JPH08274274A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
ノンドープにすれば、ばらつきの少ない高抵抗が実現で
きる。この時に同一層の導体部分の低抵抗化を工程数の
増加なしに行う。 【構成】メモリセル形成領域上及び周辺回路形成領域上
にそれぞれ第1の多結晶シリコンパターン14−1A及
び第2の多結晶シリコンパターン14−2Aをそれぞれ
ノンドープ多結晶シリコン膜により形成する。次にCM
P法により平坦な層間絶縁膜15aを形成する。この時
メモリセル周辺の段差のため膜抵抗体(14−2A)上
の層間膜厚は、第1の多結晶シリコンパターン14−1
A上よりも厚くなる。次にイオン打ち込みにより、14
−1Aに不純物を導入してセルプレート電極14−Aa
とする。
Description
関し、特に抵抗素子を有する半導体装置の製造方法に関
する。
てダイナミックRAMがある。最近のダイナミックRA
Mにはセルフ・リフレッシュ回路が内蔵されるようにな
ってきたが、このセルフ・リフレッシュ回路のタイマに
多結晶シリコン膜を利用した抵抗素子が使用される。以
下、このようなダイナミックRAMの製造方法について
説明する。
コン基板1の表面部に選択的に厚さ400mmのフィー
ルド酸化膜2を形成することによって区画されて複数の
第1の活性領域101及び複数の第2の活性領域102
をそれぞれメモリセル形成領域I及び周辺回路形成領域
IIに設ける。
酸化膜3を形成したのち、ゲート電極5M(ワード線を
兼ねる)、5P及びソース・ドレイン領域であるn型不
純物拡散層4M1,4M2,4Pを形成する。次に厚さ
400nmのBPSG膜を堆積しリフロー処理を行なっ
て層間絶縁膜6を形成した後に、図3(b)に示すよう
に、メモリセル・トランジスタのn型不純物拡散層4M
1に達するコンタクト孔7を設けたのち、ディジット線
8を構成する厚さ200nmのタングステンシリサイド
膜を堆積しパターニングする。次に厚さ400nmのB
PSG膜を堆積しリフロー処理をして層間絶縁膜9を形
成した後、図4(a)に示すように、n型不純物拡散層
4M2に達するコンタクト孔11を形成したのち、厚さ
400nmのポリシリコン膜を堆積した後に、リンを拡
散して導電性を持たせる。次に周知のリソグラフィー技
術を用いてスタックト・キャパシタの下部電極12を形
成する。次に厚さ10nmの窒化シリコン膜を堆積して
キャパシタ絶縁膜13を形成する。次に厚さ200nm
のポリシリコン膜を堆積した後に、POCl3 雰囲気中
で850℃、20分の熱処理を行い、リンを拡散して導
電性を持たせる。次に周知のリソグラフィ技術を用いて
メモリセル形成領域上にセルプレート電極14−1(上
部電極)を、周辺回路形成領域上に膜抵抗体14−2を
それぞれ形成する。次に厚さ400nmのBPSG膜を
堆積し、リフロー処理を行ない図4(b)に示すように
層間絶縁膜15を形成し、セルプレート電極14−1の
周辺部にスルーホール16を設け固定電位(例えばVc
c/2)を供給するための配線17を形成する。
おいて膜抵抗体は、セルプレート電極と同一層にて形成
する。膜抵抗体の層抵抗は、所定の抵抗値を得るのに要
するマスクパターン面積が少なくなるので、高いほど良
く、下限は少なくとも100Ω/μm2 以上である。た
だし同一層のセルプレート電極の層抵抗は、回路動作上
600Ω/μm2以下にすることが必要である。また、
層抵抗のばらつきは回路動作上±20%以内であること
が必要である。層抵抗200Ω/μm2 のときのばらつ
きは±20%であり、層抵抗400Ω/μm2 のときの
ばらつきは±50%であり、層抵抗が高いとばらつきも
大きくなっている。以上より膜抵抗体の層抵抗は200
〜250Ω/μm2 に設定している。
ば、層抵抗のばらつきを±10%以内に抑制し、かつ1
GΩ/μm2 程度の高抵抗が実現できるが、上述の従来
例では同一層のセルプレート電極が高抵抗となるため使
用できない。
体装置では、同一層のセルプレート電極などの電極もし
くは配線の低抵抗化と層抵抗ばらつきの低減という要件
を満たすために、200〜250Ω/μm2 と低抵抗に
設定せざるを得ないので、膜抵抗体の占有面積が増大す
るという問題点があった。
抗体と低い層抵抗の電極もしくは配線と多結晶シリコン
膜で実現できる半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
置の製造方法は、半導体基板の表面からそれぞれ第1の
高さを有する第1の表面及び前記第1の表面に隣接しこ
れより低い第2の高さをする第2の表面を有する下地基
板にノンドープ多結晶シリコン膜を堆積しパターニング
することによって前記第1の表面を被覆する第1の多結
晶シリコンパターン及び前記第2の表面を被覆する第2
の多結晶シリコンパターンでなる膜抵抗体を形成する工
程と、絶縁膜を堆積したのち平坦化処理を行なってから
イオン注入を行ない前記第1の表面と第2の表面との間
の段差を利用して前記第1の多結晶シリコンパターン及
び第2の多結晶シリコンパターンのうち前者のみに不純
物を導入して電極もしくは配線を形成する工程とを有す
るというものである。
は、半導体基板の表面部に選択的に素子分離領域を形成
することによって区画された複数の第1の活性領域及び
複数の第2の活性領域をそれぞれメモリセル形成領域及
び周辺回路形成領域に設ける工程と、前記第1の活性領
域及び第2の活性領域にそれぞれ形成された不純物拡散
層を有する第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
を形成した後前記メモリセル形成領域上と周辺回路形成
領域との間に段差のある層間絶縁膜を形成する工程と、
前記第1のトランジスタを構成する一の前記不純物拡散
層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁膜に形成したの
ち導電膜を堆積しパターニングすることによって前記コ
ンタクト孔を介して前記第1のトランジスタに接続され
るスタックト・キャパシタの下部電極を形成しキャパシ
タ絶縁膜を形成する工程と、ノンドープ多結晶シリコン
膜を堆積しパターニングすることによって前記キャパシ
タ下部電極を前記キャパシタ絶縁膜を介して被覆する第
1の多結晶シリコンパターン及び前記周辺回路形成領域
上で前記層間絶縁膜を選択的に被覆する第2の多結晶シ
リコンパターンでなる膜抵抗体を形成する工程と、絶縁
膜を堆積したのち平坦化処理を行なってからイオン注入
を行ない前記層間絶縁膜の段差及び下部電極の有無によ
る高低差を利用して前記第1の多結晶シリコンパターン
及び第2の多結晶シリコンパターンのうち前者のみに不
純物を導入してスタックト・キャパシタの上部電極を形
成する工程とを有するというものである。
し、不純物としてリンをイオン注入することができる。
ターンと第2の多結晶シリコンパターンを設け、絶縁膜
を堆積し平坦化してからイオン注入するので、その絶縁
膜が第2の多結晶シリコン膜パターンに対してイオン注
入のマスクとして働く。
る。図1(a),(b)、図2(a),(b)は本発明
の一実施例を説明するための工程順に示す半導体チップ
の縦断面図である。
コン基板1の表面部に選択的に厚さ400nmのフィー
ルド酸化膜2を形成することによって区画されて複数の
第1の活性領域101及び複数の第2の活性領域102
をそれぞれメモリセル形成領域I及び周辺回路形成領域
IIに設ける。次に第1,第2の活性領域の表面にゲー
ト酸化膜3を形成したのち、ゲート電極5M(ワード線
を兼ねる)、5P及びソース・ドレイン領域であるn型
不純物拡散層4M1,4M2,4Pを形成する。次に厚
さ400nmのBPSG膜を堆積しリフロー処理を行な
って層間絶縁膜6を形成した後に、図1(b)に示すよ
うに、メモリセル・トランジスタのn型不純物拡散層4
M1に達するコンタクト孔7を設けたのち、ディジット
線8を構成する厚さ200nmのタングステンシリサイ
ド膜を堆積しパターニングする。このとき、周辺回路形
成領域においてもタングステンシリサイド膜で必要な配
線を形成してもよい。次に厚さ400nmのBPSG膜
を堆積しリフロー処理をして層間絶縁膜9を形成する。
あるいはBPSG膜をもっと厚く堆積しリフロー処理し
たのちエッチングを行なって厚さを減らすようにすれ
ば、表面の凹凸の一層少ない層間絶縁膜9を形成するこ
とができるのでより好ましい。次に、図2(a)に示す
ように、n型不純物拡散層4M2に達するコンタクト孔
11を形成したのち、厚さ400nmの結晶シリコン膜
を堆積した後に、リンを拡散して導電性を持たせる。次
に周知のリソグラフィー技術を用いてパターニングして
スタックト・キャパシタの下部電極12を形成する。次
に厚さ10nmの窒化シリコン膜を堆積してキャパシタ
絶縁膜13を形成する。次に厚さ200nmのノンドー
プ多結晶膜を堆積した後に、周知のリソグラフィー技術
を用いてパターニングしてセルプレート電極を形成する
ための第1の多結晶シリコンパターン14−1A及び第
2の多結晶シリコンパターン14−2Aでなる膜抵抗体
を形成する。この時第1の多結晶シリコンパターン14
−1Aと膜抵抗体(14−2A)の高低差hは、メモリ
セル形成領域と周辺回路形成領域の段差のために800
nm程度となっている。なお、この段差は、下部電極が
メモリセル形成領域にのみ存在すること、およびゲート
電極やタングステンシリサイド膜などの下地配線パター
ンが周辺回路形成領域上よりもメモリセル形成領域上で
密になっていることにより生じている。
2μm厚さの酸化シリコン膜15Aを堆積した後に、C
MP法(ケミカルメカニカルポリッシング法)により第
1の多結晶シリコンパターン14−1A上で膜厚が30
0nmとなるようにエッチバックを行い、図2(b)に
示すように、層間絶縁膜15Aaを形成する。このとき
層間絶縁膜15Aaはほぼ完全に平坦化されているの
で、膜抵抗体(14−2A)上で第1の多結晶シリコン
パターン14−1A上よりも800nm程度厚くなって
いる。
-2でイオン打ち込みする。このときリンの飛程=0.3
74μm、飛程分散=0.084μmなので、リンは第
1の多結晶シリコン膜パターン14−1Aにのみ導入さ
れ、膜抵抗体12−2Aには導入されない。次に850
℃,20分の熱処理を行ない、リンを活性化することに
より、セルプレート電極14−1Aa(下部電極)の形
成が完了する。次にセルプレート電極14−1Aaの周
辺部にスルーホールを設け固定電位(例えばVcc/
2)を供給するための配線17を形成する。このとき、
膜抵抗体14−2Aをトランジスタなどに接続する配線
も同時に形成することができる。
ドープ多結晶シリコン膜でほぼ完全に埋められるよう
に、本実施例では350nm程度に設定しておくと、周
辺部を除き平坦なセルプレート電極を形成できるので好
都合である。
地基板の段差に相当する酸化シリコン膜の厚さだけ周辺
回路形成領域上で層間絶縁膜が厚くなっているのでメモ
リセル形成領域上の第1の多結晶シリコンパターンのみ
にイオンを注入することができる。この厚さの差はイオ
ン注入の飛程分散より大きければよい。
使用したが、SOGを利用するなどその他の手法を採用
しても良いことはいうまでもない。
ックRAMにおけるメモリセル形成領域と周辺回路形成
領域を被覆するキャパシタ下部電極の形成された層間絶
縁膜のように、表面の高さに差のある下地基板にノンド
ープ多結晶シリコン膜を堆積しパターニングして表面の
高さの大きい前述のメモリセル形成領域上などの第1の
表面及び周辺回路形成領域上などの第2の表面にそれぞ
れ第1,第2の多結晶シリコンパターンを形成したの
ち、絶縁膜を堆積し平坦化処理を行なってからイオン注
入をすることにより、第1の多結晶シリコンパターンに
のみ不純物を導入することができるので、セルプレート
電極などの電極もしくは配線を導電性よく形成するとと
もにノンドープ多結晶シリコン膜でなる膜抵抗体を形成
することができる。従って1GΩ/μm2 程度の高抵抗
の膜抵抗体を±10%以内の小さい層抵抗ばらつきで実
現でき占有面積を少なくできる。このとき同一工程で堆
積される多結晶シリコン膜でなる電極もしくは配線は目
合せ回数の増加なしに低抵抗にすることができる。
(b)に分図して示す工程順断面図である。
程順断面図である。
て示す工程順断面図である。
す工程順断面図である。
トランジスタの) 5P ゲート電極(周辺回路用のトランジスタの) 6 層間絶縁膜 7 コンタクト孔 8 ディジット線 9 層間絶縁膜 10 層間絶縁膜 11 コンタクト孔 12 下部電極 13 キャパシタ絶縁膜 14−1,14−1Aa セルプレート電極 14−1A 第1の多結晶シリコンパターン 14−2 膜抵抗体 14−2A 第2の多結晶シリコンパターン 15,15Aa 層間絶縁膜 15A 酸化シリコン膜 16 スルーホール 17 配線 101 第1の活性領域 102 第2の活性領域 I メモリセル形成領域 II 周辺回路形成領域
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板の表面からそれぞれ第1の高
さを有する第1の表面及び前記第1の表面に隣接しこれ
より低い第2の高さをする第2の表面を有する下地基板
にノンドープ多結晶シリコン膜を堆積しパターニングす
ることによって前記第1の表面を被覆する第1の多結晶
シリコンパターン及び前記第2の表面を被覆する第2の
多結晶シリコンパターンでなる膜抵抗体を形成する工程
と、絶縁膜を堆積したのち平坦化処理を行なってからイ
オン注入を行ない前記第1の表面と第2の表面との間の
段差を利用して前記第1の多結晶シリコンパターン及び
第2の多結晶シリコンパターンのうち前者のみに不純物
を導入して電極もしくは配線を形成する工程とを有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体基板の表面部に選択的に素子分離
領域を形成することによって区画された複数の第1の活
性領域及び複数の第2の活性領域をそれぞれメモリセル
形成領域及び周辺回路形成領域に設ける工程と、前記第
1の活性領域及び第2の活性領域にそれぞれ形成された
不純物拡散層を有する第1のトランジスタ及び第2のト
ランジスタを形成した後前記メモリセル形成領域上と周
辺回路形成領域との間に段差のある層間絶縁膜を形成す
る工程と、前記第1のトランジスタを構成する一の前記
不純物拡散層に達するコンタクト孔を前記層間絶縁膜に
形成したのち導電膜を堆積しパターニングすることによ
って前記コンタクト孔を介して前記第1のトランジスタ
に接続されるスタックト・キャパシタの下部電極を形成
しキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、ノンドープ多結
晶シリコン膜を堆積しパターニングすることによって前
記キャパシタ下部電極を前記キャパシタ絶縁膜を介して
被覆する第1の多結晶シリコンパターン及び前記周辺回
路形成領域上で前記層間絶縁膜を選択的に被覆する第2
の多結晶シリコンパターンでなる膜抵抗体を形成する工
程と、絶縁膜を堆積したのち平坦化処理を行なってから
イオン注入を行ない前記層間絶縁膜の段差及び下部電極
の有無による高低差を利用して前記第1の多結晶シリコ
ンパターン及び第2の多結晶シリコンパターンのうち前
者のみに不純物を導入してスタックト・キャパシタの上
部電極を形成する工程とを有することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項3】 平坦化処理はCMP法である請求項1又
は2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 絶縁膜として酸化シリコン膜を堆積し、
不純物としてリンをイオン注入する請求項1,2又は3
記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)
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KR100350675B1 (ko) * | 2000-01-26 | 2002-08-28 | 삼성전자 주식회사 | 반도체 메모리 장치 및 그 제조 방법 |
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1995
- 1995-03-31 JP JP7075114A patent/JP2720815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100350675B1 (ko) * | 2000-01-26 | 2002-08-28 | 삼성전자 주식회사 | 반도체 메모리 장치 및 그 제조 방법 |
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JP2720815B2 (ja) | 1998-03-04 |
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