JPH0827048A - (フルオロアルケニル)ベンゼン誘導体 - Google Patents

(フルオロアルケニル)ベンゼン誘導体

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JPH0827048A
JPH0827048A JP16000694A JP16000694A JPH0827048A JP H0827048 A JPH0827048 A JP H0827048A JP 16000694 A JP16000694 A JP 16000694A JP 16000694 A JP16000694 A JP 16000694A JP H0827048 A JPH0827048 A JP H0827048A
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Sadao Takehara
貞夫 竹原
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Tamejirou Hiyama
爲次郎 檜山
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Kenichi Sato
健一 佐藤
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Sagami Chemical Research Institute
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Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:C1〜12のアルキル、L及びM:単結合又は
−CH2CH2−、環A:1,4−シクロヘキシレン又は
F置換可能な1,4−フェニレン、Y1及びY2:H又は
F、n:1〜7)の化合物及びそれを含有する液晶組成
物。 【効果】 この化合物はネマチック液晶相を示し、誘電
率異方性があまり大きくないが、添加により組成物のし
きい値電圧を効果的に低下させる。しかも、分子内に極
性の強い基がないので、大きい比抵抗と高い電圧保持率
を得られ、低電圧駆動が可能なアクティブマトリックス
用液晶材料として特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的液晶表示材料
として有用な、(フルオロアルケニル)ベンゼン誘導体
である新規化合物及びそれを含有する液晶組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知
られているが、このうち現在最もよく用いられているの
はTN型及びSTN型である。また駆動方式としても従
来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般
的になり、更に単純マトリックス方式、最近ではアクテ
ィブマトリックス方式が実用化されている。これらのう
ち、アクティブマトリックス方式によると、最も高画質
の表示が可能であり、視野角が広く、高精細化、カラー
化が容易で、動画表示も可能であるので、今後の液晶表
示方式の主流になると考えられている。
【0003】このアクティブマトリックス表示方式に用
いられる液晶材料としては、通常の液晶表示と同様に種
々の特性が要求されているが、特に(1)比抵抗が高
く、電圧の保持率に優れること、(2)しきい値電圧
(Vth)が低いこと、(3)液晶相の温度範囲が広いこ
との3点が重要である。
【0004】通常、液晶表示におけるしきい値電圧は式
(1)
【0005】
【数1】
【0006】(式中、kは比例定数を、Kは弾性定数
を、Δεは誘電率異方性をそれぞれ表わす。)で表わさ
れるが、この式からわかるように、しきい値電圧を低く
するためには、液晶材料の誘電率異方性(Δε)を大き
くすることが有効である。
【0007】ところが、一般的に誘電率異方性の大きい
液晶材料は極性が大きく、液晶材料の高い比抵抗値や高
い電圧保持率を得ることを困難にさせる傾向を有する。
従って、比抵抗値や電圧保持率を低下させることなくし
きい値電圧を低下させるためには、液晶材料の誘電率異
方性をあまり大きくすることなく、且つ弾性定数を小さ
くする必要がある。
【0008】弾性定数を小さくするためだけであれば、
2環性の液晶化合物が好適である。しかしながら、こう
した目的に用いることのできる、誘電率異方性が正で且
つあまり大きくない2環性の液晶化合物は、その液晶相
上限温度が低く、添加によって組成物の液晶相上限温度
を大幅に低下させるため、その使用量は大幅に制限され
てしまう。
【0009】一方、3環性あるいは4環性であって、誘
電率異方性が正で且つあまり大きくない液晶化合物は、
液晶相上限温度も高く、その添加によって組成物の液晶
相上限温度を低下させることもほとんどないが、これら
の化合物は一般に弾性定数が大きく、添加するとしきい
値電圧は高くなってしまう傾向にあった。
【0010】以上のように、誘電率異方性が正で且つあ
まり大きくなく、弾性定数が小さく、添加により組成物
のしきい値電圧を上昇させることがなく、且つ液晶相上
限温度を大きく低下させることのない液晶化合物はほと
んど知られていないのが実状である。
【0011】最近、本発明者等は上記条件を比較的満足
する液晶化合物として、一般式(II)
【0012】
【化2】
【0013】(式中、R1、L、M及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる
3,5−ジフルオロ−4−アリルベンゼン誘導体を報告
した。この一般式(II)の化合物の誘電率異方性は+
2程度とあまり大きくないにもかかわらず、添加による
組成物のしきい値電圧の上昇はほとんどなく、且つ液晶
相上限温度もほとんど低下させない。
【0014】しかしながら、この一般式(II)の化合
物もしきい値電圧を十分に低下させるには至らず、更に
駆動電圧の低い液晶材料を調製するための化合物が望ま
れていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、以上の目的に応じるため、誘電率異方性が
あまり大きくないにもかかわらず、添加により組成物の
しきい値電圧を低下させ、しかも液晶相上限温度を大き
く低下させることのない化合物を提供し、またその化合
物を含有し、誘電率異方性が小さく、液晶相温度範囲が
広く、且つしきい値電圧の低い液晶組成物を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0017】
【化3】
【0018】(式中、R1は炭素原子数1〜12のアル
キル基を表わし、L及びMはそれぞれ独立的に、単結合
又は−CH2CH2−を表わし、環Aは1,4−シクロヘ
キシレン基又はフッ素置換されていてもよい1,4−フ
ェニレン基を表わし、Y1及びY2はそれぞれ独立的に、
水素原子又はフッ素原子を表わし、nは1〜7の整数を
表わし、シクロヘキサン環はトランス配置を表わす。)
で表わされる(フルオロアルケニル)ベンゼン誘導体を
提供する。
【0019】この一般式(I)の化合物のうち、R1
炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を表わすことが好
ましく、L及びMのうち少なくとも一方は単結合を表わ
すことが好ましく、更に好ましくは共に単結合を表わ
す。環Aは1,4−シクロヘキシレン基、1,4−フェ
ニレン基、
【0020】
【化4】
【0021】を表わすことが好ましく、更に好ましくは
1,4−シクロヘキシレン基を表わす。Y1及びY2は少
なくとも一方はフッ素原子であることが好ましく、更に
好ましくは共にフッ素原子を表わす。nは特にn=1が
好ましい。
【0022】本発明の一般式(I)の化合物は、対応す
る一般式(III)
【0023】
【化5】
【0024】(式中、R1、L、M、環A及びnは一般
式(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる
アルケニルベンゼン誘導体から、例えば以下のようにし
て製造することができる。
【0025】
【化6】
【0026】一般式(III)の化合物をN−ヨードこ
はく酸イミド(NIS)存在下に、弗化水素−ピリジン
錯体と反応させることにより、対応する(ヨードフルオ
ロアルキル)ベンゼン誘導体を得る。次いでこれをジア
ザビシクロウンデカン(DBU)等の塩基で脱ヨウ化水
素することにより、本発明の一般式(I)の化合物を得
ることができる。
【0027】ここで原料となる一般式(III)のアル
ケニルベンゼン誘導体は、そのY1及びY2に応じて既知
の化合物から製造することができる。一般式(III)
においてY1及びY2が共にフッ素原子を表わす化合物の
場合には、対応する一般式(IVa)
【0028】
【化7】
【0029】(式中、R1、L、M及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる
3,5−ジフルオロベンゼン誘導体を、低温でn−ブチ
ルリチウムの如きアルキルリチウムと反応させてリチオ
化し、これを一般式(V)
【0030】
【化8】
【0031】(式中、nは一般式(I)におけると同じ
意味を表わし、Wは塩素原子、臭素原子、沃素原子ある
いはp−トルエンスルホニル基等の脱離基を表わす。)
の化合物と反応させることにより得ることができる。反
応はテトラヒドロフラン(THF)、エチルエーテル等
のエーテル系溶媒中で行われるがTHFが好ましい。更
にヘキサメチル燐酸トリアミド(HMPA)等の非プロ
トン性極性溶媒の併用が好ましく、これを使用しない場
合には反応の収率が大きく低下する傾向がある。また、
炭化水素系溶媒を共存させてもよい。反応温度は通常0
℃以下の低温で行われるが、一般式(IVa)の化合物
のリチオ化は−40℃以下、好ましくは−60℃以下で
行い、一般式(V)の化合物との反応は0℃以下、好ま
しくは−10℃〜−80℃で行うことが好ましい。
【0032】一般式(III)において、Y1及びY2
うちの一方がフッ素原子を表わし、他方が水素原子を表
わす化合物の場合には、対応する一般式(IVb)
【0033】
【化9】
【0034】(式中、R1、L、M及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる3
−フルオロベンゼン誘導体の4位を、常法により臭素化
あるいはヨウ素化し、次いで上記と同様にしてリチオ化
し、更に同様に一般式(V)と反応させて得ることがで
きる。
【0035】一般式(III)において、Y1及びY2
共に水素原子を表わす化合物の場合には、対応する一般
式(IVc)
【0036】
【化10】
【0037】(式中、R1、L、M及び環Aは一般式
(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされる化
合物から、同様にして製造することができる。一般式
(I)はそのR1、L、M、環A、Y1、Y2及びnの選
択により、多くの化合物を包含し得るわけであるが、そ
のいずれも上記合成方法により製造が可能である。一般
式(I)で表わされる化合物のなかで、一般式(Ia
a)〜(Icf)
【0038】
【化11】
【0039】(式中、Raは炭素原子数1〜7の直鎖状
アルキル基を表わす。)で表わされる化合物が好まし
く、一般式(Iaa)〜(Iac)で表わされる化合物
がより好ましく、一般式(Iaa)の化合物が特に好ま
しい。
【0040】斯くして製造される一般式(I)で表わさ
れる化合物の代表例を第1表に掲げる。
【0041】
【表1】
【0042】(表中、Cは結晶相を、Nはネマチック相
を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。) 第1表から、本発明の一般式(I)で表わされる化合物
はネマチック液晶相を示すことが明らかである。従って
汎用のネマチック母体液晶に添加した場合に、その液晶
相の転移温度を大きく低下させることがない。しかも後
述するように、この一般式(I)の化合物はその誘電率
異方性があまり大きくないにもかかわらず、添加により
組成物のしきい値電圧を低減させる効果を有するという
優れた特性を有する。
【0043】従って、一般式(I)で表わされる化合物
は、他のネマチック液晶化合物との混合物の状態で、特
にTN型あるいはSTN型といった電界効果型表示セル
の材料として、好適に使用することができる。しかも、
一般式(I)で表わされる化合物は、その分子内にシア
ノ基やエステル結合などの強い極性基を有さないうえ
に、その誘電率異方性(Δε)も2〜3前後とあまり大
きくないため、大きい比抵抗と高い電圧保持率を得るこ
とが容易である。そのため、アクティブマトリックス駆
動用液晶材料の構成成分として特に適している。
【0044】本発明はこのような一般式(I)で表わさ
れる化合物の少なくとも1種類をその構成成分として含
有する液晶組成物をも提供する。本発明の組成物におい
て、一般式(I)で表わされる化合物と混合して使用す
ることのできるネマチック液晶化合物の好ましい代表例
としては、例えば、安息香酸フェニル誘導体、シクロヘ
キサンカルボン酸フェニル誘導体、シクロヘキサンカル
ボン酸ビフェニリル誘導体、シクロヘキサンカルボニル
オキシ安息香酸フェニル誘導体、シクロヘキシル安息香
酸フェニル誘導体、シクロヘキシル安息香酸シクロヘキ
シル誘導体、ビフェニル誘導体、シクロヘキシルベンゼ
ン誘導体、(2−シクロヘキシルエチル)ベンゼン誘導
体、ビシクロヘキサン誘導体、ターフェニル誘導体、4
−シクロヘキシルビフェニル誘導体、4−(2−シクロ
ヘキシル)エチルビフェニル誘導体、4−フェニルビシ
クロヘキサン誘導体、4−(2−フェニル)エチルビシ
クロヘキサン誘導体、4−(2−シクロヘキシルエチ
ル)シクロヘキシルベンゼン誘導体、ターシクロヘキサ
ン誘導体、1,2−ジフェニルエチン誘導体、1−(4
−シクロヘキシルフェニル)−2−フェニルエチン誘導
体2−フェニルピリミジン誘導体、2−ビフェニリルピ
リミジン誘導体などを挙げることができる。
【0045】上記中、アクティブマトリックス駆動用と
してはビフェニル誘導体、シクロヘキシルベンゼン誘導
体、ビシクロヘキサン誘導体、(2−シクロヘキシルエ
チル)ベンゼン誘導体、4,4”−置換テルフェニル、
4−シクロヘキシルビフェニル誘導体、4−(2−シク
ロヘキシル)エチルビフェニル誘導体、4−フェニルビ
シクロヘキサン誘導体、4−(2−フェニル)エチルビ
シクロヘキサン誘導体、4−(2−シクロヘキシルエチ
ル)シクロヘキシルベンゼン誘導体、ターシクロヘキサ
ン誘導体、1,2−ジフェニルエチン誘導体、1−(4
−シクロヘキシルフェニル)−2−フェニルエチン誘導
体等が好ましく、シクロヘキシルベンゼン誘導体、4−
シクロヘキシルビフェニル誘導体、4−フェニルビシク
ロヘキサン誘導体が特に好ましい。
【0046】一般式(I)の化合物の効果は、例えば以
下の例からも明らかである。第1表中の(No.1)の
化合物30重量%及び、ネマチック液晶材料として特に
アクティブマトリックス用として好適な母体液晶(M)
【0047】
【化12】
【0048】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)70重量%
からなる液晶組成物(M−1)を調整した。尚、母体液
晶(M)は116.7℃と高い温度までネマチック相を
示し、その誘電率異方性(Δε)は4.7であり、これ
を用いて作製したセル厚6μmのTNセルのしきい値電
圧(Vth)は2.14Vである。
【0049】液晶組成物(M−1)のネマチック相の上
限温度(TN-I)は101℃とやや低下したが、そのΔ
εは4.6とやや小さくなった。しかもΔεが小さくな
ったにもかかわらず、Vthは1.86Vと母体液晶
(M)よりも0.28Vも低くなった。このことから、
(No.1)の化合物は、添加により組成物のTN-I
大きく低下させることがなく、且つΔεをわずかながら
減少させるにもかかわらず、Vthを大幅に低下させるこ
とが明らかである。
【0050】これに対し、(No.1)の化合物の類似
構造を有する式(R−1)
【0051】
【化13】
【0052】の化合物30重量%及び同じ母体液晶
(M)70重量%からなる液晶組成物(MR−1)を調
製した。この(MR−1)のTN-Iは102.5℃であ
り、母体液晶(M)よりは低いが、組成物(M−1)よ
りは若干高くなった。またΔεも3.9と更に低くなっ
た。しかしながら、同様にして作製したセルのVth
2.19Vとわずかではあるが上昇してしまった。
【0053】また、やはり(No.1)の化合物の類似
構造を有する式(R−2)
【0054】
【化14】
【0055】の化合物30重量%及び同じ母体液晶
(M)70重量%からなる液晶組成物(MR−2)を調
製した。この(MR−2)のTN-Iは110.0℃であ
り、母体液晶(M)よりは低いが、組成物(M−1)よ
りは若干高くなった。またΔεも3.6と更に低くなっ
た。しかしながら、同様にして作製したセルのVth
2.22Vと大きく上昇してしまった。
【0056】以上の結果から、本発明の一般式(I)で
表わされる化合物はネマチック液晶相を示す母体液晶に
添加することにより、そのネマチック相上限温度(T
N-I)を大きく低下させることなく、そのしきい値電圧
(Vth)を効果的に低下させることが可能であり、しか
もその誘電率異方性(Δε)を低下させる効果をも有し
ていることが明らかである。
【0057】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0058】なお、相転移温度の測定は温度調節ステー
ジを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を
併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴スペ
クトル(1H−NMR)、質量スペクトル(MS)等に
より確認した。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表わ
し、sは1重線、dは2重線、tは3重線、qは4重
線、mは多重線を表わし、Jはカップリング定数を表わ
す。MSにおけるM+は親ピークを表わす。
【0059】(参考例) トランス−4−(4−アリル
−3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プ
ロピルビシクロヘキサンの合成
【0060】
【化15】
【0061】(1) 4−(トランス−4−プロピルシ
クルヘキシル)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)
シクロヘキセンの合成 マグネシウム3.2g及びTHF(テトラヒドロフラ
ン)10ml中に、3,5−ジフルオロ−1−ブロモベ
ンゼン21.2g(111mmol)のTHF100m
l溶液を、穏やかな還流が持続する速度で滴下した。滴
下終了後、更に1時間加熱還流させた後、室温まで放冷
した。この溶液に、4−(トランス−4−プロピルシク
ロヘキシル)シクロヘキサノン22.2g(100mm
ol)のTHF100ml溶液を室温で30分で滴下し
た。滴下終了後、更に4時間攪拌した。10%塩酸を弱
酸性になるまで加えた後、反応生成物を酢酸エチル20
0mlで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に溶媒を溜去し
た。得られた残渣をトルエン150mlに溶解し、硫酸
2mlを加え、3時間加熱還流させた。室温まで放冷し
た後、水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を溜去した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製して、4−
(トランス−4−プロピルシクルヘキシル)−1−
(3,5−ジフルオロフェニル)シクロヘキセン27.
0g(85mmol)を得た。
【0062】(2) 4−(3,5−ジフルオロフェニ
ル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンの合
成 上記(1)で得た4−(トランス−4−プロピルシクル
ヘキシル)−1−(3,5−ジフルオロフェニル)シク
ロヘキセン27.0g(85mmol)を酢酸エチル5
00mlに溶解し、5%パラジウムカーボン5.0gを
加えた。水素圧4気圧下、室温で5時間攪拌した。触媒
を濾過で除去し、濾液を濃縮して、トランス−4−
(3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プ
ロピルビシクロヘキサン及びシス−4−(3,5−ジフ
ルオロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロ
ヘキサンの混合物26.7g(83mmol)を得た。
【0063】(3) トランス−4−(3,5−ジフル
オロフェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘ
キサンの合成 上記(2)で得られた混合物26.7g(83mmo
l)をN−メチルピロリジノン(NMP)150mlに
溶解しt−ブトキシカリウム5.0gを加え90℃で3
時間加熱攪拌した。室温まで放冷した後、水150ml
を加えヘキサン150mlで抽出し、有機層を水、飽和
食塩水で順次洗浄した。溶媒を溜去した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用いて精製
し、更にエタノールから再結晶させて、トランス−4−
(3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プ
ロピルビシクロヘキサン18.3g(57mmol)を
得た。
【0064】(4) トランス−4−(4−アリル−
3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プロ
ピルビシクロヘキサンの合成 上記(3)で得たトランス−4−(3,5−ジフルオロ
フェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサ
ン2.45g(7.66mmol)のTHF20ml溶
液にヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)2ml
を加え、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6M−ヘ
キサン溶液)5ml(8mmol)を加えて15分攪拌
した後、臭化アリル0.69ml(8mmol)のTH
F2ml溶液を滴下して1時間攪拌した。反応液に飽和
塩化アンモニウム水溶液50mlを加え、エーテル30
mlで3回抽出し、飽和食塩水30mlで洗浄後、硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)を用い
て精製した後、エタノール45mlから再結晶させて、
トランス−4−(4−アリル−3,5−ジフルオロフェ
ニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
2.1g(収率76%)を得た。
【0065】(実施例1) トランス−4−[4−(2
−フルオロ−2−プロペニル)−3,5−ジフルオロフ
ェニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン
(第1表中のNo.1の化合物)の合成
【0066】
【化16】
【0067】(1) トランス−4−[4−(2−フル
オロ−3−ヨードプロピル)−3,5−ジフルオロフェ
ニル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンの
合成 上記参考例で得られたトランス−4−(4−アリル−
3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プロ
ピルビシクロヘキサン2.81g(7.8mmol)の
ジクロロメタン(25ml)溶液に、NIS1.93g
(8.6mmol)を加えた後、0℃でフッ化水素−ピ
リジン溶液0.9mlを加え、3時間攪拌した。反応液
に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液(1/1,150ml)を加え、ジクロロメタ
ン30mlで3回抽出し、飽和食塩水30mlで洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。得ら
れた残渣をカラムクロマトグラフィー(Kieasel
gel60,ヘキサン)を用いて精製して、トランス−
4−[4−(2−フルオロ−3−ヨードプロピル)−
3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’−プロ
ピルビシクロヘキサン1.66g(収率42%)とトラ
ンス−4−[4−(3−フルオロ−2−ヨードプロピ
ル)−3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−4’
−プロピルビシクロヘキサン0.53g(収率13%)
を得た。
【0068】トランス−4−[4−(2−フルオロ−3
−ヨードプロピル)−3,5−ジフルオロフェニル)−
トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン 無色板状晶 相転移温度(℃): C 86 N 116 I IR(KBr) 2940,2860,1640,15
80,1440,1090,1060,1000,96
0,855cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.87(t,J=
7.4Hz,3H),0.80〜1.43(m,15
H),1.68〜1.95(m,8H),2.41(t
t,J=12.2and3.2Hz,1H),2.99
〜3.16(m,2H),3.28〜3.41(m,2
H),4.70(d,quintet,J=46.7a
nd6.6Hz,1H),6.70〜6.77(m,2
H) MS m/z 506(M+,69),333(4
1),153(35),149(62),83(5
9),69(100),55(82),41(84) 元素分析:C24343Iとして 計算値:C,56.92;H,6.77% 実測値:C,56.83;H,6.63%
【0069】トランス−4−[4−(3−フルオロ−2
−ヨードプロピル)−3,5−ジフルオロフェニル)−
トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン 無色柱状晶 相転移温度(℃): C 92 N 102 I IR(KBr) 2940,2860,1640,15
80,1440,1130,1010、980,850
cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.87(t,J=
7.4Hz,3H),0.80〜1.43(m,15
H),1.68〜1.95(m,8H),2.41(t
t,J=12.1and3.3Hz,1H),3.23
(dd,J=14.4and8.3Hz.1H),3.
37(dd,J=14.5and6.7Hz,1H),
4.36〜4.47(m,1H),4.52(ddd,
J=46.7,9.8and6.7Hz,1H),4.
61(ddd,J=46.8,9.8and5.2H
z,1H),6.68〜6.77(m,2H) MS m/z 506(M+,3),379(10
0),333(75),127(48),83(3
0),69(63),55(58),41(52) 元素分析:C24343Iとして 計算値:C,56.92;H,6.77% 実測値:C,56.71;H,6.77%
【0070】(2) トランス−4−[4−(2−フル
オロ−2−プロペニル)−3,5−ジフルオロフェニ
ル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサンの合
成 上記(1)で得たトランス−4−[4−(2−フルオロ
−3−ヨードプロピル)−3,5−ジフルオロフェニ
ル)−トランス−4’−プロピルビシクロヘキサン1.
65g(3.3mmol)のジクロロメタン15ml溶
液に、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウ
ンデセン(DBU)2.44ml(16.3mmol)
を加え、4時間加熱還流した。反応液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液50mlに注ぎ、ジクロロメタン20m
lで3回抽出した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー
(Kieaselgel60,ヘキサン)を用いて精製
して、トランス−4−[4−(2−フルオロ−2−プロ
ペニル)−3,5−ジフルオロフェニル)−トランス−
4’−プロピルビシクロヘキサン0.8g(収率65
%)を得た。
【0071】無色板状晶 相転移温度(℃): C 60 N 66 I IR(KBr) 2920,2860,1680,16
35,1583,1430,1180,1030,94
0,855cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.87(t,J=
7.3Hz,3H),0.80〜1.43(m,15
H),1.67〜1.95(m,8H),2.41(t
t,J=12.1and3.4Hz,1H),3.51
(d,J=11.9Hz,2H),4.19(dd,J
=48.9and3Hz,1H),4.66(dd,J
=16.7and3.0Hz,1H),6.70〜6.
77(m,2H) MS m/z 378(M+,83),198(6
4),185(43),125(26),83(6
4),69(100),55(61),41(48) 元素分析:C24333として 計算値:C,76.16;H,8.79% 実測値:C,76.11;H,9.01%
【0072】(実施例2) 液晶組成物の調製
【0073】
【化17】
【0074】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)からなり、
特にアクティブマトリックス用として好適なフッ素系の
母体液晶(M)を調製したところ、116.7℃以下で
ネマチック(N)相を示した。その物性値及びこれを用
いて作製したセル厚6μmのTNセルのしきい値電圧
(Vth)は以下の通りであった。
【0075】 誘電率異方性(Δε) 4.7 屈折率異方性(Δn) 0.090 しきい値電圧(Vth) 2.14V この母体液晶(M)70重量%及び実施例1で得られた
(No.1)
【0076】
【化18】
【0077】の化合物30重量%からなる液晶組成物
(M−1)を調製した。この(M−1)のN相の上限温
度(TN-I)及びその物性値は以下の通りであった。 N相の上限温度(TN-I) 101.0℃ 誘電率異方性(Δε) 4.6 屈折率異方性(Δn) 0.085 しきい値電圧(Vth) 1.86V このように、母体液晶(M)に比べてネマチック相の上
限温度(TN-I)は若干低下しているが、その誘電率異
方性(Δε)はわずかながら小さくなっている。しかも
Δεが小さくなっているにもかかわらず、そのしきい値
電圧(Vth)は1.86Vと0.28Vも低下してい
る。これは(No.1)の化合物の弾性定数がかなり小
さいことによるものと考えられる。
【0078】更に、この組成物の比抵抗は1012Ωcm
以上と大きく、これを用いて作製したセルの電圧保持率
は非常に高かった。以上の結果から、(No.1)の化
合物は組成物の液晶相上限温度を大きく低下させること
なく、その誘電率異方性(Δε)を小さくし、しきい値
電圧(Vth)を効果的に低下させ、且つ高い比抵抗と電
圧保持率を保つ優れた特性を有することが明らかであ
る。
【0079】(比較例1)実施例2において、(No.
1)の化合物に換えて、類似構造を有する式(R−1)
【0080】
【化19】
【0081】の化合物を用い、この化合物30重量%及
び同じ母体液晶(M)70重量%からなる液晶組成物
(MR−1)を調製した。この(MR−1)のN相の上
限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りであっ
た。
【0082】 N相の上限温度(TN-I) 102.5℃ 誘電率異方性(Δε) 3.9 屈折率異方性(Δn) 0.087 しきい値電圧(Vth) 2.19V この(MR−1)のTN-Iは(M−1)よりは若干高く
なった。またΔεも3.9と更に低くなった。しかしな
がら、同様にして作製したセルのVthは2.19Vと母
体液晶(M)より上昇してしまった。
【0083】(比較例2)実施例2において、(No.
1)の化合物に換えて、類似構造を有する式(R−2)
【0084】
【化20】
【0085】の化合物を用い、この化合物30重量%及
び同じ母体液晶(M)70重量%からなる液晶組成物
(MR−2)を調製した。この(MR−2)のN相の上
限温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りであっ
た。
【0086】 N相の上限温度(TN-I) 110.0℃ 誘電率異方性(Δε) 3.6 屈折率異方性(Δn) 0.087 しきい値電圧(Vth) 2.22V この(MR−2)のTN-Iは(M−1)よりは高くなっ
た。またΔεも3.6と更に低くなった。しかしなが
ら、同様にして作製したセルのVthは2.22Vと更に
上昇してしまった。
【0087】
【発明の効果】本発明に係わる一般式(I)で表わされ
る化合物は、実施例に示したように工業的にも容易に製
造でき、熱、光、水等に対し、化学的に安定であり、汎
用のネマチック液晶との相溶性にも優れている。しか
も、少量添加することにより、組成物の誘電率異方性を
小さくするにもかかわらず、しきい値電圧(Vth)を効
果的に低下させることが可能である。しかも、分子内に
強い極性基も存在しないので、容易に大きい比抵抗と高
い電圧保持率を得ることができる。従って、液晶相の温
度範囲が広く、且つ低電圧駆動が要求される各種液晶表
示素子、特にアクティブマトリックス駆動用の液晶材料
として非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠本 哲生 神奈川県相模原市南台1−9−2−102 (72)発明者 佐藤 健一 神奈川県相模原市上溝35−11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わ
    し、L及びMはそれぞれ独立的に、単結合又は−CH2
    CH2−を表わし、環Aは1,4−シクロヘキシレン基
    又はフッ素置換されていてもよい1,4−フェニレン基
    を表わし、Y1及びY2はそれぞれ独立的に、水素原子又
    はフッ素原子を表わし、nは1〜7の整数を表わし、シ
    クロヘキサン環はトランス配置を表わす。)で表わされ
    る化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、Y1及びY2が共
    にフッ素原子を表わすことを特徴とする請求項1記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、n=1であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 一般式(I)において、環Aが1,4−
    シクロヘキシレン基を表わし、L及びMが共に単結合を
    表わし、R1が炭素原子数1〜7の直鎖状アルキル基を
    表わすことを特徴とする請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の一般式(I)で表
    わされる化合物を含有する液晶組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014055285A (ja) * 2012-08-17 2014-03-27 Jnc Corp 液晶組成物および液晶表示素子

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