JPH0827121A - 新規なウラシル誘導体及びそれを有効成分とするアレルギ−疾患治療薬 - Google Patents
新規なウラシル誘導体及びそれを有効成分とするアレルギ−疾患治療薬Info
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- JPH0827121A JPH0827121A JP6187934A JP18793494A JPH0827121A JP H0827121 A JPH0827121 A JP H0827121A JP 6187934 A JP6187934 A JP 6187934A JP 18793494 A JP18793494 A JP 18793494A JP H0827121 A JPH0827121 A JP H0827121A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(1);
【化1】
(式中、Ar1は、置換または未置換のフェニル基を表
わし、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わ
し、R2は、低級アルキル基を表わす)で表わされるウ
ラシル誘導体及びその薬理上許容される塩、並びに該化
合物を有効成分とするアレルギ−疾患治療薬。 【効果】 本発明のウラシル誘導体は、I型及びIV型
のアレルギ−のそれぞれを抑制する生理活性を有し、特
に、IV型アレルギ−の寄与が大きいI型のアレルギ−
又はI型とIV型の混合型アレルギ−に対して、有用な
アレルギ−疾患の治療薬となる。
わし、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わ
し、R2は、低級アルキル基を表わす)で表わされるウ
ラシル誘導体及びその薬理上許容される塩、並びに該化
合物を有効成分とするアレルギ−疾患治療薬。 【効果】 本発明のウラシル誘導体は、I型及びIV型
のアレルギ−のそれぞれを抑制する生理活性を有し、特
に、IV型アレルギ−の寄与が大きいI型のアレルギ−
又はI型とIV型の混合型アレルギ−に対して、有用な
アレルギ−疾患の治療薬となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なウラシル誘導体
及びこのウラシル誘導体を有効成分とするアレルギ−疾
患治療薬に関する。
及びこのウラシル誘導体を有効成分とするアレルギ−疾
患治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術】アレルギ−にはタイプIからIVまで4
つの型がある。いわゆるアレルギ−疾患はI型とIV型
の関与が大きいのだが、市場にある薬物はいずれもI型
アレルギ−の治療薬であり、IV型に対しては、ほとん
ど効果かない(日薬理誌,89,55‐62,1987
を参照)。IV型アレルギ−は細胞免疫であり、液性
免疫のI型アレルギ−とは作用機構が全く異なる(蛋白
質・核酸・酵素、36,839‐847,1991 を
参照)。なお、アレルギ−は、上記の免疫反応に起因
し、患部に炎症反応が引き起こされる疾患である。これ
らの炎症疾患においては、アラキドン酸の5−リポキシ
ゲナ−ゼによる代謝産物のロイトコリエン類や活性酸素
種など、種々の因子が、深く関与していることが知られ
てきた。
つの型がある。いわゆるアレルギ−疾患はI型とIV型
の関与が大きいのだが、市場にある薬物はいずれもI型
アレルギ−の治療薬であり、IV型に対しては、ほとん
ど効果かない(日薬理誌,89,55‐62,1987
を参照)。IV型アレルギ−は細胞免疫であり、液性
免疫のI型アレルギ−とは作用機構が全く異なる(蛋白
質・核酸・酵素、36,839‐847,1991 を
参照)。なお、アレルギ−は、上記の免疫反応に起因
し、患部に炎症反応が引き起こされる疾患である。これ
らの炎症疾患においては、アラキドン酸の5−リポキシ
ゲナ−ゼによる代謝産物のロイトコリエン類や活性酸素
種など、種々の因子が、深く関与していることが知られ
てきた。
【0003】アレルギ−の中で、例えばアトピ−性皮膚
炎の治療には、抗ヒスタミン剤を始めとするI型アレル
ギ−薬或はステロイドが用いられている。現状では、I
型アレルギ−薬が単剤で著効を示す症例は少ないが、一
方、ステロイドは、I型並びにIV型両方に対して有効
であるため、臨床で著効を示す。そのため、大多数の患
者でばI型アレルギ−薬とステロィドとの併用に頼らざ
るをえないというのが現状である。I型アレルギ−薬の
効果が不十分である理由として、IV型アレルギ−の関
与が考えられる。すなわち、真性I型アレルギ−患者は
成人では3割、子どもでは7割であり、残りの患者はI
V型あるいはI型とIV型との混合型であるので、I型
アレルギ−薬の単剤では十分な効果が臨床で現れない。
また、慢性気管支炎、喘息などの気道性疾患において
も、気道炎症時にIV型アレルギ−の寄与が取り上げら
れている。すなわち、気道の炎症部位への細胞障害性T
細胞や好中球の浸潤がIV型アレルギ−によると解釈さ
れる。
炎の治療には、抗ヒスタミン剤を始めとするI型アレル
ギ−薬或はステロイドが用いられている。現状では、I
型アレルギ−薬が単剤で著効を示す症例は少ないが、一
方、ステロイドは、I型並びにIV型両方に対して有効
であるため、臨床で著効を示す。そのため、大多数の患
者でばI型アレルギ−薬とステロィドとの併用に頼らざ
るをえないというのが現状である。I型アレルギ−薬の
効果が不十分である理由として、IV型アレルギ−の関
与が考えられる。すなわち、真性I型アレルギ−患者は
成人では3割、子どもでは7割であり、残りの患者はI
V型あるいはI型とIV型との混合型であるので、I型
アレルギ−薬の単剤では十分な効果が臨床で現れない。
また、慢性気管支炎、喘息などの気道性疾患において
も、気道炎症時にIV型アレルギ−の寄与が取り上げら
れている。すなわち、気道の炎症部位への細胞障害性T
細胞や好中球の浸潤がIV型アレルギ−によると解釈さ
れる。
【0004】上記する理由から、I型とIV型との混合
型、或はIV型アレルギ−の寄与が大きなアレルギ−疾
患には、I型並びにIV型両方に対して有効であるステ
ロイドが併用投与されるが、周知のごとくステロイドは
副腎退縮、骨粗しょう症など多様な副作用を持っている
ため、長期或は連続的な投与に適していない。従って、
I型とIV型の両方に有効な非ステロィド性の化合物
は、広範なアレルギ−疾患に対する優れた治療薬となり
うる可能性があり、その開発が望まれている。
型、或はIV型アレルギ−の寄与が大きなアレルギ−疾
患には、I型並びにIV型両方に対して有効であるステ
ロイドが併用投与されるが、周知のごとくステロイドは
副腎退縮、骨粗しょう症など多様な副作用を持っている
ため、長期或は連続的な投与に適していない。従って、
I型とIV型の両方に有効な非ステロィド性の化合物
は、広範なアレルギ−疾患に対する優れた治療薬となり
うる可能性があり、その開発が望まれている。
【0005】なお、I型とIV型の両方に有効な非ステ
ロイド性の化合物として、既に、幾例かは提案されてお
り、例えば、特開平5−194424号公報に開示する
新規なピリミジン誘導体、即ち、3位及び1位の窒素原
子に種々の炭化水素基の置換するピリミジン環原子団
と、3位及び5位に低級アルキル基を置換する4位にヒ
ドロキシル基を有するフェニル基とから構成される化合
物、或は、特開平5−194424号公報に開示する新
規なウラシル誘導体、即ち、3位及び1位の窒素原子に
種々の炭化水素基の置換するウラシル環原子団と、3位
及び5位に低級アルキル基を置換する4位にヒドロキシ
ル基を有するフェニル基とから構成される化合物など
を、本願出願人は既に提案している。
ロイド性の化合物として、既に、幾例かは提案されてお
り、例えば、特開平5−194424号公報に開示する
新規なピリミジン誘導体、即ち、3位及び1位の窒素原
子に種々の炭化水素基の置換するピリミジン環原子団
と、3位及び5位に低級アルキル基を置換する4位にヒ
ドロキシル基を有するフェニル基とから構成される化合
物、或は、特開平5−194424号公報に開示する新
規なウラシル誘導体、即ち、3位及び1位の窒素原子に
種々の炭化水素基の置換するウラシル環原子団と、3位
及び5位に低級アルキル基を置換する4位にヒドロキシ
ル基を有するフェニル基とから構成される化合物など
を、本願出願人は既に提案している。
【0006】しかしながら、I型とIV型との混合型、
或はIV型アレルギ−の寄与が大きなアレルギ−疾患の
治療薬として、より優れた効果を有する新規な非ステロ
イド性化合物の開発は、なお強く要望されている。特に
は、アトピ−性皮膚炎や喘息などの慢性的アレルギ−疾
患において、経口投与に適し、且つ長期或は連続的な投
与により適する非ステロイド性化合物の開発に対する要
望は大きい。
或はIV型アレルギ−の寄与が大きなアレルギ−疾患の
治療薬として、より優れた効果を有する新規な非ステロ
イド性化合物の開発は、なお強く要望されている。特に
は、アトピ−性皮膚炎や喘息などの慢性的アレルギ−疾
患において、経口投与に適し、且つ長期或は連続的な投
与により適する非ステロイド性化合物の開発に対する要
望は大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決するものである。即ち、本発明の目的は、このよ
うなI型アレルギ−及びIV型アレルギ−の双方に対し
て治療効果のある新規なアレルギ−治療薬を提供するこ
とにあり、特には、経口投与に適し、且つ長期或は連続
的な投与により適する新規な非ステロイド性の低分子量
化合物を提供することにある。
を解決するものである。即ち、本発明の目的は、このよ
うなI型アレルギ−及びIV型アレルギ−の双方に対し
て治療効果のある新規なアレルギ−治療薬を提供するこ
とにあり、特には、経口投与に適し、且つ長期或は連続
的な投与により適する新規な非ステロイド性の低分子量
化合物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上のよ
うな課題を解決すべく鋭意研究した結果、下記の一般式
(1)に示されるウラシル誘導体及びその塩を得、この
化合物がI型アレルギ−及びIV型アレルギ−の双方に
対して優れた効果を有することを見出し、本発明を完成
するに至った。
うな課題を解決すべく鋭意研究した結果、下記の一般式
(1)に示されるウラシル誘導体及びその塩を得、この
化合物がI型アレルギ−及びIV型アレルギ−の双方に
対して優れた効果を有することを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0009】すなわち、本発明の新規な化合物は、一般
式(1)
式(1)
【化3】 (式中、Ar1は、置換又は未置換のフェニル基を表わ
し、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わし、
R2は、低級アルキル基を表わす)で示されるウラシル
誘導体及びその薬理上許容される塩にである。更には、
本発明の治療薬は、該化合物を有効成分として含有して
なるアレルギ−疾患治療薬である。
し、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わし、
R2は、低級アルキル基を表わす)で示されるウラシル
誘導体及びその薬理上許容される塩にである。更には、
本発明の治療薬は、該化合物を有効成分として含有して
なるアレルギ−疾患治療薬である。
【0010】上記の一般式(1)で表わされるウラシル
誘導体を、更に詳細に説明する。該ウラシル誘導体は、
3位及び1位の窒素原子に置換を有するウラシル環原子
団と、3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェニル
基との二つの環基により特徴付けられる。即ち、後述す
る製造工程により、前記の二つの環基をそれぞれ含む中
間原料化合物を、アミド結合を形成して連結してなる化
合物である。
誘導体を、更に詳細に説明する。該ウラシル誘導体は、
3位及び1位の窒素原子に置換を有するウラシル環原子
団と、3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェニル
基との二つの環基により特徴付けられる。即ち、後述す
る製造工程により、前記の二つの環基をそれぞれ含む中
間原料化合物を、アミド結合を形成して連結してなる化
合物である。
【0011】当該ウラシル環の3位の窒素原子に置換す
る該基R1において、低級アルキル基とは、炭素数1〜
4個の直鎖状または分枝鎖状のアルキル基であり、具体
的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチ
ル基、及びtert−ブチル基が挙げられ、メチル基が
より好ましい。ベンジル基も、前記の低級アルキル基と
同じく好ましい。
る該基R1において、低級アルキル基とは、炭素数1〜
4個の直鎖状または分枝鎖状のアルキル基であり、具体
的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチ
ル基、及びtert−ブチル基が挙げられ、メチル基が
より好ましい。ベンジル基も、前記の低級アルキル基と
同じく好ましい。
【0012】該ウラシル環の1位の窒素原子に置換する
該基Ar1において、置換フェニル基とは、ベンゼン環
に低級アルキル基、低級アルコキシ基、或はハロゲン原
子が1個置換したフェニル基を意味する。また、その置
換する位置は、該置換フェニル基のo−位、m−位、及
びp−位の何れかを任意に選ぶことができる。p−位に
選ぶ時、下記する当該ウラシル誘導体の製造する工程に
おいて立体障害とならず、容易に製造がなされ好まし
い。なお、低級アルキル基は、炭素数1〜4個の直鎖状
または分枝鎖状のアルキル基が好ましく、低級アルコキ
シ基も、炭素数1〜4個の直鎖状または分枝鎖状のアル
コキシ基が好ましい。ハロゲン原子は、塩素原子、臭素
原子、及びフッ素原子から選択することができる。より
具体的には、p−位に、メチル基、メトキシ基、或はフ
ッ素原子などが置換したフェニル基がより好ましい。
該基Ar1において、置換フェニル基とは、ベンゼン環
に低級アルキル基、低級アルコキシ基、或はハロゲン原
子が1個置換したフェニル基を意味する。また、その置
換する位置は、該置換フェニル基のo−位、m−位、及
びp−位の何れかを任意に選ぶことができる。p−位に
選ぶ時、下記する当該ウラシル誘導体の製造する工程に
おいて立体障害とならず、容易に製造がなされ好まし
い。なお、低級アルキル基は、炭素数1〜4個の直鎖状
または分枝鎖状のアルキル基が好ましく、低級アルコキ
シ基も、炭素数1〜4個の直鎖状または分枝鎖状のアル
コキシ基が好ましい。ハロゲン原子は、塩素原子、臭素
原子、及びフッ素原子から選択することができる。より
具体的には、p−位に、メチル基、メトキシ基、或はフ
ッ素原子などが置換したフェニル基がより好ましい。
【0013】一方、該3,5−ジアルキル−4−ヒドロ
キシ−フェニル基を構成する該アルキル基 R2 におい
ても、低級アルキル基とは、炭素数1〜4個の直鎖状ま
たは分枝鎖状のアルキル基であり、具体的には、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、iso−プロピ
ル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、及びte
rt−ブチル基が挙げられ、分枝鎖状のアルキル基がよ
り好ましく、tert−ブチル基が更に好ましい。
キシ−フェニル基を構成する該アルキル基 R2 におい
ても、低級アルキル基とは、炭素数1〜4個の直鎖状ま
たは分枝鎖状のアルキル基であり、具体的には、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、iso−プロピ
ル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、及びte
rt−ブチル基が挙げられ、分枝鎖状のアルキル基がよ
り好ましく、tert−ブチル基が更に好ましい。
【0014】本発明のウラシル誘導体において、該ウラ
シル誘導体を特徴付ける、3位及び1位の窒素原子に置
換を有するウラシル環原子団と、3,5−ジアルキル−
4−ヒドロキシ−フェニル基との二つの環基を、それぞ
れ上記する好適な範囲より選択すると、より好ましい化
合物となる。本発明において、より好適な化合物の一例
として、該3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェ
ニル基を構成する該アルキル基 R2 にtert−ブチ
ル基を選択し、ウラシル環の1位の窒素原子に置換する
該基Ar1にフェニル基又はp−位にメチル基、メトキ
シ基、或はフッ素原子などが置換したフェニル基を選択
する化合物の群に大別される、6−アミノ−5−(3,
5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシア
ミド−3−メチル−1−フェニルウラシル、6−アミノ
−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)
カルボキシアミド−1−(4−フルオロフェニル)−3
−メチルウラシル、6−アミノ−5−(3,5−ジブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−3−
メチル−1−(4−メチルフェニル)ウラシル、6−ア
ミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)カルボキシアミド−1−(4−メトキシフェニル)
−3−メチルウラシル、6−アミノ−5−(3,5−ジ
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−
1−フェニル−3−プロピルウラシル、6−アミノ−3
−ベンジル−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−1−フェニルウラシルな
どを具体的に挙げることができる。更には、ウラシル環
の1位の窒素原子に置換する該基Ar1にフェニル基を
選択するとさらに好ましく、また、該ウラシル環の3位
の窒素原子に置換する該基R1にメチル基を選択すると
さらに好ましい。
シル誘導体を特徴付ける、3位及び1位の窒素原子に置
換を有するウラシル環原子団と、3,5−ジアルキル−
4−ヒドロキシ−フェニル基との二つの環基を、それぞ
れ上記する好適な範囲より選択すると、より好ましい化
合物となる。本発明において、より好適な化合物の一例
として、該3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェ
ニル基を構成する該アルキル基 R2 にtert−ブチ
ル基を選択し、ウラシル環の1位の窒素原子に置換する
該基Ar1にフェニル基又はp−位にメチル基、メトキ
シ基、或はフッ素原子などが置換したフェニル基を選択
する化合物の群に大別される、6−アミノ−5−(3,
5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシア
ミド−3−メチル−1−フェニルウラシル、6−アミノ
−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)
カルボキシアミド−1−(4−フルオロフェニル)−3
−メチルウラシル、6−アミノ−5−(3,5−ジブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−3−
メチル−1−(4−メチルフェニル)ウラシル、6−ア
ミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)カルボキシアミド−1−(4−メトキシフェニル)
−3−メチルウラシル、6−アミノ−5−(3,5−ジ
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−
1−フェニル−3−プロピルウラシル、6−アミノ−3
−ベンジル−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−1−フェニルウラシルな
どを具体的に挙げることができる。更には、ウラシル環
の1位の窒素原子に置換する該基Ar1にフェニル基を
選択するとさらに好ましく、また、該ウラシル環の3位
の窒素原子に置換する該基R1にメチル基を選択すると
さらに好ましい。
【0015】本発明の上記する一般式(1)で表わす該
ウラシル誘導体又はその薬理上許容される塩は、以下の
方法により、予めウラシル環の1位の窒素原子に置換す
る該アリ−ル基 Ar1 から構成される下記する一般式
(2)で表わすイソシアネ−トを出発原料とし、3位及
び1位の窒素原子に置換を有するウラシル環を合成し、
3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−安息香酸とアミ
ド結合を形成することで製造できる。
ウラシル誘導体又はその薬理上許容される塩は、以下の
方法により、予めウラシル環の1位の窒素原子に置換す
る該アリ−ル基 Ar1 から構成される下記する一般式
(2)で表わすイソシアネ−トを出発原料とし、3位及
び1位の窒素原子に置換を有するウラシル環を合成し、
3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−安息香酸とアミ
ド結合を形成することで製造できる。
【0016】第1工程 [ウレア誘導体の調製] 一般式(2)で表わすイソシアネ−トと、下記する一般
式(3)で表わす該基R1 から構成される第一級アミン
とを反応させ、下記する一般式(4)で表わすウレア誘
導体に導くことができる。反応温度は、室温から80℃
程度の範囲に選ぶことが望ましく、無溶媒或は TH
F、1,4-ジオキサン、トルエンなどの非プロトン性溶媒
中で反応させるのが適している。
式(3)で表わす該基R1 から構成される第一級アミン
とを反応させ、下記する一般式(4)で表わすウレア誘
導体に導くことができる。反応温度は、室温から80℃
程度の範囲に選ぶことが望ましく、無溶媒或は TH
F、1,4-ジオキサン、トルエンなどの非プロトン性溶媒
中で反応させるのが適している。
【0017】
【化4】 Ar1−N=C=O 式(2) (式中、Ar1は、上記の一般式(1)と同じ基を表わ
す)
す)
【化5】 R1-NH2 式(3) (式中、R1は、上記の一般式(1)と同じ基を表わ
す)
す)
【化6】 (式中、Ar1、R1は、上記の一般式(1)と同じ基を
表わす)
表わす)
【0018】第2工程 [ウラシル環の形成] 前記の一般式(4)で表わすウレア誘導体にシアノ酢酸
を反応させることにより、下記する一般式(5)で表わ
す6−アミノウラシル誘導体へ導くことができる。反応
は、酸無水物である無水酢酸などの脱水溶媒を溶媒とし
て行うことが適しており、反応温度は、室温から該溶媒
が還流する温度の範囲に選ぶことが望ましい。
を反応させることにより、下記する一般式(5)で表わ
す6−アミノウラシル誘導体へ導くことができる。反応
は、酸無水物である無水酢酸などの脱水溶媒を溶媒とし
て行うことが適しており、反応温度は、室温から該溶媒
が還流する温度の範囲に選ぶことが望ましい。
【化7】 (式中、Ar1、R1は、上記の一般式(1)と同じ基を
表わす)
表わす)
【0019】第3工程 [ウラシル環の5位へのアミノ
基導入] 一般式(5)で表わす6−アミノウラシル誘導体に亜硝
酸ナトリウムを反応させ、ウラシル環の5位にニトロソ
基を導入する。更に、該ニトロソ基を水素で還元して、
一般式(6)で表わす5,6−ジアミノウラシル誘導体
に導くことができる。
基導入] 一般式(5)で表わす6−アミノウラシル誘導体に亜硝
酸ナトリウムを反応させ、ウラシル環の5位にニトロソ
基を導入する。更に、該ニトロソ基を水素で還元して、
一般式(6)で表わす5,6−ジアミノウラシル誘導体
に導くことができる。
【化8】 (式中、Ar1、R1は、上記の一般式(1)と同じ基を
表わす)
表わす)
【0020】ニトロソ化反応は、水などの溶媒を用い、
反応温度を室温から該溶媒が還流する温度の範囲に選択
して行なうのが望ましい。また、水素による還元反応
は、メタノ−ルなどのアルコ−ル系溶媒を用いて、Pd
/Cの存在下で水素ガスを吹き込み行なうことができ
る。反応温度を室温から該溶媒が還流する温度の範囲に
選択して行なうことができるが、好ましくは、70℃程
度に加熱して行なう。
反応温度を室温から該溶媒が還流する温度の範囲に選択
して行なうのが望ましい。また、水素による還元反応
は、メタノ−ルなどのアルコ−ル系溶媒を用いて、Pd
/Cの存在下で水素ガスを吹き込み行なうことができ
る。反応温度を室温から該溶媒が還流する温度の範囲に
選択して行なうことができるが、好ましくは、70℃程
度に加熱して行なう。
【0021】第4工程 [ウラシル環の5位に置換する
アミノ基のアシル化] 3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェニル基 A
r2 からなる Ar2−COOH で表わすカルボン酸と
塩化チオニルなどを反応させ、対応する Ar2−COC
l で表わす酸クロリドを調製する。一般式(6)で表
わす5,6−ジアミノウラシル誘導体と該酸クロリドと
を反応させ、ウラシル環の5位のアミノ基のみがアシル
化してなる、一般式(1)で表わす本発明のウラシル誘
導体へ導くことができる。
アミノ基のアシル化] 3,5−ジアルキル−4−ヒドロキシ−フェニル基 A
r2 からなる Ar2−COOH で表わすカルボン酸と
塩化チオニルなどを反応させ、対応する Ar2−COC
l で表わす酸クロリドを調製する。一般式(6)で表
わす5,6−ジアミノウラシル誘導体と該酸クロリドと
を反応させ、ウラシル環の5位のアミノ基のみがアシル
化してなる、一般式(1)で表わす本発明のウラシル誘
導体へ導くことができる。
【0022】前記するアシル化の反応は、該酸クロリド
と反応し難い溶媒、例えばクロロホルム、ジクロロメタ
ンなどの塩素系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素溶
媒、或はN,N−ジメチルホルムアミドなどを用いて行
うのが好ましく、反応温度は、室温から該溶媒が還流す
る温度の範囲に選ぶのが望ましい。
と反応し難い溶媒、例えばクロロホルム、ジクロロメタ
ンなどの塩素系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素溶
媒、或はN,N−ジメチルホルムアミドなどを用いて行
うのが好ましく、反応温度は、室温から該溶媒が還流す
る温度の範囲に選ぶのが望ましい。
【0023】なお、上記する第1工程〜第4工程に述べ
る一連の工程に従い調製される一般式(1)で表わす本
発明のウラシル誘導体においては、該基 Ar1、R1、
及びR2は、それぞれ原料化合物に由来するので、所定
の基を導入することができる。また、公知汎用の手段に
従い、質量分析スペクトル及び該基 Ar1、R1、及び
R2に特徴的な1H-NMRスペクトルを測定することに
より、容易且つ明確に同定することができる。
る一連の工程に従い調製される一般式(1)で表わす本
発明のウラシル誘導体においては、該基 Ar1、R1、
及びR2は、それぞれ原料化合物に由来するので、所定
の基を導入することができる。また、公知汎用の手段に
従い、質量分析スペクトル及び該基 Ar1、R1、及び
R2に特徴的な1H-NMRスペクトルを測定することに
より、容易且つ明確に同定することができる。
【0024】なお、上記する第2工程〜第3工程に述べ
る一連の工程に従い調製される、一般式(6)で表わす
5,6−ジアミノウラシル誘導体の具体的な調製例を、
以下に参考例としてに示す。
る一連の工程に従い調製される、一般式(6)で表わす
5,6−ジアミノウラシル誘導体の具体的な調製例を、
以下に参考例としてに示す。
【0025】(参考例)5,6−ジアミノ−1−フェニル−3−メチルウラシル
の調製例 第1工程に従い予めイソシアン酸フェニルとメチルアミ
ンより調製されるN−メチル,N’−フェニル尿素を原
料とし、第2工程に従いウラシル環を形成した。N−メ
チル,N’−フェニル尿素 30g (0.2 M) とシアノ酢酸
18.8g (0.22 M)を 400 ml の溶媒無水酢酸中に溶解し、
80 ℃で2時間加熱する。溶媒無水酢酸を減圧留去した
後、水 200 ml を加えて、氷冷する。次に、2N Na
OH水溶液 220 ml を加え、2時間攪拌を続けた。析出
する固体状の生成物を濾別する。この固体状の生成物
を、水洗、メタノ−ル洗浄後、乾燥して6−アミノ−3
−メチル−1−フェニルウラシル 33g を得た。N−メ
チル,N’−フェニル尿素に対する収率は 76 % であ
った。
の調製例 第1工程に従い予めイソシアン酸フェニルとメチルアミ
ンより調製されるN−メチル,N’−フェニル尿素を原
料とし、第2工程に従いウラシル環を形成した。N−メ
チル,N’−フェニル尿素 30g (0.2 M) とシアノ酢酸
18.8g (0.22 M)を 400 ml の溶媒無水酢酸中に溶解し、
80 ℃で2時間加熱する。溶媒無水酢酸を減圧留去した
後、水 200 ml を加えて、氷冷する。次に、2N Na
OH水溶液 220 ml を加え、2時間攪拌を続けた。析出
する固体状の生成物を濾別する。この固体状の生成物
を、水洗、メタノ−ル洗浄後、乾燥して6−アミノ−3
−メチル−1−フェニルウラシル 33g を得た。N−メ
チル,N’−フェニル尿素に対する収率は 76 % であ
った。
【0026】得られた6−アミノ−3−メチル−1−フ
ェニルウラシル 24 g (0.11 M)とNaOH 2.8 g (70 m
M) を 110 ml の水に溶かした液に、亜硝酸ナトリウム
水溶液 (9.5 g / 80 ml)を滴下した。更に、0℃で酢
酸 13 ml を滴下し加えて、室温に戻した後、2時間攪
拌を続けた。析出する固体状の生成物を濾別し、水洗、
エタノ−ル洗浄し、乾燥すると6−アミノ−3−メチル
−5−ニトロソ−1−フェニルウラシル 27g が得られ
た。6−アミノ−3−メチル−1−フェニルウラシルに
対する収率は 99 % であった。
ェニルウラシル 24 g (0.11 M)とNaOH 2.8 g (70 m
M) を 110 ml の水に溶かした液に、亜硝酸ナトリウム
水溶液 (9.5 g / 80 ml)を滴下した。更に、0℃で酢
酸 13 ml を滴下し加えて、室温に戻した後、2時間攪
拌を続けた。析出する固体状の生成物を濾別し、水洗、
エタノ−ル洗浄し、乾燥すると6−アミノ−3−メチル
−5−ニトロソ−1−フェニルウラシル 27g が得られ
た。6−アミノ−3−メチル−1−フェニルウラシルに
対する収率は 99 % であった。
【0027】この6−アミノ−3−メチル−5−ニトロ
ソ−1−フェニルウラシル 0.25 gと5% Pd/C 20 mg
をメタノ−ル 50 ml に加え、水素ガス置換し2.5時
間 70℃で攪拌した。熱時濾過した濾液より、溶媒メタ
ノ−ルを留去すると5,6−ジアミノ−3−メチル−1
−フェニル−ウラシル 0.2g が得られた。6−アミノ−
3−メチル−5−ニトロソ−1−フェニルウラシルに対
する収率は 86 % であった。
ソ−1−フェニルウラシル 0.25 gと5% Pd/C 20 mg
をメタノ−ル 50 ml に加え、水素ガス置換し2.5時
間 70℃で攪拌した。熱時濾過した濾液より、溶媒メタ
ノ−ルを留去すると5,6−ジアミノ−3−メチル−1
−フェニル−ウラシル 0.2g が得られた。6−アミノ−
3−メチル−5−ニトロソ−1−フェニルウラシルに対
する収率は 86 % であった。
【0028】なお、上記する参考例の操作に準じて、調
製される一般式(7)で表わす5,6−ジアミノウラシ
ル誘導体は、必要に応じて更に精製を加えた後、上記す
る第4工程に供するのが望ましい。
製される一般式(7)で表わす5,6−ジアミノウラシ
ル誘導体は、必要に応じて更に精製を加えた後、上記す
る第4工程に供するのが望ましい。
【0029】なお、本発明において、該ウラシル誘導体
化合物の薬理的に許容される塩の好適な例として、薬理
的に許容される酸との塩などを例示できる。薬理的に許
容される酸として、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩、臭化水素
塩、リン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩などを例示できる。また、該
ウラシル誘導体化合物に、フェノ−ル性のヒドロキシル
基が存在するので、そのナトリウム塩或はカリウム塩な
ども薬理的に許容される塩の好適な例となる。
化合物の薬理的に許容される塩の好適な例として、薬理
的に許容される酸との塩などを例示できる。薬理的に許
容される酸として、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩、臭化水素
塩、リン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、メタンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩などを例示できる。また、該
ウラシル誘導体化合物に、フェノ−ル性のヒドロキシル
基が存在するので、そのナトリウム塩或はカリウム塩な
ども薬理的に許容される塩の好適な例となる。
【0030】下記すIV型アレルギ−、及びI型アレル
ギ−それぞれを抑制する効果を検証する試験例の結果に
示される如く、本発明のウラシル誘導体は、経口投与に
おいて、I型及びIV型のアレルギ−の双方に良好な薬
効を有する。故に、IV型アレルギ−の寄与が大きいI
型のアレルギ−又はI型とIV型の混合型アレルギ−に
対して、有用なアレルギ−疾患の治療薬に用いることが
できる。具体的には、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症
状を示すアレルギ−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、
喘息を伴う気管支収縮など症状、更には、臓器移植時に
起きる移植片対宿主病(GVHD)などのアレルギ−性
疾患をも抑制、軽減することに用いる治療剤、特には、
経口投与治療剤に有望である。加えて、分子量の小さ
な、非ステロイド化合物であるので、ステロイドに特有
の、感染症、骨粗しょう症など多岐にわたる重篤な副作
用がなく、長期の連用にも好ましい治療薬になる。
ギ−それぞれを抑制する効果を検証する試験例の結果に
示される如く、本発明のウラシル誘導体は、経口投与に
おいて、I型及びIV型のアレルギ−の双方に良好な薬
効を有する。故に、IV型アレルギ−の寄与が大きいI
型のアレルギ−又はI型とIV型の混合型アレルギ−に
対して、有用なアレルギ−疾患の治療薬に用いることが
できる。具体的には、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症
状を示すアレルギ−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、
喘息を伴う気管支収縮など症状、更には、臓器移植時に
起きる移植片対宿主病(GVHD)などのアレルギ−性
疾患をも抑制、軽減することに用いる治療剤、特には、
経口投与治療剤に有望である。加えて、分子量の小さ
な、非ステロイド化合物であるので、ステロイドに特有
の、感染症、骨粗しょう症など多岐にわたる重篤な副作
用がなく、長期の連用にも好ましい治療薬になる。
【0031】上記する一般式(1)で表わされる本発明
の新規なウラシル誘導体又はその薬理学的に許容される
塩を有効成分とする医薬は、特には、喘息を伴う気管支
収縮の治療剤、アトピ−性皮膚炎の治療剤、アレルギ−
疾患の治療剤、或は移植片対宿主病の治療剤として用い
る際には、通常カプセル剤、錠剤、細粒剤、顆粒剤、散
剤、シロップ剤などの経口投与製剤として投与するのが
最も合目的的である。なお、注射剤として、静注、動
注、又は筋注により投与することもできる。これらの製
剤は薬理学的、製剤学的に許容される添加物を加えて、
常法により製造することができる。経口剤では、賦形剤
(D-マンニト−ル、乳糖、デンプルなど)、崩壊剤(カ
ルボキシメチルセルロ−ス等)、結合剤(ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−スなど)、滑沢
剤(ステアリン酸マグネシウム、タルクなど)などの製
剤用成分が使用され、所望する剤形とされる。また、注
射剤では、溶解補助剤(注射用蒸留水、生理食塩な
ど)、等張化剤、pH調節剤などの製剤用成分が使用さ
れる。
の新規なウラシル誘導体又はその薬理学的に許容される
塩を有効成分とする医薬は、特には、喘息を伴う気管支
収縮の治療剤、アトピ−性皮膚炎の治療剤、アレルギ−
疾患の治療剤、或は移植片対宿主病の治療剤として用い
る際には、通常カプセル剤、錠剤、細粒剤、顆粒剤、散
剤、シロップ剤などの経口投与製剤として投与するのが
最も合目的的である。なお、注射剤として、静注、動
注、又は筋注により投与することもできる。これらの製
剤は薬理学的、製剤学的に許容される添加物を加えて、
常法により製造することができる。経口剤では、賦形剤
(D-マンニト−ル、乳糖、デンプルなど)、崩壊剤(カ
ルボキシメチルセルロ−ス等)、結合剤(ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロ−スなど)、滑沢
剤(ステアリン酸マグネシウム、タルクなど)などの製
剤用成分が使用され、所望する剤形とされる。また、注
射剤では、溶解補助剤(注射用蒸留水、生理食塩な
ど)、等張化剤、pH調節剤などの製剤用成分が使用さ
れる。
【0032】本発明のウラシル誘導体化合物の患者への
投与量は、性別、年令、個々の患者の症状により、適宜
選定されるものであるが、通常成人の場合、1日量とし
て1〜100 mg/kg 程度に選ぶとよい。
投与量は、性別、年令、個々の患者の症状により、適宜
選定されるものであるが、通常成人の場合、1日量とし
て1〜100 mg/kg 程度に選ぶとよい。
【0033】以下、実施例により本発明のウラシル誘導
体化合物及びその製造方法を具体的に説明する。
体化合物及びその製造方法を具体的に説明する。
【0034】
【実施例1】6−アミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−3−メチル−1−フェニ
ルウラシル 4−ヒドロキシ−3,5−ジブチル安息香酸 12.5g (50
mM) をクロロホルム 80ml に溶解させる。この溶液に、
クロル化剤 SOCl2 10 ml をクロロホルム20 ml に
溶解させた液を滴下し、3時間還流加熱する。その後、
反応溶液より溶媒クロロホルムを減圧留去すると、4−
ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリドが得
られる。
フェニル)カルボキシアミド−3−メチル−1−フェニ
ルウラシル 4−ヒドロキシ−3,5−ジブチル安息香酸 12.5g (50
mM) をクロロホルム 80ml に溶解させる。この溶液に、
クロル化剤 SOCl2 10 ml をクロロホルム20 ml に
溶解させた液を滴下し、3時間還流加熱する。その後、
反応溶液より溶媒クロロホルムを減圧留去すると、4−
ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリドが得
られる。
【0035】上記する参考例に従い調製される5,6−
ジアミノ−3−メチル−1−フェニル−ウラシル 0.24g
(1 mM) を 15 ml のクロロホルムに溶解し、ピリジン
1 mlを加える。この液に、0℃冷却下、4−ヒドロキシ
−3,5−ジブチルベンゾイルクロリド 0.4g (1.5 mM)
を溶かしたクロロホルム溶液を滴下する。次いで、徐々
に室温に戻し、2時間還流加熱する。その後、反応溶液
より溶媒クロロホルムを減圧留去し、残渣をヘキサンで
洗浄する。ショ−トカラムを通し、エ−テル洗浄後乾燥
すると、白色結晶の生成物を回収した。この生成物は、
下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペクトルを与
え、目的化合物の6−アミノ−5−(3,5−ジブチル
−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−3−メ
チル−1−フェニルウラシルであることが確認され、収
量は 0.3g で、5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フ
ェニル−ウラシルに対する収率は、79%であった。
ジアミノ−3−メチル−1−フェニル−ウラシル 0.24g
(1 mM) を 15 ml のクロロホルムに溶解し、ピリジン
1 mlを加える。この液に、0℃冷却下、4−ヒドロキシ
−3,5−ジブチルベンゾイルクロリド 0.4g (1.5 mM)
を溶かしたクロロホルム溶液を滴下する。次いで、徐々
に室温に戻し、2時間還流加熱する。その後、反応溶液
より溶媒クロロホルムを減圧留去し、残渣をヘキサンで
洗浄する。ショ−トカラムを通し、エ−テル洗浄後乾燥
すると、白色結晶の生成物を回収した。この生成物は、
下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペクトルを与
え、目的化合物の6−アミノ−5−(3,5−ジブチル
−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−3−メ
チル−1−フェニルウラシルであることが確認され、収
量は 0.3g で、5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フ
ェニル−ウラシルに対する収率は、79%であった。
【0036】1H-NMR(DMSO-d6) δ ppm ; 1.42(18H,s ;
2 × t-Bu ), 3.15(3H,s ; N-CH3 ),5.90(2H,brs ; -NH
2 ), 7.33-7.75(8H,m ; -C6H2 - + N-C6H5 ), 8.79(1H,
brs; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 464(M+)
2 × t-Bu ), 3.15(3H,s ; N-CH3 ),5.90(2H,brs ; -NH
2 ), 7.33-7.75(8H,m ; -C6H2 - + N-C6H5 ), 8.79(1H,
brs; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 464(M+)
【0037】
【実施例2】6−アミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−1−(4−フルオロフェ
ニル)−3−メチルウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−フルオロフェニルイ
ソシアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−フルオロフェニル)尿素を原料とし、シア
ノ酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−
アミノ−3−メチル−1−(4−フルオロフェニル)−
ウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5
位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで
還元して、5,6−ジアミノ−1−(4−フルオロフェ
ニル)−3−メチルウラシルを調製した。
フェニル)カルボキシアミド−1−(4−フルオロフェ
ニル)−3−メチルウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−フルオロフェニルイ
ソシアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−フルオロフェニル)尿素を原料とし、シア
ノ酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−
アミノ−3−メチル−1−(4−フルオロフェニル)−
ウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5
位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで
還元して、5,6−ジアミノ−1−(4−フルオロフェ
ニル)−3−メチルウラシルを調製した。
【0038】5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フェ
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−フ
ルオロフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例
1の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベ
ンゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回
収した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び
質量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−(4−フルオロフェニル)−3−
メチルウラシルであることが確認された。(収率71
%)
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−フ
ルオロフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例
1の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベ
ンゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回
収した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び
質量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−(4−フルオロフェニル)−3−
メチルウラシルであることが確認された。(収率71
%)
【0039】1H-NMR(CDCl3) δ ppm ; 1.41(18H,s ; 2
× t-Bu ), 3.15(3H,s ; N-CH3 ), 6.03(2H,brs ; -NH2
), 7.37-7.41(4H,m ; N-C6H4 ), 7.73(2H,s ; -C6H2 -
), 8.75(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) :482 (M+)
× t-Bu ), 3.15(3H,s ; N-CH3 ), 6.03(2H,brs ; -NH2
), 7.37-7.41(4H,m ; N-C6H4 ), 7.73(2H,s ; -C6H2 -
), 8.75(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) :482 (M+)
【0040】
【実施例3】6−アミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−3−メチル−1−(4−
メチルフェニル)ウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−メチルフェニルイソ
シアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−メチルフェニル)尿素を原料とし、シアノ
酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−ア
ミノ−1−(4−メチルフェニル)−3−メチルウラシ
ルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5位にニ
トロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで還元し
て、5,6−ジアミノ−1−(4−メチルフェニル)−
3−メチルウラシルを調製した。
フェニル)カルボキシアミド−3−メチル−1−(4−
メチルフェニル)ウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−メチルフェニルイソ
シアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−メチルフェニル)尿素を原料とし、シアノ
酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−ア
ミノ−1−(4−メチルフェニル)−3−メチルウラシ
ルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5位にニ
トロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで還元し
て、5,6−ジアミノ−1−(4−メチルフェニル)−
3−メチルウラシルを調製した。
【0041】5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フェ
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−メ
チルフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例1
の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベン
ゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収
した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質
量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−5
−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カル
ボキシアミド−3−メチル−1−(4−メチルフェニ
ル)ウラシルであることが確認された。(収率71%)
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−メ
チルフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例1
の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベン
ゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収
した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質
量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−5
−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カル
ボキシアミド−3−メチル−1−(4−メチルフェニ
ル)ウラシルであることが確認された。(収率71%)
【0042】1H-NMR(CDCl3) δ ppm ; 1.46(18H,s ; 2
× t-Bu ), 2.39(3H,s ; N-C6H4-CH3 ), 3.15(3H,s ;
N-CH3 ), 5.87(2H,brs ; -NH2 ), 7.29(4H,dd ; N-C6H4
), 7.73(2H,s ; -C6H2 - ), 8.75(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) :478 (M+)
× t-Bu ), 2.39(3H,s ; N-C6H4-CH3 ), 3.15(3H,s ;
N-CH3 ), 5.87(2H,brs ; -NH2 ), 7.29(4H,dd ; N-C6H4
), 7.73(2H,s ; -C6H2 - ), 8.75(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) :478 (M+)
【0043】
【実施例4】6−アミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−1−(4−メトキシフェ
ニル)−3−メチルウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−メトキシフェニルイ
ソシアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−メトキシフェニル)尿素を原料とし、シア
ノ酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−
アミノ−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチルウ
ラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5位
にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで還
元して、5,6−ジアミノ−1−(4−メトキシフェニ
ル)−3−メチルウラシルを調製した。
フェニル)カルボキシアミド−1−(4−メトキシフェ
ニル)−3−メチルウラシル 上記する参考例に準じて、予め4−メトキシフェニルイ
ソシアン酸とメチルアミンより調製されるN−メチル,
N’−(4−メトキシフェニル)尿素を原料とし、シア
ノ酢酸と反応させウラシル環を形成した。得られる6−
アミノ−1−(4−メトキシフェニル)−3−メチルウ
ラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラシル環の5位
にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を水素ガスで還
元して、5,6−ジアミノ−1−(4−メトキシフェニ
ル)−3−メチルウラシルを調製した。
【0044】5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フェ
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−メ
トキシフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例
1の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベ
ンゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回
収した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び
質量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−(4−メトキシフェニル)−3−
メチルウラシルであることが確認された。(収率40
%)
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−(4−メ
トキシフェニル)−3−メチルウラシルを用い、実施例
1の操作に準じて4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベ
ンゾイルクロリドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回
収した。この生成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び
質量分析スペクトルを与え、目的化合物の6−アミノ−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−(4−メトキシフェニル)−3−
メチルウラシルであることが確認された。(収率40
%)
【0045】1H-NMR(CDCl3) δ ppm ; 1.47(18H,s ; 2
× t-Bu ), 3.39(3H,s ; N-CH3 ), 3.87(3H,s ; O-CH
3 ), 5.33(2H,brs ; -NH2 ), 5.63(1H,s ; -OH ), 7.16
(4H,dd; N-C6H4 ), 7.72(2H,s ; -C6H2 - ), 7.92(1H,br
s ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 494(M+)
× t-Bu ), 3.39(3H,s ; N-CH3 ), 3.87(3H,s ; O-CH
3 ), 5.33(2H,brs ; -NH2 ), 5.63(1H,s ; -OH ), 7.16
(4H,dd; N-C6H4 ), 7.72(2H,s ; -C6H2 - ), 7.92(1H,br
s ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 494(M+)
【0046】
【実施例5】6−アミノ−5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)カルボキシアミド−1−フェニル−3−プロ
ピルウラシル 上記する参考例に準じて、予めイソシアン酸フェニルと
プロピルアミンより調製されるN−プロピル,N’−フ
ェニル尿素を原料とし、シアノ酢酸と反応させウラシル
環を形成した。得られる6−アミノ−1−フェニル−3
−プロピルウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラ
シル環の5位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を
水素ガスで還元して、5,6−ジアミノ−1−フェニル
−3−プロピルウラシルを調製した。
フェニル)カルボキシアミド−1−フェニル−3−プロ
ピルウラシル 上記する参考例に準じて、予めイソシアン酸フェニルと
プロピルアミンより調製されるN−プロピル,N’−フ
ェニル尿素を原料とし、シアノ酢酸と反応させウラシル
環を形成した。得られる6−アミノ−1−フェニル−3
−プロピルウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラ
シル環の5位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を
水素ガスで還元して、5,6−ジアミノ−1−フェニル
−3−プロピルウラシルを調製した。
【0047】5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フェ
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−フェニル
−3−プロピルウラシルを用い、実施例1の操作に準じ
て4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリ
ドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収した。この生
成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペク
トルを与え、目的化合物の6−アミノ−5−(3,5−
ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド
−1−フェニル−3−プロピルウラシルであることが確
認された。(収率86%)
ニルウラシルに換えて5,6−ジアミノ−1−フェニル
−3−プロピルウラシルを用い、実施例1の操作に準じ
て4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリ
ドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収した。この生
成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペク
トルを与え、目的化合物の6−アミノ−5−(3,5−
ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド
−1−フェニル−3−プロピルウラシルであることが確
認された。(収率86%)
【0048】1H-NMR(DMSO-d6) δ ppm ; 0.85(3H,t ; -
CH2-CH2-CH3 ), 1.42(18H,s ; 2 ×t-Bu ), 1.55(2H,m
; -CH2-CH2 -CH3 ), 3.73(2H,m ; -CH2 -CH2-CH3 ), 5.8
8(2H,s ; -NH2 ), 7.33-7.74(7H,m ; N-C6H5 + -C6H2 -
), 8.79(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 492(M+)
CH2-CH2-CH3 ), 1.42(18H,s ; 2 ×t-Bu ), 1.55(2H,m
; -CH2-CH2 -CH3 ), 3.73(2H,m ; -CH2 -CH2-CH3 ), 5.8
8(2H,s ; -NH2 ), 7.33-7.74(7H,m ; N-C6H5 + -C6H2 -
), 8.79(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 492(M+)
【0049】
【実施例6】6−アミノ−3−ベンジル−5−(3,5−ジブチル−
4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−1−フェ
ニルウラシル 上記する参考例に準じて、予めイソシアン酸フェニルと
ベンジルアミンより調製されるN−ベンジル,N’−フ
ェニル尿素を原料とし、シアノ酢酸と反応させウラシル
環を形成した。得られる6−アミノ−3−ベンジル−1
−フェニルウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラ
シル環の5位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を
水素ガスで還元して、3−ベンジル−5,6−ジアミノ
−1−フェニルウラシルを調製した。
4−ヒドロキシフェニル)カルボキシアミド−1−フェ
ニルウラシル 上記する参考例に準じて、予めイソシアン酸フェニルと
ベンジルアミンより調製されるN−ベンジル,N’−フ
ェニル尿素を原料とし、シアノ酢酸と反応させウラシル
環を形成した。得られる6−アミノ−3−ベンジル−1
−フェニルウラシルを亜硝酸ナトリウムを用いて、ウラ
シル環の5位にニトロソ基を導入し、更にニトロソ基を
水素ガスで還元して、3−ベンジル−5,6−ジアミノ
−1−フェニルウラシルを調製した。
【0050】5,6−ジアミノ−3−メチル−1−フェ
ニルウラシルに換えて3−ベンジル−5,6−ジアミノ
−1−フェニルウラシルを用い、実施例1の操作に準じ
て4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリ
ドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収した。この生
成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペク
トルを与え、目的化合物の6−アミノ−3−ベンジル−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−フェニルウラシルであることが確
認された。(収率99%)
ニルウラシルに換えて3−ベンジル−5,6−ジアミノ
−1−フェニルウラシルを用い、実施例1の操作に準じ
て4−ヒドロキシ−3,5−ジブチルベンゾイルクロリ
ドと反応させ、淡黄色結晶の生成物を回収した。この生
成物は、下記する1H-NMRスペクトル及び質量分析スペク
トルを与え、目的化合物の6−アミノ−3−ベンジル−
5−(3,5−ジブチル−4−ヒドロキシフェニル)カ
ルボキシアミド−1−フェニルウラシルであることが確
認された。(収率99%)
【0051】1H-NMR(DMSO-d6) δ ppm ; 1.41(18H,s ;
2 × t-Bu ), 4.97(2H,s ; -CH2 -C6H5 ), 6.01(2H,s ;
-NH2 ), 7.29-7.75(13H,m ; -CH2-C6H5 + -C6H2 - + N-C
6H5 ), 8.84(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 540(M+)次に、生物活性に関する実施例を
あげて本発明の効果を説明する。
2 × t-Bu ), 4.97(2H,s ; -CH2 -C6H5 ), 6.01(2H,s ;
-NH2 ), 7.29-7.75(13H,m ; -CH2-C6H5 + -C6H2 - + N-C
6H5 ), 8.84(1H,brs ; -NH-CO- ) Mass (m/z) : 540(M+)次に、生物活性に関する実施例を
あげて本発明の効果を説明する。
【0052】
【実施例7】塩化ピクリル誘発IV型アレルギ−に対する抑制効果 本発明のウラシル誘導体がIV型アレルギ−に対する抑
制効果を有することを検証する目的で、IV型アレルギ
−のモデルである塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑
制する効果を、下記する方法により試験した。
制効果を有することを検証する目的で、IV型アレルギ
−のモデルである塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑
制する効果を、下記する方法により試験した。
【0053】(試験方法)6週令雄性ICR系マウスの
腹部を剃毛し、7% 塩化ピクリルのアセトン溶液 0.1
ml を該腹部上皮に塗布して感作する。1週間後、1%
塩化ピクリルのオリ−ブ油溶液 5 μl づつを、左耳介
の両側に塗布し、アレルギ−反応を惹起する。所定の用
量の被験物質を、0.5% CMC-Na溶液に懸濁して、該
惹起直後、及び惹起後16時間経過時の通合2回、経口
投与する。惹起前及び惹起後24時間経過時に、左耳介
の厚さを測定する。
腹部を剃毛し、7% 塩化ピクリルのアセトン溶液 0.1
ml を該腹部上皮に塗布して感作する。1週間後、1%
塩化ピクリルのオリ−ブ油溶液 5 μl づつを、左耳介
の両側に塗布し、アレルギ−反応を惹起する。所定の用
量の被験物質を、0.5% CMC-Na溶液に懸濁して、該
惹起直後、及び惹起後16時間経過時の通合2回、経口
投与する。惹起前及び惹起後24時間経過時に、左耳介
の厚さを測定する。
【0054】前記する惹起後24時間経過時の左耳介の
厚さと惹起前の厚さを算出し、厚さ増加量とする。参照
群として、0.5% CMC-Na溶液のみを経口投与する個
体群を用い、厚さ増加量の参照値とした。各被験物質の
各用量における抑制率は、厚さ増加量が零の時を抑制率
100%とし、厚さ増加量が前記参照値と等しい時を抑
制率0%と定義して、それぞれ算出した。本試験で得ら
れた結果の一部を表1に示す。なお、陽性対照化合物と
して、プレドニゾロンを投与した結果も併せて表1に示
す。
厚さと惹起前の厚さを算出し、厚さ増加量とする。参照
群として、0.5% CMC-Na溶液のみを経口投与する個
体群を用い、厚さ増加量の参照値とした。各被験物質の
各用量における抑制率は、厚さ増加量が零の時を抑制率
100%とし、厚さ増加量が前記参照値と等しい時を抑
制率0%と定義して、それぞれ算出した。本試験で得ら
れた結果の一部を表1に示す。なお、陽性対照化合物と
して、プレドニゾロンを投与した結果も併せて表1に示
す。
【0055】表1に示す結果より、本発明のウラシル誘
導体は塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑制する効果
を有することが判る。また、その効果は、陽性対照化合
物のプレドニゾロンと同じ程度の用量において、比較し
得る抑制効果が見られることが判る。即ち、IV型アレ
ルギ−に対する治療薬として、プレドニゾロンと比較し
得る薬効を示すことが判る。
導体は塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑制する効果
を有することが判る。また、その効果は、陽性対照化合
物のプレドニゾロンと同じ程度の用量において、比較し
得る抑制効果が見られることが判る。即ち、IV型アレ
ルギ−に対する治療薬として、プレドニゾロンと比較し
得る薬効を示すことが判る。
【0056】
【表1】 被験物質 投与量(mg/kg) 抑制率(%) 実施例1の化合物 10 54 100 1 実施例2の化合物 3 38 10 16 実施例3の化合物 10 33 100 18 実施例4の化合物 10 35 実施例5の化合物 10 19 100 8 実施例6の化合物 10 43 (陽性対照化合物) プレドニゾロン 10 77
【0057】
【実施例8】48時間PCA反応に対する抑制効果 本発明のウラシル誘導体がI型アレルギ−に対する抑制
効果を有することを検証する目的で、I型アレルギ−の
モデルであるPCA反応を抑制する効果を、下記する方
法により試験した。
効果を有することを検証する目的で、I型アレルギ−の
モデルであるPCA反応を抑制する効果を、下記する方
法により試験した。
【0058】(試験方法)8週令雄性Wistar系ラ
ットの背部皮下に50倍に希釈したDNP−Ascar
is抗血清(力価 64 倍) 0.1 ml づつを 2 箇所に
免疫する。免疫の48時間経過後に、DNP−Asca
ris抗原 1 mg を含む0.5% エバンスブル−溶液
1 ml を足静脈より投与し、PCA反応を惹起する。
惹起の30分後に放血致死させ、免疫箇所に呈する青円
部を切り取る。該免疫箇所より色素を酢エチで抽出し、
漏出した色素量を測定する。なお、被験物質は0.5%
CMC-Na溶液に懸濁して、所定の用量を惹起30分前に
経口投与する。
ットの背部皮下に50倍に希釈したDNP−Ascar
is抗血清(力価 64 倍) 0.1 ml づつを 2 箇所に
免疫する。免疫の48時間経過後に、DNP−Asca
ris抗原 1 mg を含む0.5% エバンスブル−溶液
1 ml を足静脈より投与し、PCA反応を惹起する。
惹起の30分後に放血致死させ、免疫箇所に呈する青円
部を切り取る。該免疫箇所より色素を酢エチで抽出し、
漏出した色素量を測定する。なお、被験物質は0.5%
CMC-Na溶液に懸濁して、所定の用量を惹起30分前に
経口投与する。
【0059】参照群として、0.5% CMC-Na溶液のみ
を経口投与する個体群を用い、漏出した色素量の参照値
とした。各被験物質の当該用量における抑制率は、漏出
した色素量が零の時を抑制率100%とし、前記参照値
と等しい時を抑制率0%と定義して、それぞれ算出し
た。本試験で得られた結果の一部を表2に示す。なお、
陽性対照化合物として、トラニラストを投与した結果も
併せて表2に示す。
を経口投与する個体群を用い、漏出した色素量の参照値
とした。各被験物質の当該用量における抑制率は、漏出
した色素量が零の時を抑制率100%とし、前記参照値
と等しい時を抑制率0%と定義して、それぞれ算出し
た。本試験で得られた結果の一部を表2に示す。なお、
陽性対照化合物として、トラニラストを投与した結果も
併せて表2に示す。
【0060】表2に示す結果より、本発明のウラシル誘
導体はPCA反応を抑制する効果を有することが判る。
また、その効果は、陽性対照化合物のトラニラストより
少ない用量において、比較し得る抑制効果が見られるこ
とが判る。即ち、I型アレルギ−に対する治療薬とし
て、トラニラストと比較し得る薬効を示すことが判る。
導体はPCA反応を抑制する効果を有することが判る。
また、その効果は、陽性対照化合物のトラニラストより
少ない用量において、比較し得る抑制効果が見られるこ
とが判る。即ち、I型アレルギ−に対する治療薬とし
て、トラニラストと比較し得る薬効を示すことが判る。
【0061】
【表2】 被験物質 投与量(mg/kg) 抑制率(%) 実施例1の化合物 3 33 30 49 (陽性対照化合物) トラニラスト 100 66
【0062】上記するIV型アレルギ−のモデルである
塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑制する効果を検証
する試験の結果、及び前記するI型アレルギ−のモデル
であるPCA反応を抑制する効果を検証する試験の結果
より、本発明のウラシル誘導体はI型及びIV型のアレ
ルギ−に大別される広範囲のアレルギ−疾患、特には、
IV型アレルギ−の寄与が大きいI型のアレルギ−又は
I型とIV型の混合型アレルギ−に対して、有用なアレ
ルギ−疾患の治療薬となり得ることが判る。具体的に
は、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症状を示すアレルギ
−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、喘息を伴う気管支
収縮など症状、更には、臓器移植時に起きる移植片対宿
主病(GVHD)などのアレルギ−性疾患をも抑制、軽
減することに用いる治療剤に有望と考えらる。
塩化ピクリル誘発アレルギ−反応を抑制する効果を検証
する試験の結果、及び前記するI型アレルギ−のモデル
であるPCA反応を抑制する効果を検証する試験の結果
より、本発明のウラシル誘導体はI型及びIV型のアレ
ルギ−に大別される広範囲のアレルギ−疾患、特には、
IV型アレルギ−の寄与が大きいI型のアレルギ−又は
I型とIV型の混合型アレルギ−に対して、有用なアレ
ルギ−疾患の治療薬となり得ることが判る。具体的に
は、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症状を示すアレルギ
−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、喘息を伴う気管支
収縮など症状、更には、臓器移植時に起きる移植片対宿
主病(GVHD)などのアレルギ−性疾患をも抑制、軽
減することに用いる治療剤に有望と考えらる。
【0063】
【実施例9】 毒性試験の例 本発明のウラシル誘導体の毒性を、下記する方法により
試験した。6週令雄性SDラットに対して、被験物質を
0.5% CMC-Na溶液に懸濁して、用量 1,00 mg/kg を
1日1回、2週間にわたって継続し経口投与した。投与
開始前、並びに投与中の各日、体重の測定を行った。所
定量の血液を投与期間終了の翌日採血し、血液検査を行
い、又採取した尿検査を実施した。実施例1の化合物を
投与した例では、投与期間中の死亡は見られず、又体重
推移、血液検査、尿検査において、異常は見られなかっ
た。
試験した。6週令雄性SDラットに対して、被験物質を
0.5% CMC-Na溶液に懸濁して、用量 1,00 mg/kg を
1日1回、2週間にわたって継続し経口投与した。投与
開始前、並びに投与中の各日、体重の測定を行った。所
定量の血液を投与期間終了の翌日採血し、血液検査を行
い、又採取した尿検査を実施した。実施例1の化合物を
投与した例では、投与期間中の死亡は見られず、又体重
推移、血液検査、尿検査において、異常は見られなかっ
た。
【0064】
【実施例10】製剤例 下記する表3の処方に従い、実施例1の化合物を有効成
分とする錠剤を製造する。
分とする錠剤を製造する。
【0065】
【表3】 実施例1の化合物 100mg ステアリン酸マグネシウム 30mg ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス 2mg ポリエチレングリコ−ル6000 0.5mg 乳糖 残部 一錠当りの総重さ 200mg
【0066】
【発明の効果】本発明のウラシル誘導体は、I型及びI
V型のアレルギ−のそれぞれを抑制する生理活性を有す
るので、I型或はIV型のアレルギ−に大別される広範
囲のアレルギ−疾患の治療に用いて、有効な治療剤とな
る。また、本発明のウラシル誘導体は、非ステロイドで
あり、分子量も小さい化合物であるので、ステロイドに
見られる多岐にわたる副作用の影響が軽微で、長期間の
投与、継続的な服用において適するアレルギ−疾患の治
療剤となる利点を有する。特に、IV型アレルギ−の寄
与が大きいI型のアレルギ−又はI型とIV型の混合型
アレルギ−に対して、有用なアレルギ−疾患の治療薬と
なり、具体的には、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症状
を示すアレルギ−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、喘
息を伴う気管支収縮など症状、更には、臓器移植時に起
きる移植片対宿主病(GVHD)などのアレルギ−性疾
患を抑制、軽減することに用いる経口剤として、上記す
る利点が顕著となる。
V型のアレルギ−のそれぞれを抑制する生理活性を有す
るので、I型或はIV型のアレルギ−に大別される広範
囲のアレルギ−疾患の治療に用いて、有効な治療剤とな
る。また、本発明のウラシル誘導体は、非ステロイドで
あり、分子量も小さい化合物であるので、ステロイドに
見られる多岐にわたる副作用の影響が軽微で、長期間の
投与、継続的な服用において適するアレルギ−疾患の治
療剤となる利点を有する。特に、IV型アレルギ−の寄
与が大きいI型のアレルギ−又はI型とIV型の混合型
アレルギ−に対して、有用なアレルギ−疾患の治療薬と
なり、具体的には、喘息や皮膚炎、鼻炎など炎症の症状
を示すアレルギ−疾患、例えば、アトピ−性皮膚炎、喘
息を伴う気管支収縮など症状、更には、臓器移植時に起
きる移植片対宿主病(GVHD)などのアレルギ−性疾
患を抑制、軽減することに用いる経口剤として、上記す
る利点が顕著となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 ADA (72)発明者 後藤 祐三 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジ−内 (72)発明者 佐藤 英晴 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジ−内 (72)発明者 小原 郁博 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジ−内
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Ar1は、置換または未置換のフェニル基を表
わし、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わ
し、R2は、低級アルキル基を表わす)で表わされるウ
ラシル誘導体及びその薬理上許容される塩。 - 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 (式中、Ar1は、置換または未置換のフェニル基を表
わし、R1は、低級アルキル基又はベンジル基を表わ
し、R2は、低級アルキル基を表わす)で示されるウラ
シル誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分とし
て含有してなるアレルギ−疾患治療薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187934A JPH0827121A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 新規なウラシル誘導体及びそれを有効成分とするアレルギ−疾患治療薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6187934A JPH0827121A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 新規なウラシル誘導体及びそれを有効成分とするアレルギ−疾患治療薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0827121A true JPH0827121A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16214744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6187934A Pending JPH0827121A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 新規なウラシル誘導体及びそれを有効成分とするアレルギ−疾患治療薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827121A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004026842A1 (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Sumitomo Pharmaceuticals Co., Ltd. | 新規ウラシル誘導体及びその医薬用途 |
JP2006028050A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Combi Corp | 皮膚アレルギー抑制組成物 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP6187934A patent/JPH0827121A/ja active Pending
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