JP2001184159A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JP2001184159A
JP2001184159A JP36519999A JP36519999A JP2001184159A JP 2001184159 A JP2001184159 A JP 2001184159A JP 36519999 A JP36519999 A JP 36519999A JP 36519999 A JP36519999 A JP 36519999A JP 2001184159 A JP2001184159 A JP 2001184159A
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修二 中村
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保 小池
Masanori Okabashi
正典 岡橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が良く、省エネルギー、低コストの光
学式のポインティングデバイスの実現。 【解決手段】 ポインティングデバイス1は、被検出体
2と、被検出体2を水平移動させる水平移動機構3〜1
2’と、被検出体2の移動量を検出する移動量検出手段
20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置のポイン
タ操作を容易にするポインティングデバイスに関し、特
に、ポインティングデバイスの操作性及び機能の向上並
びに構造の簡素化に関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンピュータの操作性を向上するた
めにGUI(Graphical User Interface)が採用されて
いるが、一層複雑化するコンピュータの操作を容易にす
るために、ディスプレイ画面上のアイコン等を指示する
手段として、マウス、ジョイスティック、トラックボー
ル、各種ポインティングデバイス等が用いられている。
【0003】例えば、現在一般的に使用されているマウ
スは、ユーザによるX軸及びY軸方向の操作量及び2つ
のクリックスイッチの操作を出力する形式のものが大半
であり、マウスの移動方向及び移動量をX軸及びY軸方
向に分解して検出し、この検出結果に応じて画面上に表
示されているカーソルを移動させ、カーソルがアイコン
上に重なったときにクリックスイッチを操作して、アイ
コンに対応する動作を行わせる。
【0004】このようなマウスの移動方向及び移動量の
検知は、ボールの回転方向及び回転量を機械的に検知す
る方法や、専用マウスパッドに用意された透明又は半透
明のラインパターンを画像認識により光学的に検知する
方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のボール回転式又
は光学式のマウスの使用にあたってはマウス本体を操作
するための操作スペースが必要であり、小型、軽量化、
複雑化が一層進むコンピュータ分野にあって、マウス操
作性の向上が急務であるといえる。このうち、ボール回
転式マウスは、ボールを用いるため、空回りや埃の侵入
などによる誤動作を発生する恐れがあり、さらには、ホ
ール自身を設置するスペースが必要であるので省スペー
ス化に対応できないという問題がある。
【0006】これに対して、光学式マウスは、被検出体
に光を照射する光源、被検出体からの反射光を集束する
レンズ、集束された反射光を受光する受光手段及び、受
光した光から被写体の移動量を検出する移動量検出手段
等を備えるのが一般的であるが、被検出体として専用マ
ウスパッドが更に必要となり、省スペース化及び操作性
の向上が望まれる。
【0007】光学式マウスの光源には例えば発光ダイオ
ードが用いられるが、マウスの操作状態を検知するため
に発光ダイオードは常時点灯させておく必要があり、発
光ダイオードの寿命の低下及び、消費電力の増大が問題
となっている。また、このような光学式マウスは、前述
のような、光源、レンズ、受光手段及び、移動量検出手
段等をマウスのロアカバーで保持する構造を有している
が、製造プロセスの簡素化及び、製造コストの低減が望
まれている。
【0008】本発明の第1の目的は、上記課題に鑑み、
占有面積を低減すると共に、従来のマウス操作に必要で
あった操作スペースの必要の無い、操作性の良いポイン
ティングデバイスを提供することにある。本発明の第2
の目的は、上記課題に鑑み、消費電力を低減させると共
に、長寿命の光学式のポインティングデバイスを提供す
ることにある。
【0009】本発明の第3の目的は、上記課題に鑑み、
製造プロセスの簡素化及び、製造コストの低減を図るべ
く、構造容易な光学式のポインティングデバイスを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、第1の発明に係るポインティングデバイスにおいて
は、被検出体と、被検出体を水平移動させる水平移動機
構と、被検出体の移動量を検出する移動量検出手段とを
備える。第2の発明においては、被検出体に光を照射す
る光源と、被検出体からの反射光を受光するための受光
手段とを備えるポインティングデバイスは、異なる複数
の駆動電力を出力して光源を駆動する駆動手段を備え
る。
【0011】第3の発明に係るポインティングデバイス
においては、被検出体に光を照射する光源と、被検出体
からの反射光を集束するレンズと、集束された反射光を
受光する受光手段と、受光した光から被写体の移動量を
検出する移動量検出手段と、移動量検出手段が実装され
た基板を保持し、かつ、レンズと一体に成形される筐体
手段とを備える。
【0012】第1の発明によれば、占有面積を低減する
と共に、従来のマウス操作に必要であった操作スペース
の必要の無い、操作性の良い光学式のポインティングデ
バイスを提供することができる。第2の発明によれば、
光学式のポインティングデバイスにおいて、マウス消費
電力を低減させると共に、光源の長寿命化を図ることが
できる。
【0013】第3の発明によれば、光学式のポインティ
ングデバイスにおけるロアカバーとレンズとを一体に成
形するので、構造が容易であり、製造プロセスの簡素化
及び、製造コストの低減を図ることができる。また、外
部からのゴミあるいは埃の侵入を防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
よるポインティングデバイスの構造図である。図1
(a)は本実施例によるポインティングデバイスの平面
図であり、図1(b)は本実施例によるポインティング
デバイスの断面図である。本実施例は、従来のマウスの
構造を上下逆にしたような構造であり、被検出体である
パネル2を同一水平面上の所望の方向に指で操作するこ
とで、その移動方向及び移動量をコンピュータに対する
ポインタ操作指令とするものである。
【0015】図1に示すように、本実施例によるポイン
ティングデバイス1においては、被検出体としてのパネ
ル2と、パネル2を水平移動させる水平移動機構及び水
平戻り機構として、第1の支持台3、第1及び第2のX
方向レール4及び4’、第1及び第2のX方向バネ支持
棒9及び9’、第1及び第2のX方向レール把持機構1
0及び10’、第2の支持台5、第1及び第2のY方向
レール6及び6’、第1及び第2のY方向バネ支持棒1
2及び12’、第1及び第2のY方向レール把持機構1
1及び11’、並びに、第1及び第2のY方向バネ支持
棒12及び12’と、パネル2の移動量を検出する移動
量検出手段として、光源21、レンズ22及び受光手段
23とを備える。第1の支持台3及び第2の支持台5に
は、それぞれ中央付近に第1の開口部13及び第2の開
口部14が設けられる。
【0016】まず、本発明の第1の実施例による水平移
動機構について説明する。図2は、本発明の第1の実施
例による水平移動機構を説明する図である。図2(a)
は水平移動機構の断面図を示し、図2 (b)は水平移動
機構の斜視図を示す。図2に示すように、パネル2の下
面には第1及び第2のX方向レール把持機構10及び1
0’が設けられており、第1の支持台3上に配設させら
れた第1及び第2のX方向レール4及び4’をそれぞれ
移動可能に把持する構造である。
【0017】また、第1の支持台3の下面についても、
第1及び第2のX方向レール把持機構10及び10’と
同様の構造を有する第1及び第2のY方向レール把持機
構11及び11’(図示せず)が設けられており、第2
の支持台5上に配設させられた第1及び第2のY方向レ
ール6及び6’をそれぞれ移動可能に把持する。図1に
示すように、第1及び第2のX方向レール4及び4’
は、第1及び第2のX方向バネ支持棒9及び9’によっ
て第1の支持台3にそれぞれ固定される。また、第1及
び第2のY方向レール6及び6’はそれぞれ、第1及び
第2のY方向バネ支持棒12及び12’によって第2の
支持台5に固定される。
【0018】なお、本実施例では、水平移動機構として
XY2方向に対してそれぞれ2本のレールを設けたが、
レールの本数はこれに限らない。また、各レール把持機
構の形状も図2に限定されるものではない。すなわち、
各レール上を移動可能に把持できる形状であれば良く、
例えば第1の支持台の下面の1辺全体に渡ってレール把
持機構を設けて手も良い。
【0019】また、上述のようなレール把持機構ではな
く、各レールを把持する形で車輪を設けても良い。図3
は水平移動機構の他の実施例の断面図である。パネル2
又は第1の下面には少なくとも2つの車輪12及び1
2’が設けられ、各車輪12及び12’が第1及び第2
のX方向レール4及び4’上を滑走する。第1の支持台
3についても同様な構造を用いても良い。
【0020】図4は水平移動機構の更に他の実施例の断
面図である。本実施例は、第1及び第2の支持台3及び
5の上面に、互いに直交するような少なくとも2本のガ
イド溝を設け、パネル2及び第1の支持台3の下面には
各ガイド溝に嵌合するような嵌合手段を設けることによ
り水平移動させる構造である。このような水平移動機構
の形状としては、例えば図4(a)〜(c)のような形
状が考えられるが、パネル2及び第1の支持台3が、そ
れぞれ第1の支持台3及び第2の支持台5に対して外れ
ることなく、嵌合して移動可能であるような形状であれ
ば良い。
【0021】以上説明したような水平移動機構によれ
ば、パネル2をX方向に指で操作するとパネル2が第1
の支持台3に対してX方向に水平移動し、パネル2をY
方向に指で操作すると第1の支持台3が第2の支持台5
に対してY方向に水平移動する。第2の支持台5は、ポ
インティングデバイスのケース枠(図示せず)に固定さ
れるので、第2の支持台5から見れば水平面上全ての方
向に対してパネル2を操作可能であるといえる。
【0022】なお、この水平面上におけるパネル2の操
作可能範囲は、X方向に関しては、第1及び第2のX方
向バネ支持棒9及び9’によってパネル2の移動が制限
されるまでであり、Y方向に関しては、第1及び第2の
Y方向バネ支持棒12及び12’によって第1の支持台
3の移動が制限されるまでである。次に、本発明の第1
の実施例による水平戻り機構について、図1を参照して
説明する。
【0023】指によるパネル2の水平移動操作終了後
は、パネル2を所定の待機位置に戻す必要がある。本実
施例では、パネル2の水平移動操作終了後に、パネル2
を所定の位置に戻す水平戻り機構として、第1及び第2
のX方向バネ7及び7’並びに第1及び第2のY方向バ
ネ8及び8’を備える。第1のX方向バネ7は、パネル
2と第1のX方向バネ支持棒9との間に設けられ、第2
のX方向バネ7’は、パネル2と第2のX方向バネ支持
棒9’との間に設けられ、パネル2のX方向の水平移動
操作終了後、パネル2を所定の位置に戻す。
【0024】第1のY方向バネ8は、第1の支持台3と
第1のY方向バネ支持棒10との間に設けられ、第2の
Y方向バネ8’は、第1の支持台3と第2のY方向バネ
支持棒10’との間に設けられ、パネル2のY方向の水
平移動操作終了後、パネル2を所定の位置に戻す。な
お、本実施例では水平戻り機構にバネを用いたが、ゴム
のような弾性部材を用いても良い。
【0025】続いて、本発明の第1の実施例による移動
量検出手段について説明する。図5は、本発明の第1の
実施例による移動量検出手段の説明図である。図1及び
5に示すように、本実施例によれば、被検出体であるパ
ネル2の移動量を検出する移動量検出手段20は、光源
21と、レンズ22と、受光手段23とを備え、従来の
光学式マウスの構造を上下逆にしたような構造である。
この移動検出手段20は、第2の支持台(すなわちポイ
ンティングデバイスのケース枠)に固定される。光源2
1は例えば発光ダイオードであり、受光手段23は例え
ばCCDセンサである。
【0026】また、パネル2をどの方向に操作しても、
光源21からパネル2に対して照射される光が受光手段
23において確実に受光できるようするため、第1の支
持台3及び第2の支持台5には、それぞれ中央部分に第
1の開口部13及び第2の開口部14が設けられてい
る。光源21から発せられる光は、レンズ22内の反射
部24を介してパネル2に照射される。パネル2からの
反射光は、レンズ22内の集光部25で集光され、受光
手段23において受光される。すなわち、図5に示され
るように、光源21で発せられた光は、レンズ22を介
して受光手段23まで、1点鎖線で示されるように像を
結ぶ。受光手段23で受光された光を基づき、画像認識
用IC(図示せず)の画像認識によってパネル2の移動
量及び移動方向を検出することになる。画像認識用IC
は、従来の光学式マウス同様、単位時間毎の画像変化を
検出し、その変化量及び方向を、コンピュータに対する
操作指令として送信する。
【0027】本実施例では、被検出体であるパネル2の
移動量を検出する移動量検出手段として光学式マウスの
原理を利用しているが、パネル2の移動量及び方向を検
出できるものであればその他の形式であっても良い。図
6は、移動検出手段の他の実施例の概略図である。ここ
では説明を容易にするために、パネル2のX方向への移
動の検出についてのみ説明するが、第1の支持台3のY
方向への移動についても適用できる。図6(a)は平面
図であり、図6(b)はb−b断面図であり、図6
(c)はc−c断面図であり、図6(d)は側面図であ
る。
【0028】本実施例では、第1及び第2のX方向レー
ル4及び4’を導電材料で構成し、パネル2は絶縁材料
で構成する。パネル2の下面には、導電材料から成る部
材31が固定される。また、水平移動機構として、それ
ぞれが少なくとも2つの車輪を備える、第1及び第2の
前輪ユニット32及び32’並びに第1及び第2の後輪
ユニット33及び33’が、それぞれ第1及び第2のX
方向レール4及び4’を把持する形で設けられる。第1
及び第2の前輪ユニット32及び32’は導電材料から
成り、部材31に設けられるが、第1及び第2の後輪ユ
ニット33及び33’は絶縁材料から成り、パネル2の
下面に設けられる。第1及び第2のX方向レール4及び
4’には抵抗値検出回路34が接続されており、従っ
て、第1のX方向レール4、第1の前輪ユニット32、
部材31、第2の前輪ユニット32’及び第2のX方向
レール4’と共に閉回路を構成することになる。
【0029】パネル2がX方向に移動すると、上述の閉
回路の抵抗値が変化するので、抵抗値検出回路34でそ
の抵抗値を検出し、X方向の移動量として制御ICへ送
出する。ここでは詳しく説明しないが、第1の支持台3
のY方向の移動についても同様の方法抵抗値を検出し、
Y方向の移動量として制御ICへ送出する。抵抗値検出
回路34としては、周知の抵抗値検出技術が利用可能で
ある。
【0030】ところで、本発明の第1の実施例によるポ
インティングデバイスにおいては、パネル2を指で操作
して所望の方向及び大きさだけ移動させたときのみコン
ピュータに対して操作指令を送出し、所望の操作が終了
してパネル2から指を離した後、水平戻り機構によりパ
ネル2が所定の位置に戻るときは、コンピュータに対す
る操作指令をロックする必要がある。
【0031】このような操作指令ロック機構を、本実施
例では被検出体であるパネル2上の操作面への指の接触
を検知する接触検知手段を備えることで実現する。すな
わち、パネル2への指の接触が検知されたときにのみ、
パネル2及び第1の支持台3の移動量をコンピュータに
対する操作指令として送出する。図1には図示しない
が、指のパネル2への接触を検出する方法としては、メ
カニカルスイッチを用いる方法、抵抗膜を用いる方法、
静電容量の変化を用いる方法等、周知の技術が利用可能
であり、それぞれパネル2上の操作面に設ければよい。
指のパネル2への接触の有無の判定及び操作指令の生成
は、ポインティングデバイス内の制御ICで制御され
る。
【0032】図7は、本発明の第2の実施例によるポイ
ンティングデバイスの操作指令ロック機構を説明する図
である。図7(a)は本実施例におけるポインティング
デバイス1の平面図であり、図7(b)は本実施例にお
けるポインティングデバイス1のb−b断面図であり、
図7(c)は本実施例におけるポインティングデバイス
1のc−c断面図である。なお、説明を簡単にするた
め、図7(a)〜(c)では、第1及び第2のX方向バ
ネ7及び7’並びに第1及び第2のY方向バネ8及び
8’については省略する。また、図7(b)及び(c)
では、移動量検出手段20についても省略する。
【0033】本実施例によるポインティングデバイス1
は、図1の第1の実施例において、同一水平面上の、直
交する2方向のそれぞれに対して、被検出体を挟むよう
に対向して備えられる複数のスイッチを更に有するもの
である。本実施例では、図7に示すように、パネル2の
第1の支持台3に対する移動方向であるX方向に対して
は第1及び第2のX方向スイッチ41及び41’が、第
1の支持台3の第2の支持台5に対する移動方向である
Y方向に対しては第1及び第2のY方向スイッチ42及
び42’が備えられるが、更に複数個スイッチを設けて
も良い。
【0034】図7に示すように、第1のX方向スイッチ
41は第1のX方向バネ支持棒9に、第2のX方向スイ
ッチ41’は第2のX方向バネ支持棒9’にそれぞれ固
定されており、パネル2をX方向に操作することで、パ
ネル2の側面が第1のX方向スイッチ41又は第2のX
方向スイッチ41’を押圧できる構造である。同様に、
第1のY方向スイッチ42は第1のY方向バネ支持棒1
2に、第2のY方向スイッチ42’は第2のY方向バネ
支持棒12’にそれぞれ固定されており、パネル2をY
方向に操作して第1の支持台3を第2の支持台5に対し
て移動させることで、パネル2の側面が第1のY方向ス
イッチ42又は第2のY方向スイッチ42’を押圧でき
る構造である。なお、パネル2の側面ではなく、第1の
支持台3の側面が押圧できるように第1のY方向スイッ
チ42及び第2のY方向スイッチ42’をそれぞれ第1
のY方向バネ支持棒12及び第2のY方向バネ支持棒1
2’に設置してもよい。
【0035】上記スイッチのそれぞれの大きさは、光源
21、パネル2、レンズ22及び受光手段23を結ぶ光
経路の形成に支障のないようなものとする。すなわち、
ポインティングデバイス1を上面から見た場合、第1及
び第2のX方向スイッチ41及び41’は第1の開口部
13に対して、第1及び第2のY方向スイッチ42及び
42’は第2の開口部14に対して、それぞれ覆い被ら
ないような大きさであればよい。
【0036】本実施例によれば、上記スイッチのスイッ
チのいずれか1つがパネル2によって押圧されたとき
に、押圧されるまでのパネル2の移動量をコンピュータ
に対する操作指令として送信し、パネル2の操作終了
後、水平戻り機構によりパネル2が所定の位置に戻ると
きは、コンピュータに対する操作指令はロックする。上
記スイッチの押圧の有無の判定及び操作指令の生成は、
ポインティングデバイス内の制御ICで制御される。
【0037】図8は、本発明の第3の実施例によるポイ
ンティングデバイスの構造図である。図8(a)は本実
施例によるポインティングデバイスの平面図であり、図
8(b)は本実施例によるポインティングデバイスの断
面図である。本実施例は、図1の第1の実施例におい
て、被検出体であるパネル2を垂直移動させる垂直移動
機構と、パネル2のの垂直移動操作終了後にパネル2を
所定の位置に戻す垂直戻り機構とを更に備えるものであ
る。本実施例では、パネル2を垂直方向に押下しながら
水平移動操作しているときのみ、パネル2及び第1の支
持台3の移動量をコンピュータに対する操作指令として
送出する。
【0038】図9は本発明の第3の実施例によるポイン
ティングデバイスの垂直移動機構及び垂直戻り機構の斜
視図である。図1の第1の実施例によるポインティング
デバイスの第2の支持台5は、ケース枠に固定されてい
たが、本実施例では、第2の支持台5は、ケース枠に対
して垂直な方向に移動可能である。
【0039】図8に示すように、ケース枠50には第1
〜第4の垂直方向ガイド棒41〜44が固定され、各ガ
イド棒は第2の支持台5に設けられた開口部をそれぞれ
貫通している。また、第2の支持台5とケース枠50と
の間には第1〜第4の垂直方向バネ45〜48が設けら
れる。図9は、第1の垂直方向ガイド棒41及び第1の
垂直方向バネ45について示しており、本実施例では、
第1〜第4の垂直方向バネ45〜48は、それぞれ2つ
のコイルバネを備えているが、その数はこれに限らな
い。また、コイルバネの代わりにゴムのような弾性部材
を用いてもよい。
【0040】第1〜第4の垂直方向バネ45〜48は、
第2の支持台5がケース枠50から離脱してしまうのを
防止するための機能についても更に有しているというこ
とができるが、更に、第2の支持台5の離脱防止用のた
めの留め具を、第1〜第4の垂直方向ガイド棒41〜4
4の少なくとも1つに、第2の支持台5に対して第1〜
第4の垂直方向バネ45〜48がある面とは反対側にそ
れぞれ設けてもよい。図10は、離脱防止用の留め具の
例を示す図である。留め具49の形状は、第2の支持台
5がケース枠から離脱不可能であればどのような形状で
あってもよく、例えば図9(a)及あるいは(b)に示
すような形状の留め具49が、第1〜第4の垂直方向ガ
イド棒41〜44の少なくとも1つ(図10では第1の
垂直方向ガイド棒41)に設けられる。
【0041】本実施例によれば、パネル2を指で垂直方
向に押下すると、第2の支持台5は第1〜第4の垂直方
向ガイド棒41〜44に沿って下方向に移動する。押下
を止めると第1〜第4の垂直方向バネ45〜48の弾性
力により第2の支持台5は所定の位置に戻る。なお、パ
ネル2を垂直方向に押下しながら水平方向に操作して
も、第2の支持台は、ケース枠50に対して、第1〜第
4の垂直方向ガイド棒41〜44に沿って垂直方向に移
動するのみであり水平方向に移動することはない。
【0042】前述の第1及び第2のの実施例同様、本実
施例によるポインティングデバイスにおいては、パネル
2の操作時のみそのときの操作指令をコンピュータに出
力し、所望の操作が終了してパネル2から指を離した
後、水平戻り機構によりパネル2が所定の位置に戻ると
きは、コンピュータに対する操作指令をロックする必要
がある。
【0043】パネル2の移動量を検出する移動量検出手
段20は、図8(b)に示すような光学式マウスの原理
を利用しているが、本実施例では、特に、パネル2の押
下時のみ、所定の解像度を有する受光手段23が反射光
を受光するように反射光を集光させる集光部25を備え
るレンズ22が設置される。レンズ22を含む移動検出
手段20はケース枠50に固定設置されているが、垂直
方向に移動可能なパネル2が押下されると、集光部25
の反射光に対する焦点距離がずれることになる。つま
り、予め決められた解像度を有する受光手段23は、パ
ネル2を押下していないときは、集光部25が反射光を
受光手段23に集光できないので反射光を受光すること
ができず、パネル2の押下時のみ反射光を受光できる。
【0044】従って、受光手段23が反射光を受光でき
ないときは、画像認識用IC(図示せず)はパネル2の
移動量及び移動方向を検出することができないので、制
御ICはコンピュータに対して操作指令を送信しない。
これに対し、受光手段が反射光を受光したときは、制御
ICはコンピュータに対して操作指令を送信する。この
ように、本実施例によれば、パネル2を指で押下して所
望の方向及び大きさだけ移動させたときのみコンピュー
タに対して操作指令を送出し、パネル2の操作が終了し
て指がパネル2から離れると、水平戻り機構によりパネ
ル2が所定の位置に戻ろうとするが、この間、第1〜第
4の垂直方向バネ45〜48の弾性力により第2の支持
台5は垂直方向に対しても上向きに移動し、パネル2と
集光部25との垂直方向の距離が変化することになり、
受光手段23は反射光を受光できないので、コンピュー
タに対する操作指令をロックすることができる。
【0045】図11は、本発明の第4の実施例によるポ
インティングデバイスの構造図である。図11(a)は
本実施例によるポインティングデバイスの平面図であ
り、図11(b)は本実施例によるポインティングデバ
イスの断面図である。本実施例は、図8〜10の第3の
実施例において、パネル2の押下を検知する押下検知手
段を更に備え、パネル2の押下を押下検知手段が検知し
たときのみ、移動量をコンピュータに対する操作指令と
して送信するものである。
【0046】図11に示すように、本実施例では、押下
検出手段として押下検出スイッチ51が、パネル2が押
下されたときに第2の支持台5が押下検出スイッチ51
を押下するよう、ケース枠50に設置される移動量検出
手段20を支持する土台上に更に設置される。押下検出
スイッチ51は本実施例ではメカニカルスイッチである
が、その他に、周知のセンサ技術が利用可能である。ま
たその数も少なくとも1つ設置されればよい。押下検出
スイッチによるパネル2の押下の有無の判定及び操作指
令の生成は、ポインティングデバイス内の制御ICで制
御される。
【0047】図12は、本発明の第5の実施例によるパ
ネルの断面図である。上記の各実施例におけるパネル2
の操作面は平面であるが、本実施例によるパネル2で
は、その操作面を、図12(a)に示すような凹型の形
状、あるいは図12(b)に示すような凸型の形状にし
て、指への引っかかりを持たせて操作性を向上させる。
また更に、パネル2上の操作面は、凹型及び凸型を組合
わせた形状(図示せず)であってもよい。
【0048】第1の実施例で説明したように、指のパネ
ル2への接触を検出する手段をパネル2上の操作面に設
ける場合、抵抗膜を用いる方法、あるいは静電容量の変
化を用いる方法等では操作面の形状に合わせてそれぞれ
実現すればよいが、メカニカルスイッチを用いる場合
は、図12(C)に示すように、パネル2上の操作面の
一部分にスイッチ52が設置される。
【0049】本発明の第1から第5の実施例によれば、
占有面積を低減すると共に、従来のマウス操作に必要で
あった操作スペースの必要の無い、操作性の良い光学式
のポインティングデバイスを提供することができる。ま
た、ボール回転式マウスのようにボールを用いる必要が
無いので、薄型のポインティングデバイスを実現可能で
ある。
【0050】上述のように、光学式のポインティングデ
バイスの光源には例えば発光ダイオードが用いられる
が、この場合、パネル2の操作状態を検知するためには
発光ダイオードは常時点灯させておく必要がある。図8
〜10を参照して説明したように本発明による第3の実
施例では、受光手段23は、パネル2を押下していない
ときは集光部25が反射光を受光手段23に集光できな
いので反射光を受光することができず、パネル2の押下
時のみ反射光を受光できる。従って、パネル2の押下時
のみ光源を通常の駆動電力で点灯させ、パネル2を押下
しないときは光源の駆動電力を低減させれば、ポインテ
ィングデバイスの消費電力の低減を図ることができ、ま
た、光源の寿命を伸ばすことも可能である。
【0051】本発明の第6及び第7の実施例によるポイ
ンティングデバイスは、第3の実施例を発展させたもの
であり、第3の実施例におけるポインティングデバイス
において、パネル2が押下されていないときは、光源2
1の駆動電力を、通常の使用における駆動電力よりも低
電力にする。光源21を通常又は低電力のいずれの駆動
電力で駆動するかの判定は、受光手段23が反射光を受
光しない未受光時間と所定の時間との長短を比較するこ
とでなされる。未受光時間が所定の時間よりも長いと判
定された場合は、パネル2が押下されていない状態、す
なわちポインティングデバイス1を操作していない状態
にあるということになるので、低電力の駆動電力で光源
21を駆動し、消費電力を低減させる。
【0052】本発明の第6及び第7の実施例は、第3の
実施例において、受光手段23が反射光を受光しない未
受光時間と所定の時間とを比較する受光時間比較手段
と、光源21を駆動するために、第1の駆動電力又は第
2の駆動電力を出力する駆動手段とを更に備えたもので
ある。駆動手段はポインティングデバイス内に容易に構
成可能である。
【0053】図13は、本発明の第6及び第7の実施例
による光学式ポインティングデバイスの動作を示すフロ
ーチャートである。ステップ101では、受光手段23
が反射光を受光しない未受光時間と所定の時間とを比較
し、未受光時間が所定の時間よりも短いときはステップ
102へ進み、未受光時間が所定の時間よりも長いとき
はステップ103へ進む。このステップ101の未受光
時間の長短の判定は、制御ICによって実現可能であ
る。
【0054】ステップ102では、第1の駆動電力で光
源21を駆動する。第1の駆動電力は、パネル2が押下
されてポインティングデバイス1が操作されている状態
にあるときの直流の駆動電力である。ステップ103で
は、第2の駆動電力で光源21を駆動する。第2の駆動
電力は、パネル2が押下されていない状態、すなわちポ
インティングデバイス1が操作されていない状態にある
ときの駆動電力であり、後述するように、第6の実施例
によれば、第2の駆動電力の大きさは、第1の駆動電力
の大きさよりも低く、第7の実施例によれば、第2の駆
動電力は、パルス状電力である。
【0055】図14は、本発明の第6の実施例による受
光時間比較手段及び駆動手段の概略図である。図8に示
されるようなポインティングデバイス1においては、光
源21を駆動電力生成回路61によって点灯させ、パネ
ル2によって反射された反射光を受光手段23が受光す
る。この図においてはレンズ22は省略してある。
【0056】駆動電圧生成回路61は、図14に示すよ
うに、電源電圧Vccと、第1及び第2の制限抵抗Rs
及びRbと、第1及び第2のスイッチSW1及びSW2
と、抵抗R1及びR2とを備える。なお、Rs<Rb、
R1=R2である。制御IC53は、受光手段23がパ
ネル2に対する反射光を受光しない状態にある時間、す
なわち、光源21、パネル2及び受光手段23にわたっ
て像が結ばれていない未受光時間を常時計測しており、
制御IC53内のメモリに予め記憶された所定の時間と
その大小を比較し、駆動電圧発生信号を生成する。ま
た、パネル2が押下されてポインティングデバイス1が
操作されている状態にあるときは、更に、画像認識によ
って単位時間毎の画像変化を検出し、その変化をポイン
ティングデバイス11の操作量及び操作方向としてコン
ピュータに送信する。制御IC53が、未受光時間と所
定の時間とを比較し、未受光時間が所定の時間よりも短
いと判定したときは第1の駆動電圧生成信号201を、
未受光時間が所定の時間よりも長いときと判定したとき
は第2の駆動電圧生成信号202を駆動電圧生成回路6
1へ出力する。
【0057】駆動電圧生成回路61が第1の駆動電圧生
成信号201を受信すると、第1のスイッチSW1がオ
ンになり、第1の制限抵抗Rsを介して光源61に直流
の第1の駆動電圧が印加される。駆動電圧生成回路61
が第2の駆動電圧生成信号202を受信すると、第2の
スイッチSW2がオンになり、第2の制限抵抗Rbを介
して光源63に直流の第2の駆動電圧が印加される。R
s<Rbであるので、第1の駆動電圧の大きさは第2の
駆動電圧も大きい。従って、パネル2が押下されていな
い状態、すなわちポインティングデバイス1が操作され
ていない状態にあるときは、光源21を小さい駆動電力
で駆動するので消費電力を低減させることができる。パ
ネル2が押下されると、第1の駆動電圧が光源21に印
加される。
【0058】図15は、本発明の第7の実施例による受
光時間比較手段及び駆動手段の概略図である。光源21
を駆動電力生成回路61によって点灯させ、パネル2に
よって反射された反射光を受光手段23が受光する。駆
動電圧生成回路61は、図15に示すように、電源電圧
Vccと、スイッチSW3と、抵抗R1とを備える。
【0059】本実施例によれば、第6の実施例同様、制
御IC53は、光源21、パネル2及び受光手段23に
わたって像が結ばれていない未受光時間を常時計測して
おり、制御IC53内のメモリに予め記憶された所定の
時間とその大小を比較し、駆動電圧発生信号203を生
成する。また、パネル2が押下されてポインティングデ
バイス1が操作されている状態にあるときは、更に、画
像認識によって単位時間毎の画像変化を検出し、その変
化をポインティングデバイス1の操作量及び操作方向と
してコンピュータに送信する。
【0060】制御IC53が、未受光時間と所定の時間
とを比較し、未受光時間が所定の時間よりも短いと判定
したときは光源21を通常通り点灯させる所定の一定出
力の信号を、未受光時間が所定の時間よりも長いときと
判定したときは光源21を間欠駆動させるためのパルス
信号を、駆動電圧発生信号203として駆動電圧生成回
路61へ出力する。
【0061】駆動電圧生成回路61が駆動電圧生成信号
203を受信すると、スイッチSW3がオンになり、駆
動電圧生成信号203に対応する駆動電圧が光源21に
印加される。従って、パネル2が押下されていない状
態、すなわちポインティングデバイス1が操作されてい
ない状態にあるときは、光源21を間欠駆動させるパル
ス電力で駆動するので消費電力を低減させることができ
る。パネル2が押下されると、通常の駆動電圧が光源2
1に印加される。
【0062】本発明の第6及び第7の実施例によれば、
パネル2を垂直方向に押下していないときは、コンピュ
ータに対して操作指令を送信する必要はないので受光手
段23を駆動させるための電力を低減し、パネル2を押
下してコンピュータに対して操作指令を送信するときは
通常の電力で受光手段23を駆動させるので、消費電力
を低減させると共に、光源の長寿命化を図ることができ
る。
【0063】本発明による第6及び第7の実施例は、従
来の光学式マウスにおいても適用することができる。光
学式のマウスの光源には例えば発光ダイオードが用いら
れるが、マウスの操作状態を検知するためには発光ダイ
オードは常時点灯させておく必要があり、発光ダイオー
ドの寿命の低下及び、消費電力の増大が問題となってい
る。
【0064】図16は、本発明による第6及び第7の実
施例の他の実施例を説明する図である。図16(a)に
示すように、光学式マウス62は、一般的に、被検出体
63に光を照射する光源21と、被検出体63からの反
射光を受光するための受光手段23とを備えており、光
学式マウス62の操作状態を検知するために、光源21
を点灯させ、被検出体63によって反射された反射光を
受光手段23が受光する。光源21、被検出体63及び
受光手段23にわたって像が結ばれており、受光手段2
3は被検出体62上の模様あるいは傷を感知し、画像認
識用IC(図示せず)が画像認識によって単位時間毎の
画像変化を検出し、その変化を光学式マウス62の移動
量及び移動方向としてコンピュータに送信する。被検出
体63は例えば床面又は専用マウスパッドであり、光源
21は例えば発光ダイオードであり、受光手段23は例
えばCCDセンサである。
【0065】図13(b)に示すように、光学式マウス
62を手で持ち上げて別の場所に移動させるようなとき
は、本発明の第6及び第7の実施例で説明したような手
法で、光源21の駆動電力を、通常の使用における駆動
電力よりも低電力にすることが可能である。図17は、
本発明の第8の実施例によるポインティングデバイスの
断面図である。
【0066】本発明の第8の実施例は、上述の第1〜第
7の実施例において、製造プロセスの簡素化及び、製造
コストの低減を図るべく、さらに構造容易にしたもので
ある。本実施例によれば、第1〜第7の実施例で説明し
たようなポインティングデバイスでは光源21、レンズ
22、受光手段23及び、移動量検出手段等を保持する
ロアカバーを、レンズ22とを一体に成形することで得
られたレンズ部材66を用いる。本実施例ではレンズ部
材66のロアカバー部分はレンズ部分と類似の透明樹脂
から成るが、レンズ部分とその他の部分のダブルモール
ドにしてもよい。
【0067】本実施例によれば、ポインティングデバイ
スにおけるロアカバーとレンズとを一体に成形するの
で、構造が容易であり、製造プロセスの簡素化及び、製
造コストの低減を図ることができる。また、外部からの
ゴミあるいは埃の侵入を防ぐことができる。本実施例
は、通常の光学式マウスにも適用できる。
【0068】図18は、従来例による光学式マウスの内
部の素子の構成を示す展開斜視図である。一般に光学式
マウスは、光源、レンズ、受光手段及び、移動量検出手
段等をマウスのロアカバーで保持する構造を有してい
る。図18 (a)に示すように、ロアカバー71とホル
ダー73との間にレンズ72が挟まれ、ホルダー73上
には更に画像認識用IC74及び発光ダイオード75が
配設され、図18(b)に示すように構成される。一般
的に、このような一連の構成については、その製造プロ
セスは複雑であり、製造コストも高価である。
【0069】図19は、本発明の第8の実施例を光学式
マウスに適用した場合の説明図である。本実施例では、
図18で示したようなロアカバー71とレンズ72と
を、一体に成形することで得られたレンズ部材76を用
いる。本実施例ではレンズ部材76のロアカバー部分は
レンズ部分と類似の透明樹脂から成るが、レンズ部分と
その他の部分のダブルモールドにしてもよい。
【0070】本実施例では、図19(a)に示すよう
に、レンズ部材76の上にホルダー73が設置され、ホ
ルダー73上には画像認識用IC74及び発光ダイオー
ド75が配設される。図19 (b)は、本実施例による
レンズ部材76を用いた光学式マウス67の断面図を例
示している。本実施例によれば、光学式マウスにおける
ロアカバーとレンズとを一体に成形するので、構造が容
易であり、製造プロセスの簡素化及び、製造コストの低
減を図ることができる。また、外部からのゴミあるいは
埃の侵入を防ぐことができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、占有面積を低減すると共に、従来のマウス操作に必
要であった操作スペースの必要の無い、操作性の良いポ
インティングデバイスを提供することができる。また、
ボール回転式マウスのようにボールを用いる必要が無い
ので、薄型のポインティングデバイスを実現可能であ
る。
【0072】第2の発明によれば、光学式のポインティ
ングデバイスにおいて、マウス消費電力を低減させると
共に、光源の長寿命化を図ることができる。第3の発明
によれば、光学式マウスにおけるロアカバーとレンズと
を一体に成形するので、構造が容易であり、製造プロセ
スの簡素化及び、製造コストの低減を図ることができ
る。また、外部からのゴミあるいは埃の侵入を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるポインティングデ
バイスの構造図である。
【図2】本発明の第1の実施例による水平移動機構を説
明する図である。
【図3】水平移動機構の他の実施例の断面図である。
【図4】水平移動機構の更に他の実施例の断面図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例による移動量検出手段の
説明図である。
【図6】移動検出手段の他の実施例の概略図である。
【図7】本発明の第2の実施例によるポインティングデ
バイスの操作指令ロック機構を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施例によるポインティングデ
バイスの構造図である。
【図9】本発明の第3の実施例によるポインティングデ
バイスの垂直移動機構及び垂直戻り機構の斜視図であ
る。
【図10】離脱防止用の留め具の例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例によるポインティング
デバイスの構造図である。
【図12】本発明の第5の実施例によるパネルの断面図
である。
【図13】本発明の第6及び第7の実施例による光学式
ポインティングデバイスの動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】本発明の第6の実施例による受光時間比較手
段及び駆動手段の概略図である。
【図15】本発明の第7の実施例による受光時間比較手
段及び駆動手段の概略図である。
【図16】本発明による第6及び第7の実施例の他の実
施例を説明する図である。
【図17】本発明の第8の実施例によるポインティング
デバイスの断面図である。
【図18】従来例による光学式マウスの内部の素子の構
成を示す展開斜視図である。
【図19】本発明の第8の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1…ポインティングデバイス 2…パネル 3…第1の支持台 4…第1のX方向レール 4’…第2のX方向レール 5…第2の支持台 6…第1のY方向レール 6’…第2のY方向レール 7…第1X方向バネ 7’…第2のX方向バネ 8…第1のY方向バネ 8’…第2のY方向バネ 9…第1のX方向バネ支持棒、 9’…第2のX方向バネ支持棒 10…第1のX方向レール把持機構 10’…第2のX方向レール把持機構 11…第1のY方向レール把持機構 11’…第2のY方向レール把持機構 12…第1のY方向バネ支持棒 12’…第2のY方向バネ支持棒 13…第1の開口部 14…第2の開口部 20…移動量検出手段 21…光源 22…レンズ 23…受光手段 24…反射部 25…集光部 31…部材 32…第1の前輪ユニット 32’…第2の前輪ユニット 33…第1の後輪ユニット 33’…第2の後輪ユニット 34…抵抗値検出回路 41…第1のX方向スイッチ 41’…第2のX方向スイッチ 42…第1のY方向スイッチ 42’…第2のY方向スイッチ 50…ケース枠 51…押下検出スイッチ 52…スイッチ 53…駆動電力生成回路 61…制御IC 71…ロアカバー 72…レンズ 73…ホルダー 74…画像認識用IC 75…発光ダイオード 76…レンズ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡橋 正典 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA06 BB08 BB11 BB21 BC12 BC13 BC16 BC19 BC26 BC32 DD03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体と、 該被検出体を水平移動させる水平移動機構と、 前記被検出体の移動量を検出する移動量検出手段とを備
    えることを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】 前記被検出体を垂直移動させる垂直移動
    機構を備える請求項1に記載のポインティングデバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記被検出体上の操作面への指の接触を
    検知する接触検知手段を備え、 前記接触が検知されたときに、前記移動量をコンピュー
    タに対する操作指令として送信する請求項1に記載のポ
    インティングデバイス。
  4. 【請求項4】 同一水平面上の、直交する2方向のそれ
    ぞれに対して、前記被検出体を挟むように対向して備え
    られる複数のスイッチを備え、 該複数のスイッチのいずれか1つが前記被検出体によっ
    て押圧されたときに、押圧されるまでの前記被検出体の
    移動量をコンピュータに対する操作指令として送信する
    請求項1に記載のポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 前記被検出体の押下を検知する押下検知
    手段を備え、 該押下検知手段が駆動したときに、前記移動量をコンピ
    ュータに対する操作指令として送信する請求項2に記載
    のポインティングデバイス。
  6. 【請求項6】 前記移動量検出手段は、 前記被検出体に光を照射する光源と、 前記被検出体からの反射光を集束させるためのレンズ
    と、 前記反射光を受光する受光手段とを備える請求項1又は
    2に記載のポインティングデバイス。
  7. 【請求項7】 前記被検出体からの反射光が、前記レン
    ズによって前記受光手段に集束したときにのみ前記移動
    量をコンピュータに対する操作指令として送信する請求
    項6に記載のポインティングデバイス。
  8. 【請求項8】 前記被検出体上の操作面は、凹型及び凸
    型の少なくとも一方の形状から成る請求項1に記載のポ
    インティングデバイス。
  9. 【請求項9】 被検出体に光を照射する光源と、前記被
    検出体からの反射光を受光するための受光手段とを備え
    るポインティングデバイスにおいて、 異なる複数の駆動電力を出力して前記光源を駆動する駆
    動手段を備えることを特徴とするポインティングデバイ
    ス。
  10. 【請求項10】 前記異なる複数の駆動電力は、第1の
    駆動電力及び第2の駆動電力であり、 前記駆動手段は、前記受光手段が前記反射光を受光しな
    い未受光時間と所定の時間とを比較し、前記未受光時間
    が前記所定の時間よりも短いときに前記第1の駆動電力
    を出力し、前記未受光時間が前記所定の時間よりも長い
    ときに前記第2の駆動電力を出力する請求項9に記載の
    ポインティングデバイス。
  11. 【請求項11】 被検出体に光を照射する光源と、前記
    被検出体からの反射光を集束するレンズと、集束された
    反射光を受光する受光手段と、受光した光から前記被写
    体の移動量を検出する移動量検出手段と、該移動量検出
    手段が実装された基板を保持し、かつ、前記レンズと一
    体に成形される筐体手段とを備えることを特徴とするポ
    インティングデバイス。
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