JPH08271549A - 電圧電流特性測定装置 - Google Patents

電圧電流特性測定装置

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JPH08271549A
JPH08271549A JP7100000A JP10000095A JPH08271549A JP H08271549 A JPH08271549 A JP H08271549A JP 7100000 A JP7100000 A JP 7100000A JP 10000095 A JP10000095 A JP 10000095A JP H08271549 A JPH08271549 A JP H08271549A
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voltage
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Shinichi Tanida
眞一 谷田
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Hewlett Packard Japan Inc
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測定対象に供給する電圧・電流の設定変更時の
オーバ−シュートを抑え、スループットの高い測定が可
能な電圧電流特性測定装置を提供する。 【構成】電圧電流特性測定装置において、下記の3つの
手段でスループットを改善する。(イ)電圧・電流の設
定変更時にスイッチ91および92により疑似負荷回路
94を出力端子82からバッファ増幅器83の出力側に
切り換え、出力端子82およびキャパシタ93の充電時
間を短縮する。(ロ)DA変換器制御回路33が、新設
定値と現在の出力の値を演算して、DA変換器12およ
び22の設定値を階段的に新設定値に近づけ、出力のオ
ーバーシュートを低減して収束時間を短くする。(ハ)
収束判定回路32が出力の変化をモニタして収束を判定
し、判定時または判定後のAD変換器42の出力を出力
電圧または出力電流の測定値として、出力が安定するま
での不要な待ち時間をなくし、あるいは待ち時間の不足
による誤測定をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、測定対象に電
圧を印加したときの電流を測定するか、あるいは電流を
印加して電圧を測定する装置に係わり、特に半導体直流
パラメータ測定装置に用いられる電圧電流特性測定装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体直流パラメータ測定装置に用いら
れる電圧電流特性測定装置は、定電圧源から測定対象に
電圧を印加してそこに流れる電流を測定すること、及び
定電流源から測定対象に電流を流して測定対象の両端の
電圧を測定することが可能な装置である。なお、電圧電
流特性測定装置は、本願出願人が販売している半導体回
路試験装置の分野でのパラメトリック測定ユニット(P
MU)及び半導体直流パラメータ測定装置の分野での電
圧電流測定ユニット(SMU)として用いられている。
【0003】上述の測定を行うために、電圧電流特性測
定装置は、定電圧源モード、正定電流源モード及び負定
電流源モードの3つのモードを備え、これらのいずれか
1つのモードで測定対象に電圧または電流を供給し、電
流または電圧を測定する。
【0004】図4に従来技術の電圧電流特性測定装置の
基本構成図を示す。図は電圧電流特性測定装置の基本動
作及び後に述べる本発明と関係する構成要素のみを示
し、各種の補助的回路および各種信号処理や制御を行う
演算制御部等の構成要素は省略している。
【0005】図4で、まず構成の概要を述べる。出力端
子82に測定対象が接続される。82には電力増幅器5
2から電流レンジ抵抗回路81を介して電圧電流が供給
される。出力端子82の電圧すなわち出力電圧は、利得
1のバッファ増幅器83および抵抗16を介して誤差増
幅器17の入力に帰還される。出力端子82から測定対
象に流れる電流すなわち出力電流は、電流レンジ抵抗回
路81の両端の電圧を差動増幅器85が検出して抵抗2
6および36を介して誤差増幅器27および37の入力
に帰還されている。
【0006】またバッファ増幅器83および差動増幅器
85の出力は、FETスイッチ43および44で選択切
換されて、AD変換器42によりデジタル値に変換さ
れ、端子41から図示していない演算制御部に送られ、
測定値として記録または表示される。
【0007】出力電圧の設定は、図示していない演算制
御部が、電圧レンジ抵抗回路15の抵抗値を切り換えて
出力電圧のレンジを設定し、また演算制御部が端子11
にDA変換器12の設定値を入力して出力電圧のレンジ
内の値を設定する、ことにより行われる。
【0008】また電流の設定も同様に、演算制御部の制
御により、電流レンジ抵抗回路81でレンジが、また端
子21を介してDA変換器22にレンジ内の値が設定さ
れる。なお、電圧レンジ抵抗回路15及び電流レンジ抵
抗回路81は、通常、複数のレンジ抵抗とそれらを切り
換えるFETスイッチを備える。
【0009】上述の定電圧源モード、正定電流源モード
及び負定電流源モードを実現するために、電圧電流特性
測定装置は3つのモードに対応してV制御部、Ip制御
部及びIn制御部と呼ぶ制御部を備え、これらの制御部
が出力部を制御する構成になっている。ここで、定電圧
モードの制御を述べ、正定電流源モード及び負定電流源
モードについては定電圧モードと異なる点について述べ
る。
【0010】V制御部は、DA変換器12、低域通過形
フィルタ13、電圧レンジ抵抗回路15、抵抗16、誤
差増幅器17、電圧電流変換器18およびキャパシタ1
9を有している。出力部は、積分回路51、電力増幅器
52、電流レンジ抵抗回路81、バッファ増幅器83お
よび差動増幅器85を主な構成要素としている。
【0011】前述のようにDA変換器12に設定された
電圧は、低域通過形フィルタ13および電圧レンジ抵抗
回路15を介して、誤差増幅器17の入力に印加されて
いる。誤差増幅器17の出力電圧は、電圧電流変換器1
8で電流に変換されて、出力部の積分回路51を充電す
る。積分回路51の電圧が電力増幅器52で増幅され、
前述のように電流レンジ抵抗回路81を介して出力され
る。また出力電圧は、利得1のバッファ増幅器83から
抵抗16を介して誤差増幅器17に帰還されている。こ
のようにV制御部と出力部で帰還回路を構成している。
この帰還回路が平衡している状態では、出力電圧はDA
変換器12の電圧と電圧レンジ抵抗回路15の抵抗値お
よび抵抗16で決まる値になっている。帰還回路の安定
性のため、V制御部の利得帯域幅積を制限するキャパシ
タ19が誤差増幅器17の入力と電力増幅器52の出力
の間に接続されている。なお積分回路は、通常電力増幅
器の入力と接地間に接続したキャパシタで構成されてい
る。
【0012】Ip制御部は、DA変換器22、低域通過
形フィルタ23、反転増幅器24,抵抗25、抵抗2
6、誤差増幅器27、電圧電流変換器28およびキャパ
シタ64を有している。In制御部では、DA変換器2
2および低域通過形フィルタ23をIp制御部と共用
し、抵抗35、抵抗36、誤差増幅器37、電圧電流変
換器38およびキャパシタ74を有している。図4で
は、正と負の定電流モードの設定電流の絶対値が等しい
場合を示したが、もし等しくない場合は、反転増幅器2
4が不要で、In制御部に22および23とは別のDA
変換器および低域通過形フィルタが必要となる。
【0013】上述のように、電圧電流特性測定装置は、
定電圧源モード、正定電流源モード及び負定電流源モー
ドを実行するために、V制御部、Ip制御部およびIn制
御部を有しているが、どの制御部が出力部を制御して上
記モード状態になるかの制御については本発明に特に関
係が無いので省略する。
【0014】近年、半導体技術の微細化は目覚ましいも
のがあるが、それに伴い半導体製品は過大な電圧などの
ストレスに対して弱くなってきている。従って、半導体
を測定する装置にも、測定対象である半導体に不用なス
トレスを与えないことが要求されている。また、特に製
造ラインで用いられる半導体試験装置では、製品検査の
スループットを向上したい要求がある。
【0015】そのためには、不用なストレスを与えない
で、各測定項目間の切り換え時間をできるだけ短縮する
必要がある。従来技術において、種々の理由で切換時間
が長くなっているが、次の3点が主な理由である。
【0016】(イ)疑似負荷回路 電圧電流特性測定装置の主な測定対象はトランジスタ、
FET、ダイオードなどの能動素子である。この様な能
動素子は測定方法や端子の接続方法によって測定装置か
ら見たインピーダンスが容量性であったり誘導性であっ
たりする。これに対し、電圧電流特性測定装置はどのよ
うな測定対象が接続されても安定でなけらばならない。
そこで、図4に示すように、出力端子82にキャパシタ
と抵抗の直列回路から成る疑似負荷回路94を接続し、
出力端子と接地間を容量性に保っている。従って、出力
端子82は常にキャパシタ93を充電している。
【0017】通常の測定対象に比べてキャパシタ93の
容量値は大である。 さらに出力電流の上限は電流レン
ジで決まるので、微小電流レンジではこのキャパシタ9
3を充電するために長時間を要する。従って、設定した
所望の電圧電流値に到達するまでに長時間を要し、測定
のスループットが悪くなっている。
【0018】電圧電流特性測定装置を用いて出力電圧ま
たは出力電流の設定を行ったときの、出力電圧または出
力電流の変化の例を図5に示す。この変化の期間を、T
1、T2およびT3の3つの期間に区分する。T1は、
疑似負荷回路の容量93および測定対象の容量を充電す
る期間で、T2は、最終値に向けて収束しつつある期間
である。T3は、最終値に収束した期間である。上述の
理由により、微小電流レンジでは出力できる電流の上限
が小さいため、疑似負荷回路を充電するするのに時間を
要し、T1>>T2となる。
【0019】また出力端子82及びガード端子84と測
定対象の間は、通常同軸多重シールドケーブルで接続さ
れるため、出力端子82とガード端子84はこの多重シ
ールドに起因する大容量のキャパシタ96で結合されて
いる。このため出力端子82、バッファ増幅器83およ
びガード端子84を通る帰還回路が構成され、バッファ
増幅器83が不安定になりやすい。従来技術ではこの対
策として、バッファ増幅器83の出力端子とガード端子
84の間にガードフィルタ95を挿入している。ガード
フィルタ95は低域通過形フィルタである。通常、抵抗
88およびキャパシタ89を構成要素とするRC形フィ
ルタである。
【0020】(ロ)DA変換器の低域通過形フィルタ 出力電圧または出力電流の設定を行うとき、DA変換器
12および/またはDA変換器22を現在の設定値から
目標の設定値に一気に切り換えると、誤差増幅器あるい
は電力増幅器などが飽和したり、出力が大きなスルーレ
ートで変化するため、設定値を行き過ぎてしまう大きな
オーバーシュートやアンダーシュートが発生する。これ
は、測定対象の破壊、または測定の誤差につながること
もあるので、避けなければならない。
【0021】このため従来技術では、DA変換器12お
よび22の出力に低域通過形フィルタ13および23を
設け、DA変換器の出力変化を低域通過形フィルタでゆ
るやかにし、オーバーシュートやアンダーシュートを防
止している。しかしこの結果、出力が設定した値に到達
するまでの時間が長くなり、測定のスループットが低下
している。
【0022】(ハ)収束待ち時間 電圧・電流の設定値が変更されてから最終値に収束する
までに時間が必要である。この時間は、印加する電圧・
電流が同じでも測定対象によって異なる。にも関わら
ず、従来技術では、測定対象に無関係に、設定時の電圧
・電流レンジと、旧設定値と新設定値の差で決めた一定
の待ち時間を設けていた。そのため短い待ち時間ですむ
測定対象に対して無駄な時間を消費して測定のスループ
ットが上げられず、また逆に待ち時間が不足して正確な
測定が得られないという問題が発生した。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、いか
なる測定対象に対しても安定に動作すること、電圧・電
流設定変更時に出力にオーバーシュートが生じないこと
および収束するまで待ち時間が必要なことに対して、相
反する要求である設定変更時間の短縮という課題を解決
し、スループットの高い測定か可能な電圧電流特性測定
装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
(イ)疑似負荷回路に関する課題を解決する手段 出力電圧または電流の設定値を変更するときから、前記
出力電圧または出力電流が設定値に収束するかまたはそ
の近傍に到達するまでの期間、疑似負荷回路94を、出
力端子82から切り離して収束時間を短くすることによ
り、スループットを改善する。この間の疑似負荷回路の
充電は、バッファ増幅器83から行う。疑似負荷回路を
切り離しても安定性が確保できるように、帰還回路の利
得帯域幅積を小さくする。
【0025】(ロ)DA変換器の低域通過形フィルタに
関する課題を解決する手段 DA変換器制御回路33が、演算制御部から新設定値の
信号を受け、またAD変換器からの信号により出力電圧
または出力電流の現在値をモニタし、新設定値と現在値
を演算処理してDA変換器の入力を階段的に新設定値へ
近づけるよう制御して、測定対象と設定値に応じて最終
値に収束するするまでの時間を短縮することにより、ス
ループットを改善する。
【0026】(ハ)収束待ち時間に関する課題を解決す
る手段 収束判定回路32が、AD変換器42で測定された値の
変化を演算処理して、出力電圧または出力電流が収束し
たことを判定し、無駄な待ち時間を省くことにより、ス
ループットを改善する。
【0027】
【実施例】本発明の実施例の基本構成を図1に示す。従
来技術と同じ機能の構成要素には同じ符号を付してい
る。なお、図1は電圧電流特性測定装置の基本動作及び
本発明と関係する構成要素のみを示し、各種の補助的回
路および各種信号処理や制御を行う演算制御部等の構成
要素は省略している。
【0028】(イ)疑似負荷回路に関する課題を解決す
る実施例 本発明では、疑似負荷回路94を出力端子82またはバ
ッファ増幅器83の出力のいずれかに選択的に切換えら
れるFETスイッチ91および92を設ける。帰還回路
が平衡し出力が安定している状態では91がオンで92
がオフである。疑似負荷回路94は電流制御部の帰還回
路の安定性のために必要な容量性回路であり、その静電
容量値は通常の測定対象に比べて大である。そこで、設
定変更の期間、疑似負荷回路94をFETスイッチ91
で一時的に出力端子82から切り離し、出力端子では測
定対象のみを充電するようにして充電期間T1を短縮す
る。
【0029】また、出力の設定が完了し、疑似負荷回路
94が再び出力端子に接続されたとき、疑似負荷回路9
4の充電電圧が出力電圧に等しくないと、再接続時から
疑似負荷回路94の充電が始まり出力電圧を変動させて
しまう。そこで、疑似負荷回路94を切り離している期
間、FETスイッチ92で疑似負荷回路94をバッファ
増幅器83の出力に接続する。バッファ増幅器94は出
力抵抗が小さく、電流容量が大きいので急速に疑似負荷
回路を充電し、常に出力電圧に等しい電圧に充電させて
おくことができる。
【0030】疑似負荷回路94は帰還回路の安定性のた
めの回路であるから、これを出力端子から切り離すと安
定性が損なわれる。本発明では、安定性が損なわれる可
能性のある帰還回路には、この期間だけ利得帯域幅積を
小さくして安定性を保つ機構を備える。例えば、電流制
御部は不安定になる可能性が大である。そこでその利得
帯域幅積を下げるために、図1に示すFETスイッチ6
1を閉じてキャパシタ63をキャパシタ64に並列接続
し、誤差増幅器27の帰還キャパシタを大きくする。同
様にFETスイッチ71も閉じる。
【0031】FETスイッチ61および71がオフのと
き、キャパシタ63および73のFETスイッチ側の端
子が開放されて、その電位が不定になることを避けたい
場合には、図2の方法で切り換える。図2は、Ip制御
部の一部を示しているが、In制御部も同様である。図
2において、FETスイッチ61がオフの期間、FET
スイッチ62がオンになってキャパシタ63の端子を接
地する。すなわち、キャパシタ63のこの端子は誤差増
幅器27の入力電圧に等しくなり、キャパシタ63が誤
差増幅器27に接続されたとき、キャパシタ63に流れ
る充放電電流が流れなくなる。なお抵抗65および66
は、高周波域における利得帯域幅積の補正のために設け
られているものである。
【0032】また、疑似負荷回路94が出力端子82か
ら切り離されると、ガードフィルタ95を備えていて
も、バッファ増幅器83が不安定になることがある。そ
こで本発明では、以下に述べるようにガードフィルタ9
5の遮断周波数を落としてバッファ増幅器83の安定化
を図っている。
【0033】図1に上述のバッファ増幅器83のガード
フィルタ95に本発明の安定性対策を施した実施例を示
す。このガードフィルタ95は、抵抗87、88および
キャパシタ89を備えるRC形フィルタで、FETスイ
ッチ86により抵抗値を切り換えて遮断周波数を切り換
える方式である。
【0034】FETスイッチ91がオンでFETスイッ
チ92がオフの状態のときは、FETスイッチ86をオ
ンにして、抵抗87と抵抗88を並列接続させ、遮断周
波数を高くしている。FETスイッチ91がオフでFE
Tスイッチ92がオンの期間、FETスイッチ86をオ
フにして、RCフィルタの抵抗値を高くし、遮断周波数
を下げる。このことにより、ケーブルに起因するキャパ
シタ96を含むループの利得帯域幅積が低下して、バッ
ファ増幅器83が安定化される。
【0035】以上のように、帰還回路の利得帯域幅積を
小さくすると、帰還回路としては出力値を目標値に収束
させるのに時間がかかるようになる。しかし、疑似負荷
回路94を出力端子82から切り離したことによって充
電時間が短くなる方の効果が大きいため、総合的には目
標値に収束する時間は短くなる。
【0036】出力値が目標値に近くなった状態すなわち
T2の期間では、疑似負荷回路94のキャパシタ93の
充電を早くするよりも、電流制御部の利得帯域幅積を大
きくする方が収束効果が大きい。これは、出力電圧の時
間変化が小さく、疑似負荷回路94への充電電流が微小
になり、微小電流レンジにおいても十分充電電流が流せ
ることと、電流制御部の利得帯域幅積を大きくする方が
収束が速いためである。そこで出力が目標値に近くなっ
てT1が終わたことを判定したら、疑似負荷回路94を
出力端子82に再接続する。そして電流制御部の利得帯
域幅積を元のように大きくする。すなわち、図1および
図2に示すFETスイッチの状態に戻す(図1のFET
スイッチ61および71をオフに、FETスイッチ86
をオンにする。図2のFETスイッチ61をオフに、F
ETスイッチ62をオンにする)。これらのFETスイ
ッチ61、71、86、91、92は、演算制御部で制
御される。なおT1の終了の判定方法は後述する。また
T3の期間では、外乱に対して素早く出力電流電圧を元
に戻すために電流制御部の利得帯域幅積を大きい状態に
しておく。
【0037】(ロ)DA変換器の低域通過形フィルタに
関する課題を解決する実施例 本発明では、図1のDA変換器制御回路33がAD変換
器42を介して出力の状態をモニタしながら徐々にDA
変換器12および22を最終目標値へ近づけていく。す
なわち、現在の設定値と最終設定値の中間値をDA変換
器に設定し、その出力の変化をAD変換器42で観測
し、出力の値が現在の設定値に十分近くなってから、最
終値により近い次の値をDA変換器に設定する。この場
合、測定対象によって出力値が速く変化してオーバーシ
ュートしにくいときは速く設定を更新し、出力値の変化
が遅いのを感知した場合には自動的にゆっくりとDA変
換器の設定値を目標値に近づける。このため、図3に示
すように小さいオーバーシュートで高速な設定が可能で
ある。
【0038】なお、測定対象が重負荷の場合、従来技術
の電圧電流特性測定装置と同程度の時間を要する場合が
あるが、従来技術に比べてオーバーシュートの発生は無
視できるほど小さくて済む。このようにあたかも測定対
象に応じて自動的に遮断周波数を調整するフィルタが設
けられたのと同等の効果が得られる。従って従来技術で
必要だった低域通過形フィルタ13および23は、本発
明では不要である。
【0039】(ハ)収束待ち時間に関する課題を解決す
る実施例 本発明では、出力電圧または出力電流をAD変換器42
によりモニタし収束したかどうかの判定を端子31から
演算制御部へ出力する。さらに、判定出力を検知した後
のAD変換器42の出力を演算制御部が測定値として記
録または表示する。
【0040】収束判定の方法には色々あるが、実施例
は、(A)出力電圧または出力電流の時間変化率の絶対
値が所定の限度以下の値であることを検出する方法、お
よび(B)出力電圧または出力電流の変化量の符号が当
初の値と変わったことを検出する方法、を用いる例を示
す。(A)の方法は、最終的に収束したことを検出でき
るが、測定値に雑音が乗っていると長時間待っていても
収束したという判定が出ない欠点がある。(B)の方法
は、完全に収束したことを判定できない。しかし出力端
子における充電の期間が終わったことの検出に適してい
る。このため、この検出後最終的に収束するまでの時間
を予測して、待ち時間を設ける必要がある。しかし、
(A)のように雑音の影響で長時間待っても判定が出ず
不当に待たされるという問題はない。
【0041】本発明では、この2つの特徴を用いて、T
1の期間の終了を(B)で判定し、T3の始まりすなわ
ち収束を(A)で判定する。T1の終了信号を収束判定
回路32が出力したら、演算制御部がFETスイッチ9
1をオン、92をオフに、FETスイッチ61および7
1をオフに、62をオンに、86をオンに切り換える。
収束を判定したら、その時またはその後のAD変換器4
2の出力を、出力電圧または出力電流の測定値とする。
【0042】以上に本発明の実施例を示したが、例示の
様式、配置、その他を限定するものでなく、必要に応じ
て本発明の要旨を失うことなく構成の変形も許容され
る。なお、収束判定回路32およびDA変換器制御回路
33の作用を演算制御部で行うことも可能である。
【0043】
【発明の効果】
(イ)疑似負荷回路94に関する課題を、電圧または電
流の設定変更の過渡期間、疑似負荷回路94を出力端子
82から切り離しバッファ増幅器83の出力端子に接続
する構成により解決した。その効果の実例を示せば、電
流レンジ10μAで測定対象に100V印加した場合、
従来技術では330msを要した測定時間が本発明では
10msに短縮できるようになった。 (ロ)DA変換器の低域通過形フィルタに関する課題
は、DA変換器12及び22の入力をDA変換器制御回
路23で階段的に最終値に設定する構成で解決した。そ
の効果の実例は、従来技術では最低でも2msを要した
設定開始から測定開始までの時間が、0.2msに短縮
できるようになった。 (ハ)収束待ち時間に関する課題は、収束判定回路で収
束を判断する構成により無駄な待ち時間または不足な待
ち時間による誤測定の問題を解決した。その効果の実例
を示す。1nAレンジで10Vに設定する場合、測定対
象の容量が10pFであれば出力電圧が10Vに達する
のに100msであるが、容量が100pFになれば1
sを要する。従来技術では待ち時間が一定値にであっ
た。この待ち時間を200msにしておくと、前者の例
では100msの無駄時間が生じ、後者の例では待ち時
間が不足して正確な測定ができない。本発明では、収束
次第測定値を出力し無駄時間がなく、また待ち時間が不
足する事もなくなった。更に、これらの構成には次のよ
うな相乗効果がある。前項(イ)により疑似負荷回路9
4を出力端子82から切り離すと、出力はオーバーシュ
ートしやすくなるが、(ロ)によればDA変換器12及
び22の制御を出力をモニタしながら行うので、オーバ
ーシュートを抑えながら早く収束させることが出来るよ
うになる。また疑似負荷回路94を出力端子82から切
り離すと、収束時間は測定対象の静電容量に依存して大
きくばらつくが、(ハ)により収束状態を判定してFE
Tスイッチ91及び92等の制御を行うので無駄な待ち
時間を除去できる。以上のように、測定時間を短縮、お
よび無駄な待ち時間の除去によりスループットを改善
し、実用に供し有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の電流制御部の利得帯域幅積を切り換え
る実施例を示す図である。
【図3】本発明によるDA変換器制御による出力の過渡
状態の例を示す図である。
【図4】従来技術の基本構成を示す図である。
【図5】出力電圧/電流の設定変更後の過渡状態の例を
示す図である。
【符号の説明】
11:電圧設定値入力端子 12:DA変換器 13:低域通過形フィルタ 15:電圧レンジ抵抗回路 16:抵抗 17:誤差増幅器 18:電圧電流変換器 19:キャパシタ 21:電流設定値入力端子 22:DA変換器 23:低域通過形フィルタ 24:反転増幅器 25、26:抵抗 27:誤差増幅器 28:電圧電流変換器 31:収束判定出力端子 32:収束判定回路 33:DA変換器制御回路 35、36:抵抗 37:誤差増幅器 38:電圧電流変換器 41:測定値出力端子 42:AD変換器 43、44:FETスイッチ 51:積分回路 52:電力増幅器 61、62:FETスイッチ 63、64:キャパシタ 65、66:抵抗 71:FETスイッチ 73、74:キャパシタ 81:電流レンジ抵抗回路 82:出力端子 83:バッファ増幅器 84:ガード端子 85:差動増幅器 86:FETスイッチ 87、88:抵抗 89:キャパシタ 91、92:FETスイッチ 93:キャパシタ 94:疑似負荷回路 95:ガードフィルタ 96:多重シールドケーブルに起因するキャパシタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が出力端子に接続され、前記出力端子
    から測定対象に流れる出力電流を検出する電流レンジ抵
    抗回路と、 前記電流レンジ抵抗回路の他端を駆動する電力増幅器及
    び前記電力増幅器の入力に接続された積分回路と、 前記出力端子の電圧がバッファ増幅器及び抵抗を介して
    誤差増幅器の入力に帰還され、並びにDA変換器の電圧
    が電圧レンジ抵抗回路を介して前記誤差増幅器の入力に
    加えられ、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器を介
    して前記積分回路に接続されている第1制御手段と、 前記電流レンジ抵抗回路の両端の電圧が出力電流検出手
    段および抵抗を介して誤差増幅器の入力に帰還され、並
    びにDA変換器の電圧が抵抗を介して誤差増幅器の入力
    に加えれられ、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器
    を介して前記積分回路に接続されいる少なくとも1つの
    第2制御手段と、 前記出力端子と接地間に接続された疑似負荷回路と、を
    備えて成り、前記第1制御手段により前記出力電圧を所
    定の設定値に制御するか、または前記第2制御手段によ
    り前記出力電流を所定の設定値に制御する電圧電流特性
    測定装置において、 前記疑似負荷回路の一端を前記出力端子または前記バッ
    ファ増幅器の出力端子のいずれかに選択的に切換える手
    段を、前記出力端子と前記疑似負荷回路間および前記バ
    ッファ増幅器の出力端子と前記疑似負荷回路間に有し、 前記第2制御手段の前記誤差増幅器の入力と前記電力増
    幅器の出力の間に利得帯域幅積を大小に切り換える手段
    を有し、 前記出力電圧または出力電流の設定値の変更を開始する
    ときから、前記出力電圧または出力電流が設定値に収束
    するかまたはその近傍に到達するまでの期間のみ、前記
    疑似負荷回路を前記バッファ増幅器の出力端子側に接続
    し、並びに前記第2制御手段の前記利得帯域幅積を小に
    することを特徴とする電圧電流特性測定装置。
  2. 【請求項2】前記バッファ増幅器の出力が低域通過形フ
    ィルタを介してガード出力端子に接続されている前記電
    圧電流特性測定装置において、 前記低域通過形フィルタの遮断周波数を高低に切り換え
    る手段を有し、 前記疑似負荷回路が前記出力端子側に接続されている間
    は、前記低域通過形フィルタの遮断周波数を高にし、前
    記疑似負荷回路が前記バッファ増幅器の出力端子側に接
    続されている間は、前記低域通過形フィルタの遮断周波
    数を低にすることを特徴とする請求項1記載の電圧電流
    特性測定装置。
  3. 【請求項3】一端が出力端子に接続され、前記出力端子
    から測定対象に流れる出力電流を検出する電流レンジ抵
    抗回路と、 前記電流レンジ抵抗回路の他端を駆動する電力増幅器及
    び前記電力増幅器の入力に接続された積分回路と、 前記出力端子の電圧がバッファ増幅器及び抵抗を介して
    誤差増幅器の入力に帰還され、並びにDA変換器の電圧
    が電圧レンジ抵抗回路を介して前記誤差増幅器の入力に
    加えられ、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器を介
    して前記積分回路に接続されている第1制御手段と、 前記電流レンジ抵抗回路の両端の電圧を検出する出力電
    流検出手段が抵抗を介して誤差増幅器の入力に接続さ
    れ、並びにDA変換器が必要に応じてフィルタおよび反
    転増幅器を介しさらに抵抗を介して誤差増幅器の入力に
    接続され、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器を介
    して前記積分回路に接続されている少なくとも1つの第
    2制御手段と、 前記バッファ増幅器および前記出力電流検出手段の出力
    を切り換え選択する手段と、前記選択手段の出力が印加
    されるAD変換器と、 演算制御手段と、を備えて成り、前記第1制御手段によ
    り前記出力電圧を所定の設定値に制御するか、または前
    記第2制御手段により前記出力電流を所定の設定値に制
    御する電圧電流特性測定装置において、 DA変換器制御手段を有し、前記演算制御手段からの前
    記第1および第2制御手段の前記DA変換器の設定入力
    を前記DA変換器制御手段に入力し、さらに前記DA変
    換器制御手段に前記AD変換器の出力信号を入力し、前
    記出力電圧または出力電流の設定値の変更を開始すると
    き、前記DA変換器制御手段が、前記演算制御手段から
    新設定値を受け、また前記AD変換器から出力電圧また
    は出力電流の現在値を受け、前記新設定値と前記現在値
    を演算処理して前記DA変換器の入力を階段的に所定の
    新設定値へ近づけるよう制御することをを特徴とする電
    圧電流特性測定装置。
  4. 【請求項4】一端が出力端子に接続され、前記出力端子
    から測定対象に流れる出力電流を検出する電流レンジ抵
    抗回路と、 前記電流レンジ抵抗回路の他端を駆動する電力増幅器及
    び前記電力増幅器の入力に接続された積分回路と、 前記出力端子の電圧がバッファ増幅器及び抵抗を介して
    誤差増幅器の入力に帰還され、並びにDA変換器の電圧
    が電圧レンジ抵抗回路を介して前記誤差増幅器の入力に
    加えられ、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器を介
    して前記積分回路に接続されている第1制御手段と、 前記電流レンジ抵抗回路の両端の電圧が出力電流検出手
    段および抵抗を介して誤差増幅器の入力に接続され、並
    びにDA変換器の電圧が抵抗を介して誤差増幅器の入力
    に加えられ、前記誤差増幅器の出力が電圧電流変換器を
    介して前記積分回路に接続され、前記誤差増幅器が周波
    数補正回路を有している少なくとも1つの第2制御手段
    と、 前記バッファ増幅器および前記出力電流検出手段の出力
    を切り換え選択する手段と、前記選択手段の出力が入力
    されるAD変換器と、 演算制御手段と、を備えて成り、前記第1制御手段によ
    り前記出力電圧を所定の設定値に制御するか、または前
    記第2制御手段により前記出力電流を所定の設定値に制
    御する電圧電流特性測定装置において、 前記AD変換器の出力信号を入力する収束判定手段を有
    し、 前記出力電圧または出力電流の設定値の変更を開始する
    ときから、前記出力電圧または出力電流が設定値に収束
    するかまたはその近傍に到達するまでの期間、前記収束
    判定手段が、前記AD変換器からの信号を受けて出力電
    圧または出力電流が収束する状態を観測して所定の設定
    値に収束したことを判定し、収束判定信号を出力し、 前記収束判定信号が出力された時またはその後の前記A
    D変換器の出力を、出力電圧または出力電流の測定値と
    することを特徴とする電圧電流特性測定装置。
  5. 【請求項5】前記収束判定手段が、出力電圧または出力
    電流が収束する状態を観測して、前記利得帯域幅積およ
    び前記遮断周波数を切換えるための制御信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1、請求項2および請求項4記
    載の電圧電流特性測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013133141A1 (ja) * 2012-03-08 2013-09-12 ソニー株式会社 測定方法、測定装置および測定プログラム
CN105093015A (zh) * 2015-07-28 2015-11-25 西安交通大学 碳纤维复合材料层合板直流小电流伏安特性两电极测量方法及装置
CN111448464A (zh) * 2017-12-09 2020-07-24 深圳市丹砂科技有限公司 用于生物医学测量的电流传感器
CN113985113A (zh) * 2021-10-29 2022-01-28 北京航星科技有限公司 一种电路板电压的检测装置以及检测方法

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