JPH08269478A - 油脂組成物及びこれを含有する食品 - Google Patents

油脂組成物及びこれを含有する食品

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JPH08269478A
JPH08269478A JP7071668A JP7166895A JPH08269478A JP H08269478 A JPH08269478 A JP H08269478A JP 7071668 A JP7071668 A JP 7071668A JP 7166895 A JP7166895 A JP 7166895A JP H08269478 A JPH08269478 A JP H08269478A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常使用されている調理油より代謝が早く、
そして生体への脂肪蓄積が少なく、しかも通常の食用油
と同じように使用でき、多種の用途を持つ油脂組成物を
提供する。 【構成】 ジグリセリド及び/又はトリグリセリドから
なる油脂成分中、分子内に中鎖脂肪酸残基を2つ含有す
るトリグリセリドを31重量%以上含み、該中鎖脂肪酸含
有トリグリセリドが下記の組成から成るものであること
を特徴とする体脂肪蓄積の少ない油脂組成物。 中鎖脂肪酸含有トリグリセリド;MLM型またはMML
型構造(但し、MはC8〜C10 の中鎖脂肪酸、LはC14
C22 の長鎖脂肪酸)であり、長鎖脂肪酸中の不飽和脂肪
酸含有量が50重量%以上であって、且つトリエン酸含有
量が15重量%未満、ジエン酸含量が20重量%未満であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食用油脂組成物及びこ
れを含有する栄養食品に関するものであり、特に脂質を
吸収し、エネルギーとして利用されやすく、かつ体脂肪
を抑制する油脂組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】人間は必要なカロリー源として、糖質及
び脂質からその多くを吸収しているが、現代のようにと
もすればカロリー摂取量が過剰となるような状態では、
肥満を助長し、かえって成人病などの問題を引き起こす
原因となる。特に脂質は、過多に摂取すると脂肪細胞に
蓄積しやすくなり、肥満の大きな原因となることが知ら
れている。そのため、脂質摂取量を減らす目的で、蛋白
や糖を物性的に油脂に近づけた油脂代替物が利用されて
きたが、これらは油脂の風味、食感及び物理的特性を完
全に代替するには至っていない。油脂は調理上、熱媒体
として良好な風味を付与する材である。そのため調理を
する上で、必要不可欠である。一方、現代の日本人の食
生活は西洋化しており、特に油の使用量が増えてきてい
ることも知られている。そのため、現代人は以前よりは
るかに脂肪を摂取する機会に瀕しており、成人病になり
やすい状態にあるといえる。そこでもし脂肪細胞に蓄積
しにくい油が開発できれば、成人病の発病率を低下させ
ることが可能になるはずである。この様な油脂としては
非吸収性油脂があり、その代表として脂肪酸ショ糖ポリ
エステル(マットソンら;米国特許第3,600,186 号明細
書) があるが、これは体内で吸収されないため低カロリ
ーとなるが、液体状態で排泄されるため、肛門漏洩とい
う大きな問題を引き起こすことが知られている。また中
鎖脂肪酸で構成された中鎖脂肪酸トリグリセリド(MC
T)は、体内で非蓄積であることが公知のこととして知
られている。しかし、加熱調理に使用した際、低い発煙
点、引火点及び燃焼点温度が問題となり、食用油として
使用することは困難である。さらにMCTは多量に摂取
すると下痢を引き起こすことも知られている。また構成
脂肪酸として長鎖飽和脂肪酸(たとえばベヘン酸)及び
炭素数10以下の中鎖脂肪酸を含有したトリグリセリド
(セイデン;特開平2−1799号公報)は、生体内で非吸
収性の長鎖飽和脂肪酸と非蓄積性の中鎖脂肪酸を含有し
ているため、生体に吸収されるカロリーは低いが、固体
脂となる特徴を有する。中鎖脂肪酸と不飽和脂肪酸で構
成されたトリグリセリドは、液体脂であり、MCTより
発煙点が高く、しかも通常トリグリセリドより代謝が速
いため、体内蓄積が比較的小さいことが知られている
(平松ら;特開平1−186822号公報)。このような油脂
は、手術前後の経管、経腸栄養剤や乳児用栄養剤の主成
分として使用されてきており、構造としては、トリグリ
セリド中に中鎖脂肪酸、エイコサペンタエン酸、リノー
ル酸を含有する油脂(井上ら:特開昭63−154618号公
報)、トリグリセリドの1,3 位に中鎖脂肪酸を結合さ
せ、2位にリノール酸を結合させた油脂(平松ら:特開
平1−186822号公報)、ω3脂肪酸と中鎖脂肪酸(カプ
リル酸もしくはカプリン酸)により構成された油脂(ア
ール:特表平2−502010号公報、特表平5−506644号公
報)、トリグリセリドの 1、3位にC2〜C16 の脂肪酸を結
合させ、2位にC18 〜C22 の多不飽和脂肪酸を結合させ
た油脂(ブラックバーン:特開平1−186822号公報)等
がある。しかし、これらは必須脂肪酸である多価不飽和
脂肪酸を多く含有するため、酸化安定性に問題があり、
ビスケットやクッキーなどに利用する場合の焼成や、加
熱殺菌を含む乳化飲料に用いる場合、注意が必要であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、通常
使用されている調理油より代謝が速く、そして生体への
脂肪蓄積が小さく、しかも通常食用油と同じように使用
でき、多様な用途を持つ油脂組成物の提供をすることで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記課題を解決すべく種々検討した結果、低カロリーかつ
代謝の速さを目的とするためには、ジグリセリド及び/
又はトリグリセリドからなる油脂成分中、分子内に中鎖
脂肪酸残基を2つ含有するトリグリセリドを31重量%以
上含み、該中鎖脂肪酸含有トリグリセリドが下記特定の
組成からなる油脂組成物が液体脂で、しかも体脂肪蓄積
が小さい油脂組成物であることを見出し、本発明に至っ
たものである。ここで、中鎖脂肪酸含有トリグリセリド
は、MLM型またはMML型構造(但し、MはC8〜C10
の中鎖脂肪酸、LはC14 〜C22 の長鎖脂肪酸)であり、
長鎖脂肪酸中の不飽和脂肪酸含有量が50重量%以上であ
って、且つ酸化安定性の点よりトリエン酸含有量が15重
量%未満、ジエン酸含量が20重量%未満であることが好
ましい。又、中鎖脂肪酸としてはC8〜C10 の脂肪酸が好
ましく、場合によっては中鎖脂肪酸に含有されるC
12 は、C8, C10 と比較して門脈経路の代謝率が低く、
代謝速度が遅いと考えられるたる含有しないことが好ま
しい。即ち、今回本発明者らは検討を続けた結果、ジグ
リセリド及び/又は中鎖脂肪酸を含有する構造脂質の混
合物は体内に非常に蓄積しにくく、しかもその効果は、
油脂成分中分子内に中鎖脂肪酸を2本含有するトリグリ
セリドを31重量%以上含むと強くなること、そして長鎖
脂肪酸中のジエン酸以上の脂肪酸が20重量%以下の場
合、更に好ましくは15重量%以下で酸化安定性に優れる
ことを見出し本発明に至ったものである。本発明におい
て、中鎖脂肪酸含有トリグリセリド中の長鎖脂肪酸の脂
肪酸組成は、下記の範囲を満足するものであることが望
ましい。 パルミチン酸 1〜30重量% ステアリン酸 1〜15重量% オレイン酸 10〜90重量% リノール酸 20重量%未満 その他の脂肪酸 15重量%未満 その他の脂肪酸に含有されるものとしては、ミリスチン
酸、パルミトオレイン酸、γ−リノレン酸等がある。
【0005】本発明においては、液体脂で、酸化に対し
安定な油で、しかも成人病を予防する油という観点よ
り、近年コレステロール低下作用及びHDLコレステロ
ール上昇作用を有することで注目を集めているオレイン
酸を構成長鎖脂肪酸中10〜90重量%含有することが有効
である。好ましくは、30重量%以上、更に好ましくは40
重量%以上含むことが好ましい。又、本発明において
は、油脂成分中のジグリセリド含量は10〜69重量%であ
ることが好ましい。
【0006】本発明の用途としては、油脂含有食品、例
えばクッキー、ビスケット、ケーキ、クリーム、チョコ
レート、飴、ドロップ、ゼリー等に使用できるほか、飲
料(乳化タイプや繊維質などを含むクラウディータイ
プ)などに使用する場合をはじめ、低カロリーな食用油
としても使用できる。また、これらの各種の形態への調
製は、必須成分や添加剤を使用できる。特に好ましい添
加剤は、トコフェロール、天然抗酸化剤及びリン脂質か
ら選ばれる1種以上の抗酸化剤である。以上のような食
品は、普段の食生活上、通常の食品と同様に摂取できる
ほか、特にエネルギーに変換されやすいことから、疲労
時、体力低下時や運動前、運動中、運動後などの栄養補
給、疲労回復に効果を発揮できる。本発明はその食品形
態の用途により添加物は異なるが、糖、蛋白など、食品
一般に加える剤はそのまま使用できる。特にエネルギー
補給として、蛋白加水分解物を加えることやカロリー低
減の目的として甘味料(アスパルテーム等)や、糖吸収
抑制剤(例えば、ギムネマ酸やジジフィン等)を併用す
ることも可能である。特に本発明の油脂組成物に、糖及
び/又はオリゴペプチドを含有させてなるものは、低カ
ロリー食品組成物として好適である。
【0007】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。ま
ず、本発明の油脂の栄養的効果を実施例1〜2に示し、
また食品用途への具体例を実施例3〜6に示す。 〔油脂の調製〕トリグリセリドは、以下の方法により調
製した。微水添したナタネ油 650gに中鎖脂肪酸トリグ
リセリド(ココナードMT;花王(株)製) 350gを加
えて、ナトリウムメチラートを触媒として、常法に従っ
てエステル交換を行い、水洗、脱色脱臭の処理を経て合
成した(油脂調製物A)。オリーブ油 650gに中鎖脂肪
酸トリグリセリド(ココナードMT;花王(株)製) 3
50gを加えて、ナトリウムメチラートを触媒として、常
法に従ってエステル交換を行い、水洗、脱色脱臭の処理
を経て合成した(油脂調製物B)。オレイン酸モノグリ
セリド(O−95R;花王(株)製)に中鎖脂肪酸(ル
ナック8;花王(株)製)を加えて、固定化リパーゼ触
媒で反応(60℃、6時間、減圧下)を行い、この生成物
をフロリジルカラムにより精製し、トリグリセリドを得
た(油脂調製物C)。微水添したナタネ油 850gに中鎖
脂肪酸トリグリセリド(ココナードMT;花王(株)
製) 150gを加えて、ナトリウムメチラートを触媒とし
て、常法に従ってエステル交換を行い、水洗、脱色脱臭
の処理を経て合成した(油脂調製物D)。微水添したナ
タネ油を用い、ジグリセリド(DG)を製造し、この 6
00gに中鎖脂肪酸トリグリセリド(ココナードMT;花
王(株)製) 400gを加えて、ナトリウムメチラートを
触媒として、常法に従ってエステル交換を行い、水洗、
脱色脱臭の処理を経て合成した(油脂調製物E)。これ
ら油脂調製物A〜Eの脂肪酸組成を表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】実施例1 各食餌群とも6週齢SD系雄ラットを4匹用い、表2に
示す餌をラットに与えて3週間飼育した。
【0010】
【表2】
【0011】油脂1:油脂調製物A 油脂2:油脂調製物D 油脂3:ナタネ油からなるトリグリセリド 100%である
油脂 実験期間中の体重変化と21日目の体脂肪率を表3に示し
た。
【0012】
【表3】
【0013】油脂1で飼育したラット群は、油脂2及び
油脂3で飼育したラット群と比較し、有意に体脂肪率が
低下しており、油脂1は内蔵や脂肪組織へ脂肪の蓄積が
少ない油脂であることがわかる。
【0014】実施例2 各食餌群とも動物として6週齢SD系雄ラットを4匹用
いた。食餌後、血中脂肪酸濃度変化を観察した。各食餌
群の内容は表4に示した。
【0015】
【表4】
【0016】油脂1:油脂調製物C 油脂2:ナタネ油からなるトリグリセリド 100%である
油脂 上記食餌を等量摂取させた後、一定時間おきに血液を採
取し、各時間における血清トリグリセリド量を測定し
た。結果を表5に示した。
【0017】
【表5】
【0018】上記の結果より、油脂1は油脂2とは異な
り、静脈中にトリグリセリドの形で現れにくい油である
ことがわかる。このため、実施例1で示したMMLを多
く含む油脂は、脂肪細胞に脂肪が蓄積しにくくなり、体
脂肪率が低下したものと考えられる。
【0019】実施例3 次に飲料としての使用例を示す。油脂としては、油脂調
製物AまたはBを使用し乳化を行った。 油脂 20.0 % 脱脂粉乳 3.5 % 蛋白(カゼイン) 3.5 % 卵黄レシチン 0.7 % フラクトース 10.0 % L−バリン 0.5 % L−ロイシン 0.5 % L−イソロイシン 0.5 % L−アルギニン 0.5 % クエン酸 0.1 % アスコルビン酸 0.1 % 香料 0.1 % 水 60.0 % 結果は、乳化は通常油より安定で、風味的には問題な
く、通常油とほぼ同等に使用できることが分かった。 実施例4 次に小麦粉製品への利用例を示す。以下の如き処方で、
油脂として油脂調製物A、BまたはEを使用し、クッキ
ーを常法により焼成した。 油脂 15 g コーンスターチ 20 g 小麦粉 50 g バター 5 g フラクトース 15 g 食塩 0.5 g L−バリン 5.0 g L−ロイシン 5.0 g L−イソロイシン 5.0 g L−アルギニン 5.0 g 重曹 0.5 g 水 10 g 結果は、風味的にも良好で、通常油で作った時とほぼ同
等の物ができ、同等に使用できることが分かった。特
に、油脂調製物Eを用いて製造したクッキーは、しっと
りした口溶けを有し、味も良好であった。 実施例5 次に調理用油脂組成物としての用途を示す。調理油とし
ての評価は、下記材料を用いてチューハンを作り、材料
への油の回り(焦げ付きにくさ)と、油っぽさ、胃もた
れを5人によるパネラーで評価した。結果を表6に示し
た。 ・油の回り ◎ ごはんが良くほぐれ焦げ付かない ○ 焦げ付きが少ない △ 焦げ付きがややある × ごはんがほぐれず、焦げ付く ・油っぽさ ◎ 非常にさっぱりしている ○ かなりさっぱりしている △ ややさっぱりしている × 全くさっぱりしていない ・胃もたれ ◎ 全く胃もたれしない ○ わずかに胃もたれする △ やや胃もたれする × 胃もたれがひどい 1人分の材料 油脂組成物 10g 鳥肉 50g ピーマン 30g 長葱 30g 卵 40g ごはん 250g 醤油 1g 塩 1g
【0020】
【表6】
【0021】油脂1:油脂調製物A 油脂2:油脂調製物B 油脂3:ナタネ油からなるトリグリセリド 100%である
油脂 表6に示すように、本発明の油脂1、2は、素材への回
りが良く、通常の油脂よりも油っぽさが低減され、通常
の油と同等に使えることがわかった。
【0022】実施例6 次にフレンチドレッシングとして使用例を示す。それぞ
れの油脂組成物 180gに、ワインビネガー 100gと塩、
胡椒各少々を加え、フレンチドレッシングを調製し、そ
の5gを千切りキャベツ30gにかけて評価した。フレン
チドレッシングとしての評価は、調製の際の乳化のしや
すさ、油っぽさ、胃もたれ、野菜とのなじみ、風味を5
人によるパネラーで評価した。結果を表7に示した。
【0023】・乳化のしやすさ 乳化のしやすさ(乳化安定性)は、それぞれの調製物30
gを均一になるように50mlのガラス容器に入れ、5分間
振とう後、分離までの時間で評価した。
【0024】◎ 20分以上安定 ○ 5〜20分 △ 2〜5分 × 2分未満 ・油っぽさ ◎ 非常にさっぱりしている ○ かなりさっぱりしている △ ややさっぱりしている × 全くさっぱりしていない ・胃もたれ ◎ 全く胃もたれしない ○ わずかに胃もたれする △ やや胃もたれする × 胃もたれがひどい ・野菜とのなじみ ◎ 非常によい ○ よい △ 普通 × 劣る ・風味 ◎ 非常によい ○ よい △ 普通 × 劣る
【0025】
【表7】
【0026】油脂1:油脂調製物A 油脂2:油脂調製物B 油脂3:MCT油からなるトリグリセリド 100%である
油脂 油脂4:ナタネ油からなるトリグリセリド 100%である
油脂 表7に示すように、本発明の油脂1、2は、通常の油脂
に比べ、野菜へのなじみが良好で、乳化も安定であり、
風味も通常の油(油脂4)とほぼ同等であることがわか
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/307 C11C 3/10 2/00 A23D 9/00 504 // C11C 3/10 514 A23L 2/00 G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジグリセリド及び/又はトリグリセリド
    からなる油脂成分中、分子内に中鎖脂肪酸残基を2つ含
    有するトリグリセリドを31重量%以上含み、該中鎖脂肪
    酸含有トリグリセリドが下記の組成から成るものである
    ことを特徴とする体脂肪蓄積の少ない油脂組成物。 中鎖脂肪酸含有トリグリセリド;MLM型またはMML
    型構造(但し、MはC8〜C10 の中鎖脂肪酸、LはC14
    C22 の長鎖脂肪酸)であり、長鎖脂肪酸中の不飽和脂肪
    酸含有量が50重量%以上であって、且つトリエン酸含有
    量が15重量%未満、ジエン酸含量が20重量%未満であ
    る。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の中鎖脂肪酸含有トリグリ
    セリドが、その長鎖脂肪酸の脂肪酸組成が下記の範囲を
    満足するものであることを特徴とする油脂組成物。 パルミチン酸 1〜30重量% ステアリン酸 1〜15重量% オレイン酸 10〜90重量% リノール酸 20重量%未満 その他の脂肪酸 15重量%未満
  3. 【請求項3】 油脂成分中のジグリセリド含量が10〜69
    重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載の油
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の油脂
    組成物と糖及び/又はオリゴペプチドを含有することを
    特徴とする低カロリー食品組成物。
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