JPH082746B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH082746B2 JPH082746B2 JP1275523A JP27552389A JPH082746B2 JP H082746 B2 JPH082746 B2 JP H082746B2 JP 1275523 A JP1275523 A JP 1275523A JP 27552389 A JP27552389 A JP 27552389A JP H082746 B2 JPH082746 B2 JP H082746B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side member
- airbag
- rear side
- front side
- sewn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両等の衝突の際に乗員を保護するエアバ
ッグ装置に関し、更に詳細に説明すると、ガス発生器に
連結されたエアバッグ本体を備えるエアバッグ装置に関
する。
ッグ装置に関し、更に詳細に説明すると、ガス発生器に
連結されたエアバッグ本体を備えるエアバッグ装置に関
する。
従来より、車両等の乗員の保護装置としてエアバッグ
装置が知られている。このエアバッグ装置としては、特
公昭56-43890号公報や、実開昭61-185642号公報等が存
在する。
装置が知られている。このエアバッグ装置としては、特
公昭56-43890号公報や、実開昭61-185642号公報等が存
在する。
また、第4図に示す如く、ステアリング等の固定側に
取付けられたベースプレート1にガス発生器2が固着さ
れ、ガス注入口4を有するエアバッグ本体3がリテーナ
5を介して固着され、所定の条件のもとでガス発生器が
作動した場合にガスが瞬間的にエアバッグ本体3内に流
入し、エアバッグ本体3を瞬時に膨出させるようになさ
れている。
取付けられたベースプレート1にガス発生器2が固着さ
れ、ガス注入口4を有するエアバッグ本体3がリテーナ
5を介して固着され、所定の条件のもとでガス発生器が
作動した場合にガスが瞬間的にエアバッグ本体3内に流
入し、エアバッグ本体3を瞬時に膨出させるようになさ
れている。
前記エアバッグ本体3は2枚の円形状の布材等の基布
からなるフロント側部材3aとリア側部材3bの外周縁同士
を縫着して形成され、前記リア側部材3bの中央部に前記
ガス注入口4が形成されている。
からなるフロント側部材3aとリア側部材3bの外周縁同士
を縫着して形成され、前記リア側部材3bの中央部に前記
ガス注入口4が形成されている。
前記フロント側部材3aとリア側部材3bの外周縁はこれ
らフロント側部材3a及びリア側部材3bを形成する基布の
縦及び横の織目方向とは無関係に均一な幅の縫い代6を
残して裁断され、且つ縫製されていた。尚第3図中、符
号7は縫着部である。
らフロント側部材3a及びリア側部材3bを形成する基布の
縦及び横の織目方向とは無関係に均一な幅の縫い代6を
残して裁断され、且つ縫製されていた。尚第3図中、符
号7は縫着部である。
然し乍ら、従来のエアバッグ本体3においては基布の
織目方向とは無関係に均一な幅の縫い代6を残して裁断
されているため、基布の織目方向と直交または平行する
方向の縫着部7a,7aは基布の織目方向と傾斜する方向、
即ちバイアス方向の縫着部7bに比較して強度が低下する
ものであった。このためエアバッグ本体3の膨出時に基
布の織目方向と直交または平行する方向の縫着部7a,7a
が破断する虞れを有するものであった。
織目方向とは無関係に均一な幅の縫い代6を残して裁断
されているため、基布の織目方向と直交または平行する
方向の縫着部7a,7aは基布の織目方向と傾斜する方向、
即ちバイアス方向の縫着部7bに比較して強度が低下する
ものであった。このためエアバッグ本体3の膨出時に基
布の織目方向と直交または平行する方向の縫着部7a,7a
が破断する虞れを有するものであった。
本発明の目的は、基布の織目方向にかかわらず均一な
強度の縫着部を得ることができ、耐圧力を著しく向上さ
せた安全性に優れたエアバッグ装置を提供するものであ
る。
強度の縫着部を得ることができ、耐圧力を著しく向上さ
せた安全性に優れたエアバッグ装置を提供するものであ
る。
本発明は上述せる課題に鑑みてなされたもので、ガス
発生器に連結されたエアバッグ本体を備えるエアバッグ
装置において、前記エアバッグ本体はガス発生器のガス
噴出口側に固着されるガス注入口が形成されたリア側部
材と、該リア側部材の外周縁に沿って縫着されたフロン
ト側部材とからなり、前記エアバッグ本体のリア側部材
とフロント側部材を形成する基布の縦及び横の織目方向
と直交または平行する方向の前記外周縁の縫着部の縫い
代が大きく形成されていることを特徴とする。
発生器に連結されたエアバッグ本体を備えるエアバッグ
装置において、前記エアバッグ本体はガス発生器のガス
噴出口側に固着されるガス注入口が形成されたリア側部
材と、該リア側部材の外周縁に沿って縫着されたフロン
ト側部材とからなり、前記エアバッグ本体のリア側部材
とフロント側部材を形成する基布の縦及び横の織目方向
と直交または平行する方向の前記外周縁の縫着部の縫い
代が大きく形成されていることを特徴とする。
本発明に依れば、エアバッグ本体のリア側部材とフロ
ント側部材を形成する基布の縦及び横の織目方向と直交
または平行する方向の前記外周縁の縫着部の縫い代を大
きく形成し、この織目方向と直交または平行する方向の
縫着部の強度を増大させたので、エアバッグ本体のリア
側部材とフロント側部材の外周縁の縫着部の強度を均一
な状態とすることができるものである。
ント側部材を形成する基布の縦及び横の織目方向と直交
または平行する方向の前記外周縁の縫着部の縫い代を大
きく形成し、この織目方向と直交または平行する方向の
縫着部の強度を増大させたので、エアバッグ本体のリア
側部材とフロント側部材の外周縁の縫着部の強度を均一
な状態とすることができるものである。
以下本発明に係るエアバッグ装置を図面を参照して詳
述する。
述する。
第1図には本発明に係るエアバッグ装置の一実施例の
概略が示されており、エアバッグ装置のエアバッグ本体
11は乗員側に当接するフロント側部材12と、ガス注入口
14が形成されたリア側部材13とから形成されている。
概略が示されており、エアバッグ装置のエアバッグ本体
11は乗員側に当接するフロント側部材12と、ガス注入口
14が形成されたリア側部材13とから形成されている。
前記エアバッグ本体11はリア側部材13のガス注入口14
側がガス発生器(図示せず)のガス噴出口側に固着され
るようになされている。
側がガス発生器(図示せず)のガス噴出口側に固着され
るようになされている。
前記エアバッグ本体11のフロント側部材12とリア側部
材13とは布地等に合成樹脂シートをコーティングした基
布より形成され、このフロント側部材12とリア側部材13
の外周縁が縫着されてエアバッグ本体11が形成されてい
る。
材13とは布地等に合成樹脂シートをコーティングした基
布より形成され、このフロント側部材12とリア側部材13
の外周縁が縫着されてエアバッグ本体11が形成されてい
る。
第1図に示す実施例においては、フロント側部材12と
リア側部材13を形成する基布の縦及び横の織目方向が同
一方向である場合が示されており、この状態では基布の
縦及び横の織目方向と直交または平行する方向(図中上
下方向及び左右方向)の外周縁の縫着部16の縫い代17が
大きく形成されている。尚本実施例では縫着部16が円形
の場合が示されているが円形に限定されるものではな
く、楕円形または多角形の縫着部16とすることもでき
る。
リア側部材13を形成する基布の縦及び横の織目方向が同
一方向である場合が示されており、この状態では基布の
縦及び横の織目方向と直交または平行する方向(図中上
下方向及び左右方向)の外周縁の縫着部16の縫い代17が
大きく形成されている。尚本実施例では縫着部16が円形
の場合が示されているが円形に限定されるものではな
く、楕円形または多角形の縫着部16とすることもでき
る。
前記フロント側部材12とリア側部材13の外周縁の縫着
部16のうち、基布の縦及び横方向の織目方向と直交また
は平行する方向の縫い代17をバイアス方向の縫着部16の
縫い代18より大きく形成することにより外周縁の縫着部
16の強度を全周に亘って均一な状態とすることができ、
耐圧性を著しく向上させることができるものである。第
2図には、本発明の異なる実施例が示されており、この
実施例においてはエアバッグ本体11のフロント側部材12
とリア側部材13の織目方向を45°ずらして縫着させたも
ので、フロント側部材12とリア側部材13の基布の織目方
向と直交または平行する方向の縫い代17をバイアス方向
の縫い代18より大きく形成したことは前述の実施例と同
様である。
部16のうち、基布の縦及び横方向の織目方向と直交また
は平行する方向の縫い代17をバイアス方向の縫着部16の
縫い代18より大きく形成することにより外周縁の縫着部
16の強度を全周に亘って均一な状態とすることができ、
耐圧性を著しく向上させることができるものである。第
2図には、本発明の異なる実施例が示されており、この
実施例においてはエアバッグ本体11のフロント側部材12
とリア側部材13の織目方向を45°ずらして縫着させたも
ので、フロント側部材12とリア側部材13の基布の織目方
向と直交または平行する方向の縫い代17をバイアス方向
の縫い代18より大きく形成したことは前述の実施例と同
様である。
以上が本発明に係るエアバッグ装置の一実施例の構成
であるが、斯る構成に依れば、エアバッグ本体のリア側
部材とフロント側部材を形成する基布の縦及び横の織目
方向と直交または平行する方向の外周縁の縫着部の縫い
代を大きく形成し、この織目方向と直交または平行する
方向の縫着部の強度を増大させたので、エアバッグ本体
のリア側部材とフロント側部材の外周縁の縫着部の強度
を均一な状態とすることができ、耐圧性を著しく向上さ
せることができ、安全性に優れたエアバッグ装置を得る
ことができる。
であるが、斯る構成に依れば、エアバッグ本体のリア側
部材とフロント側部材を形成する基布の縦及び横の織目
方向と直交または平行する方向の外周縁の縫着部の縫い
代を大きく形成し、この織目方向と直交または平行する
方向の縫着部の強度を増大させたので、エアバッグ本体
のリア側部材とフロント側部材の外周縁の縫着部の強度
を均一な状態とすることができ、耐圧性を著しく向上さ
せることができ、安全性に優れたエアバッグ装置を得る
ことができる。
第1図及び第2図は本発明に係るエアバッグ装置の一実
施例の概略を夫々示すもので、第1図はエアバッグ本体
の背面図、第2図は同、変形例を示す背面図、第3図は
従来のエアバッグ本体の背面図、第4図は従来のエアバ
ッグ装置の断面説明図である。 図中、11……エアバッグ本体、12……フロント側部材、
13……リア側部材、14……ガス注入口、16……縫着部、
17,18……縫い代。
施例の概略を夫々示すもので、第1図はエアバッグ本体
の背面図、第2図は同、変形例を示す背面図、第3図は
従来のエアバッグ本体の背面図、第4図は従来のエアバ
ッグ装置の断面説明図である。 図中、11……エアバッグ本体、12……フロント側部材、
13……リア側部材、14……ガス注入口、16……縫着部、
17,18……縫い代。
Claims (1)
- 【請求項1】ガス発生器に連結されたエアバッグ本体を
備えるエアバッグ装置において、前記エアバッグ本体は
ガス発生器のガス噴出口側に固着されるガス注入口が形
成されたリア側部材と、該リア側部材の外周縁に沿って
縫着されたフロント側部材とからなり、前記エアバッグ
本体のリア側部材とフロント側部材を形成する基布の縦
及び横の織目方向と直交または平行する方向の前記外周
縁の縫着部の縫い代が大きく形成されていることを特徴
とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1275523A JPH082746B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1275523A JPH082746B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03136941A JPH03136941A (ja) | 1991-06-11 |
JPH082746B2 true JPH082746B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17556648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1275523A Expired - Lifetime JPH082746B2 (ja) | 1989-10-23 | 1989-10-23 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082746B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997036769A1 (fr) * | 1996-04-01 | 1997-10-09 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Coussin d'air pour siege passager |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0608437B1 (en) * | 1992-08-19 | 1997-11-05 | Teijin Limited | Air bag of high bursting strength |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525126A (en) * | 1975-07-01 | 1977-01-14 | Arakawa Shatai Kogyo Kk | Air bag for vehicle |
JPS5610591U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-29 |
-
1989
- 1989-10-23 JP JP1275523A patent/JPH082746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS525126A (en) * | 1975-07-01 | 1977-01-14 | Arakawa Shatai Kogyo Kk | Air bag for vehicle |
JPS5610591U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-29 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997036769A1 (fr) * | 1996-04-01 | 1997-10-09 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Coussin d'air pour siege passager |
GB2316372A (en) * | 1996-04-01 | 1998-02-25 | Toyo Tire & Rubber Co | Airbag for a passenger seat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03136941A (ja) | 1991-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2524534B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP4407336B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2879233B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
GB2239437A (en) | Vehicle air bag construction | |
JPH06104438B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2945043B2 (ja) | エアバッグ用基布 | |
JP2536342B2 (ja) | エアバッグ装置のエアバッグ本体 | |
JPH0694265B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JPH0832511B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JPH082746B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2537431B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
EP0485603B1 (en) | Air bag in air bag unit | |
JP2535236B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JPH0651459B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP3384050B2 (ja) | 車両用エアバッグ | |
JPH0382645A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2853576B2 (ja) | エアバッグ装置のエアバッグ本体 | |
JPH04368251A (ja) | エアバッグ装置 | |
JPH0832510B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2629531B2 (ja) | エアバッグ装置のエアバッグ本体 | |
JPH06156174A (ja) | エアバッグ | |
JP3684602B2 (ja) | 車両用エアバッグ | |
JP3413909B2 (ja) | 車両用エアバッグの製造方法 | |
JPH04135941A (ja) | エアバッグ装置 | |
JPH0688520B2 (ja) | エアバッグ装置のエアバッグ本体 |