JPH08273103A - 磁気記録信号の再生装置 - Google Patents

磁気記録信号の再生装置

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JPH08273103A
JPH08273103A JP7073388A JP7338895A JPH08273103A JP H08273103 A JPH08273103 A JP H08273103A JP 7073388 A JP7073388 A JP 7073388A JP 7338895 A JP7338895 A JP 7338895A JP H08273103 A JPH08273103 A JP H08273103A
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JP
Japan
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signal
magnetoresistive element
circuit
amplifier
magnetic recording
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Pending
Application number
JP7073388A
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English (en)
Inventor
Shinji Nishi
信次 西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集積回路化が容易な、信号対雑音比のよい磁
気記録信号の再生装置を提供する。 【構成】 磁気記録信号を直流電流源20で駆動した磁
気抵抗素子1の再生ヘッドで電磁変換を行い、差動増幅
器21とインピーダンス素子31の組み合わせより負帰
還回路を構成し、負帰還特性に周波数特性を付加した構
成により、磁気抵抗素子の直流電圧成分の影響を受けな
い信号増幅器が構成でき、低電圧で動作でき、磁気抵抗
素子の直流駆動回路と増幅器の入力回路とが共通となり
配線を削減でき、負帰還回路の構成により大容量のコン
デンサーが不要となり集積回路化が容易にでき、磁気信
号の再生装置が小型化できる。また、波形等化の高域補
償ができ、信号対雑音比の良い磁気記録信号の再生装置
が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声や音楽などの信号
を磁気テープにアナログ記録あるいはデジタル記録を行
い、磁気テープからアナログ再生あるいはデジタル再生
を行なうテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダは技術の進歩によ
りデジタル信号の記録再生により高忠実度のテープレコ
ーダが開発されている。回転ヘッドによるR−DAT
と、固定ヘッドによるS−DATの方式が提案され商品
化されている。特にS−DATの方式では、現在広く普
及しているアナログ式のテープレコーダとヘッド及びテ
ープカセットの構成が似かよっているため、1台で従来
のアナログテープ再生と、新テープにデジタル記録再生
とが可能なテープレコーダも提案されDCC呼ぶ商品名
で商品化されている。
【0003】また、磁気記録された磁気テープから再生
信号を、電磁変換する再生ヘッドとして、バルクヘッ
ド、磁気抵抗素子等など様々な方法が提案されている。
なお、磁気抵抗素子を使用したヘッドの、増幅回路とし
て、公開公報(昭62−6403)MR素子と抵抗をブ
リッジに接続し、差動増幅回路を用いてMR素子の抵抗
変化分を電圧変化として取り出す方法が出願されてい
る。
【0004】前記DCCにおいては、磁気抵抗素子を複
数使用した再生ヘッドで、アナログ信号の記録されたテ
ープの信号再生と、デジタル信号の記録されたテープの
信号再生とを行っている。デジタル信号又は、アナログ
信号の記録されたテープの信号は、テープの磁束変化を
磁気抵抗素子で電磁変換し、得られた電気信号を増幅し
得られた信号を、アナログ再生増幅器をへて、音声に復
調する。一方、増幅して得られた電気信号を、波形等化
器で波形整形し再生基準信号を作りだし、記録前のデジ
タル信号を復調する。なお、デジタル信号の記録再生に
おいては、同時に複数のヘッドを使用し記録、再生する
ことにより記録レートを上げられる。この記録再生を実
現するためは、複数のヘッドを高密度に配置する必要が
あり、積層タイプのヘッドが提案され記録、再生のため
のヘッドが商品化されている。また、複数の記録信号を
再生する積層タイプの再生ヘッドは、磁気抵抗素子を使
用した構成が、商品化されている。
【0005】以下図面を参照しながら、上述した従来
の、複数の磁気抵抗素子を使用した磁気記録信号の再生
装置の信号を増幅する方法の一例について説明する。
【0006】図5は従来の磁気記録信号の再生装置の電
磁変換用の磁気抵抗素子ヘッドとして9個を使用した場
合の、テープからの磁束変化を電磁変換し、増幅とを行
う構成を示すものである。
【0007】1〜9は磁気抵抗素子で、ヘッド部10を
構成する。20は直流電源、11〜19は直流定電流電
源、41〜49はコンデンサー、21a〜29aは増幅
器、31a〜39aは周波数補償回路ある。
【0008】図6は、図5の構成から独立した磁気抵抗
素子ヘッドと増幅器との構成を1組取り出した図を示す
ものである。
【0009】1は磁気抵抗素子で、ヘッド部を構成す
る。20は直流電源、11は直流電流電源、41はコン
デンサー、21aは増幅器、31aは周波数補償回路あ
る。
【0010】図3は磁気抵抗素子を使用した磁気記録信
号を再生した時の電磁変換の周波数特性を示すものであ
る。
【0011】図4は、本回路構成における増幅器の周波
数特性を示すものである。以上のように構成された、磁
気抵抗素子を使用した増幅器の動作を説明する。
【0012】まず、図6で、磁気抵抗素子1に、定電流
電源11から電流I1を供給され磁気抵抗素子1の両端
電圧はE1となる。そこでテープ等の記録媒体からの磁
束変化が磁気抵抗素子1に加わると、磁気抵抗素子1の
抵抗値が変化し、両端電圧E1が抵抗値に対応し変化す
る。磁気抵抗素子1の抵抗値の変化分を両端電圧E1の
変化分として、図3で示す出力を得て、コンデンサー4
1で取り出し増幅器21aで増幅し周波数補償回路31
aで、図4で示す周波数補正を行い信号を出力を取り出
す。
【0013】以上、1個の磁気抵抗素子を使用したヘッ
ドの、電磁変換と増幅と周波数補償を行い動作を説明し
たが、図5では、1〜9の磁気抵抗素子と、11〜19
の定電流電源と、41〜49のコンデンサーと、21a
〜29aの増幅器と、31a〜39aの周波数補償回路
で構成において、9個のヘッドから電磁変換された信号
を同様に増幅しそれぞれの出力取り出す事が出来る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の磁気抵抗素子を使用した磁気記録信号の再生
装置では、磁気抵抗素子の抵抗値が数10〜数100オ
ームで、抵抗値の変化がテープ飽和磁束で約0.3パー
セント程度しか変化しない。また、磁気抵抗素子の両端
電圧から磁束変化の信号を取り出すためには、コンデン
サーを使用しなければならない。なおかつ信号成分を通
過させるためには十分な容量のコンデンサーを使用しな
いと、低周波は成分の雑音レベルが増大するという問題
点を有していた。また、複数の磁気抵抗素子を使用した
場合、増幅器を集積化しても、上記コンデンサーが使用
ヘッドの数だけ必要があり、なおかつ、磁気抵抗素子の
直流電流源の配線と再生増幅器の入力配線が独立して必
要なので、再生装置の小型化が出来ない、という問題点
も有していた。
【0015】なお、MR素子の回路をブリッジに組んで
差動増幅器を使用した回路構成案が出願されているが、
その構成では、回路構成が複雑であり、DCCの様に使
用するヘッドの数が多い場合、小型化に問題がある。ま
た、磁気抵抗素子による再生信号は、非常に微弱なので
使用部品の相対偏差により回路の平行が崩れ、挿入抵抗
の発生する雑音が増大し、DCCの電磁変換増幅器とし
ては、信号対雑音比が悪化し正常な再生が出来なくなる
という問題点も有していた。
【0016】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、帰還
回路の付加で直流のバイアス電圧成分を取り除き信号成
分だけを増幅し複数の磁気抵抗素子を使用しても小型化
でき、さらに再生信号の周波数補正を行い、信号対雑音
比のよい磁気記録信号の再生装置を提供することを目的
としてなされたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の複数の磁気抵抗素子を使用した磁気記録信号
の再生装置は、磁気記録された媒体から複数の磁気記録
信号を、複数の磁気抵抗素子で構成された再生ヘッドで
電磁変換を行い、得られた再生信号を各々に再生増幅回
路で増幅する。なお上記再生増幅回路は、差動増幅器で
負帰還回路を構成し、負帰還量に周波数補償を付加した
ものである。なおかつ、磁気抵抗素子の直流電流を流す
回路と、再生増幅器とが直接接続された構成である。
【0018】
【作用】本発明は上記の構成によって、複数の磁気抵抗
素子の再生ヘッドにより電変換された電気信号が増幅さ
れ、直流バイアス成分は負帰還回路により増幅されなく
なり、入力の結合コンデンサーが不要となり入力回路の
構成が簡素化する。また、DCC等のデジタル信号再生
においては、波形等化回路が必要であり、上記した構成
の負帰還量に周波数補償が、高域補償として作用する。
なおかつ、増幅器の入力段に雑音発生源となる抵抗がな
く、信号対雑音比のよい増幅器となる。
【0019】
【実施例】以下本発明の磁気抵抗素子を使用した磁気記
録信号の再生装置の実施例について、図1〜図4を参照
しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施例における磁気抵抗素
子を使用した磁気記録信号の再生装置の磁気抵抗素子を
使用したヘッドから電磁変換された信号を増幅する方法
を示すものである。
【0021】図1において、1〜9は磁気抵抗素子であ
る。20は直流電源、11〜19は直流電流源、21〜
29は差動増幅器である。31〜39はインピーダンス
素子で周波数特性を持っている。
【0022】図2は本発明の実施例における図1から単
独磁気抵抗素子ヘッドを取り出した構成で、信号を増幅
する方法を示すものである。図2において、1は磁気抵
抗素子、20は直流電源、11は直流電流源である。2
1は差動増幅器で、正相入力に上記磁気抵抗素子が接続
される。31はインピーダンス素子で周波数特性を持っ
ている。
【0023】図3は磁気抵抗素子を使用した磁気記録信
号を再生した時の電磁変換の周波数特性を示すものであ
る。
【0024】図4は本発明の実施例における構成の増幅
器の周波数特性を示すものである。以上のように構成さ
れた磁気記録信号の再生装置について、以下その動作に
ついて説明する。
【0025】まず、図2で、磁気抵抗素子1に、定電流
電源11から電流が供給され磁気抵抗素子1の両端に直
流電圧が発生する。そこで、テープ等の記録媒体からの
磁束変化が、磁気抵抗素子1に加わると、磁気抵抗素子
1の抵抗値が変化し、磁気抵抗素子1の両端電圧が抵抗
値に対応し変化する。磁気抵抗素子1の抵抗値の変化分
を、磁気抵抗素子1の両端電圧の変化分として、図3で
示す出力を得る。差動増幅器21と、インピーダンス素
子31との組み合わせで、図4で示す周波数特性を持っ
た増幅器を構成し、磁気抵抗素子1の両端電圧の変化分
を増幅し出力を取り出す。
【0026】以上、1個の磁気抵抗素子を使用したヘッ
ドの、電磁変換と増幅と周波数補償を行い動作を説明し
たが、図1では、1〜9の磁気抵抗素子と、11〜19
の定電流電源と、21〜29の差動増幅器と、31〜3
9のインピーダンス素子の構成において、9個のヘッド
から電磁変換された信号を同様に増幅しそれぞれの出力
取り出す事が出来る。
【0027】以上のように本実施例によれば、差動増幅
器とインピーダンス素子の組み合わせにより、磁気抵抗
素子のヘッドを用いた再生装置の信号増幅を効率よく行
う事が出来る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、実施例より、磁
気抵抗素子の直流電圧成分の影響を受けない信号増幅器
が構成でき、低電圧で動作する信号増幅器を提供する事
が出来る。また、磁気抵抗素子の直流駆動回路と、増幅
器の入力回路が共通となり配線が削減でき、負帰還回路
の構成により大容量のコンデンサーが不要となり、信号
対雑音比のよい磁気信号の再生増幅ができる。また、デ
ジタル再生の場合、波形等化の高域補償もを提供する事
ができる。
【0029】以上のように本発明は、集積回路化が容易
にでき高性能な磁気信号の再生装置を提供する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における磁気記録信号の再生装
置の構成図
【図2】本発明の実施例における単独ヘッドの構成図
【図3】電磁変換の周波数特性図
【図4】周波数特性補償の特性図
【図5】従来の磁気記録信号の再生装置の構成図
【図6】従来の単独ヘッドの構成図
【符号の説明】
1〜9 磁気抵抗素子 11〜19 直流電流源 20 直流電源 21〜29 差動増幅器 21a〜29a 増幅器 31〜39 インピーダンス素子 31a〜39a 周波数補償回路 41〜49 コンデンサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気信号を電磁変換する磁気抵抗素子と、
    前記磁気抵抗素子により変換された信号を増幅する再生
    信号増幅回路とからなり、前記磁気抵抗素子と前記再生
    信号増幅回路とが直接接続され、前記再生信号増幅回路
    は、再生信号に負帰還をかける手段と、前記再生信号に
    周波数特性をもたせる手段とを有し、前記再生信号増幅
    回路の出力の周波数特性を補正し、直流成分の増幅を抑
    制することを特徴とした磁気記録信号の再生装置。
JP7073388A 1995-03-30 1995-03-30 磁気記録信号の再生装置 Pending JPH08273103A (ja)

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JP7073388A JPH08273103A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 磁気記録信号の再生装置

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JP7073388A JPH08273103A (ja) 1995-03-30 1995-03-30 磁気記録信号の再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358455B1 (ko) * 1999-03-17 2002-10-25 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 데이터 기억용 자기 저항 헤드의 광대역 판독을 위한리드백 증폭기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100358455B1 (ko) * 1999-03-17 2002-10-25 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 데이터 기억용 자기 저항 헤드의 광대역 판독을 위한리드백 증폭기

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