JPH08271671A - 原子炉格納容器のシャラグ構造 - Google Patents

原子炉格納容器のシャラグ構造

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JPH08271671A
JPH08271671A JP7075966A JP7596695A JPH08271671A JP H08271671 A JPH08271671 A JP H08271671A JP 7075966 A JP7075966 A JP 7075966A JP 7596695 A JP7596695 A JP 7596695A JP H08271671 A JPH08271671 A JP H08271671A
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JP
Japan
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containment vessel
reactor
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female
shear lag
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JP7075966A
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English (en)
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Yasuhiro Morii
泰博 森井
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IHI Corp
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IHI Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5025Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with ceramic materials
    • C04B41/5042Zirconium oxides or zirconates; Hafnium oxides or hafnates

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は取付け作業性及び取付精度を
大幅に向上させると共に、充分な取付強度、剛性値を得
ることができる新規な原子炉格納容器のシャラグ構造を
提供することにある。 【構成】 本発明は原子炉圧力容器を支持すべく鋼製の
格納容器胴1a側に取り付けられるメイルシャラグ17
と、このメイルシャラグ17と係合すると共に、この格
納容器胴1aを囲繞するように設けられた原子炉建家壁
26側に取り付けられるフィメイルシャラグ18とから
なる原子炉格納容器のシャラグ構造において、上記原子
炉建家壁26を鋼製フレーム26aで形成すると共に、
この鋼製フレーム26aの一部に上記フィメイルシャラ
グ18を予め一体的に組み込み、補強リブ26bで補強
したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉圧力容器の耐振性
確保のために、格納容器胴と原子炉建家間に設けられた
原子炉格納容器のシャラグ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はマーク2型原子炉と称される従来
の原子炉格納容器を示したものである。図示するよう
に、この格納容器1は鉄筋コンクリート製の原子炉建家
2内に収容されており、全体が略釣鐘形状に形成されて
いる。この格納容器1の外殻は鋼板製の格納容器胴1a
からなり、その内部には円筒状のペデスタル4上に立設
された原子炉圧力容器5が収容されている。また、この
ペデスタル4の頂部と格納容器胴1aの内壁間には平面
ドーナツ円盤状のダイヤフラムフロア6が架け渡されて
おり、これによって格納容器胴1a内が上部ドライウェ
ル7と、冷却水が貯留されるサプレッションチャンバー
(圧力抑制室)8及び下部ドライウェル9とに区画され
ている。そして、このぺデスタル4には上部ドライウェ
ル6とサプレッションチャンバー8とを連通する複数の
ベント管11が埋設されており、万一、原子炉圧力容器
5から上部ドライウェル6内に高温高圧の蒸気が漏れ出
した場合には、これを上部ドライウェル7からサプレッ
ションチャンバー8内の冷却水内に導いて冷却凝縮する
ことで事故の拡大を未然に防止するようになっている。
【0003】また、この原子炉圧力容器5は、複数の耐
震装置20によってその周囲に同心円状に設けられた建
家2の鉄筋コンクリート壁2a側に支持されており、地
震時の揺れによる悪影響を未然に防止するようになって
いる。
【0004】この耐震装置20は図5〜図7に示すよう
に、原子炉圧力容器5の周囲に設けられた生体遮蔽壁1
0側と格納容器胴1a側を連結する複数のPCVスタビ
ライザー15と、この格納容器胴1a側と建家2の鉄筋
コンクリート壁2a側とを連結するシャラグ16とから
なっており、さらに、このシャラグ16は格納容器胴1
a側に取り付けられるメイルシャラグ17と、この格納
容器胴1aを囲繞するように設けられた原子炉建家2の
鉄筋コンクリート壁2a側に取り付けられるフィメイル
シャラグ18とから構成されている。そして、図示する
ように、このメイルシャラグ17の内側に位置する嵌合
溝17aに、PCVスタビライザー15の嵌合片15a
が摺動自在に嵌合されると共に、また、このメイルシャ
ラグ17の外側に位置する嵌合片17bが鉄筋コンクリ
ート壁2a側に取り付けられたフィメイルシャラグ18
の嵌合溝18aに嵌合されることで原子炉圧力容器5、
生体遮蔽壁10、格納容器胴1aが建家2側に支持され
て耐震性を発揮し、且つ嵌合片15a、17bが図7中
矢印方向に摺動することで熱膨張収縮による相対的な位
置変化が許容されるようになっている。
【0005】尚、図1中11は格納容器胴4の上部開口
部を塞ぐためのトップスラブ、12は原子炉3の上端部
を覆うトップヘッド、13は格納容器4内に装置などを
搬出入したり、保守点検時に作業員が出入りするための
レイズトンネルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このフィメ
イルシャラグ18は現地において、鉄筋コンクリート壁
2aを建設する際に、型枠に仮取付けた後、コンクリー
トを打設し、そのアンカボルト18bを埋込み金物とし
てコンクリートスラブ内に埋め込むことで鉄筋コンクリ
ート壁2aに取り付けられていた。
【0007】しかしながら、現地におけるこのような取
付作業には多大な労力を要する上に、据え付け時のギャ
ップの確保等といった精度良く取り付けるのは極めて困
難であった。また、コンクリートスラブ内に埋め込まれ
たアンカボルト18bのみによって取り付けられている
ため、充分な取付強度、剛性値が得られにくいといった
不都合があった。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解決するため
に案出されたものであり、その目的は取付け作業性及び
取付精度を大幅に向上させると共に、充分な取付強度、
剛性値を得ることができる新規な原子炉格納容器のシャ
ラグ構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、原子炉圧力容器を支持すべく鋼製の格納容
器胴側に取り付けられるメイルシャラグと、このメイル
シャラグと係合すると共に、この格納容器胴を囲繞する
ように設けられた原子炉建家側に取り付けられるフィメ
イルシャラグとからなる原子炉格納容器のシャラグ構造
において、上記原子炉建家を鋼製フレームで形成すると
共に、この鋼製フレームの一部に上記フィメイルシャラ
グを予め一体的に組み込み、補強リブで補強したもので
ある。
【0010】
【作用】本発明は上述したように、原子炉建家を鋼製フ
レームで形成すると共に、この鋼製フレームの一部に上
記フィメイルシャラグを予め一体的に組み込んだもので
あるため、この鋼製フレームを現場において組み立てる
ことによって必然的にこのフィメイルシャラグを所定の
位置に精度良く、かつ極めて容易に取り付けることがで
きる。また、このフィメイルシャラグの取付部を補強リ
ブで補強したため、充分な取付強度、剛性を得ることが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0012】図3は本発明に係る原子炉格納容器の一実
施例を示したものであり、図中1aは略釣鐘形状に形成
された鋼板製の格納容器胴、4は格納容器胴1a内中央
部に立設された円筒状のペデスタル、5はこのペデスタ
ル4上に立設された原子炉圧力容器、6は容器胴1a内
を上部ドライウェル7とサプレッションチャンバー8と
に区画するドーナツ円板状のダイヤフラムフロア、9は
下部ドライウェル、10は原子炉圧力容器5の周囲に設
けられた生体遮蔽壁、11は上部ドライウェル7内に漏
れた高温高圧の蒸気をサプレッションチャンバー8内の
冷却水に導入するベント管、12、13a、13bは作
業員や資材を搬出入するためのレイズトンネル及びアク
セス用ハッチ、19a、19bはダイヤフラムフロア6
を支持する受梁及びコラムサポートである。
【0013】また、この格納容器胴1aを囲繞するよう
にその周囲に設けられた建家壁26は、鋼材からなる内
部中空の鋼製フレーム26aを現場において組み合わせ
てなるものであり、建家2の一部を構成すると共に、そ
の内部にはコンクリートスラブSが充填されて原子炉5
側からの放射線や熱を遮蔽するようになっている。
【0014】また、原子炉圧力容器5は、その上部が支
持部材22によって生体遮蔽壁10側に支持されてお
り、さらに、この生体遮蔽壁10は耐震装置25によっ
て建家壁26側に支持されている。
【0015】この耐震装置25は図1及び図2に示すよ
うに、生体遮蔽壁10側と格納容器胴1a側を連結する
複数のPCVスタビライザー15と、この格納容器胴1
a側と建家2の建家壁26側とを連結するシャラグ16
とからなっており、さらに、このシャラグ16は格納容
器胴1a側に取り付けられるメイルシャラグ17と、こ
の建家壁26側に取り付けられるフィメイルシャラグ1
8とから構成されている。
【0016】このメイルシャラグ17は格納容器胴1a
の内面に固定された基板17aの内面に嵌合溝17bが
形成されると共に、その外面に格納容器胴1aを貫通す
るようにブロック状の嵌合片17cが形成されたもので
あり、この嵌合溝17bにPCVスタビライザー15の
連結端に設けられたブロック状の嵌合片15aが重力方
向上下に摺動自在に勘合してPCVスタビライザー15
の格納容器胴1a周方向の動きを規制するようになって
いる。
【0017】一方、フィメイルシャラグ18は建家壁2
6を構成する鋼製フレーム26a側に固定された台形状
をした鋼製の基台18aに、上記メイルシャラグ17側
に対向するように、嵌合溝18bが形成されたものであ
り、この嵌合溝18bに上記メイルシャラグ17のブロ
ック状の嵌合片17cが重力方向上下に摺動自在に勘合
して格納容器胴1aの周方向の動きを規制するようにな
っている。また、この基台18aは溶接などによって鋼
製フレーム体26aと一体的に形成されており、さら
に、鋼製フレーム体26a内に設けられた補強リブ26
bによって、特に図示するような荷重方向に加わる力に
対して補強が成されている。
【0018】以上において、原子炉圧力容器5は、支持
部材22によって生体遮蔽壁10側に支持されると共
に、生体遮蔽壁10と格納容器胴1aを接続するPCV
スタビライザー15、格納容器胴1aと建家壁26を接
続するメイルシャラグ17、フィメイルシャラグ18を
介して建家2側に固定されることとなり、地震の際にこ
れが格納容器胴1aや建家2等と異った揺れや単独での
揺れが防止されることになる。また、格納容器胴1a内
の温度変化により、スタビライザー15や格納容器胴1
aが熱膨張収縮してその大きさが変化してもスタビライ
ザー15の嵌合片15a及びメイルシャラグ17の嵌合
片17cがそれぞれの嵌合溝17b、18bに沿って重
力方向上下にスライドすることになるため、熱膨張収縮
が発生してもシャラグ16に大きな熱応力が加わること
がない。
【0019】また、このシャラグ16のうち、フィメイ
ルシャラグ18を予め基台18aを介して建家壁26を
構成する鋼製フレーム26aに一体的に据え付けておく
ようにしたため、従来極めて困難であったフィメイルシ
ャラグ18の現地での据え付け作業が不要となると共
に、ギャップ管理など精度の向上が図れる。また、補強
リブ26bによって、鋼製フレーム26a側の取付部が
補強されることになるため、その剛性、強度の確保が容
易にできる。
【0020】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、従来極め
て困難であったフィメイルシャラグの取り付けを精度良
く、かつ極めて容易に取り付けることができるため、建
家全体の工期の短縮に寄与することができる。また、こ
のフィメイルシャラグの取付部を補強リブで補強したた
め、充分な取付強度、剛性を得ることができ、耐震に対
する信頼性が大幅に向上する等といった優れた効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1中X−X矢視図である。
【図3】本発明に係る原子炉格納容器の構造を示す部分
側面図である。
【図4】従来の原子炉建家構造を示す全体図である。
【図5】図4中X−X矢視図である
【図6】従来のシャラグ構造を示す平面図である。
【図7】図6中X−X矢視図である。
【符号の説明】
1a 格納容器胴 17 メイルシャラグ 18 フィメイルシャラグ 26 原子炉建家壁 26a 鋼製フレーム 26b 補強リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器を支持すべく鋼製の格納
    容器胴側に取り付けられるメイルシャラグと、このメイ
    ルシャラグと係合すると共に、この格納容器胴を囲繞す
    るように設けられた原子炉建家側に取り付けられるフィ
    メイルシャラグとからなる原子炉格納容器のシャラグ構
    造において、上記原子炉建家を鋼製フレームで形成する
    と共に、この鋼製フレームの一部に上記フィメイルシャ
    ラグを予め一体的に組み込み、補強リブで補強したこと
    を特徴とする原子炉格納容器のシャラグ構造。
JP7075966A 1995-03-31 1995-03-31 原子炉格納容器のシャラグ構造 Pending JPH08271671A (ja)

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JP7075966A JPH08271671A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 原子炉格納容器のシャラグ構造

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JP7075966A JPH08271671A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 原子炉格納容器のシャラグ構造

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ID=13591484

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JP7075966A Pending JPH08271671A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 原子炉格納容器のシャラグ構造

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JP (1) JPH08271671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185787A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉格納容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010185787A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉格納容器

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