JPH07295837A - プラント監視制御装置 - Google Patents

プラント監視制御装置

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JPH07295837A
JPH07295837A JP6084306A JP8430694A JPH07295837A JP H07295837 A JPH07295837 A JP H07295837A JP 6084306 A JP6084306 A JP 6084306A JP 8430694 A JP8430694 A JP 8430694A JP H07295837 A JPH07295837 A JP H07295837A
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plant
program
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JP6084306A
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Hiromi Kioka
宏海 木岡
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラント監視制御装置において、複数のプロ
グラムの実行に際し、適切な優先度管理を行うことがで
きるプラント監視制御装置を得ることを目的とする。 【構成】 予め優先度管理テーブル20にプラント1の
各機器の状態又は状態及び計測値を監視情報とし、その
監視情報に応じて制御する監視制御プログラム14a〜
14hの実行優先度とを一対に、それぞれ異なる機器、
監視情報及びプログラム毎に予め複数組、格納し、優先
度管理部22がプラント1からの各機器の監視情報が送
出されると、優先度管理テーブル20から、その送出さ
れた各機器の監視情報に対応する組の監視制御プログラ
ム14a〜14hの実行優先度を抽出し、優先度管理部
22内の優先度変更判定手段28が現在設定されている
実行優先度を、その優先度に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント監視制御装置
に関し、特にマルチタスク処理するときのプログラムの
実行優先度の変更に関する。
【0002】
【従来の技術】近年例えば、原子力発電所等のプラント
監視制御装置においても、多種多様な制御をほぼ同時に
実現する必要性から複数のプログラムを同時に実行する
マルチタスク方式を採用したものが主流になって来てい
る。
【0003】このような装置においては、その基本ソフ
トウェアであるオペレーティングシステムが中央演算装
置(以下CPUという)のハードウェア機能を利用して
プログラムの実行優先度を管理しているのが普通であ
る。
【0004】また、マルチタスク方式の装置では、実行
される複数のプログラムに、予めその重要度やCPUで
実行する際の負荷等に応じた実行優先度を登録してお
き、オペレーティングシステムがどのプログラムを実行
するかの判断をしていた。
【0005】つまり、プログラムの運用がシステム側の
都合で行われるれものであり、先にとりかかった仕事で
も待ち時間があれば、直ぐに次の仕事へ移り、緊急の仕
事が発生すると最優先で行う等の仕事の段取りのもと
で、複数のプログラムの実行が管理され、この仕事の段
取りのためのタスクのスケジュールを決めるのが優先度
である。
【0006】そして、この優先度は、そのCPUの基本
ソフトウェアであるオペレーティングシステムのプログ
ラムで、予め決められた固定値であり、例えば電源切断
等の緊急処理又はこのプラント専用に備えた緊急時の処
理が該当し、各タスクに与えられた優先順位が全体の動
きを左右し、この優先度の高いタスクほど、早く実行さ
れ、アラームやエラー等の異常処理に優先度の高いタス
クを割り当てれば、信頼性の高いシステムが構築できる
こととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ーティングシステム又はCPUが備えた優先度は、従来
は固定値であるため、例えばプラントの状態に応じたよ
り細かい優先度管理を行うことはできない。これは、優
先順位の高いタスクをCPUが独占し続けて、優先順位
が低いタスクにはなかなか順番が回ってこないためであ
る。
【0008】プラントの定常状態では問題は生じない
が、基本ソフトに存在しないような異常がプラントに発
生したとき等の非定常状態においては優先度管理が十分
に行えず監視制御機能を完全に果たすことができない場
合も生じる。
【0009】例えば、プラントの異常時に異常を知らせ
る状態変化信号や異常値が大量に入力されたときに、オ
ペレータの操作に対する監視制御装置の反応が遅くなる
ことがある。このようなとき、従来は異常時の信号処理
自体を制限して監視制御装置の負荷を軽減し、オペレー
タの操作に対する反応を確保したりしていたが、これも
監視機能を抑制又は一時中断するという意味では不完全
な方式であった。
【0010】このように、上記のようなプラント監視制
御方式においては、複数のプログラムを同時に実行する
必要性及びオペレータの操作に対する反応を確保する必
要性から、プログラムの実行優先度の管理を行なわなけ
ればならないが、あるプログラムの実行によって他のプ
ログラムの実行が妨げられるか又は不十分になることに
よる監視制御機能の不全が起こりうるという問題点があ
った。
【0011】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、プラント監視制御装置にお
いて、複数のプログラムの実行に際し、適切な優先度管
理を行うことができるプラント監視制御装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、プラントの各機器から送出される監視情
報を取り込んで当該各機器の監視情報に応じた制御をさ
せる複数のプログラムを、設定されている実行優先度に
基づいて、マルチタスクで起動させて前記各機器を制御
するプラント監視制御装置において、前記各機器の監視
情報と、それぞれのプログラムの実行優先度とを、それ
ぞれ一組として複数組記憶した優先度管理テーブルと、
前記プラントからの各機器の監視情報を取り込み、取り
込まれた監視情報に対応する組を前記優先度管理テーブ
ルから検索し、検索された組のプログラムの実行優先度
を抽出し、抽出された実行優先度によって現在設定され
ている実行優先度を変更する優先度管理部とを具備する
ことを特徴としている。
【0013】また、請求項1記載のプラント監視制御装
置において、前記優先度管理部は、前記実行優先度を変
更したとき、その変更優先度のプログラムに基づいて前
記プラントの各機器を制御したとき、その制御値に基づ
いた監視情報をフィードバックさせ、その監視情報が異
常なときは前記データベースの優先度管理テーブルの実
行優先度を補正する優先度補正手段を含むことを特徴と
している。
【0014】
【作用】本発明においては、プラントからの各機器の監
視情報が送出されると、優先度管理テーブルから、その
送出された各機器の監視情報に対応する組が検索され
る。次に、検索された組のプログラムの実行優先度が抽
出され、抽出された実行優先度により現在設定されてい
る実行優先度が変更される。
【0015】そして、プラントの各機器の監視情報に応
じた制御をする複数のプログラムを、実行優先度に基づ
いて、マルチタスクで同時に起動させて各機器を制御す
る。
【0016】また、実行優先度を変更したとき、監視情
報をフィードバックさせ、その監視情報が異常なときは
優先度管理テーブルの実行優先度を補正する。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係るプラント監視制御装置
の一実施例構成を示すブロック図である。
【0018】本実施例は、プラントの種々の状態や計測
データの組合せに対応する各監視制御プログラムの実行
優先度を定義した優先度管理テーブルを備えたものであ
る。そして、実行優先度はそのプラントの状態で最も必
要とされる機能や確実に実行されなければならない機能
を高くするように監視制御プログラムを最も効率よく運
用するような構成にしている。以下具体的に本実施例の
構成を説明する。
【0019】図1に示すように、プラント1とホストコ
ンピュータ10とは通信回線により接続されている。プ
ラント1内には複数の機器3a〜機器3iが設けられて
いる。これらの機器3a〜機器3iは機器毎に対応して
設けられた端末5a〜端末5iにより監視されている。
端末5a〜端末5iは、監視対象となる機器の状態、計
測値(又は計量データ)等をそれぞれ送出し、またホス
トコンピュータ10側からの制御信号に基づいて、それ
ぞれ対応する機器3a〜機器3iを制御する。
【0020】プラント1内には、入出力機能プログラム
を備えた通信制御部6が設けられており、各端末からの
機器の状態、計測値(以下総称して監視信号という)を
ホストコンピュータ10側に所定の伝送形式で伝送し、
またホストコンピュータ10側からの各制御信号を各端
末5a〜端末5iに出力する。
【0021】ホストコンピュータ10は、通信制御部1
2と、監視制御部13と、優先度管理テーブル20と、
プログラム起動部21と、優先度管理部22とを備えて
いる。
【0022】ホストコンピュータ10の通信制御部12
は、入出力機能プログラムを備え、プラント1側からの
監視信号を受信し、その監視信号を監視制御部13に出
力し、また監視制御部13からの制御信号を所定の伝送
形式にしてプラント1に伝送する。
【0023】監視制御部13は、監視制御プログラム1
4a〜14hと監視制御プログラム14mとを備えてい
る。監視制御プログラム14a〜14hは、それぞれ異
なる種類の仕事をする機能プログラムであり、入出機能
プログラムと並行して動作してその制御信号を通信制御
部12に出力する。また、監視制御プログラム14m
は、マンマシーンインタフェース15にプラント1の状
態又は計測値を知らせたり、いずれかの機器が異常であ
ること等を知らせたりする機能プログラムである。
【0024】優先度管理テーブル20は、プラント1の
各機器の状況及び計測値に応じた監視制御プログラムの
実行優先度等を複数種、対応させた情報を記憶してい
る。プログラム起動部21は優先度管理部22が各監視
制御プログラムの実行優先度を設定したとき、その実行
優先度に基づいて、監視制御プログラムを起動させる。
【0025】優先度管理部22は、その機能として、デ
ータ取得手段24と、優先度算出手段26と、優先度変
更判定手段28とを備えている。
【0026】データ取得手段24は、通信制御部12か
らの監視情報を入力し、その監視情報の各機器の状態及
び計測値を所定のフォーマットに基づいて対応させて記
憶する。
【0027】優先度算出手段26は、データ取得手段2
4が監視情報を記憶すると、その監視情報に対応する監
視情報を優先度管理テーブル20から検索し、監視情報
と組合わされて記憶されている各監視制御プログラムの
実行優先度を初めはレジスタ30に設定し、次からは優
先度変更判定手段28に出力する。
【0028】優先度変更判定手段28は、優先度算出手
段26で各監視制御プログラムの実行優先度が算出され
ると、レジスタ30に記憶している現在の実行優先度と
比較し、違っている現在の実行優先度を変更する。な
お、データベース32には通信制御部12からの監視情
報等が記憶される。
【0029】図2は優先度管理テーブル20の構成を示
す説明図である。
【0030】この優先度管理テーブル20には、プラン
ト1の機器5a〜機器5iの状態と、その計測値と、そ
のときの各監視制御プログラムの実行優先度とが対とな
って一組毎に予め複数記憶されている。
【0031】これらの組合せにおいて、プラントの状態
A,B,C,・・・の各監視制御プログラムの実行優先
度はこのプラントに応じた最適な監視制御の在り方を考
慮して決定したものである。図2においては、プラント
の機器5aの状態信号を状態1とし、機器5bの状態信
号を状態2とし、というようにN個の状態信号のON・
OFFを定義している。また、状態信号、計測値以外に
プラントの状態を示す信号があれば同様にして定義す
る。
【0032】例えば、図2において、優先度管理テーブ
ル20のプラント状態Aの行は正常なプラントの運転状
態を示すものであり、この状態を検出したときの監視制
御機能プログラム14aの実行優先度は“10”に、監
視制御機能プログラム14iの優先度は“12”として
予め記憶されている。
【0033】また、プラント状態Bの行では、プラント
状態Aと比較すると、機器bの状態信号「状態2」が新
たにONとなっており、これで定義されるプラントの状
態は「状態2」で監視している機器の故障を示してお
り、これを検出したときの監視制御機能プログラム14
aの優先度は“8”に、監視制御機能プログラム14h
の優先度は“15”に予め決めている。
【0034】つまり、プラントの状態によって、マンマ
シンインタフェース機能や状態監視機能プログラムの実
行優先度を下げたりといったきめ細かな優先度制御の内
容を定義したのが優先度管理テーブルである。
【0035】図3及び図4は第1実施例の動作を説明す
るフローチャートである。
【0036】監視制御動作が開始されると、先ず、優先
度管理部22のデータ取得手段24は、プラント1にプ
ラントの状態を通知させるためのリクエスト信号を通信
制御部12を介してプラント1の通信制御部6に伝送す
る(ステップS1)。この信号を受信したプラント1の
通信制御部6は、端末5a〜端末5iの監視情報をホス
ト側に伝送する。ホスト側の通信制御部12はこの監視
情報を受けて優先度管理部22を起動させる。
【0037】次に、データ取得手段24は、プラントの
監視情報の入力かどうかを判断し(ステップS3)、入
力するときは、その監視情報を取得して一旦記憶する
(ステップS5)。つまり、プラント1からプラントの
各機器の状態、計測値等を取得する。
【0038】次に、データ取得手段24は、この監視情
報の内、機器a,機器b・・・機器nの状態をそれぞれ
状態1、状態2・・・・状態Nとし(ステップS7)、
またM個の各種計測値を計測1、計測2・・・計測Mと
し(ステップS9)、これらの状態と計測とを所定のフ
ォーマットに基づいて記憶する(ステップS11)。
【0039】次に、優先度算出手段26は、記憶された
フォーマットの状態及び計測データの組合せに対応する
組合せのプラントデータを優先度管理テーブル20から
検索する(ステップS13)。
【0040】次に、図4に示すように、優先度変更判定
手段28は検索された組合せのプラントデータに対応す
るプログラムの実行優先度Pi(以下、優先度Piとい
う)を読む(ステップS20)。この検索は、図4の場
合を例にすると、優先度管理テーブル20のプラント状
態Aの行は正常なプラントの運転状態を示すものであ
り、この状態を検出したときの監視制御機能プログラム
14aの優先度は“10”に、監視制御機能プログラム
14hの優先度は“12”とする。
【0041】プラント状態Bの行では機器の状態信号
「状態2」が新たにONとなっており、これで定義され
るプラントの状態は「状態2」で監視している機器の故
障を示しており、これを検出したときの監視制御機能プ
ログラム14aの優先度は“8”に、監視制御機能プロ
グラム14hの優先度は“15”にする。つまり、プラ
ントの状態によって、マンマシンインタフェース機能や
状態監視機能プログラムの実行優先度を下げたりといっ
たきめ細かな優先度制御をする。
【0042】そして、この優先度Piと、レジスタ30
に記憶されている現在の優先度Kiとを比較し(ステッ
プS22)、現在の優先度Kiを変更する必要があるか
否かを判断する(ステップS24)。優先度Piと現在
の優先度Kiが同じでない場合は変更し(ステップS2
6)、同じときは変更しない。次に、一定時間経過した
かどうかを判断し、一定時間経過したときは制御をステ
ップS1に移して監視情報の取得をさせる(ステップS
28)。この処理を定時処理用タイマが実施する。
【0043】つまり、優先度管理部22は、現在のプラ
ントの状態が優先度管理テーブルで定義しているプラン
ト状態のどれに一致するかどうかを判定し、一致するプ
ラント状態が検索されれば、現在のプラント状態で最適
な各監視制御機能プログラムの優先度をプログラム起動
部21に設定する。
【0044】ここでは、図2の優先度管理テーブルを例
にして説明したがテーブルの構造はこれに限らない。検
索に適した木構造のものやプロダクションルール方式の
構造等のものなどでも、優先度管理テーブル20は構築
可能である。
【0045】<第2実施例>第2実施例はオペレータの
操作の異常に対する遅れ、システムの負荷の状態等から
優先度管理テーブル20を補正する手段を備えたもので
ある。
【0046】図5は第2実施例の構成を示している。図
において、図1と同一構成部分には同一符号を付してい
る。
【0047】図5に示すモニタ手段34は、優先度変更
判定手段28がレジスタ30の優先度を変更していずれ
かの監視制御プログラムを起動させたとき、データ取得
手段24に代わって、通信制御部12に監視情報を再び
出力させる信号を出力する。これは、優先度変更処理を
した場合に、優先度変更の妥当性を確認するために行
う。
【0048】優先度補正手段36は、通信制御部12か
ら監視情報からシステム負荷の監視、優先度に基づいて
選択された監視制御プログラムが正常か、又はそのプロ
グラムに基づいて機器が正常に動作しているか、あるい
はオペレータの操作が遅延なく実施されたかどうかを判
断し、いずれかが異常と判定すると、第1実施例で予め
作成した優先度管理テーブル20の優先度を修正する。
【0049】次に、上記のように構成されたプラント監
視制御装置の第2実施例の動作を図6及び図7のフロー
チャートを参照して説明する。
【0050】優先度管理部22のデータ取得手段24
は、プラント1にプラントの状態を知らさせる信号を通
信制御部12に出力する(ステップS30)。この信号
を通信制御部12が受けて、所定の形式でプラント1の
通信制御部6に出力し、通信制御部6は端末5a〜端末
5iの監視情報をホスト側に伝送し、ホスト側の通信制
御部12はこの監視情報を受けて優先度管理部22を起
動させる。次に、データ取得手段24は、プラントの監
視情報の入力かどうかを判断し(ステップS32)、入
力するときは、その監視情報を取得して一旦記憶する
(ステップS34)。つまり、プラント1からプラント
の各機器の状態、計測値等を取得する。
【0051】次に、データ取得手段24は、この監視情
報の内、機器a,機器b・・・機器nの状態をそれぞれ
状態1、状態2・・・・状態Nとし(ステップS3
6)、またM個の各種計測値を計測1、計測2・・・計
測Mとし(ステップS38)、これらの状態と計測とを
所定のフォーマットに基づいて、記憶する(ステップS
40)。
【0052】次に、優先度算出手段26は、記憶された
フォーマットの状態及び計測データの組合せに対応する
組合せのプラントデータを優先度管理テーブル20から
検索する(ステップS42)。
【0053】次に、図7に示すように、優先度変更判定
手段28は検索された組合せのプラントデータに対応す
るプログラムの実行優先度Pi(以下優先度Piとい
う)を読む(ステップS44)。この検索は、例えば上
記の図4を例にすると、第1実施例と同様に、優先度管
理テーブルのプラント状態Aの行は正常なプラントの運
転状態を示すものであり、この状態を検出したときの監
視制御機能プログラム14aの優先度は10に、監視制
御機能プログラム14hの優先度は12とする。
【0054】次に、この優先度Piとレジスタ30に記
憶されている優先度を現在の優先度Kiとして比較し
(ステップS46)、現在の優先度Kiは変更が必要か
どうかを判断する(ステップS48)。優先度Piと現
在の優先度Kiが同じ優先度でない場合は変更し(ステ
ップS50)、同じのときは変更しない。
【0055】そして、モニタ手段34は優先度変更判定
手段28が優先度管理テーブル20の優先度を変更した
ときは、この優先度の処理をする監視制御プログラムの
処理をプラント側で終了したかどうかを判断し(ステッ
プS52)、終了しないときは次のステップに移行しな
い。
【0056】また、終了したときは、モニタ手段34は
モニタ信号を通信制御部12に出力しプラント側からの
監視情報を出力させる(ステップS54)。
【0057】次に、監視情報からシステム負荷の監視、
監視制御プログラムに基づいて正常に処理がされたかど
うか、オペレータの操作の監視、応答時間の監視等の情
報を読み(ステップS56)、全て規定どおりに正常か
どうかを判断し(ステップS58)、正常でないとき
は、この監視状態に基づいて優先度Riを求め(ステッ
プS60)、優先度管理テーブルの優先度Piをこの優
先度Riに修正する(ステップS62)。
【0058】次に、一定時間経過したかどうかを判断
し、一定時間経過したときは制御を図6のステップS3
0に移して監視情報の取得をさせる(ステップS6
4)。この処理を定時処理用タイマが実施する。
【0059】また、ステップS58で全て正常、つまり
修正する必要がないとき、ステップS46及びステップ
S46で現在の優先度Kiを変更する必要がないとされ
たときは、制御をステップS62に移す。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
機器の監視情報と、それぞれのプログラムの実行優先度
とを、それぞれ一組として複数組を優先度管理テーブル
として記憶しておき、プラントからの各機器の監視情報
が送出されると、優先度管理テーブルから、その送出さ
れた各機器の監視情報に対応する組のプログラムの実行
優先度を抽出し、現在設定されている実行優先度を、そ
の優先度に変更することにより、プラントの状況によっ
て最も必要とするプログラムの方を高い優先度とするこ
とができるので、プラントの状況に応じたきめ細かい監
視制御ができるという効果が得られている。
【0061】また、オペレーティングシステム又はCP
Uが備える実行優先度に代えて優先度管理テーブルを備
え、このテーブルの実行優先度を必要に応じて変更する
ようにしたことにより、より柔軟な優先度管理が可能と
なり、プログラムの実行をより細かく管理できるという
効果が得られている。
【0062】さらに、変更した優先度に基づいたプログ
ラムの処理結果となる監視情報をモニタし、その監視情
報が異常なときは、その監視情報に基づいて優先度管理
テーブルの優先度を変更するようにしたので、常にプラ
ントの状況に応じた優先度の管理をより細かくできると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラント監視制御装置の第1実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】優先度管理テーブルの構成を示す説明図であ
る。
【図3】第1実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図4】第1実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図5】本発明に係るプラント監視制御装置の第2実施
例の構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図7】第2実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 プラント 3a〜3i 機器 5a〜5i 端末 6 通信制御 10 ホストコンピュータ 12 通信制御部 13 監視制御部 14a〜14i 監視制御プログラム 15 マンマシーンインタフェース 20 優先度管理テーブル 21 プログラム起動部 22 優先度管理部 24 データ取得手段 26 優先度算出手段 28 優先度変更判定手段 30 レジスタ 36 優先度補正手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの各機器から送出される監視情
    報を取り込んで当該各機器の監視情報に応じた制御をさ
    せる複数のプログラムを、設定されている実行優先度に
    基づいて、マルチタスクで起動させて前記各機器を制御
    するプラント監視制御装置において、 前記各機器の監視情報と、それぞれのプログラムの実行
    優先度とを、それぞれ一組として複数組記憶した優先度
    管理テーブルと、 前記プラントからの各機器の監視情報を取り込み、取り
    込まれた監視情報に対応する組を前記優先度管理テーブ
    ルから検索し、検索された組のプログラムの実行優先度
    を抽出し、抽出された実行優先度によって現在設定され
    ている実行優先度を変更する優先度管理部と、 を具備することを特徴とするプラント監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記優先度管理部は、前記実行優先度を
    変更したとき、その変更優先度のプログラムに基づいて
    前記プラントの各機器を制御したとき、その制御値に基
    づいた監視情報をフィードバックさせ、その監視情報が
    異常なときは前記データベースの優先度管理テーブルの
    実行優先度を補正する優先度補正手段を含むことを特徴
    とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
JP6084306A 1994-04-22 1994-04-22 プラント監視制御装置 Pending JPH07295837A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017111505A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 三菱重工業株式会社 計算機リソースの最適化システム、および、計算機リソースの最適化方法
JP2018022274A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 株式会社東芝 プラント監視制御装置

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