JPH08275314A - 屋外配電盤 - Google Patents

屋外配電盤

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Publication number
JPH08275314A
JPH08275314A JP7072761A JP7276195A JPH08275314A JP H08275314 A JPH08275314 A JP H08275314A JP 7072761 A JP7072761 A JP 7072761A JP 7276195 A JP7276195 A JP 7276195A JP H08275314 A JPH08275314 A JP H08275314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switchboard
roof
outdoor
frame
rainwater
Prior art date
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Pending
Application number
JP7072761A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ogawa
光一 小川
Masahiro Asano
正浩 浅野
Katsuhiro Sato
勝廣 佐藤
Setsuo Yanagida
節雄 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7072761A priority Critical patent/JPH08275314A/ja
Publication of JPH08275314A publication Critical patent/JPH08275314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】屋外配電盤1は、部品を配電盤フレーム2,屋
根3,側板7の3個の部分に大分割し、各々をボルトに
より結合する。 【効果】屋外配電盤から傾斜のある屋根,庇を無くし、
フレームと側板との間に空間を設けた構造にしたこと
で、配電盤フレーム内に収納する機器に対する日射熱の
影響を和らげるとともに、外観形状が自由に選択出来、
据付場所,排水路の施工も容易な設置環境を選ばない屋
外配電盤の提供を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発変電所等の屋外配電盤
の外観形状の意匠に関し、特に公園,住宅地等の公共性
が高く不特定多数の人が集まる場所への設置又はそれに
類した環境への設置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外配電盤の外観形状はその屋根
に落ちる雨水を処理するため屋根に傾斜をもたせ、その
先端は流れる雨水の水きり処理のため配電盤フレームよ
り幾分張り出した庇を有した構造となっていた。外観形
状から受ける感じは、物置又はいかにも機械品,電気品
というイメージであり、設置環境によっては違和感を感
じさせる場合が多々あった。尚、この種の技術として実
開昭60−135006号公報を挙げることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、屋外
配電盤の外観形状の意匠を変更させることにより公園,
住宅地等の公共性が高く不特定多数の人が集まる場所へ
の設置又はそれに類した環境への設置に適した、端的に
は設置環境を選ばない屋外配電盤を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は屋外配電盤の構成を配電盤フレーム,屋
根,側板の各々をボルトにより結合する3個の部分に分
割し、組立順序としては配電盤フレームの上に屋根を乗
せ最後に側板を取り付ける。屋根は屋根で受ける雨水を
導くガイドを持ち、幅方向寸法(側板側)を配電盤フレ
ーム幅方向寸法より幾分長くして両端とも配電盤フレー
ムよりはみ出させ、雨水を配電盤フレームと側板間に垂
直に落下させ、配電盤フレームと屋根間に毛細管現象に
よる雨水が浸入することを防止している。又屋根の奥行
方向寸法は配電盤フレームに扉を取り付けた状態の寸法
に合わせることにより、扉の厚み分が前後の庇がわりと
なり、且つ、屋根のガイドが雨水を側板方向へ導くた
め、扉の表面にあたる雨水を扉の表面に沿って落下させ
れば配電盤フレーム内への雨水の浸入は起らない。最後
に取り付ける側板により屋根部幅方向寸法(側板側)の
配電盤フレーム寸法より幾分長くした部分を隠し、更に
側板は外側から取り付けるが外観にボルト等の余分な出
張りのない構造とした。
【0005】
【作用】従って本発明の構成によれば屋外配電盤の外観
寸法は、奥行方向では前面の扉の表面から後面の扉の表
面までの、即ち配電盤フレームに扉を取り付けた状態の
寸法となり、幅方向では左端の側板の表面から右端の側
板の表面までの、即ち、配電盤フレームに側板を取り付
けた状態の寸法となる。又、配電盤フレーム上部に取り
付ける屋根の奥行方向,幅方向の寸法もそれに合わせる
ことで庇のない構造となる。そして高さ方向ではその屋
根で受ける雨水を配電盤フレーム左右の側板の間に流し
落とすためのガイドが屋根の傾斜を隠す化粧板の機能を
兼ね、屋外配電盤の前後左右どの方向から見ても同じ高
さになるように製作されているため、屋外配電盤の高さ
方向の寸法は前後とも同じ寸法、即ち、外観上傾斜を持
たない屋外配電盤が構成される。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0007】図1から図9は本発明の一実施例を示す。
【0008】屋外配電盤1は配電盤フレーム2の前後面
に扉7を取り付け、配電盤フレーム2の左右面に側板8
をボルト9により取り付けた屋外配電盤の複数面全体を
示す。扉7には設置環境を考慮した出張りのない防水ロ
ックハンドル10が取り付けられている。
【0009】屋根3は、屋根3で受ける雨水11を配電
盤フレーム2と配電盤フレーム2の左右に取り付けた側
板8の間に流し落とすための傾斜部4と雨水11をそこ
に流し落すためのガイドである化粧板6も含めた屋根全
体を示す。又化粧板6は、雨水11を流し落とすための
ガイド機能の他に、屋根3に設けた傾斜部4を外観から
隠す役割を持たせている。雨水11の処理を的確、且
つ、容易にするため、傾斜部4と化粧板6は部材である
鋼板を曲げたり、溶接接合することで一体構造としてい
る。
【0010】屋根3にある化粧板6の幅方向の寸法は配
電盤フレーム2に屋根3と側板8を取り付けた時、化粧
板6と側板8がスムースに取り合えるよう、即ち、後付
けの側板8の取り付けが容易になる様、配電盤フレーム
2の幅方向の寸法と同一とした。但し、屋根3の傾斜部
4の幅方向の先端5は配電盤フレーム2より少し側板8
側に出張らせることで、雨水11を屋根3の端部5より
垂直に落下させ、屋根3と配電盤フレーム2間に毛細管
現象による雨水11の浸入を防止している。又、側板8
の配電盤フレーム2への取り付けは、側板8を固定する
ボルト9を側板8の内側において、ねじ穴を設けた配電
盤フレーム2側に向かって取り付けるようにし、側板8
の取り付け取り外しは配電盤フレーム2の外部から出来
るようにした。この構造は、屋外配電盤1が充電中でも
側板8の取り外しが可能であり、配電盤フレーム2の外
面と側板8の内面間に溜った枯葉,ごみ等の除去清掃、
及び側板8の補修塗装も容易である。又、配電盤フレー
ム2と側板8の内側間でボルト9を締め付ける作業をす
るためには配電盤フレーム2と側板8の内側間にある程
度の空間13を必要とするが、この空間13は配電盤フ
レーム2内に収納する機器に対する日射熱の影響を和ら
げるとともに、配電盤の外観に不用意な出張りをなくし
見栄えの良い意匠を可能にした。
【0011】側板8の高さ方向の寸法は配電盤フレーム
2に取り付けた屋根3の最上部と設置面からの高さが同
じになるようにした。そのため屋根3の傾斜部4の先端
5より左右の側板8の方が高くなり、屋根3の傾斜部4
の先端5に流れてきた雨水11は側板8の内側にあたり
配電盤フレーム2と側板8の内側間に落ちる。左右の側
板8が屋根3を離れ落ちて来た雨水11のガイドとな
り、且つ、樋の役目をするため雨水11が多量の場合で
も屋外配電盤外部に放物線をえがいて滝のように落ちて
来る心配がない。
【0012】雨水の流れ12も屋外配電盤1の寸法から
容易に設計出来るため設置場所の決定,排水路の決定,
施工も容易となり、且つ、配電盤廻りのトータル意匠に
関する提案も容易である。
【0013】屋根3の奥行方向の寸法は配電盤フレーム
2に扉7を取り付けた状態の奥行寸法に合わせた。屋根
3で受ける雨水11は屋根3の前後面側の化粧板6がガ
イドになり扉7側には流れ落ちない。又屋根3は扉7の
厚み分だけ扉7上部に庇をもったと同じことになる。そ
のため扉7側は屋根3に降る雨水11の処理は不要とな
り、扉7の表面にあたる雨水11の処理のみとなる。扉
7の表面にあたる雨水11は扉7の表面に沿って落下す
るため配電盤フレーム2内への雨水の浸入は起らない。
【0014】屋外配電盤1の外観形状は屋外配電盤1を
構成する配電盤フレーム2,扉7,屋根3,側板8等の
組み合わせで決定される。側板8の奥行方向の寸法は側
板8の前後面外郭四隅の形状により決定される。屋外配
電盤1の平面観に関しては、側板8の奥行方向の寸法を
屋根3の奥行方向寸法に合わせた場合、側板8の前後面
外郭四隅を多角形化,円周化加工により屋外配電盤1の
平面観が矩形から多角形化,円形に近い屋外配電盤1を
提供する。又側板8の奥行方向の寸法を屋根3の奥行方
向寸法より短くした場合においても、屋根2及び扉7の
屋外配電盤1の外郭四隅に対応する部分を多角形化,円
周化加工により屋外配電盤1の平面観が矩形から多角形
化,円形に近い屋外配電盤1を提供する。屋外配電盤1
の正面観,側面観に関しては、屋外配電盤1の上部につ
いては屋根3の奥行,幅方向の上端外郭四隅を内側に斜
め曲げ,多角形曲げ、延いては円周形に近い曲げ加工す
ることにより、又屋外配電盤1の下端外郭四隅を内側に
斜め曲げ,多角形曲げ、延いては円周形に近い曲げ加工
することにより屋外配電盤1の正面観,側面観が矩形か
ら多角形化,円形に近い屋外配電盤1を提供する。
【0015】
【発明の効果】本発明は屋外配電盤の外観形状を従来の
屋外配電盤から傾斜のある屋根,庇を無くし、フレーム
と側板との間に空間を設けた構造に変更することで、従
来の屋外配電盤のイメージを排除し、且つ配電盤フレー
ム内に収納する機器に対する日射熱の影響を和らげ、配
電盤の外観に不用意な出張りをなくし見栄えの良い、据
付場所,排水路の施工も容易な設置環境を選ばない屋外
配電盤の提供を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す屋外配電盤全体の斜視
図。
【図2】本実施例の配電盤フレーム,化粧板と一体構造
の屋根、及び側板を組み合わせた正面図。
【図3】本実施例の配電盤フレーム,化粧板と一体構造
の屋根、及び扉の取り付け関係を示す側面図。
【図4】本実施例の屋根と配電盤フレームの左右に取り
付ける側板の取り付け関係を示す平面図。
【図5】図4で示す側板の前後の外郭を円周形に近い曲
げ加工した場合の平面図。
【図6】図2で示す側板の上部外郭を配電盤フレーム側
へ一部曲げ加工した場合の正面図。
【図7】図2で示す側板の上部外郭を配電盤フレーム側
へ円周形に近い曲げ加工した場合の正面図。
【図8】図3で示す屋根の化粧板を一部曲げ加工した場
合の側面図。
【図9】図3で示す屋根の化粧板を円周形に近い曲げ加
工した場合の側面図。
【符号の説明】
1…屋外配電盤、2…配電盤フレーム、3…屋根、4…
屋根傾斜部、5…屋根先端、6…化粧板、7…扉、8…
側板、10…ハンドル、12…雨の流れ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 節雄 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外配電盤において、その屋根に降る雨水
    が配電盤フレームと前記配電盤フレームの左右に取り付
    けた側板の間に流れ落ちる構造を特徴とする屋外配電
    盤。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記屋根は前記屋根に
    降る雨水を前記配電盤フレームと前記配電盤フレームの
    左右に取り付けた前記側板の間に流し落とすためのガイ
    ドを持ち、前記ガイドが屋根の傾斜部を外観から隠し、
    前記ガイドが屋根先端の水きり用の庇をも不要とする機
    能を持つことで前記屋根の傾斜,庇という屋外固有の外
    観形状をなくした屋外配電盤。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記屋根に降る雨水は
    配電盤フレームと配電盤フレームの左右に取り付けた側
    板の間に流れ落ちる構造としており、その間の清掃を容
    易にするよう側板を外部から取り外しが出来るようにし
    た屋外配電盤。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記屋外配電盤の外観
    形状は屋外配電盤を構成する配電盤フレーム,扉,屋
    根,側板の組み合わせで決定され、屋外配電盤の外観形
    状を決定する屋外配電盤の高さ方向の外郭四隅,奥行,
    幅方向の上端外郭四隅、及び下端外郭四隅の曲げ角度は
    L形に90度曲げ、又は90度に近い曲げとしている
    が、それを多角形、延いては円周形に近い形に加工処理
    することにより屋外配電盤の外郭が矩形以外の形状であ
    る屋外配電盤。
JP7072761A 1995-03-30 1995-03-30 屋外配電盤 Pending JPH08275314A (ja)

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JP7072761A JPH08275314A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 屋外配電盤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106532519A (zh) * 2016-11-16 2017-03-22 江苏沙洲电气有限公司 一种户外配电室
CN110504625A (zh) * 2019-08-29 2019-11-26 杭州金心科技有限公司 一种用于配电柜的防水降温结构
CN114389164A (zh) * 2021-12-23 2022-04-22 徐州鹏程电气有限公司 一种园区应急配电设施用的集成节点环网柜

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CN110504625B (zh) * 2019-08-29 2020-11-03 山东光明电力科技有限公司 一种用于配电柜的防水降温结构
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