JPH08275072A - 映像信号検出回路及びこれを用いたav信号選択装置 - Google Patents

映像信号検出回路及びこれを用いたav信号選択装置

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JPH08275072A
JPH08275072A JP7076610A JP7661095A JPH08275072A JP H08275072 A JPH08275072 A JP H08275072A JP 7076610 A JP7076610 A JP 7076610A JP 7661095 A JP7661095 A JP 7661095A JP H08275072 A JPH08275072 A JP H08275072A
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JP
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signal
video signal
video
voltage level
detection
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JP7076610A
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Inventor
Kazuaki Nakayama
和昭 中山
Akihiro Aoyama
明宏 青山
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生(出力)すべき映像信号の有無を確実に
判別して、複数の入力映像信号及び入力音声信号のうち
から所望のAV信号を選択して出力する。 【構成】 映像信号検出手段は、第2クランプ映像信号
の電圧レベルを所定の基準電圧レベルと比較することに
より、入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれてい
るか否かを判別し、映像検出信号を出力するので、ブル
ーバック信号やブラックバック信号等の同期信号を有す
る映像信号が入力されても、実際に表示すべき映像信号
が含まれていないものとして判別することができる。ま
た、制御手段は、映像検出信号に基づいて、第1切換制
御信号を第1切換手段に出力し、第1切換手段は、第1
切換制御信号に基づいてn組の信号群のうちいずれか一
の信号群を選択して出力するので、容易、かつ、確実に
AV信号を選択して出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号検出回路及び
これを用いたAV(Audio and Video ;音声及び映像)
信号選択装置に係り、特にAV信号を出力する装置が複
数接続され、これら複数の装置のうちから、表示対象の
映像信号あるいは出力対象の音声信号を含むAV信号を
出力している装置を選択する際に用いられる映像信号検
出回路及びこれを用いたAV信号選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】AV信号を出力する装置として、LD
(Laser vision Disk )プレーヤ、VTR(Video Tape
Recorder )、CATV(CAble TeleVision)受信機、
TV(Television)チューナ等がよく知られている。
【0003】これらの装置を複数接続し、表示すべき映
像信号あるいは出力すべき音声信号を出力している装置
を自動的に選択し、映像表示あるいは音声出力を行なう
べきAV信号を選択するAV信号選択装置が知られてい
る。
【0004】このようなAV信号選択装置を備えた従来
の装置として、複数のLDプレーヤを有する業務用のカ
ラオケ装置がある。この従来の業務用カラオケ装置にお
いては、実際に再生すべき映像信号が存在しない場合に
は各LDプレーヤは映像信号を出力しない構成となって
いたため、映像信号が出力されているか否かを同期信号
の有無を検出することにより判別し、映像信号が出力さ
れているLDプレーヤからの信号を選択的に出力して表
示及び音声出力を行なうように構成されていた。
【0005】ところで、業務用カラオケ装置と同様な機
能を安価に構成すべく、単体で動作可能な複数のLDプ
レーヤをAV信号選択装置に接続し、AV信号選択装置
により表示及び音声出力を行なうべきAV信号を選択し
た簡易カラオケ装置が提案されている。
【0006】図11に簡易カラオケ装置に用いられるA
V信号選択装置の概要構成図を示す。AV信号選択装置
50は、音声信号A-1〜A-m(m:2以上の整数)が入
力され、選択信号SSEL に基づいていずれかの音声信号
を選択音声信号AS として出力する第1セレクタ51
と、映像信号V-1〜V-mが入力され、選択信号SSEL
基づいていずれかの映像信号を選択映像信号VS として
出力する第2セレクタ52と、音声信号A-1〜A-mがそ
れぞれ入力され、入力された音声信号が出力すべき音声
信号を含むか否かを入力音声信号レベルに基づいて判別
し音声検出信号A DT1 〜ADTm を出力する複数の音声検
出回路53-1〜53-mと、AV信号選択装置50全体を
制御するとともに、音声検出信号ADT1 〜ADTm に基づ
いて選択信号SSEL を出力するコントローラ54と、を
備えて構成されている。
【0007】次に図12を参照して、AV信号選択装置
50の動作を説明する。この場合において、AV信号選
択装置50の入力端子には、全て民生用のLDプレーヤ
が接続されているものとし、各LDプレーヤは、LDの
再生を行なっていない場合には、ブルーバック画面に対
応するブルーバック信号(同期信号を含む。)を出力す
るものとする。ブルーバック画面とは、画面全体が所定
の輝度を有する青色一色の画面であり、無信号状態によ
るノイズ等により画面が見づらくなるのを防止するため
の画面である。
【0008】以下の説明では、AV信号選択装置50の
入力端子に接続されたm台のLDプレーヤが接続されて
いるものとし、m台のLDプレーヤのうち一のLDプレ
ーヤX (X:1〜m)に着目して説明を行なう。
【0009】時刻t1 に電源がオンされたとすると、L
DプレーヤX は、ブルーバック信号を出力し(図12
(d)参照)、同期信号が出力されることとなる(図1
2(c)参照)。
【0010】時刻t2 になり、演奏を開始して実際の映
像信号が得られると、LDプレーヤX はブルーバック信
号の出力を中断し、ブルーバック信号に代えて実際の映
像信号を出力する(図12(e)参照)。
【0011】これと並行して、音声検出回路53-1〜5
-mは、入力された音声信号が出力すべき音声信号を含
むか否かを入力音声信号レベルに基づいて判別し音声検
出信号ADT1 〜ADTm をコントローラ54に出力する。
【0012】ここで、図12(f)に示すように、時刻
2 にLDプレーヤX から音声信号が音声検出回路53
-Xに出力されたとすると、音声検出回路53-Xは、出力
すべき音声信号を含むと判断して、対応する音声検出信
号ADTX をコントローラ54に出力する。
【0013】この結果、コントローラ54は、LDプレ
ーヤX を選択するための選択信号S SEL を第1セレクタ
51及び第2セレクタ52に出力し、LDプレーヤX の
出力した映像信号及び音声信号がAV信号選択装置50
から出力され、対応する表示及び音声出力が行なわれる
こととなっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
簡易カラオケ装置を構成する各LDプレーヤから出力さ
れる映像信号と音声信号とは必ずしも同期しているとは
限らず、例えば、図12(g)に示すように、演奏開始
時に、時刻t2 において映像信号が出力されたとして
も、音声信号は時刻t3 にならなければ出力されないよ
うな場合には、従来の音声信号だけによる検出方法では
時刻t2 〜時刻t3 の間に再生された映像信号は出力さ
れないという問題点があった。
【0015】また、同様にして、演奏終了時に時刻t5
まで映像信号の出力が有るとしても、時刻t4 に音声信
号が終了してしまう場合等には、時刻t4 〜時刻t5
間に再生された映像信号は出力されないという問題点が
有った。
【0016】そこで、本発明の目的は、再生(出力)す
べき映像信号の有無を確実に判別する映像信号検出回路
及び、再生(出力)すべき映像信号(及び音声信号)の
有無を確実に判別して複数の入力映像信号及び入力音声
信号のうちから所望のAV信号を選択して出力すること
が可能なAV信号選択装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、入力映像信号のうち、少な
くとも輝度信号と搬送色信号を重畳した信号部分の平均
電圧レベルを検出する検出手段と、前記平均電圧レベル
が予め設定したクランプ電圧レベルとなるように前記入
力テレビジョン信号をクランプして第1クランプ映像信
号を出力するクランプ手段と、前記第1クランプ映像信
号から前記搬送色信号成分を除去して第2クランプ映像
信号を出力する搬送色信号成分除去手段と、前記第2ク
ランプ映像信号の電圧レベルを所定の基準電圧レベルと
比較することにより、前記入力映像信号に表示対象の映
像信号が含まれているか否かを判別し、映像検出信号を
出力する映像信号検出手段と、を備えて構成する。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記映像信号検出手段は、前記第2クラン
プ映像信号の電圧レベルが前記基準電圧レベルを超えた
場合に前記入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれ
ている旨の前記映像検出信号を出力する判別制御手段を
備えて構成する。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記判別制御手段は、所定時間中に前記第
2クランプ映像信号の電圧レベルが前記基準電圧レベル
を超えた回数が予め設定された基準カウント数を超えた
場合に前記入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれ
ている旨の前記映像検出信号を出力するように構成す
る。
【0020】請求項4記載の発明は、入力映像信号のう
ち、少なくとも輝度信号と搬送色信号を重畳した信号部
分の平均電圧レベルを検出する検出手段と、前記平均電
圧レベルを所定の基準電圧レベルと比較することによ
り、前記入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれて
いるか否かを判別し、映像検出信号を出力する映像信号
検出手段と、を備えて構成する。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記映像信号検出手段は、前記平均電圧レ
ベルが前記基準電圧レベルを超えた場合に前記入力映像
信号に表示対象の映像信号が含まれている旨の前記映像
検出信号を出力する判別制御手段を備えて構成する。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記判別制御手段は、所定時間中に前記平
均電圧レベルが前記基準電圧レベルを超えた回数が予め
設定された基準カウント数を超えた場合に前記入力映像
信号に表示対象の映像信号が含まれている旨の前記映像
検出信号を出力するように構成する。
【0023】請求項7記載の発明は、一組が映像信号と
前記映像信号と対となる音声信号とを含む信号群のn組
(n:2以上の整数)が入力され、第1切換制御信号に
基づいて前記n組の信号群のうちいずれか一の信号群を
選択して出力する第1切換手段と、前記n組の信号群の
うち、少なくとも(n−1)組の信号群を構成する前記
映像信号が入力され、第2切換制御信号に基づいて、入
力された映像信号のうちいずれか一の映像信号を選択し
て出力する第2切換手段と、前記第2切換手段により選
択された一の映像信号が入力映像信号として入力され、
前記入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれている
か否かを判別し、映像検出信号を出力する請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載の映像信号検出回路と、前記
映像検出信号に基づいて前記第1切換制御信号を出力す
るとともに、所定のタイミングで前記第2切換制御信号
を出力する制御手段と、を備えて構成する。
【0024】請求項8記載の発明は、映像信号と前記映
像信号と対となる音声信号とで一組の信号群を構成し、
n組(n:2以上の整数)の信号群が入力され、第1切
換制御信号に基づいて前記n組の信号群のうちいずれか
一の信号群を選択して出力する第1切換手段と、前記n
組の信号群のうち、少なくとも(n−1)組の信号群を
構成する前記映像信号が入力され、第2切換制御信号に
基づいて、入力された映像信号のうちいずれか一の映像
信号を選択して出力する第2切換手段と、前記第2切換
手段により選択された一の映像信号が入力映像信号とし
て入力され、前記入力映像信号に表示対象の映像信号が
含まれているか否かを判別し、映像検出信号を出力する
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の映像信号検出
回路と、前記n組の信号群のうち、少なくとも(n−
1)組の信号群を構成する前記音声信号が入力され、第
3切換制御信号に基づいて入力された音声信号のうちい
ずれか一の音声信号を選択して出力する第3切換手段
と、前記第3切換手段により選択された一の音声信号に
出力対象の音声信号が含まれているか否かを判別し、音
声検出信号を出力する音声検出手段と、前記映像検出信
号及び前記音声検出信号に基づいて前記第1切換制御信
号を出力するとともに、所定のタイミングで前記第2切
換制御信号及び前記第3切換制御信号を出力する制御手
段と、を備えて構成する。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明によれば、検出手段は、入
力映像信号のうち、少なくとも輝度信号と搬送色信号を
重畳した信号部分の平均電圧レベルを検出し、クランプ
手段は、検出手段により検出された平均電圧レベルが予
め設定したクランプ電圧レベルとなるように入力テレビ
ジョン信号をクランプして第1クランプ映像信号を搬送
色信号成分除去手段に出力する。
【0026】搬送色信号成分除去手段は、第1クランプ
映像信号から搬送色信号成分を除去して第2クランプ映
像信号として映像信号検出手段に出力する。これらによ
り映像信号検出手段は、第2クランプ映像信号の電圧レ
ベルを所定の基準電圧レベルと比較することにより、入
力映像信号に表示対象の映像信号が含まれているか否か
を判別し、映像検出信号を出力する。
【0027】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、第2クラン
プ映像信号の電圧レベルが基準電圧レベルを超えた場合
に入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれている旨
の映像検出信号を出力する。
【0028】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、所定時間中
に第2クランプ映像信号の電圧レベルが基準電圧レベル
を超えた回数が予め設定された基準カウント数を超えた
場合に入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれてい
る旨の映像検出信号を出力する。
【0029】請求項4記載の発明によれば、検出手段
は、入力映像信号のうち、少なくとも輝度信号と搬送色
信号を重畳した信号部分の平均電圧レベルを検出し、映
像信号検出手段は、検出手段により検出された平均電圧
レベルを所定の基準電圧レベルと比較することにより、
入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれているか否
かを判別し、映像検出信号を出力する。
【0030】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、平均電圧レ
ベルが基準電圧レベルを超えた場合に入力映像信号に表
示対象の映像信号が含まれている旨の映像検出信号を出
力する。
【0031】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、所定時間中
に平均電圧レベルが基準電圧レベルを超えた回数が予め
設定された基準カウント数を超えた場合に入力映像信号
に表示対象の映像信号が含まれている旨の映像検出信号
を出力する。
【0032】請求項7記載の発明によれば、第1切換手
段は、一組が映像信号とこの映像信号と対となる音声信
号とを含む信号群のn組が入力され、第1切換制御信号
に基づいてn組の信号群のうちいずれか一の信号群を選
択して出力する。
【0033】第2切換手段は、入力された少なくとも
(n−1)組の信号群を構成する映像信号から、所定の
タイミングで制御手段より入力された第2切換制御信号
に基づいて、入力された映像信号のうちいずれか一の映
像信号を選択して映像信号検出回路に出力し、映像信号
検出回路は、第2切換手段により選択された一の映像信
号が入力映像信号として入力され、入力映像信号に表示
対象の映像信号が含まれているか否かを判別し、映像検
出信号を出力する。
【0034】これにより制御手段は、映像検出信号に基
づいて、第1切換制御信号を第1切換手段に出力し、第
1切換手段は、第1切換制御信号に基づいてn組の信号
群のうちいずれか一の信号群を選択して出力する。
【0035】請求項8記載の発明によれば、第2切換手
段は、第2切換制御信号に基づいて、入力された少なく
とも(n−1)組の信号群を構成する映像信号のうちい
ずれか一の映像信号を選択して映像信号検出回路に出力
する。
【0036】映像信号検出回路は、入力映像信号に表示
対象の映像信号が含まれているか否かを判別し、映像検
出信号を制御手段に出力する。これと並行して、第3切
換手段は、n組の信号群のうち、少なくとも(n−1)
組の信号群を構成する音声信号が入力され、第3切換制
御信号に基づいて入力された音声信号のうちいずれか一
の音声信号を選択して音声検出手段に出力し、音声検出
手段は、第3切換手段により選択された一の音声信号に
出力対象の音声信号が含まれているか否かを判別し、音
声検出信号を制御手段に出力する。
【0037】これらにより、制御手段は、映像検出信号
及び音声検出信号に基づいて、第1切換制御信号を第1
切換手段に出力し、第1切換手段は、第1切換制御信号
に基づいて入力されたn組の信号群のうちいずれか一の
信号群を選択して出力する。
【0038】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。第1実施例 図1にLDプレーヤをn(n:2以上の整数)台接続し
てカラオケシステムを構築する場合の概要構成図を示
す。
【0039】カラオケシステム1は、LDを再生し、カ
ラーテレビジョン信号である映像信号V-1〜V-n及びア
ナログ音声信号である音声信号A-1〜A-nを出力する複
数のLDプレーヤ2-1〜2-nと、映像信号V-1〜V-n
基づいて出力すべき映像信号及び音声信号を判別し、選
択映像信号VS 及び選択音声信号AS として出力するA
V信号選択装置3と、AV信号選択装置3により選択さ
れた選択映像信号VSに基づいて、ディスプレイ4に表
示を行なうとともに、選択された選択音声信号AS にマ
イク5より入力された音声信号AM を重畳してスピーカ
6を介して出力するカラオケ装置本体7と、を備えて構
成されている。
【0040】図2にAV信号選択装置3の概要構成ブロ
ック図を示す。AV信号選択装置3は、音声信号A-1
-nが入力され、選択信号SSEL に基づいていずれかの
音声信号を選択音声信号AS として出力する第1セレク
タ11と、映像信号V-1〜V-nが入力され、選択信号S
SEL に基づいていずれかの映像信号を選択映像信号VS
として出力する第2セレクタ12と、映像信号V-1〜V
-(n-1)が入力され、切換信号SSWに基づいていずれかの
映像信号を検出対象映像信号VDTとして出力する第3セ
レクタ13と、検出対象映像信号VDTに基づいて当該検
出対象映像信号VDTを選択映像信号VS として出力すべ
きか否かを判別し映像選択信号VSEL を出力する映像検
出回路14と、AV信号選択装置3全体を制御するとと
もに、所定タイミング毎に切換信号SSWを更新しつつ出
力し、映像選択信号VSEL に基づいて選択信号SSEL
出力するコントローラ15と、を備えて構成されてい
る。
【0041】この場合において、第3セレクタ13に
は、映像信号V-1〜V-(n-1)が入力され、映像信号V-n
が入力されていないのは、映像信号V-1〜V-(n-1)のい
ずれにも表示すべき映像信号が含まれていない場合に
は、映像信号V-nを優先的に出力するように構成してい
るからであり、このような優先出力を設けない場合等に
は、第3セレクタ13に映像信号V-1〜V-nを入力する
ように構成してもよい(以下、同様)。
【0042】図3に映像検出回路14の回路構成例を示
す。映像検出回路14は、検出対象映像信号VDTの低域
成分を通過させる所定の時定数を有するロウパスフィル
タ(LPF)20と、ロウパスフィルタ20の出力側に
接続され、検出対象映像信号VDTの略正側(=0[V]
以上)をクランピングするクランプ回路21と、クラン
プ回路21によりクランプされた検出対象映像信号VDT
から搬送色信号(クロマ信号)成分を除去して出力する
クロマトラップ回路22と、検出対象映像信号VDTから
搬送色信号成分が除去された信号の電圧VCMP と基準電
圧VREF を比較し、電圧VCMP が基準電圧VREF を超え
た場合に“H”レベルの比較結果信号SCMP を出力する
コンパレータ23と、比較結果信号SCMP を積分して映
像選択信号VSEL として出力する積分回路24を備えて
構成されている。
【0043】ここで、上記ロウパスフィルタ20の時定
数は、映像信号中の搬送色信号成分やノイズ成分が除去
されるように設定し、例えば、5〜10μsecの範囲
に設定する。また、コンデンサC1 は上記クランピング
により検出対象映像信号VDTをレベルシフトしつつその
直流レベルを保持するためのものであり、抵抗R2 はこ
のコンデンサC1 の放電ルートを確保するとともに、ク
ランプ回路21のダイオードD1 に若干のバイアスを与
えることによってクランピング動作の不感帯をなくすも
のである。尚、上記ロウパスフィルタ20の時定数は、
どの程度の細かさ(粗さ)の画像の変化を変化として検
出するかによって決めればよい。また、上記の保持され
るとした直流レベルは、コンデンサC1 、抵抗R2 、ク
ランプ回路21のアンプIC1 の出力特性などによって
決まる充放電特性によって、平均値、ピーク値、あるい
はその中間的な性質を有する値とすることができるが、
以下の説明では代表して平均(平均値)と言うことにす
る。いずれの性質にするか、また、どの程度の時間の平
均とするかは、どのような画像の変化を検出できるよう
にするかによって決めればよい。
【0044】尚、図3において、抵抗R2 は正側電源
(+5[V])に接続した状態となっているが、実際の
回路では、図示しない垂直同期信号検出回路により垂直
同期信号VSYNCを検出している期間中は、この抵抗R2
は非接続とされ、垂直同期信号VSYNCを検出していない
期間中にのみ正側電源が供給されるようにし、垂直同期
信号VSYNCによるコンデンサC1 の放電を減少させるよ
うにしている。
【0045】ここで図4乃至図5を参照して動作を説明
する。この場合において、映像検出回路14が検出対象
映像信号VDTを選択映像信号VS として出力しない場合
の例として、検出対象映像信号VDTがブルーバック信号
(ブルーバック画面に相当)である場合について説明す
る。(1) ブルーバック信号入力時 図4にブルーバック信号が入力された場合の信号処理状
態説明図を示す。図4において、ブルーバック信号の搬
送色信号成分については、図示の簡略化のため破線の矩
形により示している(図4(a)及び図4(b)参
照)。また、図示の簡略化のため水平同期信号HSYNC
省略している。
【0046】まず、コントローラ15は、予め設定した
所定タイミング毎に切換信号SSWを更新しつつ出力し、
第3セレクタ13は、切換信号SSWに基づいていずれか
の映像信号を検出対象映像信号VDT(図4(a)参照)
として映像検出回路14に出力する。
【0047】これにより映像検出回路14のロウパスフ
ィルタ20は、その時定数に応じた検出対象映像信号V
DTの低域成分を通過させ、このロウパスフィルタ20の
出力信号に基づいてクランプ回路21は、検出対象映像
信号VDTの略映像部分の平均電圧レベルが0[V]とな
るようにクランピングする(図4(b)参照)。
【0048】つづいてクロマトラップ回路22は、クラ
ンピングされた検出対象映像信号V DTから搬送色信号成
分を除去する(図4(c)参照)。次にコンパレータ2
3は、クランピングされた検出対象映像信号VDTの電圧
CMP と基準電圧VREF とを比較することにより、表示
しようとする映像信号かブルーバック信号かを判別する
こととなる。ここで、基準電圧VREF は検出の感度が高
くかつ誤判別しない輝度の変化幅に相当するように設定
する。
【0049】この場合において、図5(a)に示すよう
に、画面一面がブルーバック信号に対応するブルーバッ
ク画面である場合には、クランピングの後、クロマトラ
ップを通過した検出対象映像信号VDTの電圧VCMP と基
準電圧VREF とを単純に比較すればよい。
【0050】しかしながら、図5(b)に示すように、
ブルーバック画面上にLDプレーヤが具備するオンスク
リンーディスプレイ(OSD:On Screen Display )機能に
より文字(図中、「PLAY」の文字を表示している)
が表示される場合には、入力された検出対象映像信号V
DTには、オンスクリーンディスプレイの文字に対応する
信号OSD (図4(a)〜(c)参照)が含まれることと
なるので、図示のようにブルーバック画面より文字の輝
度がある程度高い場合には、単純にコンパレータ23に
より比較して積分回路24により積分した映像検出信号
SEL は、信号 OSD の影響により、図4(f)の様なも
のとなる。
【0051】この結果、この映像検出信号VSEL に基づ
いてコントローラ15が判別を行なうと、ブルーバック
画面にも拘らず、表示すべき映像信号であると、誤判別
してしまうこととなる。
【0052】そこで、上述したように、ブルーバック画
面上にオンスクリーンディスプレイを行なう場合には、
図6に示すように、コンパレータ23とダイオードD2
の間に、ミュート回路25を挿入し、垂直同期信号V
SYNCの検出タイミングに基づいてコントローラ15がミ
ュート制御信号MC を出力することにより、図4(d)
に示すように、垂直同期信号VSYNCを検出したタイミン
グから時間Aが経過した時刻より、垂直同期信号VSYNC
を検出したタイミングから時間Bが経過する時刻まで、
すなわち、垂直同期信号VSYNCを検出したタイミングか
ら時間Aが経過した時刻から時間C(=B−A)が経過
するまでの間(図5(b)参照)、マスキングを行なう
ことにより、コンパレータ23の出力状態に拘らず、コ
ントローラ15に入力される映像選択信号VSEL は常に
ほぼ0[V]となり、誤判別を防止することができる。
【0053】コントローラ15は入力された映像選択信
号VSEL に基づき、検出対象画像信号VDTがブルーバッ
ク信号である場合には、当該検出対象映像信号VDTを選
択せずに、予め設定した所定タイミングで切換信号SSW
を更新し、次の映像信号を検出対象映像信号VDTとして
第3セレクタ13を介して画像検出回路14に入力し、
以下、同様の処理を行なうこととなる。
【0054】尚、上記ではブルーバック画面を例にあげ
たが、ブラックバック画面等の要するに単調な画面、す
なわち輝度変化のない、または、輝度変化が所定値以下
の画面においても同様の処理がなされる。(2) 動画像信号入力時 図7に動画像信号が入力された場合の信号処理状態説明
図を示す。
【0055】ここで、動画像とは狭義には時間とともに
変化するものを示すが、ここではカラオケの映像等、表
示対象とすべき映像を示すもとし、タイトル画面やスチ
ル画像のような静止画像も含むものや、静止画像のみか
らなる映像でもよい。
【0056】図7において、動画像信号の搬送色信号成
分及び水平同期信号HSYNCについては、図示の簡略化の
ため省略している(図7(a)及び図7(b)参照)。
まず、コントローラ15は、予め設定した所定タイミン
グ毎に切換信号SSWを更新しつつ出力し、第3セレクタ
13は、切換信号SSWに基づいていずれかの映像信号を
検出対象映像信号VDT(図7(a)参照)として映像検
出回路14に出力する。
【0057】これにより映像検出回路14のロウパスフ
ィルタ20は、検出対象映像信号V DTの低域成分を通過
させ、このロウパスフィルタ20の出力信号に基づいて
クランプ回路21は、検出対象映像信号VDTの略映像部
分の平均電圧レベルが0[V]となるようにクランピン
グする(図7(b)参照)。
【0058】つづいてクロマトラップ回路22は、クラ
ンピングされた検出対象映像信号V DTから搬送色信号成
分を除去する(図7(c)参照)。次にコンパレータ2
3は、クランピングされた検出対象映像信号VDTの電圧
CMP と基準電圧VREF とを比較することにより、比較
結果信号SCMP を出力する(図7(d)参照)。
【0059】この場合においても、上述したように、ブ
ルーバック画面上にオンスクリーンディスプレイを行な
う場合には、図7(e)に示すように、ミュート回路2
5(図6参照)により、垂直同期信号VSYNCを検出した
タイミングから時間Aが経過した時刻より、垂直同期信
号VSYNCを検出したタイミングから時間Bが経過する時
刻まで、すなわち、垂直同期信号VSYNCを検出したタイ
ミングから時間Aが経過した時刻から時間C(=B−
A)が経過するまでの間、マスキングを行なうことによ
り、コンパレータ23の出力状態に拘らず、コントロー
ラ15に入力される映像選択信号VSEL は常にほぼ0
[V]となり、誤判別を防止することができる。
【0060】さらに、コントローラ15は、検出対象画
像信号VDTが動画像信号である場合には、映像選択信号
SEL の電圧レベルはある輝度に相当する所定電圧レベ
ル(例えば、1.2[V])以上になる確率が高いと仮
定し、所定タイミング毎(例えば、20msec毎)に
映像選択信号VSEL をサンプリングし、映像選択信号V
SEL の電圧レベルが所定電圧レベル以上と検出した回数
が所定回数以上(例えば、5回以上)連続した場合に、
検出対象映像信号VDTには、動画像信号が含まれている
ものと判別する。
【0061】この結果、コントローラ15は、当該検出
対象映像信号VDTに対応する選択信号SSEL を出力し、
第1セレクタ11及び第2セレクタ12を制御し、対応
する映像信号及び音声信号を選択映像信号VS 及び選択
音声信号AS としてカラオケ装置本体7に出力する。
【0062】カラオケ装置本体7は、選択映像信号VS
に基づいて、ディスプレイ4に表示を行なうとともに、
選択された選択音声信号AS にマイク5より入力された
音声信号AM を重畳してスピーカ6を介して出力するこ
ととなる。
【0063】この選択映像信号VS による表示動作及び
選択音声信号AS による音声出力動作と並行して、コン
トローラ15は、予め設定した所定タイミングで切換信
号S SWを更新し、次の映像信号を検出対象映像信号VDT
として第3セレクタ13を介して画像検出回路14に入
力し、以下、同様の処理を行なう。
【0064】尚、複数の映像信号に表示すべき映像信号
があることが判別された場合は、予め設定した優先順位
に従って選択されるように構成する。以上の説明のよう
に、本実施例によれば、検出対象映像信号がブルーバッ
ク画面に対応するものか、動画像画面に対応するものか
を自動的に判別し、表示動作及び音声出力動作を行なえ
るので、民生用のLDプレーヤを用いて安価にカラオケ
システムを構築することができる。
【0065】以上の説明においては、ブルーバック信号
と動画像信号を識別する場合について説明したが、ブル
ーバック信号に代えて、ブラックバック信号を用いる場
合についても本実施例の適用が可能である。
【0066】また、以上の説明においては、映像信号及
び音声信号の出力装置として全てLDプレーヤを用いて
いたが、図8に示すように、2台のLDプレーヤ(LD
P1、LDP2)に1台のチューナを接続するなどの様
に、複数種類の装置を組合わせることも可能である。
【0067】図8の場合においては、2台のLDプレー
ヤ(LDP1、LDP2)のいずれからも表示すべき映
像信号が出力されていない場合、すなわち、両LDプレ
ーヤからブルーバック信号が出力されている場合には、
チューナの出力信号A-3、V -3を選択音声信号AS 及び
選択映像信号VS として優先的に出力するように構成し
ている。
【0068】また、図7(e)に示した時間Aの期間中
に、LDプレーヤから出力される映像信号中に図7
(a)に示すような、フレーム番号やチャプタ番号等を
表すコードデータ(例えば、バイフェーズコードデータ
等)BDが含まれている場合には、このコードデータを
検出することによりLDプレーヤが動作してLDが回転
駆動されていることを検出して、より映像信号検出の誤
判別を防止することができる。
【0069】尚、このコードデータBDのレベルと幅に
よって誤判別の恐れがある場合は、この期間もモューテ
ィングするように時間Aを設定すればよい第2実施例 上記第1実施例においては、選択信号SSEL の出力を検
出対象映像信号VDTに基づいて生成された映像選択信号
SEL に基づいて出力していたが、上述したように実際
の映像信号及び音声信号は必ずしも同期しているわけで
はない。
【0070】そこで、本第2実施例においては、検出対
象映像信号VDTに基づいて選択信号SSEL の出力開始タ
イミングを決定し、選択音声信号AS に基づいて選択信
号S SEL の出力終了タイミングを決定する場合について
説明する。
【0071】図9にAV信号選択装置30の概要構成ブ
ロック図を示す。図9において、図2の第1実施例と同
一または同様の部分には同一の符号を付すものとする。
AV信号選択装置30は、音声信号A-1〜A-nが入力さ
れ、選択信号SSEL に基づいていずれかの音声信号を選
択音声信号AS として出力する第1セレクタ11と、映
像信号V-1〜V-nが入力され、選択信号SSEL に基づい
ていずれかの映像信号を選択映像信号VS として出力す
る第2セレクタ12と、映像信号V-1〜V-(n-1)が入力
され、切換信号SSWに基づいていずれかの映像信号を検
出対象映像信号VDTとして出力する第3セレクタ13
と、検出対象映像信号VDTに基づいて当該検出対象映像
信号VDTを選択映像信号VS として出力すべきか否かを
判別し映像選択信号VSEL を出力する映像検出回路14
と、選択音声信号AS に基づいて出力すべき音声信号の
有無を判別し、音声選択信号ASEL を出力する音声検出
回路31と、AV信号選択装置30全体を制御するとと
もに、所定タイミング毎に切換信号SSWを更新しつつ出
力し、映像選択信号VSEL 及び音声選択信号A SEL に基
づいて選択信号SSEL を出力するコントローラ32と、
を備えて構成されている。
【0072】次に動画像信号が入力される場合の動作に
ついて説明する。まず、コントローラ32は、予め設定
した所定タイミング毎に切換信号SSWを更新しつつ出力
し、第3セレクタ13は、切換信号SSWに基づいていず
れかの映像信号を検出対象映像信号VDTとして映像検出
回路14に出力する。
【0073】これにより映像検出回路14は、前記同様
に映像選択信号VSEL を出力し、コントローラ32はこ
れに基づいて前記同様に検出対象映像信号VDTに、動画
像信号が含まれているかどうか判別する。
【0074】この結果、動画像信号が含まれていると判
別した場合は、コントローラ32は、当該検出対象映像
信号VDTに対応する選択信号SSEL を出力し、第1セレ
クタ11及び第2セレクタ12を制御し、対応する映像
信号及び音声信号を選択映像信号VS 及び選択音声信号
S としてカラオケ装置本体7に出力する。
【0075】この音声出力動作と並行して、音声検出回
路31は、選択音声信号As に基づいて出力すべき音声
信号の有無を判別し、音声選択信号ASEL を出力する。
より具体的には、選択音声信号AS がほぼ無信号状態に
なった場合(選択音声信号AS の電圧レベルが所定の電
圧レベル以下の場合)には、音声選択信号ASE L
“L”レベルとし、選択音声信号AS の電圧レベルが所
定の電圧レベル以上の場合には、音声選択信号ASEL
“H”レベルとする。
【0076】これにより、コントローラ32は、音声選
択信号ASEL が所定時間“L”レベルになったタイミン
グで、現在の選択映像信号VS に基づく表示及び現在の
選択音声信号AS に基づく音声出力を終了し、次に選択
されるべき映像信号及び音声信号を検出対象映像信号V
DTに基づいて判別し、以下、同様の処理を行なうことと
なる。
【0077】この結果、映像信号に対応する表示が行な
われている場合でも、音声信号が出力されなくなった時
点で表示及び音声出力が迅速に切り替え可能となるた
め、ハードウェア資源を有効に利用して、効率のよいシ
ステム運営を行なうことができる。第3実施例 上記第2実施例は、検出対象映像信号VDTに基づいて選
択信号SSEL の出力開始タイミングを決定し、選択音声
信号AS に基づいて選択信号SSEL の出力終了タイミン
グを決定する場合の実施例であったが、本第3実施例
は、検出対象映像信号VDTあるいは検出対象音声信号A
DTに基づいて選択信号SSEL の出力開始タイミング及び
選択信号SSEL の出力終了タイミングを決定するもので
ある。
【0078】図10にAV信号選択装置40の概要構成
ブロック図を示す。図10において、図9の第2実施例
と同一または同様の部分には同一の符号を付すものとす
る。AV信号選択装置40は、音声信号A-1〜A-nが入
力され、選択信号SSEL に基づいていずれかの音声信号
を選択音声信号AS として出力する第1セレクタ11
と、映像信号V-1〜V-nが入力され、選択信号SSEL
基づいていずれかの映像信号を選択映像信号VS として
出力する第2セレクタ12と、映像信号V-1〜V-(n-1)
が入力され、切換信号SSWに基づいていずれかの映像信
号を検出対象映像信号VDTとして出力する第3セレクタ
13と、音声信号A-1〜A-(n-1)が入力され、切換信号
SWに基づいていずれかの音声信号を検出対象音声信号
DTとして出力する第4セレクタ41と、検出対象映像
信号VDTに基づいて当該検出対象映像信号VDTを選択映
像信号VS として出力すべきか否かを判別し映像選択信
号VSEL を出力する映像検出回路14と、検出対象音声
信号ADTに基づいて当該検出対象音声信号ADTを選択音
声信号AS として出力すべきか否かを判別し音声選択信
号ASEL を出力する音声検出回路42と、AV信号選択
装置40全体を制御するとともに、所定タイミング毎に
切換信号SSWを更新しつつ出力し、映像選択信号VSEL
あるいは音声選択信号ASEL に基づいて選択信号SSEL
を出力するコントローラ43と、を備えて構成されてい
る。
【0079】次に動画像信号が入力される場合の動作に
ついて説明する。まず、コントローラ43は、予め設定
した所定タイミング毎に切換信号SSWを更新しつつ出力
し、第3セレクタ13は、切換信号SSWに基づいていず
れかの映像信号を検出対象映像信号VDTとして映像検出
回路14に出力する。これと並行して第4セレクタ41
は、切換信号SSWに基づいていずれかの音声信号を検出
対象音声信号ADTとして音声検出回路42に出力する。
【0080】検出対象映像信号VDTが入力されると、映
像検出回路14は、前記同様に映像選択信号VSEL を出
力する。一方、これと並行して検出対象音声信号ADT
入力されると、音声検出回路42は、前記同様に検出対
象音声信号ADTに基づいて出力すべき音声信号が存在す
るか否かを判別し、音声選択信号ASEL を出力する。
【0081】コントローラ43は、前記同様に所定タイ
ミング毎に映像選択信号VSEL をサンプリングし、映像
選択信号VSEL の電圧レベルが所定電圧レベル以上と検
出した回数が所定回数以上連続した場合、あるいは、所
定タイミング毎に音声選択信号ASEL をサンプリング
し、音声選択信号ASEL が“H”レベルであると検出し
た回数が所定回数以上連続した場合には、表示すべき映
像信号あるいは出力すべき音声信号が存在するものとし
て、対応する選択信号SSEL を出力し、第1セレクタ1
1及び第2セレクタ12を制御し、対応する映像信号及
び音声信号を選択映像信号VS 及び選択音声信号AS
してカラオケ装置本体7に出力する。
【0082】この結果、映像信号と音声信号の同期が全
く取れていない場合であっても、映像信号あるいは音声
信号に基づいて表示及び音声出力が切り替え可能となる
ため、確実に出力すべき映像信号及び音声信号を選択す
ることが可能となる。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、映像信号
検出手段は、第2クランプ映像信号の電圧レベルを所定
の基準電圧レベルと比較することにより、入力映像信号
に表示対象の映像信号が含まれているか否かを判別し、
映像検出信号を出力するので、ブルーバック信号やブラ
ックバック信号等の同期信号を有する映像信号が入力さ
れても、実際に表示すべき映像信号が含まれていないも
のとして判別することができる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、判別制御手段は、第2クラン
プ映像信号の電圧レベルが基準電圧レベルを超えた場合
に入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれている旨
の映像検出信号を出力するので、実際に表示すべき映像
信号が含まれているか否か容易に判別することができ
る。
【0085】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、所定時間中
に第2クランプ映像信号の電圧レベルが基準電圧レベル
を超えた回数が予め設定された基準カウント数を超えた
場合に入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれてい
る旨の映像検出信号を出力するので、ノイズ等による影
響を受けずに確実に判別することができる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、検出手段
は、入力映像信号のうち、少なくとも輝度信号と搬送色
信号を重畳した信号部分の平均電圧レベルを検出し、映
像信号検出手段は、検出手段により検出された平均電圧
レベルを所定の基準電圧レベルと比較することにより、
入力映像信号に表示対象の映像信号が含まれているか否
かを判別し、映像検出信号を出力するので、ブルーバッ
ク信号やブラックバック信号等の同期信号を有する映像
信号が入力されても、実際に表示すべき映像信号が含ま
れていないものとして判別することができる。
【0087】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、平均電圧レ
ベルが基準電圧レベルを超えた場合に入力映像信号に表
示対象の映像信号が含まれている旨の映像検出信号を出
力するので、実際に表示すべき映像信号が含まれている
か否か容易に判別することができる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明の作用に加えて、判別制御手段は、所定時間中
に平均電圧レベルが基準電圧レベルを超えた回数が予め
設定された基準カウント数を超えた場合に入力映像信号
に表示対象の映像信号が含まれている旨の映像検出信号
を出力するので、ノイズ等による影響を受けずに確実に
判別することができる。
【0089】請求項7記載の発明によれば、制御手段
は、映像検出信号に基づいて第1切換制御信号を第1切
換手段に出力し、第1切換手段は、第1切換制御信号に
基づいてn組の信号群のうちいずれか一の信号群を選択
して出力するので、容易、かつ、確実にAV信号を選択
して出力することができる。
【0090】請求項8記載の発明によれば、制御手段
は、映像検出信号及び音声検出信号に基づいて第1切換
制御信号を第1切換手段に出力し、第1切換手段は、第
1切換制御信号に基づいて入力されたn組の信号群のう
ちいずれか一の信号群を選択して出力するので、開始タ
イミング若しくは終了タイミングが同期していない映像
信号及び音声信号からなるAV信号である場合にも、容
易、かつ、確実にAV信号を選択して出力することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラオケシステムの概要構成を示すブロック図
である。
【図2】第1実施例のAV信号選択装置の概要構成ブロ
ック図である。
【図3】映像検出回路の構成例の回路図である。
【図4】ブルーバック信号入力時の動作説明図である。
【図5】ブルーバック画面の説明図である。
【図6】ミュート回路を設けた場合の映像検出回路の構
成例回路図である。
【図7】動画像信号入力時の動作説明図である。
【図8】より具体的なカラオケシステム構成例を示すブ
ロック図である。
【図9】第2実施例のAV信号選択装置の概要構成ブロ
ック図である。
【図10】第3実施例のAV信号選択装置の概要構成ブ
ロック図である。
【図11】従来のAV信号選択装置の概要構成ブロック
図である。
【図12】従来のAV信号選択装置の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1…カラオケシステム 2-1〜2-n…LDプレーヤ 3…AV信号選択装置 4…ディスプレイ 5…マイク 6…スピーカ 7…カラオケ装置本体 11…第1セレクタ 12…第2セレクタ 13…第3セレクタ 14…映像検出回路 15…コントローラ 20…ロウパスフィルタ(LPF) 21…クランプ回路 22…クロマトラップ回路 23…コンパレータ 24…積分回路 A-1〜A-n…音声信号 AM …音声信号 AS …選択音声信号 SCMP …比較結果信号 SSEL …選択信号 SSW…切換信号 V-1〜V-n…映像信号 VCMP …電圧 VDT…検出対象映像信号 VS …選択映像信号 VSEL …映像選択信号 VREF …基準電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号のうち、少なくとも輝度信
    号と搬送色信号を重畳した信号部分の平均電圧レベルを
    検出する検出手段と、 前記平均電圧レベルが予め設定したクランプ電圧レベル
    となるように前記入力テレビジョン信号をクランプして
    第1クランプ映像信号を出力するクランプ手段と、 前記第1クランプ映像信号から前記搬送色信号成分を除
    去して第2クランプ映像信号を出力する搬送色信号成分
    除去手段と、 前記第2クランプ映像信号の電圧レベルを所定の基準電
    圧レベルと比較することにより、前記入力映像信号に表
    示対象の映像信号が含まれているか否かを判別し、映像
    検出信号を出力する映像信号検出手段と、 を備えたことを特徴とする映像信号検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の映像信号検出回路におい
    て、 前記映像信号検出手段は、前記第2クランプ映像信号の
    電圧レベルが前記基準電圧レベルを超えた場合に前記入
    力映像信号に表示対象の映像信号が含まれている旨の前
    記映像検出信号を出力する判別制御手段を備えたことを
    特徴とする映像信号検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の映像信号検出回路におい
    て、 前記判別制御手段は、所定時間中に前記第2クランプ映
    像信号の電圧レベルが前記基準電圧レベルを超えた回数
    が予め設定された基準カウント数を超えた場合に前記入
    力映像信号に表示対象の映像信号が含まれている旨の前
    記映像検出信号を出力することを特徴とする映像信号検
    出回路。
  4. 【請求項4】 入力映像信号のうち、少なくとも輝度信
    号と搬送色信号を重畳した信号部分の平均電圧レベルを
    検出する検出手段と、 前記平均電圧レベルを所定の基準電圧レベルと比較する
    ことにより、前記入力映像信号に表示対象の映像信号が
    含まれているか否かを判別し、映像検出信号を出力する
    映像信号検出手段と、 を備えたことを特徴とする映像信号検出回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の映像信号検出回路におい
    て、 前記映像信号検出手段は、前記平均電圧レベルが前記基
    準電圧レベルを超えた場合に前記入力映像信号に表示対
    象の映像信号が含まれている旨の前記映像検出信号を出
    力する判別制御手段を備えたことを特徴とする映像信号
    検出回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の映像信号検出回路におい
    て、 前記判別制御手段は、所定時間中に前記平均電圧レベル
    が前記基準電圧レベルを超えた回数が予め設定された基
    準カウント数を超えた場合に前記入力映像信号に表示対
    象の映像信号が含まれている旨の前記映像検出信号を出
    力することを特徴とする映像信号検出回路。
  7. 【請求項7】 一組が映像信号と前記映像信号と対とな
    る音声信号とを含む信号群がn組(n:2以上の整数)
    入力され、第1切換制御信号に基づいて前記n組の信号
    群のうちいずれか一の信号群を選択して出力する第1切
    換手段と、前記n組の信号群のうち、少なくとも(n−
    1)組の信号群を構成する前記映像信号が入力され、第
    2切換制御信号に基づいて、入力された映像信号のうち
    いずれか一の映像信号を選択して出力する第2切換手段
    と、 前記第2切換手段により選択された一の映像信号が入力
    映像信号として入力され、前記入力映像信号に表示対象
    の映像信号が含まれているか否かを判別し、映像検出信
    号を出力する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    映像信号検出回路と、 前記映像検出信号に基づいて前記第1切換制御信号を出
    力するとともに、所定のタイミングで前記第2切換制御
    信号を出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とするAV信号選択装置。
  8. 【請求項8】 映像信号と前記映像信号と対となる音声
    信号とで一組の信号群を構成し、n組(n:2以上の整
    数)の信号群が入力され、第1切換制御信号に基づいて
    前記n組の信号群のうちいずれか一の信号群を選択して
    出力する第1切換手段と、 前記n組の信号群のうち、少なくとも(n−1)組の信
    号群を構成する前記映像信号が入力され、第2切換制御
    信号に基づいて、入力された映像信号のうちいずれか一
    の映像信号を選択して出力する第2切換手段と、 前記第2切換手段により選択された一の映像信号が入力
    映像信号として入力され、前記入力映像信号に表示対象
    の映像信号が含まれているか否かを判別し、映像検出信
    号を出力する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    映像信号検出回路と、 前記n組の信号群のうち、少なくとも(n−1)組の信
    号群を構成する前記音声信号が入力され、第3切換制御
    信号に基づいて入力された音声信号のうちいずれか一の
    音声信号を選択して出力する第3切換手段と、 前記第3切換手段により選択された一の音声信号に出力
    対象の音声信号が含まれているか否かを判別し、音声検
    出信号を出力する音声検出手段と、 前記映像検出信号及び前記音声検出信号に基づいて前記
    第1切換制御信号を出力するとともに、所定のタイミン
    グで前記第2切換制御信号及び前記第3切換制御信号を
    出力する制御手段と、 を備えたことを特徴とするAV信号選択装置。
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