JPH08274529A - アレイアンテナ装置 - Google Patents

アレイアンテナ装置

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JPH08274529A
JPH08274529A JP7076462A JP7646295A JPH08274529A JP H08274529 A JPH08274529 A JP H08274529A JP 7076462 A JP7076462 A JP 7076462A JP 7646295 A JP7646295 A JP 7646295A JP H08274529 A JPH08274529 A JP H08274529A
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JP
Japan
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array antenna
array
antenna
array antennas
transmission signal
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JP7076462A
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Inventor
Shigeru Mikami
成 三上
Kenjiro Saito
憲二郎 斎藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to US08/625,961 priority patent/US5923290A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/22Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation in accordance with variation of frequency of radiated wave
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/20Non-resonant leaky-waveguide or transmission-line antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/206Microstrip transmission line antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置の小型化および軽量化が容易で、なおかつ
任意の複数方向にビームを形成することのできるアレイ
アンテナ装置を提供する。 【構成】アレイアンテナ241〜244のアンテナ素子
A間の給電線路長を互いに同じ形状のビームが異なる指
向角に形成されるように変えておき、スイッチ回路11
0により任意のアレイアンテナ241〜244を選択し
て送信信号を供給することで、複数方向に選択的にビー
ムを形成できるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工衛星を含む宇宙
航行体等の飛翔体に搭載するに好適するアンテナ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーダや通信などのアンテナ装置におい
ては広範囲を高速で観測するためのビーム走査機能が要
求されるが、アンテナ装置本体を固定した状態でビーム
走査を行なう場合には、一般に複数のアンテナ素子の励
振位相を変化させるアレイアンテナ装置が用いられてい
る。
【0003】以下、図面を参照して、上記方法を利用し
た従来のアレイアンテナ装置について説明する。図9
は、アンテナ素子に移相器を備えることにより励振位相
を変化させる従来のレーダ用アレイアンテナ装置の構成
を示すものである。分配合成器10は、送信時には送信
器(図示しない)から供給される送信信号をn(nは自
然数)分配してそれぞれ移相器21〜2nに供給し、一
方、受信時には移相器21〜2nから供給される受信信
号を合成して受信器(図示しない)に出力する。
【0004】移相器21〜2nは、アンテナビーム走査
のための位相制御を行なうもので、後述する制御装置4
0からの移相量制御信号に応じ、送信時には分配合成器
10から供給される送信信号の位相をそれぞれ制御して
アンテナ素子31〜3nに供給し、一方、受信時にはア
ンテナ素子31〜3nから供給される受信信号の位相を
それぞれ制御して分配合成器10に供給する。
【0005】アンテナ素子31〜3nは、移相器21〜
2nにて位相制御された送信信号を空間に放射するとと
もに、観測対象からのレーダエコーを受信し、受信信号
としてそれぞれ移相器21〜2nに供給する。制御装置
40は、制御信号に応じて移相量制御信号を生成し、移
相器21〜2nに出力して移相量を制御する。
【0006】このような構成により、従来のアレイアン
テナ装置は送信時には送信信号を分配合成器10にてn
分配し、さらに移相器21〜2nにて位相制御すること
により目標とする方向をビーム走査するようにしてい
る。一方、受信時にはアンテナ素子31〜3nにて観測
対象からのレーダエコーを受信し、移相器21〜2nに
て位相制御した後に分配合成器10にて合成して受信信
号を得ている。
【0007】しかしながら、上記構成による従来のアレ
イアンテナ装置では、多数の移相器とその制御装置が必
要となるため、構成が複雑となるばかりか、システムの
小型化および軽量化が困難であるという問題があった。
【0008】一方、移相器を用いない従来のアレイアン
テナ装置としては、送信信号の周波数を変化させること
により励振位相を変化させるアレイアンテナ装置があ
る。図10に一例を示す。
【0009】図10に一般に示すアレイアンテナ装置
は、基板50の表面にパッチ状のアンテナ素子61〜6
nを配設し、これらアンテナ素子61〜6nに対して給
電線路70により直列給電し、その一端を給電点として
周波数可変器80に接続して構成される。
【0010】すなわち、周波数可変器80によって、送
信信号の周波数を変化させることにより、各アンテナ素
子61〜6nにおける通過位相を制御して、目標とする
方向にビームを形成するようにしている。
【0011】しかしながら、上記構成による従来のアレ
イアンテナ装置では、アンテナ素子61〜6nの許容周
波数帯域に制限があるため、ビーム指向角を任意に選定
することができないという問題があった。さらに、不要
波の抑圧、直交偏波への切り換えの要望に対応すること
は困難であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、移
相器を用いて励振位相を変化させる従来のアレイアンテ
ナ装置では、多数の移相器を用いるため、複雑であるば
かりか、システムの小型化および軽量化が困難であると
いう問題があった。また、送信信号の周波数を変化させ
ることにより励振位相を変化させる従来のアレイアンテ
ナ装置においては、アンテナ素子の許容周波数帯域の制
約によりビーム指向角を任意に選定することができない
という問題があった。さらに、不要波の抑圧、直交偏波
への切り換えの要望に対応することは困難であった。
【0013】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、装置の小型化および軽量化が容易で、なおか
つビーム指向角を任意に選定可能なアレイアンテナ装置
を提供することを第1の目的とし、さらに、不要波の抑
圧、直交偏波への切り換えが容易なアレイアンテナ装置
を提供することを第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、この発明に係るアレイアンテナ装置は、そ
れぞれ複数のアンテナ素子に対して直列給電され、互い
に異なるビーム指向角特性を有する複数のアレイアンテ
ナと、複数のアレイアンテナに対し、制御信号に応じて
選択的に送信信号および受信信号の入出力を行なうスイ
ッチ回路とを具備して構成するようにした。
【0015】また、この発明に係るアレイアンテナ装置
は、それぞれ複数のアンテナ素子に対して直列給電さ
れ、互いに異なるビーム指向角特性を有する複数のアレ
イアンテナと、この複数のアレイアンテナに対し、制御
信号に応じて選択的に送信信号および受信信号の入出力
を行なうスイッチ回路と、このスイッチ回路に送信信号
の周波数を任意に変化させて出力することにより、スイ
ッチ回路にて選択したアレイアンテナのビーム指向角を
任意に変化させる周波数可変器とを具備して構成するよ
うにした。
【0016】さらに、この発明に係るアレイアンテナ装
置は、周波数可変器の周波数制御によるそれぞれのビー
ム指向角の可変範囲が互いに連続する特性を有する複数
のアレイアンテナを具備して構成するようにした。
【0017】上記の第2の目的を達成するために、この
発明に係るアレイアンテナ装置は、互いに同じビーム指
向角に同一形状のメインビームを形成したとき互いに異
なるビーム指向角にヌル点を形成する特性を有するアレ
イアンテナの組を備える複数のアレイアンテナを具備し
て構成するようにした。
【0018】さらに、この発明に係るアレイアンテナ装
置は、互いに同じビーム指向角に同一形状のメインビー
ムを形成したとき互いに直交する偏波を生成するアレイ
アンテナの組を備える複数のアレイアンテナを具備して
構成するようにした。
【0019】
【作用】上記構成によるアレイアンテナ装置では、互い
に異なるビーム指向角特性を有する複数のアレイアンテ
ナのうち、スイッチ回路により所望の方向にビームを生
成するアレイアンテナを任意に選択して、送信信号およ
び受信信号を送受信する。このため、アレイアンテナの
数に応じた方向に対し、任意に送信信号および受信信号
を送受信することを可能にしている。
【0020】また、この発明では、周波数可変器によっ
て送信信号の周波数を任意に変化させることにより、選
択したアレイアンテナにおける励振位相を変化させてビ
ーム指向角を変え、送信信号および受信信号を送受信す
る。このため、ビーム指向角の変化する範囲内において
ビーム指向角を任意の選定を可能にしている。
【0021】さらに、この発明では、周波数可変器の周
波数制御による複数のアレイアンテナのそれぞれのビー
ム指向角の可変範囲が、互いに連続する特性を有するよ
うに設定してある。このため、広範囲のビーム指向角を
連続または任意の選定を可能にしている。
【0022】また、この発明では、上記複数のアレイア
ンテナが、互いに同じビーム指向角に同一形状のメイン
ビームを形成したとき互いに異なるビーム指向角にヌル
点を形成する特性を有するアレイアンテナの組を備え
る。このため、不要な電波が選択中のアレイアンテナの
高利得のビーム指向角より入射した際には、同じ組のア
レイアンテナに切り換えて不要電波の受信を抑制するこ
とを可能にしている。
【0023】さらに、この発明では、上記複数のアレイ
アンテナが、互いに同じビーム指向角に同一形状のメイ
ンビームを形成したとき互いに直交する偏波を生成する
アレイアンテナの組を備える。このため、直交する偏波
に切り換えてビームを形成することを可能にしている。
【0024】
【実施例】まず、図1を参照してこの発明に係るアレイ
アンテナ装置の第1の実施例を説明する。図1はこの発
明に係るアレイアンテナ装置の構成を示すもので、ここ
ではレーダに用いられるものとする。このアレイアンテ
ナ装置は、制御部100と、アンテナ部200とで構成
される。
【0025】制御部100はスイッチ回路110を備え
る。このスイッチ回路110は、後述するアレイアンテ
ナ241〜244に接続され、送信器(図示しない)か
ら送信信号とスイッチ切換信号とが供給され、このスイ
ッチ切換信号に応じて送信信号を選択的にアレイアンテ
ナ241〜244に出力する。
【0026】アンテナ部200には、誘電体層を積層し
た絶縁体からなる基板210の表面に複数のパッチ状の
アンテナ素子Aがアレイ状に配設されている。アンテナ
素子Aは、送信信号を空間に放射するとともに、観測対
象からのレーダエコーを受信するもので、各アンテナ素
子は4本の給電線路231〜234により直列に給電さ
れ、4組のアレイアンテナ241〜244を形成してい
る。給電線路231〜234の一端は、給電点として制
御部100のスイッチ回路110にそれぞれ接続されて
いる。
【0027】また、アレイアンテナ241〜244は、
それぞれ図2に示すように互いに同じ形状のビームを形
成するが、各アレイアンテナ毎にアンテナ素子A間の給
電線路長を変えてあり、これによって異なる指向角にビ
ームを形成するようになっている。
【0028】以下、上記構成におけるアレイアンテナ装
置の動作を説明する。送信器からの送信信号は、スイッ
チ切換信号に応じてスイッチ回路110によって選択さ
れたアレイアンテナに供給され、個々のアンテナ素子A
から空間に放射される。各アレイアンテナ241〜24
4のビーム指向角は互いに異なっているため、アレイア
ンテナ241〜244の選択を切り換えると、4つの方
向のいずれかにビームが選択的に形成されることにな
る。一方、受信信号は、観測対象からのレーダエコーを
送信信号とは全く逆の順序追って生成される。
【0029】したがって、上記構成のアレイアンテナ装
置によれば、移相器を用いることなく、4つの異なる方
向に選択的にビームを形成することができる。次に、図
3を参照してこの発明に係るアレイアンテナ装置の第2
の実施例を説明する。尚、図3において図1に示した第
1の実施例のアレイアンテナ装置と同一部分には同一符
号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に説明す
る。
【0030】このアレイアンテナ装置は、制御部101
と、アンテナ部200とからなり、前述の第1の実施例
とは、制御部101に周波数可変器120を備えた点が
異なる。この周波数可変器120は、送信器(図示しな
い)からの送信信号の周波数を任意に変化させてスイッ
チ回路110に出力する。
【0031】以下、上記構成におけるアレイアンテナ装
置の動作を説明する。送信器からの送信信号は、周波数
可変器120により周波数が制御され、スイッチ回路1
10により選択されたアレイアンテナに供給され、個々
のアンテナ素子Aから空間に放射される。この時、送信
信号は、選択されたアレイアンテナの各アンテナ素子A
を周波数に応じた位相で通過するため、この通過位相に
応じた方向にビームが形成される。
【0032】ここで、例えばアレイアンテナ241を選
択し、周波数を変化させて送信信号を供給すると、アレ
イアンテナ241の各アンテナ素子Aにおける送信信号
の通過位相が変化するため、ビーム指向角が変化し、そ
の結果ビーム走査が行なわれる。一方、受信信号は、観
測対象からのレーダエコーから送信とは全く逆の順序追
って生成される。
【0033】すなわち、上記構成のアレイアンテナ装置
では、周波数可変器120により送信信号の周波数を、
アレイアンテナ241〜244の各許容範囲内で可変制
御することにより、ビームを走査することができる。ま
た、上記スイッチ回路110による切換えによって4つ
の方向に選択的にビームを走査することができる。
【0034】したがって、上記構成のアレイアンテナ装
置によれば、移相器を用いることなく、複数の範囲をビ
ーム走査することができる。また、各アレイアンテナ2
41〜244のビーム走査の範囲を図4に示すように連
続するようにすれば、広範囲に渡って連続してビーム走
査することができる。
【0035】次に、図5を参照してこの発明に係るアレ
イアンテナ装置の第3の実施例を説明する。尚、図5に
おいて、図1に示した第1の実施例のアレイアンテナ装
置と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異な
る部分を中心に説明する。
【0036】このアレイアンテナ装置は、制御部100
と、アンテナ部201とで構成され、アンテナ部201
のアレイアンテナ261〜264は、それぞれ第1の実
施例と同様に、基板210上に配設されたアンテナ素子
Aに対して給電線路251〜254により直列に給電す
るように構成される。
【0037】但し、アレイアンテナ261とアレイアン
テナ262とは、図6および図7に示すように互いに同
じ指向角に同じ形状のメインビームを形成するが、異な
るヌル点を形成するように、それぞれアンテナ素子A間
の給電線路長を変えて設定されている。
【0038】同様に、アレイアンテナ263とアレイア
ンテナ264についても、互いに同じ指向角に同じ形状
のメインビームを形成するが、異なるヌル点を形成する
ようにしたものである。但し、アレイアンテナ261,
262とアレイアンテナ263,264とは、異なる指
向角にメインビームを形成するように設定しておく。
【0039】以下、上記構成におけるアレイアンテナ装
置の動作を説明する。送信器からの送信信号は、スイッ
チ切換信号に応じてスイッチ回路110によって選択さ
れたアレイアンテナに供給される。そして、送信信号
は、上記選択されたアレイアンテナから放射され、これ
によって予め設定した指向角にメインビームが形成され
る。
【0040】このため、例えば、アレイアンテナ261
とアレイアンテナ263とを選択的に切り換えると、2
つの方向にビームを形成することができる。一方、受信
信号は、観測対象からのレーダエコーを送信とは全く逆
の順序追って生成される。
【0041】ここで、例えばアレイアンテナ261を用
いて受信している際に、図6に示すように不要電波がア
レイアンテナ261のサイドローブ方向から入射した場
合には、スイッチ回路110によりアレイアンテナ26
2に切り換える。これにより、図7に示すように不要電
波はヌル点部近傍に入射するため、ほとんど受信されな
い。
【0042】したがって、上記構成のアレイアンテナ装
置によれば、移相器を用いることなく、2つの異なる方
向にビームを形成することができるとともに、不要電波
が選択されたアレイアンテナのサイドローブ方向から入
射した際には、メインビームの指向角が同じでヌル点の
位置が異なるアレイアンテナに切り換えることより、不
要電波の受信を低減することができる。
【0043】尚、第3の実施例において、例えば、送信
信号を上記第2の実施例の周波数可変器120を介して
スイッチ回路110に出力するようにすれば、不要電波
受信の低減が可能になるだけでなく、送信信号の周波数
制御によりビーム走査が可能となる。また、各アレイア
ンテナのビーム走査範囲を連続するようにすれば、広範
囲に渡って連続してビームを走査することができる。
【0044】次に、図8を参照してこの発明に係るアレ
イアンテナ装置の第4の実施例を説明する。尚、図8に
おいて、図1に示した第1の実施例のアレイアンテナ装
置と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは異な
る部分を中心に説明する。
【0045】このアレイアンテナ装置は、制御部100
と、アンテナ部202とで構成される。アンテナ部20
2のアレイアンテナ281およびアレイアンテナ283
は、それぞれ第1の実施例と同様に基板210上に配設
されたアンテナ素子Aに対して給電線路271、給電線
路273により直列に給電するように構成される。
【0046】一方、アレイアンテナ282およびアレイ
アンテナ284は、それぞれ基板210上に配設された
アンテナ素子Aを給電線路272、給電線路274によ
り直列かつアレイアンテナ281,283の給電方向と
は直交する方向から給電するように構成される。
【0047】また、アレイアンテナ281とアレイアン
テナ282は、上記の給電方法により互いに直交する偏
波を生成するとともに、これら偏波によるビームを同じ
指向角で形成するように設定される。一方、アレイアン
テナ283とアレイアンテナ284も同様の関係に設定
される。但し、アレイアンテナ281,282の組とア
レイアンテナ283,284の組とは、互いに異なる指
向角にビームを形成するように設定しておく。
【0048】以下、上記構成におけるアレイアンテナ装
置の動作を説明する。送信信号は、スイッチ切換信号に
応じてスイッチ回路110によって選択されたアレイア
ンテナに供給され、空間に放射される。これにより、選
択されたアレイアンテナから予め設定した指向角にビー
ムが形成される。
【0049】例えば、アレイアンテナ281とアレイア
ンテナ283とを選択的に切り換えると、2つの方向に
対して選択的にビームを形成することができる。また、
アレイアンテナ282とアレイアンテナ284とを選択
的に切り換えると、アレイアンテナ281およびアレイ
アンテナ283の生成するビームとは直交する偏波のビ
ームを2つの方向に対して選択的に形成することができ
る。
【0050】したがって、上記構成のアレイアンテナ装
置によれば、移相器を用いることなく、2つの異なる方
向に選択的にビームを形成することができるとともに、
それぞれのビームに直交する偏波に切り換えることもで
きる。
【0051】尚、第4の実施例において、例えば、送信
信号を上記第2の実施例の周波数可変器120を介して
スイッチ回路110に出力するようにすれば、周波数制
御により選択アレイアンテナの形成するビームにてビー
ム走査することもできる。
【0052】また、各アレイアンテナのビーム走査可能
な範囲を連続するようにすれば、直交する偏波へ選択的
に切り換えつつ広範囲を連続してビーム走査することも
できる。
【0053】また、以上の実施例では、パッチアンテナ
素子を用いたアレイアンテナについて説明したが、ビー
ム指向角を制御できる他のアンテナ素子(例えばスロッ
トアンテナ素子)を用いたアンテナでも同様に実施可能
である。その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうま
でもない。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
装置の小型化および軽量化が容易で、なおかつビーム指
向角を任意に選定可能なアレイアンテナ装置と、不要波
の抑圧、直交偏波への切り換えが容易なアレイアンテナ
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るアレイアンテナ装置の第1の実
施例の構成を示す図である。
【図2】上記第1の実施例の各アレイアンテナの放射パ
ターンを示す特性図である。
【図3】この発明に係るアレイアンテナ装置の第2の実
施例の構成を示す図である。
【図4】上記第2の実施例の各アレイアンテナのビーム
走査範囲の設定例を示す特性図である。
【図5】この発明に係るアレイアンテナ装置の第3の実
施例の構成を示す図である。
【図6】上記第3の実施例のアンテナ切り換え制御前の
放射パターンを示す特性図である。
【図7】上記第3の実施例のアンテナ切り換え制御後の
放射パターンを示す特性図である。
【図8】この発明に係るアレイアンテナ装置の第4の実
施例の構成を示す図である。
【図9】移相器を用いた従来のアレイアンテナ装置の構
成を示す図である。
【図10】周波数可変器を用いた従来のアレイアンテナ
装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…分配合成器 21〜2n…移相器 31〜3n,61〜6n,A…アンテナ素子 40…制御装置 50,210…基板 70,231〜234,251〜254,271〜27
4…給電線路 80,120…周波数可変器 100,101…制御部 110…スイッチ回路 200,201,202…アンテナ部 241〜244,261〜264,281〜284…ア
レイアンテナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数のアンテナ素子に対して直
    列給電され、互いに異なるビーム指向角特性を有する複
    数のアレイアンテナと、 前記複数のアレイアンテナに対し、制御信号に応じて選
    択的に送信信号および受信信号の入出力を行なうスイッ
    チ回路とを具備することを特徴とするアレイアンテナ装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれ複数のアンテナ素子に対して直
    列給電され、互いに異なるビーム指向角特性を有する複
    数のアレイアンテナと、 この複数のアレイアンテナに対し、制御信号に応じて選
    択的に送信信号および受信信号の入出力を行なうスイッ
    チ回路と、 前記スイッチ回路に送信信号の周波数を任意に変化させ
    て出力することにより、前記スイッチ回路にて選択した
    前記アレイアンテナのビーム指向角を任意に変化させる
    周波数可変器とを具備することを特徴とするアレイアン
    テナ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のアレイアンテナは、前記複数
    のアレイアンテナのうち、互いに同じビーム指向角に同
    一形状のメインビームを形成したとき互いに異なるビー
    ム指向角にヌル点を形成する特性を有するアレイアンテ
    ナの組を備えることを特徴とする請求項1,2いずれか
    に記載のアレイアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のアレイアンテナは、前記複数
    のアレイアンテナのうち、互いに同じビーム指向角に同
    一形状のメインビームを形成したとき互いに直交する偏
    波を生成するアレイアンテナの組を備えることを特徴と
    する請求項1,2いずれかに記載のアレイアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数のアレイアンテナは、前記周波
    数可変器の周波数制御によるそれぞれのビーム指向角の
    可変範囲が互いに連続する特性を有することを特徴とす
    る請求項2に記載のアレイアンテナ装置。
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