JP2015194805A - 予測プログラム,予測装置及び予測方法 - Google Patents

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Kazuyuki Sakai
和行 酒井
大紀 塙
Daiki Hanawa
大紀 塙
裕之 藤江
Hiroyuki Fujie
裕之 藤江
幸司 阿部
Koji Abe
幸司 阿部
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    • G06N5/04Inference or reasoning models

Abstract

【課題】タスクの発生を事前に予測することができる予測プログラム,予測装置及び予測方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測プログラムであって,過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,タスクの前に実行される判定処理の実行時における情報処理装置の状態情報と,その判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた蓄積情報を記憶部に記憶する記憶処理と,所定のタイミングにおける情報処理装置の状態情報及び蓄積情報に基づいて,所定のタイミングより後のタスクの発生を予測する予測処理と,をコンピュータに実行させる。
【選択図】図5

Description

本発明は,予測プログラム,予測装置及び予測方法に関する。
業務システム(例えば,顧客管理システム)では,システム運用中に発生した異常を早期に検知し,その対応を迅速に行う必要がある。また,異常の発生を未然に防止するために,定期的に各種パラメタの確認等(以下,運用処理と呼ぶ)を実施する必要がある。運用処理には,例えば,状況に応じて後続の処理が分岐する処理(以下,判定処理と呼ぶ)や,状況に応じて作業者(人)の判断や作業者による作業を要する処理(以下,タスクと呼ぶ)が含まれる。
このような運用処理について,予め設定されたワークフローに従い,自動化できる処理については自動的に実行し,タスクについてはスケジュールを管理して作業者に作業の実行を促す技術が存在する(例えば,特許文献1乃至3参照)。
特開2004−13769号公報 特開2001−155062号公報 特開平10−97573号公報
上記の技術により,作業者は,タスクを行うべき時間(タスクの発生時間)を認識することができる。しかしながら,タスクの発生タイミングによっては,ある時間内に処理しなければならないタスクが,作業者の処理能力を超える場合がある。そのため,作業者は,その処理及び後続する処理の遅延を防止するために,タスクの発生を予め認識しておく必要がある。
また,タスクの発生有無は,判定処理の分岐結果等によって左右される。この判定処理の分岐結果は,判定処理の実行時における状況によって変化するものであるため,タスクの発生有無を事前に把握することは難しい。
そこで,本発明の一つの目的は,タスクの発生を事前に予測することができる予測プログラム,予測装置及び予測方法を提供することにある。
本発明の一つの態様によれば,情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測プログラムであって,
過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクの前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶する記憶処理と,
所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測する予測処理と,をコンピュータに実行させる。
タスクの発生を事前に予測することができる。
情報処理装置のハードウエア構成を示す図である。 図1で示した情報処理装置の機能ブロック図である。 図1で示した記憶媒体に記憶された情報を説明する図である。 自動実行プロセスの具体例を説明する図である。 第1の実施の形態における蓄積情報記憶処理及びタスク発生予測処理を説明するフローチャートである。 蓄積情報記憶処理及びタスク発生予測処理を説明する図である。 監視対象のサーバ群の状態情報を説明する図である。 監視対象のサーバ群の蓄積情報を説明する図である。 第1の実施の形態における蓄積情報記憶処理の詳細を説明するフローチャートである。 第1の実施の形態におけるタスク発生予測処理の詳細を説明するフローチャートである。 監視対象のサーバ群の蓄積情報を説明する図である。 境界線を説明する図である。 予測値を説明する図である。 突発的変化があった場合を説明する図である。 正常ルート選択処理を説明するフローチャートである。 正常ルートの選択を説明する図である。 異常ルート除外処理を説明するフローチャートである。 異常ルート除外処理を説明するフローチャートである。 タスク時間予測処理を説明するフローチャートである。 ノードの実行履歴を説明する図である。 タスク期限調整処理を説明するフローチャートである。 タスク発生期限を説明する図である。 第2の実施の形態における情報処理装置のハードウエア構成を示す図である。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態を説明する。ただし,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。初めに,情報処理システムのハードウエア構成について説明する。
[情報処理装置の構成]
図1は,情報処理装置のハードウエア構成を示す図である。情報処理装置1(以下,運用管理装置1とも呼ぶ)は,クライアント端末2(以下,コンソール端末2とも呼ぶ)及びサーバ群3(以下,監視対象サーバ群3またはサーバ3とも呼ぶ)と接続されており,それぞれクライアント端末2及びサーバ群3とアクセスが可能である。図1の例では,情報処理装置1,クライアント端末及びサーバ群3は,データセンター4内に設けられている。
情報処理装置1は,例えば,稼動中(顧客に対してサービスを行っている状態)のサーバ群3の運用状態を監視する。具体的に,情報処理装置1は,サーバ群3の運用状態を示す各種パラメタの監視等を行うための複数の運用処理を実行することにより,サーバ群3の運用状態の監視を行う。
クライアント端末2は,情報処理装置1がサーバ群3の監視を行って取得した運用状態を表示する端末である。また,クライアント端末2は,例えば,情報処理装置1がサーバ群3の異常を検知した場合に,アラームを鳴動させる。データセンター4内の作業者は,クライアント端末2を確認することにより,サーバ群3の運用状態を確認する。
サーバ群3は,例えば,自らの運用状態に関する情報を,定期的に情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は,送信された運用状態に関する情報に基づいて,サーバ群3の運用状態を監視するものであってよい。
情報処理装置1は,プロセッサであるCPU101と,メモリ102と,記憶媒体103(以下,記憶部103とも呼ぶ)と,外部インターフェース(I/Oユニット)104と,を有する。各部は,バス105を介して互いに接続される。
記憶媒体103は,例えば,タスクの発生を予測するためのプログラム110を記憶する。また,記憶媒体103は,例えば,プログラム110の実行時に用いられる各情報を記憶している。CPU101は,プログラム110の実行時に,プログラム110をメモリ102にロードし,プログラム110と協働して,タスクの発生を予測する処理を行う。
図2は,図1で示した情報処理装置の機能ブロック図である。図2に示すように,情報処理装置1のプログラム110は,例えば,自動運用制御部111と,蓄積情報記憶部112(以下,蓄積情報記憶部112が行う処理を記憶処理とも呼ぶ)と,タスク発生予測部113(以下,予測部113とも呼ぶ。また,タスク発生予測部113が行う処理を予測処理とも呼ぶ)とを有する。また,情報処理装置1のプログラム110は,例えば,異常ルート除外部114(以下,ルート除外部114とも呼ぶ。また,異常ルート除外部114が行う処理をルート除外処理とも呼ぶ)と,正常ルート選択部115(ルート選択部115とも呼ぶ。また,正常ルート選択部115が行う処理をルート選択処理とも呼ぶ)とを有する。また,情報処理装置1のプログラム110は,例えば,タスク時間予測部116(発生時間予測部116とも呼ぶ。また,タスク時間予測部116が行う処理を発生時間予測処理とも呼ぶ)と,処理時間記憶部117(時間記憶部117とも呼ぶ。また,処理時間記憶部117が行う処理を時間記憶処理とも呼ぶ)と,タスク期限調整部118とを有する。
自動運用制御部111は,運用処理の実行するための自動運用スケジュール(以下,自動実行プロセスとも呼ぶ)を作成し,自動実行が可能な運用処理は自動で実行を行う。自動運用制御部111が作成する自動実行プロセスについては,図4で説明する。
蓄積情報記憶部112は,過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,タスクの前に実行される判定処理の実行時における情報処理装置1の状態情報と,その判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた蓄積情報122として記憶する。蓄積情報122については,図3で説明する。
タスク発生予測部113は,所定のタイミングにおける情報処理装置1の状態情報及び蓄積情報記憶部112が記憶した蓄積情報に基づいて,その所定のタイミングより後のタスクの発生を予測する。
異常ルート除外部114は,情報処理装置1が実行する可能性がある運用処理の実行順序である実行ルートのうち,判定処理の分岐結果が異常である場合に通過する実行ルートを除外する。タスク発生予測部113は,例えば,タスクの発生の予測を,異常ルート除外部114により除外されなかった実行ルートについて行う。
正常ルート選択部115は,異常ルート除外部114により除外されなかった実行ルートが複数存在する場合に,所定の条件に合致した単一の実行ルートを選択する。タスク発生予測部113は,例えば,タスクの発生の予測を,正常ルート選択部115により選択された実行ルートについて行う。
タスク時間予測部116は,タスクが発生するタイミングを,タスクの前に実行される運用処理の処理時間の合計値を算出することにより予測する。また,処理時間記憶部117は,実行した運用処理の処理時間(以下,処理時間履歴情報124とも呼ぶ)を記憶する。タスク時間予測部116は,例えば,処理時間の合計値を,処理時間記憶部115により記憶された処理時間履歴情報124に基づいて算出する。また,タスク期限調整部118は,タスク時間予測部116が予測したタスクの発生時間が,そのタスクの発生期限(または処理完了期限)よりも後である場合に,作業者に警告を行う。または,予測したタスクの発生時間の補正を行う。
図3は,図1で示した記憶媒体に記憶された情報を説明する図である。図3に示すように,情報処理装置1の記憶媒体103は,例えば,運用処理管理情報121と,蓄積情報122と,処理時間初期情報123と,処理時間履歴情報124と,タスク実行回数情報125を記憶している。
運用処理管理情報121は,自動運用制御部111が自動実行プロセスを作成するための各運用処理に関する情報である。また,蓄積情報122は,上記の情報処理装置1の状態情報と,その判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた情報であり,蓄積情報記憶部112により記憶される。また,処理時間初期情報123は,各運用処理の処理時間の初期値であり,処理時間履歴情報124は,過去に実行された運用処理の処理時間に関する履歴情報である。また,タスク実行回数情報125は,自動実行プロセスにおける各タスクが実行された回数に関する情報である。
[自動実行プロセス]
次に,自動運用制御部111により作成される自動実行プロセスについて説明する。図4は,自動実行プロセスの具体例を説明する図である。
自動運用制御部111は,例えば,事前に作業者が入力した入力情報または運用処理管理情報に記憶された各運用処理に関する情報に基づいて,自動運用プロセスを作成する。自動運用プロセスは,各運用処理の実行順序及び実行時間を定めたものである。自動運用制御部111は,この自動運用プロセスに従い,自動実行が可能な運用処理(以下,運用操作部品とも呼ぶ)を定められた実行順序及び実行時間に基づいて実行する。また,自動実行ができない処理であるタスクについては,クライアント端末2に表示する等によって作業者に実行を促す。
図4の例における自動実行プロセスでは,スタートS101は,自動実行プロセスの開始位置を示すノードである。また,サービス起動確認S102,サービス起動S103,ワークユニット起動S104,パラメタ確認S105,OS再起動S108,ワークユニット再起動S109,パラメタ確認S110及びメール送信S113は,サーバ群3の運用状態を監視するための運用処理を示すノードである。また,正常終了S106,S111及び異常終了S107,S112,S114,S115は,自動実行プロセスの終了位置を示すノードである。
また,各運用処理は,1つ以上の出口を有している。図4の例においては,出口を二重丸によって示している。例えば,サービス起動確認(S102)は,それぞれ「停止」「動作中」「失敗」の属性を有する3つの出口を有している。なお,以下,運用処理の実行が問題なく終了した場合に進む出口を正常系出口と呼び,運用処理の実行に失敗した場合に進む出口を異常系出口と呼ぶ。図4の例においては,正常系出口を網掛けなしの二重丸で示し,異常系出口を網掛けありの二重丸で示している。
運用処理は,情報処理装置1が,実際に監視対象サーバ群3の運用するために実行する処理である。そして,自動運用制御部111は,作成された自動実行プロセスに従って,運用処理を順次実行する。また,運用処理には,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理が含まれている。そのため,自動運用制御部111が実行する運用処理の順序である実行ルートは,判定処理の分岐結果によって変化する。なお,本実施の形態において,判定処理は,運用操作部品であって,正常系出口を2つ以上有している運用処理である。図4の例においては,「停止」と「動作中」の正常系出口を有するサービス起動確認(S102)が判定処理である。
図4の例において,自動運用制御部111は,自動実行プロセスに従って監視対象サーバ群3におけるサービスの起動確認を行う(S102)。このサービスの起動確認(S102)を示すノードは,それぞれ「停止」「動作中」「失敗」の属性を有する3つの出口を有している。
自動運用制御部111は,サービスが停止していることを確認した場合(S102の「停止」),「停止」の属性を有する出口から繋がるルートに進む。そして,自動運用制御部111は,自動実行プロセスに従ってサービスの起動を行う(S103)。さらに,「成功」の属性を有する出口から繋がるルートに進み,ワークユニット起動を行う(S104)。次に,自動運用制御部111は,「成功」の属性を有する出口から繋がるルートに進み,作業者にパラメタ確認の実行を促す(S105)。そして,作業者がパラメタ確認の結果(承認または却下)を入力した場合に,自動運用制御部111は,図4の例における自動実行プロセスが正常終了したものと判断する(S106,S107)。
一方,自動運用制御部111は,自動実行プロセスに従って監視対象サーバ群3におけるサービスの起動確認を行い,サービスが動作中であることを確認した場合(S102の「動作中」),「動作中」の属性を有する出口から繋がるルートに進む。そして,自動運用制御部111は,OSの再起動を行う(S108)。さらに,「成功」の属性を有する出口から繋がるルートに進み,ワークユニットの再起動を行う(S109)。次に,自動運用制御部111は,「成功」の属性を有する出口から繋がるルートに進み,作業者にパラメタ確認の実行を促す(S110)。そして,作業者がパラメタ確認の結果(承認または却下)を入力した場合に,自動運用制御部111は,図4の例における自動実行プロセスが正常終了したものと判断する(S111,S112)。
また,自動運用制御部111は,S102からS104,S108またはS109の運用処理の実行に失敗した場合,それぞれ「失敗」の属性を有する出口から繋がるルートに進む。この場合,自動運用制御部111は,例えば,各運用処理の開発担当者に状況をメールで送信する(S113)。そして,メールの送信の完了後(S113),自動運用制御部111は,図4の例においては,メール送信の成功可否によらず自動実行プロセスが異常終了したものと判断する(S114,S115)。
図4の自動実行プロセスは,タスクとしてパラメタ確認(S105)及びパラメタ確認(S110)を有している。また,パラメタ確認(S105)及びパラメタ確認(S110)が発生するか否かは,サービス起動確認(S102)の分岐結果に依存している。すなわち,運用処理の実行順序である実行ルートは,判定処理の分岐結果によって変わる場合がある。したがって,作業者は,実際に運用が行われる実行ルートの予測を事前に行うことが難しい。そのため,作業者は,作業が集中することによる後続処理の遅延を防止するため,発生し得るタスクを予め認識する必要がある。
そこで,本実施の形態では,作業者による作業を要する処理であるタスクの前に実行される判定処理の実行時における状態情報と,その判定処理の分岐結果とをタスクに関連付けて記憶することにより,将来発生するタスクを予測する。
[第1の実施の形態]
最初に第1の実施の形態について説明する。図5は,第1の実施の形態における蓄積情報記憶処理及びタスク発生予測処理を説明するフローチャートである。図6は,蓄積情報記憶処理及びタスク発生予測処理を説明する図である。図7は,監視対象のサーバ群の状態情報を説明する図である。また,図8は,監視対象のサーバ群の蓄積情報を説明する図である。図6から図8を参照しながら図5の蓄積情報記憶処理及びタスク発生予測処理を説明する。
[蓄積情報記憶処理]
情報処理装置1の蓄積情報記憶部112は,予測対象のタスクの前に実行される判定処理が実行された場合(S1のYES),タスクの前に実行される判定処理の実行時における監視対象サーバ群3の状態情報を取得する(S2)。
状態情報は,監視対象サーバ群3の運用状態に基づいて取得する情報である。状態情報は,例えば,CPUの稼動率,他サーバとの間における通信回線速度,またはバックアップ用媒体の空き容量等が該当する。以下,状態情報がバックアップ用媒体の空き容量である場合を例にして説明する。
図6は,自動実行プロセスのバックアップ処理に関する部分の図である。図6において,情報処理装置1の自動運用制御部111は,自動実行プロセスに従って媒体空き容量を確認する(S121)。媒体空き容量の確認(S121)は,それぞれ「正常」「異常」「失敗」の属性を有する3つの出口を有している。自動運用制御部111は,バックアップ処理を行うための媒体空き容量が十分残っており,媒体交換を行う必要がないと判断した場合(S121),「正常」の属性を有する出口から繋がるルートに進む。そして,自動運用制御部111は,自動実行プロセスに従ってバックアップの実行を行う(S122)。
一方,自動運用制御部111は,十分な媒体空き容量が残っておらず,バックアップ処理を正常に完了することができないと予測されるため,媒体交換を行う必要があると判断した場合(S121),「異常」の属性を有する出口から繋がるルートに進む。そして,自動運用制御部111は,媒体交換を行った後に(S123),自動実行プロセスに従ってバックアップの実行を行う(S122)。
図6の例では,媒体交換(S123)がタスクである。そして,S1におけるタスクの前に実行される判定処理は,図6の例では,媒体空き容量確認(S121)が該当する。以下,図7の例に基づいて状態情報の取得について説明する。
図7の左側は,判定処理が正常に終了した場合おける判定処理実行時のサーバ群3の運用状態を示しており,図7の右側は,判定処理が正常に異常した場合おける判定処理実行時のサーバ群3の運用状態を示している。図7の例では,判定処理の正常終了時(図7の左側)及び,判定処理の異常終了時(図7の右側)において,値が異なっている項目は「freeSpace(媒体空き容量)」である。さらに,図6の例における判定処理は,媒体空き容量確認(S121)である。そのため,「freeSpace」の値が判定処理の分岐結果に影響を与えていることが分かる。よって,蓄積情報記憶部112は,図6の例においては,「freeSpace」の値を状態情報として取得する。
図5に戻り,蓄積情報記憶部112は,取得した状態情報と,判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた蓄積情報122として,記憶媒体103内に記憶する(S3)。
蓄積情報122は,発生予測を行うタスクの前に実行される判定処理の実行時における監視対象サーバ群3の状態情報と,その判定処理の分岐結果とを,発生予測を行うタスクと関連付けたものである。以下,蓄積情報の具体例について説明する。
図8は,図7の例における状態情報と関連付けた蓄積情報の例である。図7の左側の例において,監視対象サーバ群3の状態情報である「freeSpace」の値が「1840GB」のときに,媒体空き容量確認(S121)の分岐結果は「正常」になっている。さらに,図7の右側の例において,監視対象サーバ群3の状態情報である「freeSpace」の値が「50GB」のときに,媒体空き容量確認(S121)の分岐結果は「異常」になっている。そのため,図8に示すように,蓄積情報記憶部112は,「1840GB」及び「正常」の情報に,発生予測対象のタスクである「媒体交換」の情報を関連付けて蓄積情報122に記憶する。さらに,蓄積情報記憶部112は,「50GB」及び「異常」の情報に,「媒体交換」の情報を関連付けて蓄積情報122に記憶する。
すなわち,図8の例では,蓄積情報記憶部112は,判定処理である媒体空き容量確認(S121)が実行される毎に,状態情報として「freeSpace」を取得し,媒体空き容量確認(S121)の判定結果と,予測対象のタスクである「媒体交換」とを関連付けて蓄積情報122に記憶する。
なお,予測対象のタスクの前に実行される判定処理は,予測対象のタスクよりも前に実行される判定処理であり,その分岐結果がタスクの発生に影響するものである。そのため,自動実行プロセス上において,タスクの発生に影響する判定処理が複数ある場合には,蓄積情報記憶部112は,複数の判定処理の実行時における状態情報を取得するものであってよい。また,蓄積情報記憶部112は,タスクの発生に影響する判定処理が複数ある場合には,実行タイミングが予測対象のタスクに最も近い判定処理(直前の判定処理)の実行時における状態情報のみを取得するものであってもよい。
[タスク発生予測処理]
情報処理装置1のタスク発生予測部113は,タスク発生予測指示を受信したときに(S4のYES),所定のタイミングにおける状態情報を取得する(S5)。タスク発生予測指示は,例えば,クライアント端末2を介して作業者が手動で行うものである。また,例えば,情報処理装置1内にタイマーを設けておき,このタイマーの時間に基づいて,タスク発生予測部113がタスク発生の予測を開始するものであってもよい。
次に,タスク発生予測部113は,取得した所定のタイミングにおける状態情報と,蓄積情報記憶部112が記憶した蓄積情報122とに基づき,その所定のタイミングより後のタスクの発生を予測する(S6)。
S5及びS6における所定のタイミングは,予測対象タスクの発生前である。具体的には,各作業者の業務開始時間が該当する。すなわち,タスク発生予測部113は,例えば,業務時間内にタスクを実行する可能性がある作業者の業務開始時間(例えば午前10時)に,その業務開始時間における監視対象サーバ群3の状態情報である「freeSpace」を取得する(S5)。業務時間及び業務開始時間の情報については,例えば,タスク発生予測部113は,作業者によって予め情報処理装置1に登録されている情報を用いるものであってよい。
次に,タスク発生予測部113は,取得した「freeSpace」と蓄積情報122とに基づいて,作業者の業務時間(例えば午前10時から午後7時)内に発生する予測対象のタスク(所定のタイミングより後のタスク)の前における判定処理の分岐結果を予測する。そして,予測した判定処理の分岐結果に基づいて,予測対象のタスクの発生について予測を行う(S6)。なお,業務開始時間が作業者によって異なる場合には,それぞれの業務開始時間における情報と蓄積情報122とに基づき,それぞれの業務開始時間より後のタスクの発生を予測するものであってよい。
なお,所定のタイミングの状態情報は,例えば,タスク発生予測部113が取得可能である状態情報のうち,最も新しいものであってよい。また,所定のタイミングの状態情報は,例えば,タスク発生予測部113がタスク発生予測指示を受信したことに応答して取得するものであってもよい。以下,図8の例による蓄積情報122に基づいて,タスクの発生の予測についての具体例を説明する。
図8の例において,蓄積情報122は,タスク「媒体交換」と関連付けて,媒体空き容量確認(S121)の実行時における「freeSpace」の値である「1840GB」と判定処理の分岐結果である「正常」と記憶している。さらに,タスク「媒体交換」と関連付けて,「50GB」と「異常」とを記憶している。そのため,作業者の業務開始時(所定のタイミング)から判定処理までに媒体空き容量が変化しないとした場合,タスク発生予測部113は,業務開始時における「freeSpace」の値が1840GB以上であるときは,判定処理の分岐結果が「正常」になると予測できる。また,タスク発生予測部113は,作業者の業務開始時における「freeSpace」の値が50GB以下であるときは,判定処理の分岐結果が「異常」になるものと予測ができる。
具体的に,タスク発生予測部113は,業務開始時の「freeSpace」として「2000GB」を取得した場合,「正常」であった「1840GB」を上回っているため,タスク発生予測部113は,判定処理の分岐結果は「正常」になると予測する。
一方,タスク発生予測部113は,業務開始時の「freeSpace」として「10GB」を取得した場合,「異常」であった「50GB」を下回っているため,タスク発生予測部113は,判定処理の分岐結果は「異常」になると予測する。そのため,タスク発生予測部113は,タスク「媒体交換」は発生すると予測する。
また,タスク発生予測部113は,業務開始時の「freeSpace」として「1200GB」を取得した場合,「1200GB」は「正常」であった「1840GB」と「異常」であった「50GB」との間の値である。そのため,タスク発生予測部113は,図8の例における蓄積情報122からは判定処理の分岐結果の予測ができない。なお,「1200GB」は「50GB」よりも「1840GB」の方が近い値であるため,タスク発生予測部113は,判定処理の分岐結果を「正常」と予測するものであってもよい。
すなわち,タスク発生予測部113は,所定のタイミングにおける状態情報に基づいて,蓄積情報122に記憶された情報を確認する。そして,所定のタイミングより後のタスクの発生を予測することができる蓄積情報122内の情報を利用して,タスクの発生を予測する。
また,作業者の業務開始時(所定のタイミング)から判定処理までに媒体空き容量が変化する場合,タスク発生予測部113は,例えば,所定のタイミングから判定処理までの媒体空き容量の減少値を考慮して,タスクの発生を予測するものであってもよい。所定のタイミングから判定処理までに媒体空き容量が変化する場合のタスク発生の予測については,図10において説明する。
このように,本実施の形態によれば,蓄積情報記憶部112は,過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,タスクの前に実行される判定処理の実行時における状態情報と,その判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた蓄積情報を記憶する。また,タスク発生予測部113は,所定のタイミングにおける状態情報と,蓄積情報記憶部112が記憶した蓄積情報とに基づいて,その所定のタイミングより後のタスクの発生を予測する。これにより,実際に運用が行われる実行ルートの予測を事前に行うことが可能になり,作業者がタスクの発生を事前に知ることが可能になる。そのため,作業者は,作業が集中する時間帯を予め把握することによって,後続の処理の遅延を防止することが可能になる。また,作業者は,後続処理の遅延を防止するため,発生し得るタスクを予め認識する必要がなくなり,作業者の処理負担を軽減させることが可能になる。
[第1の実施の形態の詳細]
次に,第1の実施の形態の詳細について説明する。図9は,第1の実施の形態における蓄積情報記憶処理の詳細を説明するフローチャートである。図10は,第1の実施の形態におけるタスク発生予測処理の詳細を説明するフローチャートである。また,図11は,監視対象のサーバ群の蓄積情報を説明する図である。図11を参照しながら,図9の蓄積情報記憶処理及び図10のタスク発生予測処理を説明する。
[蓄積情報記憶処理の詳細]
図9に示すように,情報処理装置1の蓄積情報記憶部112は,発生予測対象のタスクの前に実行される判定処理が実行された場合(S11のYES),タスクの前に実行される判定処理の実行時における監視対象サーバ群3の記憶媒体の第1の空き容量を取得する(S12)。そして,蓄積情報記憶部112は,発生予測対象のタスクの前に実行される判定処理の実行時から所定時間前における記憶媒体の第2の空き容量を取得する(S13)。そして,蓄積情報記憶部112は,図11に示すように,取得した第1の空き容量及び第2の空き容量と,判定処理の分岐結果とを,タスクと関連付けた蓄積情報を記憶する(S14)。
蓄積情報記憶部112は,記憶媒体の第2の空き容量の取得を,例えば,第2の空き容量の取得時と第1の空き容量の取得時との時間差が一定(例えば,3時間)になるように,第2の空き容量を取得するものであってよい。また,蓄積情報記憶部112は,例えば,決められた時間(例えば,毎日10時と22時)に第2の空き容量を取得するものであってもよい。さらに,蓄積情報記憶部112は,例えば,作業者の業務開始時に,その作業者の業務時間内に発生する可能性があるタスクを予測するために第2の空き容量を取得するものであってもよい。
なお,第2の空き容量の取得時と第1の空き容量の取得時との時間差が一定にならない場合は,蓄積情報記憶部112は,例えば,第1の空き容量及び第2の空き容量の取得時の情報も蓄積情報122に記憶するものであってよい。また,蓄積情報記憶部112は,例えば,第1の空き容量及び第2の空き容量の取得時の情報に代えて,第2の空き容量の取得時と第1の空き容量の取得時との時間差の情報を,蓄積情報122に記憶するものであってよい。
すなわち,図5の場合と異なり,蓄積情報記憶部112は,タスクの前に実行される判定処理の実行時における記憶媒体の第1の空き容量だけでなく,判定処理の実行時から所定時間前における記憶媒体の第2の空き容量も取得し,蓄積情報122に記憶する。これにより,タスク発生予測部113は,媒体空き容量の減少率を求めることが可能になる。そのため,詳細については後述するが,タスク発生予測部113は,監視対象サーバ群3の状態情報を取得してから,判定処理までに媒体空き容量が変化する場合においても,タスクの発生を予測することが可能になる。
[タスク発生予測処理の詳細]
[図10のS21からS23]
図10に示すように,情報処理装置1のタスク発生予測部113は,タスク発生予測指示を受信したときに(S21のYES),所定のタイミングにおける状態情報を取得する(S22)。状態情報については図5で説明したため,ここでは詳細な説明を省略する。
そして,タスク発生予測部113は,正常ルート選択処理によりタスクの発生予測を行う1つの実行ルートを選択する(S23)。正常ルートは,自動実行プロセスにおける実行ルートの中で,正常終了するルートである。すなわち,タスク発生予測部113は,実際に実行される可能性が高いと考えられる正常ルートを1つ選択する。そして,タスク発生予測部113は,選択した正常ルートにおいて発生する可能性があるタスクについて予測を行う。これにより,タスク発生予測部113は,実際の運用において発生する可能性の高いタスクについて予測を行うことが可能になる。なお,タスク発生予測部113は,正常ルートの全てにおいて発生する可能性があるタスクについて予測を行うものであってもよい。また,タスク発生予測部113は,自動実行プロセスにおける各ルートの中で,異常終了するルート(以下,異常ルートとも呼ぶ)において発生する可能性があるタスクも含めて予測を行うものであってもよい。なお,正常ルート選択処理(S23)の詳細については,図15において説明する。
[図10のS24]
次に,タスク発生予測部113は,選択した正常ルート内のタスクの分類を行う(S24)。タスクは,例えば,「承認」「パラメタ入力」「確認/判断」「作業」に分類することが可能である。「承認」は,例えば,作業者が運用操作部品の実行状態を確認し,問題がない場合に入力するものである。また,「パラメタ入力」は,例えば,監視対象のサーバを選択する場合等,作業者がパラメタの入力ものである。また,「確認/判断」は,例えば,作業者が実機(監視対象サーバ群3)を確認して,処理の実行を継続するか否かの判断の入力を行うものである。また,「作業」は,作業者が媒体の空き容量を確認し,作業者による媒体の入れ替え等の作業要するものである。
タスク発生予測部113は,例えば,自動実行プロセスの開始直後に存在し,変数の値を表示するフォームが用意されており,さらに,選択肢が複数あるタスクである場合に,そのタスクは「承認」であると判断するものであってよい。また,タスク発生予測部113は,例えば,変数への入力フォームが存在する場合に,そのタスクは「パラメタ入力」であると判断するものであってよい。また,タスク発生予測部113は,例えば,自動実行プロセスの開始直後に存在するものではなく,変数の値を表示するフォームが用意されており,さらに,選択肢が複数あるタスクである場合に,そのタスクは「承認」であると判断するものであってよい。また,タスク発生予測部113は,例えば,手順書となるファイルが添付されている,ハイパーリンクが存在する,または,フォームの記述が10行以上である場合に,そのタスクは「作業」であると判断するものであってよい。
また,タスク発生予測部113は,例えば,処理時間が長いタスクに絞って発生を予測するものであってよい。図10の例では,タスク発生予測部113が,タスクが「確認/判断」または「作業」に発生予測を行う場合について説明する。
[図10のS25,S26]
次に,タスク発生予測部113は,S23において選択した正常ルート内におけるタスクが「確認/判断」または「作業」である場合に(S25のYES),所定のタイミング(例えば,作業者の業務開始時)における状態情報と,蓄積情報記憶部112が記憶した蓄積情報122とに基づき,その所定のタイミングより後のタスクの発生を予測する(S26)。以下,タスク発生の予測の詳細について説明を行う。
[タスク発生の予測]
図11は,監視対象のサーバ群の蓄積情報を説明する図である。図11は,図8の例と同様に,図6において説明したタスク「媒体交換」に関する蓄積情報122の例である。具体的に,図11の例における蓄積情報122には,第2の空き容量が「1900GB」で,第1の空き容量が「1840GB」で,判定結果が「正常」である情報と,第2の空き容量が「900GB」で,第1の空き容量が「855GB」で,判定結果が「正常」である情報と,第2の空き容量が「100GB」で,第1の空き容量が「50GB」で,判定結果が「異常」である情報と,第2の空き容量が「90GB」で,第1の空き容量が「45GB」で,判定結果が「正常」である情報とが記憶されている。なお,図11の例においては,第2の空き容量の取得時は,全て第1の空き容量の取得時(判定処理の実行時)の1時間前であるものとして説明を行う。
タスク発生予測部113は,S26において,判定処理がその判定を行う際に用いる基準を予測する。具体的に,タスク発生予測部113は,蓄積情報122に基づいて境界線(以下,第1の直線とも呼ぶ)を求める。そして,求めた境界線を予測した基準として,将来発生するタスクの発生を予測する。
初めに,タスク発生予測部113は,蓄積情報122内において「異常」と判定された第1の空き容量の平均値(以下,第1の値とも呼ぶ)を求める。すなわち,以下の式(1)の通りである。
第1の値=異常と判定された第1の空き容量の総和/異常と判定された第1の空き容量の数 ・・・ (1)
図11の例では,判定結果が「異常」であるときの第1の空き容量は「50GB」と「45GB」である。よって,タスク発生予測部113は,式(1)に従い,「50GB」に「45GB」を加算する。そして,その結果を,異常と判定された第1の空き容量の数である「2」で除算した「47.5GB」を第1の値とする。
次に,タスク発生予測部113は,蓄積情報122内の第1の空き容量と,その第1の空き領域に対応する第2の空き容量との差に基づいて単位時間あたりの空き容量変化値を求め,求めた空き容量変化値の平均値(以下,第2の値とも呼ぶ)を求める。すなわち,以下の式(2),(3)の通りである。
単位時間あたりの空き容量変化値=(第1の空き容量−第2の空き容量)/第2の空き容量の取得時と第1の空き容量の取得時との時間差 ・・・ (2)
第2の値=単位時間あたりの空き容量変化値の総和/蓄積情報122内に記憶された情報の数 ・・・ (3)
図11の例では,タスク発生予測部113は,式(2)に従い,「1840GB」から「1900GB」を減算したものを,第2の空き容量の取得時と第1の空き容量の取得時との時間差である「1時間」で除算する。そして,算出した「−60」を単位時間あたりの空き容量変化値とする。同様に,タスク発生予測部113は,蓄積情報122内の情報に基づいて,単位時間あたりの空き容量変化値として,「−45」「−50」「−45」を算出する。
さらに,タスク発生予測部113は,式(3)に従い,「−60」「−45」「−50」「−45」をそれぞれ加算する。そして,タスク発生予測部113は,算出した「−200」を単位時間あたりの空き容量変化値の総和とする。次に,タスク発生予測部113は,算出した単位時間あたりの空き容量変化値の総和である「−200」を,蓄積情報122内に記憶された情報(第1の空き容量及び第2の空き容量)の数である「4」で除算した結果である「−50」を第2の値とする。
そして,タスク発生予測部113は,横軸が時間であり縦軸が記憶媒体の空き容量であるグラフにおいて,判定処理の実行時において第1の値を通過し,第2の値を傾きとする第1の直線を求める。
なお,第1の空き容量の取得時(判定処理実行時)と第2の空き容量の取得時との時間差が一定であることが予め明らかになっている場合は,タスク発生予測部113は,第2の値を以下の式(4)(5)のように求めるものであってもよい。
空き容量変化値=第1の空き容量−第2の空き容量 ・・・ (4)
第2の値=空き容量変化値の総和/蓄積情報122内に記憶された情報の数 ・・・ (5)
例えば,あるタスクの第1の空き容量の取得時(判定処理実行時)及び第2の空き容量の取得時が,毎日決められた時間に行われている場合,蓄積情報122内における第1の空き容量の取得時(判定処理実行時)と第2の空き容量の取得時との時間差は一定になる。そのため,タスク発生予測部113は,式(4)(5)を用いて第2の値を求めることにより,式(2)(3)の場合のように単位時間あたりの空き容量変化値を求めることなく,第2の値を算出することが可能になる。したがって,タスク発生予測部113は,単位時間あたりの空き容量変化値を求めるために,第1の空き容量の取得時及び第2の空き容量の取得時の情報を蓄積情報112等に記憶させる必要がなくなる。
次に,境界線を用いた判定処理の分岐結果の予測について説明する。図12は,境界線を説明する図である。また,図13は,予測値を説明する図である。図12に示すように,タスク発生予測部113は,算出した第1の値及び第2の値に基づいて,傾きが「−50」であり,時間(横軸)が判定処理実行時のときの媒体空き容量(縦軸)が「47.5」である第1の直線を求める。
そして,タスク発生予測部113は,作業者の業務開始時における媒体空き容量(以下,第3の空き容量とも呼ぶ)の値が,所定のタイミングにおける第1の直線上の値を下回る場合に,所定のタイミングの後に実行される判定処理の判定を異常と予測する。具体的に,タスク発生予測部113は,図13に示すように,例えば,作業者の業務開始時(図13の例では判定処理実行予定時間の30分前)に,監視対象サーバ群3の状態情報である「freeSpace」の値を取得する。図13の例では,タスク発生予測部113は,「freeSpace」の値として「50」を取得したものとする。次に,タスク発生予測部113は,判定処理実行予定時間の30分前における第1の直線上の値を取得する。図13の第1の直線においては,判定処理実行時における媒体空き容量が「47.5」であり,1時間あたりの空き容量変化量が「−50」であるため,判定処理実行予定時間の30分前における第1の直線状の媒体空き容量は「72.5」である。したがって,図13の例においては,取得した業務開始時の状態情報の値である「50」は,第1の直線上の媒体空き容量である「72.5」を下回っている。そして,タスク発生予測部113は,図13に示す媒体空き容量推移の予測のように,第1の直線を下回りながら推移する場合に,判定処理の分岐結果は「異常」になると予測する。タスク発生予測部113は,この判定処理の分岐結果の予測に基づいて,タスクの発生有無を予測する。図6の例においては,タスクである媒体交換(S123)は,判定処理である媒体空き容量確認(S121)の「異常」の属性を有する出口から繋がるルートに存在する。そのため,図6の例では,タスク発生予測処理113は,タスクである媒体交換(S123)は発生すると予測する。
図13において,タスク発生予測部113は,媒体空き容量が第1の直線に沿う形で推移していくものと仮定して予測している。しかし,図14に示すように,媒体空き容量の実際の推移において,突発的変化が生じる場合がある。突発的変化は,例えば,バックアップ処理においては,作業者による手動バックアップが行われた場合である。すなわち,タスクの予測時(作業者の業務開始時)においては,媒体空き容量が第1の直線上の点を上回っていても,その後発生した突発的変化によって,媒体空き容量が第1の直線上の点を下回る場合がある。そのため,タスク発生予測部113は,所定時間毎(例えば10分毎の定期的なタイミング)にタスクの発生予測を行うことが好ましい。
[図10のS27からS29]
図10に戻り,S26において予測した判定処理の分岐を通過する正常ルートが,正常ルート選択処理(S23)において選択した正常ルートと異なる場合(S27のYES),タスク発生予測部113は,S26において予測した正常ルートを選択する(S28)。これにより,タスク発生予測部113は,発生する可能性の高いタスクをより精度良く予測することが可能になる。そして,タスク発生予測部113は,選択された正常ルート内に存在する全てのタスクについてS25からS28の検証を行ったときに,タスクの予測を終了する(S29のYES)。
[正常ルート選択処理(S23)]
次に,正常ルート選択処理の詳細について説明する。図10において説明したように,正常ルート選択部115は,実際に実行される可能性が高いと考えられる実行ルート(所定の条件に合致した実行ルート)として単一の正常ルートを選択する。そして,タスク発生予測部113は,正常ルート選択部115が選択した正常ルートにおいて発生する可能性があるタスクについて予測を行う。以下,単一の正常ルートを選択するための所定の条件について説明する。
図15は,正常ルート選択処理を説明するフローチャートである。図16は,正常ルートの選択を説明する図である。図16を参照しながら図15の正常ルート選択処理の説明を行う。初めに,情報処理装置1の正常ルート選択部115は,異常ルート除外処理を行う(S31)。異常ルートは,例えば,自動実行プロセスにおける各実行ルートの中で,異常終了する実行ルートである。また,異常ルート除外処理S31は,実際の運用時において異常終了する可能性は低い場合に,正常ルートの候補から予め異常ルートを除外するものである。これにより,タスク発生予測部113は,実際に発生する可能性が高いタスクの予測を行う精度を高めることが可能になる。異常ルート除外処理S31の詳細については,図17で説明する。
図15に戻り,正常ルート選択部115は,異常ルート除外処理(S31)により除外されなかった全ての実行ルートを抽出し(S32),さらに,除外されなかった実行ルートの中から,2つの実行ルート(以下,第1のルート及び第2のルートとも呼ぶ)を選択する(S33)。次に,正常ルート選択部115は,選択した2つの実行ルートのうち,正常ルートの候補として残すルートを決定する。以下,正常ルートの選択について説明する。
図16の例では,図16(A)に示すように,正常ルートの候補として7つの実行ルート(No.1からNo.7)が存在するものとする。図16の例では,図16(B)に示すように,No.3の実行ルートとNo.2の実行ルートを比較する場合について説明する。なお,図16の例において,ノードを識別するためのノード識別子は,各ノードの開発順序に基づいて付されているものとする。
初めに,正常ルート選択部115は,比較する2つの実行ルート(No.3の実行ルートとNo.2の実行ルート)の両方に存在するノードを除外する(S34)。2つの実行ルートの両方に存在するノードは,比較結果に影響しないためである。図16(B)においては,ノード識別子が1から3であるノードは,2つの実行ルートの両方に存在するため除外する。
次に,正常ルート選択部115は,2つのルートに含まれるノードを開発順序が若い順に並び替える(S35)。
図16(B)において,No.3の実行ルートにおいては,ノード識別子が4,12,8,9,10,11,13であるノードが除外されずに残っている状態である。また,No.2の実行ルートにおいては,ノード識別子が5,6,7,14であるノードが除外されずに残っている状態である。そして,正常ルート選択部115は,図16(C)に示すように,これらのノードを開発順序が若い順に並び替える(以下,並び替えたノードの列をノード列とも呼ぶ)。この際に,正常ルート選択部115は,各ノードがどの実行ルートのノードであるかの情報を保有しておく。
そして,正常ルート選択部115は,例えば,ノード列の先頭4ノードのうち,最も若いノードとそれ以外のノードが第1のルートのノードであるか否かについて判断する(S36)。以下,No.2の実行ルートを第1のルートとし,No.3の実行ルートを第2のルートとして説明する。
図16(C)の例においては,ノード列の先頭4ノードのうち,最も若いノードである識別子が4であるノードは,No.2のルートのノードである。しかし,それ以外のノード(ノード列の先頭から2番目,3番目,4番目のノード)は,No.3の実行ルートのノードである。すなわち,ノード列の先頭4ノードのうち,最も若いノードである識別子が4であるノードと,それ以外のノードが,No.2のルートのノードではない(S36のNO)。そのため,図16の例においては,正常ルート選択部115は,No.2の実行ルート(第1のルート)を正常ルートの候補から除外する(S38)。
一方,図16(C)の例において,ノード列の先頭4ノードのうち,最も若いノードである識別子が4であるノードとそれ以外のノードが,No.2の実行ルートのノードである場合は(S36のYES),正常ルート選択部115は,No.3の実行ルート(第2のルート)を正常ルートの候補から除外する(S37)。
正常ルート選択部115は,全ての実行ルートについてS34からS38までの比較を行った場合(図16(A)の例においては,No.1からNo.7も全ての実行ルートについて比較が終了した場合)に,残った正常ルートの候補を正常ルートとして決定する(S40)。
一方,正常ルート選択部115は,全ての実行ルートについて比較が終了していない場合(S40のNO),S37またはS38において除外されなかった実行ルートと,まだ比較されていない実行ルートとを選択して(S41),S34からS38までの比較を行う。
[異常ルート除外処理(S31)]
次に,異常ルート除外処理(S31)の詳細について説明する。図17及び図18は,異常ルート除外処理を説明するフローチャートである。図16で説明したように,異常ルート除外処理S31は,正常ルート選択部115が正常ルートを選択する前に,正常ルートの候補となる実行ルートから予め異常終了するルートを除外するものである。
異常ルートは,例えば,異常終了した実行ルート,図4で説明した異常系出口から繋がる実行ルート,及びタスクにおいて「却下」の属性を有する出口から繋がる実行ルートを含む。異常系出口から繋がる実行ルートは,例えば,図4におけるサービス起動確認(S102)の「失敗」の属性を有する出口から繋がるルートが該当する。また,タスクにおいて「却下」の属性を有する出口から繋がる実行ルートは,例えば,図4におけるパラメタ確認(S105)の「却下」の属性を有する出口から繋がるルートが該当する。
異常ルート除外処理(S31)において,初めに,異常ルート除外部114は,自動運用プロセス内の全ての実行ルートを抽出し(S51),検証対象の実行ルートを最初の実行ルートに設定する(S52)。そして,異常ルート除外部114は,検証対象ルートが異常終了する実行ルートである場合(S53のNO),その異常終了する検証対象ルートを除外する(S54)。そして,異常ルート除外部114は,検証対象ルートを次の実行ルートに設定する(S55)。
一方,検証対象ルートが正常終了する実行ルートである場合(S53のYES),異常ルート除外部114は,検証対象ノードを最初のノードに設定する(S56)。次に,検証対象ノードに異常系の属性を有する出口が存在する場合(S57のNO),異常ルート除外部114は,検証対象ルートにおいて異常系の属性を有する出口から繋がるルートを除外する(S58)。そして,異常ルート除外部114は,検証対象ノードを次のノードに設定する(S59)。
次に,検証対象ノードにおける全ての出口の属性が正常系である場合について説明する(S57のYES)。異常ルート除外部114は,検証対象ノードがタスクであり(S60のYES),さらに,検証対象ノードにおける全ての出口の属性が「承認」である場合(S61のYES),検証対象ノードにおける「却下」の属性を有する出口から繋がるルートを削除する(S62)。検証対象ノードがタスクではない場合,すなわち運用操作部品である場合(S60のNO),及び検証対象ノードがタスクであって,全ての出口の属性が「承認」である場合は(S60のYES,S61のYES),ここでは実行ルートの除外を行わない。
そして,自動運用プロセスにおける全ての実行ルート及び全てのノードについての検証が終了した場合に(S63のYES,S64のYES),異常ルート除外部114は,異常ルート除外処理(S31)を終了する。自動運用プロセスにおける全てのノードについての検証が終了していない場合(S63のNO)は,異常ルート除外部114は,検証対象ノードを次のノードに設定し(S59),引き続き検証を行う。また,自動運用プロセスにおける全ての実行ルートについての検証が終了していない場合(S64のNO)は,異常ルート除外部114は,検証対象ルートを次の実行ルートに設定し(S55),引き続き検証を行う。
[タスク時間予測処理]
次に,タスク時間予測処理について説明する。タスク時間予測処理は,自動実行プロセス内のタスクが発生する時間を予測するものである。タスク時間予測処理は,図5や図10で説明したタスク発生予測部113によって発生を予測したタスクが,いつ発生するのかについて予測するものである。図19は,タスク時間予測処理を説明するフローチャートである。また,図20は,ノードの実行履歴を説明する図である。図20を参照しながら図19のタスク時間予測処理について説明する。
初めに,タスク時間予測部116は,タスク発生予測処理において選択された正常ルート内において,タスクの前に実行されるノード(運用管理部品またはタスク)の一覧を取得する(S71)。タスクの前に実行されるノードは,例えば,監視対象のサーバ3が複数ある場合,それぞれ複数のサーバ3に対して実行する。
また,ノードを実行する必要があるサーバ3の台数は,ノードの実行時における運用状態によって変更になる場合がある。そのため,タスク時間予測部116は,タスクの発生時間を予測する毎に,タスクの前に実行されるノードの一覧を取得することが好ましい。なお,タスク時間予測部116は,予め準備された条件式を用いることにより,各ノードが実行されるサーバ3の数を取得するものであってよい。
そして,タスク時間予測部116は,タスク時間予測カウンタをリセットし(S72),計算対象ノードをS61において取得したノードの中における最初のノードに設定する(S73)。
次に,タスク時間予測部116は,計算対象ノードの処理時間が実行履歴に存在する場合(S74YES),タスク時間予測カウンタに実行履歴内の処理時間を加算する(S75)。一方,計算対象ノードの処理時間が実行履歴に存在しない場合(S74のNO),タスク時間予測カウンタに予め定められた処理時間の初期値を加算する(S76)。
図20は,ノードの実行履歴を説明する図である。タスク時間予測部116は,図20に示すように,処理時間初期情報123及び処理時間履歴情報124に基づいて処理時間の予測を行う。
図20の例において,監視対象のサーバ3としてサーバAからサーバDが存在する場合について説明する。タスク時間予測部116が,運用操作部品「OSの再起動」に関するサーバA,B,Dについての処理時間を参照する場合には,処理時間履歴情報124を参照する。一方,運用操作部品「OSの再起動」に関するサーバCについての処理時間を参照する場合には,サーバCに関する情報が処理時間履歴情報124にないため,処理時間初期情報123を参照する。同様に,タスク時間予測部116が,運用操作部品「ワークユニット再起動」に関するサーバA,Cについての処理時間を参照する場合には,処理時間履歴情報124を参照する。一方,運用操作部品「ワークユニット再起動」に関するサーバB,Dについての処理時間を参照する場合には,処理時間初期情報123を参照する。
具体的に,図20の例において,「OSの再起動」をサーバAからサーバDに対して行う場合,タスク時間予測部116は,処理時間履歴情報124からサーバAの処理時間である「10分」と,サーバBの処理時間である「5分」と,サーバDの処理時間である「8分」とを取得する。また,タスク時間予測部116は,処理時間初期情報123からサーバ共通の処理時間である「5分」を取得して,これをサーバCの処理時間とする。そして,タスク時間予測部116は,各サーバの処理時間を合計した「28分」を運用操作部品「OSの再起動」の時間として取得する。これにより,タスク時間予測部116は,実際の運用状態に基づいて取得した処理時間を参照してタスクの予測を行うことができる。そのため,より高い精度でタスクの発生時間を予測することができる。
図19に戻り,タスク時間予測部116は,全てのノードについて処理時間の計算が終了していない場合には(S77のNO),計算対象ノードを次のノードに設定し(S78),次のノードについて処理時間の計算を行う(S74からS76)。一方,タスク時間予測部116は,全てのノードについて処理時間の計算が終了した場合には(S77のYES),タスク時間予測処理は終了する。そして,タスク時間予測部116は,タスク時間予測処理が終了した時点におけるタスク時間予測カウンタの値を,自動実行プロセスにおける運用開始から予測対象タスクの処理が開始するまでの予測時間として取得する。
すなわち,タスク時間予測部116は,処理時間初期情報123または処理時間履歴情報124に基づいて,正常ルート内においてタスクの前に実行されるノードの処理時間を算出する。これにより,タスク時間予測部116は,自動実行プロセスにおける運用開始から予測対象タスクの処理が開始するまでの予測時間を取得することができる。そのため,作業者は,タスクの発生についての予測だけでなく,タスクの発生時間の予測に関する情報をタスクが発生する前に取得することができる。
なお,各運用操作部品において処理対象のサーバが複数ある場合,図20の例にように,各サーバの処理を直列に行うものであってもよいし,全てのサーバ(または一部のサーバ)の処理を並列に行うものであってもよい。全サーバの処理を並列に行う場合,その運用操作部品の処理時間は,各サーバの中で最も処理時間が長いサーバの処理時間になる。具体的に,図20の運用操作部品「OSの再起動」をサーバAからサーバDに実行する例においては,サーバAからサーバDの処理時間のうち,サーバAの処理時間である「10分」が最も長い。そのため,タスク時間予測部116は,運用操作部品「OSの再起動」の処理を並列に行う場合には,「OSの再起動」の予測時間として「10分」を取得する。
[タスク期限調整処理]
次に,タスク期限調整処理について説明する。図21は,タスク期限調整処理を説明するフローチャートである。また,図22は,タスク発生期限を説明する図である。図22を参照しながら,図21のタスク期限調整処理について説明する。
タスク期限調整処理は,タスク時間予測処理によって予測されたタスクの発生時間を調整(補正)するものである。具体的に,図19で説明したタスク時間予測処理において予測されたタスクの発生時間が,そのタスクの設定された処理期限よりも後である場合に,タスク期限調整処理は,予測されたタスクの発生時間の調整を行う。
初めに,タスク期限調整部118は,タスク時間予測部116により予測されたタスクの発生時間が,そのタスクの処理期限(または発生期限)よりも後である場合(S81),タスク実行回数情報125に基づいて,予測対象のタスクの実行回数についての確認を行う(S82)。
そして,タスク期限調整部118は,予測対象のタスクの実行回数が所定回数以上(例えば10回以上)である場合(S72のYES),タスクの処理の完了が遅れる旨の警告を作業者に発する(S73)。また,タスク期限調整部118は,予測対象のタスクの実行回数が所定回数以下である場合(S72のNO),予測したタスクの発生時間を期限より前に補正する(S74)。
すなわち,予測対象のタスクの実行回数が所定回数以上であるときは,タスク時間予測部116は,過去の履歴に基づいてタスクの発生時間を予測しているため,信頼度は高いと考えられる。そのため,タスク期限調整部118は,タスクの処理の完了が遅れる旨の警告を作業者に発する対応を行う。
一方,予測対象のタスクの実行回数が所定回数以下であるときは,タスク時間予測部116は,例えば,処理時間初期情報123に基づいてタスクの発生時間を予測している場合があるため,信頼度は高くないと考えられる。そのため,タスク期限調整部118は,予測したタスクの発生時間の補正を行う。
図22の例において,タスク「パラメタ確認」は,タスクの発生期限が「2014−01−21 15:00」であるのに対し,予測したタスクの発生時間は,「2014−01−21 14:45」である。すなわち,予測したタスクの発生期限が,そのタスクの発生期限より前である。そのため,タスク期限調整部118は,予測したタスクの発生時間について補正を行う等の対応を行う必要はない。
一方,タスク「媒体確認」は,タスクの発生期限が「2014−01−21 17:20」であるのに対し,予測したタスクの発生時間は,「2014−01−21 18:50」である。すなわち,予測したタスクの発生期限が,そのタスクの発生期限より後である。そのため,タスク期限調整部118は,タスク「媒体確認」が所定回数以上実行されている場合には,タスクの処理の完了が遅れる旨の警告を作業者に発する。また,タスク「媒体確認」の実行回数が所定回数以下である場合には,タスク期限調整部118は,予測したタスクの発生時間の補正を行う。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。図23は,第2の実施の形態における情報処理装置のハードウエア構成を示す図である。第1の実施の形態において,情報処理装置1は,各運用処理を実行することにより,監視対象サーバ群3の運用状態を監視する場合について説明した。これに対し,第2の実施の形態では,情報処理装置1が,情報処理装置1内で稼動するサービスの稼動状態を監視する場合について説明する。
図23に示すように,第1の実施の形態で説明した場合と同様に,報処理装置1は,プロセッサであるCPU101と,メモリ102と,記憶媒体103と,外部インターフェース(I/Oユニット)104と,を有する。各部は,バス105を介して互いに接続される。
記憶媒体103は,例えば,タスクの発生を予測するためのプログラム110と,クライアントに対してサービスを提供するためのプログラム210(例えば業務プログラム)を記憶する。また,図23の例においては,CPU101は,プログラム210の実行時に,プログラム210をメモリ102にロードし,プログラム210と協働して,例えば,ユーザにサービスを提供するための処理を行う。また,CPU101は,プログラム110の実行時に,プログラム110をメモリ102にロードし,プログラム110と協働して,例えば,プログラム210によって提供されるサービスの状態を監視し,タスクの発生を予測する。
第2の実施の形態によれば,サービスを提供する情報処理装置1の監視を,情報処理装置1内において行うことができる。したがって,監視用のサーバを別途設けることなくサービスの監視を行うことができる。
以上の実施の形態をまとめると,以下の付記のとおりである。
(付記1)
情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測プログラムであって,
過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクの前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶部に記憶する記憶処理と,
所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測する予測処理と,をコンピュータに実行させることを特徴とする
予測プログラム。
(付記2)
付記1において,
前記所定のタイミングは,業務時間内に前記タスクを実行する可能性がある作業者の業務開始時間である予測プログラム。
(付記3)
付記1において,
前記予測処理を,所定時間毎に行う予測プログラム。
(付記4)
付記1において,
前記判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報は,前記情報処理装置の記憶媒体の第1の空き容量を有する予測プログラム。
(付記5)
付記4において,
前記記憶処理は,前記判定処理の実行時から所定時間前における前記記憶媒体の第2の空き容量を前記タスクと関連付けた前記蓄積情報をさらに記憶部に記憶し,
前記予測処理は,前記蓄積情報内において異常と判定された第1の空き容量の平均値を含む第1の値と,前記蓄積情報内の第1の空き容量と該第1の空き領域に対応する前記第2の空き容量との差に基づく単位時間あたりの空き容量変化値の平均値を含む第2の値とを求め,
前記予測処理は,横軸が時間であり縦軸が前記記憶媒体の空き容量であるグラフにおいて,前記判定処理の実行時において前記第1の値を通過し,前記第2の値を傾きとする第1の直線を求め,
前記予測処理は,前記所定のタイミングにおける前記記憶媒体の第3の空き容量の値が,前記所定のタイミングにおける前記第1の直線上の値を下回る場合に,前記所定のタイミングの後に実行される前記判定処理の判定を異常と予測し,該予測に基づいて前記タスクの発生を予測する予測プログラム。
(付記6)
付記1において,
前記記憶処理は,前記蓄積情報の記憶を,前記タスクの直前に実行される判定処理について行う予測プログラム。
(付記7)
付記1において,さらに,
前記情報処理装置が実行する可能性がある前記運用処理の実行順序である実行ルートのうち,前記判定処理の分岐結果が異常である場合に通過する前記実行ルートを除外する除外処理を有し,
前記予測処理は,前記タスクの発生の予測を,前記除外処理により除外されなかった前記実行ルートについて行う予測プログラム。
(付記8)
付記7において,さらに,
前記除外処理により除外されなかった前記実行ルートが複数存在する場合に,所定の条件に合致した単一の実行ルートを選択する選択処理を有し,
前記予測処理は,前記タスクの発生の予測を,前記選択処理により選択された前記実行ルートについて行う予測プログラム。
(付記9)
付記8において,
前記選択処理は,前記複数の運用処理の開発順序に基づいて,前記除外処理により除外されなかった複数の実行ルートの開発順序を求め,前記開発順序が最も早い実行ルートを,前記所定の条件に合致した実行ルートとして選択する予測プログラム。
(付記10)
付記1において,さらに,
前記タスクが発生するタイミングを,前記タスクの前に実行される前記運用処理の処理時間の合計値を算出することにより予測する発生時間予測処理を有する予測プログラム。
(付記11)
付記10において,さらに,
実行した前記運用処理の処理時間を記憶する時間記憶処理を有し,
前記予測処理は,前記処理時間の合計値を,前記時間記憶処理により記憶された前記運用処理の処理時間に基づいて算出する予測プログラム。
(付記12)
情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測装置であって,
過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクよりも前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶する記憶部と,
所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測する予測部と,を有することを特徴とする
予測装置。
(付記13)
情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測装置における予測方法であって,
過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクよりも前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶部に記憶し,
所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測することを特徴とする
予測方法。
1:情報処理装置 2:クライアント端末
3:監視対象サーバ群 4:データセンター
101:CPU 102:メモリ
103:記憶媒体

Claims (11)

  1. 情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測プログラムであって,
    過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクの前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶部に記憶する記憶処理と,
    所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測する予測処理と,をコンピュータに実行させることを特徴とする
    予測プログラム。
  2. 請求項1において,
    前記所定のタイミングは,業務時間内に前記タスクを実行する可能性がある作業者の業務開始時間である予測プログラム。
  3. 請求項1において,
    前記予測処理を,所定時間毎に行う予測プログラム。
  4. 請求項1において,
    前記判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報は,前記情報処理装置の記憶媒体の第1の空き容量を有する予測プログラム。
  5. 請求項4において,
    前記記憶処理は,前記判定処理の実行時から所定時間前における前記記憶媒体の第2の空き容量を前記タスクと関連付けた前記蓄積情報をさらに記憶部に記憶し,
    前記予測処理は,前記蓄積情報内において異常と判定された第1の空き容量の平均値を含む第1の値と,前記蓄積情報内の第1の空き容量と該第1の空き領域に対応する前記第2の空き容量との差に基づく単位時間あたりの空き容量変化値の平均値を含む第2の値とを求め,
    前記予測処理は,横軸が時間であり縦軸が前記記憶媒体の空き容量であるグラフにおいて,前記判定処理の実行時において前記第1の値を通過し,前記第2の値を傾きとする第1の直線を求め,
    前記予測処理は,前記所定のタイミングにおける前記記憶媒体の第3の空き容量の値が,前記所定のタイミングにおける前記第1の直線上の値を下回る場合に,前記所定のタイミングの後に実行される前記判定処理の判定を異常と予測し,該予測に基づいて前記タスクの発生を予測する予測プログラム。
  6. 請求項1において,
    前記記憶処理は,前記蓄積情報の記憶を,前記タスクの直前に実行される判定処理について行う予測プログラム。
  7. 請求項1において,さらに,
    前記情報処理装置が実行する可能性がある前記運用処理の実行順序である実行ルートのうち,前記判定処理の分岐結果が異常である場合に通過する前記実行ルートを除外する除外処理を有し,
    前記予測処理は,前記タスクの発生の予測を,前記除外処理により除外されなかった前記実行ルートについて行う予測プログラム。
  8. 請求項7において,さらに,
    前記除外処理により除外されなかった前記実行ルートが複数存在する場合に,所定の条件に合致した単一の実行ルートを選択する選択処理を有し,
    前記予測処理は,前記タスクの発生の予測を,前記選択処理により選択された前記実行ルートについて行う予測プログラム。
  9. 請求項8において,
    前記選択処理は,前記複数の運用処理の開発順序に基づいて,前記除外処理により除外されなかった複数の実行ルートの開発順序を求め,前記開発順序が最も早い実行ルートを,前記所定の条件に合致した実行ルートとして選択する予測プログラム。
  10. 情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測装置であって,
    過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクよりも前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶する記憶部と,
    所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測する予測部と,を有することを特徴とする
    予測装置。
  11. 情報処理装置が実行する複数の運用処理のうち,作業者による作業を要する処理であるタスクの発生を予測する予測装置における予測方法であって,
    過去に発生したタスクについて,判定結果に応じて後続する処理が分岐する判定処理のうち,前記タスクよりも前に実行される判定処理の実行時における前記情報処理装置の状態情報と,当該判定処理の分岐結果とを,前記タスクと関連付けた蓄積情報を記憶部に記憶し,
    所定のタイミングにおける前記情報処理装置の状態情報及び前記蓄積情報に基づいて,前記所定のタイミングより後の前記タスクの発生を予測することを特徴とする
    予測方法。
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