JPH08269332A - 化粧料原料用非水系樹脂分散液 - Google Patents

化粧料原料用非水系樹脂分散液

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JPH08269332A
JPH08269332A JP9316695A JP9316695A JPH08269332A JP H08269332 A JPH08269332 A JP H08269332A JP 9316695 A JP9316695 A JP 9316695A JP 9316695 A JP9316695 A JP 9316695A JP H08269332 A JPH08269332 A JP H08269332A
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孝男 藤井
Kazuo Matsubara
一雄 松原
Ichihiro Masuko
一大 増子
Hiroshi Serizawa
芹沢  洋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐水性、耐油性並びに被膜物性に優れた被膜を
形成し、化粧料原料として、優れた化粧機能性及び使用
性を化粧料に付与することができる卓越した化粧料用非
水系樹脂分散液の提供。 【構成】シリコーンオイルを含有する非水溶媒(A)、下
記一般式(1)で表わされる珪素含有単量体の(共)重合体
からなる該非水溶媒(A)に可溶性の分散安定剤(B)、及
び、該非水溶媒(A)に実質的に不溶性の(共)重合体から
なる分散粒子(C)を含有してなる化粧料原料用非水系樹
脂分散液。 【化1】 〔但し、R1はH又はCH3;R2,R3,R4,R5,R
6,R7及びR8はそれぞれ独立にCpH2p+1、OH、CO
OH、N(R9)2、(CH2)qOH、(CH2)qN(R9)2、
(CH2)qCOOH、フェニル基又はハロゲン原子、nは
1〜500の自然数、R9はH、CH3又はC2H5、pは1
〜10の自然数、qは2又は3;X及びYはそれぞれ独立
に炭素数1〜10のアルキレン基を表わし、aは1〜3の
自然数、bは0〜2の整数で、且つa+bは1〜3の自
然数であり、X及びYに含まれる炭素数の合計は1〜10
である〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐水性、耐油性、密着
性等の各種被膜物性に優れた被膜を形成し、化粧料原料
として優れた化粧機能性及び使用性を化粧料に付与する
ことができる卓越した非水系樹脂分散液に関し、詳しく
はシリコーンオイルを含有する非水溶媒(A)、特定の珪
素含有単量体の(共)重合体からなる該非水溶媒(A)に可
溶性の分散安定剤(B)、及び、該非水溶媒(A)に実質的に
不溶性の(共)重合体からなる分散粒子(C)を含有してな
る化粧料原料用非水系樹脂分散液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧料原料の1つとして各種
の被膜形成剤の応用及び開発が行われており、それら被
膜形成剤を配合した化粧料として、代表的には、ネイル
エナメルなどの美爪料、アイライナー、マスカラなどの
アイメイクアップ化粧料がある。
【0003】これら化粧料では一般に被膜の強度が要求
され、連続被膜を形成する物質が用いられている。具体
的には、ネイルエナメルにおいては、ニトロセルロー
ス、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、またアイライナ
ー、マスカラにおいては、ポリ酢酸ビニルエマルジョ
ン、ポリアクリル酸エステルエマルジョン又はこれらの
共重合物などの合成樹脂エマルジョンの使用が知られて
いる。
【0004】しかし、ネイルエナメルで使用されている
ニトロセルロースには、形成される被膜が硬く柔軟性に
欠け、光沢も十分ではなく、また爪への付着性に乏しい
という欠点があった。
【0005】またアイライナー、マスカラ等で使用され
る公知の合成樹脂エマルジョンでは、耐水性のある被膜
は形成されるものの、該エマルジョン製造時に使用され
る水溶性の界面活性剤や保護コロイド、さらには化粧料
配合の際の顔料分散に使用される水溶性の界面活性剤の
存在により、水や汗などによって被膜そのものが剥がれ
てしまうという現象を生じ、付着性の良さ、化粧持続性
の良さという点で満足いくものではなかった。
【0006】さらにアイライナー、マスカラ等のアイメ
イクアップ化粧料には、イソパラフィン、シリコーン油
などの揮発性有機溶媒を配合した非水系のタイプのもの
もある。この種の化粧料は、水や汗に対しては十分な耐
性、すなわち耐水性を有するが、形成される被膜が主に
高融点ワックスからなるものが多く、皮脂や油に対して
化粧くずれし易く、耐油性の点で十分満足できるもので
はなかった。
【0007】一方、ファンデーション、白粉、頬紅、ア
イシャドウ、口紅等のメイクアップ化粧料においては、
特に化粧くずれしにくく、化粧持続性に優れることが重
要となり、揮発性のあるシリコーン油やシリコーン樹脂
の使用が行われるようになってきた。しかし、水や汗に
対しては十分な耐性を有するものの、付着性、耐油性な
どの面で不十分であり、さらに化粧持続性に優れたもの
が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、前記従来の美爪料、アイメイクアップ化粧料、メイ
クアップ化粧料などの前記問題点を改善する化粧料原
料、特に耐水性、耐油性、付着性、化粧持続性などの優
れた化粧機能性及び使用性を付与する被膜形成剤、結合
剤等の化粧料原料を提供することにある。
【0009】本発明者等は化粧料にみられる前記問題点
を解決すべく鋭意研究した結果、シリコーンオイルを主
成分とする非水溶媒、該非水溶媒に可溶性で特定の珪素
含有単量体の(共)重合体からなる分散安定剤、及び該非
水溶媒に実質的に不溶性の(共)重合体からなる分散粒子
からなる非水系樹脂分散液が前記目的を達成するもので
あることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明によれば、下記(A)
〜(C)、
【0011】(A) シリコーンオイルを含有する非水溶
媒、(B) 下記一般式(1)で表わされる珪素含有単量体の
(共)重合体からなる、上記非水溶媒(A)に可溶性の分散
安定剤、及び、
【0012】
【化4】
【0013】(但し、R1〜R8、X、Y、a、bは請求
項1で定義した通りである)
【0014】(C) 上記非水溶媒(A)に実質的に不溶性の
(共)重合体からなる分散粒子、を含有してなる化粧料原
料用非水系樹脂分散液が提供される。
【0015】以下、本発明の化粧料用非水系樹脂分散液
についてさらに詳細に説明する。
【0016】〔非水溶媒(A)〕本発明の非水系樹脂分散
液において使用される非水溶媒(A)はシリコーンオイル
を主成分として含有するものである。
【0017】本発明に使用しうるシリコーンオイルとし
ては、例えば、ジメチルシリコーンオイル、ジエチルシ
リコーンオイル、ジブチルシリコーンオイル等のジアル
キルシリコーンオイル;例えば、環状ポリジメチルシロ
キサン、環状ポリジエチルシロキサン、環状ポリジブチ
ルシロキサン等の環状ポリジアルキルシロキサン;例え
ば、環状ポリメチルフェニルシロキサン、環状ポリエチ
ルフェニルシロキサン、環状ポリブチルフェニルシロキ
サン等の環状ポリアルキルフェニルシロキサン;例え
ば、メチルフェニルシロキサン、エチルフェニルシロキ
サン、ブチルフェニルシロキサン等のアルキルフェニル
シロキサン;等を挙げることができ、その他、例えば、
高級脂肪酸変性シリコーンオイル、メチル塩素化フェニ
ルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、
メチルスチリル変性シリコーンオイル、ポリエーテル変
性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エ
ポキシ変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイ
ル;なども使用できる。これらのシリコーンオイルは、
それぞれ単独で、または2種以上混合して用いることが
できるが、本発明の非水系樹脂分散液を化粧料の被膜形
成剤として使用する場合、揮発性を有する環状ポリジア
ルキルシロキサン、環状ポリアルキルフェニルシロキサ
ンが好ましく、特にオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリジ
メチルシロキサンが好ましい。
【0018】以上に述べたシリコーンオイルは適宜混合
してそのまま使用することができるが、必要に応じて、
例えば、後述する分散安定剤(B)の溶解性向上、最終の
分散液の粘度調節、被膜形成剤としての乾燥性調節等の
目的で、少割合(通常、使用する非水溶媒の全量を基準
にして、50重量%以下、好ましくは40重量%以下、さら
に好ましくは30重量%以下の量)で、シリコーンオイル
以外の有機溶媒を併用することができる。
【0019】併用しうる有機溶媒としては、例えば、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン等の脂
肪族炭化水素系有機溶媒;例えばシクロヘキサン、メチ
ルシクロヘキサン、シクロヘプタン、メチルシクロヘプ
タン等の脂環式炭化水素系有機溶媒;例えば「ロウ
ス」、「ミネラルスピリットEC」、「シュルゾール7
1」、[以上、シェル社製]、「アインバーG」、「ア
インバーH」、「アインバーL」〔以上、エクソンンケ
ミカル社製〕、「IPソルベルト1016」、「IPソルベルト
1620」、「IPソルベルト2028」〔以上、出光石油化学
(株)製〕等の脂肪族炭化水素系混合溶媒;例えば、ベン
ゼン、トルエン、キエレン等の芳香族炭化水素系有機溶
媒;例えば、メタノール、エタノール、i-プロピルアル
コール、ブタノール等のアルコール系有機溶媒;例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン、メチル-i-ブチル
ケトン等のケトン系有機溶媒;例えば、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸i-ブチル等のエステル系有機溶媒;など
を挙げることができる。これら併用しうる有機溶媒のう
ち、殊に脂肪族炭化水素系有機溶媒が好適である。
【0020】〔分散安定剤(B)〕本発明の化粧料原料用
非水系樹脂分散液において使用される、前記非水溶媒
(A)に可溶性の分散安定剤(B)は、後述する前記非水溶媒
(A)に実質的に不溶性の(共)重合体からなる分散粒子を
非水溶媒(A)中に安定に分散させるための分散安定剤と
しての役割を果すのみならず、該分散粒子の造膜性の向
上、得られる被膜の撥水性、撥油性の向上、顔料分散性
及び分散安定性の向上等の作用を有するものであり、下
記一般式(1)、
【0021】
【化5】
【0022】(但し、R1〜R8、X、Y、a、bは請求
項1で定義した通りである)で表わされる珪素含有単量
体を(共)重合することにより得られる。
【0023】本発明で好適に使用しうる上記一般式(1)
で表わされる珪素含有単量体(以下Si単量体というこ
とがある)の代表的なものを挙げると次の表1の通りで
ある。
【0024】
【表1】
【0025】本発明に用いる分散安定剤(B)は、このよ
うなSi単量体の1種又は2種以上を適宜選択して重合
することにより製造することができるが、該Si単量体
におけるnが3未満である珪素含有単量体を使用する場
合には、得られる非水系樹脂分散液のシリコーンオイル
による希釈安定性、得られる被膜の撥水性、撥油性等の
観点から、nが3以上である珪素含有単量体と併用して
重合することが望ましい。
【0026】また本発明に用いる分散安定剤(B)は、前
記Si単量体とともに、必要に応じて、他のラジカル重
合性単量体(以下共単量体ということがある)と共重合
することができる。
【0027】このような共単量体としては、例えば、エ
チレン、プロピレン、n-ブチレン、i-ブチレン、ブタジ
エン、イソプレン等のオレフィン系単量体;例えば、ス
チレン、α-メチルスチレン、ビニルトルエン、エチル
ビニルベンゼン等の芳香族ビニル単量体;例えば、(メ
タ)アクリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;例え
ば、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、n-
酪酸ビニル、「バーサチック酸ビニル」〔商品名:シェ
ル社製〕等の飽和脂肪酸ビニルエステル単量体;例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、n-プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)
アクリレート、i-ブチル(メタ)アクリレト、t-ブチル
(メタ)アクリレート、n-ヘキシル(メタ)アクリレート、
n-オクチル(メタ)アクリレート、i-オクチル(メタ)アク
リレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、i-ノ
ニル(メタ)アクリレート、n-ドデシル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、メチルシクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リル酸エステル単量体;などを例示できる。
【0028】またアルキル基の水素原子の一部がフッ素
原子で置換された炭素数1〜18の直鎖もしくは分岐アル
キル基又は炭素数6〜8のシクロアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステルも使用することができ、この
ような単量体としては、例えば、「ビスコート8F」、
「ビスコート8FM」、「ビスコート3FM」〔以上、大阪有
機化学工業(株)製〕等を挙げることができる。
【0029】さらに共単量体としては、必要に応じて、
例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、アリルアルコール、メタリルアルコール
等〔好ましくは2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリレート〕の水酸基含有
単量体;例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、シトラコン酸、桂皮酸等(好ましくはアクリル酸、
メタクリル酸)のカルボキシル基含有単量体;などの官
能性基を有するものを用いることができる。
【0030】本発明に用いる分散安定剤(B)において、
前記Si単量体の(共)重合量は、該Si単量体を含む全ラ
ジカル重合性単量体の合計100重量%に基づいて、好ま
しくは50重量%以上、より好ましくは60重量%以上、更
に好ましくは70重量%以上であるのがよい。該Si単量
体の(共)重合量が上記下限値以上であれば、本発明の非
水系樹脂分散液の貯蔵安定性、シリコーンオイルに対す
る希釈安定性の低下などの不都合が生ずることがないの
で好ましく、さらに該下限値以上であることにより本発
明の非水系樹脂分散液から得られる被膜の撥水性、撥油
性が優れたものとなるので好ましい。
【0031】本発明に用いる分散安定剤(B)の(共)重合
は、それ自体既知の重合方法、例えば溶液重合、乳化重
合、懸濁重合、バルク重合等の方法で行うことができる
が、これらの中でも、得られる(共)重合体の分子量を最
適範囲に調整することが容易であること等の理由によ
り、溶液重合が好ましい方法である。
【0032】具体的には、例えば、前述した非水溶媒
(A)中で、前記Si単量体、及び、必要に応じて共単量体
を、適宜な重合開始剤並びに必要に応じて連鎖移動剤の
存在下に、適宜不活性気体雰囲気中で(共)重合させるこ
とができる。この場合、非水溶媒(A)、珪素含有単量
体、必要に応じて用いる共単量体、重合開始剤及び/又
は連鎖移動の少なくとも一部を逐次添加してもよい。
【0033】重合開始剤としては、例えば、ベンゾイル
パーオキシド、ラウロイルパーオキシド、カプロイルパ
ーオキシド、ジ-t-ブチルパーオキシド、ジ-i-プロピル
パーオキシジカーボネート、ジ-2-エチルヘキシルパー
オキシジカーボネート、t-ブチルパーオキシビバレー
ト、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート等の
有機過酸化物;例えば、2,2'-アゾビス-i-ブチロニトリ
ル、2,2'-アゾビス-2-メチルブチロニトリル、2,2'-ア
ゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル、2,2'-アゾビス-4
-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル、2,2'-アゾビ
ス-i-酪酸ジメチル等のアゾ化合物;などをそれぞれ単
独又は組み合わせて使用することができる。
【0034】上記重合開始剤の使用量は、前記Si単量
体を含む(共)重合に使用する単量体の合計100重量部当
り、一般に、0.01〜5重量部、好ましくは0.02〜2重量
部の範囲内とすることができる。
【0035】また、前記連鎖移動剤としては、例えば、
シアノ酢酸;アルキル基の炭素数が1〜8のシアノ酢酸
アルキルエステル類;ブロモ酢酸;アルキル基の炭素数
が1〜8のブロモ酢酸エステル類:例えば、アントラセ
ン、フェナントレン、フルオレン、9-フェニルフルオレ
ンなどの芳香族化合物類;例えば、p-ニトロアニリン、
ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、p-ニトロ安息香
酸、p-ニトロフェノール、p-ニトロトルエン等の香族ニ
トロ化合物類;例えば、ベンゾキソン、2,3,5,6-テトラ
メチル-p-ベンゾキノン等のベンゾキノン誘導体類;ト
リブチルボラン等のボラン誘導体;例えば、四臭化炭
素、四塩化炭素、1,1,2,2-テトラブロモエタン、トリブ
ロモエチレン、トリクロロエチレン、ブロモトリクロロ
エタン、トリブロモメタン、3-クロロ-1-プロペンのハ
ロゲン化炭化水素類;例えば、クロラール、フラルデヒ
ド等のアルデヒド類;炭素数1〜18のアルキルメルカプ
タン類;例えば、チオフェノール、トルエンメルカプタ
ン等の芳香族メルカプタン類;メルカプト酢酸;メルカ
プト酢酸の炭素数1〜10のアルキルエステル類;炭素数
1〜12のヒドロキシアルキルメルカプタン類;例えば、
ピネン、ターピノレン等のテルペン類;等を挙げること
ができる。
【0036】このような連鎖移動剤を用いる場合、その
使用量は、(共)重合に使用する前記単量体の合計100重
量部当り、0.005〜3重量部であるのが好ましい。
【0037】前記(共)重合は、一般に30〜180℃、好ま
しくは60〜150℃の温度範囲で行うのがよい。
【0038】かくして得られる本発明に用いられる分散
安定剤(B)は、一般に10,000〜500,000、好ましくは15,0
00〜300,000の範囲内の重量平均分子量をもつのがよ
く、この範囲内で該分子量を本発明の非水系樹脂分散液
の使用形態に応じて任意に選ぶことができる。該分子量
が該上限値以下であれば、得られる非水系樹脂分散液の
粘度が高くなり過ぎるなどの不都合が生じることがな
く、また該非水系樹脂分散液を化粧料の被膜形成剤とし
て使用したとき、該化粧料に付着性の良さなどの優れた
使用適性を付与することができるので好ましい。一方、
該分子量が該下限値以上であれば、非水系樹脂分散液の
分散安定性、シリコーンオイル希釈安定性等の性能が低
下するなどの不都合が生じることがないので好ましい。
尚、本発明における重量平均分子量の値は、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー法(GPC法)によって測
定されたものである。
【0039】〔(共)重合体分散粒子(C)〕本発明の化粧
料原料用非水系樹脂分散液において、前述のシリコーン
オイルを含有する非水溶媒(A)中に、前記Si単量体の
(共)重合体からなる分散安定剤(B)によって安定に分散
せしめられる(共)重合体分散粒子(C)は、該分散液並び
に該分散液を被膜形成剤とした化粧料の粘度のコントロ
ール、高固形分化、使用適性の向上、乾燥の促進、被膜
強度の向上等の目的で使用されるものであり、該非水溶
媒(A)に実質的に不溶性のものである限り、その種類は
必ずしも制限されるものではなく、粒子内架橋したもの
(所謂ミクロゲル)であってもよく、また実質的に未架
橋の粒子の形態のものであってもよく、一般に、前記非
水溶媒(A)中に前記分散安定剤(B)により安定に分散され
た非水分散型エマルジョンの形態であるのが好適であ
る。
【0040】ここで「非水溶媒(A)に実質的に不溶性」
とは、分散粒子(C)が、たとえ該非水溶媒(A)により膨潤
した状態であっても、明確な粒子状をなしており、有機
溶媒と粒子の境界面が認められる状態をいう。この状態
は顕微鏡により、又は光散乱法により確認しうる。
【0041】本発明における(共)重合体分散粒子(C)
は、本発明の非水系樹脂分散液の用途等にもよるが、一
般には約0.05〜5μm、好ましくは約0.1〜2μmの範囲
内の粒子径をもつのがよい。また該分散粒子(C)は、本
発明の非水系樹脂分散液の常温造膜性及びその形成被膜
の粘着性等を考慮したとき、一般に−10〜50℃、好まし
くは0〜40℃、さらに好ましくは5〜35℃の範囲内のガ
ラス転移温度(以下、Tgということがある)を有して
いるのがよい。
【0042】なお本明細書においてTgとは、L. E. ニ
ールセン著、小野木宣治訳「高分子の力学的性質」第11
〜35頁に記載されているような一般の高分子で測定され
るTgであり、共重合体の場合は、同書第26〜27頁に記
載されている計算Tgである。すなわち共重合体のTgは
次式により計算されたものである。
【0043】
【数1】
【0044】(但し上記式において、Tgは共重合体の
ガラス転移温度であり、Tg1、Tg2・・・・・・及びTgnは成
分1、成分2・・・・・・及び成分nのそれぞれ純粋な単独重
合体1、2・・・・・・及びnのガラス転移温度であり、これ
らはそれぞれ絶対温度に換算して計算する。W1、W2・・
・・・・及びWnはそれぞれの成分の重量分率であり、W1
2+・・・・・・+Wn=1を満足する)
【0045】また本発明に用いられる分散粒子(C)は、
一般に10,000〜500,000、好ましくは15,000〜300,000の
範囲内の重量平均分子量をもつのがよく、この範囲内で
該分子量を本発明の非水系樹脂分散液の使用形態に応じ
て任意に選ぶことができる。該分子量が該上限値以下で
あれば、該非水系樹脂分散液の造膜性の低下や得られる
被膜の光沢の低下などの不都合が生じることがないので
好ましい。一方、該分子量が該下限値以上であれば、得
られる被膜の耐水性、耐油性の低下などの不都合が生じ
ることがないので好ましい。尚、本発明における重量平
均分子量の値は、前記の通りGPC法によって測定された
ものである。
【0046】本発明において(共)重合体分散粒子(C)
は、予め別途調製した後、前記Si単量体の(共)重合体
を分散安定剤(B)として溶解しているシリコーンオイル
含有非水溶媒(A)中に分散させるか、又は該分散粒子(C)
を該非水溶媒(A)中に分散させてから該分散安定剤(B)を
添加溶解させてもよいが、例えば、該非水溶媒(A)中で
該Si単量体を(共)重合して分散安定剤(B)を前述の如く
して形成せしめ、次いで得られる分散安定剤(B)を溶解
含有する該非水溶媒(A)中で、(共)重合体分散粒子(C)を
形成するための1種又は2種以上の単量体を(共)重合せ
しめることにより製造するのが好都合である。
【0047】この場合、分散安定剤(B)と分散粒子(C)と
の合計量100重量%中、分散安定剤(B)は一般に5〜70重
量%、好ましくは10〜65重量%、特に好ましくは15〜60
重量%とするのがよく、また分散粒子(C)は一般に30〜9
5重量%、好ましくは35〜90重量%、特に好ましくは40
〜85重量%とするのがよい。
【0048】本発明における分散粒子(C)を製造するた
めの単量体としては、例えば、分散安定剤(B)の製造に
おいて述べた各種の共単量体から選ばれる1種又は2種
以上の単量体、或いは、該共単量体と前記一般式(1)及
び/又は下記一般式(2)の珪素含有単量体とからなる組
合わせ単量体が好適なものとして使用することができ
る。
【0049】
【化6】
【0050】(但し、R1は請求項1で定義した通りで
あり、mは0〜11の整数を表わす)
【0051】上記一般式(2)の単量体としては、例え
ば、「サイラプレーンTM-0701」〔m=0;チッソ(株)
製〕、「X-22-2404」〔m=0;信越化学工業(株)
製〕、「サイラプレーンTM-0705」〔m=7;チッソ
(株)製〕等を挙げることができる。
【0052】このような本発明における分散粒子(C)と
しては、得られる非水系樹脂分散液の被膜の耐水性、耐
油性の良さ等の観点から、前記共単量体のうち(メタ)ア
クリル酸エステル単量体〔以下、単量体(c-1)というこ
とがある〕を、該分散粒子(C)を形成するに要する全ラ
ジカル重合性単量体の合計100重量%に基づいて、一般
に40重量%以上、好ましくは50〜99重量%、さらに好ま
しくは60〜98重量%(共)重合してなるアクリル系(共)重
合体からなる分散粒子(C)が好ましい。
【0053】また本発明における分散粒子(C)として
は、(メタ)アクリル酸エステル単量体〔単量体(c-1)〕
と前記一般式(1)及び/又は一般式(2)の珪素含有単量体
〔以下、単量体(c-2)ということがある〕との共重合体
からなる分散粒子(C)であるのが特に好ましく、この場
合、これら単量体(c-2)の共重合量は、分散粒子(C)を形
成するに要する全ラジカル重合性単量体の合計100重量
%に基づいて、一般に0.5〜30重量%、好ましくは1〜2
5重量%、さらに好ましくは2〜20重量%であるのがよ
い。単量体(c-2)の共重合量が該下限値以上であれば、
得られる非水系樹脂分散液の造膜性が向上し、得られる
被膜の光沢、耐水性、耐油性等の被膜性能が優れたもの
となるので好ましく、該上限値以下であれば該分散液の
粘度が高くなり過ぎたり、得られる被膜の付着性が低下
するなどの不都合が生じないので好ましい。
【0054】本発明において(共)重合体分散粒子(C)を
製造するために用いることのできる単量体(c-1)として
は、通常、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、n-ブチル
(メタ)アクリレート、i-ブチル(メタ)アクリレト、t-ブ
チル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アク
リレートなどが特に好適に使用される。
【0055】また前記単量体(c-1)と共重合しうる単量
体としては、前記の単量体(c-2)の他、例えば、スチレ
ン、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル等の共単量体〔以下、単量体(c-3)ということ
がある〕を、分散粒子(C)を形成するに要する全ラジカ
ル重合性単量体の合計100重量%に基づいて、一般に30
重量%以下、好ましくは25重量%以下、さらに好ましく
は20重量%以下の範囲で使用することができる。
【0056】さらに前記単量体(c-1)と共重合しうる単
量体としては、得られる非水系樹脂分散液への顔料分散
性の付与や得られる被膜への親水性の付与等の理由か
ら、必要に応じて、分散安定剤(B)の製造において述べ
た水酸基含有単量体、カルボキシル基含有単量体等の官
能性基を有する単量体を、分散粒子(C)を形成するに要
する全ラジカル重合性単量体の合計100重量%に基づい
て、一般に20重量%以下、好ましくは15重量%以下、さ
らに好ましくは10重量%以下の範囲で用いることができ
る。
【0057】さらにまた本発明に用いる(共)重合体分散
粒子(C)の製造に際しては、必要に応じて、(ポリ)エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)クリレート、
トリアリルアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、
ジアリルフタレート、ジビニルベンゼンなどの1分子中
に2個以上のラジカル重合性不飽和基を有する単量体
を、分散粒子(C)を形成するに要する全ラジカル重合性
単量体の合計100重量%に基づいて、一般に5重量%以
下、好ましくは3重量%以下、さらに好ましくは2重量
%以下の範囲で使用することもできる。
【0058】本発明に用いる(共)重合体分散粒子(C)
は、これら単量体を分散安定剤(B)の(共)重合について
前述したとのと同様の方法で(共)重合することにより製
造することができる。これにより(共)重合体分散粒子
(C)が分散安定剤(B)の存在下に非水溶媒(A)中に安定に
分散している非水分散型エマルジョンが得られる。
【0059】以上述べたシリコーンオイルを含有する非
水溶媒(A)、特定のSi単量体の(共)重合体からなる上記
非水溶媒(A)に可溶性の分散安定剤(B)、及び、該非水溶
媒(A)に実質的に不溶性の(共)重合体からなる分散粒子
(C)を含有してなる化粧料原料用非水系樹脂分散液は、
一般には、これら(A)、(B)及び(C)の3成分の合計量を
基準にして、次の範囲内で配合するのが好都合である。
【0060】非水溶媒(A):30〜90重量%、好ましくは3
5〜80重量%、さらに好ましくは40〜70重量%; 分散安定剤(B):0.5〜49重量%、好ましくは2〜42重量
%、さらに好ましくは4.5〜36重量%; 分散粒子(C):3〜66.5重量%、好ましくは7〜58.5重
量%、さらに好ましくは12〜51重量%;
【0061】本発明の化粧料原料用非水系樹脂分散液
は、必要に応じて、従来の化粧基材、例えば、油脂類・
ロウ類、油剤成分(例えば、炭化水素、脂肪酸、高級ア
ルコール、脂肪酸高級アルコールエステル等)、可塑剤
(例えば、フタル酸誘導体、クエン酸エステル類、蔗糖
安息香酸エステル類等)、着色顔料(例えば、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カーボンブラック、弁柄、ハンザイエロ
ー、フタロシアニンブルー、キナクリドンレッド等)、
体質顔料(例えば、炭酸カルシウム、シリカ、アルミ
ナ、カオリン、クレー、タルク、珪藻土、水酸化アルミ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム等)、金属石
鹸、ゲル化剤(例えば、各種植物ガム類、ゼラチン、ア
ルギン酸ナトリウム等)、界面活性剤、多価アルコール
類(例えば、エチレングリコール、1,2-プロピレングリ
コール、1,3-プロピレングリコール、1,3-ブチレングリ
コール、グリセロール等)、高分子化合物(例えば、セ
ルロース誘導体、寒天、ペクチン、澱粉誘導体、カゼイ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸塩、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、シリコーン樹脂、酢酸ビニル系樹脂
等)、水及びその他の添加剤(例えば、老化防止剤、防
腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、pH調節剤、帯電防
止剤、可塑剤、消泡剤、顔料湿潤剤、分散剤、色分かれ
防止剤、増粘剤、沈降防止剤、ダレ防止剤、美肌用成分
等)を適宜添加混合して各種の化粧料として使用するこ
とができる。
【0062】本発明の化粧料原料用非水系樹脂分散液を
使用して製造することのできる化粧料としては、該非水
系樹脂分散液を被膜形成成分として、又は、結合剤とし
て使用しうる化粧料であればよく、例えば、美爪料;例
えば、クリーム、乳液等の基礎化粧料;整髪料等の頭髪
化粧料;例えば、ファンデーション、白粉、頬紅、アイ
シャドウ、アイライナー、口紅等のメイクアップ化粧料
などを挙げることができる。
【0063】
【実施例】以下に実施例、比較例及び参考例を挙げて本
発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの例に
よって限定されるものではない。
【0064】〔分散安定剤(B)溶液の製造〕 参考例1 温度計、攪拌機、還流冷却器などを備えた反応容器に、
非水溶媒として市販のシリコーンオイル「KF-995」〔デ
カメチルシクロペンタシロキサン;信越化学工業(株)
製〕120重量部及び酢酸エチル(EAc)240重量部、表1
のSi単量体4(Si-4)450重量部、並びに、重合開始剤
として2,2'-アゾビス-i-酪酸ジメチル(ADMIB)0.55重
量部を仕込み、該反応容器の気相部を窒素ガスで置換し
た後90℃に昇温し、30分間同温度に保持した。次いで重
合開始剤ADMIB 0.9重量部及び酢酸エチル 90重量部から
なる混合物を60分間かけて逐次添加した。添加終了後同
温度でさらに3時間保持してから冷却し、分散安定剤
(B)の溶液を得た。
【0065】使用した非水溶媒の種類、その添加量及び
添加方法、単量体の組成及び添加量、並びに、重合開始
剤の種類、添加量及び添加方法、並びに、得られた分散
安定剤溶液の中の固形分、粘度及びMwを表2に示し
た。
【0066】参考例2 参考例1において、表1のSi-4を450重量部用いる代わ
りに、表1のSi単量体3(Si-3)75重量部及びSi単量
体6(Si-6)375重量部を用いる以外は参考例1と同様
の方法で分散安定剤(B)溶液を得た。使用した非水溶媒
の種類、その添加量及び添加方法、単量体の組成及び添
加量、並びに、重合開始剤の種類、添加量及び添加方
法、並びに、得られた分散安定剤溶液の中の固形分、粘
度及びMwを表2に示した。
【0067】参考例3 参考例1において、反応容器に非水溶媒として市販のシ
リコーンオイル「KF-995」120重量部及び酢酸エチル 24
0重量部、表1のSi-4 450重量部、並びに、重合開始剤
としてADMIB 0.55重量部を仕込む代わりに、市販のシリ
コーンオイル「KF-994」〔オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン;信越化学工業(株)製〕360重量部、表1のSi
単量体2(Si-2)135重量部及びSi-3 315重量部、並び
に、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘ
キサノエート(tBPOEH)0.9重量部を仕込み、該反応容
器の気相部を窒素ガスで置換した後100℃に昇温し、30
分間同温度に保持した。次いで重合開始剤tBPOEH 1.2重
量部及び「KF-994」90重量部からなる混合物を60分間か
けて逐次添加し、以下参考例1と同様にして分散安定剤
(B)の溶液を得た。
【0068】使用した非水溶媒の種類、その添加量及び
添加方法、単量体の組成及び添加量、並びに、重合開始
剤の種類、添加量及び添加方法、並びに、得られた分散
安定剤溶液の中の固形分、粘度及びMwを表2に示し
た。
【0069】参考例4 参考例1において、反応容器に非水溶媒として市販のシ
リコーンオイル「KF-995」120重量部及び酢酸エチル 24
0重量部、表1のSi-4 450重量部、並びに、重合開始剤
としてADMIB 0.55重量部を仕込む代わりに、市販のイソ
パラフィン系有機溶媒「マルカゾールR」〔2,2,4,6,6-
ペンタメチルヘプタン;丸善石油化学(株)製〕360重量
部、表1のSi-3 360重量部及び2-エチルヘキシルメタク
リレート(EHMA)90重量部、並びに、重合開始剤としてt
BPOEH 1.8重量部を仕込み、該反応容器の気相部を窒素
ガスで置換した後100℃に昇温し、30分間同温度に保持
した。次いで重合開始剤tBPOEH 3.6重量部及び「マルカ
ゾールR」90重量部からなる混合物を60分間かけて逐次
添加し、以下参考例1と同様にして分散安定剤(B)の溶
液を得た。
【0070】使用した非水溶媒の種類、その添加量及び
添加方法、単量体の組成及び添加量、並びに、重合開始
剤の種類、添加量及び添加方法、並びに、得られた分散
安定剤溶液の中の固形分、粘度及びMwを表2に示し
た。
【0071】参考例5 参考例4において、表1のSi-3を360重量部用いる代わ
りに、n-ブチルメタクリレート(BMA)を360重量部用い
る以外は参考例4と同様の方法で重合体溶液を得た。使
用した非水溶媒の種類、その添加量及び添加方法、単量
体の組成及び添加量、並びに、重合開始剤の種類、添加
量及び添加方法、並びに、得られた重合体溶液の中の固
形分、粘度及びMwを表2に示した。
【0072】
【表2】
【0073】〔非水系樹脂分散液の製造〕 実施例1 参考例1で使用したのと同様の反応容器に、参考例1で
得た分散安定剤(B)溶液180重量部及び市販のシリコーン
オイル「KF-995」100重量部を仕込み、該反応容器の気
相部を窒素ガスで置換した後100℃に昇温した。この温
度に保ちながら、単量体としてメチルメタクリレート
(MMA)162重量部及びエチルアクリレート(EA)198重
量部、「KF-995」100重量部、並びに、重合開始剤tBPOE
H 1.35重量部からなる混合物350重量部を1時間かけて
逐次添加し、同温度でさらに2時間保持して非水分散型
エマルジョンを得た。
【0074】得られたエマルジョンを100℃で減圧蒸留
して66重量部のEAcを留去して「KF-995」66重量部で置
換して非水系樹脂分散液を得た。得られた非水系樹脂分
散液は、優れた分散安定性及びシリコーンオイルに対す
る優れた希釈安定性を有していた。
【0075】使用した分散安定剤(B)溶液の種類及び
量、使用した非水溶媒の種類、量及び添加方法、分散粒
子(C)のための単量体組成及び使用量、重合開始剤の種
類、量及び添加方法については表3に示した。また得ら
れた非水系樹脂分散液中の非水溶媒(A)の組成、分散粒
子(C)のTg及び粒子径、分散安定剤(B)と分散粒子(C)と
の量比、並びに、非水系樹脂分散液の固形分及び粘度を
表4に示した。
【0076】実施例2 実施例1において、参考例1で得た分散安定剤(B)溶液
を用いる代わりに参考例2で得た分散安定剤(B)溶液を
用い、単量体としてMMA 162重量部及びEA 198重量部用
いる代わりにMMA 144重量部、EA 180重量部及び「X-22-
2404」〔前記一般式(2)の珪素含有単量体、m=0;信
越化学工業(株)製;「X-22」と略記することがある〕36
重量部を用いる以外は実施例1と同様の方法で非水系樹
脂分散液を得た。
【0077】使用した分散安定剤(B)溶液の種類及び
量、使用した非水溶媒の種類、量及び添加方法、分散粒
子(C)のための単量体組成及び使用量、重合開始剤の種
類、量及び添加方法については表3に示した。また得ら
れた非水系樹脂分散液中の非水溶媒(A)の組成、分散粒
子(C)のTg及び粒子径、分散安定剤(B)と分散粒子(C)と
の量比、並びに、非水系樹脂分散液の固形分及び粘度を
表4に示した。
【0078】実施例3 実施例2において、「X-22」36重量部を用いる代わりに
前記Si-2 36重量部を用いる以外は実施例2と同様の方
法で非水系樹脂分散液を得た。使用した分散安定剤(B)
溶液の種類及び量、使用した非水溶媒の種類、量及び添
加方法、分散粒子(C)のための単量体組成及び使用量、
重合開始剤の種類、量及び添加方法については表3に示
した。また得られた非水系樹脂分散液中の非水溶媒(A)
の組成、分散粒子(C)のTg及び粒子径、分散安定剤(B)
と分散粒子(C)との量比、並びに、非水系樹脂分散液の
固形分及び粘度を表4に示した。
【0079】実施例4 実施例1において、参考例1で得た分散安定剤(B)溶液
を180重量部用いる代わりに参考例3で得た分散安定剤
(B)溶液を480重量部用い、市販のシリコーンオイル「KF
-995」100重量部を用いる代わりに市販のシリコーンオ
イル「KF-994」100重量部を用い、単量体としてMMA 162
重量部及びEA 198重量部用いる代わりにMMA94.5重量
部、EA 105重量部及び「X-22」10.5重量部を用い、さら
に得られた非水分散型エマルジョンの減圧蒸留操作を行
わない(EAc不含のため)以外は実施例1と同様の方法で
非水系樹脂分散液を得た。
【0080】使用した分散安定剤(B)溶液の種類及び
量、使用した非水溶媒の種類、量及び添加方法、分散粒
子(C)のための単量体組成及び使用量、重合開始剤の種
類、量及び添加方法については表3に示した。また得ら
れた非水系樹脂分散液中の非水溶媒(A)の組成、分散粒
子(C)のTg及び粒子径、分散安定剤(B)と分散粒子(C)と
の量比、並びに、非水系樹脂分散液の固形分及び粘度を
表4に示した。
【0081】実施例5 実施例1において、参考例1で得た分散安定剤(B)溶液
を用いる代わりに参考例4で得た分散安定剤(B)溶液を
用い、単量体としてMMA 162重量部及びEA 198重量部用
いる代わりにMMA 108重量部、EA 198重量部及びスチレ
ン(St)54重量部を用い、さらに得られた非水分散型エ
マルジョンの減圧蒸留操作を行わない(EAc不含のため)
以外は実施例1と同様の方法で非水系樹脂分散液を得
た。
【0082】使用した分散安定剤(B)溶液の種類及び
量、使用した非水溶媒の種類、量及び添加方法、分散粒
子(C)のための単量体組成及び使用量、重合開始剤の種
類、量及び添加方法については表3に示した。また得ら
れた非水系樹脂分散液中の非水溶媒(A)の組成、分散粒
子(C)のTg及び粒子径、分散安定剤(B)と分散粒子(C)と
の量比、並びに、非水系樹脂分散液の固形分及び粘度を
表4に示した。
【0083】比較例1 実施例1において、参考例1で得た分散安定剤(B)溶液
を用いる代わりに参考例5で得た重合体溶液を用い、単
量体としてMMA 162重量部及びEA 198重量部用いる代わ
りにMMA 108重量部、EA 198重量部及びSt 54重量部を用
い、さらに得られた共重合体液の減圧蒸留操作を行わな
い(EAc不含のため)以外は実施例1と同様の方法で非水
分散型エマルジョンの製造を行ったが、極めて高粘度で
分散安定性の悪い非水系樹脂液しか得られなかった。
【0084】使用した分散安定剤(B)溶液の種類及び
量、使用した非水溶媒の種類、量及び添加方法、分散粒
子(C)のための単量体組成及び使用量、重合開始剤の種
類、量及び添加方法については表3に示した。また得ら
れた非水系樹脂液の非水溶媒(A)の組成、分散粒子(C)と
なるべき共重合体のTg、分散安定剤(B)と分散粒子(C)
となるべき共重合体との量比、並びに、得られた非水系
樹脂液の固形分を表4に示した。
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】〔非水系樹脂分散液の性能〕得られた非水
系樹脂分散液を、下記の試験法に従ってその性能試験を
行った。試験結果を下表5に示す。
【0088】(1) シリコーンオイル希釈性 非水系樹脂分散液1gをシリコーンオイル「KF-995」50g
に分散させて、目視により希釈性を評価した。 ○・・・・・・分散良好 ×・・・・・・凝集発生
【0089】(2) 造膜性 清浄なガラス板上に、非水系樹脂分散液を乾燥膜厚が5
μmとなるようにドクターブレードを用いて塗布し、10
℃、70%RHの恒温恒湿槽中で乾燥し、被膜の形成状態を
目視により観察し、下記の基準に従って評価した。 ○・・・・・・被膜表面が均質で平滑 △・・・・・・被膜表面がやや不均質 ×・・・・・・被膜にクラック、シワなどが発生
【0090】(3) 光沢 清浄なガラス板上に、非水系樹脂分散液を乾燥膜厚が10
μmとなるようにドクターブレードを用いて塗布し、20
℃、70%RHの恒温恒湿槽中で7日間乾燥して得た試験片
を、可変角光度計「TC-108D」〔東京電色(株)製〕によ
り20゜光沢を測定した。
【0091】(4) 耐水性 前(3)項と同様にして作成した試験片を、脱イオン水中
に7日間浸漬した後、被膜の状態変化を目視により観察
し、下記の基準に従って評価した。 ○・・・・・・変化なし △・・・・・・被膜やや白化 ×・・・・・・被膜著しく白化
【0092】(5) 耐油性 前(3)項と同様にして作成した試験片を、インドデカン
中に24時間浸漬した後、被膜の状態変化を目視により観
察し、下記の基準に従って評価した。 ◎・・・・・・変化なし ○・・・・・・被膜若干膨潤して白化 △・・・・・・被膜膨潤 ×・・・・・・被膜溶出
【0093】(6) 撥水性 前(3)項と同様にして作成した試験片を用い、蒸留水の
接触角を測定した。測定には協和界面科学(株)製接触角
測定器(A-D型)を用い、液滴法により行った。
【0094】(7) 密着性 非水系樹脂分散液0.1gを、手の甲に約3cm×3cmの面積
に塗り伸ばして乾燥した後、手指で擦り下記の基準に従
って評価した。 ◎・・・・・・被膜殆ど変化なし ○・・・・・・被膜若干崩れるが剥離・脱落せず △・・・・・・被膜部分的に剥離 ×・・・・・・被膜ボロボロと剥離脱落
【0095】(8) 柔軟性 前(7)項と同様に手の甲に形成した被膜の感触を、下記
の基準に従って評価した。 ◎・・・・・・スベスベで柔軟性に優れ、手の甲に違和感がな
い ○・・・・・・スベスベで柔軟性が良好だが、手の甲に若干被
覆感がある △・・・・・・柔軟性はあるが手の甲の被覆感が強く違和感が
ある ×・・・・・・ゴワゴワで手の甲の違和感が強い
【0096】
【表5】
【0097】〔化粧料(アイライナー)の作成〕 実施例6 1) 実施例2の非水系樹脂分散液 60重量部 2) シリコーンオイル「KF-995」 20重量部 3) 有機ベントナイト 3重量部 4) 1,3-ブチレングリコール 1重量部 5) 香料 適量 6) 体質顔料(炭酸カルシウム) 17重量部 7) 着色顔料(カーボンブラック) 3重量部
【0098】上記1)に2)を加えて希釈した後、3)と4)の
混合物を加え、次いでこれに5)と6)を加えて3本ロール
にて均一に分散した後、容器に充填した。 比較例2 1) イソパラフィン 45重量部 2) マイクロクリスタルワックス 5重量部 3) ロジン酸ペンタエリスリトール 25重量部 4) 有機ベントナイト 3重量部 5) 1,3-ブチレングリコール 1重量部 6) 香料 適量 7) 体質顔料(炭酸カルシウム) 17重量部 8) 着色顔料(カーボンブラック) 3重量部
【0099】上記1)に2)と3)を加えて溶解し、4)と5)の
混合物を加え、次いでこれに6)と7)を加えて3本ロール
にて均一に分散した後、容器に充填した。
【0100】以上の如くして得た実施例6及び比較例2
のアイライナーについて、下記に従って耐久テスト及び
官能評価を行った。その結果を表6に示す。
【0101】(9) 耐久テスト 作成した化粧料を、ナイロン製樹脂板の上に6ミルのド
クターブレードにて塗布し乾燥して薄膜を作成し、次の
試験を行い、下記の基準に従って評価した。 耐水性:20℃の脱イオン水中に120分間浸漬。 耐油性:20℃の人工皮脂中に30分間浸漬。 ◎・・・・・・薄膜殆ど変化なし ○・・・・・・薄膜若干膨潤するが乾燥により表面状態、光沢
など復元する △・・・・・・薄膜が膨潤し、乾燥しても光沢復元しない ×・・・・・・薄膜の膨潤が著しいか、又は溶解する
【0102】擦過強度:薄膜を手指で擦る。 ◎・・・・・・非常に良好 ○・・・・・・良好 △・・・・・・普通 ×・・・・・・不良
【0103】(10)官能評価 作成した化粧料を用いて、化粧料の塗り易さ、化粧膜の
違和感の有無、化粧持続性について評価を行い、下記の
基準に従って評価した。 ◎・・・・・・非常に良い ○・・・・・・良い ×・・・・・・悪い
【0104】
【表6】
【0105】
【発明の効果】本発明の化粧料原料用非水系樹脂分散液
は、シリコーンオイルを含有する非水溶媒(A)、該非水
溶媒に可溶性で特定の珪素含有単量体の(共)重合体から
なる分散安定剤(B)、及び該非水溶媒に実質的に不溶性
の(共)重合体からなる分散粒子(C)からなることを特徴
とするものである。
【0106】本発明の非水系樹脂分散液は、例えば、ネ
イルエナメル等の美爪料、アイライナー、マスカラ等の
アイメイクアップ化粧料、ファンデーション、白粉、頬
紅、アイシャドウ、口紅等のメイクアップ化粧料などの
各種化粧料の原料として用いたとき、耐水性、耐油性、
付着性、化粧持続性などの優れた化粧機能性及び使用性
を付与する被膜形成剤、結合剤として卓越した性能を発
揮する。
フロントページの続き (72)発明者 芹沢 洋 栃木県佐野市米山南町53 日本カーバイド 工業株式会社社宅2−206

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)〜(C)、(A) シリコーンオイルを含
    有する非水溶媒、(B) 下記一般式(1)で表わされる珪素
    含有単量体の(共)重合体からなる、上記非水溶媒(A)に
    可溶性の分散安定剤、及び、 【化1】 〔但し、R1はH又はCH3;R2,R3,R4,R5
    6,R7及びR8はそれぞれ独立にCp2p+1、OH、C
    OOH、N(R9)2、(CH2)qOH、(CH2)qN(R9)2
    (CH2)qCOOH、フェニル基又はハロゲン原子、nは
    1〜500の自然数、R9はH、CH3又はC25、pは1
    〜10の自然数、qは2又は3;X及びYはそれぞれ独立
    に炭素数1〜10のアルキレン基を表わし、aは1〜3の
    自然数、bは0〜2の整数で、且つa+bは1〜3の自
    然数であり、X及びYに含まれる炭素数の合計は1〜10
    である〕(C) 上記非水溶媒(A)に実質的に不溶性の(共)
    重合体からなる分散粒子、を含有してなる化粧料原料用
    非水系樹脂分散液。
  2. 【請求項2】 非水溶媒(A)がシリコーンオイルを50重
    量%以上含有する請求項1に記載の化粧料原料用非水系
    樹脂分散液。
  3. 【請求項3】 シリコーンオイルが環状ポリジメチルシ
    ロキサンである請求項1又は2に記載の化粧料原料用非
    水系樹脂分散液。
  4. 【請求項4】分散安定剤(B)の前記一般式(1)で表わされ
    る珪素含有単量体の(共)重合量が50〜100重量%である
    請求項1に記載の化粧料原料用非水系樹脂分散液。
  5. 【請求項5】分散安定剤(B)の重量平均分子量が10,000
    〜500,000の範囲内である請求項1又は4に記載の化粧
    料原料用非水系樹脂分散液。
  6. 【請求項6】分散粒子(C)がアクリル系(共)重合体から
    なる請求項1に記載の化粧料原料用非水系樹脂分散液。
  7. 【請求項7】分散粒子(C)の粒子径が0.05〜5μmである
    請求項1又は6に記載の化粧料原料用非水系樹脂分散
    液。
  8. 【請求項8】分散粒子(C)のガラス転移温度が−10〜50
    ℃である請求項1、6又は7に記載の化粧料原料用非水
    系樹脂分散液。
  9. 【請求項9】分散粒子(C)の重量平均分子量が10,000〜5
    00,000である請求項1又は6〜8の何れか1項に記載の
    化粧料原料用非水系樹脂分散液。
  10. 【請求項10】分散粒子(C)がアクリル系単量体と下記
    一般式(1)及び/又は(2)の珪素含有単量体との共重合体
    からなる請求項1又は6〜9の何れか1項に記載の化粧
    料原料用非水系樹脂分散液。 【化2】 (但し、R1〜R8、X、Y、a、bは請求項1で定義し
    た通りである) 【化3】 (但し、R1は請求項1で定義した通りであり、mは0
    〜11の整数を表わす)
  11. 【請求項11】分散安定剤(B)の含有量が、分散安定剤
    (B)及び分散粒子(C)の含有量の合計100重量%に対して
    5〜70重量%である請求項1記載の化粧料原料用非水系
    樹脂分散液。
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