JPH08270547A - シリンジポンプ - Google Patents

シリンジポンプ

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Publication number
JPH08270547A
JPH08270547A JP7076887A JP7688795A JPH08270547A JP H08270547 A JPH08270547 A JP H08270547A JP 7076887 A JP7076887 A JP 7076887A JP 7688795 A JP7688795 A JP 7688795A JP H08270547 A JPH08270547 A JP H08270547A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
pressing
syringe
syringe pump
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7076887A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakari Yokoyama
▲さかり▼ 横山
Toshiyuki Kamishita
敏幸 神下
Mikio Aoyanagi
幹雄 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Koden Corp
Original Assignee
Nippon Koden Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Koden Corp filed Critical Nippon Koden Corp
Priority to JP7076887A priority Critical patent/JPH08270547A/ja
Publication of JPH08270547A publication Critical patent/JPH08270547A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンをシリンジ本体にこじれの発生を防
止して小さい力で押圧できるようにする。 【構成】 ピストン14を押圧するスライダ10の押圧
部21を球面状に形成し、押圧部21とピストン14の
後端部14aの端面との接点Qがシリンジ本体13の中
心軸線22上に位置するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液を生体内に注入す
るシリンジポンプに係り、特にピストンをシリンジ本体
内で円滑に移動させることのできるシリンジポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】シリンジにより薬液を生体内に注入する
従来のシリンジポンプの一例の構成を図7に示す。図7
において、装置本体1には一対の支持部材2,3を介し
て送りねじ4が回転自在に支持されており、一方の支持
部材3にはモータ5が取り付けられている。モータ5の
出力軸6と送りねじ4の一端とには相互に噛合するギア
7,8が固定されており、支持部材2,3間には送りね
じ4に平行に案内軸9が取り付けられている。案内軸9
には押圧部材としてのスライダ10が軸方向に摺動自在
に装着され、スライダ10の一端には送りねじ4に係合
離脱可能にハーフナット11が取り付けられている。ハ
ーフナット11はスライダ10に取り付けられた図示し
ないハーフナット離脱部を指で押しはさむことにより、
送りねじ4から離脱し、スライダ10が摺動自在とな
る。
【0003】スライダ10の他端は装置本体1の上蓋1
2に形成された開口部12aを介して外部に突出してお
り、上蓋12上にはシリンジ本体13が送りねじ4に平
行に取り付けられている。またシリンジ本体13のピス
トン14の先端に摺動自在にスライダ10を当接させ、
ハーフナット離脱部を開放すると、ハーフナット11が
送りねじ4に係合する。そしてモータ5により送りねじ
4が回転すると、ハーフナット11を介してスライダ1
0が案内軸9に沿って移動し、ピストン14が押されて
シリンジ本体13内の薬液が排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のシリンジポンプにおいて、ピストン14は通常
ガラス、プラスチック、ゴムなどで成形加工により形成
されているため、ピストン14の後端部14aの端面が
完全に平面となっていない。このため後端部14aをス
ライダ10の平面状の面で押圧するとき、後端部14a
に図8に示すように凸部14bがあると、この凸部14
bを介して押圧するようになる。またシリンジ本体13
の内周とピストン14の外周との間には間隙があるた
め、ピストン14の後端部14aが重力の影響で下がっ
てしまい、後端部14aとスライダ10との接触が斜め
となり、凸部14bがある場合と同様に図7に破線で示
すように、スライダ10の押圧の中心がシリンジ本体1
3の中心軸線から大きくずれて押すこととなる。このた
めピストン14にピストン先端部14cを中心とする回
転力が働き、この結果ピストン14とシリンジ本体13
との間にこじれが発生し、ピストン14を押圧するとき
に大きな力が必要となる。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、ピストンのシリンジ本体の軸に対するずれを補
正し、小さい力でピストンを押圧することのできるシリ
ンジポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、モータにより回転駆動
される送りねじに係合して移動し、一端にシリンジのピ
ストンを押圧する押圧部を有する押圧部材を備えるシリ
ンジポンプにおいて、前記押圧部を球面状に形成すると
ともに、前記押圧部の前記ピストンとの接点がシリンジ
本体の中心軸線上近傍に位置するように配置したことを
特徴とする。
【0007】請求項2に記載のシリンジポンプは、前記
押圧部は、前記押圧部材に回動自在に保持された球体で
あることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載のシリンジポンプは、前記
球面状の押圧部を保持部材により回動自在に保持し、前
記保持部材をスラスト球軸受を介して押圧方向と直角の
方向に移動可能に前記押圧部材に装着したことを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載のシリンジポンプは、前記
シリンジ本体を軸線を中心として回動可能に支持部材に
取り付けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の構成のシリンジポンプにおいては、
押圧部材の押圧部が球面状に形成され、ピストンとの接
点がシリンジ本体の中心軸線上に位置しているので、ピ
ストンは軸心上で押圧され、シリンジ本体との間でこじ
れが発生することを防ぐことができる。この結果、ピス
トンを駆動する力を小さくすることができる。
【0011】請求項2乃至4の構成のシリンジポンプに
おいては、押圧部材の押圧部のシリンジ本体の中心軸に
対して直角方向の摩擦力を軽減することができ、ピスト
ンを駆動する力をさらに小さくすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明のシリンジポンプの実施例を図
面を参照して説明する。
【0013】図1乃至図6にそれぞれ本発明の第1乃至
第5の実施例の構成を示す。これらの図において、図7
に示す従来例の部分と対応する部分には同一の符号を付
してあり、その説明は適宜省略する。これらの実施例の
特徴はピストン14の押圧機構にあり、他の部分の構成
は図7に示す従来例と同様である。
【0014】図1に本発明の第1の実施例の構成を示
す。本実施例の特徴はスライダ10の上端近傍にほぼ半
球状の押圧部21を、ピストン14の後端部14aに対
向して一体に形成した点にある。後端部14aと押圧部
21との接点Qはシリンジ本体13の中心軸線22上に
位置している。またシリンジ本体13は固定部材23を
介して図7に示す装置本体1の上蓋12に固定されてい
る。また押圧部21とピストン14の後端部14aとは
円滑にするようになっている。
【0015】本実施例によれば、ピストン14は押圧部
21により点接触で矢印Aで示す方向に軸心に力が作用
するように押圧されるので、ピストン14が破線で示す
ように下がっていて押圧部21がピストン14の後端部
14aの中心から周辺部に外れたP点で接触していて
も、ピストン14の後端部14aの中心がシリンジ本体
13の中心線22に近づくような力が作用し、ピストン
14の後端部14aが持ち上げるように押される。この
結果実線で示すようにピストン14の中心軸線とシリン
ジ本体13の中心軸線とがほぼ一致し、シリンジ本体1
3に対してこじれを発生させることなく移動させること
ができ、スライダ10を駆動する力を小さくすることが
できる。
【0016】図2に本発明の第2の実施例の構成を示
す。本実施例は押圧部を球体31とし、球体31をスラ
イダ10に脱落を防止して回動自在に保持したものであ
る。球体31と球体31を保持するスライダ10の凹部
10aとの間には僅かな間隙があり、球体31は凹部1
0aに対して点接触となっている。またピストン14の
後端部14aと球体31との間の摩擦係数は球体31と
スライダ10との間の摩擦係数より大きいため、ピスト
ン14を矢印A方向に押圧したとき球体31は容易に回
動し、ピストン14の後端部14aが持ち上げられるよ
うに押される。球体31とスライダ10の凹部10aと
の材料は、例えばそれぞれステンレスまたはアセタール
樹脂と、真鍮などである。
【0017】本実施例によれば、球体31を介してスラ
イダ10によりピストン14を押圧したとき、球体31
が回動することにより球体31とピストン14の後端部
14aの端面との間の滑り摩擦を小さくすることがで
き、小さい力でピストン14を軸心に沿って移動させる
ことができる。
【0018】図3及び図4に本発明の第3の実施例の構
成を示す。本実施例は球体31を立方体状の保持部材4
1に脱落を防止して回動自在に保持し、球体31の一部
を保持部材41の前面から突出させてピストン14の後
端部14aの端面に当接させ、保持部材41をスラスト
球軸受42を介してスライダ10に取り付けたものであ
る。スラスト球軸受42は保持部材41の後側の端面と
スライダ10の前面との間に円環状に形成されており、
保持部材41が中心軸線22に対し直角の方向に僅かに
移動可能となっている。
【0019】本実施例によれば、図2に示す第2の実施
例の効果に加えて、球体31が中心軸線22上に位置す
るように自動調心の作用が得られ、ピストン14のシリ
ンジ本体13に対するこじれの発生をさらに少くして、
スライダ10を駆動力を小さくすることができる。
【0020】図5に本発明の第4の実施例の構成を示
す。本実施例は、前述した第1乃至第3の実施例ではシ
リンジ本体13が装置本体に固定された場合を示してい
るのに対して、シリンジ本体13を装置本体に回動可能
に保持したものである。シリンジ本体13の外周には円
環状の支持部材51が嵌合され、ねじ52で固定されて
いる。支持部材51の外周は球面となっており、支持部
材51はこの球面を摺動自在に案内する内周面を有する
案内部材53に保持されている。さらに案内部材53は
装置本体1に固定されている。なお支持部材51の両端
面は案内部材53の両端面の内面に係止されており、軸
方向には移動しない。
【0021】本実施例によれば、ピストン14を矢印A
方向に押圧したときに、シリンジ本体13が回動してピ
ストン14と同軸上に位置するように調心されるので、
上記各実施例の効果をさらに大きくすることができる。
【0022】図6に本発明の第5の実施例の構成を示
す。本実施例は上記各実施例で示したピストン押圧機構
のいずれかを備えるシリンジを多連シリンジに応用した
ものである。
【0023】本実施例によれば、複数のシリンジのピス
トン14を1個のスライダ10で押圧しても、それぞれ
のピストン14がシリンジ本体13に対して自動的に調
心され、こじれの発生を防止して小さい力で押圧するこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシリンジ
ポンプによれば、シリンジ本体内にピストンを押圧する
ときに軸心に力がかかるようにしたので、こじれの発生
を防止し小さい力でピストンを押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンジポンプの第1の実施例による
ピストン押圧機構の構成を示す縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施例によるピストン押圧機構
の構成を示す縦断面図。
【図3】本発明の第3の実施例によるピストン押圧機構
の構成を示す縦断面図。
【図4】図3のスラスト球軸受の構成を示す正面図。
【図5】本発明の第4の実施例によるピストン押圧機構
の構成を示す縦断面図。
【図6】本発明のシリンジポンプを多連シリンジに応用
した状態を示す説明図。
【図7】従来のシリンジポンプの一例の構成を示す縦断
面図。
【図8】従来のシリンジポンプの問題点の一例を説明す
る縦断面図。
【符号の説明】
4 送りねじ 5 モータ 10 スライダ(押圧部材) 13 シリン
ジ本体 14 ピストン 21 押圧部 22 中心軸線 31 球体
(押圧部) 41 保持部材 42 スラス
ト球軸受 53 支持部材 Q 接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転駆動される送りねじに
    係合して移動し、一端にシリンジポンプのピストンを押
    圧する押圧部を有する押圧部材を備えるシリンジポンプ
    において、 前記押圧部を球面状に形成するとともに、前記押圧部の
    前記ピストンとの接点がシリンジ本体の中心軸線上近傍
    に位置するように配置したことを特徴とするシリンジポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 前記押圧部は、前記押圧部材に回動自在
    に保持された球体であることを特徴とする請求項1に記
    載のシリンジポンプ。
  3. 【請求項3】 前記球面状の押圧部を保持部材により回
    動自在に保持し、前記保持部材をスラスト球軸受を介し
    て押圧方向と直角の方向に移動可能に前記押圧部材に装
    着したことを特徴とする請求項1または2に記載のシリ
    ンジポンプ。
  4. 【請求項4】 前記シリンジ本体を軸線を中心として回
    動可能に支持部材に取り付けたことを特徴とする請求項
    1乃至3に記載のシリンジポンプ。
JP7076887A 1995-03-31 1995-03-31 シリンジポンプ Pending JPH08270547A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257049A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Iwaki Co Ltd チューブフラムポンプ
JP2014515622A (ja) * 2011-01-31 2014-07-03 フレゼニウス ムディカル カーレ ドイチェランド ゲーエムベーハー 投与装置のシリンジ用のクランプマウント、投与装置及び血液処理装置
JPWO2019044160A1 (ja) * 2017-08-30 2020-08-06 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
KR102537433B1 (ko) * 2022-12-22 2023-05-31 주식회사 펌스터 초고압 플런저 펌프

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JP2002257049A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Iwaki Co Ltd チューブフラムポンプ
JP2014515622A (ja) * 2011-01-31 2014-07-03 フレゼニウス ムディカル カーレ ドイチェランド ゲーエムベーハー 投与装置のシリンジ用のクランプマウント、投与装置及び血液処理装置
JPWO2019044160A1 (ja) * 2017-08-30 2020-08-06 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406