JPH08275394A - 電力系統の事故復旧システム - Google Patents

電力系統の事故復旧システム

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JPH08275394A
JPH08275394A JP7093095A JP9309595A JPH08275394A JP H08275394 A JPH08275394 A JP H08275394A JP 7093095 A JP7093095 A JP 7093095A JP 9309595 A JP9309595 A JP 9309595A JP H08275394 A JPH08275394 A JP H08275394A
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JP
Japan
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restoration
recovery
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power system
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JP7093095A
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Inventor
Junichi Shinohara
潤一 篠原
Mikiko Hase
幹子 長谷
Hideki Saitou
英揮 斎藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め決められた評価尺度のみを用いるのでは
なく、複数の評価尺度を用いて比較できるようにする。 【構成】 電力系統の情報を情報伝送装置を介して収集
し保存する電力系統データ格納手段14と、電力系統事故
の復旧に関する知識を格納する復旧ガイダンス,復旧手
順作成知識格納手段5と、前記電力系統データ格納手段
内のデータに復旧ガイダンス,復旧手順作成知識格納手
段内の知識を適用して復旧手順を作成する復旧ガイダン
ス,復旧手順作成・表示手段8と、前記電力系統データ
格納手段内のデータにて系統図を表示する系統図表示手
段9と、前記電力系統データ格納手段内の復旧優先度デ
ータを変更する復旧優先度変更手段10と、復旧ガイダン
ス及び系統図を表示する装置12とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の事故発生時
に系統情報を電子計算機に入力し、運転員に対して的確
な復旧手段を知らしめる電力系統の事故復旧システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統を構成する設備、例えば送電線
や変圧器などが事故で停止すると、それらの設備を使っ
て電力の供給を受けている需要家は停電となる。この需
要家を停電から救うために、他の健全系統から電力を送
る方法が一般的に行なわれており、これを事故復旧と呼
んでいる。この事故復旧操作は事故が発生した設備(以
下、事故設備と称す)を使わず、通常と異なる系統状態
で停電需要家の復電を行なうものである。
【0003】このため、電源供給と負荷量とのバラン
ス,送電線や変圧器の容量,保護継電器(以下、Ryと
称す)の設置状況などを細部にわたって検討しながら、
問題の無いことを確認し、事故復旧操作を行なう必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、その重要性から
電力系統の復旧支援への事故復旧システムの適用が種々
研究され、有望な結果が得られているが、まだその実用
化システムは普及していない。その理由として、人間は
一般に多くの評価尺度をその時の状況に応じて使い分
け、物事を判断するのに対し、電子計算機は予め定めら
れた評価尺度でのみ結論を出すため、人間には受け入れ
られない場合が発生するためである。
【0005】人間が物事を考える場合、特にそれが簡単
なルールで処理できない場合は大局的な判断を行なう。
事故復旧の中にもルールで表現できない多くの問題があ
り、その業務に携わる運用者は大局的な判断を行なって
いる。又、復旧方針を立案する際にはそれが概ね正しい
ことをいくつかの代案と評価の上で判断し、実際の復旧
手順を決定して作業を実行している。
【0006】このような人間の大局的な判断行為を事故
復旧システムでサポートするには、従来型の一方的な情
報だけでは不充分である。事故復旧システムがより人間
に受け入れられるためには、下記の3点が必要となる。
【0007】(1)事故復旧システムが出力する内容が
「概ね正しい」と人間が判断しやすい形態で出力する機
能を有すること。
【0008】(2)人間が不満を感じた時は、その他事
故復旧システムにデータを入力することで代案を出力す
る機能を有すること。
【0009】(3)人間が持つ評価尺度は一般に複数あ
り、互いにトレードオフの関係にある多目的最適化問題
に属するため、事故復旧システムの出力について複数の
評価尺度で比較が行なえる機能を有すること。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、予め決められた評価尺度のみを用いることなく、
複数の評価尺度で比較が行なえるようにした電力系統の
事故復旧システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る電力系統の事故復旧システムは、電力系統の事故に
より発生した供給支障を解消又は局所化するための電力
系統の事故復旧システムにおいて、電力系統の情報を情
報伝送装置を介して収集し保存する電力系統データ格納
手段と、電力系統事故の復旧に関する知識を格納する復
旧ガイダンス,復旧手順作成知識格納手段と、前記電力
系統データ格納手段内のデータに復旧ガイダンス,復旧
手順作成知識格納手段内の知識を適用して復旧手順を作
成する復旧ガイダンス,復旧手順作成・表示手段と、前
記電力系統データ格納手段内のデータにて系統図を表示
する系統図表示手段と、前記電力系統データ格納手段内
の復旧優先度データを変更する復旧優先度変更手段と、
復旧ガイダンス及び系統図を表示する装置とを備えた。
【0012】本発明の[請求項2]に係る電力系統の事
故復旧システムは、[請求項1]において、供給支障電
力量の時間的推移を示すグラフ(以下、供給支障グラフ
と称す)を表示する手段を備えた。
【0013】本発明の[請求項3]に係る電力系統の事
故復旧システムは、[請求項1]において、負荷の復旧
優先度を複数組設定する手段と、夫々の復旧優先度に対
して演算を行ない、復旧ルート,復旧手順,復旧後の系
統図を複数組生成して比較表示する手段を備えた。
【0014】本発明の[請求項4]に係る電力系統の事
故復旧システムは、[請求項1]において、負荷の復旧
優先度を複数組設定する手段と、夫々の復旧優先度に対
して演算を行ない、復旧ルート,復旧手順,復旧後の系
統図,供給支障グラフを複数組生成して比較表示する手
段を備えた。
【0015】本発明の[請求項5]に係る電力系統の事
故復旧システムは、[請求項1]において、復旧優先度
データを変更する復旧優先度変更手段に代えて復旧優先
度設定手段を設けると共に、復旧ルート,復旧手順,復
旧後の系統図を生成し、かつその結果が事故前と同一の
系統(以下、原型系統と称す)である範囲を他と区別し
て示す手段を備えた。
【0016】本発明の[請求項6]に係る電力系統の事
故復旧システムは、[請求項5]において、負荷の復旧
優先度を複数組設定する手段と、夫々の復旧優先度に対
して演算を行ない、復旧ルート,復旧手順,復旧後の系
統図,原型系統である範囲とを複数組生成して比較表示
する手段を備えた。
【0017】
【作用】本発明の[請求項1]〜[請求項6]に係る電
力系統の事故復旧システムは、負荷の復旧優先度による
復旧手順を作成すると共に、復旧優先度の変更により変
更前と変更後の復旧手順を各々作成し、運用者が両者を
比較,検討して復旧方針を選択する。
【0018】とりわけ[請求項1]では復旧優先度を変
更できるようにしているため、人為的な変更ができる。
又、[請求項2]では復旧に際して供給支障電力量の時
間的推移を示すグラフが表示されるため、復旧手順の選
択が容易となる。
【0019】又、[請求項3]では複数組の復旧優先度
を設定できるため、これらを比較して選択できるばかり
か、[請求項4]では供給支障も合せて比較できるた
め、選択の幅が増大する。
【0020】又、[請求項5]では復旧した結果、復旧
後の系統図を事故前の系統図中の範囲と弁別して表示で
きるようにした。又、[請求項6]では各復旧手順毎に
原型系統である範囲を明記した復旧後の系統図を作成し
ているため、比較表示する場合に比較が容易にできる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明による電力系統の事故復旧システムの一実施例
の機能ブロック図である。図1において、1は電力系統
で、2,3は電力系統1と後述する電子計算機11との間
の情報伝送装置であり、2は電力系統1から電子計算機
11への上り送信局、3は同じく上り受信局である。
【0022】11は上り送信局2,上り受信局3を通して
得られる電力系統1の状態をもとに復旧手順を作成する
電子計算機、12は電子計算機11で作成された復旧ガイダ
ンスと系統図とを表示するCRT装置である。
【0023】又、電子計算機11は上り受信局3から取り
込まれるデータを格納するための電力系統データ格納手
段4と、電力系統事故の復旧に関する知識を格納する復
旧ガイダンス,復旧手順作成知識格納手段5と、事故直
後の系統を解析する事故直後系統認識手段6と、復旧ル
ート探索手段7と、復旧ガイダンス,復旧手順作成・表
示手段8と、系統図表示手段9と、復旧優先度を変更す
る復旧優先度変更手段10を備えている。
【0024】以上、列挙した各構成要素の機能を以下に
説明する。先ず、検討対象の電力系統を図2,図3に示
す。図2において、G1,G2は発電機を示し、L1〜
L7は負荷を、Ass〜Jssは変電所を、×印は開閉
器の切断状態を示す。
【0025】図3は図2に示す系統で、B変電所の27
5KV母線に事故が発生し、変電所全てが停電となり、
自主復旧操作が行なわれた事故後の系統状態を示す。図
3において、事故点回避ルートは、C変電所からD変電
所へのルートとA変電所からJ変電所へのルートの2つ
があり、それらが更にE,F,G,H,Iの変電所を復
旧する復旧ルートが複数組存在する。
【0026】図4,図5は電力系統データ格納手段4の
格納例を示し、とりわけ図4は変電所又は負荷の、図5
は発電機の格納例を示す。図4において、電力系統デー
タ1は、設備名J−ss、設備種別は変電所であり、事
故による影響は停電であること、そのため事故前需要電
力が220MWであるのにくらべ、現在の需要電力は0
MWであることが示される。
【0027】又、接続情報として事故前はBss−Gs
s線がonつまり接続状態となっていたが、事故後はB
ss−Gss線はoffつまり切断状態となったことを
示す。電力系統データ2も同様にして理解できるので説
明を省略する。
【0028】図5において、電力系統データ3は設備名
G1で、設備種別は発電機であり、事故による影響は健
全であること、又、定格容量としては700MWであ
り、事故前は変電所A.B,Cに接続されており、事故
後は変電所Bからしゃ断されたことを示している。電力
系統データ4も同様にして理解できるので説明を省略す
る。
【0029】図6は事故に影響された設備の系統のブロ
ック図である。図6において、#1〜#4が各ブロック
である。図中のa,cは送電線を、bは母線を、〜
は開閉設備が閉路されたことを示している。
【0030】図6に示すように停電系統は、開閉設備で
切断された位置を境界として部分系統に分けることがで
きる。そして、図1に示す事故直後系統認識手段6は電
力系統データ格納手段4に格納されたデータを用いて、
停電系統を開閉設備で切断された位置で部分系統(即
ち、ブロック)に分け、これを電力系統データ格納手段
4に格納する。
【0031】例えば、図7(a) ,(b) のように格納す
る。ここでの特徴は以下の通りである。 ブロック内に含まれる設備のリストアップを行なう。 各ブロック間の開閉設備(以下、連系点と称す)のリ
ストアップ及びその連系点で隣接するブロックのリスト
アップを行なう。 停止発電機,停電負荷共にブロックの構成設備に含ま
れるため、発電機,負荷を個別対象とするにはブロック
内のサーチが必要となる。 これを避けるため、図7(b) のようにインデックスを設
けて所属ブロックと対応させる。
【0032】図7(a) は分割されたブロックがどのよう
な形態で格納されるかを示す図である。図に示されるよ
うに各ブロック毎にその中に含まれる設備と連系点とが
示される。即ち、ブロック#1としては、その内部に含
まれる設備は送電線a,c,母線bであり、連系点とし
てはCBとブロック#3,CBとブロック#4,C
Bとブロック#2とが接続されていることを示す。
【0033】これは、ブロック#2以降についても同様
であるため、その説明は省略する。図7(b) は負荷L
1,L2,…,G2に対応する所属ブロック名を格納し
たものである。即ち、負荷L1はブロック#1に所属す
ることを示す。
【0034】図8は復旧ルートの探索手段7による復旧
ルートの探索の手段を説明する図である。なお、矢印は
復旧用電源を送るルートを示す。ここでは、電力系統デ
ータ格納手段4に格納されている事故後系統のブロック
と、負荷の復旧優先度を用いて復旧ルートを探索する。
ここで使用する負荷の復旧優先度を図9に示す。
【0035】各負荷ごとに負荷の値,復旧優先度,設備
容量を示し、復旧最優先はL1の負荷である。ここで
は、Css−Dssを復旧ルートとしてCssからDs
s以下に復旧用電源を送るルートと、Ass−Jssを
復旧ルートとしてJssへ復旧電源を送るルートがあ
る。前者のルートは、Dss,Ess,Fssを経由し
て発電機G2に送り、続いてGss,Hss,Issに
送る。
【0036】このようにして得られた復旧ルートは、復
旧ガイダンス,復旧手順作成・表示手段8により図10に
示す復旧ガイダンスとして出力される。図10の復旧ガイ
ダンスは以下のことを表現している。
【0037】Css−Dss線を事故回避ルートとして
CssからDss以下に復旧用電源を送る。その電源は
Dss,Ess,Fssを経由して発電機G2に送ら
れ、続いてGss,Hss,Issに送られる。
【0038】この復旧ガイダンスに示される復旧ルート
により運用者は復旧方針の概要を把握する。図8に示し
たように、復旧ルートが決定するとそのルートを通じて
図9に示す発電機と負荷の復旧優先度に応じた復旧手順
を生成する。生成した復旧手順を図11に示す。
【0039】復旧手順により運用者は、事故復旧システ
ムが立案した負荷復旧の順番や時刻を把握することがで
きる。一方、負荷の優先度は地域社会の状況により変化
する性格をもつため、運用者がその復旧手順に不満をも
つケースが生じる。ここで、運用者が不満をもち、L4
の復旧を最優先にしたいと考えたと仮定する。
【0040】復旧優先度変更手順10により図13のような
復旧優先度を作成する。これにより、復旧後系統,復旧
ガイダンス,復旧手順として、各々図12,図14,図15の
代案が示される。この代案は、復旧優先度が高く設定さ
れたL4に対して、Gssの母線を分離してAssから
供給しようとするものである。
【0041】又、負荷の復旧優先度を複数組設定する手
段を備え、夫々の復旧優先度に対して演算を行ない、復
旧ルート,復旧手順,復旧後の系統図を複数組生成して
比較表示するようにしてもよいし、更に、これに加えて
供給支障グラフを複数組生成して比較表示するようにし
てもよい。
【0042】図16に復旧手順にもとづいて復旧を行なっ
た場合の時間と供給支障量を表す供給支障グラフを示
す。即ち、復旧手順として複数種類があり得るが、各場
合毎の復旧に際しては時間に対応した供給支障電力量が
あり得る。したがって各場合について供給支障グラフを
表示し比較することが考えられる。図16(a) は図11の復
旧手順により復旧を行なった場合を示し、図16(b) は図
15の復旧手順により復旧を行なった場合を示している。
【0043】以上説明したように、運用者が希望する復
旧優先度を選択した場合に、そのメリットとして希望す
る順番に復旧される他、供給支障が速やかに解消するこ
と、デメリットとして母線分離が発生することがわか
る。このメリットとデメリットを考慮して運用者が満足
する方を選択することが可能となる。
【0044】図17は更に他の実施例の構成図である。本
実施例は複数の復旧優先度を有する場合を示す。図17に
おいて、図1と同一部分及び同一機能部分については同
一符号を付して説明を省略する。図17において、13は復
旧優先度を複数組設定し、電力系統データに格納する復
旧優先度設定手段であり、それ以外は図1で述べたもの
と同じである。
【0045】復旧ルート探索手段7,復旧ガイダンス,
復旧手順作成・表示手段8及び系統図表示手段9によ
り、各優先度毎の復旧ルート,復旧手順,復旧後の系統
図を生成する。そして、各々の案を運用者が効率よく比
較を行なうため、図18に示すようにCRTに対してこれ
らを同時に表示し、運用者の画面操作により代案が順に
表示される。
【0046】同様に供給支障グラフを複数組同時にCR
Tに表示を行なう機能を有する。図19は2つの供給支障
グラフを同時に表示した図を示す。本実施例によっても
前述した実施例と同様にメリット,デメリットを比較
し、運用者の判断で選択することが可能となる。
【0047】事故復旧の方針を立案する場合、できるだ
け事故前の系統と同じ接続状態(以下、原型と称す)と
することが良いとされている。従って、運用者が複数の
復旧方針から1つを選択する上で原型系統の範囲が重要
な情報となる。今、図2を事故前系統図とし、Bssで
事故が発生して図3のように停電したと仮定する。
【0048】ここで、停電範囲L1,L2,L3,L
4,L5,L6は、Bssの事故により電源供給が断た
れた部分を、停電範囲L7は系統動揺により電源供給が
断たれた部分を夫々示すものとする。この停電範囲L7
は電力系統の事故に直接関係しないため、図20の一点鎖
線のように事故前の系統と同じに、つまり原型系統で復
旧できる。
【0049】その結果、復旧ガイダンス,復旧手順,供
給支障グラフとして夫々図10,図11,図16(a) のように
出力する。これに対して運用者が、たとえばL4の復旧
優先度を最優先とするよう設定を変更すると、復旧ガイ
ダンス,復旧手順,供給支障グラフ,復旧後系統図とし
て、夫々図14,図15,図16(b) ,図12のように出力す
る。
【0050】前者と後者を比較すると下記のようにな
る。 (1) 前者のメリットはssは原型系統で復旧しているこ
と。 (2) 後者のメリットはL4の復旧優先度が高くなってい
ること、供給支障が速く解消すること。 (3) この両者を比較して運用者は満足するものを選択す
ることができる。
【0051】又、負荷の復旧優先度を複数組設定する手
段を備え、夫々の復旧優先度に対して演算を行ない、復
旧ルート,復旧手順,復旧後の系統図,原型系統である
範囲とを複数組生成して比較表示するようにしてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば運
用者が復旧優先度を変更するという行為により、自分の
比較尺度の一部を事故復旧システムに入力し、逆にその
入力とトレードオフの関係にある原型復旧の有無,母線
分離運用の有無などの出力を運用者が受けとることがで
きる。その結果、運用者の満足する出力を選択できる事
故復旧システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電力系統の事故復旧システムの一
実施例の機能ブロック図。
【図2】系統対象の電力系統図。
【図3】系統対象の電力系統図。
【図4】電力系統データ格納手段の格納例図。
【図5】電力系統データ格納手段の格納例図。
【図6】電力系統ブロック図。
【図7】電力系統データ格納手段へのブロック保存例
図。
【図8】復旧後の系統図。
【図9】負荷の復旧優先度。
【図10】復旧ガイダンス。
【図11】復旧手順。
【図12】代案の復旧後の系統図。
【図13】代案の負荷の復旧優先度。
【図14】代案の復旧ガイダンス。
【図15】代案の復旧手順。
【図16】供給支障グラフ。
【図17】電力系統の事故復旧システムにおける複数復旧
優先度を有する機能ブロック図。
【図18】CRT表示イメージ。
【図19】複数案を同時に表示した供給支障グラフ。
【図20】原型系統を表示した復旧後の系統図。
【符号の説明】
1 電力系統 2 送信局 3 受信局 4 電力系統データ格納手段 5 復旧ガイダンス,復旧手順作成知識格納手段 6 事故直後系統認識手段 7 復旧ルート探索手段 8 復旧ガイダンス,復旧手順作成・表示手段 9 系統図表示手段 10 復旧優先度変更手段 11 電子計算機 12 CRT 13 復旧優先度設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の事故により発生した供給支障
    を解消又は局所化するための電力系統の事故復旧システ
    ムにおいて、電力系統の情報を情報伝送装置を介して収
    集し保存する電力系統データ格納手段と、電力系統事故
    の復旧に関する知識を格納する復旧ガイダンス,復旧手
    順作成知識格納手段と、前記電力系統データ格納手段内
    のデータに復旧ガイダンス,復旧手順作成知識格納手段
    内の知識を適用して復旧手順を作成する復旧ガイダン
    ス,復旧手順作成・表示手段と、前記電力系統データ格
    納手段内のデータにて系統図を表示する系統図表示手段
    と、前記電力系統データ格納手段内の復旧優先度データ
    を変更する復旧優先度変更手段と、復旧ガイダンス及び
    系統図を表示する装置とを備えたことを特徴とする電力
    系統の事故復旧システム。
  2. 【請求項2】 供給支障電力量の時間的推移を示すグラ
    フ(以下、供給支障グラフと称す)を表示する手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の電力系統の事故復
    旧システム。
  3. 【請求項3】 負荷の復旧優先度を複数組設定する手段
    と、夫々の復旧優先度に対して演算を行ない、復旧ルー
    ト,復旧手順,復旧後の系統図を複数組生成して比較表
    示する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電
    力系統の事故復旧システム。
  4. 【請求項4】 負荷の復旧優先度を複数組設定する手段
    と、夫々の復旧優先度に対して演算を行ない、復旧ルー
    ト,復旧手順,復旧後の系統図,供給支障グラフを複数
    組生成して比較表示する手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の電力系統の事故復旧システム。
  5. 【請求項5】 復旧優先度データを変更する復旧優先度
    変更手段に代えて復旧優先度設定手段を設けると共に、
    復旧ルート,復旧手順,復旧後の系統図を生成し、かつ
    その結果が事故前と同一の系統(以下、原型系統と称
    す)である範囲を他と区別して示す手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の電力系統の事故復旧システ
    ム。
  6. 【請求項6】 負荷の復旧優先度を複数組設定する手段
    と、夫々の復旧優先度に対して演算を行ない、復旧ルー
    ト,復旧手順,復旧後の系統図,原型系統である範囲を
    複数組生成して比較表示する手段を備えたことを特徴と
    する請求項5記載の電力系統の事故復旧システム。
JP7093095A 1995-03-27 1995-03-27 電力系統の事故復旧システム Pending JPH08275394A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097442A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社日立製作所 復旧支援システムおよび復旧支援方法
JP2015177665A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 中国電力株式会社 災害復旧支援システムおよび災害復旧支援プログラム

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