JPH08275341A - ケーブル貫通穴の閉塞構造 - Google Patents

ケーブル貫通穴の閉塞構造

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Publication number
JPH08275341A
JPH08275341A JP7077535A JP7753595A JPH08275341A JP H08275341 A JPH08275341 A JP H08275341A JP 7077535 A JP7077535 A JP 7077535A JP 7753595 A JP7753595 A JP 7753595A JP H08275341 A JPH08275341 A JP H08275341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
closing
hole
blocking
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP7077535A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Enomoto
一郎 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP7077535A priority Critical patent/JPH08275341A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塞ぎ板を工場で予め製作し、現地では位置調整
するだけにして、ケーブル貫通箇所の穴を閉塞する現場
作業を容易かつ迅速にする。 【構成】底板5の矩形穴5aを塞ぐように、矩形平板状
の各塞ぎ板1,2が設けられ、縁部にそれぞれ弓形の切
欠き1a,2aが形成される。一方の塞ぎ板1の下側
に、他方の塞ぎ板2の一部を敷く形で重ね合わせ、各固
定金具6,7で小ネジ8を介して押圧固定する。塞ぎ板
1,2のそれぞれの切欠き1a,2aによって、図示し
てないが弓形を弦を共有させてつないだ形の中空部が形
成され、この中空部にケーブルを貫通させる。この中空
部は、各塞ぎ板1,2を互いに接近させたり、または離
すことによって、連続的に大きさを大きく、または小さ
く可変であり、ケーブルの径に対応させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば外部ケーブ
ルを配電盤の底板や天井板の穴に貫通させて内部に導入
するときのように、そのケーブル貫通箇所の穴に対する
閉塞構造であって、とくに塞ぎ板を工場で予め製作し、
現地では位置調整するだけにして、ケーブル貫通箇所の
穴を閉塞する現場作業が容易かつ迅速になるケーブル貫
通穴の閉塞構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、図6の斜視図と、図7
の平面図を参照しながら説明する。図6において、ケー
ブル9は外部から、ロッカ形の配電盤15の底板5にあ
けられた図示してない穴を通して導入され、その端末が
外部端子台14に接続される。そのとき、ケーブル9と
底板5の穴の間に隙間を生じるから、この隙間を塞ぐた
めに、2個の塞ぎ板11,12が用いられる。この塞ぎ
板11,12は、工場で製作したときには図7に示すよ
うに矩形の平板で、底板5の穴を塞ぐように位置決めさ
れて、底板5に対しネジ固定される。現場でケーブル9
を貫通させるために、その本数や線径に合わせて各塞ぎ
板11,12に、たとえばこの場合には破線で示したよ
うな矩形の穴あけ加工をする。なお、貫通させたケーブ
ル9と塞ぎ板11,12の矩形穴の隙間は、そのままに
するか、または塵埃の侵入を防ぐために充填材で塞ぐこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、ケーブル
を外部から導入するために、塞ぎ板を現場で穴あけ加工
しなければならないという欠点がある。つまり、塞ぎ板
の穴あけを現場の不便な状況下でおこなうため、作業が
困難なだけでなく、どうしても仕上がりが劣り、時間も
かかる。
【0004】この発明が解決すべき課題は、従来の技術
がもつ以上の問題点を解消し、塞ぎ板を工場で予め製作
し、現地では位置調整するだけにして、ケーブル貫通箇
所の穴を閉塞する現場作業が容易かつ迅速になるケーブ
ル貫通穴の閉塞構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケーブルを
壁にあけられた穴に貫通させるときの貫通箇所の穴に対
する閉塞構造であって、ケーブル貫通穴を塞ぐための2
個の塞ぎ板を備え、この2個の塞ぎ板は、直線状の各端
縁同士を平行にしながら、各端縁部同士を重ね合わせる
形で、2個とも位置可変に固定されるか、または一方が
位置可変に固定され他方が常に固定され、各塞ぎ板に
は、端縁部に1個または複数個のケーブル保持用の凹状
切欠きが相手側塞ぎ板の切欠きと相対するように並設さ
れる、という構成である。
【0006】ここで、各塞ぎ板は、方形で、その位置可
変方向と平行な二つの側縁部に対応する押圧・弛緩可能
な固定具を備える、ことが好ましい。
【0007】
【作用】この発明では、2個の塞ぎ板を相対的に離れる
ように位置移動させると、各端縁部同士の凹状切欠きが
相対して、連続的に大きさが変わるケーブル貫通用の中
空部を形成するから、この中空部にケーブルを貫通さ
せ、次に、ケーブル径に最適な大きさの中空部に縮小す
ることができる。穴の閉塞しきれない部分は、そのまま
にするか、または充填材で塞ぐことになる。中空部は、
1個または複数個あるから、ケーブルの種類、たとえば
電源ケーブルや信号ケーブル、その他の条件に応じて使
い分けることができる。
【0008】また、この発明では、各塞ぎ板が、固定具
によって押圧・弛緩することができるから、固定具を弛
緩して位置調整した後、押圧して固定することができ
る。
【0009】
【実施例】この発明に係るケーブル貫通穴の閉塞構造の
実施例について、以下に図を参照しながら説明する。図
1は第1実施例の分解斜視図である。図において、底板
5にあけられた矩形穴5aを塞ぐように、矩形平板状の
各塞ぎ板1,2が設けられる。この各塞ぎ板1,2は、
縁部にそれぞれ弓形の切欠き1a,2aが形成される。
一方の塞ぎ板1の下側に、他方の塞ぎ板2の一部を敷く
形で重ね合わせる。各塞ぎ板1,2は、その切欠き1
a,2aの縁に連接する両側の縁部を、それぞれ高さの
異なる固定金具6,7で小ネジ8を介して押圧固定す
る。
【0010】図2は第1実施例の平面図である。図にお
いて、塞ぎ板1,2のそれぞれの切欠き1a,2aによ
って、図示のように二つの弓形を弦を共有させてつない
だ形の中空部11が形成され、この中空部11に図示し
てないケーブルを貫通させることができる。この中空部
11は、各塞ぎ板1,2を互いに接近させたり、または
離すことによって、連続的に大きさを大きく、または小
さく可変であり、ケーブルの径に対応させることができ
る。もちろん各切欠きの形状は、この図の弓形の他に、
矩形や半円形などがケーブルの条件に応じてとりうる。
ところで、第1実施例では、塞ぎ板1,2をそれぞれ位
置可変にしてあるが、いずれか一方を常に固定し、他方
だけを位置可変で固定するようにし、その分だけ固定金
具と小ネジが不要になるなど構造を簡単にすることがで
きる。
【0011】図3は第1実施例の拡大断面図(図2のA
−A断面)で、塞ぎ板1の一部が、塞ぎ板2と部分的に
重なり合っているのがわかる。また、各塞ぎ板1,2の
切欠き1a,2aの部分で、ケーブル外周と接触する縁
は、Rで示したように滑らかに丸みがとられてケーブル
外周に損傷を加えないように配慮してある。図4は第2
実施例の平面図である。この第2実施例が先の第1実施
例と異なる点は、各塞ぎ板の切欠きが3個(一般には複
数個)並設されることである。つまり、各塞ぎ板3,4
には、それぞれ半円形と矩形がつながった形の切欠き3
a,4aの3個が、互いに相手側と相対するように形成
され、これらが重なり合い、ケーブル貫通用の3個の中
空部12が形成される。この図では、中空部の3個が全
て同じで、しかも同ピッチで並設されるが、それぞれ異
なった形状とピッチにすることもできる。要するに、中
空部が複数個のときには、ケーブルの種類と径に応じて
使い分けができる。たとえば、信号ケーブルを電源ケー
ブルから隔離して、信号に対する電源の影響を抑えるな
どが可能になる。
【0012】図5は各実施例における固定金具の分解斜
視図である。各固定金具6,7は、各脚部の長さが異な
る逆U字形に折り曲げられた板状部材で、上部に小ネジ
8の貫通用穴があけられる。各固定金具6,7は、長い
方の脚部先端が底板5と、短い方の脚部先端が各塞ぎ板
1,2,3,4とそれぞれ当接し、底板5のネジ穴に螺
合される小ネジ8によって、各塞ぎ板1,2,3,4を
底板5に対し押圧固定させる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、次のような優れた効
果が期待できる。 (1) 塞ぎ板を工場で予め製作し、現地では位置調整する
だけであるから、ケーブル貫通箇所の穴を閉塞する現場
作業が容易かつ迅速になる。具体的には、従来必要であ
った塞ぎ板を加工してケーブル径に応じた凹部を形成す
る作業が不要になり、位置調整にはドライバーだけの作
業ですむ。 (2) 2個の塞ぎ板によって形成される中空部は、大きさ
が連続的に可変であるから、ケーブルの追加や変更に対
し柔軟かつ迅速に対応できる。 (3) 中空部が複数個のときには、ケーブルの種類に応じ
て使い分けができ、たとえば信号ケーブルを電源ケーブ
ルから隔離して、信号に対する電源の影響を抑えるな
ど、装置の性能や信頼性の向上を図ることができる。ま
た関連して、実施例によれば、塞ぎ板のケーブルと接触
する部分を滑らかに丸めることによって、ケーブル表面
を損傷させない、ひいては障害の原因になる恐れがな
い。 (4) 構造が簡単で、配電盤など適用範囲が広いことに加
えて、製作しやすくコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る第1実施例の分解斜視図
【図2】第1実施例の平面図
【図3】第1実施例の拡大断面図(図2のA−A断面)
【図4】発明に係る第2実施例の平面図
【図5】各実施例における固定金具の分解斜視図
【図6】従来例の斜視図
【図7】従来例の平面図
【符号の説明】
1,2,3,4 塞ぎ板 1a,2a,3a,4a 切欠き 5 底板 5a 穴 6,7 固定金具 8 小ネジ 9 ケーブル 11,12 中空部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを壁にあけられた穴に貫通させる
    ときの貫通箇所の穴に対する閉塞構造であって、ケーブ
    ル貫通穴を塞ぐための2個の塞ぎ板を備え、この2個の
    塞ぎ板は、直線状の各端縁同士を平行にしながら、各端
    縁部同士を重ね合わせる形で、2個とも位置可変に固定
    されるか、または一方が位置可変に固定され他方が常に
    固定され、各塞ぎ板には、端縁部に1個または複数個の
    ケーブル保持用の凹状切欠きが相手側塞ぎ板の切欠きと
    相対するように並設されることを特徴とするケーブル貫
    通穴の閉塞構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の閉塞構造において、各塞
    ぎ板は、方形で、その位置可変方向と平行な二つの側縁
    部に対応する押圧・弛緩可能な固定具を備えることを特
    徴とする外部配線導入用穴の閉塞構造。
JP7077535A 1995-04-03 1995-04-03 ケーブル貫通穴の閉塞構造 Pending JPH08275341A (ja)

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JP7077535A JPH08275341A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 ケーブル貫通穴の閉塞構造

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JP7077535A JPH08275341A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 ケーブル貫通穴の閉塞構造

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JPH08275341A true JPH08275341A (ja) 1996-10-18

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JP7077535A Pending JPH08275341A (ja) 1995-04-03 1995-04-03 ケーブル貫通穴の閉塞構造

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JP (1) JPH08275341A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115000A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Nissin Electric Co Ltd 腐食性ガス対策装置及び密閉型筐体
NL2014975B1 (nl) * 2015-06-17 2017-01-23 Jansen Putten Beheer B V Werkwijze voor het afdichten van een sparing tussen ruimtes in een gebouw.
KR20170037218A (ko) * 2015-09-25 2017-04-04 한온시스템 주식회사 와이어링 브라켓
CN110785903A (zh) * 2017-06-19 2020-02-11 庞巴迪运输有限公司 电缆穿引装置

Cited By (5)

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NL2014975B1 (nl) * 2015-06-17 2017-01-23 Jansen Putten Beheer B V Werkwijze voor het afdichten van een sparing tussen ruimtes in een gebouw.
KR20170037218A (ko) * 2015-09-25 2017-04-04 한온시스템 주식회사 와이어링 브라켓
CN110785903A (zh) * 2017-06-19 2020-02-11 庞巴迪运输有限公司 电缆穿引装置
CN110785903B (zh) * 2017-06-19 2022-04-19 庞巴迪运输有限公司 电缆穿引装置

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