JPH08272983A - 文字生成装置 - Google Patents

文字生成装置

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JPH08272983A
JPH08272983A JP7094369A JP9436995A JPH08272983A JP H08272983 A JPH08272983 A JP H08272983A JP 7094369 A JP7094369 A JP 7094369A JP 9436995 A JP9436995 A JP 9436995A JP H08272983 A JPH08272983 A JP H08272983A
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JP
Japan
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bitmap
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desired size
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pixel
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Application number
JP7094369A
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English (en)
Inventor
Masaaki Maekawa
政明 前川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウトラインフォントから比較的小さい所望
サイズのビットマップフォントを生成する場合に、最終
的な所望サイズのビットマップにそれぞれの文字形状の
違いが十分に現れるようにする。 【構成】 所望サイズビットマップ生成手段21で所望
サイズのビットマップを生成し、各画素値を画素値記憶
手段23に記憶する。数倍サイズビットマップ生成手段
31で所望サイズの整数倍のサイズのビットマップを生
成する。数倍サイズビットマップ分割手段32で、その
数倍サイズのビットマップを所望サイズのビットマップ
の画素数と等しい数の領域に分割して、各領域の画素値
を領域値として算出し、領域値記憶手段33に記憶す
る。画素値合成手段41で画素値記憶手段23からの画
素値と領域値記憶手段33からの領域値を合成する。合
成画素値比較手段61で、その合成画素値をしきい値と
比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アウトラインフォン
トからビットマップフォントを生成する文字生成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションなど
からの文字出力要求を受けて、アウトラインフォントか
らビットマップフォントを生成し、文字を出力する場
合、文字形状を輪郭情報で記憶したアウトラインフォン
トを所望の画素サイズ(ドットサイズ)に座標変換し
て、そのアウトラインが通る画素およびアウトラインで
囲まれた画素を黒画素とすることにより、所望サイズの
ビットマップフォントを生成する。
【0003】しかしながら、大きい画素サイズのビット
マップを生成する場合には、ほとんど問題とならない
が、小さい画素サイズのビットマップを生成する場合に
は、座標変換時の量子化誤差が問題となり、1画素の違
いでも出力される文字の可読性に大きく影響して、可読
性を損ねることがある。
【0004】そこで、アウトラインフォントから比較的
小さい所望サイズのビットマップフォントを生成する方
法として、まず、アウトラインフォントから所望サイズ
の整数倍のサイズのビットマップを生成し、次に、この
数倍サイズのビットマップを所望サイズのビットマップ
の画素数と等しい数の領域に分割して、それぞれの領域
の画素値を領域値として算出し、次に、この領域値を一
定のしきい値と比較して、その比較結果を最終的な所望
サイズのビットマップの画素値とする方法が考えられて
いる。
【0005】簡単な数値例で示すと、例えば最終的に6
×6画素のビットマップを生成する場合、まず、アウト
ラインフォントから、例えば図4(C)に示すような1
2×12画素のビットマップを生成し、次に、この12
×12画素のビットマップを、図4(C)の太線で示す
ように、一つの領域がそれぞれ2×2画素からなるよう
に、6×6個の領域に分割して、それぞれの領域を構成
する2×2画素の画素値を加算した結果の値を、図4
(D)に示すように、それぞれの領域の画素値として算
出する。
【0006】次に、この領域の画素値を、一定のしきい
値、例えばしきい値「2」と比較して、図4(G)に示
すように、領域の画素値が2以上となる領域は最終的な
6×6画素のビットマップの黒画素とし、領域の画素値
が1以下となる領域は最終的な6×6画素のビットマッ
プの白画素とする。
【0007】しかしながら、この方法では、数倍サイズ
のビットマップを分割した領域の画素値を一定のしきい
値と比較するため、領域の画素値が同じであれば、それ
ぞれの文字ごとの特徴のいかんにかかわらず、その領域
が一義的に黒画素か白画素かに決定されてしまい、最終
的な所望サイズのビットマップにそれぞれの文字ごとの
違いが十分に現れない不都合がある。
【0008】そこで、特開平4−212197号では、
上記のようにアウトラインフォントから数倍サイズのビ
ットマップを生成し、この数倍サイズのビットマップを
所望サイズのビットマップの画素数と等しい数の領域に
分割して、それぞれの領域の画素値を領域値として算出
するとともに、この数倍サイズのビットマップの、所望
サイズのビットマップの画素数と等しい数の領域に分割
する前の総画素数に対する黒画素の割合を、文字の黒み
の基準値として検出しておき、次に、上記の領域値を複
数のしきい値と比較して、それぞれの比較結果として、
それぞれ所望サイズの複数のビットマップを生成すると
ともに、そのそれぞれのビットマップの総画素数に対す
る黒画素の割合を、それぞれのビットマップにおける文
字の黒みとして検出し、次に、そのそれぞれのビットマ
ップにおける文字の黒みの上記の基準値に対する比率を
それぞれ算出して、その比率があらかじめ定めた値、例
えば1に最も近いビットマップを、最終的な所望サイズ
のビットマップとする方法が開示されている。
【0009】簡単な数値例で示すと、例えば最終的に6
×6画素のビットマップを生成する場合、まず、アウト
ラインフォントから、例えば図4(C)に示すような1
2×12画素のビットマップを生成し、この12×12
画素のビットマップを、図4(C)の太線で示すよう
に、一つの領域がそれぞれ2×2画素からなるように、
6×6個の領域に分割して、それぞれの領域を構成する
2×2画素の画素値を加算した結果の値を、図4(D)
に示すように、それぞれの領域の画素値として算出する
とともに、図4(C)に示すような12×12画素のビ
ットマップの総画素数に対する黒画素の割合を、すなわ
ちこの場合には56/144=39%を、文字の黒みの
基準値として検出する。
【0010】次に、図4(D)に示すような領域の画素
値を、それぞれしきい値「1」「2」「4」と比較し
て、それぞれの比較結果として、それぞれ所望サイズの
図4(F)(G)(H)に示すようなビットマップを生
成するとともに、そのそれぞれのビットマップの総画素
数に対する黒画素の割合を、すなわちこの場合には20
/36=56%、16/36=44%、10/36=2
8%を、それぞれのビットマップにおける文字の黒みと
して検出する。
【0011】次に、そのそれぞれのビットマップにおけ
る文字の黒み56%,44%,28%の上記の基準値3
9%に対する比率1.44、1.13、0.72をそれ
ぞれ算出して、その比率があらかじめ定めた例えば1に
最も近いビットマップを、すなわちこの場合にはしきい
値「2」に対応する図4(G)に示すようなビットマッ
プを、最終的な所望サイズのビットマップとする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平4−212197号で開示された方法は、数倍サ
イズのビットマップの領域値を文字の黒みに応じたしき
い値と比較した結果を最終的な所望サイズのビットマッ
プとするので、最終的な所望サイズのビットマップに文
字の黒みの違いは現れるものの、それぞれの文字形状の
違いが現れない欠点がある。
【0013】そこで、この発明は、アウトラインフォン
トから比較的小さい所望サイズのビットマップフォント
を生成する場合において、最終的な所望サイズのビット
マップにそれぞれの文字形状の違いが十分に現れ、視認
性のよい文字が出力されるようにしたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明では、文字生成
装置として、図2に示して後述する実施例の参照符号を
対応させると、アウトラインフォントデータを保持する
フォントデータ保持手段10と、このフォントデータ保
持手段10からのアウトラインフォントデータから所望
サイズのビットマップを生成する所望サイズビットマッ
プ生成手段21と、上記フォントデータ保持手段10か
らのアウトラインフォントデータから上記所望サイズの
2以上の整数倍のサイズである数倍サイズのビットマッ
プを生成する数倍サイズビットマップ生成手段31と、
この数倍サイズのビットマップを上記所望サイズのビッ
トマップの画素数と等しい数の領域に分割して、それぞ
れの領域の画素値を領域値として算出する数倍サイズビ
ットマップ分割手段32と、上記所望サイズのビットマ
ップの画素値と上記数倍サイズのビットマップの領域値
を、互いに対応する画素および領域の間で合成する画素
値合成手段41と、この画素値合成手段41からの合成
画素値に対するしきい値を設定するしきい値設定手段5
0と、上記画素値合成手段41からの合成画素値を上記
しきい値設定手段50により設定されたしきい値と比較
して、その比較結果を最終的な所望サイズのビットマッ
プの画素値とする合成画素値比較手段61と、を設け
る。
【0015】この場合、しきい値設定手段50は、出力
する文字の書体または種別に応じて、しきい値を複数通
りに設定するものとすることができる。
【0016】
【作用】上記のように構成した、この発明の文字生成装
置においては、画素値合成手段41で所望サイズビット
マップ生成手段21からの所望サイズのビットマップの
画素値が数倍サイズビットマップ分割手段32からの数
倍サイズのビットマップの領域値と合成され、その画素
値合成手段41からの合成画素値が合成画素値比較手段
61でしきい値設定手段50により設定されたしきい値
と比較されることによって、最終的な所望サイズのビッ
トマップが生成される。
【0017】したがって、最終的な所望サイズのビット
マップに所望サイズビットマップ生成手段21で生成さ
れた所望サイズのビットマップが有するそれぞれの文字
形状の特徴が十分に現れ、視認性のよい文字が出力され
る。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の文字生成装置を使用しう
る文字出力装置の一例で、その文字出力装置は、CPU
1、出力イメージ生成部2、文字生成部3および出力イ
メージバッファ4からなり、出力イメージ生成部2がC
PU1を介して文字生成部3に、コンピュータやワーク
ステーションなどからの文字出力要求Ciで示された文
字のイメージを要求し、これに応答して文字生成部3が
CPU1を介して出力イメージバッファ4上に、文字出
力要求Ciに応じたイメージを生成し、出力イメージバ
ッファ4からCPU1を介して文字出力Coが得られ
る。この発明の文字生成装置は、上記の文字生成部3な
どとして構成されるものである。
【0019】図2は、この発明の文字生成装置の一例
で、この例の文字生成装置は、フォントデータ保持手段
10、所望サイズビットマップ生成手段21、画素値記
憶手段23、数倍サイズビットマップ生成手段31、数
倍サイズビットマップ分割手段32、領域値記憶手段3
3、画素値合成手段41、合成画素値記憶手段42、し
きい値設定手段50、合成画素値比較手段61、画素値
記憶手段62、および解析判断制御手段70を備える。
【0020】ただし、実際上、この発明の文字生成装置
は、CPU、そのCPUが実行すべき制御プログラムや
各種の固定データが記憶されたROM、およびCPUの
作業エリアなどとして用いられるRAMなどを備えたも
のとして構成されるもので、図2の例は、その文字生成
装置が実行する各種の機能をブロックとして示したもの
である。そして、図2中の太い矢印で示したラインは、
ある機能ブロックと他の機能ブロックとの間のフォント
データなどのデータの授受を示し、解析判断制御手段7
0と他の機能ブロックとの間のラインは、解析判断制御
手段70による各部の制御などを示す。
【0021】フォントデータ保持手段10は、各書体の
各文字についてのアウトラインフォントデータを保持す
る。文字出力要求Ciが解析判断制御手段70に供給さ
れて解析判断制御手段70で解析されることにより、フ
ォントデータ保持手段10からは、文字出力要求Ciで
示された書体および文字のアウトラインフォントデータ
が読み出される。
【0022】所望サイズビットマップ生成手段21は、
フォントデータ保持手段10からのアウトラインフォン
トデータから、比較的小さい所望サイズのビットマップ
を生成するものである。画素値記憶手段23は、その所
望サイズのビットマップの各画素の画素値を記憶する。
【0023】数倍サイズビットマップ生成手段31は、
フォントデータ保持手段10からのアウトラインフォン
トデータから、所望サイズの2以上の整数倍のサイズで
ある数倍サイズのビットマップを生成するものである。
数倍サイズビットマップ分割手段32は、その数倍サイ
ズのビットマップを、所望サイズビットマップ生成手段
21で生成された、または生成される所望サイズのビッ
トマップの画素数と等しい数の領域に分割して、それぞ
れの領域の画素値を領域値として算出するものである。
領域値記憶手段33は、その数倍サイズのビットマップ
の各領域の領域値を記憶する。
【0024】画素値合成手段41は、画素値記憶手段2
3からの、所望サイズのビットマップの画素値と、領域
値記憶手段33からの、数倍サイズのビットマップの領
域値を、互いに対応する画素および領域の間で合成する
ものである。合成画素値記憶手段42は、その合成画素
値を記憶する。
【0025】しきい値設定手段50は、上記の合成画素
値に対するしきい値を設定するものである。この例で
は、後述するように、出力する文字の書体および種別に
応じて、しきい値が複数通りに設定される。
【0026】合成画素値比較手段61は、合成画素値記
憶手段42からの合成画素値をしきい値設定手段50に
より設定されたしきい値と比較して、その比較結果を最
終的な所望サイズのビットマップの画素値とするもので
ある。画素値記憶手段62は、その比較結果の画素値を
記憶するものである。
【0027】解析判断制御手段70は、上記のように文
字出力要求Ciを解析し、各部を制御するほか、後述す
るような各種判断をするものである。
【0028】上述した例の文字生成装置における文字生
成処理の手順を、図3を用いて示す。なお、以下におい
ては、所望サイズはn×n画素とし、数倍サイズはkn
×kn画素とする。もちろん、kは2以上の整数であ
る。また、所望サイズであるn×n画素のビットマップ
の画素値の「1」「0」は、「1」が黒画素を示し、
「0」が白画素を示すものとする。
【0029】まず、ステップS1において、所望サイズ
ビットマップ生成手段21で、フォントデータ保持手段
10から読み出されたアウトラインフォントデータか
ら、所望サイズのビットマップとしてn×n画素のビッ
トマップを生成する。簡単な数値例で示すと、n=6と
して、図4(A)に示すような6×6画素のビットマッ
プを生成する。
【0030】次に、ステップS2において、画素値記憶
手段23により、そのn×n画素のビットマップの各画
素の画素値を記憶する。上記の数値例で示すと、図4
(B)に示すような6×6画素についての各画素値を順
次記憶する。
【0031】次に、ステップS3において、数倍サイズ
ビットマップ生成手段31で、フォントデータ保持手段
10から読み出されたアウトラインフォントデータか
ら、数倍サイズのビットマップとしてkn×kn画素の
ビットマップを生成する。簡単な数値例で示すと、k=
2として、図4(C)に示すような12×12画素のビ
ットマップを生成する。
【0032】次に、ステップS4において、数倍サイズ
ビットマップ分割手段32で、そのkn×kn画素のビ
ットマップを、一つの領域がそれぞれk×k画素からな
るように、n×n個の領域に分割して、それぞれの領域
を構成するk×k画素の画素値を加算した結果の値を、
それぞれの領域の画素値として算出する。上記の数値例
で示すと、図4(C)に示すような12×12画素のビ
ットマップを、図4(C)の太線で示すように、一つの
領域がそれぞれ2×2画素からなるように、6×6個の
領域に分割して、それぞれの領域を構成する2×2画素
の画素値を加算した結果の値を、図4(D)に示すよう
に、それぞれの領域の画素値として算出する。
【0033】次に、ステップS5において、領域値記憶
手段33により、そのkn×kn画素のビットマップの
各領域の領域値を記憶する。上記の数値例で示すと、図
4(D)に示すような6×6個の領域についての各領域
値を順次記憶する。
【0034】次に、ステップS6において、画素値合成
手段41で、画素値記憶手段23から読み出された、n
×n画素のビットマップの画素値と、領域値記憶手段3
3から読み出された、kn×kn画素のビットマップの
領域値を、互いに対応する画素および領域の間で加算す
る。
【0035】次に、ステップS7において、合成画素値
記憶手段42により、その合成画素値を記憶する。
【0036】次に、ステップS8において、解析判断制
御手段70で、n×n画素のビットマップのすべての画
素およびkn×kn画素のビットマップのすべての領域
につき、画素値と領域値を加算し、その合成画素値を記
憶したか否かを判断し、いまだすべての画素および領域
につき、画素値と領域値を加算し、その合成画素値を記
憶していないと判断したときには、ステップS6および
S7に戻って、n×n画素のビットマップの次の画素お
よびkn×kn画素のビットマップの次の領域につき、
画素値と領域値の加算、およびその合成画素値の記憶を
繰り返す。
【0037】上記の数値例で示すと、図4(B)に示す
ような6×6画素についての各画素値と、図4(D)に
示すような6×6個の領域についての各領域値を、互い
に対応する画素および領域の間で順次加算し、図4
(E)に示すような6×6画素についての各合成画素値
を順次記憶する。
【0038】ステップS8で、解析判断制御手段70
が、n×n画素のビットマップのすべての画素およびk
n×kn画素のビットマップのすべての領域につき、画
素値と領域値を加算し、その合成画素値を記憶したと判
断したときには、次に、ステップS9において、しきい
値設定手段50で、上記の合成画素値に対するしきい値
を、後述するように設定する。この例では、解析判断制
御手段70での文字出力要求Ciの解析結果にもとづい
て、後述するように、出力する文字の書体および種別に
応じて、しきい値が複数通りに設定される。上記の数値
例で示すと、しきい値は「1」から「5」までの値のい
ずれかに設定される。
【0039】次に、ステップS10において、合成画素
値比較手段61で、合成画素値記憶手段42から読み出
された合成画素値を、しきい値設定手段50により設定
されたしきい値と比較して、その比較結果を最終的なn
×n画素のビットマップの画素値とする。すなわち、こ
の例では、合成画素値がしきい値以上であるときには最
終的なn×n画素のビットマップの画素値を「1」と
し、合成画素値がしきい値より小さいときには最終的な
n×n画素のビットマップの画素値を「0」とする。
【0040】次に、ステップS11において、画素値記
憶手段62により、その比較結果の画素値を記憶する。
【0041】次に、ステップS12において、解析判断
制御手段70で、最終的なn×n画素のビットマップの
すべての画素につき、合成画素値をしきい値と比較し、
その比較結果の画素値を記憶したか否かを判断し、いま
だすべての画素につき、合成画素値をしきい値と比較
し、その比較結果の画素値を記憶していないと判断した
ときには、ステップS10およびS11に戻って、最終
的なn×n画素のビットマップの次の画素につき、合成
画素値のしきい値との比較、およびその比較結果の画素
値の記憶を繰り返す。
【0042】ステップS12で、解析判断制御手段70
が、最終的なn×n画素のビットマップのすべての画素
につき、合成画素値をしきい値と比較し、その比較結果
の画素値を記憶したと判断したときに、アウトラインフ
ォントから所望サイズであるn×n画素のビットマップ
フォントを生成する文字生成処理を終了する。このと
き、画素値記憶手段62には、最終的なn×n画素のビ
ットマップが生成され、保持されることとなる。
【0043】上記の数値例では、最終的な6×6画素の
ビットマップは、上記のしきい値が「1」とされると、
図4(F)に示すようになり、しきい値が「2」とされ
ると、図4(G)に示すようになり、しきい値が「5」
とされると、図4(H)に示すようになる。
【0044】ここで、最終的な所望サイズのビットマッ
プには、しきい値が小さいほど、所望サイズビットマッ
プ生成手段21で生成された所望サイズのビットマップ
と数倍サイズビットマップ生成手段31で生成された数
倍サイズのビットマップのうち、数倍サイズのビットマ
ップの影響が大きく現れ、逆にしきい値が大きいほど、
所望サイズビットマップ生成手段21で生成された所望
サイズのビットマップと数倍サイズビットマップ生成手
段31で生成された数倍サイズのビットマップのうち、
所望サイズのビットマップの影響が大きく現れる。
【0045】上記の数値例では、しきい値が「5」のと
きには、最終的な所望サイズのビットマップに数倍サイ
ズのビットマップの影響がまったく現れず、結果的に所
望サイズビットマップ生成手段21で生成された図4
(A)に示すような所望サイズのビットマップがそのま
ま最終的な所望サイズのビットマップとなる。
【0046】そして、所望サイズビットマップ生成手段
21で生成された所望サイズのビットマップの方が、数
倍サイズビットマップ生成手段31で生成された数倍サ
イズのビットマップに比べて、文字形状の特徴をより大
きく有する。そのため、上記のしきい値は、比較的大き
な値に設定される。上記の数値例では、「1」以上、
「5」以下の範囲で、例えば「2」以上に設定される。
【0047】このように、同一のアウトラインフォント
データから生成された、所望サイズのビットマップの画
素値と数倍サイズのビットマップの分割された領域の画
素値が合成され、その合成画素値が一定範囲内のしきい
値と比較されて、最終的な所望サイズのビットマップが
生成されることによって、上述した例の文字生成装置に
よれば、最終的な所望サイズのビットマップにそれぞれ
の文字形状の違いが十分に現れ、視認性のよい文字が出
力される。
【0048】実際的な例では、nは6より大きくされ
る。以下、n=17,k=3とする場合、すなわち所望
サイズを17×17画素とし、数倍サイズを51×51
画素とする場合を、明朝体の漢字の一つである「富」を
出力する場合を例にとって、示す。
【0049】図5は、フォントデータ保持手段10から
のアウトラインフォントデータから所望サイズビットマ
ップ生成手段21で生成される所望サイズのビットマッ
プであり、図6は、同じアウトラインフォントデータか
ら数倍サイズビットマップ生成手段31で生成される数
倍サイズのビットマップであり、図7は、所望サイズビ
ットマップ生成手段21で生成される所望サイズのビッ
トマップの各画素の画素値であり、図8は、数倍サイズ
ビットマップ分割手段32から得られる、数倍サイズの
ビットマップの各領域の領域値であり、図9は、画素値
合成手段41から得られる合成画素値である。
【0050】そして、図10は、図9の合成画素値のう
ち、1以上の値のものを抜き出して示したもので、しき
い値設定手段50によりしきい値が「1」とされるとき
は、その合成画素値が1以上となる画素が最終的な所望
サイズのビットマップの黒画素となる。また、図11
は、図9の合成画素値のうち、3以上の値のものを抜き
出して示したもので、しきい値設定手段50によりしき
い値が「3」以上とされるときは、その合成画素値が3
以上となる画素が最終的な所望サイズのビットマップの
黒画素となる。
【0051】ところで、同じ文字であっても、書体によ
って文字の視認性が大きく異なる。例えば、明朝体とゴ
シック体を比較すると、明朝体は、縦線が横線に比べて
かなり太くされるなど、各部の線の太さが大きく変えら
れ、かついわゆる「飛び」「跳ね」「払い」などの部分
を有するのに対して、ゴシック体は、各部の線の太さが
ほぼ均一にされ、かつ「飛び」「跳ね」「払い」などの
部分もなく、明朝体の方がゴシック体に比べて、文字の
視認性に優れる。
【0052】また、同じ書体であっても、文字の種別に
よって文字の視認性が大きく異なる。例えば、漢字は、
例外的なものもあるが、一般に画数が多く、相対的に視
認性に優れるのに対して、平仮名や片仮名は、画数が少
なく、相対的に視認性が劣る。
【0053】そこで、この発明の文字生成装置の一例に
おいては、出力する文字の書体または種別に応じて、上
記のしきい値を複数通りに設定する。
【0054】例えば、上記のステップS9においては、
解析判断制御手段70で、文字出力要求Ci中の書体情
報および文字情報から、文字出力要求Ciが出力要求す
る書体が明朝体であるかゴシック体であるかを判断する
とともに、文字出力要求Ciが出力要求する文字が漢字
であるか漢字以外の文字であるかを判断し、それぞれの
判断結果にもとづいて、しきい値設定手段50で、上記
のしきい値を、ゴシック体に対するそれは明朝体に対す
るそれより大きくし、漢字以外の文字に対するそれは漢
字に対するそれより大きくするように、設定する。
【0055】このようにしきい値を設定することによ
り、明朝体に比べて文字の視認性が劣るゴシック体、お
よび漢字に比べて文字の視認性が劣る漢字以外の文字に
ついては、最終的な所望サイズのビットマップに所望サ
イズビットマップ生成手段21で生成された所望サイズ
のビットマップの影響が大きく現れ、相対的に文字の視
認性が高められる。
【0056】ただし、文字の視認性を高める必要性に応
じて、上記のしきい値を、ゴシック体に対するそれは明
朝体に対するそれより大きくするとともに、漢字以外の
文字に対するそれと漢字に対するそれは同一とするよう
に、設定してもよく、あるいはまた、ゴシック体に対す
るそれと明朝体に対するそれは同一とするとともに、漢
字以外の文字に対するそれは漢字に対するそれより大き
くするように、設定してもよい。
【0057】なお、数倍サイズビットマップ分割手段3
2では、数倍サイズのビットマップの所望サイズのビッ
トマップの画素数と等しい数の領域に分割した、それぞ
れの領域の画素値として、そのそれぞれの領域の総画素
数に対する黒画素の割合を求め、画素値合成手段41で
は、これに所望サイズビットマップ生成手段21で生成
された所望サイズのビットマップの対応する画素の画素
値を乗じた結果の値を合成画素値として算出するように
してもよい。
【0058】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、ア
ウトラインフォントから比較的小さい所望サイズのビッ
トマップフォントを生成する場合に、最終的な所望サイ
ズのビットマップにそれぞれの文字形状の違いが十分に
現れ、視認性のよい文字が出力される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の文字生成装置を使用しうる文字出力
装置の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】この発明の文字生成装置の一例を示す機能ブロ
ック図である。
【図3】図2の例の文字生成装置における文字生成処理
の手順を示すフローチャートである。
【図4】各種のビットマップおよびその画素値または領
域値の簡単な例を示す図である。
【図5】所望サイズビットマップ生成手段で生成される
所望サイズのビットマップの実際的な例を示す図であ
る。
【図6】数倍サイズビットマップ生成手段で生成される
数倍サイズのビットマップの実際的な例を示す図であ
る。
【図7】所望サイズビットマップ生成手段で生成される
所望サイズのビットマップの各画素値の実際的な例を示
す図である。
【図8】数倍サイズのビットマップの各領域値の実際的
な例を示す図である。
【図9】合成画素値の実際的な例を示す図である。
【図10】図9の合成画素値のうちの1以上の値のもの
を抜き出して示した図である。
【図11】図9の合成画素値のうちの3以上の値のもの
を抜き出して示した図である。
【符号の説明】
10 フォントデータ保持手段 21 所望サイズビットマップ生成手段 31 数倍サイズビットマップ生成手段 32 数倍サイズビットマップ分割手段 41 画素値合成手段 50 しきい値設定手段 61 合成画素値比較手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウトラインフォントデータを保持するフ
    ォントデータ保持手段と、 このフォントデータ保持手段からのアウトラインフォン
    トデータから所望サイズのビットマップを生成する所望
    サイズビットマップ生成手段と、 上記フォントデータ保持手段からのアウトラインフォン
    トデータから上記所望サイズの2以上の整数倍のサイズ
    である数倍サイズのビットマップを生成する数倍サイズ
    ビットマップ生成手段と、 この数倍サイズのビットマップを上記所望サイズのビッ
    トマップの画素数と等しい数の領域に分割して、それぞ
    れの領域の画素値を領域値として算出する数倍サイズビ
    ットマップ分割手段と、 上記所望サイズのビットマップの画素値と上記数倍サイ
    ズのビットマップの領域値を、互いに対応する画素およ
    び領域の間で合成する画素値合成手段と、 この画素値合成手段からの合成画素値に対するしきい値
    を設定するしきい値設定手段と、 上記画素値合成手段からの合成画素値を上記しきい値設
    定手段により設定されたしきい値と比較して、その比較
    結果を最終的な所望サイズのビットマップの画素値とす
    る合成画素値比較手段と、 を備える文字生成装置。
  2. 【請求項2】上記しきい値設定手段は、出力する文字の
    書体または種別に応じて、しきい値を複数通りに設定す
    る請求項1に記載の文字生成装置。
JP7094369A 1995-03-28 1995-03-28 文字生成装置 Pending JPH08272983A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111711732A (zh) * 2019-03-18 2020-09-25 精工爱普生株式会社 图像处理装置以及图像处理方法
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