JPH08275053A - 画像入力装置用露出制御回路 - Google Patents
画像入力装置用露出制御回路Info
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- JPH08275053A JPH08275053A JP7077848A JP7784895A JPH08275053A JP H08275053 A JPH08275053 A JP H08275053A JP 7077848 A JP7077848 A JP 7077848A JP 7784895 A JP7784895 A JP 7784895A JP H08275053 A JPH08275053 A JP H08275053A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮像画質を劣化させることなく適正露出で画
像を入力する。 【構成】 CCD33から出力された撮像信号の輝度信
号は積分回路42により積分されてマイクロコンピュー
タ43に送られる。マイクロコンピュータ43は輝度信
号積分値から測光値を算出して目標値との測光偏差を算
出し、この測光偏差が零になるようにアイリス32を制
御する。アイリス32が制限開口径に達しても偏差が零
にならず、露出不足になる場合には、アイリス制御のフ
ィードバックの対象が測光値からホールアンプ51の出
力値に切り換えられ、ズームレンズ31の変倍位置から
目標ホールアンプ出力値が算出される。マイクロコンピ
ュータ43は、ホールアンプ51の出力値と目標ホール
アンプ出力値とのホールアンプ偏差を算出し、これが零
になるようにアイリス制御を行なうとともに、測光偏差
が零にならない分をゲイン調節信号としてAGC34に
出力し、撮像信号の増幅率を変更する。
像を入力する。 【構成】 CCD33から出力された撮像信号の輝度信
号は積分回路42により積分されてマイクロコンピュー
タ43に送られる。マイクロコンピュータ43は輝度信
号積分値から測光値を算出して目標値との測光偏差を算
出し、この測光偏差が零になるようにアイリス32を制
御する。アイリス32が制限開口径に達しても偏差が零
にならず、露出不足になる場合には、アイリス制御のフ
ィードバックの対象が測光値からホールアンプ51の出
力値に切り換えられ、ズームレンズ31の変倍位置から
目標ホールアンプ出力値が算出される。マイクロコンピ
ュータ43は、ホールアンプ51の出力値と目標ホール
アンプ出力値とのホールアンプ偏差を算出し、これが零
になるようにアイリス制御を行なうとともに、測光偏差
が零にならない分をゲイン調節信号としてAGC34に
出力し、撮像信号の増幅率を変更する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像入力装置に用いら
れる露出制御回路に関し、更に詳しくは撮像画質の劣化
を伴うことなく適正露出が得られるようにした画像入力
装置用露出制御回路に関するものである。
れる露出制御回路に関し、更に詳しくは撮像画質の劣化
を伴うことなく適正露出が得られるようにした画像入力
装置用露出制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムやプリント写真に記録され
た画像等を撮像してビデオ信号をビデオデッキやテレビ
等に入力する画像入力装置が知られている。このような
画像入力装置では、撮影レンズを介して被写体像が固体
撮像素子(CCD)に結像されると、光学画像が光電変
換されてアナログの電気信号(撮像信号)に変換され
る。この撮像信号はA/D変換器によりデジタル撮像信
号に変換され、デジタル信号処理回路にて各種の信号処
理が施された後、更にD/A変換器によりアナログのビ
デオ信号に変換されてビデオデッキやテレビ等に出力さ
れる。
た画像等を撮像してビデオ信号をビデオデッキやテレビ
等に入力する画像入力装置が知られている。このような
画像入力装置では、撮影レンズを介して被写体像が固体
撮像素子(CCD)に結像されると、光学画像が光電変
換されてアナログの電気信号(撮像信号)に変換され
る。この撮像信号はA/D変換器によりデジタル撮像信
号に変換され、デジタル信号処理回路にて各種の信号処
理が施された後、更にD/A変換器によりアナログのビ
デオ信号に変換されてビデオデッキやテレビ等に出力さ
れる。
【0003】画像入力装置に用いられる露出制御回路と
しては、撮像信号の輝度信号を積分して輝度積分値を求
め、この輝度積分値から測光値を求め(複数のエリアに
分割された撮像画面ではエリア面積で正規化する)、更
にこのAE測光値と目標値(この値は予め設定されてお
り、AE測光値が目標値と等しくなると最適な露出とな
る)との偏差を求め、この偏差が零となるようにアイリ
スの開口径を制御して露出制御を行なうものが知られて
いる。
しては、撮像信号の輝度信号を積分して輝度積分値を求
め、この輝度積分値から測光値を求め(複数のエリアに
分割された撮像画面ではエリア面積で正規化する)、更
にこのAE測光値と目標値(この値は予め設定されてお
り、AE測光値が目標値と等しくなると最適な露出とな
る)との偏差を求め、この偏差が零となるようにアイリ
スの開口径を制御して露出制御を行なうものが知られて
いる。
【0004】一方、画像入力装置の撮影レンズとして
は、各種サイズの写真フイルムやプリント写真が容易に
撮像できるように、ズームレンズが採用されている。こ
のズームレンズには、主に被写体と撮影レンズとの距離
が数ミリから数センチの近接撮影に有利なように、一般
的なビデオカメラに採用されているインナーフォーカス
方式ではなく、前玉駆動フォーカス方式が採用されてい
る。
は、各種サイズの写真フイルムやプリント写真が容易に
撮像できるように、ズームレンズが採用されている。こ
のズームレンズには、主に被写体と撮影レンズとの距離
が数ミリから数センチの近接撮影に有利なように、一般
的なビデオカメラに採用されているインナーフォーカス
方式ではなく、前玉駆動フォーカス方式が採用されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記前玉駆動フォーカ
ス方式のズームレンズでは、アイリスの開口径が同じで
あってもズームレンズの変倍位置によってF値が大きく
変化するという特徴がある。すなわち、一般に、(望遠
側のF値)>(広角側のF値)となる。これによって、
望遠側でのF値を明るくしようとすると、広角側でのF
値が必要以上に小さく(明るく)なる。このようなズー
ムレンズを備えた画像入力装置においては、被写体輝度
に応じてアイリスの開口径を開いてゆくという従来のA
E制御を行なうと、被写体輝度が低い場合には、望遠側
のF値が大きくてもズーミングして広角側にすると、ア
イリスが開放付近まで開いているため、F値としては小
さく(明るく)なるという現象が起きる。このような場
合には、近接撮影であるため被写界深度が極めて浅くな
るとともに、ズームレンズのMTF(Modulation Trans
fer Function)が低下するから、広角側で所望の撮像画
質が得られないという欠点があった。
ス方式のズームレンズでは、アイリスの開口径が同じで
あってもズームレンズの変倍位置によってF値が大きく
変化するという特徴がある。すなわち、一般に、(望遠
側のF値)>(広角側のF値)となる。これによって、
望遠側でのF値を明るくしようとすると、広角側でのF
値が必要以上に小さく(明るく)なる。このようなズー
ムレンズを備えた画像入力装置においては、被写体輝度
に応じてアイリスの開口径を開いてゆくという従来のA
E制御を行なうと、被写体輝度が低い場合には、望遠側
のF値が大きくてもズーミングして広角側にすると、ア
イリスが開放付近まで開いているため、F値としては小
さく(明るく)なるという現象が起きる。このような場
合には、近接撮影であるため被写界深度が極めて浅くな
るとともに、ズームレンズのMTF(Modulation Trans
fer Function)が低下するから、広角側で所望の撮像画
質が得られないという欠点があった。
【0006】本発明は、撮像画像の画質が劣化すること
なく適正露出が得られるようにした画像入力装置用露出
制御回路を提供することを目的とする。
なく適正露出が得られるようにした画像入力装置用露出
制御回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像入力装置用露出制御回路は、イ
メージセンサからの光電信号を積分して測光値を検出す
る測光手段と、この測光手段で得られた測光値と目標値
との偏差を求める偏差検出手段と、偏差に基づき、予め
設定した制限開口径よりも大きくならない範囲でアイリ
スの開口径を調節するアイリス調節手段と、アイリスが
制限開口径に達しても偏差があることに応答して作動
し、この偏差を減らすようにイメージセンサからの光電
信号を増幅するゲイン調節手段とを備えたものである。
に、請求項1記載の画像入力装置用露出制御回路は、イ
メージセンサからの光電信号を積分して測光値を検出す
る測光手段と、この測光手段で得られた測光値と目標値
との偏差を求める偏差検出手段と、偏差に基づき、予め
設定した制限開口径よりも大きくならない範囲でアイリ
スの開口径を調節するアイリス調節手段と、アイリスが
制限開口径に達しても偏差があることに応答して作動
し、この偏差を減らすようにイメージセンサからの光電
信号を増幅するゲイン調節手段とを備えたものである。
【0008】また、請求項2記載の画像入力装置用露出
制御回路は、請求項1記載の画像入力装置用露出制御回
路において、前記対物レンズはズームレンズで構成さ
れ、前記制限開口径はズームレンズの変倍位置に応じて
変更されるようにしたものである。
制御回路は、請求項1記載の画像入力装置用露出制御回
路において、前記対物レンズはズームレンズで構成さ
れ、前記制限開口径はズームレンズの変倍位置に応じて
変更されるようにしたものである。
【0009】
【作用】アイリスの開放側の開口径を制限し、この制限
開口径よりも大きくならない範囲でアイリスの開口径を
調節する。被写体輝度が低く、アイリスの開口径が制限
開口径にセットされた状態でも露出不足になって、測光
値と予め設定した目標値との偏差が零にならない場合に
は、この偏差を減らすようにイメージセンサからの撮像
信号を増幅する増幅率が変更されるゲイン調節が行なわ
れる。これにより、アイリスF値が必要以上に小さい
(明るい)ことによるMTFの劣化を防ぐとともに、ア
イリスの開口径を制限したことに起因する露出不足が解
消され、撮像画質を低下させることなく、適正露出で被
写体を撮像することができる。
開口径よりも大きくならない範囲でアイリスの開口径を
調節する。被写体輝度が低く、アイリスの開口径が制限
開口径にセットされた状態でも露出不足になって、測光
値と予め設定した目標値との偏差が零にならない場合に
は、この偏差を減らすようにイメージセンサからの撮像
信号を増幅する増幅率が変更されるゲイン調節が行なわ
れる。これにより、アイリスF値が必要以上に小さい
(明るい)ことによるMTFの劣化を防ぐとともに、ア
イリスの開口径を制限したことに起因する露出不足が解
消され、撮像画質を低下させることなく、適正露出で被
写体を撮像することができる。
【0010】
【実施例】本発明を実施した画像入力装置を示す図2に
おいて、画像入力装置10は、縦型に設置される本体部
11と、本体部11の両側面に軸着され、本体部11に
対して起伏自在に設けられた一対のアームスタンド1
4,15と、本体部11の上部に回動自在に取り付けら
れたヘッド部16とから構成されている。
おいて、画像入力装置10は、縦型に設置される本体部
11と、本体部11の両側面に軸着され、本体部11に
対して起伏自在に設けられた一対のアームスタンド1
4,15と、本体部11の上部に回動自在に取り付けら
れたヘッド部16とから構成されている。
【0011】本体部11には、後述するようにズームレ
ンズの光学系とCCDや各種電気回路等からなる撮像装
置が組み込まれており、側面には各種操作スイッチやビ
デオ信号をテレビ等に出力する出力端子18等が露呈さ
れている。撮像装置は、ズームレンズがヘッド部16に
向けて配置されており、図示してないが、ヘッド部16
の中央部には撮像用の開口が設けられている。そして、
ヘッド部16のスロット21にフイルムキャリア22を
差し込み、これに写真フイルム23を挿入することによ
り写真フイルム23に記録された画像を撮像できる。ま
た、ヘッド部16の上部に開閉自在に設けられたランプ
ハウス24,25を左右に開くとともに、本体部11を
倒立させてヘッド部16の撮像用開口を下方に向け、ヘ
ッド部16の下方にプリント写真や小型の立体物等を置
けば、これらを撮像することもできる。
ンズの光学系とCCDや各種電気回路等からなる撮像装
置が組み込まれており、側面には各種操作スイッチやビ
デオ信号をテレビ等に出力する出力端子18等が露呈さ
れている。撮像装置は、ズームレンズがヘッド部16に
向けて配置されており、図示してないが、ヘッド部16
の中央部には撮像用の開口が設けられている。そして、
ヘッド部16のスロット21にフイルムキャリア22を
差し込み、これに写真フイルム23を挿入することによ
り写真フイルム23に記録された画像を撮像できる。ま
た、ヘッド部16の上部に開閉自在に設けられたランプ
ハウス24,25を左右に開くとともに、本体部11を
倒立させてヘッド部16の撮像用開口を下方に向け、ヘ
ッド部16の下方にプリント写真や小型の立体物等を置
けば、これらを撮像することもできる。
【0012】画像入力装置10の露出制御回路を示す図
1において、近接撮影に有利な前玉駆動フォーカス方式
のズームレンズ31により形成された光学画像がアイリ
ス32を介してCCD33の受光面に結像され、光電変
換されてアナログの撮像信号が出力される。この撮像信
号は、オートゲインコントロールアンプ(以下AGCと
いう)34に入力されて増幅される。このAGC34に
おける撮像信号の増幅率は、通常は標準の増幅率になっ
ているが、後述するゲイン調節信号により必要に応じて
変更される。AGC34で増幅された撮像信号は、A/
D変換器36によりデジタル撮像信号に変換された後、
デジタル信号処理回路38で補間処理や自動ホワイトバ
ランス等の処理が施されてビデオ信号になる。このビデ
オ信号はD/A変換器39にてD/A変換され、外部の
テレビ受像機等に出力される。
1において、近接撮影に有利な前玉駆動フォーカス方式
のズームレンズ31により形成された光学画像がアイリ
ス32を介してCCD33の受光面に結像され、光電変
換されてアナログの撮像信号が出力される。この撮像信
号は、オートゲインコントロールアンプ(以下AGCと
いう)34に入力されて増幅される。このAGC34に
おける撮像信号の増幅率は、通常は標準の増幅率になっ
ているが、後述するゲイン調節信号により必要に応じて
変更される。AGC34で増幅された撮像信号は、A/
D変換器36によりデジタル撮像信号に変換された後、
デジタル信号処理回路38で補間処理や自動ホワイトバ
ランス等の処理が施されてビデオ信号になる。このビデ
オ信号はD/A変換器39にてD/A変換され、外部の
テレビ受像機等に出力される。
【0013】デジタル信号処理回路38は、同期信号発
生回路(SG)41,積分回路42を備えている。積分
回路42は、撮像信号の輝度信号を積分演算し、得られ
た輝度積分値をマイクロコンピュータ43に送出する。
マイクロコンピュータ43は、例えば撮像画面を複数の
エリアに分けてある場合に、各エリア毎の輝度積分値を
平均して全画面平均測光値を算出する。そして、これを
予め設定された目標値(測光値と目標値とが等しくなる
と適正露出となるように決められた値)と比較し、この
測光偏差を算出した後、この測光偏差が零になるように
アイリス制御信号をD/A変換器46,アイリスドライ
バ47を介してアイリスメータ48に出力する。アイリ
スメータ48はアイリス制御信号に従ってアイリス32
を開閉する。測光値は逐次演算され、アイリス32は測
光偏差が零になるようにフィードバック制御される。
生回路(SG)41,積分回路42を備えている。積分
回路42は、撮像信号の輝度信号を積分演算し、得られ
た輝度積分値をマイクロコンピュータ43に送出する。
マイクロコンピュータ43は、例えば撮像画面を複数の
エリアに分けてある場合に、各エリア毎の輝度積分値を
平均して全画面平均測光値を算出する。そして、これを
予め設定された目標値(測光値と目標値とが等しくなる
と適正露出となるように決められた値)と比較し、この
測光偏差を算出した後、この測光偏差が零になるように
アイリス制御信号をD/A変換器46,アイリスドライ
バ47を介してアイリスメータ48に出力する。アイリ
スメータ48はアイリス制御信号に従ってアイリス32
を開閉する。測光値は逐次演算され、アイリス32は測
光偏差が零になるようにフィードバック制御される。
【0014】アイリス32の近傍には、アイリス32の
開口度を計測するホール素子50が設けられ、この出力
はホールアンプ51で増幅されてからマイクロコンピュ
ータ43に入力される。アイリス32の開口径がズーム
レンズ31の変倍位置によって決まる所定の制限開口径
に達してもなお、前記測光偏差が零にならない場合に
は、アイリス制御を行なうためのフィードバックの対象
を測光値からホールアンプ51の出力値に変更する。
開口度を計測するホール素子50が設けられ、この出力
はホールアンプ51で増幅されてからマイクロコンピュ
ータ43に入力される。アイリス32の開口径がズーム
レンズ31の変倍位置によって決まる所定の制限開口径
に達してもなお、前記測光偏差が零にならない場合に
は、アイリス制御を行なうためのフィードバックの対象
を測光値からホールアンプ51の出力値に変更する。
【0015】マイクロコンピュータ43は、ズームレン
ズ31の変倍位置に基づいて目標ホールアンプ出力値
(これが零となるときのアイリス開口径がその変倍位置
における制限開口径)を算出し、これとホールアンプ5
1の出力値とを比較してホールアンプ偏差を算出する。
そして、このホールアンプ偏差が零になるようにアイリ
ス制御信号を出力し、アイリス32の開口径を制限開口
径にセットする。このアイリス32の開口径を制限開口
径にセットした状態でも測光偏差が零にならない分をゲ
イン調節信号としてAGC34に出力する。AGC34
はこのゲイン調節信号に基づいて撮像信号の増幅率を変
更する。なお、マイクロコンピュータ43からのゲイン
調節信号はD/A変換器53でアナログ信号に変換され
てからAGC34に入力される。
ズ31の変倍位置に基づいて目標ホールアンプ出力値
(これが零となるときのアイリス開口径がその変倍位置
における制限開口径)を算出し、これとホールアンプ5
1の出力値とを比較してホールアンプ偏差を算出する。
そして、このホールアンプ偏差が零になるようにアイリ
ス制御信号を出力し、アイリス32の開口径を制限開口
径にセットする。このアイリス32の開口径を制限開口
径にセットした状態でも測光偏差が零にならない分をゲ
イン調節信号としてAGC34に出力する。AGC34
はこのゲイン調節信号に基づいて撮像信号の増幅率を変
更する。なお、マイクロコンピュータ43からのゲイン
調節信号はD/A変換器53でアナログ信号に変換され
てからAGC34に入力される。
【0016】前記制限開口径は、前述したように、ズー
ムレンズ31の各変倍位置に応じて決められるが、ズー
ムレンズ31のF値が最も小さく(明るく)なる広角端
を基準とする。すなわち、変倍位置が広角端であるズー
ムレンズ31のMTF曲線を示す図3において、制限開
口径はMTFが一定レベル以下にならないように決めら
れる。この実施例では、ズームレンズ31の変倍位置と
アイリス32の開口径から決まるF値が例えばF3.2
であるときのアイリス32の開口径をズームレンズ31
の各変倍位置が広角端における制限開口径とする。ズー
ムレンズ31を望遠側にズーミングしていくと、アイリ
ス32の開口径が一定であればF値は大きくなっていく
ので、前記制限開口径は、ズームレンズ31を広角側か
ら望遠側に変倍するにつれてアイリス32の開口径を開
ける方向に変更される。
ムレンズ31の各変倍位置に応じて決められるが、ズー
ムレンズ31のF値が最も小さく(明るく)なる広角端
を基準とする。すなわち、変倍位置が広角端であるズー
ムレンズ31のMTF曲線を示す図3において、制限開
口径はMTFが一定レベル以下にならないように決めら
れる。この実施例では、ズームレンズ31の変倍位置と
アイリス32の開口径から決まるF値が例えばF3.2
であるときのアイリス32の開口径をズームレンズ31
の各変倍位置が広角端における制限開口径とする。ズー
ムレンズ31を望遠側にズーミングしていくと、アイリ
ス32の開口径が一定であればF値は大きくなっていく
ので、前記制限開口径は、ズームレンズ31を広角側か
ら望遠側に変倍するにつれてアイリス32の開口径を開
ける方向に変更される。
【0017】マイクロコンピュータ43からは、フォー
カスドライバ55,ズームドライバ56にそれぞれフォ
ーカス操作信号,ズーム操作信号を送る。また、ズーム
レンズ31に設けられた図示しないフォーカスレンズ位
置センサ,変倍レンズ位置センサからは、マイクロコン
ピュータ43に向けて、フォーカスレンズ位置信号,変
倍位置信号を送る。また、マイクロコンピュータ43か
らタイミング回路(TG)59に電子シャッタ制御信号
を送ると、ドライバ61によりCCD33の電子シャッ
タの動作制御が行なわれる。なお、本実施例では、CC
D33の露出時間は一定とする。また、ランプハウス2
4,25に内蔵されたランプ24a,25aは、画像入
力動作の開始に先立って図示しない電源回路から電源が
供給されて点灯される。
カスドライバ55,ズームドライバ56にそれぞれフォ
ーカス操作信号,ズーム操作信号を送る。また、ズーム
レンズ31に設けられた図示しないフォーカスレンズ位
置センサ,変倍レンズ位置センサからは、マイクロコン
ピュータ43に向けて、フォーカスレンズ位置信号,変
倍位置信号を送る。また、マイクロコンピュータ43か
らタイミング回路(TG)59に電子シャッタ制御信号
を送ると、ドライバ61によりCCD33の電子シャッ
タの動作制御が行なわれる。なお、本実施例では、CC
D33の露出時間は一定とする。また、ランプハウス2
4,25に内蔵されたランプ24a,25aは、画像入
力動作の開始に先立って図示しない電源回路から電源が
供給されて点灯される。
【0018】このように構成された画像入力装置10の
作用を図4を参照しながら説明する。スロット21に差
し込まれたフイルムキャリア22に写真フイルム23を
挿入してからランプ24a,25aを点灯させる。ラン
プハウス24,25により照明された写真フイルム23
の画像は、ズームレンズ31によりアイリス32を介し
てCCD33の結像面に結像される。CCD33から出
力された撮像信号は、AGC34により所定の増幅率で
増幅されてからA/D変換器36を介してデジタル信号
処理回路38に入力される。ここで、デジタル撮像信号
は、各種の処理が施されてビデオ信号になり、D/A変
換器39を介してテレビ受像機等に出力される。
作用を図4を参照しながら説明する。スロット21に差
し込まれたフイルムキャリア22に写真フイルム23を
挿入してからランプ24a,25aを点灯させる。ラン
プハウス24,25により照明された写真フイルム23
の画像は、ズームレンズ31によりアイリス32を介し
てCCD33の結像面に結像される。CCD33から出
力された撮像信号は、AGC34により所定の増幅率で
増幅されてからA/D変換器36を介してデジタル信号
処理回路38に入力される。ここで、デジタル撮像信号
は、各種の処理が施されてビデオ信号になり、D/A変
換器39を介してテレビ受像機等に出力される。
【0019】デジタル信号処理回路38の積分回路42
では、デジタル撮像信号の輝度信号を積分して輝度積分
値を算出する。この算出結果はマイクロコンピュータ4
3に入力され、ここで全輝度信号による平均測光値が算
出されてから、この測光値と目標値との測光偏差が算出
され、この測光偏差に基づいたアイリス制御信号がアイ
リスドライバ47を介してアイリスメータ48に送ら
れ、測光偏差が零になるようにアイリス32の開閉が行
なわれる。アイリス32が変化すると、これが直ちに測
光値の算出結果に反映され、測光偏差が零になるまでア
イリス32のフィードバック制御が行なわれる。
では、デジタル撮像信号の輝度信号を積分して輝度積分
値を算出する。この算出結果はマイクロコンピュータ4
3に入力され、ここで全輝度信号による平均測光値が算
出されてから、この測光値と目標値との測光偏差が算出
され、この測光偏差に基づいたアイリス制御信号がアイ
リスドライバ47を介してアイリスメータ48に送ら
れ、測光偏差が零になるようにアイリス32の開閉が行
なわれる。アイリス32が変化すると、これが直ちに測
光値の算出結果に反映され、測光偏差が零になるまでア
イリス32のフィードバック制御が行なわれる。
【0020】アイリス32の開口径が制限開口径より大
きくならない範囲で測光偏差が零になる場合には、アイ
リス32の開口径を調整するだけで適正露出の撮像が行
なわれる。画像が暗く、アイリス32の開口径が制限開
口径に達しても測光偏差が零とならない場合には、マイ
クロコンピュータ43は、アイリス制御のフィードバッ
ク制御を、測光値ではなく、ホールアンプ51からの出
力値によって行なうように切り換える。そして、このと
きのズームレンズ31の変倍位置に基づいて目標ホール
アンプ出力値を算出し、ホールアンプ51からの出力値
とのホールアンプ偏差を算出する。
きくならない範囲で測光偏差が零になる場合には、アイ
リス32の開口径を調整するだけで適正露出の撮像が行
なわれる。画像が暗く、アイリス32の開口径が制限開
口径に達しても測光偏差が零とならない場合には、マイ
クロコンピュータ43は、アイリス制御のフィードバッ
ク制御を、測光値ではなく、ホールアンプ51からの出
力値によって行なうように切り換える。そして、このと
きのズームレンズ31の変倍位置に基づいて目標ホール
アンプ出力値を算出し、ホールアンプ51からの出力値
とのホールアンプ偏差を算出する。
【0021】マイクロコンピュータ43は、このホール
アンプ偏差が零となるようにアイリス制御を行ない、ア
イリス32の開口径を制限開口径にセットするととも
に、前記測光偏差が零にならない分をゲイン調節信号と
してAGC34に出力する。AGC34はこのゲイン調
節信号によりCCD33から出力された撮像信号の増幅
率を変更する。以下、同様のシーケンスが繰り返され、
アイリス32の開口径はフィードバック制御されるか
ら、写真フイルム23の画像は常に安定した適正露出で
テレビ受像機に映し出される。
アンプ偏差が零となるようにアイリス制御を行ない、ア
イリス32の開口径を制限開口径にセットするととも
に、前記測光偏差が零にならない分をゲイン調節信号と
してAGC34に出力する。AGC34はこのゲイン調
節信号によりCCD33から出力された撮像信号の増幅
率を変更する。以下、同様のシーケンスが繰り返され、
アイリス32の開口径はフィードバック制御されるか
ら、写真フイルム23の画像は常に安定した適正露出で
テレビ受像機に映し出される。
【0022】以上説明した実施例では、ズームレンズの
変倍位置に基づいて逐次目標ホールアンプ出力値を算出
するようにしたが、例えば変倍位置と制限開口径との関
係をルックアップテーブルあるいはマイクロコンピュー
タのメモリに記憶させておき、変倍位置を変更する度に
これを参照してその変倍位置におけるアイリスの制限開
口径を読み出すようにしてもよい。
変倍位置に基づいて逐次目標ホールアンプ出力値を算出
するようにしたが、例えば変倍位置と制限開口径との関
係をルックアップテーブルあるいはマイクロコンピュー
タのメモリに記憶させておき、変倍位置を変更する度に
これを参照してその変倍位置におけるアイリスの制限開
口径を読み出すようにしてもよい。
【0023】また、ズームレンズの広角端におけるアイ
リスの制限開口径を決める際に用いたF値をF3.2と
したが、本発明はこれに限定されず、例えばF4.6と
してもよい。また、測光値を全画面平均測光値とした
が、例えば各エリア毎の輝度積分値に重み付けして中央
部重点測光値としてもよい。
リスの制限開口径を決める際に用いたF値をF3.2と
したが、本発明はこれに限定されず、例えばF4.6と
してもよい。また、測光値を全画面平均測光値とした
が、例えば各エリア毎の輝度積分値に重み付けして中央
部重点測光値としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像入力装置用
露出制御回路によれば、アイリスを制限開口径より大き
くならない範囲で制御するとともに、アイリスが制限開
口径に達しても露出不足になる場合には、撮像信号の増
幅率を変更するゲイン調節を行なうようにしたので、撮
像画質を劣化させることなく適正露出の画像をビデオや
テレビ受像機に入力することできる。また、制限開口径
をズームレンズの変倍位置に応じて変更するようにする
と、各変倍位置で良好な画質の画像入力を行なうことが
できる。特に、広角側で必要以上にF値が小さく(明る
く)なることによりMTFが劣化して画像劣化が引き起
こされることがない露出制御を行なうことができる。
露出制御回路によれば、アイリスを制限開口径より大き
くならない範囲で制御するとともに、アイリスが制限開
口径に達しても露出不足になる場合には、撮像信号の増
幅率を変更するゲイン調節を行なうようにしたので、撮
像画質を劣化させることなく適正露出の画像をビデオや
テレビ受像機に入力することできる。また、制限開口径
をズームレンズの変倍位置に応じて変更するようにする
と、各変倍位置で良好な画質の画像入力を行なうことが
できる。特に、広角側で必要以上にF値が小さく(明る
く)なることによりMTFが劣化して画像劣化が引き起
こされることがない露出制御を行なうことができる。
【図1】本発明の露出制御回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】画像入力装置の使用状態を示す外観斜視図であ
る。
る。
【図3】ズームレンズの広角端におけるMTF曲線を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】露出制御のシーケンスを示すフローチャートで
ある。
ある。
10 画像入力装置 31 ズームレンズ 32 アイリス 33 CCD 34 オートゲインコントロールアンプ 38 デジタル信号処理回路 42 積分回路 43 マイクロコンピュータ 48 アイリスメータ 50 ホール素子 51 ホールアンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 対物レンズに接近して配置された被写体
を開口径が調節自在なアイリスを通してイメージセンサ
で撮像し、ビデオ信号として出力する画像入力装置に用
いられる露出制御回路において、 前記イメージセンサからの光電信号を積分して測光値を
検出する測光手段と、この測光手段で得られた測光値と
目標値との偏差を求める偏差検出手段と、前記偏差に基
づき、予め設定した制限開口径よりも大きくならない範
囲でアイリスの開口径を調節するアイリス調節手段と、
アイリスが前記制限開口径に達しても前記偏差があるこ
とに応答して作動し、この偏差を減らすように前記イメ
ージセンサからの光電信号を増幅するゲイン調節手段と
を備えたことを特徴とする画像入力装置用露出制御回
路。 - 【請求項2】 前記対物レンズはズームレンズで構成さ
れ、前記制限開口径はズームレンズの変倍位置に応じて
変更されることを特徴とする請求項1記載の画像入力装
置用露出制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077848A JPH08275053A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 画像入力装置用露出制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077848A JPH08275053A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 画像入力装置用露出制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275053A true JPH08275053A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13645483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7077848A Pending JPH08275053A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 画像入力装置用露出制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08275053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100385921C (zh) * | 2004-09-16 | 2008-04-30 | 三洋电机株式会社 | 固体摄像装置、固体摄像元件的控制电路及控制方法 |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP7077848A patent/JPH08275053A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100385921C (zh) * | 2004-09-16 | 2008-04-30 | 三洋电机株式会社 | 固体摄像装置、固体摄像元件的控制电路及控制方法 |
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