263号公報
に記載されている画像データ圧縮方式では、一般的なフ
ァクシミリなどに用いられているようなランレングスを
用いた圧縮方式を応用し、効率化をはかることで圧縮率
を上げている。記録装置はこのようなデータ圧縮方式を
利用した印刷データを受信し、記録装置側でデータを復
元してメモリに展開していく方法を採用している。
【0005】このランレングスを用いた圧縮方式では、
圧縮データ自体はバイト単位ではあるが、圧縮効率を上
げるためにデータの連続性をカウントする時にビット単
位で画像データを処理する方式をとっている。また、圧
縮形式が固定化しているので、プリンタ側での処理効率
が悪いデータに対しての対策がとれない。そのため、印
刷実行時間を遅延させる可能性をもっている。また、周
辺機器側は通常8ビット、16ビットを主流としたマイ
クロコンピュータを使用したシステム構成になってい
る。したがってそのCPUやレジスタ構成によって演算
スピードの早いデータ処理幅が必ず存在することはいう
までもない。たとえば、16ビットマイコンで16ビッ
トのレジスタの処理に最も能力を発揮するシステムにお
いて、処理する単位はワード(16ビット)幅が、ハー
フワード(8ビット)やダブルワード(32ビット)の
処理よりも早いのが普通である。圧縮データを解凍する
場合には、マイコン内での単純なデータの複写、移動の
繰り返しとなるので、データ処理幅による数マイクロ秒
程度の処理速度の違いが、処理の回数によって大きく全
体の処理スピードに影響する。したがって、圧縮データ
はマイコンの最適のデータ処理幅で圧縮されていること
が望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、バイト単位、ワード単位、
ロングワード単位など、データの受け側の装置に応じた
圧縮単位でデータを圧縮して転送することにより、処理
時間を削減した記録装置および記録システム、画像転送
システムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧縮された印刷データを受け取り該印刷データに基
づいて記録を行なう記録装置において、記録装置の性能
で最適なデータ幅を圧縮単位として圧縮された印刷デー
タを受け取る入力手段と、前記圧縮単位に従って前記印
刷データを復元する復元手段と、復元された印刷データ
を記録する記録手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の記録装置において、前記圧縮された印刷データととも
に該印刷データに先立って圧縮単位を示す圧縮単位情報
を受け取り、前記復元手段は、前記圧縮単位情報で示さ
れる圧縮単位に従って前記圧縮された印刷データを復元
することを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の記録装置において、前記圧縮単位は、前記印
刷データの送信元において決定することを特徴とするも
のである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2または3に記載の記録装置において、前記圧縮単位
は、バイト単位、ワード単位、ダブルワード単位のいず
れかであることを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の記録装置において、前記圧縮単位は、前記印刷データ
の途中で変更可能であり、前記復元手段は、印刷データ
の途中に挿入されている前記圧縮単位情報に従って圧縮
単位を変更し、以後の印刷データを復元することを特徴
とするものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載の記録装置において、前記印刷データは、送信
元において、白ドットまたは黒ドットの連続性に基づく
圧縮方法を用い、前記圧縮単位で圧縮されて送信される
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の記録装置において、前記圧縮方法は、ランレングス符
号化であることを特徴とするものである。
【0014】請求項8に記載の発明は、記録システムに
おいて、送信元装置から圧縮した印刷データを記録装置
へ送信し、該記録装置で前記印刷データに基づいて印刷
を行なう記録システムにおいて、前記送信元装置は、少
なくとも前記記録装置の性能で最適なデータ幅を圧縮単
位として決定して印刷データを圧縮する圧縮手段と、前
記圧縮単位を示す圧縮単位情報と前記圧縮手段によって
圧縮された印刷データを前記記録装置へ送出する出力手
段を有し、前記記録装置は、前記圧縮単位情報と圧縮さ
れた印刷データを受け取る入力手段と、前記圧縮単位情
報で示される圧縮単位に従って前記印刷データを復元す
る復元手段と、復元された印刷データを記録する記録手
段を有することを特徴とするものである。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の記録システムにおいて、前記圧縮手段は、前記印刷デ
ータの内容も加味して圧縮単位を決定することを特徴と
するものである。
【0016】請求項10に記載の発明は、送信元装置か
ら圧縮した画像データを送信先装置へ転送する画像転送
システムにおいて、前記送信元装置は、少なくとも前記
送信先装置の性能で最適なデータ幅を圧縮単位として決
定して画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮単位
を示す圧縮単位情報と前記圧縮手段によって圧縮された
画像データを前記送信先装置へ送出する出力手段を有
し、前記送信先装置は、前記圧縮単位情報と圧縮された
画像データを受け取る入力手段と、前記圧縮単位情報で
示される圧縮単位に従って前記画像データを復元する復
元手段を有することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録システムの
実施の一形態を示す概略構成図である。図中、1はホス
トコンピュータ、2は記録装置、11はアプリケーショ
ンプログラム、12は印刷制御部、13はデータ圧縮
部、14は出力インタフェース部、21は入力インタフ
ェース部、22は制御部、23は出力処理部、24は出
力バッファ、25は記録ヘッド、26はヘッド制御部で
ある。
【0018】ホストコンピュータ1上では様々な適用業
務に対してその業務処理を実現するための種々のアプリ
ケーションプログラム11などが実行される。ユーザは
アプリケーションプログラム11を用いて文書、図形、
画像などを作成し、出力する命令を発行する。印刷制御
部12は、作成された文書、図形、画像などをユーザか
らの命令を受けて記録装置2に転送するために、フォー
マット変換などを行なう。印刷制御部12は、一般にプ
リンタドライバと呼ばれる印刷制御プログラムで構成す
ることができる。データ圧縮部13は、記録装置2に転
送する印刷データを、圧縮単位に従って圧縮する。デー
タ圧縮部13は印刷制御部12の一部として構成するこ
ともできる。出力インタフェース部14は、データ圧縮
部13で圧縮された印刷データを記録装置2へ転送す
る。
【0019】記録装置2は、ここではシリアルプリンタ
であるものとし、印字ヘッド25による複数回の印字走
査によって1ページの画像を印字する。入力インタフェ
ース21は、ホストコンピュータ1と接続されたインタ
フェース部を受け持つ部分である。制御部22は、記録
装置2の全体を制御する。出力処理部23は、ホストコ
ンピュータ1から送られてくる圧縮データの解析を行な
い、印刷データに伸張する。出力バッファ24は、出力
処理部23で伸張された印刷データを保持する。印字ヘ
ッド25は、出力バッファ24に保持された印刷データ
を読み出し、実際に印字する。ヘッド制御部26は、印
字ヘッド25が出力バッファ24に保持されている印刷
データを読み出しながら印字する動作を制御する。
【0020】次に、本発明の記録システムの実施の一形
態における動作の一例を説明する。まず、データ圧縮の
工程について説明する。以下の説明では、圧縮方式とし
てランレングス圧縮を用いる。ランレングス圧縮のアル
ゴリズム自体はすでに広く用いられている。もちろん、
他の圧縮方式でも同様に構成することが可能である。
【0021】図2は、各種圧縮単位におけるランレング
ス圧縮方法の一例の説明図である。ここでは、連続する
データの回数を示す部分をコマンドバイト(1バイト)
で示すことにする。したがって、連続するバイトを示す
範囲は0〜255の1バイトで表現できる数となり、連
続回数を1回から256回で示すことにする。図2で
は、○を「0」、●を「1」として示し、印刷データと
して「00001111」というデータが8個、8バイ
ト連続しているとき、圧縮単位をバイト単位、ワード単
位、ダブルワード単位に設定した場合の圧縮を示してい
る。
【0022】図2(A)はバイト単位での圧縮を示すも
のである。ここでは、同じビットパターンのバイトが8
バイト連続しているので、コマンドバイトは7を示す
「00000111」となり、次のデータバイトが8回
連続することを示している。データバイトは、連続する
1バイトのビットパターンである「00001111」
となる。これにより、8バイトの印刷データは2バイト
の圧縮データで表現できる。
【0023】図2(B)はワード単位での圧縮を示すも
のである。印刷データを2バイト単位で探索して行く。
この例では、同じビットパターンのワード単位が4つあ
るので、コマンドバイトは3を示す「0000001
1」となり、次の2バイトが4回連続することを示して
いる。コマンドバイトに続き、繰り返されるビットパタ
ーンを示す2バイトのデータが付加される。このように
して、8バイトの印刷データは3バイトの圧縮データで
表現できる。
【0024】図2(C)はダブルワード単位での圧縮を
示すものである。この場合は印刷データを4バイト単位
で探索して行く。この例では、同じビットパターンのダ
ブルワード単位が2つあるので、コマンドバイトは1を
示す「00000001」となり、次の4バイトが2回
連続することを示している。コマンドバイトに続き、繰
り返されるビットパターンを示す2バイトのデータが付
加される。このようにして、8バイトの印刷データは5
バイトの圧縮データで表現できる。
【0025】この例では、ダブルワードでの圧縮は圧縮
の効率が悪いように思えるが、圧縮するデータの大きさ
が大きく、また連続性があれば、ダブルワードでの圧縮
により圧縮率は向上する。また、繰り返し周期が1バイ
トで繰り返し回数の比較的少ない場合には、バイト単位
の圧縮の方が圧縮率は向上する。
【0026】通常、印字しようとする画像はその両端に
画像のない部分、つまり白画像が連続していることが多
い。近年では印刷装置側の解像度も向上し、600dp
i相当ではA4幅に5000ドット(ビット)近くのデ
ータ有することも少なくない。その中で占められる前述
の白データをそのプリンタの持っているCPUやレジス
タ構成に即したデータ幅で圧縮してやることによって、
圧縮データの復元に要する時間を節約することができ
る。通常、マイクロコンピュータ上での処理において、
データの複写の反復に処理時間がかかることがある。そ
の時はDMA転送を行なったりもするが、ある程度まと
まったデータを必ず扱う保証がないと、その効果は現わ
れない。ましてや印刷する画像データが単純(まとまっ
たデータ)か複雑(細かくわかれているデータ)かは、
記録装置2の予想できることではない。したがって、圧
縮データのデータ幅が記録装置2の性能で一番のスピー
ドが出るようなデータ幅であれば処理速度は向上する。
このようなデータ幅を圧縮単位として選択し、ホストコ
ンピュータ1側で印刷データを圧縮することにより、ホ
ストコンピュータ1から記録装置2への転送データ量を
減らすとともに、記録装置2における復元処理を高速化
することができる。記録装置2側での最適なデータ幅
は、予めホストコンピュータ1に設定しておいたり、圧
縮データの転送に先立って、プロトコルなどによってホ
ストコンピュータ1へ通知するように構成することがで
きる。
【0027】しかし、一定のデータ幅によって圧縮を行
なうと、場合によっては圧縮率が低下し、転送に時間が
かかってしまうことがある。そのため、記録装置2にお
ける処理速度の向上だけでなく、全体としての処理速度
の向上が望まれる。上述のようにランレングスによる圧
縮を行なう場合、印刷データが単純か複雑かによって圧
縮率が異なる。ホストコンピュータ1側では、印刷する
画像データを参照し、そのデータ列や記録装置2の最適
なデータ幅等を考慮して、データ幅を適宜変更すること
により、転送時間の短縮と記録装置2の処理速度の向上
とを両立させることができる。
【0028】これを実現するため、圧縮データが圧縮さ
れている単位がバイト、ワード、ダブルワード等のどの
単位であるかを示す圧縮単位設定コマンドを用意する。
ここでは、次に示すようにそれぞれの単位を設定するコ
マンドとする。 <Esc>b…バイト単位 <Esc>w…ワード単位 <Esc>d…ダブルワード単位 ここで、<Esc>は、エスケープコードである。ま
た、「b」、「w」、「d」は、それぞれのキャラクタ
コードである。
【0029】このような圧縮単位設定コマンドをそれぞ
れの圧縮単位の圧縮データを転送する前に付加する。圧
縮データの途中で圧縮単位を変更する場合には、変更の
直前にこのコマンドを埋め込む。記録装置2では、圧縮
された印刷データ中に圧縮単位設定コマンドを検出する
と、この2バイトの圧縮単位設定コマンドを解析するこ
とによって圧縮データを伸張するデータ処理幅を決定
し、以降の印刷データの解析を決定したデータ処理幅に
よって行なう。このデータ処理幅は、ふたたび圧縮単位
設定コマンドを受け取るか、あるいはリセットなどで初
期化されるまで、その設定は有効である。
【0030】図3は、本発明の記録システムの実施の一
形態における圧縮前の印刷データの一例の説明図、図4
は、同じく圧縮後の印刷データの一例の説明図である。
多くの印刷データでは、両端部のかなりの部分に何も印
刷しない空白が存在する。この例では、この両端部付近
の空白の部分をダブルワード単位で圧縮して圧縮効率を
高めている。また、中央部の文字や図形が描かれている
部分は、記録装置2における最適な処理単位に応じた圧
縮単位を選択するものとし、ここではバイト単位で圧縮
する。
【0031】いま、図3に示す印刷データをホストコン
ピュータ1から記録装置2へ転送する場合を考える。図
3に示すデータは、ある1本の印字ラインを示してお
り、すべて「0」のバイトデータが左端から200バイ
ト存在し、その後、文字や図形部分のデータとして「0
1011101」が7バイト、「01001001」が
2バイト、・・・、「11111101」、・・・、
「11000000」と並び、最後に右端までの196
バイトがすべて「0」のデータである。
【0032】ホストコンピュータ1は、図3に示す印刷
データを圧縮して記録装置2へ送る。まず、左端から2
00バイトの空白を、圧縮単位をダブルワードとして圧
縮する。このとき、最初にこれからの圧縮データの圧縮
単位がダブルワードであることを示す圧縮単位設定コマ
ンドを生成する。図4における最初の2バイトが圧縮単
位をダブルワードに設定する圧縮単位設定コマンドであ
る。「00011011」が<Esc>のコードであ
り、「01100100」が「d」のコードである。次
に、左端から200バイト分、すなわち50個のすべて
「0」のダブルワードを圧縮する。この方法は図2
(C)に示したとおりであり、コマンドバイトとして連
続回数が50回であることを示す「00110001」
と、4バイトのすべて「0」のデータが続く。
【0033】次のデータはすべて「0」のデータではな
いので、文字、図形の描画されている領域であるとし
て、圧縮単位をバイトに変更する。そのために、以後の
圧縮単位がバイトであることを示す圧縮単位設定コマン
ドを生成する。図4の2行目の最初の2バイト<Esc
>bがそのコマンドである。ここで「0110001
0」が「b」を示すコードである。それに続いて、バイ
ト単位での圧縮を行なって行く。7バイトの「0101
1101」は、連続回数が7回であることを示すコマン
ドバイト「00000110」と1バイトのデータ「0
1011101」の2バイトに圧縮される。続く2バイ
トの「01001001」は、コマンドバイト「000
00001」とデータ「01001001」に、中間の
1バイトのデータ「11111101」は、コマンドバ
イト「00000000」とデータ「1111110
1」に、それぞれ圧縮される。このように繰り返しのな
いデータではランレングスによる圧縮で逆にデータ量が
増加するが、全体として減少すれば問題はない。また、
繰り返しのないデータを羅列するモードを設けてもよ
い。
【0034】右端のすべて「0」のデータの手前の「1
1000000」までの圧縮が終了すると、右端までの
196バイトをダブルワードで圧縮するために、以後の
圧縮単位がダブルワードであることを示す圧縮単位設定
コマンドを生成する。図4の3行目の末尾2バイトの<
Esc>dがそのコマンドである。このコマンドの後
に、ダブルワードで49回連続することを示すコマンド
バイト「00110000」と、すべて「0」の4バイ
トのデータが続く。
【0035】このようにして、ホストコンピュータ1に
おいて、図3に示す印刷データを図4に示す圧縮データ
に圧縮し、ホストコンピュータ1から記録装置2に転送
する。
【0036】図4に示すような圧縮データを受け取った
記録装置2では、圧縮データを順に解析して行く。まず
最初のバイトを参照し、<Esc>であるので圧縮単位
設定コマンドであることを認識し、次のバイトが「d」
であることから圧縮単位をダブルワードに設定する圧縮
単位設定コマンドであることを認識する。次に圧縮デー
タを読み込む際には、コマンドバイトに続くデータはダ
ブルワードで処理をしてダブルワードの回数分だけデー
タを複写する。図4に示す例では、コマンドバイトが5
0回連続していることを示しているので、続くすべて
「0」のダブルワードを50回複写する。このとき、記
録装置2において最適な処理単位がダブルワード以外で
ある場合には、ワードやバイト単位の複写に置き換えて
複写処理を行なうように構成することも可能である。
【0037】そして次に圧縮単位設定コマンド<Esc
>bを受けて、データ幅をバイトに設定する。そして、
コマンドバイト「00000110」に基づいて次の1
バイトのデータ「01011101」を7回複写する。
さらに、次のコマンドバイト「00000001」に基
づき、データ「01001001」を2回複写する。途
中、「11111101」の複写を行ない、さらに「1
1000000」の複写を行なった後、圧縮単位設定コ
マンド<Esc>dを受けて、データ幅をダブルワード
に設定し、49ダブルワード分の右端の余白部分の複写
を行なう。
【0038】このように、バイト、ワード、ダブルワー
ド等のデータ幅の圧縮単位に対応することにより、記録
装置の能力を最大限に引き出すことができるとともに、
システム構成全体での記録速度を向上させることができ
る。
【0039】なお、上述の圧縮単位設定コマンドの構成
やコードはこれに限らない。例えば、上述の例では、コ
マンドバイトが<Esc>と同一となる場合を除くよう
に、連続回数の値を設定しなければならない。例えば<
Esc>の代わりに「11111111」や「0000
0000」を設定し、コマンドバイトが示す連続回数を
連続した値に対応づけることも可能である。
【0040】本発明は、モノクロの記録装置の場合に
も、また、カラーの記録装置の場合にも適用でき、カラ
ーの場合にはそれぞれの構成色について設定した圧縮単
位ごとの処理を行なえばよい。また、本発明はシリアル
プリンタだけでなくページプリンタにおいても同様に構
成できる。
【0041】さらに、本発明は画像をビットマップ形式
で転送するあらゆる場面において応用が可能である。こ
のとき、転送を受ける側は記録装置以外でもよく、別の
ワークステーションやパソコンなどのコンピュータ、あ
るいは周辺機器等でよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ホストコンピュータからの印刷データを圧縮
して削減することによってメモリ容量の削減と転送時間
の短縮を図るとともに、受け側の能力を最大限に引き出
すような圧縮単位によって圧縮することにより、処理時
間を短縮し、システム全体の実行時間を短縮することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の記録システムの実施の一形態を示す
概略構成図である。
【図2】 各種圧縮単位におけるランレングス圧縮方法
の一例の説明図である。
【図3】 本発明の記録システムの実施の一形態におけ
る圧縮前の印刷データの一例の説明図である。
【図4】 本発明の記録システムの実施の一形態におけ
る圧縮後の印刷データの一例の説明図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…記録装置、11…アプリ
ケーションプログラム、12…印刷制御部、13…デー
タ圧縮部、14…出力インタフェース部、21…入力イ
ンタフェース部、22…制御部、23…出力処理部、2
4…出力バッファ、25…記録ヘッド、26…ヘッド制
御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 G06F 3/12 H04N 1/21 H04N 1/41

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮された印刷データを受け取り該印刷
    データに基づいて記録を行なう記録装置において、記録
    装置の性能で最適なデータ幅を圧縮単位として圧縮され
    た印刷データを受け取る入力手段と、前記圧縮単位に従
    って前記印刷データを復元する復元手段と、復元された
    印刷データを記録する記録手段を有することを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮された印刷データとともに該印
    刷データに先立って圧縮単位を示す圧縮単位情報を受け
    取り、前記復元手段は、前記圧縮単位情報で示される圧
    縮単位に従って前記圧縮された印刷データを復元するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮単位は、前記印刷データの送信
    元において決定することを特徴とする請求項1または2
    に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記圧縮単位は、バイト単位、ワード単
    位、ダブルワード単位のいずれかであることを特徴とす
    る請求項1または2または3に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮単位は、前記印刷データの途中
    で変更可能であり、前記復元手段は、印刷データの途中
    に挿入されている前記圧縮単位情報に従って圧縮単位を
    変更し、以後の印刷データを復元することを特徴とする
    請求項2に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷データは、送信元において、白
    ドットまたは黒ドットの連続性に基づく圧縮方法を用
    い、前記圧縮単位で圧縮されて送信されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮方法は、ランレングス符号化で
    あることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 送信元装置から圧縮した印刷データを記
    録装置へ送信し、該記録装置で前記印刷データに基づい
    て印刷を行なう記録システムにおいて、前記送信元装置
    は、少なくとも前記記録装置の性能で最適なデータ幅を
    圧縮単位として決定して印刷データを圧縮する圧縮手段
    と、前記圧縮単位を示す圧縮単位情報と前記圧縮手段に
    よって圧縮された印刷データを前記記録装置へ送出する
    出力手段を有し、前記記録装置は、前記圧縮単位情報と
    圧縮された印刷データを受け取る入力手段と、前記圧縮
    単位情報で示される圧縮単位に従って前記印刷データを
    復元する復元手段と、復元された印刷データを記録する
    記録手段を有することを特徴とする記録システム。
  9. 【請求項9】 前記圧縮手段は、前記印刷データの内容
    も加味して圧縮単位を決定することを特徴とする請求項
    8に記載の記録システム。
  10. 【請求項10】 送信元装置から圧縮した画像データを
    送信先装置へ転送する画像転送システムにおいて、前記
    送信元装置は、少なくとも前記送信先装置の性能で最適
    なデータ幅を圧縮単位として決定して画像データを圧縮
    する圧縮手段と、前記圧縮単位を示す圧縮単位情報と前
    記圧縮手段によって圧縮された画像データを前記送信先
    装置へ送出する出力手段を有し、前記送信先装置は、前
    記圧縮単位情報と圧縮された画像データを受け取る入力
    手段と、前記圧縮単位情報で示される圧縮単位に従って
    前記画像データを復元する復元手段を有することを特徴
    とする画像転送システム。
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