JPH0826959A - 着火し易い線香類 - Google Patents

着火し易い線香類

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JPH0826959A
JPH0826959A JP18986994A JP18986994A JPH0826959A JP H0826959 A JPH0826959 A JP H0826959A JP 18986994 A JP18986994 A JP 18986994A JP 18986994 A JP18986994 A JP 18986994A JP H0826959 A JPH0826959 A JP H0826959A
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恵 吉川
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煕久 大濱
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マッチ等の弱い火種で容易に着火する、着火
しやすい線香類を提供する。 【構成】 端部に酸化鉄を含む着火促進剤を存在せしめ
たことを特徴とし、着火促進剤が酸化鉄として水酸化第
二鉄を5〜100重量%、残部が可燃物からなる混合物
を、粘結剤を含む水溶液又は有機溶剤と混練して配合し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来、遅燃性で、着火
し難い、霊供養・殺虫・薫香発散等用線香類に易着火性
を付与した着火し易い線香類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、霊供養・薫香発散等用線香とし
て、杉葉の粉末やタブ皮粉,タブ葉に香料を混ぜて、ま
た、蚊取線香等の殺虫用線香として、除虫菊の葉・茎等
の粉末を糊で練り、線条・棒状・渦巻状等にそれぞれ成
形して乾燥したものが広く使用されている。
【0003】しかしながら、上記従来の線香は、元来、
時間を掛けてゆっくりと燃焼させながら、それに伴っ
て、殺虫性・消臭性・芳香性等ガスを発散させるように
したものであって、遅燃性であり、着火し難く、マッチ
では着火し難く、着火し易い紙或は蝋燭を介せざるを得
ないと言う問題点がある。特にこの性質は、多数本束ね
た線香について特に著しい。さらに、この問題を解決す
るために、線香の一端に着火性に優れた易燃剤・着火促
進剤を塗布したり、含浸させたりしたものが提案されて
いるが、例えば、着火性は改善されたが、吸湿性が強く
なったり、煙・火焔・有害ガスを多量に発生したり等、
一長一短あって、何等の副作用もなく、マッチのみで容
易に着火するものがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来の線香は、遅燃性であり、着火し難く、
マッチでは着火し難く、着火し易い紙或は蝋燭を介せざ
るを得ない。また、線香の一端に着火性に優れた易燃剤
・着火促進剤を塗布したり、含浸させたりしたものが提
案されているが、一長一短あって、何等の副作用もな
く、マッチのみで容易に着火するものがないことであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、端部に酸
化鉄を含む着火促進剤を存在せしめたことを特徴とし、
着火促進剤が酸化鉄として水酸化第二鉄を15〜60重
量%、残部が可燃物からなる混合物を、粘結剤を含む水
溶液又は有機溶剤と混練して配合したことを特徴とする
ものである。
【0006】第2の発明は、第1の発明において水酸化
第二鉄の重量%を5〜100としたものである。
【0007】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て可燃物を杉葉粉や,タブ皮粉や,タブ葉や,しきびと
し、また粘結剤をじゃがいも,コーンスターチ等の澱粉
類としたものである。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参考にして説明す
る。11は棒状線香、15は線香束、16は蚊取線香、
20は着火促進塗布部、30は紙帯である。
【0009】本発明は、杉葉の粉末やタブ皮粉,タブ葉
に香料を混ぜたもの、除虫菊の葉・茎等の粉末を、それ
ぞれ糊で練り、線条・棒状・渦巻状等にそれぞれ成形し
て乾燥して製造した霊供養・薫香発散等用線香、殺虫用
線香或はその線香束等の線香類に適用可能である。
【0010】線香類を着火し易くする着火促進剤とし
て、杉葉の粉末と水酸化第二鉄、例えば着火促進効果が
認められる戸田工業株式会社製の固体燃料用助燃剤(特
開平4−59892号公報,以下クツワ印酸化鉄とい
う)とを種々の量含有せしめた混合物の一定量の着火時
間を求めた。
【0011】測定はクツワ印酸化鉄中に杉葉の粉末を種
々の割合に混合した一定量を、定電流装置を有するニク
ロム線ヒーター中にセットし、一定容量のエネルギー
(1.5W一定荷電)を加えて着火するまでの時間を測
定した。その結果を図4に示す。
【0012】クツワ印酸化鉄を混合することにより、着
火時間は短くなり燃焼促進の効果が認められる。特にク
ツワ印酸化鉄の量が5重量%以上になるとその効果は顕
著である。
【0013】すなわち、その線香類を着火し易くするた
めには、端部に主として水酸化第二鉄を含む着火促進剤
を存在せしめればよい。さらに具体的に説明すると、そ
の着火促進剤20は、水酸化第二鉄、可燃物を、粘結剤
を含む水溶液及び有機溶剤のシンナー等の溶剤と練り合
わせたもので、その配合割合は水酸化第二鉄5〜100
重量%,特に15〜60重量%残部を杉葉の粉末等の可
燃物で構成されたものが好ましい。
【0014】具体的一実施例について説明すると、クツ
ワ印酸化鉄のみを粉砕し、シンナーと練り合わせたスラ
リー状の着火促進剤を、市販の線香束15の先端から2
ミリまでの間に塗布し、乾燥させた。乾燥後、塗布した
着火促進剤は線香束から剥離するのが見られたが、線香
表面に残った僅かの着火促進剤だけで、極めて火力の弱
い、細い線香の火種を接触させるだけでも着火した。な
お、着火促進剤を塗布しない線香束はマッチを使って着
火しようとしても着火しなかった。
【0015】また、別の具体的一実施例について説明す
ると、クツワ印酸化鉄40重量%,杉葉の粉末60重量
%を混合し粉砕した着火促進用粉末100グラムを準備
した。また、別途熱湯50グラム中にじゃがいも澱粉2
グラムを添加した粘結剤を用意し、着火促進用粉末と粘
結剤と混練しペースト状の着火促進剤を作製した。この
スラリー状の着火促進剤を市販の線香束15の先端から
2ミリまでの間に塗布し、乾燥させたものは、着火促進
剤塗布部20にマッチの火を極めて短時間接触させるだ
けで即時に着火した。なお、着火促進剤を塗布しないも
のは、マッチを使って、繰返し、着火しようとしても、
なかなか着火しなかった。
【0016】また、別の具体的一実施例の作用について
説明すると、クツワ印酸化鉄5重量%,杉葉の粉末95
重量%を混合し粉砕した着火促進用粉末100グラムを
準備した。また、別途熱湯50グラム中にコーンスター
チ澱粉2グラムを添加した粘結剤を用意し、着火促進用
粉末と粘結剤を混練したペースト状の着火促進剤を作製
した。このスラリー状の着火促進剤を市販の蚊取線香1
6の先端から約3ミリまでの間に塗布し、乾燥させたも
のは、着火促進剤塗布部20に、極めて火力の弱い、細
い線香の火種を接触させるだけで着火した。
【0017】なお、着火促進剤を塗布しないものはマッ
チの火でないと着火しなかった。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
マッチ類は勿論、極めて火力の弱い、細い線香の火種を
用いて着火することが出来有害ガスの発生もなく、酸化
第二鉄の使用量も僅少であって、コスト面でも殆ど問題
にならず、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の線香束に適用したものを示
す斜視図である。
【図2】本発明の別の実施例の1本の線香に適用したも
のを示す正面図である。
【図3】本発明の実施例の蚊取線香に適用したものを示
す平面図である。
【図4】酸化鉄量と着火時間短縮率との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
11 棒状線香 15 線香束 16 蚊取線香 20 着火促進剤塗布部 30 紙帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に酸化鉄を含む着火促進剤を存在せ
    しめたことを特徴とし、着火促進剤が酸化鉄として水酸
    化第二鉄を15〜60重量%、残部が可燃物からなる混
    合物を、粘結剤を含む水溶液又は有機溶剤と混練して配
    合したことを特徴とする着火し易い線香類。
  2. 【請求項2】 端部に酸化鉄を含む着火促進剤を存在せ
    しめたことを特徴とし、着火促進剤が酸化鉄として水酸
    化第二鉄を5〜100重量%、残部が可燃物からなる混
    合物を、粘結剤を含む水溶液又は有機溶剤と混練して配
    合したことを特徴とする着火し易い線香類。
  3. 【請求項3】 可燃物が杉葉粉や,タブ皮粉や,タブ葉
    や,しきびであり、また粘結剤がじゃがいも,コーンス
    ターチ等の澱粉類であることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の着火し易い線香類。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154130A (ja) * 1998-09-17 2000-06-06 Takeshi Namiki 香及び香様燃焼体

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