JPH08271804A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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Publication number
JPH08271804A
JPH08271804A JP10000795A JP10000795A JPH08271804A JP H08271804 A JPH08271804 A JP H08271804A JP 10000795 A JP10000795 A JP 10000795A JP 10000795 A JP10000795 A JP 10000795A JP H08271804 A JPH08271804 A JP H08271804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
eyepiece
lens system
prism
binoculars
Prior art date
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Pending
Application number
JP10000795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Morizumi
雅明 森住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP10000795A priority Critical patent/JPH08271804A/ja
Publication of JPH08271804A publication Critical patent/JPH08271804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右のレンズ系をハウジング内に固定・収納
する場合でも、眼幅調整が可能となり、使い勝手のよい
双眼鏡を得ることにある。 【構成】 対物レンズ系が固定状態で配置された対物レ
ンズ部10、この対物レンズ部10の対物レンズ系の光
軸P1 ,P2 から偏心した位置に光軸Q1 ,Q2が配置
された接眼レンズ部13,14、上記光軸P1 とQ1 、
P2 とQ2 を一致させるプリズムハウス15,16、支
持体27の案内溝28に案内される操作ノブ24が設け
られ、この操作ノブ24の操作により、作動ピン25、
突出部30,31を介してプリズムハウス15,16が
互いに逆方向へ回動するようにする。これによれば、操
作ノブ24を上側へ操作すると接眼レンズ部13,14
の眼幅が小さくなる方向へ、下側へ操作すると眼幅が大
きくなる方向へ調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は双眼鏡、特に左右の対物
レンズ系がハウジング内等に固定された双眼鏡における
眼幅調整の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に双眼鏡では、左右のレンズ筒に対
物レンズ系及び接眼レンズ系が配置され、左右の接眼レ
ンズを両目で覗くように構成されている。また、これら
左右のレンズ筒は、レンズ筒自体を動かしてその間隔を
変えることができ、これによって左右の接眼レンズの間
隔を使用者の眼幅に合せられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の双眼
鏡として、左右の対物レンズ系及び接眼レンズ系を1つ
のハウジング内に収納したものが提案されており、これ
によれば、双眼鏡の外観をシンプルにしたり、自由なデ
ザインで外形を設計することが可能となる。
【0004】しかしながら、この場合には、対物レンズ
系や接眼レンズ系がハウジング内で固定状態となるた
め、眼幅調整が困難となる。双眼鏡では、左右のレンズ
系を介して入射される像を両目で重ね合せることが必要
であることから、観察を良好に行うためには、使用者の
眼幅に左右の接眼レンズ系の幅を一致させることが重要
となる。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、左右のレンズ系をハウジング内
に収納する場合でも、眼幅調整が可能となり、使い勝手
のよい双眼鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、対物レンズ系の光軸から偏心した位置に
光軸が配置された接眼レンズ系を保持し、上記対物レン
ズ系の光軸を中心として回動する接眼レンズ部を左右に
設け、上記対物レンズ系の光路と上記接眼レンズ系の偏
心光軸光路を連結する光路変換部材と、この左右の接眼
レンズ部の眼幅を調整するための1つの操作ノブと、こ
の操作ノブの操作駆動により上記左右の接眼レンズ部を
互いに逆方向に同時に回動させ、接眼レンズ部の眼幅を
変化させる駆動機構と、を含んで構成したことを特徴と
する。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、上記接眼レンズ部では、
プリズムの組合せ(光路変換部材)により対物レンズ系
からの光を光軸が所定量ずれた接眼レンズ系へ導かれる
ことになり、左右の対物レンズ系を固定した状態で、左
右の接眼レンズ系のみが対物レンズ系の光軸を中心とし
て回動することになる。そして、操作ノブを例えばスラ
イド操作すると、駆動ピン等の駆動機構を介して左右の
接眼レンズ部が互いに逆方向に回動する。従って、この
左右の接眼レンズ部の間隔が変化することになり、これ
によって使用者に応じた眼幅調整が可能となる。
【0008】
【実施例】図1には、実施例に係る双眼鏡の構成が一部
を分解した状態で示され、図2には接眼レンズ部のプリ
ズムハウス内の構成が示され、図3には図1の双眼鏡を
組み立てた状態が示されている。図1において、対物レ
ンズ部10は、ハウジング内に左右の対物レンズ系を収
納しており、後側の開口11,12の中心に対物レンズ
系の光軸P1 (左側)とP2 (右側)が設定される。ま
た、左右の接眼レンズ部13,14に光路変換部材であ
るのプリズムハウス15、16が取り付けられ、これら
のプリズムハウス15,16の前側には、上記開口1
1,12への接続部17,18が設けられる。この接続
部17,18により、対物レンズ系の光路と接眼レンズ
系の光路が連結されると共に、上記プリズムハウス1
5,16が上記光軸P1 ,P2 を中心として回動自在と
なる。
【0009】このプリズムハウス15,16は、図示さ
れる接眼レンズ系の光軸Q1 ,Q2を上記対物レンズ系
の光軸P1 ,P2 に対し、偏心量Hだけずらす役目をし
ている。即ち、図2に示されるように、プリズムハウス
15内にプリズム20A,21A,22A、プリズムハ
ウス16内にプリズム20B,21B,22Bが設けら
れる。そして、図示されるように、左側対物レンズ系の
光軸P1 の光が上記プリズム20A,21A,22Aで
4回反射されることにより、偏心量Hだけずれた左側接
眼レンズ部13の光軸Q1 と一致し、右側対物レンズ系
の光軸P2 の光も上記プリズム20B,21B,22B
で4回反射され、偏心量Hだけ離れた右側接眼レンズ部
14の光軸Q2 と一致するようになる。
【0010】図1において、接眼レンズ部13,14の
両者の中間位置に、眼幅調整のための操作ノブ24が配
置され、この操作ノブ24に取り付けられた作動ピン2
5は、フリクションバネ26を介して支持体27の直線
状の案内溝28内を通される。また、上記プリズムハウ
ス15,16には係合溝29がそれぞれに形成された突
出部30,31が設けられ、この突出部30,31の係
合溝29に上記操作ノブ24の作動ピン25が係合配置
される。従って、上記操作ノブ24は上記案内溝28に
より上下方向へ案内され、これにより突出部30,31
を介してプリズムハウス15,16を回動させることが
でき、これらプリズムハウス15,16は互いに反対方
向に同時に回動することになる。なお、上記フリクショ
ンバネ26によれば、所定の摩擦力により操作ノブ24
の操作位置を保持することができる。
【0011】図3には、実施例の双眼鏡を組み立てた状
態が示されており、上記プリズムハウス15,16の外
周には、ハウジングを構成する接眼レンズカバー33、
後面カバー34が設けられ、この後面カバー34には接
眼レンズ部13,14が移動できる溝35,36が形成
される。なお、上記対物レンズ部10の上面に、ピント
合せツマミ37が配置されている。
【0012】実施例は以上の構成からなり、上記接眼レ
ンズ部13,14の間にある操作ノブ24を上側へスラ
イドさせると、図1に示されるように、作動ピン25と
突出部30,31の係合により、プリズムハウス15は
反時計方向へ回動し、プリズムハウス16は時計方向へ
回動する。そうすると、接眼レンズ部13,14は図3
に示されるようにその間隔が小さくなる方向へ動かさ
れ、狭い眼幅に調整される。一方、上記操作ノブ24を
下側へスライドさせると、逆にプリズムハウス15は時
計方向へ、プリズムハウス16は反時計方向へ回動する
ので、接眼レンズ部13,14はその間隔が大きくなる
方向へ動かされ、広い眼幅に調整される。
【0013】上記のような眼幅調整により接眼レンズ部
13,14の位置を変え、接眼レンズ系の光軸Q1 ,Q
2 の位置が変っても、プリズムハウス15,16内のプ
リズム20A〜22Bの反射作用により、固定状態の左
右の対物レンズ系(光軸P1,P2 )からの光は接眼レ
ンズ部13,14へ導かれる。なお、このプリズムハウ
ス15,16内のプリズムは、上記光軸P1 とQ1 、光
軸P1 とQ2 を一致させる他の構成とすることができ
る。
【0014】上記実施例の操作ノブ24では、フリクシ
ョンバネ26で操作位置を保持するようにしたが、この
操作位置の保持部材として、係止及び解除が可能なロッ
ク部材を操作ノブ24に設けてもよい。また、実施例で
は眼幅調整の駆動機構として、操作ノブ24の直線運動
をプリズムハウス15,16の回転運動に変換する機構
を用いたが、操作部材の回転運動をギヤトレイン等を介
してプリズムハウス15,16の回転運動に変換する駆
動機構を用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対物レンズ系の光軸から偏心した位置に光軸が配置され
た接眼レンズ系を保持し、上記対物レンズ系の光軸を中
心として回動する左右の接眼レンズ部を設け、この左右
の接眼レンズ部を操作ノブの操作により互いに逆方向に
同時に回動させて、眼幅調整ができるようにしたので、
左右のレンズ系をハウジング内に収納する場合でも、眼
幅調整が操作ノブにより可能となり、使い勝手のよい双
眼鏡が得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る双眼鏡の構成を示す一部
分解斜視図である。
【図2】上記実施例のプリズムハウス内の構成を示す斜
視図である。
【図3】実施例の双眼鏡を組み立てた状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 … 対物レンズ部、 13,14 … 接眼レンズ部、 15,16 … プリズムハウス(光路変換部材)、 24 … 操作ノブ、 25 … 作動ピン、 30,31 … 突出部、 P1 ,P2 … 対物レンズ系の光軸、 Q1 ,Q2 … 接眼レンズ部(系)の光軸、 H … 偏心量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ系の光軸から偏心した位置に
    光軸が配置された接眼レンズ系を保持し、上記対物レン
    ズ系の光軸を中心として回動する接眼レンズ部を左右に
    設け、 上記対物レンズ系の光路と上記接眼レンズ系の偏心光軸
    光路を連結する光路変換部材と、 上記左右の接眼レンズ部の眼幅を調整するための1つの
    操作ノブと、 この操作ノブの操作駆動により上記左右の接眼レンズ部
    を互いに逆方向に同時に回動させ、接眼レンズ部の眼幅
    を変化させる駆動機構と、を含んで構成される双眼鏡。
JP10000795A 1995-03-31 1995-03-31 双眼鏡 Pending JPH08271804A (ja)

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JP10000795A JPH08271804A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 双眼鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10000795A JPH08271804A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 双眼鏡

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JPH08271804A true JPH08271804A (ja) 1996-10-18

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JP10000795A Pending JPH08271804A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 双眼鏡

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