JPH08272741A - データ一致化処理を行う計算機システム及び計算機間のデータ一致化方法 - Google Patents

データ一致化処理を行う計算機システム及び計算機間のデータ一致化方法

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JPH08272741A
JPH08272741A JP7109795A JP7109795A JPH08272741A JP H08272741 A JPH08272741 A JP H08272741A JP 7109795 A JP7109795 A JP 7109795A JP 7109795 A JP7109795 A JP 7109795A JP H08272741 A JPH08272741 A JP H08272741A
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computer
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JP7109795A
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English (en)
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Kazuaki Sasaki
一彰 佐々木
Mikio Watanabe
幹雄 渡▲邊▼
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、伝送路に接続された複数の計算機シ
ステムが処理するデータを一致化させることを目的とす
る。 【構成】複数の計算機システム20,21,22が伝送
路12で接続されたシステムにおいて各計算機システム
20,21,22は外部から与えられたデータ一致化の
ためのデータと計算機システム内のファイル2にあるデ
ータ一致化のための制約条件に基づいて外部から与えら
れたデータを実行できるかデータ一致化処理9にて判断
し、データの一致化ができる場合に他の計算機システム
に一致化するデータと制約条件を送る。一致化するデー
タを受けた計算機システムは送られてきた制約条件とフ
ァイル2に格納されている制約条件から送られてきたデ
ータを実行できるかデータ一致化処理9で判断し、実行
できると判断した場合に送られてきたデータを自計算機
システムのファイル2に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続さ
れた複数計算機が各々独立した処理を行う計算機系にお
いて、系内で少なくとも2台の計算機に共通なデータ
を、共用するいずれかの計算機のデータに一致化する処
理に関する。
【0002】
【従来の技術】特願昭63−323334号には、複数計算機シ
ステムから構成される系において、マスター計算機を固
定化せず計算機系を構成する任意の計算機がマスター計
算機システムとして他の計算機システムを統括制御する
ことが記載されている。更にここではタンデム圧延設備
にこのシステムを利用して各圧延機を制御することが記
載されている。
【0003】このように、各種製造プラントを監視制御
するシステムにおいて、各製造工程毎に計算機システム
が分散配置され、それらの計算機システムが結合してプ
ラント監視制御システムを構成する場合が多い。
【0004】そして複数の計算機システムから構成され
る系においては、各計算機システムが各々独立した工程
監視制御を実行するが、プラント全体として、即ち複数
計算機システムから構成されるプラント監視制御システ
ムとして製造工程に依らずに各々の計算機システムにお
いて一致化させる情報が存在する。一例として、製造す
る製品の品種情報等がこれに当たる。プラントでは製造
する製品が単一で製造期間が長期間になるケースはむし
ろ稀であり通常は多品種を製造条件を切り替えながら製
造している。このようなプラント操業では製造する製品
の品種を切り替える場合、製造工程の上流工程を監視制
御する計算機システムから、下流工程を監視制御する計
算機システムへ順次製造品種が切り替わったタイミング
で品種情報を一致化させる必要がある。しかし、製造品
種が切り替わるタイミングは、品種,製造条件,生産ス
ピード,気象条件等により変動するため、従来は当該工
程の製造品種が切り替わったことをオペレータが確認し
てからオペレータ操作によって当該工程を監視制御する
計算機システムの品種情報を上位工程の計算機システム
の品種情報と一致化させていた。このため、品種毎の製
造件数等の計数データの正確さを犠牲にするケースが発
生していた。
【0005】このように、上記の一例で示した計算機系
として一致させるこれらの情報は、一致化の要求が計算
機系を構成する任意の計算機システムから発生し、一致
化される側の計算機システムは各々独立した監視制御動
作を実行中のため一義的にデータの変更(一致化要求を
発行した計算機のデータに自計算機のデータを一致させ
る。)動作を行うことは通常は不可能であり、このため
従来はオペレータ操作の介入,計数処理の不正確性等が
発生していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では計算
機系内におけるデータの整合性に関しては考慮されてい
なかった。
【0007】このため従来技術において一例としてあげ
た製品情報が各計算機システムで一致されない状況が発
生した場合には、生産歩留まりの低下,生産件数の不正
確さ等の問題を発生させていた。
【0008】本発明の目的は、複数計算機システムから
構成される計算機系において各々の計算機の動作状態を
考慮しながら最終的には計算機系として情報を統一する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、計算機とデ
ータファイルとを有し該データファイルに格納されたデ
ータに基づいて処理を実行する複数の計算機システムが
伝送手段を介し相互に接続され、該複数の計算機システ
ムの少なくとも一の計算機システムのデータファイルに
格納されているデータを他の計算機システムのデータフ
ァイルに転送する機能を有する計算機システムにおい
て、前記各計算機システムは当該計算機の外部からの情
報(他の計算機が生成する情報を含む)を取り込み、該
情報と予め前記データファイルに格納してある制約条件
に基づいて該情報の有効性を判断する判断手段と、該判
断手段の結果に基づいて前記データファイルに該情報を
データとして格納する一致化処理手段を有することによ
り達成される。
【0010】好ましくは、上記計算機システムは前記第
1の情報が、一致化すべき情報と一致化のための制約条
件であることにより上記目的を達成することができる。
【0011】好ましくは上記計算機システムは前記判断
手段の結果に基づいて他の計算機システムに一致化すべ
き情報と一致化のための制約条件を送信する送信手段を
有することにより上記目的を達成することができる。
【0012】また上記目的は、伝送手段に接続されてい
る複数の計算機システムの一がマスター計算機システム
となり他の計算機システムが処理するためのデータを送
信し、該データを一致化させる方法において、前記マス
ター計算機システムは予め自計算機システムに格納され
ている制約条件から自計算機システムにて実行可能なデ
ータか判断し、実行可能なデータである場合に該データ
及び前記制約条件を他の計算機システムに送信すること
により達成される。
【0013】また上記目的は、伝送手段に接続されてい
る複数の計算機システムの一がマスター計算機システム
となり他の計算機システムが処理するためのデータを送
信し、該データを一致化させる方法において、前記マス
ター計算機システムは予め自計算機システムに格納され
ている制約条件から自計算機システムにて実行可能なデ
ータか判断し、実行可能なデータである場合に該データ
及び前記制約条件を他の計算機システムに送信し、該デ
ータ及び前記制約条件が送られた前記他の計算機システ
ムは前記マスター計算機システムから送られた該制約条
件と予め自計算機システム内に格納してある制約条件か
ら前記マスター計算機システムから送られた前記データ
が実行可能かを判断し、実行可能である場合に該データ
に基づいて処理を実行することを特徴とすることにより
達成される。
【0014】
【作用】本発明によれば、計算機とデータファイルとを
有し該データファイルに格納されたデータに基づいて処
理を実行する複数の計算機システムが伝送手段を介し相
互に接続され、該複数の計算機システムの少なくとも一
の計算機システムのデータファイルに格納されているデ
ータを他の計算機システムのデータファイルに転送する
機能を有する計算機システムにおいて、前記各計算機シ
ステムは外部からの情報を取り込み、該情報と予め前記
データファイルに格納してある制約条件に基づいて該情
報の有効性を判断する判断手段と、該判断手段の結果に
基づいて前記データファイルに該情報をデータとして格
納する一致化処理手段を有することにより各計算機シス
テムは外部から送られてくるデータを自計算機に取り込
むことができると共に計算機間のデータの一致化を行う
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0016】図1に本システムの構成を示す。本システ
ムは、複数の計算機システム20,21,22が処理す
べきデータを一致化するためのシステムであり、複数の
プラント15を工程ごとに管理する複数の計算機システ
ム20,21,22,プラント15と計算機システム2
0,21,22を接続するPI/O6,他計算機ネット
ワーク12と計算機システム20,21,22を結合す
る通信制御装置7から構成されている。計算機システム
20,21,22は、入出力装置であるマンマシン装置
5,計算機1,3,ファイル2,4から構成される。計
算機1,3は、データ一致化処理を起動するための制御
8,データ一致化処理9から構成される。ファイル2,
4は複数の計算機システムにおいて計算機間で一致化す
ることが必要な一致化データであるマスターデータとマ
スターデータを取り込む際の制約条件11が処理内容ご
とに格納されている。
【0017】ここで、複数の計算機システム20,2
1,22のデータを一致化するための一致化データある
いは制約条件11は、計算機システム20,21,22
のマンマシン装置5から入力してもよく、他計算機ネッ
トワーク12に接続されている図示しない計算機システ
ムの入出力装置から入力してもよい。この場合、一致化
データを受け付けた計算機システムがマスター計算機シ
ステムとなり、他の計算機システムのデータの一致化を
行う(以下データの一致化される計算機システムを「ス
レーブ計算機システム」という。)。つまり、マンマシ
ン装置5を有する計算機システムは何れもマスター計算
機システムとなることができ、また通信装置7と接続す
る他計算機システム14もマスター計算機システムとな
ることができる。
【0018】なおPI/O(6)はネットワーク12を
介し、計算機20,21,22に接続される形態で説明
しているが、これらは計算機に直接接続することも可能
である。
【0019】ここでは、計算機システム20がシステム
全体として一致化するデータを受け付けマスター計算機
システムとなり、初めに自計算機システムのデータを一
致化するデータに書き換えた後に他の計算機システム2
1,22に対して一致化対象データ及び一致化を行う場
合の制約条件を送信し、この一致化対象データ及び制約
条件を受信した計算機システムにおいてデータの一致化
を実行する場合について説明する。
【0020】図2にシステム全体として一致化するデー
タを受け付けた計算機システム20が計算機システム系
のマスター計算機システムとなり、データ一致化処理を
起動するための制御処理の概要を示す。制御処理は、以
下の処理により行われる。
【0021】まず、イベント処理81にてPI/O
(6)に接続しているプラント15のプロセスデータを
ネットワーク12を介し取り込む。次に割込み処理82
にて、マンマシン装置5から入力されるオペレータ指示
である生産品種情報(品種名称,生産量等)の変更指示
等のデータ一致化のための情報、タイマー処理83から
与えられる定時刻または定周期で発生するデータ一致化
の起動トリガを受付け本計算機システムが計算機システ
ム系のマスター計算機システムとなり以後の処理を実行
する。次にタスクディスパッチ84にて、データ一致化
のための処理(タスク)の起動準備を行う。そしてマス
ターデータ取込処理85にて、マンマシン制御装置5か
ら入力されたオペレータ指示,PI/O(6)からのプ
ロセスデータの入力をキーとしてファイル2から一致化
するためのマスターデータ10を取り込み、データ一致
化処理起動処理86にて、マスターデータ10と制約条
件11により、データ一致化処理9の起動可否判断を行
い、一致化指示データ87を作成後データ一致化処理を
起動する。
【0022】また、オペレータからの指示がマンマシン
装置5からではなく通信装置7に接続されている他計算
機ネットワークに接続されている他の計算機システムか
ら入力された場合は、図2のイベント処理81にて、P
I/O(6)と通信装置7からのデータに基づいて、オ
ペレータから入力が有った場合と同様にデータ一致化処
理が行われる。
【0023】次に図3にマスター計算機システムのデー
タ一致化処理(一致化指示の発行)の概要を示す。デー
タ一致化処理9は、以下の処理を行う。
【0024】マスター計算機システム20のデータ一致
化処理9は、はじめに一致化指示データ87とデータ一
致化実行可否を判断するための制約条件11を、データ
取込処理91で取り込む。次にこれら取り込んだ情報を
もとにマスター計算機システム20側からデータの一致
化指示の発行が実施可能かどうかの判断92を行う。マ
スター計算機システム20でデータの一致化指示の発行
が制約条件により不可能な場合には、エラーフラグをセ
ット99して処理を終了する。
【0025】一方、一致化指示の発行が可能な場合に
は、マスター/スレーブ間通信データ9Dを作成し、シ
ステム内でスレーブ系計算機システム21,22に対し
このデータを送信し、スレーブ計算機システムからの返
信待ち95になる。スレーブ計算機システムからの返信
があった場合、返信情報チェック96にてスレーブ計算
機システム21,22のデータの一致化が正常終了した
か判定を行い、正常終了した場合には次のスレーブ計算
機システム21,22に対し同様に一致化指示の発行を
行う。
【0026】また、スレーブ計算機システム21,22
でのデータの一致化が失敗した場合には、規定回数分リ
トライ9Cし、規定回数以内で一致化できない場合はリ
トライオーバーとしてエラーフラグをセット9Bして処
理を終了する。
【0027】以上の処理をシステムの全スレーブ計算機
システム21,22に対して行い、全スレーブ計算機シ
ステム21,22のデータ一致化処理9が終了した時点
で終了処理98を実施しマスター計算機システム20の
データ一致化処理9を終了する。
【0028】図4にスレーブ計算機システムのデータ一
致化処理(一致化指示の反映)の概要を示す。スレーブ
計算機21,22のデータ一致化処理9′は、以下のよ
うに処理を行う。
【0029】スレーブ計算機システムのデータ一致化処
理9′は、はじめにマスター計算機システムから送信さ
れたデータ(マスター/スレーブ間通信データ9D)とデ
ータ一致化実行可否を判断するための制約条件11を取
込処理91′で取り込む。次に取り込んだ情報をもとに
スレーブ計算機システムのデータの一致化処理が実施可
能かどうかの判断92′を行う。スレーブ計算機システ
ムでデータの一致化処理の実行が制約条件11により不
可能な場合には、エラーフラグをセット95′して処理
を終了する。一致化処理が可能な場合には、マスター/
スレーブ間通信データ9D内の一致化データをスレーブ
データにセット93′する事によりデータの一致化を行
う。最後に終了処理94′を実施しスレーブ計算機シス
テムのデータ一致化処理9′を終了する。
【0030】図5に複数の計算機システムを構成する計
算機間で一致化するデータの一例を図6に制約条件の一
例を示す。
【0031】(1)マスターデータの一例 複数計算機システムにおいて計算機間で一致化すること
が必要なデータは、複数計算機システムが制御・管理の
対象としており図5に示すプラント等の共通管理データ
及び計算機システム自体の管理データであり以下のよう
なデータがその一例にあたる。
【0032】(a)生産スケジュール:生産スケジュー
ル(例えば「製造物1をいつからいつまで製造し、生産
量はどれだけある」といった生産計画。)を立案する計
算機(生産スケジュールに関するマスター計算機)20
から、立案された生産スケジュールに基づき各プロセス
の制御・管理を実行する計算機システム(生産スケジュ
ールに関するスレーブ計算機)21,22に対し送信す
る。複数計算機システムにおける制御・管理対象が同一
あるいは、相互に関連がある場合には生産スケジュール
の一致化が不可欠である。
【0033】(b)生産品種情報:工場全体あるいは製
造ラインなどを対象とした生産管理を行うために、生産
品種情報(品種名称,製造条件,製品規格,生産量等)
を管理する計算機(生産品種情報に関するマスター計算
機)から、生産品種情報に基づき各プロセスの制御・管
理を実行する計算機システム(生産品種情報に関するス
レーブ計算機)に対し送信する。複数計算機システムに
おける制御・管理対象が同一あるいは、相互に関連があ
る場合には生産品種情報の一致化が不可欠である。
【0034】(c)生産品種変更指示:同一の製造ライ
ンを使用して複数の製造品種を生産するラインにおいて
は製造する品種を切り替える操作が発生する。生産品種
変更指示は次回の生産品種(品種名称,生産量等)を決
定した計算機(生産品種変更に関するマスター計算機)
から、生産品種変更に基づき各プロセスの制御・管理を
実行する計算機システム(生産品種変更に関するスレー
ブ計算機)に対し送信する。複数計算機システムにおけ
る制御・管理対象が同一あるいは、相互に関連がある場
合には生産品種変更の一致化が不可欠である。
【0035】(d)計算機時刻:PI/O(6),通信
装置7経由で外部時計から、あるいは計算機オペレータ
操作等から設定された時刻を管理する計算機(計算機時
刻に関するマスター計算機)から、複数計算機システム
を構成する他の計算機システム(計算機時刻に関するス
レーブ計算機)に対し送信する。複数計算機システムに
おける制御・管理対象が同一あるいは、相互に関連があ
る場合には計算機時刻の一致化が不可欠である。
【0036】(e)計算機ステータス:動作状態(起動
・停止・渋滞等)の変更が発生した計算機(計算機ステ
ータスに関するマスター計算機)から、複数計算機シス
テムを構成する他の計算機システム(計算機ステータス
に関するスレーブ計算機)に対し送信する。複数計算機
システムにおける制御・管理対象が同一あるいは、相互
に関連がある場合には計算機時刻の一致化が不可欠であ
る。 (2)制約条件の一例 上記の複数計算機間で一致化するデータ(マスターデー
タ)を、実際に各計算機システムで自計算機システムで
自計算機のデータとして取り込む際の制約条件の一例を
図6に示すようにif then の形式でプロダクション型の
知識処理のプロダクションルールの形で示す。なお本ル
ールの意味を以下に詳述する。マスターデータと制約条
件の組合せは各項目の題目名で示す。具体的にはマスタ
ーデータを複数計算機間で一致化する場合に本制約条件
に基づいて一致化の可否を各計算機システムで判別す
る。尚、制約条件はデータの送信側(マスター計算機
側),データの受信側(スレーブ計算機側)のそれぞれ
判定し、マスター計算機側ではデータの送信時、スレー
ブ計算機側ではデータの一致化処理実行時に参照する。 (a)一致化データが生産スケジュールの場合の制約条
件の一例(ルールNo.1) 一致化処理を実行する計算機システムにおいて生産スケ
ジュールの修正・変更中の場合には、マスター計算機シ
ステムから送信された生産スケジュールを自計算機シス
テムの生産スケジュールに一致化させることはできない
(マスター計算機では生産スケジュールの変更ができな
い。)。
【0037】(b)一致化データが生産品種情報あるい
は生産品種変更指示の場合の制約条件の例 (1)一致化処理を実行する計算機システムにおいて、
前回品種の生産が継続中の場合には、マスター計算機シ
ステムから送信された生産品種変更指示を自計算機シス
テムに一致化させることはできない(マスター計算機で
は生産品種変更指示ができない。)(ルールNo.2)。
【0038】(2)一致化処理を実行する計算機システ
ムにおいて、前回生産した品種と今回生産する品種が連
続生産できない(コンタミネーション等の拒否条件に合
致する場合等)組合せの場合には、マスター計算機シス
テムから送信された生産品種変更指示を自計算機システ
ムに一致化させることはできない(マスター計算機では
生産品種変更指示ができない。)(ルールNo.3)。
【0039】(c)一致化データが計算機時刻の場合の
制約条件の一例(ルールNo.4) 一致化処理を実行する計算機システムにおいて、実績フ
ァイルの締め処理中等時刻に関連する処理を実行中の場
合には、マスター計算機システムから送信された計算機
時刻を自計算機システムの計算機時刻に一致化させるこ
とはできない(マスター計算機では計算機時刻の変更が
できない。)。
【0040】(d)一致化データが計算機ステータスを
変更中の場合には、マスター計算機システムから送信さ
れた計算機ステータスを自計算機システムの計算機ステ
ータスに一致化させることはできない(マスター計算機
では計算機ステータスの変更ができない。)(ルールN
o.5)。
【0041】図7にデータの一致化例として、生産品種
の変更を示す。生産品種の変更を行う前は、マスター計
算機システム,スレーブ計算機システムが定まっておら
ず、複数の計算機システムがネットワーク12を介して
結合された状態となっていおり、各計算機システムに予
め与えられた処理を各々行っている。ここではマスター
計算機システムを製造ラインの上流工程監視制御計算機
システム,スレーブ計算機システムを製造ラインの下流
工程監視制御システムとした場合について説明する。
【0042】まず、オペレータが入出力装置5から次回
生産する品種コード「A」を入力する。このオペレータ
の入力を受けた計算機システムが本実施例(生産品種変
更指示)のマスター計算機システム20になる。
【0043】そしてこのマスター計算機システム20は
次の処理を行う。
【0044】オペレータが入力した品種コード「A」を
キーにして当該品種の情報(生産レシピデータ10:品
種名称,製造条件,製品規格,生産量等)を計算機シス
テム20内のファイル2から一致化対象のマスターデー
タ10及びマスター計算機における品種変更時の制約条
件11を取り込む(91)。この品種変更時の制約条件
(IF部分)に、前回生産していた品種データ及び今回
生産する品種コード「A」の品種情報を当てはめ、品種
変更が実施可能かどうか判断(THEN部分)する(9
2)。例えば制約条件が「品種Aを生産できない前回品
種」、品種が「B」とした場合、前回生産していた品種
がBであれば今回生産する品種Aとの間でコンタミネー
ションが発生するため品種変更指示は不可と判断しデー
タ一致かの処理を終了する(ルールNo.3と照合され結
論部の生産品種変更一致不可が出力)。
【0045】一方、前回生産していた品種がB以外の場
合には品種変更指示は可能と判断し次の処理を行う。品
種変更が可能であると判断した場合には、マスター/ス
レーブ間通信データ(9D)を作成し、品種Aの生産情
報と品種Aへの品種変更指示及び、各計算機システムで
品種Aへの品種変更を実施する際の制約条件をシステム
に接続されている他の計算機システムに対して送信する
(94)。品種Aの生産情報と品種Aへの品種変更指示
及び、各計算機システムで品種Aへの品種変更を実施す
る際の制約条件を受け取った計算機システムはスレーブ
計算機システムとなり以下の処理を行う。
【0046】マスター計算機システムから送られてきた
マスター/スレーブ間通信データ(9D)から品種Aの
生産情報と品種Aへの品種変更指示及び、品種Aへの品
種変更を実施する際の制約条件を取り込む(91′)。
次にスレーブ計算機システムがそのシステム固有に持つ
品種変更時の制約条件(11)を取り込む(91′)。マ
スター計算機から送信された制約条件(IF部分)及び
スレーブ計算機システムがそのシステム固有に持つ品種
変更時の制約条件(IF部分)に、前回生産していた品
種データ及び今回生産する品種コード「A」の品種情報
を当てはめ、品種変更が実施可能かどうか判断(THE
N部分)する(92′)。スレーブ計算機システム固有
に持つ品種変更時の制約条件が「生産中」であるから前
回生産していた品種がまだ生産中の場合には、品種変更
指示は不可と判断しマスター計算機システムにデータ一
致化ができないことを知らせる。一方、前回生産してい
た品種が生産終了している場合には品種変更指示は可能
と判断し、スレーブデータ(10)に品種Aの情報を設
定し、データの一致化(生産品種変更指示)を実行する
(93′)とともにマスター計算機システムにデータの
一致化が終了したことを知らせる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の計算機システムから構成されるシステムにおいて、
システム内の任意の計算機システムから他の計算機シス
テムに対して一致化対象のデータと一致化のための制約
条件を送付することにより、システム内の計算機システ
ム間でデータの一致化を行うことができる。更に、計算
機システム間でのデータの一致化はそれぞれの計算機シ
ステムにおいて処理上で問題のないタイミングで実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステム構成図。
【図2】データ一致化処理を起動するための処理図。
【図3】マスター計算機の処理図。
【図4】スレーブ計算機の処理図。
【図5】マスターデータの一例。
【図6】制約条件の一例。
【図7】計算機システムでのデータ一致化処理の例。
【符号の説明】
1,3…計算機、2,4…ファイル、5…マンマシン装
置、6…PI/O、7…通信装置、8…制御、9…デー
タ一致化処理、10…マスターデータ、11…制約条
件、12…他計算機ネットワーク、81…イベント処
理、82…割込み処理、83…タイマー処理、84…タ
スクディスパッチ、85…マスターデータ取込処理、8
6…データ一致化処理起動処理、87…一致化指示デー
タ、91…データ取込処理(マスター系)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機とデータファイルとを有し該データ
    ファイルに格納されたデータに基づいて処理を実行する
    複数の計算機システムが伝送手段を介し相互に接続さ
    れ、該複数の計算機システムの少なくとも第一の計算機
    システムのデータファイルに格納されているデータを他
    の計算機システムのデータファイルに転送する機能を有
    する計算機システムにおいて、 前記各計算機システムは外部からの情報を取り込み、該
    情報と予め前記データファイルに格納してある制約条件
    に基づいて該情報の有効性を判断する判断手段と、該判
    断手段の結果に基づいて前記データファイルに該情報を
    データとして格納する一致化処理手段を有することを特
    徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】請求項1の計算機システムにおいて、前記
    第1の情報は、一致化すべき情報と一致化のための制約
    条件であることを特徴とした計算機システム。
  3. 【請求項3】請求項1の計算機システムにおいて、前記
    判断手段の結果に基づいて他の計算機システムに一致化
    すべき情報と一致化のための制約条件を送信する送信手
    段を有することを特徴とした計算機システム。
  4. 【請求項4】伝送手段に接続されている複数の計算機シ
    ステムの一がマスター計算機システムとなり他の計算機
    システムが処理するためのデータを送信し、該データを
    一致化させる方法において前記マスター計算機システム
    は予め自計算機システムに格納されている制約条件から
    自計算機システムにて実行可能なデータか判断し、実行
    可能なデータである場合に該データ及び前記制約条件を
    他の計算機システムに送信することを特徴とするデータ
    一致化方法。
  5. 【請求項5】伝送手段に接続されている複数の計算機シ
    ステムの一がマスター計算機システムとなり他の計算機
    システムが処理するためのデータを送信し、該データを
    一致化させる方法において前記マスター計算機システム
    は予め自計算機システムに格納されている制約条件から
    自計算機システムにて実行可能なデータか判断し、実行
    可能なデータである場合に該データ及び前記制約条件を
    他の計算機システムに送信し、 該データ及び前記制約条件が送られた前記他の計算機シ
    ステムは前記マスター計算機システムから送られた該制
    約条件と予め自計算機システム内に格納してある制約条
    件から前記マスター計算機システムから送られた前記デ
    ータが実行可能かを判断し、実行可能である場合に該デ
    ータに基づいて処理を実行することを特徴とするデータ
    一致化方法。
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