JPH08272696A - 情報処理装置及びメモリ内容回復方法 - Google Patents

情報処理装置及びメモリ内容回復方法

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JPH08272696A
JPH08272696A JP7076290A JP7629095A JPH08272696A JP H08272696 A JPH08272696 A JP H08272696A JP 7076290 A JP7076290 A JP 7076290A JP 7629095 A JP7629095 A JP 7629095A JP H08272696 A JPH08272696 A JP H08272696A
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JP
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data
memory
memory unit
unit
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JP7076290A
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Isao Watanabe
功 渡邉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】障害発生時の2重化されたメモリの回復に要す
る時間を短縮して信頼性を向上すると共に、システムの
処理性能の低下防止を可能にする。 【構成】2重化されたメモリユニット3a〜3dを有
し、障害発生によりデータが破壊された場合に、正常状
態にあるメモリユニットからデータを複写して回復させ
るもので、障害発生によりデータを複写する際に用いら
れるデータ複写用通信路4a,4bと、データ複写用通
信路を介してデータの送受信を行なう複写処理用補助回
路と、障害発生によりデータが破壊された際に、データ
複写用通信路4a,4bを使用した複写処理用補助回路
によるデータの複写を実行させる制御回路とを具備して
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高信頼性を要求される
情報処理装置におけるメモリユニットのデータの回復制
御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高い信頼性を要求される情報処理
装置では、メモリユニットの故障によるデータの喪失を
防ぐために、2つのメモリユニットを用意して、1つの
データに対して一方を主ユニット、他方を副ユニットと
して、同じデータを保持させる方法がとられている。
【0003】この方法において、メモリユニットが保持
するデータの更新は、主メモリユニットの更新を済ませ
てから、副メモリユニットの更新を行なうというように
逐次、実行される。これによって、更新処理中に障害が
発生してデータの更新が不完全なものになった場合に、
主メモリユニットと副メモリユニットの、少なくとも何
れか一方に正常なデータが存在することが保証されるの
で、正常なメモリユニットからデータをコピーすること
で障害の回復が可能となる。
【0004】例えば、主メモリユニットのデータの更新
中に障害が発生した場合は、副メモリユニットのデータ
を全て主メモリユニットに複写することで、データの状
態を更新前の状態に戻すことができる。また、副メモリ
ユニットのデータの更新中に障害が発生した場合は、主
メモリユニットに更新済みのデータがあるので、主メモ
リ中のデータを副メモリユニットに複写することで更新
処理を完了させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなメモリが2
重化された従来の情報処理装置では、障害の発生によっ
て2重化されたメモリのうちの一方のデータが破壊され
た場合、正常なデータを持つメモリユニットからデータ
の破壊された側のメモリユニットへデータを複写するこ
とにより、データの2重化状態を回復させることができ
る。
【0006】従来、データの複写処理では、プロセッサ
が正常側のメモリユニットからデータを読み出して、シ
ステムバスを介してデータを転送し、データが破壊され
た側のメモリユニットに書き込む処理を行なっていた。
本来実行すべき通常処理が停止される時間をできるだけ
短くするためには、データの複写処理を通常処理と並行
して行なわねばならない。このとき、再度の障害発生に
よるシステムダウンを回避するために、できるだけ短時
間で複写処理を終わらせる必要がある。
【0007】また、データの複写処理は、通常処理に使
用されるプロセッサユニットとシステムバスを利用して
行なわれるために、大量のデータの複写が必要な場合、
通常処理の性能を低下させることになる。従って、一定
レベルの処理性能を確保するためには、データの複写処
理を遅らせて信頼性を犠牲にしなければならない。シス
テムの大規模化に伴ってメモリ容量が大きくなるため、
データの複写処理に要する時間が長くなり信頼性が低下
してしまう。
【0008】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、障害発生時の2重化されたメモリの回復に
要する時間を短縮して信頼性を向上するとともに、シス
テムの処理性能の低下防止が可能な情報処理装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのメモリ
ユニットから構成された2重化メモリを持つ情報処理装
置において、前記メモリユニット間を直接接続するデー
タ複写用通信路と、一方のメモリユニットが記憶してい
るデータが破壊された場合に、他方のメモリユニットが
記憶しているデータを前記データ複写用通信路を介し
て、前記一方のメモリユニットに複写する複写手段とを
具備したことを特徴とする。
【0010】また本発明は、2つのメモリユニットから
構成された2重化メモリを複数持つ情報処理装置におい
て、前記メモリユニット間を環状に接続したデータ複写
用通信路と、1つの2重化メモリにおいて、一方のメモ
リユニットが記憶しているデータが破壊された場合に、
他方のメモリユニットが記憶しているデータを前記デー
タ複写用通信路を介して、前記一方のメモリユニットに
複写する複写手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】データ処理ユニットと複数のメモリユニットを
システムバスによって相互に接続し、メモリユニットを
2つずつに組として2重化し、それぞれ同一の範囲のデ
ータの格納場所となるように設定し、一方を主メモリユ
ニット、他方を副メモリユニットとしている。主メモリ
ユニットと副メモリユニットの間はデータ複写用通信路
で接続し、メモリユニットには、データ複写用通信路を
介してメモリユニット間でデータを複写する処理を制御
するための複写処理用補助回路が設けられる。
【0012】データ処理ユニットがメモリユニットに対
して、データの書き込みを行なっているときに障害が発
生し、データの書き込みを完了させることができなくな
ると、書き込みを行なっていた側のメモリユニットのデ
ータが不正なものとなるため、2重化の組を構成するも
う一方のメモリユニットからデータを複写しなければな
らない。この際、データ処理ユニットは、全てのメモリ
ユニットの組に対して、正常側のメモリユニットから不
正なメモリユニットへのデータ複写を命令したうえで、
本来実行すべき通常処理を再開する。メモリユニット
は、データ処理ユニットによる通常処理に伴うデータの
アクセス要求に応えると共に、通常処理と並行して2重
化の組となるメモリユニットとの間で、複写処理用補助
回路によってデータ複写用通信路を介して通信し、デー
タ複写処理を実行する。データ処理ユニットによる処理
とデータ複写処理は、メモリユニットの制御回路によっ
て干渉されないように制御される。
【0013】また、2重化されたメモリユニットは複数
のメモリユニットの組によって構成されているため、デ
ータの複写処理は、メモリユニットの全ての2重化の組
が並行して行なうことができる。このため、データ処理
ユニットによってシステムバスを介して行なう複写処理
よりも高速に実行できる。また、データ処理ユニットが
複写処理を行なわないため、通常処理を実行する性能の
低下を招かない。
【0014】また、メモリユニット間を接続するデータ
複写用通信路に障害が発生して、データの複写ができな
くなる可能性があるが、メモリユニット間を接続するデ
ータ複写用通信路を2重化、例えばメモリユニットを環
状に接続することにより、2つの系の何れか正常な方の
データ複写用通信路を用いることで複写処理を行なうこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は第1実施例に係わる情報処理装置の構成の
一例を示すブロック図である。図1に示すように、情報
処理装置は、複数のデータ処理ユニット1(本実施例で
は2つのデータ処理ユニット1a,1b)が、システム
バス2を介して、複数のメモリユニット3(本実施例で
は4つのメモリユニット3a,3b,3c,3d)が相
互に接続されて構成されている。
【0016】データ処理ユニット1は、メモリユニット
3からのデータの読み出し、データの処理、メモリユニ
ット3へのデータ書き込み、メモリユニット3の動作制
御などを行なう。
【0017】メモリユニット3(3a,3b,3c,3
d)は、データを格納するものであり、メモリユニット
3a,3bとメモリユニット3c,3dとがそれぞれ組
として対応づけられている。すなわち、各組の一方が主
メモリユニット、他方が副メモリユニットに設定されて
2重化されている。
【0018】2重化の各組のメモリユニット間は、デー
タ複写用通信路4(メモリユニット3a,3b間はデー
タ複写用通信路4a、メモリユニット3c,3d間はデ
ータ複写用通信路4b)によって接続されている。
【0019】図2はメモリユニット3(3a,3b,3
c,3d)の構成を示すブロック図である。図2に示す
ように、メモリユニット3は、メモリ5、制御回路6、
及び複写処理用補助回路7が設けられている。
【0020】メモリ5は、制御回路6の制御のもとにシ
ステムバス2を介して得られるデータを格納する。制御
回路6は、システムバス2とメモリユニット3との間で
データの送受を行なうと共に、メモリ5へのアクセス制
御、及び複写処理用補助回路7へのデータ複写処理の制
御を行なう。
【0021】複写処理用補助回路7は、データ処理ユニ
ット1が制御回路6に対して、データ複写処理の開始を
命令した場合に、組となった他方のメモリユニットとの
間でデータの送出、あるいは受信を行なうものである。
すなわち、複写処理用補助回路7は、自メモリユニット
が複写元であれば、制御回路6によってメモリ3から順
次読み出された内容をデータ複写用通信路4に送出し、
複写先のメモリユニットであればデータ複写用通信路4
を経由して送られてきたデータ受信し、制御回路6を介
してメモリ3に書き込む。
【0022】次に、第1実施例の動作について説明す
る。2重化されたメモリユニットの各組では、一方が主
メモリユニット、他方が副メモリユニットとして使用さ
れる。データ処理ユニット1からの書き込みは、2重化
の組の副メモリユニットに対して書き込みを行なってか
ら主メモリユニットへの書き込みを行なう。
【0023】書き込みの途中でプロセッサに障害が発生
した場合、書き込み処理を完了させることができなくな
るため、障害の発生した時点で書き込みを行なっていた
側(主または副)の全てのメモリユニットに格納された
データは一貫性が保証されなくなる。従って、2重化の
組とされている書き込みが完了している一方のメモリユ
ニットから、他方のメモリユニットにデータを複写して
一貫性を確保しなくてはならない。
【0024】ここで、第1実施例におけるデータ複写処
理について説明する。障害の発生を検出し、メモリユニ
ット3への書き込みが完了できないことを検出したデー
タ処理ユニット1は、全てのメモリユニットの2重化の
組に対して、書き込みが行なわれていなかった側のメモ
リユニットから、書き込みを行なっていた側のメモリユ
ニットにデータを複写するように命令した後、通常の処
理を再開する。
【0025】複写元のメモリユニットでは、複写処理用
補助回路7が制御回路6を介してメモリ5の内容を読み
出して、データ複写用通信路4を介して複写先のメモリ
ユニットに送信する。複写先のメモリユニットでは、複
写処理用補助回路7がデータを受信して、制御回路6を
介してメモリ5に書き込む。
【0026】データ複写処理は、大量のデータ転送がデ
ータ処理ユニット1による通常処理と並行して行なわれ
るが、システムバス2を使用しないために、通常の処理
に対して大きな負荷となることはない。データ複写処理
を実行している間にメモリ5に格納されたデータの読み
書きが必要な場合、制御回路6は、データ複写処理とメ
モリ5に対するアクセスを調停する。例えば、制御回路
6は、データ処理ユニット1からのアクセス要求を優先
して実行し、メモリアクセスが終了した後、直ちにデー
タ複写処理を再実行する。これにより、データ複写処理
と本来実行すべき通常処理に伴うメモリユニット3に対
する処理とが干渉することなく実行される。
【0027】また、全てのメモリユニットの2重化の組
が並行して複写処理を行なうため、データ処理ユニット
1がシステムバス2を介して行なうデータ複写処理と比
較して、書き込み中に障害が発生した場合に2重化状態
を回復させる時間が短縮される。
【0028】ところで、データ複写用通信路4に障害が
発生する可能性があるが、通信路4に障害が発生した場
合、データ処理ユニット1は、メモリユニット3にデー
タ複写処理を命令する段階で、各2重化の組がデータ複
写用通信路4を介して正常に通信できるか否かを確認す
る。
【0029】通信できない組が発見された場合、データ
処理ユニット1によって、その組のデータ複写処理を通
常処理と並行して行なう。この場合には、データ複写処
理によって通常処理の性能が低下する可能性があるが、
2重化の回復を可能とすることで、情報処理装置全体の
信頼性を向上させることができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は、第2実施例における情報処理装置の構成を
示すブロック図である。なお、図1に示す第1実施例に
おける情報処理装置と同一の構成部分については同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】図3に示すように、情報処理装置は、複数
のデータ処理ユニット1(本実施例では2つのデータ処
理ユニット1a,1b)が、システムバス2を介して、
複数のメモリユニット13(本実施例では4つのメモリ
ユニット13a,13b,13c,13d)が相互に接
続されて構成されている。
【0032】メモリユニット13(13a,13b,1
3c,13d)は、データを格納するものであり、隣り
合う2つ毎のメモリユニットの組、すなわちメモリユニ
ット13a,13bとメモリユニット13c,13dと
がそれぞれ組として対応づけられ、2重化されている。
【0033】メモリユニット13a,13b,13c,
13dは、データ複写用通信路14によって環状に接続
されている。すなわち、メモリユニット13a,13b
間はデータ複写用通信路14a、メモリユニット13
b,13c間はデータ複写用通信路14b,メモリユニ
ット13c,13d間はデータ複写用通信路14c、メ
モリユニット13d,13a間はデータ複写用通信路1
4dによって接続されている。
【0034】図4はメモリユニット13(13a,13
b,13c,13d)の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、メモリユニット3は、メモリ5、制
御回路6、及び複写処理用補助回路17が設けられてい
る。
【0035】複写処理用補助回路17は、制御回路6に
対してデータ処理ユニット1からデータ複写処理の開始
を命令された場合に、組となった他方のメモリユニット
との間でデータの送出、あるいは受信を行なうものであ
る。すなわち、複写処理用補助回路17は、自メモリユ
ニットが複写元であれば、制御回路6によってメモリ3
から順次読み出された内容をデータ複写用通信路4に送
出し、複写先のメモリユニットであればデータ複写用通
信路4を経由して送られてきたデータ受信し、制御回路
6を介してメモリ3に書き込む。また、複写処理用補助
回路17は、データ複写用通信路14の障害により、組
となるメモリユニットと直接通信できない場合に、正常
な他方のデータ複写用通信路14を介して組となるメモ
リユニットを示す識別情報(メモリID)を付加してデ
ータの中継を要求する。また、他のメモリユニットから
データの中継が要求された場合に、メモリIDに基づい
てデータの中継あるいは自メモリ5のデータの書き込み
を行なう。
【0036】次に、第2実施例の動作について説明す
る。第2実施例では、環状に接続されたメモリユニット
13のうち、隣り合う2つずつのメモリユニットが2重
化の組とされている。障害の発生によって書き込みが失
敗した場合の処理は、前述した第1実施例の場合と同じ
であるので説明を省略する。第2実施例では、データ複
写用通信路14に障害がある場合の処理が異なる。
【0037】データ複写用通信路14の障害により、組
となるメモリユニットと直接通信できない場合、メモリ
ユニットは、隣接する別のメモリユニットに対して、複
写処理の相手となるメモリユニットへのデータの中継を
要求する。
【0038】例えば、メモリユニット13aからメモリ
ユニット13bへのデータ複写処理を実行しようとする
際、データ複写用通信路14aに障害があったものとす
る。この場合、メモリユニット13aの複写処理用補助
回路17は、正常なデータ複写用通信路14dからメモ
リユニット13dに対してデータの中継を要求する。こ
の際、複写処理用補助回路17は、データの中継の要求
と共に、データの複写先がメモリユニット13bである
ことが、他のメモリユニット13b,13c,13dに
おいて識別できるようにメモリIDを同時に送出する。
【0039】中継を要求されたメモリユニット13d
(複写処理用補助回路17)は、メモリIDに基づい
て、データの複写先が自メモリユニットに対するもので
ないことを判別し、自分の組(メモリユニット13cと
の間)のデータの複写が終わった後で、中継を要求して
きたメモリユニット13aとは反対側のメモリユニット
13cに対して、さらに中継を要求する。メモリユニッ
ト13cの複写処理用補助回路17は、同様にデータの
中継の要求をメモリユニット13bに転送する。
【0040】メモリユニット13bの複写処理用補助回
路17は、メモリIDに基づいて、データの複写先が自
メモリユニットに対するものであることを判別し、制御
回路6を介してデータ複写処理が可能な状態となる。
【0041】こうして、最初に障害のためにデータ複写
処理ができなかったメモリユニット13aは、相手のメ
モリユニット13bに対する通信路を確保でき、データ
の複写処理を実行することができる。これによって、デ
ータ処理ユニット1がシステムバス2を用いて複写処理
を行なわなければならない事態が発生する可能性が低く
なり、本来実行すべき通常処理の妨げとならない。
【0042】なお、第2実施例では、メモリユニット1
3を環状に接続するために、情報処理装置本体にメモリ
ユニット13を実装する場合、複数のメモリユニット1
3を連続して配置し、隣り合うメモリユニット間をデー
タ複写用通信路14で接続しなくてはならない。すなわ
ち、メモリユニット13を実装する構成によっては、情
報処理装置本体にメモリユニット13を実装する位置
を、データ複写用通信路14が確保された所定の位置に
固定しなければならない場合がある。また、メモリユニ
ット13とデータ処理ユニット1との実装位置を分離し
て配置することが必要になる場合もある。以下に、前述
のようなデータ処理ユニット1及びメモリユニット13
の情報処理装置本体に対する実装の制約を取り除く構成
について説明する。
【0043】図5には、第2実施例においてデータ処理
ユニット1及びメモリユニット13を情報処理装置本体
に実装する構成の具体例を示している。データ処理ユニ
ット1とメモリユニット13は、情報処理装置本体に設
けられた複数のスロット28(28a〜28e)の何れ
かに装着される。各スロット28は、システムバス2に
よって接続されると共に、データ複写用通信路14によ
って環状に接続されている。ユニットをスロット28に
装着することによって、ユニットとシステムバス2及び
データ複写用通信路14と接続することができる。
【0044】メモリユニット3は、図4に示すような構
成であるものとし、データ処理ユニット1は、図6に示
すような構成であるものとする。図6に示すデータ処理
ユニット1は、データ処理ユニット本体回路1aとダミ
ー回路30が設けられている。データ処理ユニット本体
回路1aは、データ処理ユニット1が本来持つ機能を実
現する回路でありシステムバス2と接続される。ダミー
回路30は、データ処理ユニット1がスロット28に装
着された際に、隣り合う両側のスロット28との間を接
続する2本のデータ複写用通信路14を接続するための
回路である。
【0045】従って、図6に示すデータ処理ユニット1
とメモリユニット3とを混在させて、複数のスロット2
8の任意の位置に装着しても、全てのスロット28にユ
ニットが装着されていれば、複数のメモリユニット13
を環状に接続することができる。
【0046】ただし、複数のスロット28中で1つで
も、データ処理ユニット1とメモリユニット3の何れも
装着されない場合には、メモリユニット13を環状に接
続することができない。メモリユニット13とデータ処
理ユニット1の何れも装着されないスロットには、図7
に示すようなダミーユニット40をスロット28に装着
する。
【0047】ダミーユニット40は、図7に示すよう
に、ダミー回路30のみが設けられている。ダミー回路
30は、図6中に示すダミー回路30と同一の機能を有
するもので、ダミーユニット40がスロット28に装着
されることにより、2本のデータ複写用通信路14を接
続する。
【0048】これによって、メモリユニット13とデー
タ処理ユニット1とが、スロット28にどのように装着
されていても、またスロット28の数よりもメモリユニ
ット13とデータ処理ユニット1とを合わせた数が少な
い場合であっても、メモリユニット13をデータ複写用
通信路14で環状に接続することが可能となる。
【0049】このようにして、障害によりメモリユニッ
ト中のデータが破壊された際に、正常側のメモリユニッ
トからデータを複写する際に、システムバスではなくデ
ータ複写用通信路を用いてデータ転送を行なうと共に、
メモリユニット中の制御回路によって、データ複写処理
と通常処理とを干渉することなく並行して実行する。こ
のため、通常処理の性能を低下させることなく高速にデ
ータ複写処理を行なうことが可能となる。また、2重化
されたメモリユニットの各組毎に、データ複写用通信路
を用いてデータ複写処理を実行するので、メモリの2重
化の回復に要する時間が短縮されるので、信頼性を向上
することができ、さらにシステムの処理性能の低下を防
止することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、障
害発生時の2重化されたメモリの回復に要する時間を短
縮して、信頼性を向上するとともに、システムの処理性
能の低下を防止することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる情報処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】第1実施例におけるメモリユニット3の構成を
示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施例に係わる情報処理装置の構
成を示すブロック図。
【図4】第2実施例におけるメモリユニット3の構成を
示すブロック図。
【図5】第2実施例におけるユニットを情報処理装置本
体に実装する構成の一例を示す図。
【図6】第2実施例に好適なデータ処理ユニットの構成
の一例を示すブロック図。
【図7】第2実施例に好適なダミーユニットの構成の一
例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…データ処理ユニット、2…システムバス、3,13
…メモリユニット、4,14…データ複写用通信路、5
…メモリ、6…制御回路、7,17…複写処理用補助回
路、30…ダミー回路、40…ダミーユニット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのメモリユニットから構成された2
    重化メモリを持つ情報処理装置において、 前記メモリユニット間を直接接続するデータ複写用通信
    路と、 一方のメモリユニットが記憶しているデータが破壊され
    た場合に、他方のメモリユニットが記憶しているデータ
    を前記データ複写用通信路を介して、前記一方のメモリ
    ユニットに複写する複写手段とを具備したことを特徴と
    する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 2つのメモリユニットから構成された2
    重化メモリを複数持つ情報処理装置において、 前記メモリユニット間を環状に接続したデータ複写用通
    信路と、 1つの2重化メモリにおいて、一方のメモリユニットが
    記憶しているデータが破壊された場合に、他方のメモリ
    ユニットが記憶しているデータを前記データ複写用通信
    路を介して、前記一方のメモリユニットに複写する複写
    手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 2つのメモリユニットから構成された2
    重化メモリを持つ情報処理装置において、 前記2つのメモリユニットの内、一方のメモリユニット
    が記憶しているデータが破壊された場合に、他方のメモ
    リユニットが記憶しているデータを前記一方のメモリユ
    ニットと前記他方のメモリユニットとの間を直接接続し
    たデータ複写用通信路を介して、前記一方のメモリユニ
    ットに複写することを特徴とするメモリ内容回復方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186545A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Nec Corp メモリデータベースシステム、高速化方法、および、プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186545A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Nec Corp メモリデータベースシステム、高速化方法、および、プログラム

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