JPH08271378A - レンズメーター - Google Patents

レンズメーター

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Publication number
JPH08271378A
JPH08271378A JP34410195A JP34410195A JPH08271378A JP H08271378 A JPH08271378 A JP H08271378A JP 34410195 A JP34410195 A JP 34410195A JP 34410195 A JP34410195 A JP 34410195A JP H08271378 A JPH08271378 A JP H08271378A
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JP
Japan
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lens
nose pad
support member
pad support
measuring
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Application number
JP34410195A
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English (en)
Inventor
Yukio Ikezawa
幸男 池沢
Shinichi Kobayashi
信一 小林
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】未加工レンズの光学特性測定時には、鼻当支持
部材が邪魔にならないレンズメーターを提供すること。 【解決手段】光学特性測定のために測定装置本体1の正
面に設けられたレンズ受6と、メガネの鼻当支持のため
に測定装置本体1に左右動可能に保持された鼻当支持部
材32を備えるレンズメーターにおいて、鼻当支持部材
32は、正面から突出する方向に延びる使用位置と先端
が前記使用位置より後方に位置させられる退避位置との
間で移動可能に、測定装置本体1に取り付けられている
レンズメーター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メガネの鼻当を支持
する鼻当支持部材が設けられているレンズメーターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレンズメーターとしては、光学
特性測定のために測定装置本体の正面に設けられたレン
ズ受と、前記レンズ受に配置されるレンズの光学特性測
定手段と、前記光学特性測定手段からの信号を演算する
演算制御回路と、前記装置本体に設けられ且つ前記演算
制御回路の演算により得られた演算値を表示する表示部
を備えると共に、前記測定装置本体に左右動可能に保持
され且つ前記レンズ受に載置されるレンズのメガネフレ
ームの鼻当を支持させる鼻当支持部材と、鼻当支持部材
の左右移動位置を検出する位置検出手段を備えているも
のがある。しかも、前記演算制御回路は、前記レンズ受
の光学中心から前記鼻当支持部材までの左右への距離を
前記位置検出測定手段から出力される信号を基に演算に
より求めて、前記表示部に表示させる様に設定されてい
る。
【0003】ところで、この様なレンズメーターでは、
メガネの鼻当をレンズメーターの鼻当支持部材に支持さ
せ、メガネの一方のレンズをレンズ受上に載置すると共
に、このレンズを左右前後にレンズ受上で移動操作する
ことで、レンズの光学中心を光学測定手段の光軸(光学
中心)すなわちレンズ受の中心に合わせることにより、
メガネの一方のレンズの光学中心からメガネの鼻当中心
までの距離を求めることができると共に、レンズの光学
特性を求めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円形の未加工
レンズ(生地レンズ)の光学特性を測定する場合には、
鼻当支持部材が測定装置本体の正面から突出しているの
で、この鼻当支持部材が邪魔になる。
【0005】そこで、この発明は、未加工レンズの光学
特性測定時には、鼻当支持部材が邪魔にならないレンズ
メーターを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、光学特性測定のために測定装置本体の
正面に設けられたレンズ受と、メガネの鼻当支持のため
に前記測定装置本体に左右動可能に保持された鼻当支持
部材を備えるレンズメーターにおいて、前記鼻当支持部
材は、正面から突出する方向に延びる使用位置と先端が
前記使用位置より後方に位置させられる退避位置との間
で移動可能に、前記測定装置本体に取り付けられている
レンズメーターとしたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
【0008】[第1実施例] <構成>図1〜図13は、この発明の第1実施例を示し
たものである。
【0009】図3において、1は測定装置本体、2は測
定装置本体1の正面上部に設けられたモニターテレビ
(表示装置(表示手段))、2aはモニターテレビ2の
表示部、3はモニターテレビ2の下方に位置して装置本
体1の正面に設けられた光学特性測定部である。
【0010】この光学特性測定部3は、測定装置本体1
の正面中央部に突出(膨出)させられた上部収納部4、
上部収納部4の下方に間隔をおいて装置本体1の正面に
突出(膨出)させられた下部収納突部5、下部収納突部
5の上面に突出固定させられた裁頭円錐筒状のレンズ受
6と、図4に示した測定光学系(光学特性測定手段)1
0を有する。
【0011】この測定光学系10は、図4に示した様
に、上部収納突部4に収納された照明光学系10aと下
部収納突部5に収納された受光光学系10bから構成さ
れている。この照明光学系10aは照明光源11とコリ
メータレンズ12を有する。また、受光光学系10b
は、円形,方形,三角形等のその他の透光用のパターン
のスリット状透光部が設けられたマスク板13と、この
マスク板13のスリット状透光部を透過した光を受光す
るエリアCCD14を有する。図4中、Oは測定光学系
10の測定光軸、Fは被検レンズLの焦点である。
【0012】上部収納突部4の左側部にはアーム20が
上下回動可能に且つレバー21の操作により上下回動す
る様に装着され、アーム20の下端部にはレンズ押え用
の複数のピン22が設けられている。
【0013】また、光学特性測定部3は、メガネフレー
ムのレンズ(被検レンズ)の光学特性を測定する際に用
いいるフレーム支持手段30が設けられている。このフ
レーム支持手段30は、図3に示した様に収納突部4,
5間に配設された方形板状の当接部材31(図5,図6
参照)と、この当接部材31に左右動自在に保持された
鼻当支持部材32と、鼻当支持部材32の左右移動位置
を検出するポテンショメータ(位置検出手段)33(図
3,図6(b)参照)を有する。
【0014】当接部材31は、図5,図6に示した様
に、鉄等の導磁性材料から形成され且つ後方に開放させ
られた方形ケース31aと、方形ケース31aの後部を
閉成する蓋板31bを有する。この蓋板31bはロッド
34の先端部にビス35で固定されている。このロッド
34は、図では一つのみ示したが図3の左右の部分に夫
々設けられていると共に、測定装置本体1に前後方向に
進退自在に保持され、測定装置本体1の右側部に設けら
れたレバー36の前後方向への回動操作により、前後方
向に進退移動されるようになっている。
【0015】方形ケース31a内には、図6(a)に示し
た様に、左右に位置させたブラケット37,37と、各
ブラケット37を方形ケース31aに固定しているビス
38と、左右に延び且つ両端部がブラケット37,37
に保持された一対のガイドレール39,40と、このガ
イドレール39,40に左右動自在に保持されたスライ
ド板41を有する。このスライド板41は、図7に示し
た様に薄肉に形成されている。しかも、スライド板41
の左右にはネジ穴41a,41a(図6参照)が形成さ
れ、スライド板41の下端部には下方への突部41bが
形成され、突部41bには下方に開放するガイドレール
係合溝41cが形成されている。
【0016】このスライド板41には略L字状のアーム
42の後端部がビス43で固定されている。このアーム
42の先端部は方形ケース37の前面上部から僅かに前
方に突出させられ、このアーム42の先端部には下方に
僅かに縦支持壁部42aが設けられ、縦支持壁部42a
の下端には前方に突出する支持部42bが設けられてい
る。
【0017】この支持部42bの下前端部には、鼻当支
持部材32の後端部が支持軸44を介して上下回動可能
に保持されている。しかも、この様に鼻当支持部材32
が支持軸44を中心に上下回動すると、鼻当支持部材3
2は実質的に支持軸44を中心に前後にも回動するとい
える。この様な構成により、鼻当支持部材32は左右動
自在に当接部材31に保持されている。しかも、当接部
材31の厚さを薄くできる。また、当接部材31の前面
にスリットがないので、当接部材31の方形ケース31
a内にゴミ等が侵入しにくく、又、鼻当支持部材32に
支持されるメガネがスリット等に引っかかったりして、
測定作業に支障を来すような事態が生ずるのを未然に避
けることができる。
【0018】この支持軸44には、鼻当支持部材32を
上方に回動付勢して、鼻当支持部材32の後端を縦支持
壁部42aに当接させることにより、鼻当支持部材32
を略水平に保持させるスプリング(図示せず)が保持さ
れている。これにより、鼻当支持部材32は、通常、ス
プリングのバネ力により、測定装置本体1の正面側に位
置する当接部材31から前方に突出する方向に略水平に
延びている。この状態の位置が鼻当支持部材32の使用
位置となる。
【0019】この鼻当支持部材32は、図3,図5
(a),図9に示した様に、左右の側面32a,32aが
先端及び上端に向かうにしたがって僅かに先細のテーパ
面状に形成されていると共に、ゴム部材から形成されて
いる。この様に、鼻当支持部材32をゴムから形成する
と共に、メガネの鼻当を当てる部分を傾斜する平面にす
ることにより、メガネの鼻当を側面32a,32aに摩
擦係止し易く(メガネの鼻当が滑べりにくく)してい
る。このことによりレンズ押えで押えれば、鼻当支持部
材32が付勢されていても、しっかりと固定できる。
尚、左右の側面32a,32aは、先端に向かうにした
がって僅かに拡開する後細のテーパ面状に形成すること
もできる。
【0020】また、鼻当支持部材32の下面には、マグ
ネット45が固着されていて、鼻当支持部材32を下方
に回動させて(下後方に回動させて)図5(a)の二点鎖
線の如く方形ケース31aの前面に沿わせたときに、マ
グネット45が方形ケース31aに磁着固定されて鼻当
支持部材32を保持する様になっている。この位置で
は、鼻当支持部材32の先端が使用位置にあるときより
充分に後方に位置して前方に突出していないので、鼻当
支持部材32が単一の生地レンズ(未加工レンズ)を測
定する際の邪魔になるのを避けることができる。
【0021】上述した鼻当支持部材32の左右移動位置
を検出するポテンショメータ33は、図6(b)に示した
様に、ガイドレール39及び方形ケース31aの内面に
沿って平行に配設され、且つ両端部がブラケット37,
37により保持されたベース板50を有する。このベー
ス板50は非導電性合成樹脂等から形成されていて、ベ
ース板50のスライド板41に対向する面には印刷によ
り形成された抵抗層51,導電層52のパターンが左右
両端部まで延設されている。
【0022】また、ポテンショメータ33は、スライド
板41のベース板50対向する面にビス53で固定され
たブラシ保持体54と、ブラシ保持体54に保持された
導電性のブラシ板55を有する。このブラシ板55は、
バネ性(弾性)を有すると共に、抵抗層51に弾接する
接触板部55aと、導電層52に当接する接触板部55
bを有する。この接触板部55a,55b(ブラシ)
は、図8に示した様に、一側(図5のベース板50側)
に向けて折曲されている。
【0023】しかも、ポテンショメータ33の抵抗層5
1、図2に示した様に一端51aに直流電圧V1が印加
され、他端51bがアースされている。また、ポテンシ
ョメータ33の導電層52は図1に示した演算制御回路
60に接続されている。
【0024】この演算制御回路60には、メニュースイ
ッチ61,クリアスイッチ62,メモリスイッチ63、
読み書き可能なEPROM等のメモリ64,測定結果の
記憶メモリ65,測定光学系10のエリアCCD14、
モニターテレビ2が接続されている。
【0025】尚、図2,図10において、Cは抵抗層5
1の長手方向の略中央位置で且つ測定光学系10の光軸
Oに対応する位置を示したものである。また、本実施例
において、PDはメガネ装用者の瞳孔間距離を意味し、
ハーフPDは瞳孔間距離PDの半分の値を意味し、メガ
ネの鼻当中心からメガネの左右のレンズの光学中心まで
の距離を実ハーフPD´を意味するものである。しか
も、鼻当支持部材32の左右方向中心位置と接触板部5
5aの抵抗層51への接触位置とは対応させられてい
る。
【0026】<作用>次に、この様な構成の演算制御回
路60の機能を作用と共に説明する。
【0027】(1)ポテンショメータの設定 ここで、実際のメガネ装用者のハーフPDの範囲をL1
〜L2(=(R1〜R2)とすると、メガネの左右の実
ハーフPD´はL1〜L2(=(R1〜R2)の範囲の
みで測定されるので、R1〜L1の範囲及びR2〜R
3,L2〜L3の範囲では測定をする必要がない。
【0028】一方、抵抗層51は、抵抗値が図10(b)
の抵抗特性線66に示した様に一端51aから他端51
bに向かって略直線的に変化するように形成されてい
る。しかし、厳密には抵抗値の完全な直線性は製作上の
関係で望めず、この関係を説明の便宜上極端に図示すれ
ば、図10(c)の様に範囲L1〜L2と範囲R1〜R2
では抵抗特性線66−1,66−2の様に変化率が微小
に異なることがある。
【0029】このため、より精度を高めるために、範囲
L1〜L2又はR1〜R2の抵抗の直線変化値と位置C
からの距離の関係を求めて、この関係を演算制御回路6
0を介して予めメモリ64に記憶させておくことによ
り、実際の範囲L1〜L2の抵抗特性線66−1とR1
〜R2の抵抗特性線66−2を求めておく。この様な関
係は、レンズメーターに使用されるポテンショメータ毎
にこれを組み込んだ後に設定する。
【0030】尚、この範囲L1〜L2(又はR1〜R
2)の抵抗の直線変化値と位置Cからの距離の関係を求
めるに際しては、正確な測定手段たとえばノギス,マイ
クロメータ等の測定手段を用いて、位置Cから範囲L1
〜L2(又はR1〜R2)までの位置に対応させて鼻当
支持部材32を移動させ、このときの位置とポテンショ
メータ33の出力電圧V2[すなわちV2−1〜V2−
2(又はV2−3〜V2−4)]を対応させてメモリ6
4に記憶させる。
【0031】この記憶作業は複数箇所で行い、この複数
箇所の測定記憶値から抵抗特性線66−1,66−2を
求め、この抵抗特性線66−1,66−2の変化率を用
いて、鼻当支持部材32の範囲L1〜L2(又はR1〜
R2)内における移動位置とポテンショメータ33の出
力電圧との関係をメモリ64に記憶させておく。
【0032】(2)単一レンズの測定 図3に示した様なフレーム無しの単一レンズすなわち生
地レンズ(未加工レンズ)のレンズ特性を測定する場合
には鼻当支持部材32が図3の如く突出していると測定
作業の邪魔になるので、図5(a)の鎖線で示す如く鼻当
支持部材32を下方に倒してマグネット45をケース板
31aの前面に吸磁固定させることにより、この鼻当支
持部材32が測定作業の邪魔になることはなくなる。
【0033】また、この測定は単一レンズの測定である
ので、モニターテレビ2の表示部2aへの表示は図11
に示した様にシングルモードである枠付のSを演算制御
回路60により表示させる様にする。
【0034】即ち、この演算制御回路60は、鼻当支持
部材32が範囲範囲L2〜L3,R2〜R3内に移動さ
せられて、ポテンショメータ33からの出力電圧V2が
V2−1未満又はV2−4を越えたときに、単一測定モ
ードであると判断して、枠付のSを表示部2aに表示さ
せる。
【0035】しかも、演算制御回路60は、測定光学系
10のエリアCCD14からの出力信号を基に、被検レ
ンズLの光学中心を求めて、この測定光学系10の光軸
O回りの複数の同心円68と、光軸Oに対する被検レン
ズLの光学中心の位置を示す十字マーク69を表示部2
aに表示させる。しかも、演算制御回路60は、この十
字マーク69の中心が同心円68の中心と一致したとき
(アライメントが完了したとき)に、十字マーク69は
上下が短く左右が長い表示となる様に表示させ、一致し
てないときには十字マーク69は上下左右とも短い状態
で表示させる様になっている。
【0036】また、演算制御回路60は、被検レンズL
の光学特性、即ち、S(球面レンズの屈折力),C(円
柱レンズの屈折力),A(円柱レンズの軸の向き),P
(プリズム値)等を演算して求めて、これらを図11に
示した様に表示部2aに表示させる。
【0037】そして、アライメントが完了した時点で、
メモリスイッチ63を操作すると、この測定光学系10
と演算制御回路60により求められたS(球面レンズの
屈折力),C(円柱レンズの屈折力),A(円柱レンズ
の軸の向き),P(プリズム値)等の光学特性値がメモ
リ65に記憶される。
【0038】(3)メガネレンズの光学特性及びPD測定 (i)右レンズ測定 図13において、70はメガネ、71はメガネ70のメ
ガネフレーム71、72,73はメガネフレーム71に
保持された左レンズ及び右レンズ、74,74はレンズ
72,73に固定された鼻当である。
【0039】このメガネ70の光学特性を測定するに
は、先ず鼻当74,74を鼻当支持部材32の左右の側
面32a,32aに当てると共に、レンズ72,73の
下端を当接部材31に当接させる。
【0040】この状態で、レバー36を矢印36aで示
した様に作業者の右手80で前後に回動操作して、当接
部材31を矢印31cで示した様に前後動操作すると共
に、メガネ70を保持している作業者の左手81を左右
に移動操作して、鼻当支持部材32を矢印32bで示し
た様に左右に移動操作し、右レンズ73の左右方向の略
中央がレンズ受6の中央に位置するように位置合せを
し、メガネ70を下方に変位させて、右レンズ73をレ
ンズ受6に当接させる。
【0041】尚、図13では、左レンズ72の左右方向
の略中央がレンズ受6の中央に位置するように位置合せ
をし、メガネ70を下方に変位させて、左レンズ72を
レンズ受6に当接させた状態を示しているが、右レンズ
73の場合も同じである。
【0042】この操作に際して、演算制御回路60は、
ポテンショメータ33からの出力電圧V2がV2−3〜
V2−4にあるのを判断し、図12(a)に示した様に表
示部2aに右レンズ73の測定状態であることを枠付の
Rで表示させると共に、十字マーク69,S,C,A,
P及び右の実ハーフPDであるRPDを等を表示部2a
に表示させる。そして、演算制御回路60は、ポテンシ
ョメータ33からの出力電圧V2の値から鼻当支持部材
32の中心から右レンズ73の光学中心までの距離を求
めて、表示部2aのRPDの右に表示させる。
【0043】この様な表示をさせた状態で、右レンズ7
3を上述したようにして前後左右に微動操作し、十字マ
ーク69の中心を同心円68の中心と一致させ(アライ
メントし)、アライメントが完了した時点で、メモリス
イッチ63を操作する。これにより、この測定光学系1
0と演算制御回路60により求められたS(球面レンズ
の屈折力),C(円柱レンズの屈折力),A(円柱レン
ズの軸の向き),P(プリズム値),RPD等の光学特
性値がメモリ65に記憶される。
【0044】(ii)左レンズ測定 同様にして左レンズ72の光学特性を測定する。この
際、右レンズ73の光学特性測定時と異なる点は、表示
部2aへの表示である。
【0045】即ち、この操作に際して、演算制御回路6
0は、ポテンショメータ33からの出力電圧V2がV2
−1〜V2−2にあるのを判断し、図12(b)に示した
様に表示部2aに左レンズ72の測定状態であることを
枠付のLで表示させると共に、十字マーク69,S,
C,A,P及び左の実ハーフPDであるLPDを等を表
示部2aに表示させる。そして、演算制御回路60は、
ポテンショメータ33からの出力電圧V2の値から鼻当
支持部材32の中心から左レンズ72の光学中心までの
距離を求めて、表示部2aのLPDの右に表示させる。
【0046】この様な表示をさせた状態で、左レンズ7
2を上述したようにして前後左右に微動操作し、十字マ
ーク69の中心を同心円68の中心と一致させ(アライ
メントし)、アライメントが完了した時点で、メモリス
イッチ63を操作する。これにより、この測定光学系1
0と演算制御回路60により求められたS(球面レンズ
の屈折力),C(円柱レンズの屈折力),A(円柱レン
ズの軸の向き),P(プリズム値),LPD等の光学特
性値がメモリ65に記憶される。
【0047】そして、演算制御回路60は、RPDとL
PDが求められると、このRPDとLPDの値を加算し
て、この加算した値をPDの値として図12(b)の如
く表示部2aに表示させる。
【0048】(iii)実際の測定 実際の測定は上述したように右レンズ73から測定して
もよいが、左レンズ72から測定することにより、表示
部2aには先ず左レンズ72の光学特性が枠付のLの右
側に表示され、次に右レンズ73を測定することによ
り、表示部2aには先ず右レンズ73の光学特性が枠付
のRの右側に表示される。
【0049】しかも、演算制御回路60は、この両測定
が行われると、表示部2aに瞳孔間距離(即ちメガネ7
0のレンズ72,73の光学中心間距離)を示すPDの
表示と、この瞳孔間距離値すなわち上述のPDを求める
前のLPDとRPDを右側に表示させ、次に、このLP
DとRPDを加算したPDの値を表示部2aに表示させ
る。
【0050】[第2実施例]図14はこの発明の第2実施
例を示したものである。本実施例は、第1実施例におけ
るポテンショメータ33を別のポテンショメータに代え
た例を示したものである。
【0051】本実施例では、ガイドレール39,40の
両端部近傍にギヤ90,91を回転自在に保持させ、こ
のギヤ90,91にタイミングベルト92を掛け渡し、
このタイミングベルト92をスライド板41に固定して
いる。また、ギヤ91と同軸の小径ギヤ93(ピニオ
ン)を設け、方形ケース31a内の下部に長さの短いポ
テンショメータ94(位置測定手段)を固定し、ポテン
ショメータ94の両側にギヤ95,96を回転自在に保
持させ、ギヤ93,95,96にタイミングベルト97
を掛け渡し、このタイミングベルト97にポテンショメ
ータ94のスライダ94aを固定している。
【0052】この構成では、スライド板41及び鼻当支
持部材32の移動が、タイミングベルト92,97、ギ
ヤ90,91,等を介してポテンショメータ94のスラ
イダ94aに伝達され、ポテンショメータ94からの出
力電圧が演算制御回路60に第1実施例と同様に入力さ
れる。
【0053】本実施例でも、第1実施例と同様な測定及
び操作が行われるので、その作用の説明は省略する。
尚、本実施例では、ポテンショメータ94に安価で精度
の高いものを使用することができるので、レンズメータ
ー全体のコスト低減の一助となる。
【0054】[第3実施例]図15は、この発明の第3実
施例を示したものである。本実施例は、鼻当支持部材3
2の上下支持構造の変形例を示したものである。
【0055】本実施例では、アーム42の縦支持壁部4
2aを図15(a)に示した如く方形ケース31aの上下
方向の略中央まで延設すると共に、アーム42の上面に
支持板100を図示しないビス等で着脱可能に固着し、
この支持板100とアーム42の支持部42bとの間に
一対のガイド支柱101,101(図15(b)参照)を
平行に渡架固定し、このガイド支柱101,101にス
ライダ103を上下動可能に保持させ、このスライダ1
03と支持部42bとの間にガイド支柱101に捲回し
たスプリング102を介装して、スライダ103を常時
上方にバネ付勢している。
【0056】また、スライダ103の正面には、図15
(c)の如く左右に突部103a,103aが形成されて
いて、この突部103a,103a間に上述した鼻当支
持部材32の後端部が支持軸44を介して上下回動可能
に保持されている。この鼻当支持部材32は、支持軸4
4に捲回した図示しないスプリングで上方に回動付勢さ
れている。図15(a),(c)中、103bはガイド支柱1
01を挿通する支持孔、103cは支持軸44の挿通孔
である。尚、この鼻当支持部材32を上方に回動付勢す
るスプリングのバネ力は、スプリング102のバネ力よ
り僅かに弱く設定してある。
【0057】この様な構成によれば、メガネの鼻当を鼻
当支持部材32に図13のごとく当てて、メガネを下方
に押圧することにより、鼻当支持部材32が図示しない
スプリングのバネ力に抗して支持軸44を中心に下方に
回動し、メガネのレンズがレンズ受に当接した後に更に
メガネを下方に押圧することにより、スライダ103が
スプリング102のバネ力に抗して下方に押圧変位させ
られることになる。
【0058】この様な本実施例によれば、鼻当支持部材
32が支持軸44回りに上下回動すると共に、スライダ
103が上下動することにより、鼻当のフレームへの取
付位置や形状が異なる種々のメガネフレームでも、鼻当
を鼻当支持部材32に当てた状態で、鼻当支持部材32
をメガネフレームの鼻当に容易に追従させることがで
き、自由度を持たせることができる。
【0059】尚、この鼻当支持部材32を上方に回動付
勢するスプリングのバネ力は、スプリング102のバネ
力より僅かに弱く設定してあるが、スプリング102の
バネ力と同じに設定することもできる。
【0060】また、鼻当支持部材32をスライダ103
と一体に設けて、鼻当支持部材32はスライダ103と
一体に単に上下動する構成として、メガネの鼻当を鼻当
支持部材32に支持させたときに、安定して上下に押圧
操作できるようにしてもよい。この場合には、メガネの
押圧操作時に、メガネと方形ケース32aとの位置がず
れるようなことはなくなるので、より安定した状態でメ
ガネを下方に押圧偏させることができる。
【0061】
【効果】この発明は、以上説明したように、光学特性測
定のために測定装置本体の正面に設けられたレンズ受
と、メガネの鼻当支持のために前記測定装置本体に左右
動可能に保持された鼻当支持部材を備えるレンズメータ
ーにおいて、前記鼻当支持部材は、正面から突出する方
向に延びる使用位置と先端が前記使用位置より後方に位
置させられる退避位置との間で移動可能に、前記測定装
置本体に取り付けられている構成としたので、未加工レ
ンズの光学特性測定時には鼻当支持部材が邪魔にならな
い位置に退避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレンズメーターの制御回路図で
ある。
【図2】図1に示したポテンショメータの概略回路図で
ある。
【図3】図1の制御回路を備えるレンズメーターの斜視
図である。
【図4】図4に示したレンズメーターの測定光学系を示
す説明図である。
【図5】(a)は図6(a)のA−A線に沿う断面図、(b)は
図6(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図6】(a)は図5の蓋板を外して方形ケースを背面か
ら見た説明図、(b)は(a)のブラシ板とベース板との関係
を示す要部説明図である。
【図7】(a)は図5のスライド板の平面図、(b)は図5の
スライド板を下方から見た説明図である。
【図8】(a)は図6(b)のブラシ板とブラシ保持体との関
係を示す説明図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)を下方
から見た説明図である。
【図9】(a)は図3に示した鼻当支持部材の平面図、(b)
は図3に示した鼻当支持部材の正面図である。
【図10】(a)は図6(b)に示したベース板説明図、
(b),(c)は(a)の抵抗層の抵抗特性の説明図である。
【図11】単一測定モードでの測定状態を図3の表示部
に表示した例を示す説明図である。
【図12】(a)はメガネのレンズの左右両測定モードの
内右測定モードの状態を表示部に表示した例を示す説明
図、(b)は(a)の右レンズ測定後におけるメガネのレンズ
の左測定モードの状態を表示部に表示した例を示す説明
図である。
【図13】メガネのレンズ特性の測定状態を示す説明図
である。
【図14】この発明に用いるポテンショメータとその周
辺の他の構成例を示す第2実施例の説明図である。
【図15】(a)はこの発明の第3実施例を示す要部説明
図、(b)は(a)のスライダの部分の正面図、(c)は(a)及び
(b)のスライダの斜視図である。
【符号の説明】
1…測定装置本体 2…モニターテレビ 2a…表示部 6…レンズ受 10…測定光学系(光学特性測定手段) 32…鼻当支持部材 33…ポテンショメータ(位置検出手段) 60…演算制御回路 70…レンズ 71…メガネフレーム 74…鼻当
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るレンズメーターの制御回路図で
ある。
【図2】図1に示したポテンショメータの概略回路図で
ある。
【図3】図1の制御回路を備えるレンズメーターの斜視
図である。
【図4】図4に示したレンズメーターの測定光学系を示
す説明図である。
【図5】(a)は図6(a)のA−A線に沿う断面図、(b)は
図6(a)のB−B線に沿う断面図である。
【図6】(a)は図5の蓋板を外して方形ケースを背面か
ら見た説明図、(b)は(a)のブラシ板とベース板との関係
を示す要部説明図である。
【図7】図5のスライド板の説明図である。
【図8】図6のブラシ板の説明図である。
【図9】(a)は図3に示した鼻当支持部材の平面図、(b)
は図3に示した鼻当支持部材の正面図である。
【図10】図6(b)のベース板に設けた抵抗層の抵抗特
性の説明図である。
【図11】単一測定モードでの測定状態を図3の表示部
に表示した例を示す説明図である。
【図12】(a)はメガネのレンズの左右両測定モードの
内右測定モードの状態を表示部に表示した例を示す説明
図、(b)は(a)の右レンズ測定後におけるメガネのレンズ
の左測定モードの状態を表示部に表示した例を示す説明
図である。
【図13】メガネのレンズ特性の測定状態を示す説明図
である。
【図14】この発明に用いるポテンショメータとその周
辺の他の構成例を示す第2実施例の説明図である。
【図15】(a)はこの発明の第3実施例を示す要部説明
図、(b)は(a)のスライダの部分の正面図、(c)は(a)及び
(b)のスライダの斜視図である。
【符号の説明】 1…測定装置本体 2…モニターテレビ 2a…表示部 6…レンズ受 10…測定光学系(光学特性測定手段) 32…鼻当支持部材 33…ポテンショメータ(位置検出手段) 60…演算制御回路 70…レンズ 71…メガネフレーム 74…鼻当

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学特性測定のために測定装置本体の正
    面に設けられたレンズ受と、メガネの鼻当支持のために
    前記測定装置本体に左右動可能に保持された鼻当支持部
    材を備えるレンズメーターにおいて、 前記鼻当支持部材は、正面から突出する方向に延びる使
    用位置と先端が前記使用位置より後方に位置させられる
    退避位置との間で移動可能に、前記測定装置本体に取り
    付けられていることを特徴とするレンズメーター。
JP34410195A 1995-12-28 1995-12-28 レンズメーター Pending JPH08271378A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008830A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Ryusyo Industrial Co Ltd レンズメータ
CN103395051A (zh) * 2013-07-20 2013-11-20 太原中北新缘科技中心 一种型材免墨盒一体化打点装置

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