JPH07306710A - 監視制御装置及び監視制御システム - Google Patents

監視制御装置及び監視制御システム

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JPH07306710A
JPH07306710A JP6097367A JP9736794A JPH07306710A JP H07306710 A JPH07306710 A JP H07306710A JP 6097367 A JP6097367 A JP 6097367A JP 9736794 A JP9736794 A JP 9736794A JP H07306710 A JPH07306710 A JP H07306710A
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control
combination
input
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host computer
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JP6097367A
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Hiroichi Yamamoto
博一 山本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御装置において、各構成要素相互間におけ
るバージョン等の改変情報の許可されていない組合せで
もって稼働されることを未然に防止する。 【構成】 入出力装置7等の各ハード構成要素及び制御
プログラム12等の各ソフト構成要素に該当構成要素が
改変される毎に順次更新されていく改変情報13.1
4.15を付加し、各構成要素の新旧各更新段階におけ
る各改変情報の許可された各組合せを記憶する組合せテ
ーブル9を設け、制御対象6に対する制御業務開始時
に、現在時点における各構成要素の各改変情報を読取
り、この読取られた各改変情報の組合せが組合せテーブ
ル9に記憶されているか否かを検索し、この検索結果に
従って制御業務開始の許可不許可判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種プラントやビル管理
施設を監視制御する監視制御装置及びこの監視制御装置
が組込まれた監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上下水道施設を含む各種プラントを構成
する各種整備の動作やビル管理に関する空調や給水等の
各種設備の動作状態を管理する監視制御装置は一般にコ
ンピュータ等の情報処理装置で構成されている。
【0003】このような監視制御装置においては、入出
力装置を介して前述した各種設備の動作状態を示すプロ
セスデータを取込んで、この取込んだプロセスデータに
対して、RAM等の記憶部に記憶されている制御プログ
ラムに従ってPID演算等で代表される制御演算を実行
し、その演算結果を操作量として制御対象としての各設
備へ送出して、各設備の動作状態を目標値に維持するよ
うにしている。
【0004】このような機能を有する監視制御装置にお
いては、システムの設計者又は管理責任者は、プラント
やビル管理施設の運転開始時、又は運転中にオンライン
で、システムを運転できる外部の各種条件や装置自身の
ハード、ソフトの正常・異常の判別を行い、条件に不備
が発見されれば、システムの運転を停止したり、警報を
発するようにしている。
【0005】また、システムの実際の稼働期間中でなく
休止期間中に、監視制御装置に対してテストプログラム
を起動させて、監視制御装置自体に異常があるか否かを
診断することもある。そして、何等かの不都合が生じる
と、その都度制御プログラムを変更したり、ハード回路
構成を変更するようにしている。
【0006】しかしながら、近年、制御対象のプラント
やビル施設を構成する制御対象設備数が増大し、制御も
複雑化する傾向にあり、それに伴って監視制御装置に含
まれるハードウェア、ソフトウェアの構成要素数が多く
なる。そして、各構成要素相互間の組合わせが複雑にな
ると対処しきれないので、監視制御装置の開発当初の段
階から制御プログラム等のソフト構成要素やハード回路
等のハード構成要素が修正されると、該当構成要素のバ
ージョンやリビジョンをその都度更新するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにソフト構成要素やハード構成要素が改変される
毎にバージョンやリビジョンを更新するようにした監視
制御装置においても、まだ改良すべき次のような課題が
あった。
【0008】すなわち、ハードウェア、ソフトウェア構
成要素をそれぞれ改良していく段階で、ハードウェアの
改変のバージョン、リビジョンとソフトウェアのバージ
ョン、リビジョンとの組合せや、さらには各ハードウェ
ア相互間、各ソフトウェア相互間の組合せにおいて、組
合せの種類によっては、相互間でマッチングがとれずに
監視制御装置として正常に運転ができなくなる状況が生
じる懸念がある。
【0009】特に、一旦、工場出荷して、客先のプラン
トやビル設備に据付け、一定期間経過した後に、ハード
ウェア、ソフトウェアの一部の構成要素を交換した時な
どにおいては、交換した後のハードウェア、ソフトウェ
アのバージョン、リビジョン等の改変情報と、交換する
前のバージョン、リビジョン等の改変情報とが一致しな
いことが多い。その結果、前述したマッチングが満足さ
れなくて、各構成要素相互間の組合わせがうまくいかず
に監視制御装置としての運転ができなくなる事態が発生
する。
【0010】通常、これらの改変情報及びマッチング条
件はこの監視制御装置を製作する技術者等による台帳記
載等で管理されている。しかし、制御対象設備数が多く
なり、かつ複雑化すると台帳記載等の人間系の管理のみ
では対処しきれない問題がある。
【0011】また、人為的ミスに起因して、誤った組合
せで運転されても直ちに気付かない懸念もある。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたものであり、各構成
要素の各更新段階における新旧各改変情報の許可された
各組合せを組合せテーブルに記憶しておくことによっ
て、ソフト構成要素及びハード構成要素において改変情
報の誤った組合わせでもって装置が稼働されることを未
然に防止でき、ソフトウエアやハードウエアを交換した
り改修する技術者の負担を軽減でき、かつ装置全体の信
頼性を向上できる監視制御装置及びこの監視制御装置が
組込まれた監視制御システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、入出力装置を介して入力される制御対象の
プロセスデータに対して記憶部に記憶されている制御プ
ログラムに従って制御演算を実行し、その演算結果を操
作量として入出力装置を介して制御対象へ送出する監視
制御装置において、入出力装置等の各ハード構成要素及
び制御プログラム等の各ソフト構成要素に付され、該当
構成要素が改変される毎に順次更新されていく改変情報
と、各構成要素の各更新段階における新旧各改変情報の
許可された各組合せを記憶する組合せテーブルと、制御
対象に対する制御業務開始時に、現在時点における各構
成要素の各改変情報を読取る改変情報読取手段と、改変
情報読取手段にて読取られた各改変情報の組合せが組合
せテーブルに記憶されているか否かを検索する組合せテ
ーブル検索手段と、この組合せテーブル検索手段におけ
る検索結果に従って制御業務開始の許可不許可判定を行
う可否判定手段とを備えたものである。
【0013】また、本発明の他の発明においては、入出
力装置を介して入力される制御対象のプロセスデータに
対して記憶部に記憶されている制御プログラムに従って
制御演算を実行し、その演算結果を操作量として入出力
装置を介して制御対象へ送出する監視制御装置と、この
監視制御装置に対して伝送路を介して接続されたホスト
装置とからなる監視制御システムにおいて、監視制御装
置に対して、入出力装置等の各ハード構成要素及び制御
プログラム等の各ソフト構成要素に付され、該当構成要
素が改変される毎に順次更新されていく改変情報と、制
御対象に対する制御業務開始時に、現在時点における各
構成要素の各改変情報を読取ってホスト装置へ送出する
改変情報読取手段と、ホスト装置から受信した検索結果
に従って制御業務開始の許可不許可判定を行う可否判定
手段とを付加し、ホスト装置に対して、各構成要素の新
旧各更新段階における各改変情報の許可された各組合せ
を記憶する組合せテーブルと、監視制御装置から受信し
た各改変情報の組合せが組合せテーブルに記憶されてい
るか否かを検索して検索結果を監視制御装置へ送出する
組合せテーブル検索手段とを付加している。
【0014】
【作用】このように構成された監視制御装置において
は、自己の記憶部内に、各構成要素の新旧各更新段階に
おける各改変情報の許可された各組合せを記憶する組合
せテーブルが設けられている。
【0015】その結果、制御業務開始時に、この監視制
御装置を構成する各ハードウェア、ソフトウェアの改変
情報すなわちバージョン、リビジョンを読取り、その読
取った変情報の組合わせでの運転に支障が有るか否を組
合せテーブルを検索することによって自動的に判定され
る。
【0016】また、別の発明においては、ホスト装置に
上述した組合せテーブルが記憶されている。そして、監
視制御装置側において、制御業務開始時に現在の各構成
要素の改変情報を読取り、その読取った組合せが許可さ
れたものであるか否かをホスト装置へ問合わせるように
している。このようにすることによって、監視制御装置
自体に組合せテーブルを持たせる必要がない。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の監視制御装置の構成を示すブロック
図である。この実施例の監視制御装置は、上下水道など
各種プラント又はビル管理施設などにおける各設備の監
視制御に用いられる。
【0018】この監視制御装置は一種のコンピュータで
構成されており、バスライン1に対して、各種演算処理
を実行するCPU(中央処理装置)2、プログラムや各
種データを記憶するRAM等で構成された記憶部3、例
えばCRT表示装置やプリンタ等の周辺装置4が接続さ
れた周辺インタフェース5、各種プラント又はビル管理
施設を構成する各制御設備6が接続された入出力装置7
等が接続されている。
【0019】前記記憶部3内には、各種プログラムを記
憶するプログラムメモリ8、組合せテーブル9及び制御
演算処理過程のデータ等の可変データを一時記憶するワ
ークメモリ10が形成されている。
【0020】前記プログラムメモリ8内には、主にこの
装置を起動する時に作動する基本ソフト(OS:オペレ
ーティング・システム)11.各制御対象設備6に対す
る制御を実行するための制御プログラムとしての複数の
応用ソフト12が記憶されている。
【0021】そして、各応用ソフト12には、この応用
ソフト12の開発時点から現在時点に至るまで改良され
る毎に、その都度更新されていく、改変情報としてのバ
ージョン13が付されている。
【0022】同様に、周辺インタフェース5及び入出力
装置7においても、この周辺インタフェース5及び入出
力装置7のソフト構成又はハード構成が変更される毎
に、その都度更新されていく、改変情報としてのバージ
ョン14,15が付されている。
【0023】実際には、前記各バージョン13,14,
15は図3に示すように、該当バージョンが何の構成要
素を示すかを特定する複数桁の所属コード16と番号で
示されるバージョン本体17とで構成されている。
【0024】前記組合せテーブル9は、図2に示すよよ
うに、前述した各1番からn番までの各応用ソフト12
の各バージョン13と,周辺インタフェース5のバーシ
ョン14と,入出力装置7のバージョン15とにおける
許可し得る各組合せ18が古い順にそれぞれ組合せ番号
19が付されて記憶されている。
【0025】例えば、1番の組合せ番号19の組合せ1
8においては、各応用ソフト12のバージョン13がそ
れぞれ[V1.0]であり、周辺インタフェース5のバ
ージョン14が[V1.0]であり、また、入出力装置
7のバージョン14が[V1.0]であることを示す。
【0026】また、4番の組合せ番号19の組合せ18
においては、1番目の応用ソフト12のバージョン13
が[V1.2]であり、2番目以降の各応用ソフト12
のバージョン13が[V1.0]であり、周辺インタフ
ェース5のバージョン14が[V1.1]であり、入出
力装置7のバージョン14が[V1.0]であることを
示す。
【0027】このように、組合せテーブル9には、許可
し得る各バージョン13,14,15の複数の組合せ1
8が記憶されている。なお、各応用ソフト12,周辺イ
ンタフェース5,入出力装置7を改良又は仕様変更のた
めに、内容を変更したことに起因して各バージョン1
3,14,15を更新した場合には、更新後の各バージ
ョン13,14,15を組込んで許可し得る新規の少な
くとも1つ以上の組合せ18が生じるが、その新規に生
じた許可し得る新規の各組合せ18を前記組合せテーブ
ル9に設定する。
【0028】実際の運用に際しては、構成要素毎の改変
が進むと同時に監視制御装置の製作メーカーにて別途一
元的に作成更新して管理しておけばよく、上述の各要素
の更新時、又は定期的に、各監視制御装置の組合せテー
ブル9を最新のものに更新しておけばよい。
【0029】この設定作業は、各応用ソフト12,周辺
インタフェース5,入出力装置7を変更して、新規のバ
ージョン13〜15が生じた時点で、技術者が行う。こ
のような構成の組合せテーブル9を有する監視制御装置
において、装置の電源が投入されると、CPU2は図4
に示す流れ図に従って初期処理を実行するようにプログ
ラム構成されている。
【0030】流れ図が開始されると、S(ステップ)1
にてCPU2は基本ソフト11にブートされ、この基本
ソフト11の中で先ず1番目の応用ソフト12の改変情
報としてのバージョン13の読出し(S2)から始め、
n番目の応用ソフト12の改バージョン13まで読出す
(S3)。次に、周辺インタフェース5のバージョン1
4を読出し(S4)、さらに、入出力制御装置7のバー
ジョン15を読出す(S5)。
【0031】次に、組合せテーブル9の内容を読出し
(S6)、この組合せテーブル9の各組合せ番号19の
組合せ18の中に先に(S2)から(S5)で読取っ
た、各バージョン13〜15の組合わせに一致する組合
せ18が存在するか否かを、組合せ番号19を順番に判
定していく(S7)。
【0032】この判定過程において、一致する組合せ1
8が発見されると、その時点で、組合せ番号19の更新
を中止し、運転条件成立したと見なして、各応用ソフト
12を起動して実際の制御業務を開始する(S8)。
【0033】なお、(S7)にて一致する組合せ18が
発見されない場合は、この現在の組合せは許可されてい
ないので、運転条件不成立と見なして、警報を発報し
(S9)操作者にこの監視制御装置の異常状態を告知す
る。
【0034】このように構成された監視制御装置におい
ては、この監視制御装置を構成する周辺インタフェース
5や入出力装置7等のハードウェアの構成要素や、各応
用ソフト12等のソフトウェアの構成要素のうちのの何
れかの構成要素が、故障、増設、改造,その他の理由で
交換される場合がしばしば発生する。
【0035】このような場合、交換後における監視制御
装置の運転開始時に、新しく取り替えられた各構成要素
を含んだ組合せで運転が可能か否かをこの監視制御装置
が自動的に判断する。
【0036】したがって、操作者又は管理責任者は新旧
のバージョンを何等考慮する事なく、各構成要素の交換
を実施でき、異常警報が出力された時点で、別のバージ
ョンの構成要素を入れ替えればよい。よって、この監視
制御装置の操作者の保守点検に対する負担を大幅に軽減
できる。さらに、運転できない組合せでの運転を回避す
るとともに操作者に告知できるので、監視制御装置の間
違った運転に起因する重大な事故等を未然に防ぐことが
でき、監視制御装置全体の信頼性を大幅に向上てきる。
【0037】第5図は本発明の他の実施例の監視制御シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。この実施例
システムは、図示するように、各種プラント又はビル管
理施設の近傍に据付けられた監視制御装置21と、この
監視制御装置21に対して伝送路としての電話回線22
を介して接続され、例えば監視制御装置21の製造メー
カの事務所又は工場に配設されたホスト装置23とで構
成されている。
【0038】監視制御装置21は前述した図1に示す監
視制御装置とほぼ同一の制御対象設備6に対する制御機
能を有する。この実施例の監視制御装置21の記憶部3
内には、組合せテーブル9は設けられていない。そし
て、バスライン1には、モデム子局24を介してホスト
装置23との間で情報交換を実施するための伝送インタ
フェース25が接続されている。
【0039】また、ホスト装置23も一種のコンピュー
タで構成されている。そして、図示するように、バスラ
イン26に対して、各種演算処理を実行するCPU2
7、記憶部28、CRT表示装置やプリンタ等の周辺装
置29が接続された周辺インタフェース30、モデム親
局31を介して監視制御装置21との間で情報交換を実
施するための伝送インタフェース32が接続されてい
る。
【0040】前記記憶部28内には、このホスト装置2
3に与えられた各種業務を実行するための各種プログラ
ムを記憶するプログラムメモリ33、図2に示した先の
実施例の監視制御装置における組合せテーブル9と同一
構成の組合せテーブル34及びワークエリア35が形成
されている。
【0041】次に、このように構成された監視制御シス
テムの動作を説明する。監視制御装置21において、電
源が投入されると、図1の監視制御装置と同様に、自己
の記憶部3に記憶された各応用ソフト12の各バージョ
ン13及び周辺インタフェース5,入出力装置7の各バ
ージョン14.15を読取って、この読取った各バージ
ョン13,14,15の組合せを、モデム子局24,電
話回線22を介してホスト装置23へ送信する。
【0042】ホスト装置23のCPU27は、自己のモ
デム親局31を介して、監視制御装置21からの各バー
ジョン13,14,15の組合せを受信すると、記憶部
28の組合せテーブル34を検索して、この組合せテー
ブル34内に、受信した組合せと同一組合せが記憶(登
録)されているか否かを調べる。そして、CPU27
は、その検索結果の情報をモデム親局31及び電話回線
22を介して、監視制御装置21へ送信する。
【0043】監視制御装置21のCPU2は、自己のモ
デム子局24を介して、ホスト装置23からの検索結果
の情報を受信すると、この検索結果を調べる。そして、
同一組合せが組合せテーブル34に記憶されていない場
合は、この現在の組合せは許可されていないので、運転
条件不成立と見なして、警報を発報し操作者にこの監視
制御装置の異常状態を告知する。
【0044】また、同一組合せが組合せテーブル34に
記憶されている場合は、運転条件成立したと見なして、
各応用ソフト12を起動して実際の制御業務を開始す
る。このように構成さけた監視制御システムにおいて
も、監視制御装置21の電源投入時に、各構成要素を含
んだ組合せで運転が可能か否かをこの監視制御装置が自
動的に判断する。したがって、前述した実施例装置とほ
ぼ同様の効果を得ることが可能である。
【0045】さらに、この実施例においては、例えば監
視制御装置21の製造メーカの工場等に設置されたホス
ト装置23に組合せテーブル34を設けているので、工
場において。前述した応用ソフト12や周辺インタフェ
ース5や入出力装置7を改良したりして、バージョン1
3.14.15が更新されると、その時点でホスト装置
23の組合せテーブル34に許可し得る新たな組合せ1
8を設定するのみでよい。すなわち、その都度、監視制
御装置21の据付場所へ赴いて、組合せテーブル9に新
たな組合せ18を設定する作業を実施する必要がない。
【0046】なお、この発明の応用例として、ホスト装
置23に設けられた組合せテーブル34の登録内容を定
期的に電話回線22を介して、監視制御装置21へ送信
して、監視制御装置21に設けられている組合せテーブ
ルの記憶内容を最新の記憶内容に更新することも可能で
ある。
【0047】この場合、監視制御装置21は、電源投入
時に、ホスト装置23に対する組合せの登録有無を問合
わせる必要がない。また、ホスト装置23から監視制御
装置21における現在の各構成要素の各バージョン1
3,14,15の組合せが許可されたものであるか否か
を診断することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の監視制御
装置及び監視制御システムにおいては、応用ソフトや周
辺インタフェースや入出力装置等の各構成要素の各更新
段階における新旧各改変情報の許可された各組合せを組
合せテーブルに記憶している。したがって、ソフト構成
要素及びハード構成要素において改変情報の誤った組合
わせでもって装置が稼働されることを未然に防止でき
る。その結果、装置全体の信頼性を向上できる。さら
に、ソフトウエアやハードウエアを交換したり改修する
技術者の負担を軽減できる。
【0049】また、組合せテーブルを監視制御装置以外
のホスト装置に設定ことによって、監視制御装置自体に
組合せテーブルを持たせる必要がない。その結果、メー
カの工場等において、各構成要素の改変を行った場合
は、自己の近所にあるホスト装置にその組合せを登録す
るのみでよく、監視制御装置の設置場所まで赴く必要が
ないので、技術者の負担を軽減できる。また、例えば、
既に複数第の監視制御装置が据付けられている場合は、
1台のホスト装置に設定するのみでよいので、さらに技
術者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる監視制御装置の概
略構成を示すブロッ図
【図2】 同実施例装置の記憶部内に形成された組合せ
テーブルを示す図
【図3】 同実施例装置におけるバージョンの詳細構成
を示す図
【図4】 同実施例装置の動作を示す流れ図
【図5】 本発明の他の実施例に係わる監視制御装置
の概略構成を示すブロッ図
【符号の説明】
2,27…CPU、3,28…記憶部、5…周辺インタ
フェース、6…制御対象設備、7…入出力装置、8,3
3…プログラムメモリ、9,34…組合せテーブル、1
3,14,15…バージョン、18…組合せ、21…監
視制御装置、22…電話回線、23…ホスト装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力装置を介して入力される制御対象
    のプロセスデータに対して記憶部に記憶されている制御
    プログラムに従って制御演算を実行し、その演算結果を
    操作量として前記入出力装置を介して前記制御対象へ送
    出する監視制御装置において、 前記入出力装置等の各ハード構成要素及び前記制御プロ
    グラム等の各ソフト構成要素に付され、該当構成要素が
    改変される毎に順次更新されていく改変情報と、 前記各構成要素の新旧各更新段階における各改変情報の
    許可された各組合せを記憶する組合せテーブルと、 前記制御対象に対する制御業務開始時に、現在時点にお
    ける前記各構成要素の各改変情報を読取る改変情報読取
    手段と、 この改変情報読取手段にて読取られた各改変情報の組合
    せが前記組合せテーブルに記憶されているか否かを検索
    する組合せテーブル検索手段と、 この組合せテーブル検索手段における検索結果に従って
    前記制御業務開始の許可不許可判定を行う可否判定手段
    とを備えた監視制御装置。
  2. 【請求項2】 入出力装置を介して入力される制御対象
    のプロセスデータに対して記憶部に記憶されている制御
    プログラムに従って制御演算を実行し、その演算結果を
    操作量として前記入出力装置を介して前記制御対象へ送
    出する監視制御装置と、この監視制御装置に対して伝送
    路を介して接続されたホスト装置とからなる監視制御シ
    ステムにおいて、 前記監視制御装置は、 前記入出力装置等の各ハード構成要素及び前記制御プロ
    グラム等の各ソフト構成要素に付され、該当構成要素が
    改変される毎に順次更新されていく改変情報と、 前記制御対象に対する制御業務開始時に、現在時点にお
    ける前記各構成要素の各改変情報を読取って前記ホスト
    装置へ送出する改変情報読取手段と、 前記ホスト装置から受信した検索結果に従って前記制御
    業務開始の許可不許可判定を行う可否判定手段とを有
    し、 前記ホスト装置は、 前記各構成要素の新旧各更新段階における各改変情報の
    許可された各組合せを記憶する組合せテーブルと、 前記監視制御装置から受信した各改変情報の組合せが前
    記組合せテーブルに記憶されているか否かを検索して検
    索結果を前記監視制御装置へ送出する組合せテーブル検
    索手段とを有したことを特徴とする監視制御システム。
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