JPH082710Y2 - 蛍光表示管駆動回路 - Google Patents

蛍光表示管駆動回路

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JPH082710Y2
JPH082710Y2 JP12876888U JP12876888U JPH082710Y2 JP H082710 Y2 JPH082710 Y2 JP H082710Y2 JP 12876888 U JP12876888 U JP 12876888U JP 12876888 U JP12876888 U JP 12876888U JP H082710 Y2 JPH082710 Y2 JP H082710Y2
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filament
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正文 永見
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、蛍光表示管の表示むらを低減し表示品位
を向上させる蛍光表示管駆動回路に関する。
〔従来の技術〕
従来の蛍光表示管駆動回路としては、例えば第4図に
示すようなものがある。同図において、1は蛍光表示
管、2はフィラメント電源、3は蛍光表示管1を駆動す
るドライバ回路、4はドライバ回路制御用の演算回路、
5は車速センサなどのセンサ、6は蛍光表示管1におけ
る補助電極バイアス回路、VDDはアノード,グリッド等
の電源、VCCはロジック電源で、これらが蛍光表示管駆
動回路を構成している。また、蛍光表示管1はフィラメ
ント7,グリッド8,表示電極としての上記アノード9およ
び補助電極10を有し、アノード9面には車速やエンジン
回転数などのゲージ用表示セグメントが所定のパターン
で形成され、このゲージ用表示セグメントに対し、演算
回路4からの信号を受けるドライバ回路3が車速等を表
示する。さらに、補助電極10は蛍光表示管1の透明な上
板裏面に金属を蒸着して形成され、外部端子よりバイア
ス電圧を印加することによって、フィラメントより放射
される熱電子の上板チャージを防止し、フィラメント7
およびアノード9間に発生する等電位線の安定化を図る
ように作用する。また、この補助電極10は、通常はフィ
ラメント電位と同電位にしてあり、必要に応じ、表示品
位を制御するため、グリッド電圧VDDと等しくする場合
もある。なお、フィラメント電源2は2次側中性点がセ
ンサータップ電源11により直流保持されたトランス12を
有し、2次側両端はフィラメント電極P1,P2を介してフ
ィラメント7の両端に接続されている。また、第5図は
かかる蛍光表示管1の概略構成を示す断面図を示し、1a
は補助電極10を裏面に有する上板、1bは周辺カバー、1c
はアノード取付板である。
次に動作について説明する。
蛍光表示管1はフィラメント7から放射される熱電子
を、グリッド8およびアノード9にそれぞれ印加される
電圧(VDD)によって加速し、アノード9面に印刷され
た蛍光体、すなわち表示セグメントに到達されること
で、この表示セグメントをドライバ回路3によりドライ
ブされる所定パターンにて発光表示される。このとき、
上記熱電子は、フィラメント7およびアノード9間に作
られる第6図に示すような等電位線により加速され、こ
の等電位線がアノード9面で平坦でない場合には、補助
電極電圧VGDの高低に応じてこのアノード9面で電子密
度の粗密が生じる。すなわち、電子密度の粗密は蛍光体
面への発光エネルギの注入密度の粗密となり、これが発
光むら(輝度むら)となって表れる。また、等電位線は
フィラメント7,グリッド8,アノード9の相対構成による
要因のほか、補助電極10のバイアス電圧にも大きく影響
を受けるため、これまでもアノード9面で実効的に平坦
になるように上記バイアス電圧を決めている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の蛍光表示管駆動回路
にあっては、フィラメント電極P1,P2のうちフィラメン
トP1により補助電極のバイアスを行っているため、すな
わちフィラメント電極P1側に、電位EV補助電極電圧VGD
を第7図に示すように印加している。第7図に示される
波形はフイラメント7におけるフイラメント電極P1とフ
イラメント電極P2間をフイラメント電極P1からフイラメ
ント電極P2に向い、測定ポイント(V1〜V8)を変えて1
周期分の電圧を測定し、各測定ポイントでの1周期分の
測定波形を各測定ポイント順に配列表示したものであ
る。なお、フイラメント7は抵抗体であり、V1〜V8に対
して電圧勾配をもっている。フィラメント電位に対する
補助電圧10のバイアスは、フィラメント7の位相がフィ
ラメント電極P1,P2で180°ずれることにより、第7図
のように対フィラメント7の相対電位で、フィラメント
電極P2側が2E(V)の交流バイアス、フィラメント電極
P1側が0(V)の直流バイアスとなる。このため、補助
電極バイアスの調整後は、フイラメント電極P2側よりフ
ィラメント電極P1側に向かうに従って、発光むらや表示
品位の低下が避けられないという問題点があた。一方、
これより補助電極10の電位をフィラメント電位に対して
交流化すれば,表示むらを減少できるものの、従来回路
ではフィラメント電極P1側を交流化できず、結局のとこ
ろ表示むらを生じてしまうという問題点があった。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、補助電極にフィラメント駆動波形と所定位
相差を持つ電圧を印加して、フィラメント各部に対する
補助電極電圧に位相差を持たせ、交流バイパス化するこ
とにより、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかる蛍光表示管駆動回路は、フィラメン
ト電極と補助電極との間に時定数回路を介装した構成と
したものである。
〔作用〕
この考案における時定数回路は、フィラメント電圧を
微分または積分することによって、フィラメントと補助
電極との間に、これらの全域にわたって所定の位相差お
よび電位差が生じるようにし、さらにフィラメント電位
に対し補助電極電位を交流化することによって、表示電
極における表示品位を改善するように作用する。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す図である。まず、
構成を説明すると、15はフィラメント電極P1と補助電極
10との間に介装した補助電極バイアス回路としての時定
数回路で、これが抵抗RおよびコンデンサCからなる積
分回路として構成されている。そして抵抗R側がフィラ
メント電極P1に接続され、コンデンサCが補助電極10に
接続されている。またVFはフィラメント電圧であり、V
GDは補助電極電圧である。
次に作用を説明する。
まず、フィラメント電極P1から、フィラメント電圧VF
を時定数回路15に印加すると、この時定数回路15の出力
たる補助電極電圧VGDは第2図に示すように変換され
る。この第2図に示される波形はフイラメント7におけ
るフイラメント電極P1とフイラメント電極P2間をフイラ
メント電極P1からフイラメント電極P2に向かい、測定ポ
イント(V1〜V8)を変えて1周期分の電圧を測定し、各
測定ポイントでの1周期分の測定波形を各測定ポイント
順に配列表示したものである。この補助電極電圧VGD
フィラメント電圧VFに対して時間遅れを持つため、フィ
ラメント電極P1,P2間の各部電位に対して所定の電位差
と位相差を生じる。この場合において、抵抗R,コンデン
サCよりなる時定数CRによる積分波高値をE′(V)に
設定してあるが、実際には各種条件に応じて表示品位を
見ながら、CR値を決定することになる。また、フィラメ
ント−補助電極間電圧は、第2図に示すようにフィラメ
ント7の両端部までE+E′(V)の波高値となり、フ
ィラメント7の中央部ではE′(V)の波高値となり、
この中央部からフィラメント7の両端部への電位勾配
は、上記電圧E+E′(V)とE′(V)とを直線で結
んで得られる、第2図に示すような状態となる。
なお、上記実施例では抵抗R,コンデンサCのCR時定数
により、フィラメント電圧VFに対する時間遅れ電圧を補
助電極10に印加する場合について説明したが、第3図
(a)に示すように抵抗Rに対して、抵抗R1およびダイ
オードDからなる時定数調整回路を付加したり、第3図
(b)に示すように、第1図中の抵抗Rに代えてインダ
クタンスLを接続したりしてもよく、これにより補助電
極10に対する正方向および負方向のバイアス量を変える
ことができる。従って、表示電極9における表示品位の
微調整を可能にする。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案によれば、その構
成をフィラメント電極とトランスとの接続ラインの一方
に時定数回路を介装して、フィラメント電圧に対して位
相差をもつ電圧波形を蛍光表示管の補助電極に印加する
こととしたため、フィラメント電圧に対して補助電極電
位をどのポイントでも交流化でき、表示電極上の表示セ
グメントにおける表示品位を改善できるという効果が得
られる。
各実施例は、それぞれ上記共通の効果に加えて、さら
に以下のような効果がある。
すなわち、補助電極に交流電圧を印加すると電波放射
によりラジオノイズ源となるが、ここで印加する交流電
圧は波形をなまらせるため、ラジオノイズ源となるのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による蛍光表示管駆動回路
を示す回路図、第2図はこの考案の蛍光表示管駆動回路
における補助電極電圧,フィラメント電圧およびフィラ
メント−補助電極間電圧を示す波形図、第3図は時定数
回路例を示す回路図、第4図は従来の蛍光表示管駆動回
路を示す回路図、第5図は蛍光表示管の概略構成を示す
断面図、第6図は補助電極電圧の高,低の各場合におけ
る蛍光表示管内の電位相関図、第7図は従来の蛍光表示
管における補助電極電圧,フィラメント電圧およびフィ
ラメント−補助電極間電圧を、表示品位との関係で示す
波形図である。 1……蛍光表示管、7……フィラメント、9……表示電
極、10……補助電極、12……トランス、15……時定数回
路。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィラメント(7)と、該フィラメント
    (7)から放出される熱電子を吸収する表示電極(9)
    と、上記フィラメント(7)および表示電極(9)間の
    等電位線を安定化する補助電極(10)とを有する蛍光表
    示管(1)の上記フィラメント電極(7)にフィラメン
    ト電源(2)から給電を行うようにした蛍光表示管駆動
    回路において、上記フィラメント電極(7)と上記フィ
    ラメント電源(2)との接続ラインの一方と補助電極と
    の間に、時定数回路(15)を介装し補助電極(10)へ給
    電することを特徴とする蛍光表示管駆動回路。
JP12876888U 1988-10-03 1988-10-03 蛍光表示管駆動回路 Expired - Lifetime JPH082710Y2 (ja)

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JPH0251391U JPH0251391U (ja) 1990-04-11
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