JPH08275225A - 位置認識システム装置 - Google Patents

位置認識システム装置

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JPH08275225A
JPH08275225A JP7288995A JP7288995A JPH08275225A JP H08275225 A JPH08275225 A JP H08275225A JP 7288995 A JP7288995 A JP 7288995A JP 7288995 A JP7288995 A JP 7288995A JP H08275225 A JPH08275225 A JP H08275225A
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Katsuhiko Kimura
克彦 木村
Kiyotaka Takehara
清隆 竹原
Susumu Ito
享 伊藤
Koichi Okada
晃一 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置検出精度の向上を図る。 【構成】 予めサービスエリアが重なり合うような位置
に分散配置した無線固定局A1,…An を以て、それぞれ
の無線固定局の中の唯一の無線固定局を介して接続する
無線携帯端末B1,…Bn の位置を認識する位置認識シス
テム装置において、無線携帯端末に対し無線回線の確立
した無線固定局を無効にする無線固定局無効手段と、該
無線固定局無効手段により無線携帯端末に対し無線回線
の確立した無線固定局を無効にした後に前記無線携帯端
末に対し無線回線を確立する無線固定局を検出する再回
線確立無線固定局検出手段と、該再回線確立無線固定局
検出手段の検出結果に基づいて前記無線携帯端末の位置
を割り出す位置認識手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院、集合住宅、シル
バーマンションなどに設置する自営用無線通信システム
に用いる位置認識システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院やシルバーマンションなど
にあっては、薬剤の投与時刻になっても自室に戻らない
ような場合、施設内での患者あるいは住人の行き先位置
を認識したい場合がある。そこで、このような施設など
では、位置認識システム装置が利用される。
【0003】この位置認識システム装置は、複数の無線
固定局を施設内の予め定められた位置にそれぞれ分散し
て設置するとともに、それぞれの対象者(患者や住人な
ど)に個人を特定可能な固有コード信号を含んだ固有電
波を送出できる無線携帯端末を身に付けて戴き、何処に
設置した無線固定局が所望対象者の固有電波を受信する
かを以て、所望対象者の位置を割り出すことが行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置認識システム装置にあっては、不感エリア(無線携
帯端末の放射する固有電波がいずれの無線固定局にも受
信されない領域)を無くすために、それぞれの無線固定
局のサービスエリアが重なるように配設される。従っ
て、それぞれの無線固定局のサービスエリアがちょうど
重なっている位置に無線携帯端末が位置していると、通
信対象になる無線固定局が無線通信制御信号のタイミン
グによって異なり、無線携帯端末の位置を正確に検出で
きないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、無線携帯端
末の位置検出精度を向上できる優れた位置認識システム
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、請求項1記載の発明にあっては、予め
サービスエリアが重なり合うような位置に分散配置した
無線固定局を以て、該それぞれの無線固定局の中の唯一
の無線固定局を介して接続する無線携帯端末の位置を認
識する位置認識システム装置において、無線携帯端末に
対し無線回線の確立した無線固定局を無効にする無線固
定局無効手段と、該無線固定局無効手段により無線携帯
端末に対し無線回線の確立した無線固定局を無効にした
後に前記無線携帯端末に対し無線回線を確立する無線固
定局を検出する再回線確立無線固定局検出手段と、該再
回線確立無線固定局検出手段の検出結果に基づいて前記
無線携帯端末の位置を割り出す位置認識手段とを備える
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、予めサー
ビスエリアが重なり合うような位置に分散設置した無線
固定局を以て、該それぞれの無線固定局の中の唯一の無
線固定局を介して接続する無線携帯端末の位置を認識す
る位置認識システム装置において、無線携帯端末に対し
無線回線の確立した無線固定局と該無線回線の確立した
無線固定局のサービスエリアに重なる他のサービスエリ
アを有する無線固定局とを特定する近接無線固定局特定
手段と、該近接無線固定局特定手段の特定した無線固定
局の一基づつを順次有効にしながら前記無線携帯端末と
再び無線回線の確立できる無線固定局を検出する再回線
確立無線固定局検出手段と、該再回線確立無線固定局検
出手段の検出結果に基づいて前記無線携帯端末の位置を
割り出す位置認識手段とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、前記近接
無線固定局特定手段は、サービスエリアの重なり合う無
線固定局の関係を予め記憶するサービスエリアテーブル
を含んだものであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、予め定め
られた経路に沿い遠隔操作可能な接続器を介して多段に
直列に接続したライン状無線固定局を以て、無線携帯端
末の位置を認識する位置認識システム装置であって、前
記接続器を遠方側から順次オフする遠隔制御手段と、該
遠隔制御手段が何処の接続器をオフしたときに前記無線
携帯端末との無線回線が途絶するかを検出する有効接続
器検出手段と、該有効接続器検出手段の検出結果に基づ
いて前記無線携帯端末の位置を割り出す位置認識手段と
を備えることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明にあっては、予め定め
られた経路に沿い遠隔操作可能な接続器を介して多段に
直列に接続したライン状無線固定局を以て、無線携帯端
末の位置を認識する位置認識システム装置であって、前
記接続器を近方側から順次オンする遠隔制御手段と、該
遠隔制御手段が何処の接続器をオンしたときに前記無線
携帯端末との無線回線が確立するかを検出する有効接続
器検出手段と、該有効接続器検出手段の検出結果に基づ
いて前記無線携帯端末の位置を割り出す位置認識手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】以上のように構成することにより、請求項1記
載の発明にあっては、無線固定局無効手段は、複数の無
線固定局の中のいずれかが無線携帯端末との無線回線を
確立すると、該無線回線を確立した無線固定局を無効に
する。すると、先程確立した無線回線は途絶するもの
の、他に該無線携帯端末の放出する電波を受信する無線
固定局があれば、該無線携帯端末との無線回線は再び確
立される。再回線確立無線固定局検出手段は、この再び
確立された無線回線を確立している無線固定局を検出す
る。そして、位置認識手段は、再回線確立無線固定局検
出手段が無線携帯端末との無線回線を確立する無線固定
局を検出すれば、再回線確立無線固定局検出手段の検出
した無線固定局のサービスエリアと、無線固定局無効手
段が無効にした無線固定局のサービスエリアとの重なっ
た位置に、無線携帯端末は存在するものと認識する。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、近接無線
固定局特定手段は、複数の無線固定局の中のいずれかが
無線携帯端末との無線回線を確立すると、該無線回線の
確立した無線固定局と、該無線回線の確立した無線固定
局のサービスエリアに重なる他のサービスエリアを有す
る無線固定局とを特定する。その後、再回線確立無線固
定局検出手段は、近接無線固定局特定手段の特定した無
線固定局の一基づつを順次有効にしながら前記無線携帯
端末と再び無線回線の確立できる無線固定局を検出す
る。そして、位置認識手段は、再回線確立無線固定局検
出手段が無線携帯端末との無線回線を確立する無線固定
局を複数検出するときは、再回線確立無線固定局検出手
段の検出した複数の無線固定局のサービスエリアの重な
った位置に、無線携帯端末は存在するものと認識する。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、近接無線
固定局特定手段は、サービスエリアの重なり合う無線固
定局の関係を記憶するサービスエリアテーブルを含んだ
ものであるので、無線回線の確立した無線固定局と、該
無線回線の確立した無線固定局のサービスエリアに重な
る他のサービスエリアを有する無線固定局とを素早く特
定することができる。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、遠隔制御
手段は、接続器を介して多段に直列に接続したライン状
無線固定局を、遠方側の接続器から順次オフすることに
より、無線固定局の遠方側から順次無効にする。有効接
続器検出手段は、遠隔制御手段が何処の接続器をオフし
たときに無線携帯端末との無線回線が途絶するかを検出
する。そして、位置認識手段は、有効接続器検出手段の
検出した接続器と、該接続器の直前に有効接続器検出手
段がオフした接続器との間に、無線携帯端末は存在する
ものと認識する。
【0015】請求項5記載の発明にあっては、遠隔制御
手段は、接続器を介して多段に直列に接続したライン状
無線固定局を、近方側の接続器から順次オンすることに
より、近方側の無線固定局から順次有効にする。有効接
続器検出手段は、遠隔制御手段が何処の接続器をオンし
たときに無線携帯端末との無線回線が確立するかを検出
する。そして、位置認識手段は、有効接続器検出手段の
検出した接続器と、該接続器の直後に有効接続器検出手
段がオンするはずの接続器との間に、無線携帯端末は存
在するものと認識する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る位置認識システム装置の
第1実施例を図1〜図3に基づいて、第2実施例を図4
および図5に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0017】〔第1実施例〕図1は位置認識システム装
置を説明するシステム構成図、図2は位置認識システム
装置の備えるそれぞれの無線固定局のサービスエリアを
示す説明図、図3は位置認識システム装置の動作を説明
するフローチャートである。
【0018】図1に示すように、位置認識システム装置
は、複数の無線固定局A1,…An と、複数の無線携帯端
末B1,…Bn と、中央監視制御装置Cとを備えている。
無線固定局A1,…An は、例えば、病院やシルバーマン
ションなどの施設内に分散して設置される。無線固定局
1,…An は、サービスエリア内に存在する無線携帯端
末B1,…Bn に対して無線信号の送受信を行う。無線固
定局A1,…An のそれぞれは、無線回路部Aa と有線回
路部Ab とアンテナ部Ac と制御部Ad とを備える。無
線回路部Aa は、無線携帯端末B1,…Bn との間の電波
の送受信を司る。有線回路部Ab は、自己の無線固定局
と中央監視制御装置Cとの間の通信を有線回線を以て確
立する。アンテナ部Ac は電波を放射する。制御部Ad
は自己の無線固定局全体を統制する。
【0019】無線携帯端末B1,…Bn は、それぞれの対
象者毎に割り当てられるもので、無線固定局A1,…An
を介して中央監視制御装置Cに接続される。無線携帯端
末B 1,…Bn は、それぞれを識別するための固有コード
信号を含んだ固有電波を送出する。無線携帯端末B1,
n のそれぞれは、無線回路部Ba と制御部Bb とアン
テナ部Bc とを備える。無線回路部Ba は、アンテナ部
c を介して、無線固定局A1,…An からの信号電波を
受信するとともに制御部Bb の出力する固有コード信号
などを変調して固有電波信号として送出する。制御部B
b は、自己の無線携帯端末全体を統制するとともに、固
有コード信号を無線回路部Ba に送出したりする。
【0020】中央監視制御装置Cは、それぞれの無線携
帯端末B1,…Bn の所在を認識し特定するものであり、
交換部Ca と記憶部Cb と制御部Cc と備える。交換部
aは、制御部Cc の指示の下で有線回線を切り換え
て、無線固定局A1,…An の中のいずれかを択一する。
記憶部Cb は、無線固定局A1,…An 毎のサービスエリ
アを予め記憶したサービスエリアテーブルや、時々刻々
変化する無線携帯端末B 1,…Bn の現在位置を記憶する
現在位置テーブルなどを備える。制御部Cc は、自己の
中央監視制御装置全体を統制する。また、制御部C
c は、無線固定局無効手段(図示せず)と、再回線確立
無線固定局検出手段(図示せず)と、位置認識手段(図
示せず)とを備える。なお、無線固定局無効手段と、再
回線確立無線固定局検出手段と、位置認識手段とにあっ
ては、以下の動作説明にて明らかにされる。
【0021】ところで、無線固定局A1,…A5 のそれぞ
れが、図2に示すような略円形のサービスエリアa1,
5 を備えているものと仮定する。すなわち、無線固定
局A 1 は、無線固定局A2 のサービスエリアa2 と、無
線固定局A3 のサービスエリアa3 と、無線固定局A4
のサービスエリアa4 と、無線固定局A5 のサービスエ
リアa5 とにそれぞれ重なり合う、サービスエリアa1
を備えているものと仮定する。また、無線携帯端末B1
を所持する対象者は、現在位置Pに位置しているものと
仮定する。
【0022】上述の位置認識システム装置は、図2に示
す状況にあっては、図3に示すようなフローチャートに
従って、無線携帯端末B1 を所持する対象者の現在位置
Pを認識する。すなわち、無線固定局無効手段は、無線
携帯端末B1 と無線固定局A 1 との間で無線回線が確立
する(ステップ100)と、交換部Ca を介して無線固
定局A1 の機能を一旦停止させる(ステップ101)。
その上で、再回線確立無線固定局検出手段は、無線携帯
端末B1 と、無線固定局A1 を除いた無線固定局A2,
5 との間で、無線回線が確立するか否かを判断する
(ステップ102)。そして、位置認識手段は、無線携
帯端末B1 と、無線固定局A1 を除いた無線固定局A2,
…A5 との間で、無線回線が確立しなければ、無線携帯
端末B1 の位置を無線固定局A1 の近傍(サービスエリ
アa1 からサービスエリアa2,…a 5 を除いた領域)に
存在すると判断し(ステップ103)、記憶部Cb の中
の無線携帯端末B1 の現在位置テーブルをその旨のデー
タに更新する。
【0023】一方、再回線確立無線固定局検出手段は、
無線携帯端末B1 と、無線固定局A 1 を除いた無線固定
局A2,…A5 との間で無線回線が確立すれば、無線固定
局A 2 との間で無線回線が確立しているのか(ステップ
104)、あるいは、無線固定局A3 との間で無線回線
が確立しているのか(ステップ105)、あるいは、無
線固定局A4 との間で無線回線が確立しているのか(ス
テップ106)、あるいは、無線固定局A5 との間で無
線回線が確立しているのか(ステップ107)を検出す
る。
【0024】そして、位置認識手段は、この再回線確立
無線固定局検出手段の検出結果に基づいて、無線固定局
2 との間で無線回線が確立しているのであれば、無線
携帯端末B1 の位置を、無線固定局A1 と無線固定局A
2 との間(サービスエリアa 1 とサービスエリアa2
の重なった領域)であると判断し(ステップ108)、
また、無線固定局A3 との間で無線回線が確立している
のであれば、無線携帯端末B1 の位置を、無線固定局A
1 と無線固定局A3 との間(サービスエリアa 1 とサー
ビスエリアa3 との重なった領域)であると判断し(ス
テップ109)、また、無線固定局A4 との間で無線回
線が確立しているのであれば、無線携帯端末B1 の位置
を、無線固定局A1 と無線固定局A4 との間(サービス
エリアa 1 とサービスエリアa4 との重なった領域)で
あると判断し(ステップ110)、また、無線固定局A
5 との間で無線回線が確立しているのであれば、無線携
帯端末B1 の位置を、無線固定局A1 と無線固定局A5
との間(サービスエリアa 1 とサービスエリアa5 との
重なった領域)であると判断し(ステップ110)、記
憶部Cb の中の無線携帯端末B1 の現在位置テーブルを
その旨のデータに更新する。
【0025】つまり、従来の位置認識システム装置にあ
っては、図2に示す状況の下にあっては、無線携帯端末
1 の現在位置Pは、無線通信制御信号のタイミングに
よりサービスエリアa1 に在るとされる場合とサービス
エリアa2 に在るとされる場合との二通りであったもの
を、無線固定局A1 と無線固定局A2 との間(サービス
エリアa1 とサービスエリアa2 との重なった領域)で
あると断定でき、位置検出精度を向上することができ
る。
【0026】なお、無線固定局A1,…An が、多く設置
される場合にあっては、予めそれぞれの無線固定局A1,
…An 間でのサービスエリアa1,…an の重なり合い関
係をサービスエリアテーブルとして記憶部Cb に記憶し
てあれば、再回線確立無線固定局検出手段は、全く可能
性の無い無線固定局をも含めた全ての無線固定局A1,
n に対して無線回線の確立を検出する必要を無くすこ
とができ、無駄のない迅速な位置認識を可能にできる。
【0027】〔第2実施例〕図4は位置認識システム装
置を説明するシステム構成図、図5は位置認識システム
装置の動作を説明するフローチャートである。
【0028】位置認識システム装置は、図4に示すよう
に、無線携帯端末B1,…Bn と、ライン状無線固定局D
とを備える。無線携帯端末B1,…Bn は、前述した第1
実施例のものと同様のものであるので、詳細な説明は省
略する。ライン状無線固定局Dは、終端装置D0 と、接
続器に相当するブースタ装置D1,…D3 と、漏洩同軸ケ
ーブルアンテナDd1, …Dd4と、中央監視制御装置D4
とを備える。終端装置D0 は、インピーダンス整合を図
って漏洩同軸ケーブルアンテナからの電波の放射効率を
向上させるもので、ブースタ装置D1,…D3 を介して直
列に接続された漏洩同軸ケーブルアンテナDd1, …Dd4
の最先端に接続する。
【0029】ブースタ装置D1,…D3 は、減衰した伝搬
信号を再び所定値に増幅して出力するものである。例え
ば、ブースタ装置D1 は、漏洩同軸ケーブルアンテナD
d2を伝搬して減衰しながらやって来る伝搬信号を、再び
所定値に増幅して漏洩同軸ケーブルアンテナDd1に送出
する。また、ブースタ装置D1 は、漏洩同軸ケーブルア
ンテナDd1の受信した受信信号を増幅して漏洩同軸ケー
ブルアンテナDd2に送出する。ブースタ装置D1,…D3
のそれぞれは、増幅部Da と制御部Db と電源回路部D
c とを備える。増幅部Da は減衰した伝搬信号を増幅す
る。制御部は自己のブースタ装置を統制する。電源回路
部Dc は、漏洩同軸ケーブルアンテナに重畳されている
直流電圧を所定の電源電圧に変換して自己の増幅部Da
や制御部Db に供給する。また、電源回路部Dc は、中
央監視制御装置D4 からの遠隔制御指示に基づいて、自
己の増幅部Da や制御部Db に対する電源供給をオン・
オフ制御する。
【0030】中央監視制御装置D4 は、無線回路部D41
と、制御部D42と、記憶部D43と、電源供給回路D44
を備える。無線回路部D41は、制御部D42の指示に基づ
き無線携帯端末B1,…Bn をアクセスするための無線通
信制御信号を生成して漏洩同軸ケーブルアンテナDd4
送出するとともに、漏洩同軸ケーブルアンテナDd4から
入力される無線携帯端末B1,…Bn からの固有信号を含
んだ伝送信号を受信する。
【0031】制御部D42は、遠隔制御手段と、有効接続
器検出手段に相当する有効ブースタ装置検出手段と、位
置認識手段とを備える。遠隔制御手段は、電源供給回路
44に指示を与えて電源供給回路D44の出力電圧値を変
化する。有効ブースタ装置検出手段は、遠隔制御手段が
何処のブースタ装置D1,…D3 をオフしたときに、今ま
で確立していた無線携帯端末B1 との無線回線が途絶す
るかを検出する。位置認識手段は、有効ブースタ装置検
出手段の検出結果に基づいて、例えば無線携帯端末B1
の位置を割り出し、該位置を記憶部D43の現在位置テー
ブルに書き込む。
【0032】記憶部D43は、無線携帯端末B1,…Bn
それぞれの現在位置を記憶するための現在位置テーブル
や、漏洩同軸ケーブルアンテナDd1, …Dd4の敷設位置
などを記憶したアンテナ敷設位置テーブルなどを記憶し
ている。
【0033】電源供給回路D44は、制御部D42からの制
御指示に基づいて出力電圧の変化できる直流供給回路で
あり、出力する直流電圧は漏洩同軸ケーブルアンテナD
d4に入力される。この直流電圧は、ブースタ装置D3
ブースタ装置D2,→ブースタ装置D1 と順次送られて、
最終的にブースタ装置D1 に達する。
【0034】上述のように構成される位置認識システム
装置の動作を、図5のフローチャートを用いて説明する
と次のようになる。すなわち、例えば、無線携帯端末B
1 との間で無線回線が確立する(ステップ200)と、
制御部D42の遠隔制御手段は、電源供給回路D44を制御
して電源供給回路D44の出力電圧を低下し、ブースタ装
置D2,3 は動作するもののブースタ装置D1 は動作し
ない電圧値(ブースタ装置D1 の電源回路部Dc が出力
をオフする電圧値)にする(ステップ201)。その
後、有効ブースタ装置検出手段は、無線携帯端末B1
の間で無線回線の確立が継続しているか否かを判断する
(ステップ202)。
【0035】ここで、有効ブースタ装置検出手段が無線
携帯端末B1 との間で無線回線の確立がまだ継続してい
ると判断すれば、制御部D42の遠隔制御手段は、電源供
給回路D44を制御して電源供給回路D44の出力電圧を更
に低下し、ブースタ装置D3は動作するもののブースタ
装置D1,2 は動作しない電圧値(ブースタ装置D1,
2 の電源回路部Dc が出力をオフする電圧値)にする
(ステップ203)。その後、有効ブースタ装置検出手
段は、無線携帯端末B1 との間で無線回線の確立が継続
しているか否かを判断する(ステップ204)。
【0036】ここで、有効ブースタ装置検出手段が無線
携帯端末B1 との間で無線回線の確立がまだ継続してい
ると判断すれば、制御部D42の遠隔制御手段は、電源供
給回路D44を制御して電源供給回路D44の出力電圧を更
に低下し、ブースタ装置D1,2,3 共に動作しない電
圧値(ブースタ装置D1,2,3 の電源回路部Dc が出
力をオフする電圧値)にする(ステップ205)。その
後、有効ブースタ装置検出手段は、無線携帯端末B1
の間で無線回線の確立が継続しているか否かを判断する
(ステップ206)。
【0037】ここで、有効ブースタ装置検出手段が無線
携帯端末B1 との間で無線回線の確立がまだ継続してい
ると判断すれば、位置認識手段は、有効ブースタ装置検
出手段の検出結果に基づいて、無線携帯端末B1 の位置
を、ブースタ装置D3 と中央監視制御装置D4 との間で
あると割り出し(ステップ207)、該位置を記憶部D
43の現在位置テーブルに書き込む。
【0038】一方、位置認識手段は、有効ブースタ装置
検出手段がステップ202で無線携帯端末B1 との間の
無線回線が途絶したと判断すれば、無線携帯端末B1
位置を終端装置Gとブースタ装置D1 との間であると割
り出し(ステップ208)、該位置を記憶部D43の現在
位置テーブルに書き込む。
【0039】また、位置認識手段は、有効ブースタ装置
検出手段がステップ204で無線携帯端末B1 との間の
無線回線が途絶したと判断すれば、無線携帯端末B1
位置をブースタ装置D1 とブースタ装置D2 との間であ
ると割り出し(ステップ209)、該位置を記憶部D43
の現在位置テーブルに書き込む。
【0040】更に、位置認識手段は、有効ブースタ装置
検出手段がステップ206で無線携帯端末B1 との間の
無線回線が途絶したと判断すれば、無線携帯端末B1
位置をブースタ装置D2 とブースタ装置D3 との間であ
ると割り出し(ステップ209)、該位置を記憶部D43
の現在位置テーブルに書き込む。以上のようにして、図
4に示す位置認識システム装置は、無線携帯端末B1,
n のそれぞれの現在位置を認識する。
【0041】なお、上述の位置認識システム装置にあっ
て、電源供給回路D44の出力電圧を変化することによ
り、ブースタ装置D1,…Dn の電源回路部Dc をオン・
オフして漏洩同軸ケーブルアンテナDd1, …Dd4のそれ
ぞれの間の接続を切り離すものであったが、勿論、接続
器に相当するものとしてリレーを用い、遠隔制御信号に
てリレー接点を動作させ、漏洩同軸ケーブルアンテナの
接続をオン・オフしても良いことは言うまでもない。
【0042】また、上述の位置認識システム装置にあっ
ては、遠隔制御手段は、無線携帯端末との間で無線回線
が確立すると遠方の接続器から順次オフしていくもので
あったが、近方の接続器から順次オンするようにすると
ともに、位置認識手段を何処の接続器をオンしたときに
いずれの無線携帯端末との無線回線が確立するかにより
位置を割り出すようにすることもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明の位置認識システム装置は上記の
ように構成したものであるから、請求項1記載または請
求項2記載の発明にあっては、それぞれの無線固定局の
サービスエリアの重なった位置に無線携帯端末が位置し
ていても、該サービスエリアの重なった位置に無線携帯
端末が位置していることを認識することができ、位置検
出精度を向上した位置認識システム装置を提供できると
いう効果を奏する。
【0044】請求項3記載の発明にあっては、サービス
エリアの重なり合う無線固定局の関係を予め記憶してい
るので、請求項1記載または請求項2記載の発明の効果
に加えて、多くのサービスエリアがあっても素早い位置
認識を行うことのできる、優れた位置認識システム装置
を提供できるという効果を奏する。
【0045】請求項4記載または請求項5記載の発明に
あっては、ライン状無線固定局を用いるので、サービス
エリアがライン状無線固定局に沿った帯状にすることが
でき、ライン状無線固定局の接続器のオン・オフにより
有効なサービスエリアを変化させ、簡単に無線携帯端末
の位置を割り出して検出できる、優れた位置認識システ
ム装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置認識システム装置の第1実施
例を説明するシステム構成図である。
【図2】上記実施例の無線固定局のサービスエリアを示
す説明図である。
【図3】上記実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】本発明に係る位置認識システム装置の第2実施
例を説明するシステム構成図である。
【図5】上記実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
n 無線固定局(但し、nは1,2,…の整数) an サービスエリア(但し、nは1,2,…の整
数) Bn 無線携帯端末(但し、nは1,2,…の整数) D ライン状無線固定局 Dn 接続器(但し、nは1,2,3の整数)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 晃一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めサービスエリアが重なり合うような
    位置に分散配置した無線固定局を以て、該それぞれの無
    線固定局の中の唯一の無線固定局を介して接続する無線
    携帯端末の位置を認識する位置認識システム装置におい
    て、無線携帯端末に対し無線回線の確立した無線固定局
    を無効にする無線固定局無効手段と、該無線固定局無効
    手段により無線携帯端末に対し無線回線の確立した無線
    固定局を無効にした後に前記無線携帯端末に対し無線回
    線を確立する無線固定局を検出する再回線確立無線固定
    局検出手段と、該再回線確立無線固定局検出手段の検出
    結果に基づいて前記無線携帯端末の位置を割り出す位置
    認識手段とを備えることを特徴とする位置認識システム
    装置。
  2. 【請求項2】 予めサービスエリアが重なり合うような
    位置に分散設置した無線固定局を以て、該それぞれの無
    線固定局の中の唯一の無線固定局を介して接続する無線
    携帯端末の位置を認識する位置認識システム装置におい
    て、無線携帯端末に対し無線回線の確立した無線固定局
    と該無線回線の確立した無線固定局のサービスエリアに
    重なる他のサービスエリアを有する無線固定局とを特定
    する近接無線固定局特定手段と、該近接無線固定局特定
    手段の特定した無線固定局の一基づつを順次有効にしな
    がら前記無線携帯端末と再び無線回線の確立できる無線
    固定局を検出する再回線確立無線固定局検出手段と、該
    再回線確立無線固定局検出手段の検出結果に基づいて前
    記無線携帯端末の位置を割り出す位置認識手段とを備え
    ることを特徴とする位置認識システム装置。
  3. 【請求項3】 前記近接無線固定局特定手段は、サービ
    スエリアの重なり合う無線固定局の関係を予め記憶する
    サービスエリアテーブルを含んだものであることを特徴
    とする請求項2記載の位置認識システム装置。
  4. 【請求項4】 予め定められた経路に沿い遠隔操作可能
    な接続器を介して多段に直列に接続したライン状無線固
    定局を以て、無線携帯端末の位置を認識する位置認識シ
    ステム装置であって、前記接続器を遠方側から順次オフ
    する遠隔制御手段と、該遠隔制御手段が何処の接続器を
    オフしたときに前記無線携帯端末との無線回線が途絶す
    るかを検出する有効接続器検出手段と、該有効接続器検
    出手段の検出結果に基づいて前記無線携帯端末の位置を
    割り出す位置認識手段とを備えることを特徴とする位置
    認識システム装置。
  5. 【請求項5】 予め定められた経路に沿い遠隔操作可能
    な接続器を介して多段に直列に接続したライン状無線固
    定局を以て、無線携帯端末の位置を認識する位置認識シ
    ステム装置であって、前記接続器を近方側から順次オン
    する遠隔制御手段と、該遠隔制御手段が何処の接続器を
    オンしたときに前記無線携帯端末との無線回線が確立す
    るかを検出する有効接続器検出手段と、該有効接続器検
    出手段の検出結果に基づいて前記無線携帯端末の位置を
    割り出す位置認識手段とを備えることを特徴とする位置
    認識システム装置。
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