JPH08275620A - 除草剤被覆稲籾種子 - Google Patents

除草剤被覆稲籾種子

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JPH08275620A
JPH08275620A JP10173295A JP10173295A JPH08275620A JP H08275620 A JPH08275620 A JP H08275620A JP 10173295 A JP10173295 A JP 10173295A JP 10173295 A JP10173295 A JP 10173295A JP H08275620 A JPH08275620 A JP H08275620A
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herbicide
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rice
adhesive resin
seed
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Kazuo Tamogami
一夫 田母神
Katsuji Shio
勝至 塩
Tsutomu Nawamaki
勤 縄巻
Yuta Shirai
雄太 白井
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Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湛水水田直播用除草剤被覆稲籾種子の提供 【構成】除草剤を含有し、そして所望により界面活性剤
及び/又は無機質助剤も含有する接着性樹脂層により被
覆された除草剤被覆稲籾種子。この被覆稲籾種子の製造
の際の、直播に使用できる製品の歩留りはほぼ100で
ある。接着性樹脂は非水溶性樹脂と水溶性樹脂の任意の
比率の混合物である。接着性樹脂層中の除草成分の溶出
速度を、上記の樹脂とその比率の選択により調節でき
る。この被覆稲籾種子の単位面積当りの除草剤使用量
は、除草剤単独散布による使用量と同等であるか又はそ
れより少ない。薬害が出にくい。又、除草剤の被覆量
を、被覆稲籾種子を単独に使用する場合の数倍ないし数
十倍にした大量除草剤被覆稲籾種子を、通常の稲籾種子
と混合、同時散播すると、その被覆稲籾種子と通常の稲
籾種子との分級が行われ難く、除草剤の分布が均一化し
て、薬害が出にくい効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水稲栽培の省力化のため
の稲籾種子に関するものであり、水稲直播栽培の初期に
おいて重要雑草であるヒエを防除する除草剤を稲籾種子
に被覆して播種し、除草成分を水中に時間計画的に放出
してヒエを枯殺し、且つ稲籾種子の発芽、生育に全く害
のない除草剤被覆稲籾種子を提供することを目的とす
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】日本国
内における水稲栽培の現在の主流は、育苗箱で育成した
幼苗の機械移植によるものである。しかし、稲作の低コ
スト化、特に労務費低減化指向のなかで、水田の大型化
に適した直播栽培が将来主流になる傾向が強まってい
る。そして、直播栽培を更に省力化するためにイネ栽培
初期用除草剤、特にヒエ防除用除草剤と稲籾種子の均一
散布を、同時に、経済的に、薬害無く安全に行えること
が望まれている。しかし、稲籾種子と除草剤の同時散布
を可能にするためには、水田に播種された後に発芽、生
育する稲籾の幼芽根と、発芽したあるいは発芽しつつあ
るヒエとの間の高度の選択除草方法の開発が必要であ
る。
【0003】上記の除草剤と稲籾種子の同時均一散布を
目的として、過酸化石灰剤と共に水稲直播型稲作におけ
る初期除草剤を稲籾種子にコーティングしたものの除草
効果が報告されている(参照:世古晴美他、雑草研究、
第30巻、別号、第24回日本雑草学会講演会(昭和6
0年(1985年)4月8−9日)講演要旨集、第14
5−146頁)。この報告によると、除草効果を十分に
挙げようとすると、薬害がでる等の欠点がある。
【0004】過酸化石灰剤の稲籾種子への被覆技術は、
酸素源供給剤としての過酸化石灰剤が被覆された稲籾種
子の製造に際して利用されている。そしてその方法で
は、焼石膏、炭酸カルシウム及び過酸化カルシウムの粉
末からなる混合物を稲籾種子に断続的に供給しながら併
せて散水しつつ、焼石膏の水和硬化を利用して過酸化カ
ルシウムを稲籾種子の表面密着せしめる方法によってい
る。従って、上記文献に記載の過酸化石灰剤と共に初期
除草剤を稲籾種子にコーティングする方法も、上記の焼
石膏、炭酸カルシウムと過酸化カルシウムの粉末からな
る混合物に上記除草剤の粉末を混合して被覆したものと
当然推測される。
【0005】この被覆法では、稲籾種子の被覆と同時に
稲籾種子に被覆されない粉体のみの造粒も起こり、被覆
された稲籾種子同志の接着が起こり易く、粉体の水との
接触後に焼石膏の硬化が始まるので被覆層の均一化が困
難であり、又、被覆された稲籾種子と粉体のみからなる
粒子との間の接着が起こる。その結果、被覆された稲籾
種子が一部分肥厚又は団粒化してしまい被覆された稲籾
種子の粒径が不均一になってしまう。その結果、被覆稲
籾種子の直播の際に要求される被覆稲籾種子の粒径の均
一を保つために選別をする必要があり、その選別の結
果、使用できる被覆稲籾種子の歩留りが著しく低下する
傾向がある。また、上記の除草剤を含有する粉体混合物
と水との断続的交互散布の歩留りを高めるための良好な
操作が概して非常に困難である。
【0006】更に、このように、焼石膏、、炭酸カルシ
ウムと過酸化カルシウムを利用して固めた被覆層は水に
難溶性であるので、被覆層の水田の水中での自然崩壊を
待たねばならない。その結果、被覆層中の除草剤の放出
速度が遅くなる傾向がある。焼石膏の水による硬化能を
利用して被膜を形成するものの、焼石膏、炭酸カルシウ
ムと過酸化カルシウムそのものの性質のために被膜形成
力にバラツキが生じ易く、水中で被膜が崩壊する際の速
度は必ずしも均一ではなく、時には被膜が被膜表面から
の崩壊前に、稲籾種子の表面から直接剥離する場合があ
るなどして、被膜中に混和されている除草剤の溶出速度
が不均一になる。その結果、時間経過に伴う除草剤の稲
籾種子周辺の濃度が薄過ぎたり又は濃過ぎたりすること
になり、除草剤の濃度が不均等になり、時間管理された
除草剤の放出は極めて困難である。又、その結果、上記
報告にもあるとおり薬害が出やすい傾向がある。
【0007】このような理由で、上記の諸問題を解決で
きる、換言すれば、直播栽培に適した、薬害のない安全
な、時間管理放出型の、製造管理が容易であって、製造
歩留りが高く、且つ除草剤の単位面積当りの使用量の少
ない、除草剤被覆型稲籾種子の開発が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、意外に
も、上記の課題を、除草剤を含有し、そして所望により
界面活性剤及び/又は無機質助剤も含有する接着性樹脂
層により被覆された除草剤被覆稲籾種子が解決できるこ
とを見出した。
【0009】(接着性樹脂層について)本発明の除草剤
被覆稲籾種子の接着性樹脂層は、除草剤〔除草剤有効成
分(除草成分)又は除草剤製剤〕、界面活性剤及び無機
質助剤を含有する接着性樹脂水性液を稲籾種子表面に被
覆後、強制乾燥又は風乾して膜化することにより形成さ
れる。稲籾種子表面に被覆する接着性樹脂水性液の接着
成分は、非水溶性又は水溶性接着性樹脂の1成分又は2
成分以上、又は水溶性接着性樹脂の1成分又は2成分以
上と水不溶性樹脂の1成分又は2成分以上からなる。本
明細書では、非水溶性樹脂とは、水不溶性ないし水難溶
性樹脂を意味する。そして、非水溶性樹脂は、概して、
水不溶性又は水難溶性樹脂の水性エマルジョン由来であ
る。接着性樹脂水性液に換えて、接着性樹脂粉末を除草
剤(除草成分換言すれば除草剤有効成分、又は除草剤製
剤等を包含する)、界面活性剤及び無機質助剤の粉末と
混合して稲籾種子に被覆する方法があるが、高価格であ
るので推奨できないものの、稲籾種子と共に混合、被覆
して使用することも可能であり本発明の対象になり得
る。
【0010】(接着性樹脂の例) (1)水に不溶性ないし難溶性の接着性樹脂の水性エマ
ルジョン 水不溶性接着性樹脂は、水性エマルジョンや粉末体とし
て市販されている。これら樹脂の化学構造と、それぞれ
の重合度による銘柄は多岐に亘る。これらは単品でも互
いに混合して用いることもできる。本発明の除草剤被覆
稲籾種子に使用され得る接着性樹脂は、イネに無害であ
るものであって、例えば酢酸ビニル系の共重合樹脂、例
えば酢酸ビニルとアクリル系、ベオバ〔Veova=
inyl ster asatic ci
d:酢酸ビニルと同等の強度を持ち、優れた性能を持つ
もの。シェル社の開発品:R1 2 3 C−COOCH
=CH2 (R1,2 とR3 =低級アルキル基を表
す)〕、エチレン又はエチレンと塩化ビニルとの共重合
樹脂である。
【0011】また天然のものであってもそれが水に溶け
ない水性エマルジョンとして製造されていれば単独また
は合成接着剤との混用や、更にネオプレンと呼ばれるゴ
ムラテックス(SBRラテックス)の単独、混用も差し
支えない。これら水不溶性又は水難溶性の接着性樹脂の
重合度は通常、塗料として機能できる程度の物であっ
て、形成された接着性樹脂層が固形である程度のもので
あればよい。
【0012】次に水不溶性接着性樹脂の水性エマルジョ
ン中の接着性樹脂成分の具体例を示すがこれに限定され
るものではない:酢酸ビニル共重合樹脂として、例えば
酢酸ビニルアクリル共重合樹脂、酢酸ビニルベオバ共重
合樹脂、酢酸ビニルマレ−ト共重合樹脂、酢酸ビニルエ
チレン共重合樹脂、酢酸ビニルエチレン塩化ビニル共重
合樹脂;他の共重合樹脂として、例えばアクリルスチレ
ン共重合樹脂、アクリル共重合樹脂、ポリ酢酸ビニル樹
脂。
【0013】(2)水溶性樹脂 本発明に使用される水溶性樹脂の具体例を挙げるが、こ
れらに限定されるものではない。 セルロ−ス誘導体 セルロ−ス(パルプ)を原料として苛性ソ−ダ処理をし
た後、塩化メチル、酸化エチレン、酸化プロピレン又は
モノクロル酢酸等のエ−テル化剤と反応させて得られる
非イオン性の水溶性セルロ−スエ−テルである。更に、
具体的にはメチルセルロ−ス(MC)、エチルセルロ−
ス(EC)、ヒドロキシエチルセルロ−ス(HEC)、
ヒドロキシプロピルセルロ−ス(HPC)、ヒドロキシ
エチルメチルセルロ−ス(HEMC)、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロ−ス(HPMC)、カルボキシメチル
セルロ−スのナトリウム塩(Na−CMC)等。
【0014】ポリビニ−ルアルコ−ル(PVA) 重合度:500〜2000、けん化度:70〜99%の
範囲の製品が適合するが、接着力と被膜の柔軟性の点で
重合度1000〜1500で部分けん化型のものがより
好ましい。
【0015】その他 ポリビニ−ルピロリドン:N−ビニル−2−ピロリドン
の重合体が(分子量10,000〜700,000)挙
げられる。
【0016】(接着性樹脂水性液の除草成分又は除草剤
製剤との相溶性及び懸濁安定性)除草成分又は除草剤製
剤との相溶性及び懸濁安定性がある接着性水不溶性樹脂
水性エマルジョン(所謂、『塗り材料』)及び/又は水
溶性接着剤液(所謂、『のり=糊』)が本発明の被覆接
着層を形成するための接着性樹脂水性液の成分として使
用される。この接着性樹脂水性液は使用する除草成分又
は除草剤製剤(水和剤、乳剤、水性のフロワブル、油性
の広義のフロワブル、カプセルサスペンジョン等の各種
懸濁剤、顆粒水和剤、油剤)、界面活性剤及び無機質助
剤と良く混合し、且つ除草成分と不活性であることが要
求される。
【0017】本発明の接着性樹脂水溶液は、稲籾種子に
被覆されても化学的には安定であって含有成分、特に除
草成分の分解は起きず水分の蒸散に従って分散していた
樹脂分の微粒子が互いに連結、融合する。そしてその融
合物の中には除草剤を融解又は懸濁した膜になって稲籾
種子を均一連続乃至場合によっては断続して、例えばま
だら状乃至は斑点状に被覆する。
【0018】(稲籾種子)本発明の除草剤被覆稲籾種子
に使用される稲籾種子は通常タネモミと称せられる乾燥
モミと、乾燥モミを水に浸して胚の部分が膨らんだ所
謂、鳩胸モミ乃至催芽モミが適するが、実際の栽培適地
での裁量の範囲である。
【0019】(使用れる稲籾種子と接着剤の被覆量との
関係)接着性樹脂の使用量は 稲籾種子に対する安全
性 被覆装置の運転中における接着剤の稲籾種子表面
への付着 稲籾種子どうしの複数接着が起こらないこ
と 被覆後の被覆層の剥離がないこと 田面水中で
希望する溶離がコントロ−ルされること等の総合的な判
断によるが乾燥モミ1Kgに対して乾燥重0.1〜50
gが望ましい。
【0020】(稲籾種子に被覆される除草剤)本発明の
除草剤被覆稲籾種子の接着性樹脂層に含有される除草剤
は、直播栽培に適した除草剤、特にヒエ除草剤であるな
らば、いずれの型のものであってもよい。例えば、スル
ホニル尿素系除草剤が挙げられる。
【0021】本発明の除草剤被覆稲籾種子に含有される
除草剤として特に適合するものの例として、下記の除草
剤を挙げることができる:式(I)、(II)、(III
)、又は(IV):
【化2】 (上記式中、式(I)の場合は、R1=CH3 、R2=F、
3=Cl、R4=F であり;式(II)の場合は、R1=
H、R2=F、R3=CH3 、R4=F であり;式 (III)
の場合は、R1=H、R2=CH3 、R3=I、R4=H で
あり;式 (IV)の場合は、R1=H、R2=CH3 、R3=B
r 、R4=H である。)で表される化合物〔なお、これ
らの化合物は、WO−9321162号に記載の公知化
合物である。〕。
【0022】その他の例としては、ピラゾレ−ト〔化学
名:4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジ
メチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルフォネ−
ト〕、ピラゾキシフェン{化学名:2−〔4−(2,4
−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチルピラゾ−ル
−5−イルオキシ〕アセトフェノン}、ピラゾスルフロ
ンエチル〔化学名:エチル=5−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−
1−メチルピラゾ−ル−4−カルボキシラ−ト〕、ハロ
スルフロン〔化学名:メチル=3−クロロ−5−(4,
6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスル
ファモイル)−1−メチルピラゾ−ル−4−カルボキシ
ラ−ト〕、ベンゾスルフロンメチル〔化学名:メチル=
α−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバ
モイルスルファモイル)−o−トルアート〕、イマゾス
ルフロン〔化学名:1−(2−クロロイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素が挙げられ
る。
【0023】(除草剤の適用量)本願発明の稲籾種子に
被覆されている除草剤の量、換言すれば本願発明の除草
剤被覆稲籾種子を水田に散播する場合の単位面積当りの
除草剤被覆稲籾種子に含有される除草剤の量は、通常の
方法で適用される水田単位面積当りの該当する除草剤の
使用量と略同じであるか、又はそれ以下の量である。従
って、使用される除草剤の活性に依存する。又、本発明
の除草剤被覆稲籾種子は、通常の稲籾種子と混合、希釈
して、除草剤被覆稲籾種子の稲籾種子全体当りの濃度を
数分の1ないし数十分の1に下げて散布することが可能
である。この場合の除草剤被覆稲籾種子は、除草剤被覆
稲籾種子が単独で散播される場合より、通常の稲籾種子
により希釈される度合いに応じてより多量の、例えば数
倍ないし数十倍の濃度除草剤が稲籾種子当り被覆されて
おり、湛水田中の除草剤の供給源として機能することが
できる。この場合、本発明の除草剤被覆稲籾種子そのも
のが濃過ぎる除草剤のために薬害を受けたとしても問題
にしない。
【0024】(界面活性剤の種類)本願発明の除草剤被
覆稲籾種子の接着性樹脂層に、所望により含有される界
面活性剤には、非イオン界面活性剤が適している。その
うちポリオキシエチレン付加物群が好ましい。その付加
したエチレンオキシドのモル数は6〜22であってHL
Bは凡そ4〜18の範囲のものが望ましい。高級脂肪酸
ソルビタン、高級脂肪酸ポリエチレングリコ−ル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル等も有用である。この他にア
ニオン界面活性剤も有用であるが除草成分の乳化液、水
不溶性接着性樹脂水性エマルジョン及び/又は水溶性接
着性樹脂水性液を不安定にすることがあり得るので使用
にこの点の配慮を要する。
【0025】以下、界面活性剤の具体例を示すがこれら
に限定されるものではない: (非イオン界面活性剤の具体例)ポリエチレングリコー
ルのエーテル化化合物、例えばポリエチレングリコール
=オクチルフェニルエ−テル、ポリエチレングリコール
=ノニルフェニルエ−テル、ポリエチレングリコール=
高級アルキル(C16)エ−テル、ポリエチレングリコー
ル=高級アルキル(C11)エ−テル、ポリエチレングリ
コール=高級アルキル(C 8)エ−テル、モノオレイン
酸=ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸
=ポリオキシエチレンソルビタン及びモノラウリン酸=
ポリオキシエチレンソルビタン;ポリエチレングリコー
ルのエステル化合物、例えばジオレイン酸ポリエチレン
グリコ−ル、ジステアリン酸ポリエチレングリコ−ル、
ジラウリン酸ポリエチレングリコ−ル、ジラウリン酸ポ
リエチレングリコ−ル、モノオレイン酸ポリエチレング
リコ−ル、モノステアリン酸ポリエチレングリコ−ル;
ソルビタンの高級脂肪酸エステル類、例えばトリオレイ
ン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステ
アリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン;ポリ
グリセリン脂肪酸エステル。
【0026】(陰イオン界面活性剤の具体例)硫酸エス
テルアルカリ塩例えばナトリウム塩、例えば高級アルコ
−ル硫酸エステルアルカリ塩例えばナトリウム塩、高級
アルキルエ−テル硫酸エステルアルカリ塩例えばナトリ
ウム塩、アルキルベンゼンスルフォン酸アルカリ塩例え
ばナトリウム塩とカルシュウム塩;ポリオキシエチレン
高級アルキルエ−テル燐酸エステルアルカリ塩、例えば
ナトリウム塩。
【0027】(界面活性剤の含有量)界面活性剤の通常
の含有量は、使用される稲籾種子1Kg当たり0〜10
gである。
【0028】(界面活性剤含有の効果)本発明に使用さ
れる接着性樹脂水性液に含有される界面活性剤は、その
水性液に含有される除草成分を安定な乳剤や懸濁剤にす
るための乳化素材として機能する。又、本発明に使用さ
れる接着性樹脂水溶性に含有される除草剤が水和剤であ
る場合、稲籾種子の接着性樹脂水性液被覆の際に起こる
水和剤中の鉱物質による摺り現象が原因になるモミ殻の
剥離を防ぎ、更にモミ表面への除草成分の稲籾種子への
表面への接着を助長するのにも有効である。又、ポリオ
キシエチレン付加物群の混合組成物が接着性樹脂水性液
中の各成分の相互の親和性を高めて、除草成分の均一分
散を促進し、除草成分の比較的な均一な溶離を容易にす
る効果がある。
【0029】(無機質助剤)本発明の除草剤被覆稲籾種
子の接着性樹脂層に、所望により含有される無機質助剤
は、一般に無機質の、被覆種子製品の表面改質材、隠蔽
材、保護壁材及び肥大材(ペレッティング材)等として
使用される助剤である。これら無機質助剤は、微粉末と
して接着性樹脂水性液に添加される。これら無機質助剤
のうち天然産鉱物質及び/又は合成鉱物質(焼成物を含
む)より成るpH5〜9のものが好ましい。吸着性の高
いものは、除草成分への二次作用(分解、無効化)など
があり得るので好ましくない。
【0030】(無機質助剤の具体例)接着性樹脂水性液
に添加される無機質助剤の具体例を示すが、これらに限
定されるない。絹雲母系鉱物質類、アルミナ、酸化チタ
ン、イリオジン(酸化チタン被覆雲母)クレ−、タル
ク、珪藻土、カオリン、ベントナイト、イライト、ハロ
サイト、パ−ライト、バ−ミキュライト、ゼオライト、
硫酸カルシュウム、炭酸カルシュウム、珪酸カルシュウ
ム、珪酸マグネシュウム、シリカフラワ−、活性白土、
酸性白土、酸化鉄、活性炭。
【0031】(無機質助剤の含有量)接着性樹脂水性液
に含有される無機質助剤の量は、稲籾種子1Kg当に対
して通常は0〜20gである。除草成分が粉末で被覆量
が微少なときは添加の必要度が高い。
【0032】(無機質助剤含有の効果)接着性樹脂水性
液に添加される除草剤製剤が、界面活性剤の他に油状物
例えば、効力増強油剤、除草成分分散安定化の為の油状
物、カプセル形成剤などを含む乳剤、懸濁剤である場
合、これが本発明の除草剤被覆稲籾種子の表面の「べた
つき」の原因になる。この「べたつき」は無機質助剤の
添加により解消され、除草剤被覆稲籾種子の表面の「さ
らさら感」をだす。これに対し、接着性樹脂水性液に添
加される除草剤の製剤が無機質助剤を含有している水和
剤である場合は、新たに添加する無機質助剤の量は、無
添加ないし比較的少量でよい。
【0033】(色素)本発明の除草剤被覆稲籾種子の色
素は本発明の構成に必須ではない。しかし、本発明の除
草剤被覆稲籾種子を製造、販売、運搬、保管そして使用
する場合には、食用又は飼料用として供されぬよう注意
する為に最小限の着色が必要である。色素はアゾレ−
キ、不溶性アゾ化合物が適している。これらの色素は稲
籾種子に無毒でありそして添加量は、他目的に誤用され
ることを回避する為の識別をするのに十分な量であれば
よい。
【0034】上記色素の具体例を下記する:アゾレ−キ
化合物例えば、ブリリアントカルミン6B(No. 158
50)とレ−キッドC(No. 15585);不溶性アゾ
化合物例えば、ピグメント・レッド112、ピグメント
・イエロ−74とピグメント・ブル−25。
【0035】適当に選択された前述の除草成分又は界面
活性剤及び/又は無機質助剤を含有していることもある
除草剤製剤、及び所望によって新たに添加される上述の
界面活性剤及び/又は無機質助剤(そして色素)を、適
当に選択された上述の接着性樹脂水性液に添加して十分
に混和することにより、本発明の除草剤被覆稲籾種子の
接着性樹脂層を形成するための除草剤、及び所望により
界面活性剤及び/又は無機質助剤を含有する接着性樹脂
水性液が製造される。
【0036】原料の接着性樹脂水性液に添加される各成
分の添加順序は任意であっても差し支えないが、接着性
樹脂水性液の物理的形態例えばエマルジョン系を破壊し
ないように、充分攪拌しながら添加するのが好ましい。
その添加は、例えば、水により希釈された又は希釈され
ていない接着性樹脂水性液に、液状又は微粉末状の除草
剤又は界面活性剤及び/又は無機質助剤を含有している
こともある除草剤製剤を、攪拌下、滴下添加又は注入す
る方法による。この場合、所望により新たに添加される
界面活性剤及び/又は無機質助剤(そして色素)は、そ
の除草剤、除草剤製剤の添加の前、添加中又は添加後に
添加されるか又は除草剤製剤に予め添加されていてもよ
い。
【0037】混合温度は通常の外気温度、例えば0ない
し40℃の範囲内で行われてよいが接着性樹脂水性液の
物理的状態を破損せず、且つ添加された除草剤又は除草
剤製剤が接着性樹脂水性液と充分に混和できる温度で添
加するのが好ましい。
【0038】かくして、製造された接着性樹脂水性液
(接着性樹脂水性液と除草剤又は除草剤の製剤、界面活
性剤と無機質助剤の混合物)を稲籾種子に塗布して、本
発明の除草剤被覆稲籾種子を製造する。その塗布方法は
常用の方法による。例えば、攪拌されている稲籾種子に
上述の接着性樹脂水性液を直接噴霧しながら乾燥する
か、又は回転する円板に滴下し遠心力によって水平に飛
散させて塗布して乾燥する方法がある。
【0039】接着性樹脂層の形成温度は、接着性樹脂水
性液中の溶媒である水分が蒸散するのに充分に高い温度
であって、含有成分と稲籾種子に悪影響を与えない温度
で有ればよい。通常は20ないし70℃、好ましくは2
0ないし40℃である。接着性樹脂水性液の塗膜形成時
の稲籾種子を攪拌する速度は、稲籾種子を破損しないよ
うに適当に調節する必要がある。接着性樹脂水性液の塗
膜の乾燥を適当に早める為に、普通の大気又は加温空気
を上述の稲籾種子の攪拌装置中に強制的に送風させても
よい。
【0040】(製剤装置及び運転)本発明の除草剤被覆
稲籾種子の製造は、常用の種子被覆機によればよい。大
量製造装置としては、例えば日本車両(株)製の種子消
毒装置やグスタフソン式のものがある。下記の実施例に
記載された装置は、実験規模のものであって、Hans-Ulr
ich Hege(West-Germany)型式HEGE-11 (シ−ド・ド
レッサ−)である。この装置の被覆操作のための容器
(1、7、15Lの3種がある)は、内面が円滑表面で
あるお椀型であって、凹形下部半分が下記の中位部の円
板と一緒に回転(2800rpm) する。回転すると容器内の種
子は内壁中位にせり上がる。中位中心部に円板があり回
転(2800rpm) している。そこに上述の除草剤、界面活性
剤と無機質助剤を含有する接着性樹脂水性液が滴下され
る。滴下された上述の水性液は遠心力により瞬時に水平
に飛散し、回転する容器の内壁に沿って転流する稲籾種
子を被覆する。上記の接着性樹脂水性液が被覆された稲
籾種子は10ないし70℃で乾燥するか、展開した状態
で風乾され樹脂層が形成される。
【0041】かくして接着性樹脂水性液を被覆された本
発明の除草剤被覆稲籾種子の樹脂層は容易に形成され
る。又、団粒は形成されず、樹脂層の厚みも均一になり
易いので、直播用散播機の使用に適合しており、歩留り
は100%と極めて高い。
【0042】このようにして製造された本発明の除草剤
被覆稲籾種子は、直播栽培の機械播種、散粒装置による
散播、飛行機による空中散播に適応した製品で、播種作
業と同時に除草剤の施用が出来る。又、本発明の除草剤
被覆稲籾種子は、通常の稲籾種子と混合、希釈して、除
草剤被覆稲籾種子の稲籾種子全体当りの濃度を数分の1
ないし数十分の1に下げて散布することが可能である。
この場合の除草剤被覆稲籾種子は、除草剤被覆稲籾種子
が単独で散播される場合より、通常の稲籾種子により希
釈される度合いに応じてより多量の、例えば数倍ないし
数十倍の濃度の除草剤が稲籾種子当り被覆されており、
湛水田中の除草剤の供給源として機能することができ
る。又、本発明の除草剤被覆稲籾種子そのものが濃過ぎ
る除草剤のために薬害を受けたとしても問題にしない。
そして、除草剤を被覆された稲籾種子は通常の稲籾種子
と分別され難く散播機を介して散播するときに、通常の
稲籾種子中に均一に混合された状態で散布されるので通
常の稲籾種子は薬害を受け難い。仮に、稲籾種子と除草
剤又はその製剤を混合して散布する場合は、除草剤又は
その製剤と稲籾種子との間に分離(分級)が起きて、稲
籾種子と除草剤との散布が均一に行われ難く、散布濃度
の不均一化が生じその結果、除草効果不足又は薬害が生
じる可能性がある。
【0043】これら接着性樹脂層のうち、例えば樹脂分
が水不溶性樹脂分だけである場合、樹脂層は稲籾種子の
表面から容易に脱離しないまま、除草剤被覆稲籾種子の
除草成分は稲籾種子から溶離するのでその溶出速度は遅
い。また水不溶性のものに水溶性のものが混合された場
合はその割合の増加と相まって溶離が助長される。しか
し水溶性接着剤単独の場合はその溶解に伴って成分は溶
離し溶出が早いので、これに適合した除草剤に適合され
る。このように、非水溶性接着性樹脂と水溶性接着性樹
脂の混合比を調節することにより、除草成分の溶出速度
を調節でき、除草成分の溶出の時間管理が可能になる。
又、除草成分の溶出を均一化できるので、薬害が発生し
難い利点がある。又、除草成分の溶出を任意に管理でき
るので、除草成分の効果発揮を十分にすることができる
利点がある。
【0044】
【実施例】実施例によって本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこれらの記載により限定されるものではな
い。 (実施例全般の適用事項) (注)(1) 乾籾をモミと記す。水浸種したモミを浸種モ
ミと記す。(2) コ−ト液とは除草成分を含まない上述の
接着性樹脂水溶液組成液をいう。(3) 被覆液とは、コ−
ト液に除草剤又はその製剤を含めた液をいう。(4) 製品
(除草剤被覆稲籾種子)中の除草成分被覆量は、1Kg
中の目標値(被覆に伴う除草剤の損失がないので、添加
量に相当する。)として示した。(5) 部及び%はそれぞ
れ重量部、重量%を示す。
【0045】実施例1:除草剤A被覆浸種モミ 式(I)で表される化合物(除草剤A)の98.5%微
粉末を除草成分とし水不溶性の酢酸ビニ−ルエチレン共
重合樹脂水性エマルジョンを用いた被覆浸種モミ: (コ−ト液の準備)水と界面活性剤を混合し色素を加え
て混合する。更に酢酸ビニ−ルエチレン共重合樹脂水性
エマルジョンを徐々に、攪拌しながら添加しコ−ト液と
する。以下に混合比率を示す。
【0046】
【表1】
【0047】第1表に示したコ−ト液2.2gと除草剤
Aの微粉末0.77gを混合し、接着性樹脂水性液とし
た。上述のHEGE−11の内容積1Lの容器に、浸種
後1日間にわたり風乾した浸種モミ100gを仕込み、
容器の凹型下半分と容器中位の中心部の円板を回転(28
00rpm)させながら、上記の接着性樹脂水性液を約3分間
にわたり滴下し、更に約1分間にわたり容器の凹型下半
分の乾燥を続けながら乾燥した。得られた湿品製剤を1
日間にわたり室温で風乾しモミ1Kg当たり除草剤A
7.5gを含む被覆浸種モミ101gを得た。得られた
除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していない、粒径
がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと観察され
る粒体であって、さらさらと流れるものであった。
【0048】実施例2:除草剤B被覆浸種モミ 上述の式(II)で表される化合物(除草剤Bとする:純
度97%)83部とクレ−17部を混合し、微粉砕した
80%の濃厚粉剤と、水不溶性のポリ酢酸ビニ−ル樹脂
水性エマルジョンを用いた被覆浸種モミ:
【0049】
【表2】
【0050】第2表に示したコ−ト液2.5gと除草剤
Bの80%濃厚粉剤0.94gを混合し接着性樹脂水性
液とした。実施例1と被覆条件を同様にして、内容積1
Lの容器に、浸種後1日風乾した浸種モミ100gを仕
込み、回転させながら、接着性樹脂水性液を滴下した。
得られた湿品製剤を実施例1と同じ条件で1日風乾して
浸種モミ1Kg当たり除草剤B7.5gを含む被覆浸種
モミ101gを得た。得られた除草剤被覆稲籾種子は、
互いに団粒化していない、粒径がほぼ均一であり、そし
て均一に被覆されたと観察される粒体であって、さらさ
らと流れるものであった。
【0051】実施例3:除草剤C被覆浸種モミ 式(III) で表される化合物(除草剤Cとする:純度98
%)91.84部と珪藻土4.25部を混合し微粉砕し
た90%の濃厚粉剤と、水不溶性の酢酸ビニ−ルエチレ
ン共重合樹脂水性エマルジョンと水溶性のポリビニ−ル
アルコ−ルとの混合液を用いた被覆浸種モミ:
【0052】
【表3】
【0053】第3表に示したコ−ト液2.3gと除草剤
Cの濃厚粉剤(表題を参照)の所定量を混合し、第4表
に記載の組成を持つ接着性樹脂水性液とした。実施例1
の被覆条件と同様にして、内容積1Lの容器に1日風乾
した浸種モミ100gを仕込み回転させ、所定の接着性
樹脂水性液を滴下した。得られた湿品製剤を実施例1と
同様にして1日風乾して浸種モミ1Kg当たり除草剤C
7.56g、3.75g、1.87gを含む被覆浸種モ
ミをそれぞれ101g得た。得られた除草剤被覆稲籾種
子は、互いに団粒化していない、粒径がほぼ均一であ
り、そして均一に被覆されたと観察される粒体であっ
て、さらさらと流れるものであった。
【0054】
【表4】 得られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していな
い、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと
観察される粒体であって、さらさらと流れるものであっ
た。
【0055】実施例4:除草剤C被覆乾モミ 実施例3にて使用した式(III) で表される化合物(除草
剤C)の濃厚粉剤と水不溶性のポリ酢酸ビニ−ルエチレ
ン共重合樹脂水性エマルジョンと水溶性のポリビニ−ル
アルコ−ルとの混合液を用いた被覆乾モミ:実施例3の
第3表に示したコ−ト液2.3gと除草剤Cの90%濃
厚粉剤の所定量を混合し接着性樹脂水性液とした。実施
例1の被覆条件と同様にして、内容積1Lの容器に乾モ
ミ100gを仕込み回転させ、所定の接着性樹脂水性液
を滴下して、第5表に記載の組成の接着性樹脂水性液を
得た。得られた湿品製剤を実施例1と同様にして1日風
乾して乾モミ1Kg当たり除草剤C7.56g、3.7
5g、1.87gを含む被覆乾モミをそれぞれ101g
得た。得られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化し
ていない、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆さ
れたと観察される粒体であって、さらさらと流れるもの
であった。
【0056】
【表5】
【0057】実施例5:除草剤D被覆モミ 除草剤が式(IV)で表される化合物(除草剤D:純度9
8%)微粉末を成分とし、水不溶性の酢酸ビニ−ルエチ
レン共重合樹脂水性エマルジョンと水溶性のヒドロキシ
エチルセルロ−ス(HEC)を用いた被覆モミ:
【0058】
【表6】
【0059】第6表に示したコ−ト液2.5gと除草剤
Dの微粉末0.77gを混合し接着性樹脂水性液とし
た。実施例1の被覆条件と同様にして、内容積1Lの容
器にモミ100gを仕込み回転させ、接着性樹脂水性液
を滴下し、得られた湿品製剤を1日風乾しモミ1Kg当
たり除草剤D7.5gを含む被覆モミ101gを得た。
得られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していな
い、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと
観察される粒体であって、さらさらと流れるものであっ
た。
【0060】実施例6:除草剤ピラゾスルフロンエチル
被覆モミ−1 ピラゾスルフロンエチル(除草剤Eとする:純度99
%)10.1部とクレー89.9部を混合し微粉砕した
10%の粉剤と、水溶性のポリビニールアルコールを用
いた被覆モミ:
【0061】
【表7】 第7表に示したコート液2.5gと除草剤Eの10%粉
剤0.53gを混合し接着性樹脂水性液とした。実施例
1と同様にして、1L容器にモミ100gを仕込み回転
させ、上記接着性樹脂水性液を滴下し、得られた湿品製
剤を1日風乾してモミ1Kg当たり除草剤E0.53g
を含む被覆モミ101gを得た。得られた除草剤被覆稲
籾種子は、互いに団粒化していない、粒径がほぼ均一で
あり、そして均一に被覆されたと観察される粒体であっ
て、さらさらと流れるものであった。
【0062】実施例7:除草剤ピラゾスルフロンエチル
被覆モミ−2 実施例6と同様にして第7表に示したコート液2.5g
と除草剤Eの10%粉剤0.278gを混合し接着性樹
脂水性液とした。実施例1と同様にして、1L容器にモ
ミ100gを仕込み回転させ、上記接着性樹脂水性液を
滴下し、得られた湿品製剤を1日風乾してモミ1Kg当
たり除草剤E0.278gを含む被覆モミ101gを得
た。得られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化して
いない、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆され
たと観察される粒体であって、さらさらと流れるもので
あった。
【0063】実施例8:除草剤ピラゾスルフロンエチル
被覆モミ−3 実施例6と同様にして第7表に示したコート液2.5g
と除草剤Eの10%粉剤0.13gを混合し接着性樹脂
水性液とした。実施例1と同様にして、1L容器にモミ
100gを仕込み回転させ、接着性樹脂水性液を滴下
し、得られた湿品製剤を1日風乾してモミ1Kg当たり
除草剤E0.13gを含む被覆モミ101gを得た。得
られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していな
い、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと
観察される粒体であって、さらさらと流れるものであっ
た。
【0064】実施例9:除草剤ハロスルフロンエチル被
覆モミ−1 ハロスルフロンエチル(除草剤Fとする:純度99%)
10.1部とクレー89.9部を混合し微粉砕した10
%の粉剤と、水溶性のポリビニールアルコールを用いた
被覆モミ:第7表に示したコート液2.5gと除草剤F
の10%粉剤0.53gを混合し接着性樹脂水性液とし
た。実施例1と同様にして、1L容器にモミ100gを
仕込み回転させ、上記接着性樹脂水性液を滴下し、得ら
れた湿品製剤を1日風乾してモミ1Kg当たり除草剤F
0.53gを含む被覆モミ101gを得た。得られた除
草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していない、粒径が
ほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと観察される
粒体であって、さらさらと流れるものであった。
【0065】実施例10:除草剤ハロスルフロンエチル
被覆モミ−2 実施例9と同様にして第7表に示したコート液2.5g
と除草剤Fの10%粉剤0.278gを混合し被覆液と
した。実施例1と同様にして、1L容器にモミ100g
を仕込み回転させ、上記接着性樹脂水性液を滴下し、得
られた湿品製剤を1日風乾してモミ1Kg当たり除草剤
F0.278gを含む被覆モミ101gを得た。得られ
た除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していない、粒
径がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと観察さ
れる粒体であって、さらさらと流れるものであった。
【0066】実施例11:除草剤ハロスルフロンエチル
被覆モミ−3 実施例9と同様にして第7表に示したコート液2.5g
と除草剤Fの10%粉剤0.13gを混合し接着性樹脂
水性液とした。実施例1と同様にして、1L容器にモミ
100gを仕込み回転させ、上記接着性樹脂水性液を滴
下し、得られた湿品製剤を1日風乾してモミ1Kg当た
り除草剤F0.13gを含む被覆モミ101gを得た。
得られた除草剤被覆稲籾種子は、互いに団粒化していな
い、粒径がほぼ均一であり、そして均一に被覆されたと
観察される粒体であって、さらさらと流れるものであっ
た。
【0067】試験例1:乾モミを用いた除草剤C被覆稲
籾種子(実施例4)の除草効果 30cm×30cm(深さ9cm)の箱に沖積土を入れ水深2
cmの状態を保った。2連方式で、実施例4−1〜3で得
られた稲籾種子を播種した後、直ぐ、ノビエ種子を散播
した。比較のために、無処理区に接着性樹脂層が被覆さ
れていない稲籾種子を散播した。播種15日後にヒエと
イネの生育状態を観察した。なほ、この湛水直播型の試
験条件下における除草剤Cの通常の方式による散布量
は、30g/10aである。結果を第8表に示す。結果の
数値は2連方式の平均値を示す。
【0068】
【表8】
【0069】第8表に示した結果は、上記の試験法にお
いては、接着性樹脂層中の除草剤は、ノビエを防除し、
イネ乾籾種子の発芽、生育に薬害を与えなかった。又、
通常散布量と同等又は少ない散布量でヒエ防除に同等の
効果を挙げることを示している。
【0070】試験例2:浸種モミを用いた除草剤C被覆
稲籾種子(実施例3)の除草剤効果 30cm×30cm(深さ9cm)の箱に沖積土を入れ水深2
cmの状態を保った。実施例3−1〜3で得られた稲籾種
子を播種した後、直ぐ、ノビエ種子を散播した。比較の
ために、無処理区に接着性樹脂層が被覆されていない稲
籾種子を散播した。播種11日後にヒエとイネの生育状
態を観察した。なほ、この湛水直播型の試験条件下にお
ける除草剤Cの通常の方式による散布量は、30g/10
aである。結果を第9表に示す。結果の数値は2連方式
の平均値を示す。
【0071】
【表9】
【0072】第9表に示した結果は、上記の試験法にお
いては、接着性樹脂層中の除草剤は、ノビエを防除し、
イネ浸種モミの発芽、生育に薬害を与えなかった。又、
通常散布量と同等又は少ない散布量でヒエ防除に同等の
効果を挙げることを示している。
【0073】試験例3:乾モミを用いた除草剤E又はF
を含有する除草剤被覆稲籾種子(実施例6〜11の除草
効果 30cm×30cm(深さ9cm)の箱に沖積土を入れ水深2
cmの状態を保った。実施例6〜11で得られた稲籾種子
のいずれか1種を播種した後、ノビエ、コナギとホタル
イの混合種子を散播した。比較のために、無処理区に接
着性樹脂層が被覆されていない稲籾種子を散播した。播
種16日後に、各雑草とイネ(水稲)の抑制の程度を肉
眼により観察し、下記の判定基準に従って水稲と各雑草
への影響を評価した。結果を第10表に示す。結果の数
値は2連方式の平均値を示す。なほ、この湛水直播型の
試験条件下における除草剤Eの通常の方式による散布量
は、除草剤Eは2.1g/10a、除草剤Fは2.1g/10aである。 判定基準 5 : 完全枯死あるいは90%以上の抑制 4 : 70〜90%の抑制 3 : 40〜70%の抑制 2 : 20〜40%の抑制 1 : 5〜20%の抑制 0 : 5%以下の抑制
【0074】
【表10】 第10表に示した結果は、上記の試験法においては、接
着性樹脂層中の除草剤は、上記各雑草を完全に又はほぼ
完全に防除し、イネ乾籾種子の発芽、生育に薬害を与え
ないか又は薬害を与えなかった。又、通常散布量と同等
又は少ない散布量で上記各雑草防除に同等の効果を挙げ
ることを示している。
【0075】
【発明の効果】除草剤を含有しそして、所望により、界
面活性剤及び/又は無機質助剤を更に含有する接着性樹
脂層により被覆された除草剤被覆稲籾種子は、湛水水田
直播用に適していて、その上下記の利点を有する:イネ
と除草成分を同時に散布できるので、省力効果がある;
イネと除草成分に悪影響を与えない接着性樹脂を自由度
高く選択できる;被覆された接着性樹脂層の稲籾種子の
表面への密着性が高く、水中の期待される除草成分溶出
前の、樹脂層の稲籾種子表面からの直接剥離が至って少
ない;除草成分を均一に接着性樹脂層内に分散させるこ
とかできる;製造法が容易であり、得られる除草剤被覆
稲籾種子の団粒化はなくその接着性樹脂層の層厚は均一
であるので、その粒径はほぼ均一であるので、直播用に
使用できる稲籾種子の歩留りが100%と至って高い;
除草成分の水中への溶出速度のむらが至って少なくほぼ
均一であるので、薬害がでにくい;接着性樹脂である非
水溶性樹脂と水溶性樹脂を特定の比率に混合することに
より除草成分の溶出速度を調節でき、除草成分溶出の時
間管理が容易である;水田単位面積当りの除草成分の散
布量は、通常の散布量又はそれ以下にすることか可能で
ある;本発明の除草剤被覆稲籾種子(この場合は、本発
明の除草剤被覆稲籾種子を単独に散播する場合より、稲
籾種子当りより多い除草剤を被覆した稲籾種子)と通常
のなんら除草剤被覆されていない稲籾種子とを混合して
散播することにより、稲籾種子の散播と除草剤の散布を
同時に均一にする効果を挙げる。
フロントページの続き (72)発明者 白井 雄太 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物科学研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】除草剤を含有する接着性樹脂層により被覆
    された除草剤被覆稲籾種子。
  2. 【請求項2】除草剤及び界面活性剤を含有する接着性樹
    脂層により被覆された除草剤被覆稲籾種子。
  3. 【請求項3】除草剤及び無機質助剤を含有する接着性樹
    脂層により被覆された除草剤被覆稲籾種子。
  4. 【請求項4】除草剤、界面活性剤及び無機質助剤を含有
    する接着性樹脂層により被覆された除草剤被覆稲籾種
    子。
  5. 【請求項5】除草剤が式 (I) 、 (II)、(III) 又は
    (IV): 【化1】 (上記式中、 式(I)の場合は、R1=CH3 、R2=F、R3=Cl、R
    4=F であり;式(II)の場合は、R1=H、R2=F、R
    3=CH3 、R4=F であり;式 (III)の場合は、R1=
    H、R2=CH3 、R3=I、R4=H であり;式 (IV)
    の場合は、R1=H、R2=CH3 、R3=Br 、R4=H で
    ある。)で表される化合物である請求項1ないし4のい
    ずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種子。
  6. 【請求項6】除草剤がピラゾロンスルフロンエチル〔化
    学名:エチル=5−(4,6−ジメトキシピリジン−2
    −イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラ
    ゾール−4−カルボキシラート〕である請求項1ないし
    4のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種子。
  7. 【請求項7】除草剤がハロスルフロン〔化学名:メチル
    =3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリミジン−
    2−イルカルバモイルスルファモイル)−1−メチルピ
    ラゾール−4−カルボキシラート〕である請求項1ない
    し4のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種子。
  8. 【請求項8】稲籾種子が鳩胸籾ないし芽だし籾(浸種モ
    ミ相当)である請求項1ないし7のいずれか一つに記載
    の除草剤被覆稲籾種子。
  9. 【請求項9】稲籾種子が乾燥稲籾(乾燥モミ)である請
    求項1ないし7のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾
    種子。
  10. 【請求項10】無機質助剤が天然産鉱物質である請求項
    3ないし9のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種
    子。
  11. 【請求項11】接着性樹脂層の樹脂成分が非水溶性合成
    樹脂の水性エマルジョン由来の樹脂成分である上述の請
    求項のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種子。
  12. 【請求項12】接着性樹脂層の樹脂成分が非水溶性合成
    樹脂の水性エマルジョン由来の樹脂成分の他に水溶性合
    成樹脂も含有する請求項1ないし10のいずれか一つに
    記載の除草剤被覆稲籾種子。
  13. 【請求項13】接着性樹脂層の樹脂成分が水溶性のセル
    ロ−ス誘導体又はポリビニルアルコ−ルである請求項1
    ないし10のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲籾種
    子。
  14. 【請求項14】接着性樹脂層の樹脂成分が非水溶性合成
    樹脂の水性エマルジョン由来の樹脂、水溶性のセルロ−
    ス誘導体及び/又はポリビニ−ルアルコ−ルからなる請
    求項1ないし10のいずれか一つに記載の除草剤被覆稲
    籾種子。
  15. 【請求項15】請求項1ないし14のいずれか一つに記
    載の除草剤被覆稲籾種子を水稲の直播栽培で湛水田又は
    湛水前の水田に散播することを特徴とする除草方法。
  16. 【請求項16】請求項1ないし14のいずれか一つに記
    載の除草剤被覆稲籾種子を通常播種される稲籾種子と混
    合して、水稲の直播栽培で湛水田又は湛水前の水田に散
    播することを特徴とする除草方法。
JP10173295A 1995-04-03 1995-04-03 除草剤被覆稲籾種子 Pending JPH08275620A (ja)

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