JPH08331634A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH08331634A
JPH08331634A JP7134546A JP13454695A JPH08331634A JP H08331634 A JPH08331634 A JP H08331634A JP 7134546 A JP7134546 A JP 7134546A JP 13454695 A JP13454695 A JP 13454695A JP H08331634 A JPH08331634 A JP H08331634A
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JP
Japan
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range
radio wave
radio waves
communication device
portable transceiver
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Application number
JP7134546A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Yamakita
佳伸 山北
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基地局の電波到達範囲内にある携帯用送受信
機(以後、子機)を所定の手順で登録して情報の送受を
行う無線通信装置において、電波到達範囲内での子機の
位置の検出を可能にすることを目的とする。 【構成】 基地局の電波到達範囲内にある携帯用送受信
機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線通信装
置において、基地局CSは、電波到達範囲内の任意のエ
リアに対して電波の送信が行えるようアンテナ切替回路
101で調整し、そのエリアに対して断続回路108に
よる断続的な電波の送出を行う。電波到達範囲内に子機
がある場合には、基地局CSからの断続的な電波の送出
により子機は利用者の操作に関係なく登録動作開始の為
の電波を送出するため、基地局CSはこれを子機検出回
路110で検出し、電波到達範囲内での子機の位置を知
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電波到達範囲内にあ
る携帯用送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を
行う無線通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電波の到達範囲内(以後、カバー
エリアと称する)であれば、そこを自由に移動しながら
通信を行うことができる、いわゆる携帯電話などの無線
通信装置が開発されている。このような無線通信装置
は、基地局をより多く配置することで、より広い範囲を
カバーエリアとすることができる。しかし、基地局をよ
り多く配置した場合、他の送受信機から移動中の携帯用
送受信機を呼び出そうとすると、その現在位置が不明で
何処(どの基地局)に対して呼び出しを行ってよいのか
が分からなくなるという問題を生ずることとなる。この
問題点に対し、例えば、無線通信装置の一種である第二
世代コードレス電話システム(財団法人電波システム開
発センター発行「第二世代コードレス電話システム 標
準規格 第1版」平成5年12月20日策定 第369
頁乃至第371頁)では、携帯用送受信機がいずれかの
基地局の電波を検出した時、あるいはカバーエリア内で
携帯用送受信機の電源の投入を行った時に、携帯用送受
信機の存在をその基地局へ登録させる(位置登録)とい
う技術を開発し、これに対応している。
【0003】又、上記技術による位置登録では対応でき
ない部分、即ち、カバーエリアからはずれた(他の基地
局のカバーエリアにも入らない時)ことの検出や、ある
いはカバーエリア内での位置を得る技術なども幾つか提
案されている。具体的には、基地局で携帯用送受信機か
ら受信した電波の受信電界値を測定して、これからカバ
ーエリア内での現在位置を推定する技術(例えば、特開
昭63−23429号公報参照:従来技術Aとする)
や、携帯用送受信機にGPS(Global Positioning Sys
tem)を付加 してこれにより現在位置を知り得る技術
(例えば、特開平4−357753号公報や特開平5−
203720号公報参照:従来技術Bとする)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術Aでは、携帯用送受信機が電波を送出している状態
(例えば、通話状態)でなければならず、操作者が操作
できない、或いは、しない状況(例えば、盗難にあった
場合や、遭難などで意識の無い場合)では、携帯用送受
信機の電源が投入されている待ち受け状態であってもそ
の効果を得ることができない。
【0005】又、従来技術Bでは、携帯用送受信機に本
来の機能とは関連のない付加の回路が必要となり、消費
電力や携帯性、コストの面で他の問題を招来する。本発
明は、斯様な点に鑑みて為されたもので、携帯用送受信
機の構成を変更することなく、携帯用送受信機の操作者
による操作が無い場合に於いても、基地局カバーエリア
内での携帯用送受信機の位置を知ることができる無線通
信装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1は、電波到達範
囲内にある携帯用送受信機を所定の手順で登録して情報
の送受を行う無線通信装置において、電波到達範囲全域
の中から特定の範囲を選択する範囲設定手段と、該範囲
設定手段で設定された特定の範囲に対し電波の送出と停
止を制御する送出制御手段と、該送出制御手段で電波の
送出を行った時に携帯用送受信機からの電波の受信があ
るか否かを検出する検出手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、電波到達範囲全域の中から特定の範
囲を選択する範囲設定手段と、該範囲設定手段で設定さ
れた特定の範囲に対し電波の送出と停止を制御する送出
制御手段と、該送出制御手段で電波の送出を行った時に
携帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検出す
る検出手段と、該検出手段で前記電波到達範囲全域にて
電波検出されない場合に携帯用送受信機の登録を削除す
る登録再設定手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項3は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、電波到達範囲全域の中から特定の範
囲を選択する範囲設定手段と、該範囲設定手段で設定さ
れた特定の範囲に対し電波の送出と停止を制御する送出
制御手段と、該送出制御手段で電波の送出を行った時に
携帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検出す
る検出手段と、該検出手段の検出結果を報知する報知手
段とを備えることを特徴とするものである。
【0009】請求項4は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、電波到達範囲全域の中から特定の範
囲を選択する範囲設定手段と、該範囲設定手段で設定さ
れた特定の範囲に対し電波の送出と停止を制御する送出
制御手段と、該送出制御手段で電波の送出を行った時に
携帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検出す
る検出手段と、該検出手段の検出結果を通信回線に接続
された装置に通知する通知手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0010】請求項5は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、指向性のあるアンテナにより電波到
達範囲全域の中から特定の方向を選択する範囲設定手段
と、該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対し電波
の送出と停止を制御する送出制御手段とを備えることを
特徴とするものである。
【0011】請求項6は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、前記電波到達範囲を複数のアンテナ
により構成しその内の特定のアンテナを選択する範囲設
定手段と、該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対
し電波の送出と停止を制御する送出制御手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0012】請求項7は、電波到達範囲内にある携帯用
送受信機を所定の手順で登録して情報の送受を行う無線
通信装置において、前記電波到達範囲全域から通信の行
われていない範囲を選択し、この選択された範囲を特定
の範囲とする範囲設定手段と、該範囲設定手段で設定さ
れた特定の範囲に対し電波の送出と停止を制御する送出
制御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1では、範囲選択手段により選択した電
波到達範囲全域中の特定の範囲に対し、送出制御手段で
電波の送出と停止を行い、携帯用送受信機からの電波の
受信があるか否かを検出手段により検出し、特定の範囲
内に携帯用送受信機が存在するか判断する。
【0014】請求項2では、範囲選択手段により選択し
た電波到達範囲全域中の特定の範囲に対し、送出制御手
段で電波の送出と停止を行い、携帯用送受信機からの電
波の受信があるか否かを検出手段により検出し、携帯用
送受信機からの電波を受信しない場合には特定の範囲内
に携帯用送受信機が存在しないと判断し、登録を削除す
る。
【0015】請求項3では、範囲選択手段により選択し
た電波到達範囲全域中の特定の範囲に対し、送出制御手
段で電波の送出と停止を行い、携帯用送受信機からの電
波の受信があるか否かを検出手段により検出し、この検
出結果を報知手段により報知する。請求項4では、範囲
選択手段により選択した電波到達範囲全域中の特定の範
囲に対し、送出制御手段で電波の送出と停止を行い、携
帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検出手段
により検出し、この検出結果を通信回線に接続されてい
る装置に通知手段により通知する。
【0016】請求項5では、指向性のあるアンテナによ
り電波到達範囲全域の中から特定の方向を選択し、その
方向に対して送出制御手段で電波の送出と停止を行い、
携帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検出手
段により検出し、特定の範囲内に携帯用送受信機が存在
するか判断する。請求項6では、前記電波到達範囲を複
数のアンテナにより構成しその内の特定のアンテナを選
択し、そのアンテナに対して送出制御手段で電波の送出
と停止を行い、携帯用送受信機からの電波の受信がある
か否かを検出手段により検出し、特定のアンテナ範囲内
に携帯用送受信機が存在するか判断する。
【0017】請求項7では、範囲選択手段により電波到
達範囲全域の内、通信の行われていない範囲を選択し、
この範囲に対し送出制御手段で電波の送出と停止を行
い、携帯用送受信機からの電波の受信があるか否かを検
出手段により検出し、この範囲内に携帯用送受信機が存
在するか判断する。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例に係る無線通信装置とし
て、第二世代コードレス電話システム(財団法人電波シ
ステム開発センター発行「第二世代コードレス電話シス
テム標準規格 第1版」平成5年12月20日策定 に
規定[通称PHS:Personal Handy phone System])
を例に、図1乃至図5を参照しながら説明を行う。
【0019】図1は、本発明に係る一実施例としての無
線通信装置の概略構成図である。図1において、携帯用
送受信機(以後、子機と称する)PSは、基地局CSを
介して公衆回線Nに接続された他端末(図示せず)と情
報の送受信を行う構成となっている。基地局CSについ
て詳述する。
【0020】基地局CSは、子機PSとの電波の送受を
行うアンテナ100と、アンテナ100からの電波送出
範囲を切り替える範囲設定手段としてのアンテナ切替回
路101と、アンテナ100より受信した信号を増幅す
る受信アンプ102と、アンテナ100から送出する信
号を増幅する送信アンプ109と、送信アンプ109よ
り出力される信号をアンテナ100より出すか出さない
かを後述する主制御回路111からの指示で制御する送
出制御手段としての断続回路108と、送信信号および
受信信号の周波数変換を行う送受信回路103と、送信
信号および受信信号の変復調処理を行うモデム104
と、例えばTDMA/TDD等の方式に従い伝送路のア
クセス制御や送受タイミングの切替を行う伝送路制御回
路105と、例えばADPCMなどの音声圧縮伸長方式
に従い音声信号の符号復号処理を行う音声符号復号回路
106と、公衆回線Nに接続するため回線とのインタフ
ェースを行う通知手段としての回線I/F回路107
と、子機からの位置登録要求を検出しアンテナ切替回路
101の切替状況と併せて子機の位置を検出する検出手
段としての子機検出回路110と、上記各構成要素に夫
々接続され全体の制御を司る主制御回路111とを備え
ている。
【0021】尚、主制御回路111は、子機PSの検出
の結果により位置登録を再度設定し直す登録再設定手段
としても機能する。斯様な装置において、子機PSの位
置を検出する場合について説明する。始めに基地局CS
からの電波を受信した場合の、子機PSの基本的な動作
として、その位置登録シーケンスについて詳述する。
【0022】図2は、本発明の一実施例に係る子機PS
の位置登録動作のシーケンス図である。図2において、
子機PSは待ち受け状態で基地局CSのカバーエリア内
に入った時やカバーエリア内で電源の投入を行った時な
ど、基地局CSからの電波200を初めて受信した時
に、操作者の操作に関係なく基地局CSに対して位置登
録要求201を送信する。
【0023】基地局CSでは、位置登録要求201を含
む無線電波は、アンテナ100、アンテナ切替回路10
1を経由して、受信アンプ102による受信信号の増
幅、送受信回路103による周波数の変換、モデム10
4による復調、伝送路制御回路105による位置登録要
求201の取り出しを行った後、主制御回路111へ伝
えられる。主制御回路111では、受信した位置登録要
求201に対し、子機PSが正規の端末か否かを確認す
るため、認証要求203を、伝送路制御回路105、モ
デム104、送受信回路103、送信アンプ109、断
続回路108、アンテナ切替回路101、アンテナ10
0を経由して送信し、子機PSからの認証応答203を
待つ。そして、子機PSより返送された認証応答203
を、前記同様の経路で受信し、主制御回路111で検証
する。ここで、検証の結果、正規の端末と認められれば
前記同様の送出経路にて、位置登録受付204を子機P
Sへ送出すると共に、回線I/F回路107より公衆回
線N上に接続された図示しないセンターステーションへ
子機PSを記憶登録させ、位置登録の動作を終了する。
【0024】この一連の動作は、前述の第二世代コード
レス電話システムの規定によれば、最初に電波を受信し
た時のみ行われるよう規定されている。次に、本発明に
おける子機PSの位置検出について、図1乃至図5を参
照しながら詳述する。図3は、本発明に係る一実施例と
しての子機PSの位置検出を行う場合の基地局CSの動
作シーケンスである。
【0025】図4は、本発明に係る一実施例としての基
地局CSでのアンテナ切替動作の第1の実施例を示す説
明図である。図5は、本発明に係る一実施例としての基
地局CSでのアンテナ切替動作の第2の実施例を示す説
明図である。図3に於いて、主制御回路111は、位置
検出の開始(ステップ300)により、子機PSが基地
局CSのカバーエリア内に入った形跡があるか否か(位
置登録を行ったことがあるか否か)を検出する(ステッ
プ301)。これは、公衆回線N上に記憶登録された情
報を検索してもよいし、あるいは同様の情報を、基地局
CS内に設けた図示しない子機位置登録テーブルに記憶
させておき、そこから検索してもよい。
【0026】そして、既に位置登録がなされている状態
であれば、子機PSがカバーエリア内に存在する可能性
があるものとして、子機PSの位置の検出を開始する。
ここで、位置の登録が為されていなければ、カバーエリ
ア内に入っていないか、あるいは入っていても電源を入
れていない(待ち受け状態になっていない)状態である
ので、検出することは不可能と判断し、検出を終了する
(ステップ310)。
【0027】さて、検出対象となる子機PSが、ステッ
プ301にて、カバーエリア内で位置登録された状態で
あると判断された場合、主制御回路111は、アンテナ
切替回路101を制御して、電波を送受信するためのア
ンテナ100を任意のエリア(カバーエリア内を複数の
エリアに分割し、その内の一つあるいは幾つか)のみに
機能するよう設定し(ステップ302)、断続回路10
8を指示して電波の送信を開始させる(ステップ30
3)。ここで、任意のエリアのみに電波の送信を行うア
ンテナ100としては、所定の方向に対してのみ電波の
送受を制御することができる指向性のアンテナを用いて
もよいし(図4に示す分割エリア402毎の電波の送受
信)、あるいは、複数のアンテナを幾つかの場所に分散
させ(図5に示すような小さなエリア502,503
等)、それらを個別のアンテナ504等で切り替えて実
現してもよい。即ち、特定のエリアを幾つかのエリアに
分割できる方式であればよい。
【0028】ステップ304において、設定されたエリ
ア内に子機PSがあれば、子機PSは、図2に示すシー
ケンスを実行するため位置登録要求201の信号を送出
する。ここでは、仮に、子機PSが存在せず、その要求
が発生しないものとすると、主制御回路111は、今検
出を行ったエリアが全てのエリアに対して最終のエリア
か否かを確認する(ステップ305)。
【0029】そして、まだ全ての範囲を調査していない
状態であれば、主制御回路111は、アンテナ100か
らの電波の送出を断続回路108により一旦停止させ
(ステップ306)、アンテナ切替回路101でアンテ
ナの切替(図4,5等に示す分割エリアの切替)を行っ
て(ステップ302)再び電波の送出を行わせる(ステ
ップ303)。
【0030】以降は、上記したステップ302から30
6の動作を繰り返し行う。そして、子機PSからの位置
登録要求201が検出できた場合には、主制御回路11
1は、その時のアンテナの状態、即ち何処の分割エリア
を検索していたのかを子機検出回路110で検出させ
(ステップ307)、その旨を図示しない表示パネルに
表示して(ステップ308)検索を終了する(ステップ
310)。また、全ての範囲を検索し終えても子機PS
からの位置登録要求201を検出できない場合は、子機
PSが基地局のカバーエリア外に出ているものとして、
その旨を図示しない表示パネルに表示(ステップ30
9)すると共に、公衆回線N上のセンターステーション
への登録更新(位置登録の削除)を行って、検出を終了
する(ステップ310)。この時、主制御回路111
は、基地局CSの内部に、自己の電波到達範囲内に存在
する子機PSのテーブルを備えている場合には、その登
録を抹消し情報を更新する。本実施例では、子機検出回
路110の検出結果を表示パネルにより報知している
が、音声出力回路を設け、音で検出結果を報知する様に
してもよい。
【0031】以上の動作により、基地局CSのカバーエ
リア内にある子機PSは、子機利用者が子機を操作でき
ないあるいはしない状況(例えば、遭難した場合や盗難
にあった場合)にあっても、待ち受け状態にさえなって
いれば、利用者の操作無しに子機の位置を知ることが可
能になる。また、基地局CSのカバーエリア内に一旦入
った後、そこから抜けた子機PSについても、現時点で
基地局CSのカバーエリア内に無いことを確認すること
ができ、他の端末からの呼び出しがあった場合に、存在
しない子機PSを呼び出すことなく、発信元端末へエリ
ア外として返答することが可能になる。
【0032】以上の実施例では、各分割エリア(例え
ば、402や502)への電波の送信を一度だけ行って
いるが、確実な検出を行うため、それぞれのエリアにつ
いて複数回電波の送出を繰り返すよう構成してもよい。
また、遮断回路108による電波の遮断間隔は、子機P
Sが、基地局CSからの電波が途絶えたと判断(即ち、
子機PSが基地局CSのカバーエリアから外れたと判
断)される時間が確保されていれば、任意の時間で構わ
ない。そして、基地局CSがTDD方式を採用してアン
テナ切替回路101内にTDD送信受信切替回路を備え
るものである場合には、それで遮断回路108の動作を
実現できれば、別途遮断回路108を設ける必要はな
い。
【0033】更に、以上の実施例では、電波を送出する
分割エリアは基地局CSのカバーエリアに対してただ一
つとして説明を行ったが、これに限られるものではな
く、複数を同時に行って論理的な判断を行ってもよい
し、あるいは、調査エリア以外は全て通常の状態(調査
のための電波遮断を行わない状態で、子機PSは通話を
行える状態)としておいても構わない。この場合、基地
局CSの全カバーエリアの内から、他の子機との通話が
行われていないところを選んで順に調査するよう構成す
れば、調査対象でない他の子機の通話を妨げることを避
けることができる。
【0034】更にまた、基地局CS内の音声符号復号回
路106と回線I/F107を省略することにより基地
局CSを移動可能とし、図示しない表示パネル若しくは
音声出力回路を設け子機検出結果を報知する様にするこ
とにより、子機の探知機とすることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1では、基地局CSが任意エリア
への電波の送出を断続的に行うよう構成したことによ
り、子機利用者が子機を操作できないあるいはしない状
況(例えば、遭難した場合や盗難にあった場合)にあっ
ても、待ち受け状態にさえなっていれば利用者の操作無
しに子機の位置を知ることが可能になる。
【0036】請求項2では、請求項1の効果に加え、基
地局CSのカバーエリア内に一旦入った後、そこから抜
けた子機PSについても、現時点で基地局CSのカバー
エリア内に無いことを確認することができる。請求項3
では、基地局CSを携帯型の子機PSの探知機とするこ
とができる。請求項4では、請求項2の効果に加え、公
衆回線N上の他の端末からの呼び出しがあった場合、存
在しない子機PSを呼び出すことなく、発信元端末へエ
リア外として返答することが可能になる。
【0037】請求項5では、子機PSが基地局CSに対
してどの方位に位置するかが認識でき、探索し易くな
る。請求項6では、子機PSがどのアンテナ付近に位置
するかが認識でき、探索し易くなる。また、アンテナの
配置を変えることにより任意の形状のカバーエリアが構
成でき、更に、アンテナを増設するだけでカバーエリア
を拡大できるため汎用性が高くなる。
【0038】請求項7では、基地局CSの全カバーエリ
アの内から、他の子機との通話が行われていないところ
を選んで子機PSの検出を行うため、調査対象でない他
の子機の通話を妨げることを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例としての無線通信装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る子機PSの位置登録動
作のシーケンス図である。
【図3】本発明に係る一実施例としての子機PSの位置
検出を行う場合の基地局CSの動作シーケンスである。
【図4】本発明に係る一実施例としての基地局CSでの
アンテナ切替動作の第1の実施例を示す説明図である。
【図5】本発明に係る一実施例としての基地局CSでの
アンテナ切替動作の第2の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
PS 携帯用送受信機(子機) CS 基地局 N 公衆回線 100 アンテナ 101 アンテナ切替回路 102 受信アンプ 103 送受信回路 104 モデム 105 伝送路制御回路 106 音声符号復号回路 107 回線I/F回路 108 断続回路 109 送信アンプ 110 子機検出回路 111 主制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波到達範囲内にある携帯用送受信機を
    所定の手順で登録して情報の送受を行う無線通信装置に
    おいて、 電波到達範囲全域の中から特定の範囲を選択する範囲設
    定手段と、 該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対し電波の送
    出と停止を制御する送出制御手段と、 該送出制御手段で電波の送出を行った時に携帯用送受信
    機からの電波の受信があるか否かを検出する検出手段と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 電波到達範囲内にある携帯用送受信機を
    所定の手順で登録して情報の送受を行う無線通信装置に
    おいて、 電波到達範囲全域の中から特定の範囲を選択する範囲設
    定手段と、 該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対し電波の送
    出と停止を制御する送出制御手段と、 該送出制御手段で電波の送出を行った時に携帯用送受信
    機からの電波の受信があるか否かを検出する検出手段
    と、 該検出手段で前記電波到達範囲全域にて電波検出されな
    い場合に携帯用送受信機の登録を削除する登録再設定手
    段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】 電波到達範囲内にある携帯用送受信機を
    所定の手順で登録して情報の送受を行う無線通信装置に
    おいて、 電波到達範囲全域の中から特定の範囲を選択する範囲設
    定手段と、 該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対し電波の送
    出と停止を制御する送出制御手段と、 該送出制御手段で電波の送出を行った時に携帯用送受信
    機からの電波の受信があるか否かを検出する検出手段
    と、 該検出手段の検出結果を報知する報知手段とを備えるこ
    とを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 電波到達範囲内にある携帯用送受信機を
    所定の手順で登録して情報の送受を行う無線通信装置に
    おいて、 電波到達範囲全域の中から特定の範囲を選択する範囲設
    定手段と、 該範囲設定手段で設定された特定の範囲に対し電波の送
    出と停止を制御する送出制御手段と、 該送出制御手段で電波の送出を行った時に携帯用送受信
    機からの電波の受信があるか否かを検出する検出手段
    と、 該検出手段の検出結果を通信回線に接続された装置に通
    知する通知手段とを備えることを特徴とする無線通信装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3又は請求
    項4において、 前記範囲設定手段は、指向性のあるアンテナにより特定
    の方向を選択することを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3又は請求
    項4において、 前記範囲設定手段は、前記電波到達範囲を複数のアンテ
    ナにより構成しその内の特定のアンテナを選択すること
    を特徴とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6において、 前記範囲設定手段は、前記電波到達範囲全域から通信の
    行われていない範囲を選択し、この選択された範囲を特
    定の範囲とすることを特徴とする無線通信装置。
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