JP3039057B2 - 観察装置 - Google Patents

観察装置

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JP3039057B2
JP3039057B2 JP3309994A JP30999491A JP3039057B2 JP 3039057 B2 JP3039057 B2 JP 3039057B2 JP 3309994 A JP3309994 A JP 3309994A JP 30999491 A JP30999491 A JP 30999491A JP 3039057 B2 JP3039057 B2 JP 3039057B2
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誠 神谷
靖 谷尻
幸男 前川
浩 上田
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慶治 山崎
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両眼視される観察装置
関するものであり、特に眼幅調整機構を有する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】人間の眼の間隔は人によって様々に異な
るものであるから、眼幅が調整できることが望まれる。
【0003】特開昭50−153952号には手動で眼
幅調整する技術が示されている。また、特開昭63−1
61424号には対物レンズの間隔は固定で、接眼レン
ズの間隔を手動で変える形式の眼幅調整装置が示されて
いる。ところで、これらの公知例も含め一般に眼幅調整
を行なう際にその眼幅合わせは左右の光学系を覗いて、
その視野(一般に外円形)又は観察体が左右光学系で重
なるようにして行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにそれぞれの視野の外円形又は視野内の観察体が重な
るように調整するのは困難で煩わしいものである。特に
初心者や子供にとっては難しいという問題があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、眼幅調整を簡単且つ正確に行ない得るように
した観察装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の観察装置は、左右に配された第1、第2光学
系と、前記第1、第2光学系の少なくとも接眼レンズを
左右方向に移動させる眼幅調整機構と、前記第1、第2
光学系の接眼レンズによる観察面近傍に配され且つ前記
眼幅調整機構の動作により左右反対方向に動く眼幅調整
指針用のタ−ゲットパタ−ンと、を備えている。
【0007】
【作用】このような構成によると、左右の光学系を覗く
と、それぞれのタ−ゲットパタ−ンが見えるので、この
タ−ゲットパタ−ンを見ながら眼幅調整機構により左右
の光学系を左右方向に動かし、それらの左右のタ−ゲッ
トパタ−ンを一致させるだけで眼幅が一致する。尚、タ
−ゲットパタ−ンを光学系に対し挿脱自在としておけ
ば、上記の調整が終了した後は、光学系からタ−ゲット
パタ−ンを取り除くことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。まず、図1は本実施例の双眼鏡を平面図で示し
ており、図2はその正面を、また図3は裏面、図4は背
面、そして図5は右側面をそれぞれ示している。ここ
で、2は双眼鏡1のハウジングをなすカバーの上カバー
であり、3は下カバーである。これらのカバー2、3は
合成樹脂の成形物で形成されている。上カバー2には電
源をON、OFFするメインスイッチのスライド式操作
部材4と、AFスイッチのプッシュ式操作部材5と、左
右の光学系内に施されるフィルタを切り換える回転式の
フィルタ切換操作部材6とが設けられており、一方、下
カバー3には眼幅調整用のスライド式操作部材7と、双
眼鏡1を三脚に取り付けるための三脚ネジ穴8と、眼幅
ロック解除釦9とが設けられている。
【0009】次に、10は前カバーであり、11は後カ
バーである。前カバー10には左右の光学系のための受
光窓12、13が設けられている。本実施例では、後述
するようにAFに関してTTL測距方式を採っているの
で、測距光を入光するための測距専用の受光窓は設けら
れていない。
【0010】上述のような外観構造をもつ双眼鏡1の光
学系構造は図6にその概略を示すように左右に第1、第
2光学系21、22の鏡筒23、24が配され、それら
の鏡筒23、24には対物レンズ25、26が前方に、
フィルタ27、28が中間に、接眼レンズ29、30が
後方に配置されている。尚、中間位置には更にプリズム
等を設けてもよい。フィルタ27、28は後述するよう
に複数種のフィルタが光軸上に択一的に切り換え挿入さ
れるようになっており、そのフィルタの中には眼幅等の
調整に供するフィルタもあるので、フィルタ27、28
は光軸上に挿入されたとき対物レンズ25、26の焦点
面近傍に位置するように設けられている。
【0011】前記対物レンズ25、26は内筒31、3
2にそれぞれ支持され内筒31、32と共にAFのため
に鏡筒23、24内を同時に動き得るようになってお
り、一方、接眼レンズ29、30は視度調整のために互
いに独立にそれぞれの鏡筒23、24内を内筒33、3
4と共に動き得るようになっている。尚、対物レンズ2
5、26はズームレンズ成分、フォ−カシングレンズ成
分等の複数種のレンズ成分を含んでいてもよく、その場
合にはAFのためにはフォ−カシングレンズ成分のみが
動くものとする。
【0012】フィルタ27、28は後述するように複数
種のフィルタがフィルタ切換機構によって切り換えられ
るようになっている。右側光学系24の鏡筒24にはハ
ーフミラー等から成る光取り出し部材35が図示の如く
光軸に対し45°の角度に配置されていて、対物レンズ
26を通過した光の一部を直角内方へ側路する。この光
は鏡筒24を出て、反射ミラー36で反射され、後方の
AF測距モジュール37へ導かれる。
【0013】鏡筒23、24は前方部から後方部へかけ
て1つの鏡筒として示されているが、実際には接眼レン
ズ33、34を有する後方部が前方部とは別体となって
おり、それがビス等で接合されている。勿論、図6に示
すように前方から後方にかけて1つの鏡筒で構成するこ
とも可能である。
【0014】AF測距モジュール37は、特にこれに限
る必要はないが、図7に示す如き位相差検出方式を採っ
ている。図7において、視野マスクSM及びコンデンサ
レンズLCは対物レンズ26による結像位置の近い位置
に配置されている。コンデンサレンズLCの後方には光
軸Zを対称軸として再結像レンズL1、L2が配置され
ており、これら再結像レンズL1、L2の前面には開口
A1及びA2を有するマスク板38が設けられている。
各再結像レンズL1、L2の結像面にはCCDラインセ
ンサ39が配置されいる。コンデンサレンズLCはマス
ク板38の開口A1及びA2の像を対物レンズ26の所
定の位置に結像するパワーを有し、且つ開口A1及びA
2の大きさは対物レンズ26を通過する観察体光のうち
特定絞り値、例えばF5.6相当の開口を通過する光の
みを通過させるように設定されている。
【0015】光軸上の像If、Io、Ibはそれぞれ対
物レンズ26の前方の観察体Of、Oo、Obに対する
像を示している。これらの像If、Io、Ibの再結像
レンズL1、L2による再結像像は、それぞれI1f、
I1o、I1b及びI2f、I2o、I2bで示され
る。即ち、中間距離にある観察体Ooの基準像Ioの再
結像像I1o、I2oはラインセンサ39の少し手前の
位置に結ばれ、遠距離にある観察体Ofの像Ifの再結
像像I1f、I2fは再結像像I1o、I2o前方で且
つ光軸Zに近づいた位置に結ばれ、近距離にある観察体
Obの像Ibの再結像像I1b、I2bは再結像像I1
o、I2oより後方で且つ光軸Zから離れた位置に結ば
れる。
【0016】ここで、対物レンズ26による像の位置
は、2つの再結像像の距離に対応しており、ラインセン
サ39により2つの再結像像の像間隔が基準像Ioの2
つの再結像像の像間隔より長いか短いかによって近距
離、遠距離が判別され、この像間隔の差がいくらかによ
って像のずれ量が検出される。即ち、ラインセンサ39
は再結像像の移動方向に沿って配列された多数の画素か
ら成り、これらの画素は基準部と参照部の2つのエリア
に分けられている。この基準部と参照部の信号をもとに
2つの再結像像の像間隔を後述する図29のシステムコ
ントロ−ラ140を構成するマイクロコンピュ−タによ
り検出する。マイクロコンピュ−タはその検出した像間
隔に基いて焦点検出を行ない、AF状態であるか否かを
判定すると共にディフォーカス量を算出する。このディ
フォ−カス量に基いてモ−タ44が駆動され、フォ−カ
シングレンズが合焦点に向け移動する。
【0017】次に図8は本実施例におけるパララックス
補正機構40やフィルタ切換機構41を主体にしたラフ
なレイアウトを示している。尚、同図において42a、
42bは電源用の電池であり、∞状態の対物及び接眼レ
ンズ光軸に平行に配置されている。また、図9は図8の
A−A’を断面して見たレイアウト図である。ただし、
図9では眼幅調整機構43をも示している。これらの図
において、23’、24’は眼幅調整により鏡筒23、
24が外方へ動いた状態を示している。44はAFモー
タであり、45はAFモータ44の駆動力を対物レンズ
25、26へ伝達するための伝達部、46はそのレンズ
駆動レバーである。
【0018】本実施例でパララックス補正はフォ−カシ
ングレンズ(本実施例では対物レンズ)が無限遠の物体
を見るときは後方に位置し、近側の物体を見るときは前
方へ移動するというフォ−カシングレンズの移動を利用
して鏡筒23、24を平行状態から所定の角度をなすま
で偏心させるようにしているので、そのパララックス補
正機構の駆動源としてのフォ−カシングレンズ駆動機構
を先に図10を参照して説明し、その後で図11〜図1
3に示すパララックス補正機構を詳述することにする。
【0019】フォ−カシングレンズ駆動機構は図10に
示すように上記モータ44と、このモータ44の回転を
減速する4個のギアG1〜G4から成る減速ギア部47
と、その減速ギア部47の出力ギアG4に直結されたカ
ム軸48と、このカム軸48によって駆動されるレンズ
駆動レバー46等からなっている。前記カム軸48はそ
の長手方向に沿ってカム溝49が形成されており、この
カム溝49にレンズ駆動レバー46のピン50が係合し
ている。従って、カム軸48が回転すると、レンズ駆動
レバー46がC又はD方向に移動することになる。
【0020】レンズ駆動レバー46はモータ台板51に
設けられた一対のガイド軸52、53に遊合される筒部
54、55を有しており、この筒部54、55を介して
ガイド軸52、53に支持且つガイドされ、安定に移動
を行う。レンズ駆動レバー46の左右端部には孔56、
57が設けられており、この孔56、57に対物レンズ
内筒31、32のピン58、59が係合している。従っ
て、モ−タ44の回転力が最終的にレンズ駆動レバ−4
6のC又はD方向の動きとなって伝達されたとき対物レ
ンズ内筒31、32がピン58、59を介してレンズ駆
動レバ−46と共に動くことになる。孔56、57はレ
ンズ駆動レバー46の移動方向とは直角の方向に長くな
っているが、これは眼幅調整やパララックス補正により
鏡筒23及び24がE方向に変位するのを許容できるよ
うにするためである。
【0021】モータ台板51は後方に前記ガイド軸5
2、53の後端及びカム軸48の後端を支持するための
上方に延びた3つの支持部60、61、62を有してお
り、前方には前記モータ44と減速ギア部47及びカム
軸48の前端を支持するための支持部63を有してい
る。前記モータ台板51の底部64にはバネ性の一対の
接片65、66が設けられているが、これらの接片6
5、66はD方向の終端(無限遠端)を検出するための
無限スイッチのスイッチ片をなすものであり、その一方
の接片65に前記レンズ駆動レバー46の凸片67が当
接したとき接片65、66が互いに接触するようになっ
ている。
【0022】上述したようにAF動作によって対物レン
ズ内筒31、32のピン58、59が動くが、そのピン
58、59の動きを利用したパララックス補正機構を次
に説明する。図11は双眼鏡の上下を逆にしてみた場合
のパララックス補正機構の分解斜視図であり、右側の光
学系22についてのみ示している。尚、左側の光学系2
1に関しては示していないが、図11と同じものが対称
的に存在する。
【0023】さて、図11において、70は突片71〜
74及び支持棒75、76の遊合を介して双眼鏡1のベ
ース台板(図示せず)に支持された鏡筒台板であり、矢
印E1、E2方向に動きうるようになっている。尚、こ
の動きは後述する眼幅調整機構43によって行われる。
鏡筒台板70の後方部に設けられた取り付け穴77には
鏡筒軸受78が嵌入固定され、その鏡筒軸受78の内部
には鏡筒24の固定ピン79が遊合する。従って、鏡筒
24は鏡筒軸受78を中心にして水平方向に回動自在と
なる。
【0024】前記鏡筒台板70には前後方向に長孔80
が形成されており、この長孔80の後端80aにカム板
軸81の小径部81aが嵌合する。このカム板軸81は
小径部81aを含め全体的に中心から一方向に開口して
おり、その開口が長孔80側を向いている。長孔80の
幅Wはピン59がパララックス補正可能範囲だけE1、
E2方向に移動できるような寸法に選ばれている。
【0025】鏡筒台板70と鏡筒24の間にはカム板8
2が介在し、その第1カム穴83は前記カム板軸81の
小径部81aが遊合する中心穴83aを有している。鏡
筒24の対物レンズ内筒32に設けられたピン59はカ
ム板82の第1カム穴83及び鏡筒台板70の長孔80
を貫通する。カム板82の第2カム穴84に双眼鏡のベ
ース台板から突出したリブ85が遊合する。対物レンズ
の内筒32に設けられたピン59が図10において説明
したレンズ駆動レバー46を介してAF駆動されると
き、このピン59は鏡筒24の光軸に沿って移動する
が、同時にカム板82の第1カム穴83内をスライドす
る。今、近くの物体を観察しようとするとAF動作によ
りピン59が図11に示す位置(無限遠位置)から前方
に移動し、鏡筒24は後方部のピン79を中心にしてE
1方向(鏡筒23と24の間隔が狭まる方向)へ回動す
る。この間、カム板82はカム板軸81とリブ85によ
って不動となっている。
【0026】図12(a)において、24Aは無限遠の
物体を観察する場合の鏡筒24の位置を示しており、2
4Bは近端の物体を観察する場合の鏡筒24の位置を示
している。この図12は図11の上方から見た図(従っ
て双眼鏡1の下方からみた図)である。眼幅は無限遠位
置において予め調整されており、その眼幅において、近
くのものを見ると、左右の光学系で見る像が2つに見え
るが、本実施例の如く鏡筒23、24が互いに内側に向
く(従って2つの光軸が平行でなくなる)ことによって
像が1つに見えるので、眼がつかれない。しかも、これ
はAF動作に応動しているので、物体の距離に応じて適
正なパララックス補正が自動的に行われる。ただし、こ
のパララックス補正機構はAF動作に応動しなくてもよ
い。即ち、手動でフォ−カスレンズを動かしてピントを
合わせるタイプの双眼鏡においてもフォ−カシングレン
ズの動きに応動する限り観察体の距離に応じてパララッ
クス補正されるからである。
【0027】パララックス補正量は眼幅が広い場合は大
きく、眼幅が狭いときは小さくするようになすのが望ま
しい。本実施例では、このように眼幅に応じてパララッ
クス補正量を変えるようにしている。この点について図
12(b)を参照して説明する。
【0028】まず、カム板82の第2カム穴84にはベ
−ス台板に固定されたリブ85が遊合しているが、今、
図12(b)の状態から眼幅を狭めると、E1方向にカ
ム板82が移動し、第2カム穴84とリブ85との作用
によりカム板82はK方向に回転する。そのため、同じ
カム板82上の第1カム穴83は実線の位置から点線の
位置に動く。
【0029】即ち、カム穴83が前後方向にまっすぐ向
く位置からの角度がα1からα2(α1>α2)へと小
さくなる。これは、その第1カム穴83をスライドする
ピン59による鏡筒24の偏心量(従って、パララック
ス補正量)が同じ観察体距離であっても眼幅が狭くなる
と少なくなることを意味する。逆に、図12(b)にお
いて眼幅を広げると、カム板82はE2方向に移動し、
第2カム穴84がK方向と反対方向に動くので第1カム
穴83の角度は大きくなる。このため鏡筒24の偏心量
は大きくなる。
【0030】上述における眼幅調整によるカム板82の
E1、E2方向への駆動は眼幅調整機構43による鏡筒
台板70の移動に伴って行なわれる。図11において、
68は眼幅調整機構の動作を鏡筒台板70に伝達するピ
ンを示しており、その小径部は鏡筒台板70の穴69に
嵌合する。ここで、図25に示す眼幅調整機構について
説明する。
【0031】図25において、166、167は第1、第2眼
幅調整板であり、第1眼幅調整板166は鏡筒台板70に
植立されたピン68’(右側光学系のピン68に対応する
左側光学系のピン)に孔171を介して嵌合する第1部分1
72を有している。この第1部分172は鏡筒23の軸方向に
沿って、延びており、その後端のL字状部173に前記孔1
71が設けられている。第1眼幅調整板166は更に第1部
分172のほぼ中央から外方に向けて延びた第2部分174
と、前端にやはり外方に向けて延びた第3部分175を有
している。第2部分174には眼幅調整ガイドピン168が係
合する長孔176が形成されており、第3部分175の先端L
字状部177にはリンク板180と結合するための孔178が設
けられている。
【0032】第1眼幅調整板166の反対側には鏡筒24側
に向けて延びた第4部分181が設けられており、この第
4部分181の端部182に眼幅調整ガイドピン169が係合す
る長孔183が形成されている。また、第4部分181には鏡
筒23、24の軸と平行な方向に長径をなす長孔184が設け
られているが、この長孔184には眼幅調整用の操作部材
7のピン185が係合する。
【0033】次に、第2眼幅調整板167はピン68を固
定するための第1部分186と、眼幅調整ガイドピン169に
係合する長孔188を有する第2部分187と、鏡筒23側へ延
びた第3部分189とを有しており、この第3部分189の延
長部に前記リンク板180と係合する孔191を備えるL字状
部190を有している。第3部分189は眼幅調整用の操作部
材7のピン185が貫通する長孔192を有している。この長
孔192は前記第1眼幅調整板166の第4部分181の長孔184
と互いに直角方向をなしている。リンク板180は両端に
L字状部192、193を有するコ字型をなしており、その中
央部にリンク軸197が嵌合する孔196を有している。L字
状部192、193はそれぞれリンク軸198、199が嵌合する長
孔194、195を有している。
【0034】以上のような構成要素からなる眼幅調整機
構43の動作を説明する。まず、眼幅を広げるべく鏡筒の
23、24の間隔を広げる場合は、矢印F方向に眼幅調整用
の操作部材7を移動させる。これによって、操作部材7
のピン185と係合している第1眼幅調整板166が同様に矢
印F方向に動く。このとき、第1眼幅調整板166の長孔1
76、183がベ−ス台板に固定された眼幅調整ガイドピン16
8、169をスライドすることにより第1調整板166は眼幅
調整ガイドピン168、169をガイド軸として安定に直線運
動する。
【0035】このようにして、第1眼幅調整板166が矢
印F方向に動くと、リンク板180はリンク軸197を中心と
して矢印H方向に回転する。このため、第2眼幅調整板
167は第1眼幅調整板166とは反対の方向に移動すること
になる。このとき、第2眼幅調整板167は長孔200、188
を介して眼幅調整ガイドピン168、169にガイドされ安定
に直線運動をする。このように、第1、第2眼幅調整板
166、167が互いに反対方向に移動すると、ピン68’、68
が固定された一対の鏡筒台板を介して鏡筒23、24が互い
に離れる方向に移動し、双眼鏡1の眼幅は広がる。
【0036】次に、眼幅を狭めるときは、操作部材7を
矢印Fとは反対の方向に移動させると、第1眼幅調整板
166、リンク板180、第2眼幅調整板167が前述とは反対
の向きに動くので、鏡筒23、24は互いに近づき、その結
果、双眼鏡1の眼幅が狭まる。
【0037】図26〜図28は上述の眼幅調整機構によ
り調整された眼幅状態をロックするための眼幅ロック機
構を示している。図中、操作部材7のピン185は上述
したように第1眼幅調整板166と第2眼幅調整板16
8を貫通するが、図26〜図28では第1眼幅調整板1
66のみを示している。操作部材7の内方に存する肉厚
部300には半柱状の縦溝301が設けられており、こ
の縦溝301に第1ロック体302の半柱状リブ303
が嵌合する。第1ロック体302は第1凹凸面304を
有している。
【0038】305は第2ロック体であり、ロック解除
釦9と一体になっている。第2ロック体305は前記第
1ロック体302の第1凹凸面304と噛合する第2凹
凸面306を有している。解除釦9の内方部分9aは図
28に示すように板バネ307の切欠308を一部貫通
し、板バネ307によって保持される。板バネ307は
ビス孔309、310を介して双眼鏡のベ−ス台板にビ
ス止めされる。この板バネ307により第2ロック体3
05が押圧され、それによって第1、第2ロック体30
2、305が噛合し、操作部材7のロック状態(従っ
て、眼幅ロック状態)が実現される。
【0039】このロック状態を解いて眼幅調整したい場
合には図3に示す双眼鏡の裏面からロック解除釦9を押
し込んだ状態で操作部材7をスライドすればよい。即
ち、ロク解除釦9を押し込むと、第2ロック体305が
第1ロック体302から離れる方向に変位して第1、第
2凹凸面304、306の噛合が解かれ、操作部材7が
第1ロック体302と共にスライド可能な状態になるの
である。本実施例では、上記のような眼幅ロック機構を
設けているので、一度設定した眼幅を不用意に操作部材
7によって変化させてしまうといった不具合を防止でき
る。
【0040】次に、図14、図15は本実施例の双眼鏡
における視度調整機構と、その視度ロック(メモリ)機
構を示している。ここで、接眼レンズ30を取り付けた
接眼レンズ内筒34の外面にはピン89が設けられてい
る。このピン89は接眼外筒90の長孔94を貫通し、
この長孔94内を動きうるようになっている。接眼外筒
90は図6に示す場合と異なり、接眼レンズ部分に関す
る鏡筒として、他の部分の鏡筒とは独立に設けられてい
る。長孔94を貫通して外方へ突出したピン89は接眼
外筒90の外周に施された視度リング100の内面に形
成されたカム溝101に嵌っており、視度リング100
を回転させることにより、光軸方向に沿って動く。これ
により接眼内筒90が光軸方向に沿って移動し、視度の
調整がなされる。
【0041】そして、その調整された視度は常に一体に
保持されたロック環96とメモリー環98によって機械
的に記憶保持される。ロック環96は外周に複数のロッ
ク溝97を有しており、このロック溝97のいずれか1
つと接眼外筒90の鍔部91に図示の如く前方に向けて
突出形成されたピン93が係合する。接眼外筒90の小
径部92の一端にはネジ溝95が形成されており、これ
に接眼押え103のネジ溝104が螺合し、小径部92
上に施された各構成部品(96、98、100)の光軸
方向移動を規制し、回転方向に保持する。このとき接眼
押え104と視度リング100の前端との間にはワッシ
ャ102が介在され、また視度リング100の後端とメ
モリー環98の前端との間にはスプリング99が介在さ
れる。
【0042】図14の如き視度ロック・記憶状態から視
度を変化させたい場合は、まず前方(矢印C方向)へロ
ック環96を手動で移動させる。これによりピン93と
ロック溝97の係合が外れるので、その状態で視度調整
リング100を回転し、所定のロック溝対応位置でロッ
ク環96から手を離すと、スプリング99の付勢力によ
り、ロック環96及びメモリ環98が後方へ移動し、ピ
ン93と選ばれたロック溝97とが係合し、これにより
調整された視度が記憶保持される状態となる。
【0043】特定の人の視度が記憶保持された状態で、
他の人が双眼鏡を使うために視度調整する場合は、上述
のロック環96の操作は行なわずに視度リング100を
回転させ、接眼レンズ内筒34を光軸方向に動かす。こ
の際、メモリ環98のクリック98aと視度リング10
0のクリック溝100aとのクリック係止状態が解除さ
れるので、視度リング100は回転するが、メモリ環9
8は回転せず、従って、特定の人の視度が記憶保持され
た状態を維持できる。次に、特定の人が再び使う場合に
は、視度リング100をクリック係止位置に至るまで回
転すると、その人の視度に迅速に合わせることができ
る。図14において、11は双眼鏡の後カバーである。
図14、図15は右光学系用の視度調整及びロック・記
憶に関して説明したが、左光学系についても同様な構成
が設けられる。
【0044】次に、フィルタ切換機構41を図16〜図
19を参照して説明する。図1に示すように上カバー2
から一部が露出した回転式のフィルタ切換操作部材6は
図16に示すように円柱状をしており、第1ギア201
を一体に有している。この第1ギア201は第2ギア2
02に噛合しており、第2ギア202は第3ギア203
に噛合し、第3ギア203は第4ギア204に噛合して
いる。そして、第3、第4ギア203、204はそれぞ
れ左側光学系21の鏡筒23に関する回転板205、右
側光学系22の鏡筒24に関する回転板206の外周に
形成されたギア部に噛合している。
【0045】従って、操作部材6を回転すると、その回
転力は第1ギア201→第2ギア202→第3ギア20
3→回転板205へ伝えられると共に、第1ギア201
→第2ギア202→第3ギア203→第4ギア204→
回転板206へ伝達される。左側の回転板205には4
つのフィルタ27A〜27Dが設けられており、回転板
205の回転に従ってその1つのフィルタが鏡筒23の
光軸上に挿入される。右側の回転板206も同様に構成
されている。
【0046】尚、鏡筒23、24は眼幅調整のためにそ
の間隔が変わるので、フィルタ切換機構41にも、その
眼幅変化に対処する構成が採られている。即ち、左右の
回転板205、206の中心に一端が回転自在に軸支さ
れ、他端が第3、第4ギア203、204の中心にそれ
ぞれ回転自在に軸支された第1、第2連結レバー20
9、210が設けられていると共に、第2〜第4ギア2
02〜204の移動を上下方向に規制するための規制板
207が設けられている。この規制板207には上下方
向に延びた長孔211が形成されており、この長孔21
1に第3ギア203の軸上に形成されたピン208が貫
通し、摺動自在となっている。前記規制板207はベー
ス台板に固定されている。
【0047】その他、第1ギア201の軸と第2ギア2
02の軸はレバー212によって回転自在に連結されて
おり、また、第2ギア202の軸は第3ギア203の軸
ともレバー213によって回転自在に連結されている。
【0048】図17は眼幅が狭いとき、図18は眼幅が
広いときの状態をそれぞれ示している。このように眼幅
の如何に拘らず、操作部材6による第1ギア201の回
転力伝達は左右の回転板205、206に確実に伝達さ
れてフィルタの切り換えが遂行できるようになってい
る。回転板205、206はそれぞれフィルタの各切換
位置に対応してクリック用リブ214、215が設けら
れていて、不図示のクリック用凹所手段と嵌合しうるよ
うになっている。これによって、切換位置での位置決め
がなされると共に、操作者に対する切換遂行の感知が与
えられる。
【0049】図19は4つのフィルタ27A〜27Dの
種類を示している。27Aは可視光域での光量を画一的
に落とすNDフィルタであり、27Bは偏光フィルタで
ある。また、27Cは紫外線カットフィルタであり、無
色透明である。この紫外線カットフィルタ27Cは有害
光線を取り除く機能をもつ。27Dは眼幅調整時に使用
する調整用のタ−ゲットとしてのパターンフィルタであ
る。図19において、216は回転板205の中心軸を
示す。各フィルタは光軸上に挿入されたとき対物レンズ
25、26の焦点面近傍に位置する。
【0050】次に、前記調整フィルタ27Dを用いて眼
幅調整するときの例を図20、図21に示す。図20で
は左側光学系21に関する回転板205の調整フィルタ
27Dとして図20の217に示すように十字状のパタ
ーン(タ−ゲットパタ−ン)218を有するフィルタを
設け、右側光学系22に関する回転板206の調整フィ
ルタ27Dとして図20の219に示すように正方形の
パターン(タ−ゲットパタ−ン)220を有するフィル
タを設けると、眼幅が合っていないときは図20の
(a)に示すように両者のパターン中心が離れて見え、
眼幅が合うと、同図(b)の如く両者のパターン中心が
一致して見える。各パタ−ン218、220は当然のこ
とながら、眼幅調整動作により互いに左右反対方向に移
動する。
【0051】一方、図21の実施例では左側がドーナツ
状パターン、右側が黒ドット状のパターンとなってお
り、ドーナツ状パターン内に黒ドットパターンが入った
とき眼幅が最良となる。前記眼幅調整用のフィルタを用
いて視度の調整を行なうことも可能である。この場合
は、パタ−ンの鮮明度によって視度を調整すればよい。
【0052】図22〜図24は双眼鏡を三脚に取り付け
たことを検出するための三脚取り付けスイッチ900の
それぞれ異なる実施例を示している。図22では下カバ
ー3の内面に形成した凹所901を塞ぐ基板902上に
接片903、904を有するスイッチ900が取り付け
られており、一方凹所901内にはバネ905によって
下方に付勢され凹所901の底面に位置する移動板90
6が配置されている。凹所901は三角ネジ穴8に連通
しており、三脚の取り付けネジ907がネジ穴にねじ込
まれると、そのネジ907の先端により移動板906が
上方へ変位させられ、スイッチ片905と903を接触
状態にする。これにより、三脚取り付けスイッチ900
がONとなる。
【0053】図23の実施例は移動板906上にスイッ
チ片の1つを設けた例であり、スイッチ片910が他方
のスイッチ片911に接触するとONになる。912、
913はリード線を示す。図24は移動板906を設け
ず、スイッチ片914が直接ネジ907により駆動され
るようにした例を示している。
【0054】次に、図29は本実施例の双眼鏡1の回路
系を示している。同図において、140はマイクロコン
ピュータよりなるシステムコントローラである。電源用
電池42の出力電圧(直流電圧)VDD0はモータ44
の電源として与えられると共にDC/DCコンバータ・
ユニット141に与えられる。このDC/DCコンバー
タ・ユニット141はシステムコントローラ140から
与えられるパワーコントロール用のPWC信号に応答し
て所定の出力電圧(直流電圧)VDD1をシステムコン
トローラに与えると共にVCC1、VCC2をAF測距
モジュール37に与える。ここで、VDD1とVCC1
は5Vに調整され、VCC2は12Vに調整される。
尚、システムコントローラ140は例えばAF測距モジ
ュール37を作動させない状態のときには電池42の消
費を節減するためVCC1、VCC2を消勢するように
DC/DCコンバータ・ユニット141を制御する。
【0055】モータ駆動回路142はシステムコントロ
ーラ140からのコントロール信号によって作動し、モ
ータ44を駆動する。145はスライド式のメインスイ
ッチであり、146はプッシュ式のAFスイッチ、14
7は図10に示した接片55、56で形成された無限ス
イッチである。900は三脚取り付けスイッチである。
【0056】次に、本実施例におけるシステムコントロ
ーラ140を構成するマクロコンピュータによる制御動
作を図30のフローチャートに沿って説明する。図30
は全体の概略動作フローを示しており、同図において、
まず、電池42を装着すると、マイクロコンピューター
の各部でリセット動作が行われ、初期設定がなされる
(ステップ#5)。この初期設定はマイクロコンピュー
タの入出力ポートを初期設定したり、データを初期設定
したりすることである。メインスイッチ145のON
は、この初期設定の後、意味をもつことになる。
【0057】ステップ#10ではメインスイッチ145
がONであるか否か判定し、OFFであれば、ステップ
#25へ進んでDC/DCコンバータ・ユニット141
の動作を停止した後ステップ#30でウェイト(スタン
バイ)状態となる。即ち、電源は入っているがマイクロ
コンピュータが働かない状態となる。ステップ#10で
メインスイッチ145がONであると判定されると、次
のステップ#15でDC/DCコンバータ・ユニット1
41の動作をスタートさせ、次のステップ#20でレン
ズを無限遠位置に移動させる。これは、レンズ位置を少
なくとも1ポイントだけ知る必要があるためであり、そ
の1ポイントとしての無限遠位置は図10のスイッチ片
55に凸片67が当接して無限スイッチ147がONに
なって、更にそこからメカ的な当りまで移動することに
より得られ、この点を基準として以後のレンズ駆動がな
される。
【0058】ステップ#20でレンズの無限遠位置への
リセットがなされた後、ステップ#35でAFスイッチ
146がONであるか否かが判定され、OFFの場合は
ステップ#40へ進んで三脚取り付けスイッチ900が
ONか否か判定する。ここで、三脚取り付けスイッチ9
00がOFFであれば、ステップ#90へ進んでメイン
スイッチ145がONか否か判定する。メインスイッチ
145もOFFであればDC/DCコンバータ・ユニッ
ト141をOFF(ステップ#100)した後、スタン
バイ状態となり(ステップ#105)、メインスイッチ
145がONであれば前記ステップ#35へ戻る。ステ
ップ#35でAFスイッチ146がONであるか、或い
はステップ#40で三脚取付スイッチ900がONであ
る場合には、ステップ#45でCCD駆動(測距用のC
CDを作動させること)を行い、続いてステップ#50
で測距演算を行う。
【0059】次に、ステップ#55でローコンの判定を
行う。ここでのローコン判定とは観察体のコントラスト
が所定値以下か否かを判定することであり、CCDのデ
ータに基づいて行われる。そしてローコンであると判定
されたときは、上述したステップ#90へ進み、ローコ
ンでないと判定されたときはステップ#65へ進む。
【0060】ステップ#65では三脚取り付けスイッチ
900がONか否か判定し、該スイッチ900がONの
場合は、ずれ量が最小合焦幅より大きいか否か判定し
(ステップ#70)、スイッチ900がOFFの場合
は、ずれ量が最大合焦幅より大きいか否か判定する(ス
テップ#75)。ステップ#70、#75でずれ量がそ
れぞれ最小、最大の合焦幅より小さいときは、AF用の
レンズを動かす必要はないので、モータ駆動することな
しにステップ#90へ進む。ずれ量が前記合焦幅よりも
大きければステップ#80でずれ量をモータ44の駆動
パルス数に変換した後、ステップ#85でモータ駆動し
てピントを合わせる。しかる後、ステップ#90へ進
む。上述のフロ−から分かるように、本実施例では双眼
鏡を三脚に取り付けた時は、AFスイッチ146をON
にしなくてもAF動作が行なわれることになる。しか
も、それはメインスイッチ145がONである限り、連
続的に行なわれる。
【0061】双眼鏡が三脚に取り付けられているとき、
ステップ#70で示す如くずれ量の比較すべき合焦幅の
値を小さく設定しているのは、三脚に取り付けて観察す
る場合はぶれ量が少ないということを考慮したためであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、左
右の光学系のタ−ゲットパタ−ンを見ながら、それらの
左右のタ−ゲットパタ−ンを一致させるように眼幅調整
機構を動かせばよいので、誰にでも容易且つ正確に眼幅
調整ができるという効果があり、極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した双眼鏡の平面図。
【図2】 その正面図。
【図3】 その裏面図。
【図4】 その背面図。
【図5】 その右側面図。
【図6】 その光学系の概略構造を示す図。
【図7】 そのAF測距モジュ−ルの光学系を示す図。
【図8】 本実施例におけるパララックス補正機構を示
すラフな平面的レイアウト図。
【図9】 そのA−A’線断面でのラフなレイアウト
図。
【図10】 本実施例におけるAF機構の分解斜視図。
【図11】 前記パララックス補正機構を右側光学系に
関してのみ示す分解斜視図。
【図12】 その作用を説明するための図。
【図13】 その斜視図。
【図14】 視度調整機構とそのロック(メモリ)機構
を示す図。
【図15】 その分解斜視図。
【図16】 本実施例におけるフィルタ切り換え機構の
模式的斜視図。
【図17】 眼幅を広げた状態でのフィルタ切り換え機
構を示す図。
【図18】 眼幅を狭めた状態でのフィルタ切り換え機
構を示す図。
【図19】 フィルタの種類を示す図。
【図20】 左右のフィルタを用いて眼幅調整を行なう
方法を示す図。
【図21】 同じく左右のフィルタを用いて眼幅調整を
行なう方法を示す図。
【図22】 本実施例における三脚取り付けスイッチの
駆動機構を示す図。
【図23】 三脚取り付けスイッチの他の構成を示す
図。
【図24】 三脚取り付けスイッチの更に他の構成を示
す図。
【図25】 本実施例における眼幅調整機構を示す分解
斜視図。
【図26】 本実施例における眼幅ロック機構の斜視
図。
【図27】 本実施例における眼幅ロック機構の分解斜
視図。
【図28】 本実施例における眼幅ロック機構の断面
図。
【図29】 本実施例の回路系を示すブロック回路図。
【図30】 本実施例における主な動作フロ−を示すフ
ロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1 双眼鏡 2 上カバ− 3 下カバ− 4 メインスイッチ用操作部材 5 AFスイッチ用操作部材 6 フィルタ切り刊え操作部材 7 眼幅調整用操作部材 8 三脚ネジ穴 9 眼幅ロック解除釦 21 左側光学系 22 右側光学系 23、24 鏡筒 25、26 対物レンズ 27、28 フィルタ 29、30 戚眼レンズ 31、32 対物レンズ内筒 33、34 接眼レンズ内筒 37 AF測距モジュ−ル 40 パララックス補正機構 41 フィルタ切り換え機構42,42a、42b 電
池 43 眼幅調整機構 44 AFモ−タ 59 ピン 80 長孔 81 カム板軸 82 カム板 83 第1カム穴 84 第2カム穴 85 リブ 90 接眼外筒 91 鍔部 92 小径部 93 ピン 94 長孔 95 ネジ孔 96 ロック環 97 ロック溝 98 メモリ環 99 スプリング 100 視度リング 101 カム溝 102 ワッシャ 103 接眼押え 104 ネジ溝 302 第1ロック体 305 第2ロック体 307 板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 幸男 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 上田 浩 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 林 宏太郎 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 山崎 慶治 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−126814(JP,A) 特開 平2−18512(JP,A) 特開 昭61−107313(JP,A) 特開 昭58−205125(JP,A) 実開 昭58−135702(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/00 G02B 7/12 G02B 21/20 G02B 23/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に配された第1、第2光学系と、 前記第1、第2光学系の少なくとも接眼レンズを左右方
    向に移動させる眼幅調整機構と、 前記第1、第2光学系の接眼レンズによる観察面近傍に
    配され且つ前記眼幅調整機構の動作により左右反対方向
    に動く眼幅調整指針用のタ−ゲットパタ−ンと、 を備える観察装置
  2. 【請求項2】前記タ−ゲットパタ−ンは前記光学系に対
    し挿脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の
    察装置
  3. 【請求項3】前記タ−ゲットパタ−ンは光透過フィルタ
    に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の
    察装置
  4. 【請求項4】前記フィルタは他の種類のフィルタを取り
    付けたフィルタ切り換え機構に設けられていることを特
    徴とする請求項3に記載の観察装置
  5. 【請求項5】前記タ−ゲットパタ−ンは視度調整指針用
    としても機能することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の観察装置
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