JPH08271037A - 全自動風呂装置 - Google Patents

全自動風呂装置

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Publication number
JPH08271037A
JPH08271037A JP7326395A JP7326395A JPH08271037A JP H08271037 A JPH08271037 A JP H08271037A JP 7326395 A JP7326395 A JP 7326395A JP 7326395 A JP7326395 A JP 7326395A JP H08271037 A JPH08271037 A JP H08271037A
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JP
Japan
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hot water
temperature
water supply
target
bathtub
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Application number
JP7326395A
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English (en)
Inventor
Jun Nakamura
純 中村
Makoto Sano
真 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd filed Critical Harman Co Ltd
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽熱集熱器からの湯が入浴に不適な高温の
場合において、入浴時の危険性を回避することのできる
全自動風呂装置の提供を目的とする。 【構成】 湯水が循環する循環路2,3を有する加熱部
Aと、目標湯量を設定する手段と、湯量を検出する手段
と、目標温度を設定する手段と、目標給湯温度Tsにな
るように制御する制御手段Hとを備え、循環路2,3に
太陽熱集熱器Sを接続して浴槽1に供給するように構成
するもので、太陽熱集熱器Sからの湯水供給を断続する
手段15と湯温を検出する手段8とを設け、検出温度T
iが目標給湯温度Ts以上のときに、開閉手段15を閉
じる全自動風呂装置と、循環路2,3に給水路10を接
続して浴槽1に供給するように構成し、太陽熱集熱器S
からの湯水に対して混合量の調節が可能な状態で給水路
10からの水を混合する手段13を設け、検出温度Ti
が目標給湯温度Ts以上のときに、検出温度Tiが目標
給湯温度Tsになるように水混合量を制御する全自動風
呂装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内の湯水が循環す
る循環路と、この循環路に接続の風呂用熱交換器により
前記浴槽内の湯水を加熱する風呂用加熱部と、前記浴槽
内の目標湯量を設定する給湯量設定手段と、前記浴槽内
の湯水の量を検出する湯量検出手段と、前記浴槽内の湯
水の目標温度を設定する目標温度設定手段と、この目標
温度設定手段により設定された目標給湯温度になるよう
に前記風呂用加熱部の加熱作動を制御する制御手段とを
備えた全自動風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の全自動風呂装置は従来
より知られており、また、太陽熱集熱器により加熱され
た湯を浴槽に供給するように構成した風呂用のソーラシ
ステムも知られている。しかしながら、従来において
は、全自動風呂装置と風呂用ソーラシステムとは全く別
個のものとして構成されており、太陽熱集熱器により加
熱された湯を浴槽に供給するのに、太陽熱集熱器から浴
槽まで専用の給湯管を配管し、この給湯管の先端に取り
付けた給湯栓からの落とし込みによって浴槽内に給湯し
ていたのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上述した
従来のものでは、太陽熱集熱器から浴槽まで専用の給湯
管を配管する必要や、それ専用の給湯栓などが必要とな
り、設備面での無駄が多かった。しかし、仮に、このよ
うな無駄をなくしたとしても、太陽熱集熱器によって加
熱された湯は、入浴に適した温度以上に加熱されること
が多々あり、この場合、太陽熱集熱器からの湯を目標湯
量に達するまでそのまま浴槽へ供給したのでは、入浴に
際して火傷の危険を伴う可能性もある。
【0004】本発明は、このような現状に着目したもの
で、その目的は、全自動風呂装置に風呂用ソーラシステ
ムを単に合理的に組み込むだけでなく、太陽熱集熱器か
らの湯が入浴に不適な高温の場合において、入浴時の危
険性を回避することのできる全自動風呂装置の提供にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による全自動風呂装置の第1の特徴構成は、
浴槽内の湯水が循環する循環路と、この循環路に接続の
風呂用熱交換器により前記浴槽内の湯水を加熱する風呂
用加熱部と、前記浴槽内の目標湯量を設定する給湯量設
定手段と、前記浴槽内の湯水の量を検出する湯量検出手
段と、前記浴槽内の湯水の目標温度を設定する目標温度
設定手段と、この目標温度設定手段により設定された目
標給湯温度になるように前記風呂用加熱部の加熱作動を
制御する制御手段とを備えた全自動風呂装置であって、
前記循環路に太陽熱集熱器を接続して、この太陽熱集熱
器からの湯水を前記浴槽に供給するように構成するとと
もに、前記太陽熱集熱器からの前記浴槽への湯水の供給
を断続する開閉手段と、前記太陽熱集熱器からの湯水の
温度を検出する給水温度検出手段とを設け、この給水温
度検出手段の検出温度が前記目標給湯温度以上のとき
に、前記制御手段が前記開閉手段を閉じるように構成し
てある点にある。
【0006】第2の特徴構成は、前記給水温度検出手段
の検出温度が前記目標給湯温度以上のときに、前記湯量
検出手段の検出湯量が前記給湯量設定手段による目標湯
量に達する前に、前記制御手段が前記開閉手段を閉じる
ように構成してある点にある。
【0007】第3の特徴構成は、前記給水温度検出手段
の検出温度が前記目標給湯温度以上のときに、前記湯量
検出手段の検出湯量が前記給湯量設定手段による目標湯
量の8割に達する前に、前記制御手段が前記開閉手段を
閉じるように構成してある点にある。
【0008】第4の特徴構成は、前記給水温度検出手段
の検出温度が前記目標給湯温度以上のときに、前記制御
手段が前記給水温度検出手段の検出温度と前記目標給湯
温度との温度差ならびに前記湯量検出手段の検出湯量と
に基づいて、前記給湯量設定手段による目標湯量になる
まで前記浴槽内に水を供給すると、この浴槽内の湯温が
前記目標給湯温度になるように、前記開閉手段の閉じ作
動を制御するように構成してある点にある。
【0009】第5の特徴構成は、前記循環路に給水路を
接続して、この給水路からの水を前記浴槽に供給するよ
うに構成するとともに、前記給水温度検出手段の検出温
度が前記目標給湯温度以上で、前記制御手段が前記開閉
手段を閉じた後において、前記制御手段に対して給湯の
継続を指示する給湯継続指示手段と、前記太陽熱集熱器
からの湯水に対して混合量の調節が可能な状態で前記給
水路からの水を混合する混合手段とを設け、前記給湯継
続指示手段の指示により、前記制御手段が前記開閉手段
を開き、かつ、前記給水温度検出手段の検出温度が前記
目標給湯温度になるように、前記混合手段による水混合
量を制御するように構成してある点にある。
【0010】第6の特徴構成は、前記給水温度検出手段
の検出温度が前記目標給湯温度以上のときに、前記制御
手段が警報手段を作動するように構成してある点にあ
る。
【0011】また、第7の特徴構成は、浴槽内の湯水が
循環する循環路と、この循環路に接続の風呂用熱交換器
により前記浴槽内の湯水を加熱する風呂用加熱部と、前
記浴槽内の目標湯量を設定する給湯量設定手段と、前記
浴槽内の湯水の量を検出する湯量検出手段と、前記浴槽
内の湯水の目標温度を設定する目標温度設定手段と、こ
の目標温度設定手段により設定された目標給湯温度にな
るように前記風呂用加熱部の加熱作動を制御する制御手
段とを備えた全自動風呂装置であって、前記循環路に太
陽熱集熱器を接続して、この太陽熱集熱器からの湯水を
前記浴槽に供給するように構成し、前記太陽熱集熱器か
らの湯水の温度を検出する給水温度検出手段を設けると
ともに、前記循環路に給水路を接続して、この給水路か
らの水を前記浴槽に供給するように構成し、かつ、前記
太陽熱集熱器からの湯水に対して混合量の調節が可能な
状態で前記給水路からの水を混合する混合手段を設け
て、前記給水温度検出手段の検出温度が前記目標給湯温
度以上のときに、前記制御手段が前記給水温度検出手段
の検出温度が前記目標給湯温度になるように、前記混合
手段による水混合量を制御するように構成してある点に
ある。
【0012】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、浴槽内の湯
水が循環する循環路に太陽熱集熱器を接続して、この太
陽熱集熱器からの湯水を前記浴槽に供給するように構成
し、この太陽熱集熱器からの湯水の供給を断続する開閉
手段を設けるものであるから、従来のように太陽熱集熱
器から浴槽まで専用の給湯管を配管するなどの必要がな
く、前記開閉手段の操作で太陽熱集熱器で加熱された湯
を浴槽内に供給することができる。それに加えて、太陽
熱集熱器からの湯水の温度を検出する給水温度検出手段
を設け、この給水温度検出手段の検出温度が目標温度設
定手段により設定された目標給湯温度以上のときに、制
御手段が前記開閉手段を閉じるように構成するものであ
るから、太陽熱集熱器内の水が入浴に不適なまで高温に
加熱されていても、目標給湯温度以上に高温の湯が浴槽
内に供給されることがなく、入浴に際しての火傷などの
危険性が確実に回避される。
【0013】第2の特徴構成によれば、前記給水温度検
出手段の検出温度が目標給湯温度以上のときに、浴槽内
の湯水の量を検出する湯量検出手段の検出湯量が給湯量
設定手段による目標湯量に達する前に、前記制御手段が
前記開閉手段を閉じるように構成するものであるから、
太陽熱集熱器からの給湯が完了した後、浴槽内の湯が目
標湯量に達していないことで、浴槽内の湯が目標給湯温
度以上であることを目視により知ることができ、場合に
よっては、浴槽内の湯に水を追加供給することにより、
太陽熱集熱器からの湯をそのまま使用して、入浴に適し
た温度の湯を得ることができる。
【0014】第3の特徴構成によれば、前記給水温度検
出手段の検出温度が目標給湯温度以上のときに、前記湯
量検出手段の検出湯量が前記給湯量設定手段による目標
湯量の8割に達する前に、前記制御手段が前記開閉手段
を閉じるように構成するものであるから、この場合にお
いても、浴槽内の湯が目標給湯温度以上であることを目
視で知ることができるとともに、水を追加供給すること
によって太陽熱集熱器からの湯をそのまま使用して、所
望の温度の湯を得ることができる。
【0015】第4の特徴構成によれば、前記給水温度検
出手段の検出温度が目標給湯温度以上のときに、前記制
御手段が前記給水温度検出手段の検出温度と目標給湯温
度との温度差ならびに湯量検出手段の検出湯量とに基づ
いて、給湯量設定手段による目標湯量になるまで浴槽内
に水を供給すると、この浴槽内の湯温が目標給湯温度に
なるように、前記開閉手段の閉じ作動を制御するように
構成するものであるから、浴槽内の湯が目標給湯温度以
上であることを知ることができるのは勿論のこと、目標
湯量にまで水を追加供給することで、太陽熱集熱器から
の湯を無駄にすることなく、目標給湯温度に近い温度の
湯を得ることができる。
【0016】第5の特徴構成によれば、浴槽内の湯水が
循環する循環路に給水路を接続して、この給水路からの
水を浴槽に供給するように構成するとともに、前記給水
温度検出手段の検出温度が目標給湯温度以上で、前記制
御手段が前記開閉手段を閉じた後において、前記制御手
段に対して給湯の継続を指示する給湯継続指示手段と、
太陽熱集熱器からの湯水に対して混合量の調節が可能な
状態で前記給水路からの水を混合する混合手段とを設
け、前記給湯継続指示手段の指示により、前記制御手段
が前記開閉手段を開き、かつ、前記給水温度検出手段の
検出温度が前記目標給湯温度になるように、前記混合手
段による水混合量を制御するように構成するものである
から、浴槽内の湯が目標給湯温度以上であることを目視
により知った後、前記給湯継続指示手段を操作すること
により、その後においては目標給湯温度に近い温度の湯
を浴槽内に自動的に供給することができる。
【0017】第6の特徴構成によれば、前記給水温度検
出手段の検出温度が目標給湯温度以上のときに、前記制
御手段が警報手段を作動するように構成するものである
から、浴槽内の湯が目標給湯温度以上であることを目視
以外に警報によっても知ることができ、浴槽内の湯が目
標給湯温度以上であることをより確実に知ることがで
き、実際の使用に際して極めて便利である。
【0018】また、第7の特徴構成によれば、浴槽内の
湯水が循環する循環路に太陽熱集熱器を接続して、この
太陽熱集熱器からの湯水を前記浴槽に供給するように構
成するものであるから、やはり、太陽熱集熱器から浴槽
まで専用の給湯管を配管するなどの必要がなく、太陽熱
集熱器で加熱された湯を浴槽内に供給することができ
る。しかも、太陽熱集熱器からの湯水の温度を検出する
給水温度検出手段を設け、さらに、前記循環路に給水路
を接続して、この給水路からの水を浴槽に供給するよう
に構成し、かつ、太陽熱集熱器からの湯水に対して混合
量の調節が可能な状態で前記給水路からの水を混合する
混合手段を設けて、前記給水温度検出手段の検出温度が
目標給湯温度以上のときに、制御手段が前記給水温度検
出手段の検出温度が目標給湯温度になるように、前記混
合手段による水混合量を制御するように構成するもので
あるから、太陽熱集熱器内の水が入浴に不適なまで高温
に加熱されていても、この太陽熱集熱器により加熱され
た湯をそのまま使用して、目標給湯温度に近い温度の湯
を浴槽内に自動的に供給することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の特徴構成
によれば、太陽熱集熱器から浴槽までの専用の給湯管な
どを必要とせずに、太陽熱集熱器で加熱された湯を浴槽
内に供給することができるとともに、太陽熱集熱器内の
水が入浴に不適なまで高温に加熱されていても、目標給
湯温度以上の湯が浴槽内に供給されることがなく、入浴
時における火傷などの危険性が確実に回避される。
【0020】第2の特徴構成によれば、太陽熱集熱器か
ら供給された浴槽内の湯が目標給湯温度以上であること
を目視により知ることができ、この浴槽内の湯に水を追
加供給することにより、太陽熱集熱器からの湯をそのま
ま使用して、入浴に適した温度の湯を得ることもでき
る。
【0021】第3の特徴構成によれば、やはり浴槽内の
湯が目標給湯温度以上であることを目視で知ることがで
きるとともに、水を追加供給することによって太陽熱集
熱器からの湯をそのまま使用して、所望の温度の湯を得
ることができる。
【0022】第4の特徴構成によれば、やはり浴槽内の
湯が目標給湯温度以上であることを知ることができ、さ
らに、目標湯量にまで水を追加供給することで、太陽熱
集熱器からの湯を無駄にすることなく、目標給湯温度に
近い温度の湯を得ることができる。
【0023】第5の特徴構成によれば、浴槽内の湯が目
標給湯温度以上であることを目視により知った後、給湯
継続指示手段を操作することにより、その後においては
目標給湯温度に近い温度の湯を浴槽内に自動的に供給す
ることができる。
【0024】第6の特徴構成によれば、目視によって浴
槽内の湯が目標給湯温度以上であることを知る以外に、
警報によっても知ることができ、浴槽内の湯が高温であ
ることをより確実に知ることができ、実際の使用に際し
て極めて便利である。
【0025】また、第7の特徴構成によれば、太陽熱集
熱器から浴槽までの専用の給湯管などを必要とせずに、
太陽熱集熱器で加熱された湯を浴槽内に供給することが
でき、しかも、太陽熱集熱器内の水が入浴に不適なまで
高温に加熱されていても、この太陽熱集熱器により加熱
された湯をそのまま使用して、目標給湯温度に近い温度
の湯を浴槽内に自動的に供給することができる。
【0026】
【実施例】本発明による全自動風呂装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この全自動風
呂装置は、浴槽1内の湯水を加熱するための風呂用加熱
部Aと、この風呂用加熱部Aの加熱作動を制御する制御
手段としての風呂用の制御部Hと、この制御部Hに有線
または無線で接続されて、この制御部Hに作動指示を与
えるコントローラCなどを備えている。
【0027】前記風呂用加熱部Aは、自然対流によって
浴槽1内の湯水を循環させる自然循環型で、その燃焼室
の内部には、浴槽1からの帰路循環路2と浴槽1への往
路循環路3とに連通接続された風呂用熱交換器4と、こ
の風呂用熱交換器4を加熱するバーナ5などを備え、前
記帰路循環路2を介して風呂用熱交換器4に供給される
浴槽1内の湯水をバーナ5で加熱し、往路循環路3を介
して浴槽1内に供給するように構成されるとともに、前
記バーナ5に燃焼用空気を供給し、かつ、燃焼後の排ガ
スを排気するためのファン6が設けられている。
【0028】前記帰路循環路2と往路循環路3との間に
は、湯水の自然対流を補助する循環ポンプ7が設けら
れ、往路循環路3には、この往路循環路3を流れて浴槽
1に供給される湯水の温度Tiを検出する給水温度検出
手段としての風呂用サーミスタ8が備えられるととも
に、帰路循環路2の適宜箇所には、浴槽1内の湯水の量
を検出する湯量検出手段としての水位センサ9が備えら
れている。前記風呂用サーミスタ8より上流側の往路循
環路3には、湯水を受け入れるための給水路10が連通
接続され、この給水路10には、往路循環路3からの湯
水の逆流を防止する逆流防止弁11と水の流れを断続す
る電磁弁12とが備えられて、給水源である図外の水道
管に連通接続されている。
【0029】前記逆流防止弁11と電磁弁12との間の
給水路10には、混合手段としてのミキシングバルブ1
3を介してソーラ用給水路14が連通接続され、このソ
ーラ用給水路14には、太陽熱集熱器Sが連通接続され
るとともに、この太陽熱集熱器Sからの湯水の供給を断
続する開閉手段としての電磁式の開閉弁15が設けられ
ている。したがって、前記電磁弁12を閉弁したままで
開閉弁15を開弁することにより、太陽熱集熱器Sによ
り加熱された湯水を、ソーラ用給水路14や前記給水路
10の一部などを介して浴槽1内に供給することがで
き、また、前記開閉弁15を閉弁したまま電磁弁12を
開弁することにより、給水路10からの水を、往路循環
路3や帰路循環路2を介して浴槽1内に供給することが
できるとともに、前記電磁弁12と開閉弁15とを開弁
し、かつ、前記ミキシングバルブ13の開度を調節する
ことにより、太陽熱集熱器Sからの湯水に対して給水路
10の水を混合して浴槽1に供給できるように構成され
ている。
【0030】前記バーナ5には、一般家庭用のガス供給
管に接続して燃料ガスを供給する燃料供給路16が連通
接続され、この燃料供給路16には、バーナ5への燃料
の供給を断続する電磁弁17と断続弁18とが備えられ
るとともに、点火用のイグナイタ19と着火を検出する
フレームロッド20も設けられている。
【0031】前記コントローラCには、風呂用加熱部A
の運転の開始や停止を指示する運転スイッチ21、浴槽
1への目標給湯温度Tsを設定する目標温度設定手段と
しての温度設定スイッチ22、浴槽1内への目標湯量を
設定する給湯量設定手段としての水位設定スイッチ2
3、湯張りスイッチ24、水道から給水する一般給水モ
ードと太陽熱集熱器Sから湯水を供給する太陽熱給湯モ
ードとに切り換えるモード切り換えスイッチ25、太陽
熱給湯モードにおいて風呂用サーミスタ8の検出温度が
設定した目標温度以上のときに、その旨を報知する警報
手段としてのランプ26とブザー27、同じく太陽熱給
湯モードにおいて風呂用サーミスタ8の検出温度が設定
した目標給湯温度Ts以上のときに、設定した目標給湯
温度Tsでの給湯継続を指示する給湯継続指示手段とし
ての給湯継続スイッチ28、ならびに、追焚きスイッチ
29などが設けられている。
【0032】つぎに、前記制御部Hによる装置の制御作
動につき、図2のフローチャートに基づいて説明する。
まず、浴槽1への湯張りを実行する場合には、運転スイ
ッチ21と湯張りスイッチ24とを入れ、かつ、モード
切り換えスイッチ25によって、一般給水モードと太陽
熱給湯モードとを選択する。一般給水モードを選択する
と、電磁弁12が開弁し、開閉弁15が閉弁するととも
に、ミキシングバルブ13がソーラ用給水路14を全閉
し、給水路10からの水が往路循環路3や帰路循環路2
を介して浴槽1内に供給される。そして、水位設定スイ
ッチ23で設定された量の水が浴槽1内に供給される
と、水位センサ9の検出に基づいて電磁弁12が閉じら
れて、風呂用加熱部Aの加熱作動制御が実行される。
【0033】すなわち、循環ポンプ7による水の循環と
ファン6による通風が開始され、電磁弁17と断続弁1
8が開弁してイグナイタ19によりバーナ5に点火さ
れ、火移りがフレームロッド20で確認されてバーナ5
の燃焼が開始される。そして、浴槽1内の湯温が風呂用
サーミスタ8で検出され、その検出温度Tiがコントロ
ーラCの温度設定スイッチ22で設定された目標温度T
sに達すると、バーナ5の燃焼が停止し、循環ポンプ7
とファン6の作動も停止されて、風呂用加熱部Aの加熱
作動制御が停止する。
【0034】その後においては、一定時間経過毎に循環
ポンプ7が作動し、風呂用サーミスタ8により湯温が検
出され、かつ、水位センサ9により湯量が検出される。
そして、風呂用サーミスタ8による検出温度Tiが目標
温度Tsより低い場合は、再びバーナ5の燃焼が開始さ
れ、水位センサ9による検出湯量が設定量より少ない場
合は、再び電磁弁12が開弁されて、いわゆるキープ運
転となる。これによって、浴槽1内の湯が常に目標温度
に維持されるとともに、目標湯量に維持され、必要に応
じて追焚きすることも可能となる。
【0035】モード切り換えスイッチ25によって太陽
熱給湯モードを選択すると、開閉弁15が開弁し、電磁
弁12が閉弁するとともに、ミキシングバルブ13が給
水路10を全閉し、太陽熱集熱器Sからの湯水がソーラ
用給水路14と給水路10の一部を介して往路循環路3
に供給され、その後、この往路循環路3や帰路循環路2
を介して浴槽1内に供給される。その際、風呂用サーミ
スタ8が太陽熱集熱器Sからの湯水の温度を検出し、そ
の検出温度Tiが温度設定スイッチ22で設定された目
標温度Tsより低ければ、そのまま湯水の供給が続行さ
れ、水位設定スイッチ23で設定された量に達すると、
水位センサ9の検出に基づいて開閉弁15が閉じられ
て、上述した風呂用加熱部Aの加熱作動制御やキープ運
転が実行される。
【0036】前記風呂用サーミスタ8による湯水の検出
温度Tiが設定された目標温度Tsより高いと、開閉弁
15が閉弁して湯の供給が停止され、ランプ26の点灯
とブザー27の鳴動により、その旨が報知される。その
後、一定時間内に給湯継続スイッチ28が入れられない
と、ランプ26の点灯とブザー27の鳴動が停止し、給
湯継続スイッチ28が入れられると、電磁弁12と開閉
弁15とが開弁されて、太陽熱集熱器Sからの湯に対し
て給水路10からの水が混合されるとともに、ミキシン
グバルブ13の開度調整によって、混合後の湯温が設定
された目標温度Tsになるように制御される。その後、
浴槽1内の湯量が水位設定スイッチ23で設定された量
に達すると、電磁弁12と開閉弁15とが閉弁し、上述
のキープ運転が実行される。
【0037】〔別実施例〕図3と図4とは、それぞれ別
の実施例の制御作動を示すフローチャートであるが、重
複説明を避けるため、上述した実施例と同じ作動につい
ては説明を省略する。まず、図3に示す別の実施例にお
いては、モード切り換えスイッチ25によって太陽熱給
湯モードが選択され、かつ、風呂用サーミスタ8による
湯水の検出温度Tiが設定された目標温度Tsより高い
場合、浴槽1内の湯量が水位設定スイッチ23で設定さ
れた量に達する前に、具体的には水位設定スイッチ23
で設定された目標湯量の8割に達すると、水位センサ9
の検出に基づいて開閉弁15が閉弁して湯の供給が停止
され、ランプ26の点灯とブザー27の鳴動により、そ
の旨が一定時間報知される。この場合には、浴槽1内に
水を追加供給することにより、入浴に適して温度の湯を
得ることができる。
【0038】この図3に示す実施例において、浴槽1内
の湯量が目標湯量の何割に達した時点で開閉弁15を閉
弁するかについては、太陽熱集熱器Sの性能などを考慮
の上で適宜変更して実施することができ、さらに、風呂
用サーミスタ8の検出温度Tiと目標給湯温度Tsとの
温度差ならびに水位センサ9の検出湯量とに基づいて、
水位設定スイッチ23によって設定した目標湯量になる
まで水を追加供給すると、浴槽1内の湯温が前記目標給
湯温度Tsになる時点で、開閉弁15を閉弁するように
構成して実施することもできる。
【0039】また、図4に示す別の実施例においては、
モード切り換えスイッチ25によって太陽熱給湯モード
が選択され、かつ、風呂用サーミスタ8による湯水の検
出温度Tiが設定された目標温度Tsより高い場合、電
磁弁12も開弁されて、太陽熱集熱器Sからの湯に対し
て給水路10からの水が混合される。この混合後の湯の
温度は、ミキシングバルブ13の開度調整によって、温
度設定スイッチ22で設定された目標温度Tsになるよ
うに制御されて浴槽1に供給され、湯量が水位設定スイ
ッチ23で設定された量に達すると、電磁弁12と開閉
弁15とが閉弁し、上述のキープ運転が実行されことに
なる。
【0040】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】全自動風呂装置の全体を示す概略図
【図2】全自動風呂装置の制御作動を示すフローチャー
【図3】別の実施例の制御作動を示すフローチャート
【図4】同じく別の実施例の制御作動を示すフローチャ
ート
【符号の説明】
1 浴槽 2,3 循環路 4 風呂用熱交換器 8 給水温度検出手段 9 湯量検出手段 10 給水路 13 混合手段 15 開閉手段 22 目標温度設定手段 23 給湯量設定手段 26,27 警報手段 28 給湯継続指示手段 A 風呂用加熱部 H 制御手段 S 太陽熱集熱器 Ti 検出温度 Ts 目標給湯温度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(1)内の湯水が循環する循環路
    (2),(3)と、この循環路(2),(3)に接続の
    風呂用熱交換器(4)により前記浴槽(1)内の湯水を
    加熱する風呂用加熱部(A)と、前記浴槽(1)内の目
    標湯量を設定する給湯量設定手段(23)と、前記浴槽
    (1)内の湯水の量を検出する湯量検出手段(9)と、
    前記浴槽(1)内の湯水の目標温度を設定する目標温度
    設定手段(22)と、この目標温度設定手段(22)に
    より設定された目標給湯温度(Ts)になるように前記
    風呂用加熱部(A)の加熱作動を制御する制御手段
    (H)とを備えた全自動風呂装置であって、 前記循環路(2),(3)に太陽熱集熱器(S)を接続
    して、この太陽熱集熱器(S)からの湯水を前記浴槽
    (1)に供給するように構成するとともに、前記太陽熱
    集熱器(S)からの前記浴槽(1)への湯水の供給を断
    続する開閉手段(15)と、前記太陽熱集熱器(S)か
    らの湯水の温度を検出する給水温度検出手段(8)とを
    設け、この給水温度検出手段(8)の検出温度(Ti)
    が前記目標給湯温度(Ts)以上のときに、前記制御手
    段(H)が前記開閉手段(15)を閉じるように構成し
    てある全自動風呂装置。
  2. 【請求項2】 前記給水温度検出手段(8)の検出温度
    (Ti)が前記目標給湯温度(Ts)以上のときに、前
    記湯量検出手段(9)の検出湯量が前記給湯量設定手段
    (23)による目標湯量に達する前に、前記制御手段
    (H)が前記開閉手段(15)を閉じるように構成して
    ある請求項1記載の全自動風呂装置。
  3. 【請求項3】 前記給水温度検出手段(8)の検出温度
    (Ti)が前記目標給湯温度(Ts)以上のときに、前
    記湯量検出手段(9)の検出湯量が前記給湯量設定手段
    (23)による目標湯量の8割に達する前に、前記制御
    手段(H)が前記開閉手段(15)を閉じるように構成
    してある請求項2記載の全自動風呂装置。
  4. 【請求項4】 前記給水温度検出手段(8)の検出温度
    (Ti)が前記目標給湯温度(Ts)以上のときに、前
    記制御手段(H)が前記給水温度検出手段(8)の検出
    温度(Ti)と前記目標給湯温度(Ts)との温度差な
    らびに前記湯量検出手段(9)の検出湯量とに基づい
    て、前記給湯量設定手段(23)による目標湯量になる
    まで前記浴槽(1)内に水を供給すると、この浴槽
    (1)内の湯温が前記目標給湯温度(Ts)になるよう
    に、前記開閉手段(15)の閉じ作動を制御するように
    構成してある請求項2記載の全自動風呂装置。
  5. 【請求項5】 前記循環路(2),(3)に給水路(1
    0)を接続して、この給水路(10)からの水を前記浴
    槽(1)に供給するように構成するとともに、前記給水
    温度検出手段(8)の検出温度(Ti)が前記目標給湯
    温度(Ts)以上で、前記制御手段(H)が前記開閉手
    段(15)を閉じた後において、前記制御手段(H)に
    対して給湯の継続を指示する給湯継続指示手段(28)
    と、前記太陽熱集熱器(S)からの湯水に対して混合量
    の調節が可能な状態で前記給水路(10)からの水を混
    合する混合手段(13)とを設け、前記給湯継続指示手
    段(28)の指示により、前記制御手段(H)が前記開
    閉手段(15)を開き、かつ、前記給水温度検出手段
    (8)の検出温度(Ti)が前記目標給湯温度(Ts)
    になるように、前記混合手段(13)による水混合量を
    制御するように構成してある請求項1、2または3記載
    の全自動風呂装置。
  6. 【請求項6】 前記給水温度検出手段(8)の検出温度
    (Ti)が前記目標給湯温度(Ts)以上のときに、前
    記制御手段(H)が警報手段(26),(27)を作動
    するように構成してある請求項1、2、3、4または5
    記載の全自動風呂装置。
  7. 【請求項7】 浴槽(1)内の湯水が循環する循環路
    (2),(3)と、この循環路(2),(3)に接続の
    風呂用熱交換器(4)により前記浴槽(1)内の湯水を
    加熱する風呂用加熱部(A)と、前記浴槽(1)内の目
    標湯量を設定する給湯量設定手段(23)と、前記浴槽
    (1)内の湯水の量を検出する湯量検出手段(9)と、
    前記浴槽(1)内の湯水の目標温度を設定する目標温度
    設定手段(22)と、この目標温度設定手段(22)に
    より設定された目標給湯温度(Ts)になるように前記
    風呂用加熱部(A)の加熱作動を制御する制御手段
    (H)とを備えた全自動風呂装置であって、 前記循環路(2),(3)に太陽熱集熱器(S)を接続
    して、この太陽熱集熱器(S)からの湯水を前記浴槽
    (1)に供給するように構成し、前記太陽熱集熱器
    (S)からの湯水の温度を検出する給水温度検出手段
    (8)を設けるとともに、前記循環路(2),(3)に
    給水路(10)を接続して、この給水路(10)からの
    水を前記浴槽(1)に供給するように構成し、かつ、前
    記太陽熱集熱器(S)からの湯水に対して混合量の調節
    が可能な状態で前記給水路(10)からの水を混合する
    混合手段(13)を設けて、前記給水温度検出手段
    (8)の検出温度(Ti)が前記目標給湯温度(Ts)
    以上のときに、前記制御手段(H)が前記給水温度検出
    手段(8)の検出温度(Ti)が前記目標給湯温度(T
    s)になるように、前記混合手段(13)による水混合
    量を制御するように構成してある全自動風呂装置。
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