JPH08272538A - 座標位置入力装置 - Google Patents

座標位置入力装置

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Publication number
JPH08272538A
JPH08272538A JP7078717A JP7871795A JPH08272538A JP H08272538 A JPH08272538 A JP H08272538A JP 7078717 A JP7078717 A JP 7078717A JP 7871795 A JP7871795 A JP 7871795A JP H08272538 A JPH08272538 A JP H08272538A
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JP
Japan
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finger
contact
input device
coordinate position
position input
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Application number
JP7078717A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sawai
剣 澤井
Yuichi Yamamoto
祐一 山元
Kenji Jinbo
賢二 仁保
Tetsuo Murakami
哲郎 村上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーソナルコンピュータなどの情報機器に用
いられる座標位置入力装置において、操作部のスライド
移動を相対量として出力できることを目的とする。 【構成】 第1の永久磁石2と第2の永久磁石3とが、
両者間に配設された3個以上の球体5を介して、互いに
吸引されて同一の距離を保ったまま水平方向に自由に移
動できるようにした原点復帰手段6を設けた操作部と、
操作部のスライド移動を電気信号に変換する検出手段8
と、検出手段8の電気信号を計算する制御手段9を備
え、操作部がスライド移動する間は、検出手段8による
電気信号の変化を相対量として計算処理し、かつ操作部
がケース7の開口部7aに接触したときは、検出手段8
からの電気信号を原点からの変位方向と変位量をベクト
ル量として計算処理する構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
やワードプロセッサなどの情報機器の周辺機器として用
いられる座標位置入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の座標位置入力装置について
説明する。
【0003】座標位置入力装置としてトラックボールや
スティックが用いられていた。トラックボールは、回転
自在に支持されたボールと、このボールと接するように
回転自在に設けられた直交する回転軸と、これらの回転
軸のそれぞれに装着されたスリット板と、このスリット
板を挟んでそれぞれ設けられたLEDとフォトセンサ
と、このLEDおよびフォトセンサと接続された電気回
路で構成され、ボールの回転を直交する回転軸の回転に
変換し、さらにスリット板とLED、フォトセンサと電
気回路によって、変位方向と変位量の相対量に変換し
て、パーソナルコンピュータなどに入力していた。
【0004】この構成では、操作性を良くする対策とし
てのボールの大きさを小さくするのに限界があり、した
がって小型化が困難であり、またボールにごみなどが付
着したとき、ボールの回転むらや位置検出精度の劣化が
生じてしまい、そのためにメンテナンスの必要性が生じ
るという課題があった。
【0005】スティックは、図13に示すように、感圧
センサ51a,51bが、下フレキシブル基板52と、
上フレキシブル基板53の間に挟み込まれていて、感圧
センサ51a,51bが、X軸上の位置に配設されてい
る。上フレキシブル基板53の上には、感圧センサ51
a,51bに対向する位置に突起54a,54bを設け
た押圧板55が配設され、押圧板55上には円柱状のロ
ッド56が全方向傾斜可能なようにケース58によって
保持されている。また、ロッド56には指で操作するた
めのキャップ57が取り付けられており、ケース58に
はロッド56が自由に傾斜可能なようにロッド56の直
径より少し大きな孔が設けてある。なお、図示していな
いが、感圧センサ51a,51bは、Y軸方向にも同数
配設されており、それに伴い、押圧板55の突起54
a,54bも、Y軸方向に同数配設されている。
【0006】以上のように構成されたスティックについ
て、以下その動作を説明する。指でキャップ57を倒す
と、キャップ57にロッド56がつながっているので、
ロッド56が傾斜し、押圧板55を押す。傾斜した方向
により押圧板55の突起54a,54bのうち1点もし
くは2点が、それに対応した感圧センサ51a,51b
を圧迫する。例えば、X軸方向にキャップ57を押すと
ロッド56はX軸方向に傾斜し、押圧板55の突起54
aに力が加わる。突起54aは感圧センサ51aを圧迫
するので、感圧センサ51aは下フレキシブル基板52
と上フレキシブル基板53に電気信号を出力し、電気回
路によって原点位置からの変位方向と変位量のベクトル
量に変換し、パーソナルコンピュータなどに出力する。
【0007】この構成では、パーソナルコンピュータな
どの画面に出力される方向が、スティックの原点位置か
らのベクトル方向となるので、相対的に操作する人間の
意図する方向と違う方向の出力をしてしまい、操作性に
難があった。また、画面上にあるカーソルをあるポイン
トまで移動するときに、そのポイントを行き過ぎてしま
いやすく、それを戻すためにはスティックを一度原点に
戻してから逆の方向に操作しないといけないという課題
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
構成では、トラックボールは、操作部にボールを使用し
ているので外形が大きくなって小型化が困難であった
り、ボールにごみが付着するのでメンテナンスの必要性
が生じるという問題点、また、スティックは、操作する
方向の変位方向と変位量が原点からのベクトル量である
ので、パーソナルコンピュータの画面上に出力されるカ
ーソルの動く方向に対して、操作する方向が意図する方
向と違い、操作しにくいという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、小型化でき、ごみが付着しても操作そのものに影響
せずメンテナンスの必要がなく、また操作部がスライド
移動している間は、変位方向と変位量が相対量で移動で
きるので、画面上に出力されるカーソルの動きと同じよ
うな動作で意図する方向に操作しやすく、さらに画面上
にあるカーソルをあるポイントまで移動するときに、そ
のポイントを行き過ぎてしまっても操作部を逆方向に移
動する操作で対応でき、操作がしやすい座標位置入力装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の座標位置入力装置は、平面上の全方向に平行
で、かつ原点復帰手段を設けた操作部と、操作部の移動
量を電気信号に変換する検出手段と、操作部がケースの
開口部の範囲において、自由にスライド移動したとき
は、スライド移動した変位方向と変位量を相対量として
計算し、かつ操作部がケースの開口部に接触したときに
は原点からの変位方向と変位量をベクトル量として計算
する制御手段を設けたものである。
【0011】
【作用】この構成において、操作部が平面上の全方向で
スライド移動している間は相対量を出力し、ケースの開
口部に接触したときには原点からのベクトル量として出
力することとなり、パーソナルコンピュータ等の画面上
に出力されるカーソルの動きと同じような動作で、意図
する方向にカーソルを移動することができ、操作がしや
すくなる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0013】図1に示すように、操作部のボタン1には
第1の永久磁石2が底面に固定され、第2の永久磁石3
が、第1の永久磁石2の底面の磁極と逆の磁極が上面に
くるように対向して、プリント基板4上に固定されてい
る。第1の永久磁石2と第2の永久磁石3との間には、
3個以上の球体5が配設されており、第1の永久磁石2
と第2の永久磁石3とが互いに吸引し同一の距離を保っ
たまま水平方向に自由に移動でき、かつ第1の永久磁石
2と第2の永久磁石3と球体5によって原点復帰手段6
を構成している。第1の永久磁石2の移動範囲、すなわ
ちボタン1の移動できる範囲を抑制するために、ケース
7に設けられたボタン1の外形形状より大きい開口部7
aからボタン1の一部を突出させている。
【0014】プリント基板4上には、ボタン1の動作を
電気信号に変換する検出手段8がX軸、Y軸のそれぞれ
に1個または複数個設けられ、その電気信号は制御手段
9に入力され変換されて、パーソナルコンピュータ10
に出力される。
【0015】ボタン1に固定されている第1の永久磁石
2とプリント基板4に固定されている第2の永久磁石3
との間には、磁束11a,11bが通っていて、プリン
ト基板4上に固定された検出手段8のホール素子、磁気
抵抗素子、コイルなどの磁気検出素子12aまたは磁気
検出素子12bによって、磁束11aまたは磁束11b
が検出される構成としている。
【0016】ボタン1が原点に位置しているときは、磁
気検出素子12aと磁気検出素子12bの出力信号レベ
ルは釣り合っているが、図2に示すように、ボタン1を
スライド移動させると、第1の永久磁石2は第2の永久
磁石3と位置がずれて、磁気検出素子12aで検出する
磁束11aの量が増え、磁気検出素子12aの出力信号
は大きくなるが、磁気検出素子12bで検出する磁束1
1bの量は減り、磁気検出素子12bの出力は小さくな
る。したがって、この磁気検出素子12aおよび磁気検
出素子12bの出力信号レベルのバランスで、ボタン1
の位置が検出できる。
【0017】なお、本実施例では、X軸方向のみについ
て、説明したが、Y軸方向も同様の構成としている。
【0018】次に、制御手段9の動作について説明す
る。ボタン1がスライド移動する間は、検出手段8によ
る電気信号の変化を相対量として計算処理し、ボタン1
が更にスライド移動しケース7の開口部7aに接触した
ときは、ボタン1がケース7に接触する位置の電気信号
値をデータとして登録しておき、検出手段8からの電気
信号値のデータと比較することで、検出手段8からの電
気信号を原点位置からの変位方向と変位量をベクトル量
として計算処理する。
【0019】さらに、制御手段9の動作について説明す
る。原点に置かれたボタン1を操作するときには、通常
の操作では図3(a)に示す時間t1で出力が変化す
る。微細な作業をするときには、パーソナルコンピュー
タ10のキーボードスイッチを叩くのと同じように瞬間
的に強い力でボタン1を操作すると、図3(b)に示す
時間t2で出力が変化する。この時間t2以下の動作加
速度のときに、制御手段9は微細動作モードとなりパー
ソナルコンピュータ10に対して最小分解能で動作し出
力する。
【0020】以上のように本実施例によれば、スライド
移動するボタン1と検出手段8と制御手段9を設けるこ
とにより、ボタン1がスライド移動する間は、トラック
ボールのように変位方向と変位量を相対量として計算し
て出力し、さらにボタン1を操作してケース7の開口部
7aに接触すると、スティックのように変位方向と変位
量をベクトル量として計算して出力するもので、パーソ
ナルコンピュータ10の画面上に出力されるカーソルの
動きと同じような動作で、意図する方向にカーソルを移
動することができ、操作のしやすさが可能になるといっ
た効果を有する。また、操作部にボールを使わないの
で、ボールにごみが付着してボールの回転むらや位置検
出精度の劣化が生じるためにメンテナンスが必要といっ
た課題もなく、しかも小型化を図ることができるといっ
た効果を有する。
【0021】さらに、制御手段9に、ボタン1の動作加
速度が時間t2以下のときに微細動作モードとなる機能
を設けたので、微細動作モードでは最小分解能で動作す
るため微細な操作がしやすくなるという効果を有する。
【0022】なお、本実施例の検出手段8では、原点復
帰手段6の構成部品である第1の永久磁石2と第2の永
久磁石3から発生した磁束11aと磁束11bを利用し
ているが、永久磁石を別に設けて別の磁束を使用するこ
とも可能である。また、精度を上げるために磁気検出素
子12a,12bを2個用いたが、1個でも構わない。
【0023】また、本実施例では、原点復帰手段6の構
成を、第1の永久磁石2と第2の永久磁石3と球体5を
用いたが、ドーム状ラバー、棒状スプリング、リング状
スプリング等を用いて原点復帰手段を構成してもよい。
【0024】また、ボタン1がケース7に接触したこと
を検出する手段に、感圧ゴムや感圧センサやスイッチ等
を用いた構成としてもよい。
【0025】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0026】図4に示すように、本実施例は前述実施例
1の構成に、磁気検出素子12a,12bの検出手段8
に代えて、ボタン1の底面に配設した反射板13と、プ
リント基板4に配設した発光素子14a,14bおよび
受光素子15a,15bとからなる検出手段を設けた構
成としている。
【0027】発光素子14aは受光素子15aと対にな
っており、発光素子14aから出た光は、反射板13よ
り反射されて受光素子15aに入力され、光の量に比例
して出力される。同様に発光素子14bは受光素子15
bと対になっており、発光素子14bから出た光は、反
射板13により反射されて受光素子15bに入力され、
光の量に比例して出力される。
【0028】以上のように構成された座標位置入力装置
について、以下その動作を説明する。ボタン1が原点に
位置しているときは、受光素子15aと受光素子15b
の出力信号レベルは釣り合っているが、図5に示すよう
に、ボタン1をスライド移動させると反射板13の位置
がずれ、発光素子14aから出た光は反射板13が移動
した量に比例して反射し、受光素子15aに入力され
る。一方、発光素子14bから出た光は、反射板13か
らの反射がなくなり、受光素子15bへの入力がなくな
る。したがって、入力の差でボタン1の位置が検出でき
る。
【0029】以上のように本実施例によれば、前述実施
例1と同様の効果が得られる。なお、本実施例では、精
度を上げるために2組の発光素子14a,14bと受光
素子15a,15bを用いたが、1組の発光素子と受光
素子を用いてもよい。
【0030】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて説明する。
【0031】図6に示すように、本実施例は前述実施例
1の構成に、検出手段8に代えて、ボタン1の底面に配
設した刷子16a,16bと、刷子16a,16bが摺
動する抵抗体17a,17bとによる検出手段を設けた
構成としている。抵抗体17aの両端に定電圧を印加し
ておくと、刷子16aよりボタン1の位置に応じた電圧
が出力され、同様に抵抗体17bの両端に定電圧を印加
しておくと、刷子16bよりボタン1の位置に応じた電
圧が出力される。
【0032】この構成により、図7に示すようにボタン
1をスライド移動させると刷子16aは抵抗体17aの
上を摺動し、ボタン1の位置に応じ電圧が変化する。ま
た同様に、刷子16bは抵抗体17bの上を摺動し、ボ
タン1の位置に応じた電圧が変化する。したがって、電
圧の差でボタン1の位置が検出できる。
【0033】以上のように本実施例によれば、前述実施
例1と同様の効果が得られる。なお、本実施例では、精
度を上げるために2組の刷子16a,16bと抵抗体1
7a,17bを用いたが、1組の刷子と抵抗体を用いて
もよい。
【0034】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて説明する。図8に示すように、本実施例は前述の
実施例1の構成に、タッチ検出手段18とボタン1の少
なくとも上面に固定した導電体19を設けた構成とし、
ボタン1への指の接触によって発生する人体からのノイ
ズ成分もしくは静電容量を導電体19で検出し、タッチ
検出手段18によってタッチ信号を出力する。また、指
が離れているときには、ノイズ成分もしくは静電容量を
検出しないのでノンタッチ信号を出力する。すなわち、
ボタン1からタッチ検出手段18に信号が出力され、タ
ッチ検出手段18から制御手段9に、指の接触・非接触
に応じてタッチ信号またはノンタッチ信号が出力される
構成としている。
【0035】以上のように構成された座標位置入力装置
について、その動作を説明する。ボタン1を指で操作し
ている間は、ボタン1からの信号をタッチ検出手段18
で信号処理し、制御手段9に指がタッチされていること
を知らせるタッチ信号を出力する。制御手段9はこのタ
ッチ信号が入力されている間は、前述の実施例1と同様
にボタン1がスライド移動しているときは、制御手段9
は相対量として計算処理し、ボタン1がケース7と接触
したときは、ベクトル量として計算処理する。
【0036】指が離されたときには、ボタン1からの信
号をタッチ検出手段18で信号処理し、制御手段9に指
が離されたことを知らせるノンタッチ信号を出力する。
制御手段9はこのノンタッチ信号が入力されると、ボタ
ン1が原点復帰手段6によって原点まで戻る間、検出手
段8からの電気信号をキャンセルしてパーソナルコンピ
ュータ10への出力をしない。
【0037】このように本実施例によれば、タッチ検出
手段18を設けることで、ボタン1から指を離した後に
原点復帰手段6によりボタン1がスライド移動して原点
に戻る間の不要な信号出力をキャンセルするので、パー
ソナルコンピュータ10の画面上のカーソルが相対量動
作のために戻るといったことがなく、前述実施例1より
もさらに操作性が向上するという効果を有する。
【0038】なお、本実施例ではボタン1の少なくとも
上面に導電体19を構成したが、導電体19でボタン1
を構成してもよい。
【0039】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて説明する。図9に示すように、本実施例は前述実
施例4の構成に、タッチ検出手段18と導電体19に代
えて、ボタン1に組込まれたLEDなどの発光素子21
およびフォトトランジスタやフォトダイオードなどの受
光素子22と、タッチ検出手段20を設けた構成として
いる。この構成により、指がボタン1に接触していると
きは、発光素子21から出た光は指で反射し、反射した
光を受光素子22で検出してタッチ検出手段20に出力
し、タッチ検出手段20はタッチ信号を出力し、指が離
れているときは、発光素子21から放たれた光は反射す
るものがなく、受光素子22は光を検出しないので、タ
ッチ検出手段20はノンタッチ信号を出力する。
【0040】以上のように本実施例によれば、前述実施
例4と同様の効果が得られる。 (実施例6)以下本発明の第6の実施例について説明す
る。
【0041】図10に示すように、本実施例は前述実施
例4の構成に、タッチ検出手段18と導電体19に代え
て、タッチ検出手段23と、ボタン1の上面に固定した
感圧センサ24を設けた構成としている。この構成によ
り、指が感圧センサ24に触ると、感圧センサ24は信
号を出力し、タッチ検出手段23はこの信号を検出する
ことで、タッチ信号を出力する。感圧センサ24からの
信号がないときは、指が離されているときであり、タッ
チ検出手段23はノンタッチ信号を出力する。
【0042】以上のように本実施例によれば、前述実施
例4と同様の効果が得られる。 (実施例7)以下本発明の第7の実施例について説明す
る。
【0043】図11に示すように、本実施例は前述の実
施例4の構成に、タッチ検出手段23をタッチ検出演算
手段25とし、検出手段8からの電気信号は、制御手段
9と共にタッチ検出演算手段25に入力され、タッチ検
出演算手段25は制御手段9に指の接触・非接触に応じ
てタッチ信号またはノンタッチ信号を出力する構成とし
ている。
【0044】以上のように構成された座標位置入力装置
について、以下その動作を説明する。
【0045】ボタン1をある位置から指で操作すると、
図12(a)に示す時間t3で出力信号が変化する。ま
たボタン1をある位置から指を離したときには、原点復
帰手段6により図12(b)に示す時間t4で、出力信
号が変化する。指で操作したときの時間と原点復帰手段
6による時間には、t3>t4という関係式が成り立つ
ので、この時間すなわち動作加速度を比較することで指
で操作しているときか、指を離しているときかを検出す
ることができ、タッチ検出演算手段25は、指の接触・
非接触に応じてタッチ信号またはノンタッチ信号を出力
する。
【0046】ボタン1を指で操作している間は、タッチ
検出演算手段25からのタッチ信号が制御手段9に入力
されている間、前述の実施例1と同様にボタン1がスラ
イド移動しているときは制御手段9は相対量として計算
処理し、ボタン1がケース7の開口部7aと接触したと
きはベクトル量として計算処理する。
【0047】指が離されたときには、タッチ検出演算手
段25からのノンタッチ信号が制御手段9に入力される
と、ボタン1が原点復帰手段6によって原点まで戻る間
の検出手段8からの電気信号をキャンセルして制御手段
9はパーソナルコンピュータ10への出力をしない。
【0048】以上のように本実施例によれば、タッチ検
出演算手段25を設けたので、前述実施例4と異なり、
タッチ検出手段を構成する部品を削減して同様の機能を
持つことができるという効果を有する。
【0049】なお、本実施例では、タッチ検出演算手段
25を別構成としたが、制御手段9にタッチ検出演算手
段25と同様の計算処理機能を持たせても良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、平面上の全方向に平行に移動可能で、かつ原点復帰
手段を設けた操作部と操作部の移動量を電気信号に変換
する検出手段と、操作部がケースの開口部の範囲におい
て、自由にスライド移動したときは、スライド移動した
変位方向と変位量を相対量として計算し、かつ操作部が
ケースの開口部に接触したときには、原点からの変位方
向と変位量をベクトル量として計算する制御手段を設け
た構成により、小型化でき、ごみが付着しても操作その
ものに影響せずメンテナンスの必要がなく、また操作部
がスライド移動している間は、変位方向と変位量が相対
量で移動できるので、画面上に出力されるカーソルの動
きと同じような動作で意図する方向に操作しやすく、さ
らに画面上にあるカーソルをあるポイントまで移動する
ときに、そのポイントを行き過ぎてしまっても操作部を
逆方向に移動する操作で対応でき、操作がしやすい優れ
た座標位置入力装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の座標位置入力装置
の概略構成図 (b)は同座標位置入力装置の検出手段の断面路図
【図2】同検出手段の動作説明図
【図3】(a)は同座標位置入力装置の操作部のボタン
を通常に操作したときの出力信号と時間との関係図 (b)は同ボタンを瞬間的に操作したときの出力信号と
時間との関係図
【図4】本発明の実施例2の座標位置入力装置の検出手
段の断面略図
【図5】同検出手段の動作説明図
【図6】本発明の実施例3の座標位置入力装置の検出手
段の断面略図
【図7】同検出手段の動作説明図
【図8】(a)は本発明の実施例4の座標位置入力装置
の概略構成図 (b)は同座標位置入力装置のタッチ検出手段の断面略
【図9】本発明の実施例5の座標位置入力装置のタッチ
検出手段の断面略図
【図10】本発明の実施例6の座標位置入力装置のタッ
チ検出手段の断面略図
【図11】本発明の実施例7の座標位置入力装置の概略
構成図
【図12】(a)は同座標位置入力装置の操作ボタンを
指で操作したときの出力信号と時間との関係図 (b)は同ボタンから指を離したときの出力信号と時間
との関係図
【図13】従来の座標位置入力装置の要部断面図
【符号の説明】
1 ボタン(操作部) 6 原点復帰手段 7 ケース 7a 開口部 8 検出手段 9 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 哲郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上の全方向に、前記平面に平行にス
    ライド移動可能で、かつ原点復帰手段を設けた操作部
    と、前記操作部の一部が露出する開口部を設けたケース
    と、前記操作部の移動量を電気信号に変換する検出手段
    と、前記検出手段の信号を計算する制御手段を備え、前
    記制御手段を前記操作部が前記ケースの開口部の範囲に
    おいて自由にスライド移動したときには、スライド移動
    した変位方向および変位量の相対量を計算し、かつ前記
    操作部が前記ケースの開口部に接触したときには、原点
    からの変位方向および変位量をベクトル量として計算す
    る構成とした座標位置入力装置。
  2. 【請求項2】 指の接触を検出するタッチ検出手段を設
    け、操作部を指でスライド移動している途中に指を離し
    た場合、原点復帰手段により前記操作部が原点に戻ると
    きに、前記タッチ検出手段により指が離れていることを
    検出し、スライド移動しているデータをキャンセルする
    構成とした制御手段を備えた請求項1記載の座標位置入
    力装置。
  3. 【請求項3】 操作部に導電体を設け、前記導電体に指
    が接触すると人間の静電容量によって生じる前記操作部
    の静電容量変化を検出して、指の接触・非接触を検出す
    る構成としたタッチ検出手段を備えた請求項2記載の座
    標位置入力装置。
  4. 【請求項4】 操作部に導電体を設け、前記導電体に指
    が接触すると人間のノイズを検出して、指の接触・非接
    触を検出する構成としたタッチ検出手段を備えた請求項
    2記載の座標位置入力装置。
  5. 【請求項5】 操作部に発光素子と受光素子を設け、前
    記発光素子から出た光が指によって反射され、反射され
    た光の量を前記受光素子で検出して、指の接触・非接触
    を検出する構成としたタッチ検出手段を備えた請求項2
    記載の座標位置入力装置。
  6. 【請求項6】 操作部に感圧センサを設け、指の接触に
    よる前記感圧センサの出力変化を検出して、指の接触・
    非接触を検出するタッチ検出手段を備えた請求項2記載
    の座標位置入力装置。
  7. 【請求項7】 操作部を指でスライド操作した場合の動
    作加速度と、指を離して原点復帰手段により原点に復帰
    する場合の動作加速度との違いを検出して、指の接触・
    非接触を検出するタッチ検出演算手段を備えた請求項1
    記載の座標位置入力装置。
  8. 【請求項8】 操作部を指で瞬間的に操作した場合にお
    いて、動作加速度を検出して最小分解能で動作する微細
    動作モードを有する構成とした制御手段を備えた請求項
    1記載の座標位置入力装置。
  9. 【請求項9】 一部もしくは全てを磁性体で構成した操
    作部と、前記操作部の下部でX軸およびY軸にそれぞれ
    1個又は複数個配置した磁気検出素子とを設け、前記操
    作部のスライド移動による前記磁性体のスライド移動量
    をX軸およびY軸のそれぞれに電気信号として変換する
    構成とした検出手段を備えた請求項1記載の座標位置入
    力装置。
  10. 【請求項10】 操作部の底面側に固定された反射板
    と、前記反射板の下部でX軸およびY軸にそれぞれ1組
    又は複数組配置した発光素子と受光素子とを設け、前記
    操作部のスライド移動量をX軸およびY軸方向のそれぞ
    れに電気信号として変換する構成とした検出手段を備え
    た請求項1記載の座標位置入力装置。
  11. 【請求項11】 操作部のX軸およびY軸にそれぞれ1
    個又は複数個の刷子と、前記刷子に対向する位置に抵抗
    体とを設け、前記操作部のスライド移動量をX軸および
    Y軸のそれぞれに電気信号として変換する構成とした検
    出手段を備えた請求項1記載の座標位置入力装置。
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