JPH08270997A - 換気扇カバー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は換気扇に装着する換気扇カバー装置
が、換気扇カバーフレームを平面板の状態から折曲げる
ことにより、中央部分をふくらませ、この表面にフィル
ター部材をふくらませて保持でき、換気扇の汚れ防止用
フィルターとして使用できる換気扇カバー装置として対
応出来ることを目的としている。 【構成】 本考案は換気扇カバーフレームとこれを留め
る両面テープ付フレーム留め具、フィルター部材及びフ
ィルター部材を仮留めするフィルター留め具から構成さ
れている。又換気扇カバーフレームにフレーム固定用両
面テープ及びフィルター留め具が一体になっている換気
扇カバーフレームとフィルター部材とで構成されている
ものがある。これらの部品により組立てられた換気扇カ
バー装置が換気扇の前部に装着される構造となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は極めて低コストで世の中
に換気扇カバー装置の普及を図ることを目的とし、換気
扇カバーフレームに使用する薄板の弱さを補うために折
曲げることにより強度を上げる構造を持つ換気扇カバー
装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】換気扇に装着する換気扇カバー装置は強
度を必要とするためドーム形状や籠状等の形状をしたも
のをプラスチック又は金属等を使用して強度のあるもの
に製作されているものがほとんどであり、輸送や商店で
の陳列にかさばるので、広く大きなスペースを取って取
扱いに困っていた。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】従来の換気扇カバー
装置は小さく折りたたんだり、平面状にしたりできない
ため、梱包したり、運搬するときにかさばってしまう。
又、組立式の構造にして小さくしようとしても、複雑な
構造になったり、部品の点数が多くなって、組立時の人
手が多くかかり不経済なものとなってしまうという欠点
があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は上記課題に鑑み
案出されたもので、換気扇に装着する換気扇カバーフレ
ームと同フレーム留め具、同換気扇カバーフレームの表
面を覆うフィルター部材と同フィルター部材を仮留めす
るフィルター留め具から構成されている換気扇カバー装
置において換気扇カバーフレームが平面板の状態から折
曲げることにより、中央部分が換気扇の回転部分と接触
しないようにふくらませて、さらにはフィルター部材を
もふくらませて保持することができる構造を有すること
を特徴としている。又、換気扇に装着する換気扇カバー
フレームに、換気扇カバーフレームを換気扇と固定する
フレーム留め具及び同換気扇カバーフレームの表面を覆
うフィルター部材を仮留めするフィルター留め具が一体
となって構成されている換気扇カバーフレームと、フィ
ルター部材とから構成されている換気扇カバー装置にお
いて、換気扇カバーフレームが平面板の状態から折曲げ
ることにより、中央部分が換気扇の回転部分と接触しな
いようにふくらませて、さらにはフィルター部材をもふ
くらませて保持することができる構造を有することを特
徴としている。

【０００５】更に本考案は、フィルター部材の交換が必
要なとき換気扇カバー装置を取りはずすことなく、フィ
ルター部材のみを取りはずして、フィルター部材の交換
をすれば良い構造となっている。

【０００６】

【作用】以上のように構成された本考案は極めてコスト
が安価であるため、経済面での心配が不要となる。換気
扇カバー装置は換気扇カバーフレームとフレーム留め
具、フィルター部材及びフィルター部材を仮留めするフ
ィルター留め具から構成されており、換気扇カバーフレ
ームが平面板の状態から折曲げることにより、その表面
にフィルター部材を保持できる形状が簡単に構成できる
構造を持ち、中央部分が換気扇の回転部分と接触しない
ように中央部分をふくらませることが可能な構造を持っ
ている。又、換気扇カバーフレームとフレーム留め具及
びフィルター留め具が一体になっている換気扇カバーフ
レームは平面板の状態から折曲げることにより、その表
面にフィルター部材を保持できる形状が簡単に構成でき
る構造を持ち、中央部分が換気扇の回転部分と接触しな
いように中央部分をふくらませることが可能な構造を持
っている。この換気扇カバーフレームの表面にフィルタ
ー部材の寸法を換気扇の外径寸法に合わせて裁断して仮
留め用のフィルター留め具を使用して取り付ける。この
ように平面状の薄板を折曲げることにより簡単に立体的
な換気扇カバー装置を構成できることを特徴とする換気
扇カバー装置である。換気扇に装着した換気扇カバー装
置は簡単でしかも安価で換気扇の汚れを防ぎ、快適な居
住空間を楽しめるようにするものである。

【０００７】

【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
換気扇カバー装置は図１〜図７に示すように、換気扇カ
バーフレーム１、フレーム留め具２、フィルター留め具
３、フィルター部材４、換気扇５とから構成されてい
る。

【０００８】ここで図１〜図７に基づいて詳細に説明す
る。換気扇カバーフレーム１は紙、プラスチック及び金
属等の薄板で製作され、折曲げ部分は折り目９及び１０
がつけてある。フレーム留め具２は紙、ブラスチック及
び、金属板等で製作され、裏面には両面接着テープが設
置されている。フィルター留め具３は面状ファスナー、
磁石、スプリングフック、突起物による掛け留め等があ
り、プラスチック及び金属板等で製作されている。フィ
ルター部材４は不織布で製作され、材質はガラス繊維、
難燃処理をしたプラスチック繊維又はパルプ等を使用し
ている。換気扇５は一般に市販されている電気メーカー
製の電動式換気扇である。

【０００９】次に図８〜図１２に基づいて詳細に説明す
る。換気扇カバーフレーム１１は紙、プラスチック及び
金属等の薄板で製作され、折曲げ部分は折り目９及び１
０がつけてある。フレーム先端の換気扇カバーへの取付
部分１２には、折り目９の部分で折曲げたとき換気扇に
取付けられる側の面には両面テープ１３が設置されてい
る。又、フィルター部材４を表面に取付けられる側には
フィルター留め具３ａが設置されている。このフィルタ
ー留め具３ａは面状ファスナー、磁石、スプリングフッ
ク、突起物による掛け留め等があり、プラスチック及
び、金属等で製作されている。フィルター留め具３ｂは
面状ファスナー、磁石、スプリングフック、突起物によ
る掛け留め等があり、プラスチック及び金属等で製作さ
れている。フィルター部材４は不織布で製作され、材質
はガラス繊維、難燃処理をしたプラスチック繊維又はパ
ルプ等を使用している。換気扇５は一般に市販されてい
る電気メーカー製の電動式換気扇である。

【００１０】以上のように構成された本考案は換気扇カ
バーフレーム１を図１の平面板の形状から折り目９の部
分で図２の形状のように折曲げる。

【００１１】次に図４に示すように、換気扇５の上面内
側にフレーム留め具２を対角線上に、フレーム留め具２
の裏面の両面接着テープにより固定する。次に図３に示
す、フレーム留め具２に設置されている差し込み穴７
に、換気扇カバーフレーム１の先端についている差し込
み部分６を差し込んで換気扇カバーフレーム１を中央部
分をふくらませた形状になるように換気扇５に設置す
る。

【００１２】次に図４に示すように、換気扇５の上面外
側にフィルター留め具３を８ヵ所に固定する。

【００１３】この作業が完了すると図５に示す構造が完
成する。

【００１４】次に換気扇５の外径寸法に合わせてフィル
ター部材４を裁断して換気扇カバーフレーム１で形成さ
れた中央部分をふくらませた形状の表面に取り付ける
が、第１段階の取り付けはフィルター留め具３ａにより
フィルター部材４の端面中央部分を仮留めする第２段階
の取り付けはフィルター留め具３ｂによりフィルター部
材４の角部分を仮留めするが、フィルター留め具３ａで
仮留めされた部分とフィルター留め具３ｂにより仮留め
されたフィルター部材の中間にゆるみが出ないように、
図７に示すようにフィルター部材４の角部分４カ所にタ
ック８をつけて仮留めする。

【００１５】この作業が完了すると図６に示す構造が完
成する。

【００１６】次に本考案の換気扇カバーフレーム１１を
図８の平面板の形状から折り目９の部分で図９の形状の
ように折曲げる。その結果、換気扇カバーフレーム１１
を換気扇５に取り付ける為の換気扇取付け部分１２ぬこ
設置されている両面テープ１３が換気扇５の側の下向き
に、フィルター部材４を仮留めする為のフィルター留め
具３ａがフィルター部材４の側の上向きになる。

【００１７】次に図１０に示すように、換気扇５の上面
内側に換気扇カバーフレーム１１の先端の換気扇取付け
部分１２の換気扇側の下向きになる側に設置されている
両面接着テープ１３により換気扇カバーフレーム１１を
中央部分をふくらませた形状になるように設置する。

【００１８】次に図１０に示すように換気扇５の上面外
側角部分にフィルター留め具３ｂを４ヵ所に固定する。

【００１９】この作業が完了すると図１１に示す構造が
完成する。

【００２０】次に換気扇５の外径寸法に合わせてフィル
ター部材４を裁断して換気扇カバーフレーム１１で形成
された中央部分をふくらませた形状の表面に取付ける
が、第１段階の取付けは換気扇カバーフレーム１１の先
端にある換気扇取付け部分１２に設置されているフィル
ター留め具３ａによりフィルター部材４の端面中央部分
を仮留めする。第２段階の取付けは換気扇５の上面外側
角部分に設置されているフィルター留め具３ｂによりフ
ィルター部利４の角部分を仮留めするが、フィルター留
め具３ａで仮留めされた部分とフィルター留め具３ｂに
より仮留めされたフィルター部材の中間にゆるみがでな
いように、図７に示すようにフィルター部材４の角部分
４カ所にタック８をつけて仮留めする。

【００２１】この作業が完了すると図１２に示す構造が
完成する。

【００２２】このようにして換気扇５に装着された換気
扇カバー装置は室内の汚れた油や煙を含んだ空気を換気
扇５が室外へ排出するとき、換気扇５のファンや本体を
汚すことなく取り付けられたフィルター部材４に油や煙
を附着させ、換気扇５の掃除の手間が省けることにな
る。

【効果】以上のように構成された本考案の換気扇カバー
装置は極めて低コストで、かつ、換気扇への装着も非常
に簡単にできる効果はすばらしいことである。

【００２３】さらに本考案のすばらしいことは、換気扇
や換気扇カバーフレームにさわることなく、手も汚さず
に、仮留めしてあるフィルター部材を簡単に交換出来る
ことである。

【００２４】従って、ランニングコストも非常に安価で
あり、フィルター部材の交換の手間も少なく、フィルタ
ー部材のコストのみで済むメリットは非常に大きな経済
的メリットである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の換気扇カバーフレームの平面板の形
状を示す図である。

【図２】本実施例の換気扇カバーフレームの折曲げ加工
をした形状を示す図である。

【図３】本実施例のフレーム留め具の形状を示す図であ
る。

【図４】本実施例の換気扇カバー装置の各部品の構成を
示す図である。

【図５】本実施例の換気扇カバー装置の各部品が組立て
られた構造を示す図である。

【図６】本実施例の換気扇カバー装置のフィルター部材
を取り付けて完成した構造を示す図である。

【図７】本実施例の換気扇カバー装置にフィルター部材
を取り付けるときの角部分のフィルター部材の構造を示
す図である。

【図８】本実施例の換気扇カバーフレームに両面テープ
が設置されているフレームの平面板の形状を示す図であ
る。

【図９】本実施例の換気扇カバーフレームに両面テープ
が設置されているフレームの折曲げ加工をした形状を示
す図である。

【図１０】本実施例の換気扇カバー装置の各部品の構成
を示す図である。

【図１１】本実施例の換気扇カバー装置の各部品が組み
立てられた構造を示す図である。

【図１２】本実施例の換気扇カバー装置のフィルター部
材を取付けて完成した構造を示す図である。

【符号の説明】

１． 換気扇カバーフレーム ２． 両面テープ付フレーム留め具 ３ａ．フィルター留め具の内の一例を示す両面テープ付
面状ファスナー ３ｂ．フィルター留め具の内の一例を示す両面テープ付
面状ファスナー ４． フィルター部材 ５． 換気扇 ６． 換気扇カバーフレームの差し込み部分 ７． フレーム留め具の差し込み穴 ８． フィルター部材のタック ９． 折り目 １０． 折り目 １１． 換気扇カバーフレーム １２． 換気扇カバーフレームの換気扇取付け部分 １３． 両面テープ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】換気扇に装着する換気扇カバーフレームと
   同フレーム留め具、同換気扇カバーフレームの表面を覆
   うフィルター部材と同フィルター部材を仮留めするフィ
   ルター留め具から構成されている換気扇カバー装置にお
   いて換気扇カバーフレームが平面板の状態から折曲げる
   ことにより、中央部分が換気扇の回転部分と接触しない
   ようにふくらませて、さらにはフィルター部材をもふく
   らませて保持することができる構造を有することを特徴
   とする換気扇カバー装置。
2. 【請求項２】 換気扇に装着する換気扇カバーフレーム
   に換気扇カバーフレームを換気扇と固定するフレーム留
   め具及び同換気扇カバーフレームの表面を覆うフィルタ
   ー部材を仮留めするフィルター留め具が一体となって構
   成されている換気扇カバーフレームと、フィルター部材
   とから構成されている換気扇カバー装置において、換気
   扇カバーフレームが平面板の状態から折曲げるとによ
   り、中央部分が換気扇の回転部分と接触しないようにふ
   くらませて、さらにはフィルター部材をもふくらませて
   保持することができる構造を有することを特徴とする換
   気扇カバー装置。