JP2005167537A - 画像圧縮伸張システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 同一ページの画像情報が相互に類似する複数の画像情報群を、効果的に圧縮および伸張する画像圧縮伸張システムを実現すること。
【解決手段】 画像処理装置に差分圧縮部、そして印刷装置に差分伸張部を設け、差分圧縮部で、図1(A)に示すように、画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの差分から差分画像情報群を生成し、差分伸張部で、図1(B)に示すように、この差分画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの加算から元の画像情報群を復元するようにしているので、バリアブル印刷等の同一ページごとに類似する複数のビットマップ状の画像情報群を、効果的に差分圧縮し、印刷装置にある記憶部の記憶容量の軽減あるいは低価格化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像処理装置に差分圧縮部、そして印刷装置に差分伸張部を設け、差分圧縮部で、図1(A)に示すように、画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの差分から差分画像情報群を生成し、差分伸張部で、図1(B)に示すように、この差分画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの加算から元の画像情報群を復元するようにしているので、バリアブル印刷等の同一ページごとに類似する複数のビットマップ状の画像情報群を、効果的に差分圧縮し、印刷装置にある記憶部の記憶容量の軽減あるいは低価格化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、同一ページの画像情報が相互に類似する複数の画像情報群を有する画像圧縮伸張システムに関する。
近年、データベースに印刷データを保存し、これら印刷データを印刷装置により印刷することが行われる。この際、印刷データは、ラスタライズにより印刷可能な画像情報に変換された後に印刷される。この画像情報は、大きな記憶容量を有するものであり、機密保護およびメモリ容量の削減の観点から、画像圧縮および伸張が行われる(例えば、特許文献1参照)。ここでは、一連のページからなる画像情報間での差分および差分情報の符号化によりデータ圧縮が行われ、符号の復元および加算によりデータ伸張が行われる。
一方、コンピュータソフトウェアの発展に伴い、複数ページに渡る定型のテンプレートからなる書類情報等の画像情報群に、ページごとに部分的に異なる情報を付加して印刷するバリアブル印刷が、頻繁に行われるようになっている。この印刷では、ページごとに部分的に異なる類似の画像情報群が大量に印刷される。
特開2000―350042号公報、(第1頁、図3)
しかしながら、上記背景技術によれば、同一ページの画像情報が相互に類似する複数の画像情報群、例えばバリアブル印刷等では、効果的な圧縮をすることができない。すなわち、バリアブル印刷等の画像情報群では、一連のページ間では、画像情報の類似性は、あまり見られず、従って、差分による画像圧縮効果が小さい。
特に、バリアブル印刷のように、多くの画像情報群の印刷を行う際には、ラスタライズ後の画像情報量は、極めて大きなものとなり、画像圧縮効果の良否は、正常動作および必要メモリ容量の削減の観点から重要なものとなる。
これらのことから、同一ページの画像情報が相互に類似する複数の画像情報群を、効果的に圧縮および伸張する画像圧縮伸張システムをいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、同一ページの画像情報が相互に類似する複数の画像情報群を、効果的に圧縮および伸張する画像圧縮伸張システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、複数ページの画像情報を含む複数の画像情報群が存在し、複数の前記画像情報群の同一ページの画像情報が、相互に類似する画像圧縮伸張システムであって、前記画像情報群と、前記画像情報群の中の基準となる基準画像情報群との同一ページごとの差分により、差分画像情報群を生成する圧縮手段と、前記基準画像情報群と、前記差分画像情報群との同一ページごとの加算により、前記画像情報群の復元を行う伸張手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明では、圧縮手段により、画像情報群と、画像情報群の中の基準となる基準画像情報群との同一ページごとの差分を行い、差分画像情報群を生成し、伸張手段により、基準画像情報群と、差分画像情報群との同一ページごとの加算を行い、画像情報群の復元を行う。
また、請求項2に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記圧縮手段が、前記差分画像情報群を、符号化して圧縮する画像圧縮部を備えることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、圧縮手段は、画像圧縮部により、差分画像情報群を、符号化して圧縮する。
また、請求項3に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記伸張手段が、前記圧縮された差分画像情報群を伸張する画像伸張部を備えることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明では、伸張手段は、画像伸張部により、圧縮された差分画像情報群を伸張する。
また、請求項4に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記圧縮手段が、前記生成の後に、前記基準画像情報群を画像圧縮することを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、圧縮手段は、差分画像情報を生成の後に、さらに基準画像情報群を画像圧縮する。
また、請求項5に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記伸張手段が、前記復元の前に、前記画像圧縮された前記基準画像情報群の伸張を行うことを特徴とする。
この請求項5に記載の発明では、伸張手段は、画像情報群の復元の前に、さらに画像圧縮された基準画像情報群の伸張を行う。
また、請求項6に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、画像情報群が、バリアブル印刷の際のテンプレート群であることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、画像情報群は、バリアブル印刷の際のテンプレート群であるので、同一ページで高い類似性を有する。
また、請求項7に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記圧縮手段が、通信回線を介して接続される画像処理装置および印刷装置を含む画像圧縮伸張システムである際に、前記画像処理装置に内蔵されることを特徴とする。
この請求項7に記載の発明では、圧縮手段を、画像処理装置に内蔵する。
また、請求項8に記載の発明にかかる画像圧縮伸張システムは、前記伸張手段が、前記印刷装置に内蔵されることを特徴とする。
この請求項8に記載の発明では、伸張手段を、印刷装置に内蔵する。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、圧縮手段により、画像情報群と、画像情報群の中の基準となる基準画像情報群との同一ページごとの差分を行い、差分画像情報群を生成し、伸張手段により、基準画像情報群と、差分画像情報群との同一ページごとの加算を行い、画像情報群の復元を行うこととしているので、類似する同一ページの画像情報から、小さな記憶容量の差分画像情報を求め、効果的な画像情報群の圧縮を行い、ひいては、メモリの容量の軽減および低価格化を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、圧縮手段は、画像圧縮部により、差分画像情報群を、符号化して圧縮することとしているので、さらにメモリの容量の軽減を行い、かつ画像情報の機密保持を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、伸張手段は、画像伸張部により、圧縮された差分画像情報群を伸張することとしているので、差分画像情報群を用いた画像情報群の復元を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、圧縮手段は、差分画像情報を生成の後に、さらに基準画像情報群を画像圧縮することとしているので、さらなるメモリの容量の軽減を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、伸張手段は、画像情報群の復元の前に、さらに画像圧縮された基準画像情報群の伸張を行うこととしているので、基準画像情報群を用いた画像情報群の復元を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像情報群は、バリアブル印刷の際のテンプレート群であるので、同一ページで高い類似性を有し、さらに効果的な画像情報群の圧縮を行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、圧縮手段を、画像処理装置に内蔵することとしているので、他の装置に画像情報群を転送する際に、短い時間で終了することができる。
請求項8に記載の発明によれば、伸張手段を、印刷装置に内蔵することとしているので、画像情報群を記憶するメモリの容量を軽減することできる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像圧縮伸張システムを実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
まず、本実施の形態にかかる画像圧縮伸張システムの全体構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかる画像圧縮伸張システム1の全体構成を示すブロック図である。画像圧縮伸張システム1は、PC300、画像処理装置100、印刷装置200、PC300と画像処理装置100を接続する汎用通信回線40、画像処理装置100と印刷装置200を接続する専用通信回線12および画像処理装置100に付属する操作パネル11を含む。
PC300は、汎用のパーソナルコンピュータで、利用者は文書の作成ソフトウェア等を用いて、ページ単位の画像情報を複数作成する。なお、ここでは、典型的な例としてバリアブル印刷を行う場合を考えるが、本発明は、バリアブル印刷に限定されない。
バリアブル印刷においては、PC300は、複数ページに渡る文書テンプレートおよびこれら文書テンプレートに埋め込む添付情報を有する。これら文書テンプレートは、定型の紹介状、案内状あるいは契約書等のものであり、添付情報は、定型の紹介状、案内状あるいは契約書等で個別に異なる、関連する人名あるいは日付等の固有の情報からなる。
ここで、PC300は、文書テンプレートおよび添付情報から、文書テンプレートに添付情報が埋め込まれた完全な紹介状、案内状あるいは契約書等を、画像情報群として生成する。なお、この画像情報群の量は、例えば、案内状で添付情報に多数の配布先の人名を有する場合には、極めて大きなものとなる。なお、これら画像情報群は、文字コード、例えばASCコード等で生成および保存される。
画像処理装置100は、汎用通信回線40を介してPC300から受信した文字コードの画像情報群を、ラスタライズにより、印刷に適したビットマップに変換する。なお、この際、階調ビットの低減による誤差拡散処理等の画像処理も同時に行われる。また、ここでは、ビットマップ変換により記憶容量が増大するので、画像情報群の圧縮も行われる。
操作パネル11は、画像処理装置100に接続され、LCD等の表示装置およびキーボードまたはタッチパネル等の入力装置を含む。これにより、画像処理装置100に入力された画像情報群の制御情報の入力およびモニタリングを行う。
印刷装置200は、専用通信回線12を介して画像処理装置100から、圧縮された画像情報群を受信する。これら圧縮された画像情報群は、伸張により復元され、その後で印刷される。これにより、PC300で生成された画像情報群が、記録紙等に印刷される。
図3は、画像処理装置100の構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置100は、圧縮手段102、基準画像情報記憶部104、記憶部105、印刷装置I/F部107、ネットワークI/F部108、管理部109、ラスタライズ処理部110およびバス111を含む。ここで、圧縮手段102は、差分圧縮部103および画像圧縮部106からなる。
管理部109は、CPU等からなり、画像処理装置100全体の動作を制御する。これにより、画像処理装置100に入力された画像情報群は、圧縮された後に印刷装置200に送信される。
ネットワークI/F部108は、例えば、CSMA/CD方式の通信方式等を用いたインターフェースで、PC300からの画像情報を汎用通信回線40を介して受信する。
印刷装置I/F部107は、例えば、RS232C仕様のシリアル通信、あるいは、セントロニクス仕様のパラレル通信等を用いたインターフェースで、印刷装置200へ、画像情報を専用通信回線12を介して送信する。
画像圧縮部106は、専用の画像圧縮プロセッサからなり、符号化により、画像情報を圧縮する。ここでは、後述する基準画像情報群および差分画像情報群が圧縮される。
記憶部105は、ハードディスク等の、大容量メモリで、画像情報群を保存する画像メモリをなす。ここには、PC300から送信された印刷ジョブ、すなわち文字コードからなる画像情報群が保存される。
基準画像情報記憶部104は、後述する差分演算の際に、差分の基準になる基準画像情報群が保存されるメモリである。このメモリは、演算の際に随時アクセスされるので、高速アクセス可能なRAM等が好ましい。
差分圧縮部103は、2つの画像情報間で差分演算を行う、専用プロセッサである。これにより、高速に差分演算を行い、多くの画像情報を短時間で処理することができる。
ラスタライズ処理部110は、文字コードの画像情報を、ビットマップに変換する専用プロセッサである。これにより、画像情報を高速にビットマップ化し、印刷に供することができる。
バス111は、上述した画像処理装置100の各部で、画像情報を送受するための、制御バス、アドレスバスおよびデータバス等からなる。
つづいて、図4は、印刷装置200の構成を示す機能ブロック図である。印刷装置200は、伸張手段202、基準画像情報記憶部204、記憶部205、画像処理装置I/F部207、印刷部208、管理部109およびバス211を含む。ここで、伸張手段202は、差分伸張部203および画像伸張部206からなる。
管理部209は、CPU等からなり、印刷装置200全体の動作を制御する。これにより、印刷装置200に入力された画像情報群は、復元された後に記録紙に印刷される。
画像処理装置I/F部207は、例えば、RS232C仕様のシリアル通信、あるいは、セントロニクス仕様のパラレル通信等を用いたインターフェースで、画像処理装置100から、画像情報を専用通信回線12を介して受信する。
画像伸張部206は、専用の画像伸張プロセッサで、符号化された画像情報を伸張する。ここでは、後述する圧縮された基準画像情報群および差分画像情報群が伸張される。なお、画像伸張部206は、画像処理装置100の画像圧縮部106と対をなすもので、画像圧縮部106で圧縮された画像情報を伸張する。
記憶部105は、ハードディスク等の大容量メモリで、画像情報群を保存する画像メモリをなす。ここには、画像処理装置100から送信される圧縮された画像情報群、さらには伸張し復元された、ビットマップ状の画像情報群が保存される。
基準画像情報記憶部104は、後述する合成演算の際に、合成の基準になる基準画像情報群が保存されるメモリである。このメモリは、合成の際に随時アクセスされるので、高速アクセス可能なRAM等が好ましい。
差分伸張部203は、2つの画像情報間で加算演算を行う、専用プロセッサである。これにより、高速に加算演算を行い、多くの画像情報を短時間で処理することができる。なお、差分伸張部203は、画像処理装置100の差分圧縮部103と対をなすもので、差分圧縮部103で生成される差分画像情報群から元の画像情報群を生成する。
印刷部208は、記憶部205のビットマップ状の画像情報群を、記録紙に印刷する、インクジェット方式あるいは電子複写方式等の印刷機である。これにより、PC300で生成された画像情報群が、記録紙上に印画される。
バス211は、上述した印刷装置200の各部で、画像情報を送受するための、制御バス、アドレスバスおよびデータバス等からなる。
つぎに、本実施の形態にかかる画像処理装置100の動作について、図5を用いて説明する。図5は、画像処理装置100の動作を示すフローチャートである。まず、画像処理装置100は、印刷ジョブをPC300から受信し、記憶部105に保存する(ステップS501)。この印刷ジョブは、バリアブル印刷等で生成された複数の画像情報群からなる。
図6に、印刷ジョブの一例を、模式的に示す。ここでは、複数の画像情報群が集合して、1つの印刷ジョブが形成される。個々の画像情報群は、1つのドキュメント体系をなし、画像情報群の構成単位であるページを、共通の指標として構成される。また、画像情報群同士は、類似しており、特に、複数の画像情報群の同一ページ同士は、画像情報が高い類似性を有している。例えば、バリアブル印刷の場合には、同一ページは、共通のテンプレートから構成されるので、非類似部分は、同一ページの一部分となる。そして、画像情報群の数は、類似の画像情報群を印刷する際の部数に対応する。なお、1つの画像情報群内の異なるページ間での類似性は、全く要求されない。
その後、図5に戻り、管理部109は、例えば最初の画像情報群を、基準画像情報群とし、記憶部105からラスタライズ処理部110に転送してラスタライズを行い、ビットマップに変換された基準画像情報群を、基準画像情報記憶部104に保存する(ステップS502)。
また、管理部109は、ビットマップに変換された基準画像情報群を、画像圧縮部106へも転送し、基準画像情報群の符号化された圧縮を行い、印刷装置I/F部107を介して、印刷装置200へ圧縮された基準画像情報を転送する(ステップS503)。
その後、管理部109は、つぎの画像情報群を、ラスタライズ処理部110に転送してラスタライズを行う(ステップS504)。そして、ラスタライズ処理部110で生成されたビットマップ化された画像情報群を、差分圧縮部103に転送し、差分画像情報群を生成する(ステップS505)。図1(A)に、この差分画像情報群の生成を、模式的に示す。ここで、差分圧縮部103は、ビットマップ化された画像情報群と、基準画像情報記憶部104の基準画像情報群との同一ページ同士の差分を行い、各ページごとの差分画像情報からなる同一ページ数の差分画像情報群を生成する。
その後、管理部109は、差分画像情報群を、差分圧縮部103から画像圧縮部106に転送し、符号化により圧縮された差分画像情報群とし、さらに圧縮された差分画像情報群を、印刷装置I/F部107を介して、印刷装置200へ転送する(ステップS506)。
その後、管理部109は、印刷ジョブに含まれるすべての画像情報群を、差分および圧縮の後に、印刷装置200に転送したかどうかを判定する(ステップS507)。そして、すべての画像情報群を転送していない場合には(ステップS507否定)、ステップS504に移行し、転送していないつぎの画像情報群に対して、ステップS504〜S506の処理を繰り返す。また、すべての画像情報群を転送し終わった場合には(ステップS507肯定)、画像処理装置100の動作を終了する。
なお、以上のラスタライズ処理部110および圧縮手段102では、画像情報群ごとに処理を行うこととしたが、画像情報群の構成単位であるページごとあるいはさらに小さな単位に画像情報を分割し、順次同様の処理を行うことで、ラスタライズ処理部110および圧縮手段102の負荷の軽減および高速化を図ることもできる。
つづいて、本実施の形態にかかる印刷装置200の動作について、図7を用いて説明する。図7は、印刷装置200の動作を示すフローチャートである。まず、印刷装置200は、圧縮された基準画像情報群を、画像処理装置100から受信し、記憶部205に保存する(ステップS701)。なお、この処理は、図5に示す画像処理装置100のステップS503の動作に後続する。
その後、管理部209は、記憶部205の圧縮された基準画像情報群を、画像伸張部206に転送し、伸張を行う(ステップS702)。そして、伸張されたビットマップ状の基準画像情報群は、基準画像情報記憶部204に保存されると同時に、印刷部208にも転送され、記録紙に印刷される(ステップS703)。
その後、印刷装置200は、圧縮された差分画像情報群を、画像処理装置100から受信し、記憶部205に保存する(ステップS704)。なお、この処理は、図5に示す画像処理装置100のステップS506の動作に後続する。
その後、管理部209は、圧縮された差分画像情報群を、記憶部205から画像伸張部206に転送し、伸張を行う(ステップS705)。そして、伸張された差分画像情報群は、差分伸張部203に転送され、元になる画像情報群を復元する(ステップS706)。図1(B)に、この差分画像情報群から元になった画像情報群への復元を、模式的に示す。ここで、差分伸張部203は、ビットマップ化された差分画像情報群と、基準画像情報記憶部204の基準画像情報群との同一ページ同士の加算を行い、各ページごとの画像情報からなる同一ページ数の、元になった画像情報群を復元する。
その後、管理部209は、元になった画像情報群を、印刷部208に転送し、記録紙に印刷する(ステップS707)。そして、管理部209は、すべての画像情報群を印刷したかどうかを判定し(ステップS708)、すべての画像情報群を印刷していない場合には(ステップS708否定)、ステップS704に移行して圧縮された差分画像情報群を受信し、ステップS705〜S707の処理を繰り返す。また、すべての画像情報群を印刷した場合には(ステップS708肯定)、本処理を終了する。
なお、以上の伸張手段202では、画像情報群ごとに処理を行うこととしたが、画像情報群の構成単位であるページごとあるいはさらに小さな単位に画像情報を分割し、順次同様の処理を行うことで、伸張手段202の負荷の軽減および高速化を図ることもできる。
上述してきたように、本実施の形態では、画像処理装置100に差分圧縮部103、そして印刷装置200に差分伸張部203を設け、差分圧縮部103で、画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの差分から差分画像情報群を生成し、差分伸張部203で、差分画像情報群と基準画像情報群との同一ページごとの加算から元の画像情報群を復元することとしているので、バリアブル印刷等の同一ページごとに類似する複数のビットマップ状の画像情報群を、効果的に差分圧縮し、印刷装置200にある記憶部205の記憶容量の軽減あるいは低価格化を図ることができる。
また、本実施の形態では、画像処理装置100および印刷装置200は、専用通信回線で接続される分離独立した装置であるとしたが、一体のものとすることもできる。
また、本実施の形態では、画像処理装置100は、PC300から汎用通信回線を用いて画像情報群を受信することとしたが、画像処理装置100自体に、画像情報群の生成手段を設けることもできる。
また、本実施の形態では、画像処理装置100および印刷装置200は、専用通信回線で接続されるようにしたが、汎用通信回線を用いてネットワーク上で接続されるようにすることもできる。
1 画像圧縮伸張システム
11 操作パネル
12 専用通信回線
40 汎用通信回線
100 画像処理装置
102 圧縮手段
103 差分圧縮部
104、204 基準画像情報記憶部
105、205 記憶部
106 画像圧縮部
107 印刷装置I/F部
108 ネットワークI/F部
109、209 管理部
110 ラスタライズ処理部
111、211 バス
200 印刷装置
202 伸張手段
203 差分伸張部
206 画像伸張部
207 画像処理装置I/F部
208 印刷部
300 PC(パーソナルコンピュータ)
11 操作パネル
12 専用通信回線
40 汎用通信回線
100 画像処理装置
102 圧縮手段
103 差分圧縮部
104、204 基準画像情報記憶部
105、205 記憶部
106 画像圧縮部
107 印刷装置I/F部
108 ネットワークI/F部
109、209 管理部
110 ラスタライズ処理部
111、211 バス
200 印刷装置
202 伸張手段
203 差分伸張部
206 画像伸張部
207 画像処理装置I/F部
208 印刷部
300 PC(パーソナルコンピュータ)
Claims (8)
- 複数ページの画像情報を含む複数の画像情報群が存在し、複数の前記画像情報群の同一ページの画像情報が、相互に類似する画像圧縮伸張システムであって、
前記画像情報群と、前記画像情報群の中の基準となる基準画像情報群との同一ページごとの差分により、差分画像情報群を生成する圧縮手段と、
前記基準画像情報群と、前記差分画像情報群との同一ページごとの加算により、前記画像情報群の復元を行う伸張手段と、
を備えることを特徴とする画像圧縮伸張システム。 - 前記圧縮手段は、前記差分画像情報群を、符号化して圧縮する画像圧縮部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記伸張手段は、前記圧縮された差分画像情報群を伸張する画像伸張部を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記圧縮手段は、前記生成の後に、前記基準画像情報群を画像圧縮することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記伸張手段は、前記復元の前に、前記画像圧縮された前記基準画像情報群の伸張を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記画像情報群は、バリアブル印刷の際のテンプレート群であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記圧縮手段は、前記画像圧縮伸張システムが、通信回線を介して接続される画像処理装置および印刷装置を含む際に、前記画像処理装置に内蔵されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像圧縮伸張システム。
- 前記伸張手段は、前記印刷装置に内蔵されることを特徴とする請求項7に記載の画像圧縮伸張システム。
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-
2003
- 2003-12-02 JP JP2003402590A patent/JP2005167537A/ja active Pending
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