JPH082687Y2 - 定着装置用クリーニング装置 - Google Patents

定着装置用クリーニング装置

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JPH082687Y2
JPH082687Y2 JP1989102575U JP10257589U JPH082687Y2 JP H082687 Y2 JPH082687 Y2 JP H082687Y2 JP 1989102575 U JP1989102575 U JP 1989102575U JP 10257589 U JP10257589 U JP 10257589U JP H082687 Y2 JPH082687 Y2 JP H082687Y2
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JP
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cleaning
roller
mounting plate
fixing
biasing
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JP1989102575U
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JPH0342174U (ja
Inventor
健一 政田
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は定着装置用クリーニング装置に関し、 より詳しくは画像形成装置、たとえば複写機の定着装
置用クリーニング装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来一般に、複写機の定着装置用クリーニング装置は
定着装置一つに対し一つのクリーニングローラが用いら
れているが、高速の複写機の場合、または大量の複写を
行う機種のものについては、第5図に示すように二つの
クリーニングローラ16・17を用いて処理している。
この二つのクリーニングローラ16・17はそれぞれ独立
して定着装置の熱ローラ18に配設され、それぞれの力の
大きさは同等で、方向が同熱ローラ18の中心を通るよう
に調整されている。
また、クリーニングローラ16・17の二つの力を合成し
てなる合成力の方向は前記定着ローラである熱ローラ18
と圧ローラ19との接点aを通るようにするために、熱ロ
ーラ18に対し、左右に同等な角度θで開いている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、二つのクリーニングローラは、別々にメンテ
ナンスしなければならなず、熱ローラ18に対しては二つ
のクリーニングローラ16・17は圧力の調和がとれていな
ければならず、その調整が煩わしいものであった。
またメンテナンスなどでは、一つひとつに取り替える
作業が必要となり、作業効果が悪いという課題があっ
た。
本考案はこのような課題を解決することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は次のような定着装置
用クリーニング装置を提供する。すなわち本考案は、 定着ローラに圧接する少なくとも二つのクリーニング
ローラを有する取付板と、この取付板を揺動自在に支持
する揺動手段と、前記取付板を前記定着ローラに向けて
付勢する付勢手段とを備えた定着装置用クリーニング装
置であって、 前記取付板の上方には前記付勢手段が取付けられ、こ
の付勢手段上方には前記揺動手段が取付けられ、前記取
付板には、前記付勢手段の取付けられている位置を基準
として、前記取付板に取付けられている2つのクリーニ
ングローラのうちその一方を付勢手段の近傍に取付ける
ことにより、メインとして強い圧接力で前記定着ローラ
に圧接させるとともに、他方のクリーニングローラは前
記メインのクリーニングローラと離して前記付勢手段の
位置より離れて取付けることにより、サブとして弱い圧
接力で前記定着ローラに接触するように配設し、且つこ
のサブのクリーニングローラには前記定着ローラにシリ
コンを塗布する機能を有するようにしたことを特徴とす
る、定着装置用クリーニング装置である。
〔作用〕
上記構成において、二つのクリーニングローラは、取
付板と共に一体的に同時に揺動する。
該取付板は付勢手段によって、定着ローラに向けて付
勢され、二つのクリーニングローラが定着ローラに圧接
せしめられる。
さらにメインとサブの二つのクリーニングローラのう
ち、主なクリーニング機能はメインが、シリコン塗布は
サブがそれぞれ役割を分担する。
〔実施例〕
本考案の実施例について、以下図面にしたがって本考
案の構成が実際上どのように具体化されるかをその作用
とともに説明する。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図であり、図中
1と側板で、この側板1にはビス1aで上部規制部材2が
固定されている。
この上部規制部材2には、中間部材3が揺動可能に取
り付けられている。
すなわち、前記上部規制部材2の門型切欠部2aの上部
2bにこの中間部材3の側部支持片3aが当接する。
この側部支持片3aは、上面が弧状の曲面をなし、前記
切欠部2aの上部2bに揺動可能に当接する。
したがって中間部材3は左右に揺動可能である。
前記中間部材3には両側部に縦方向のスリット3b・3b
があり、また下部には突起3cがある。
この突起3cの下方には圧縮ばね4があり、その圧縮ば
ね4の上部にこの突起3cを挿入できるようになってい
る。
前記圧縮ばね4の下方には取付板5があり、この取付
板5の中央部には切欠部5aがある。
この切欠部5aには両側の側壁5b・5bがあり、この両側
の側壁5b・5bを前記中間部材3のスリット3b・3bに差し
込むことによって、その中間部材3と取付板5とは互い
に上下スライド可能に装着状態になる。
また、この切欠部5aには突起部5cが上向きに設けら
れ、前記圧縮ばね4の下部に挿入される。
この圧縮ばね4は、前記取付板5を上下に揺動可能と
しつつ、取付板5を定着ローラ8に向けて付勢する付勢
手段を構成している。
すなわち、この取り付板5は前記中間取付板によって
左右にも上下にも揺動可能となるとともに、付勢手段に
よって定着ローラ8に向けて付勢されるために、二つの
クリーニングローラ6,7を定着ローラ8に圧接せしめ
る。
上述した如く、中間部材3が取付板5を揺動自在に支
持する揺動手段を構成している。
また、前記取付板5には、二つのクリーニングローラ
6・7が回転可能に取り付けられている。
そのうち一方のクリーニングローラ6は、前記取付板
5の略中央付近すなわち前記圧縮ばね4が取り付けられ
ている近傍に、他方のクリーニングローラ7は前記クリ
ーニングローラ6よりやや斜め下方すなわち前記クリー
ニングローラ6と離隔し且つ前記圧縮ばね4が取り付け
られている位置より離れて取り付けられている。
次に、クリーニングローラ6・7の下部には定着ロー
ラ8が取り付けられている。
この定着ローラ8に揺動があった場合、前記クリーニ
ングローラ6・7は取付板5と中間部材3との間の前記
圧縮ばね4による上下方向の揺動の吸収と、同中間部材
3の側部支持片3a上面と上限規制部材2の切欠部2aの上
部2bとの揺動可能な当接による揺動の吸収により、前記
定着ローラ8のローラ面は保護される。
一方のクリーニングローラ6は圧縮ばね4を受け止め
る突起部5bに近接配置され、これを定着ローラ8の略真
上に配設することによって、前記圧縮ばね4の下方に向
かう押圧力の大部分を効率よくその定着ローラ8に伝え
ることができる。
他方のクリーニングローラ7は、前記圧縮ばね4が取
り付けられている位置より離れて設けられ、且つ定着ロ
ーラ8に対する位置も斜め方向からであり、したがって
クリーニングローラ7は定着ローラ8に対する押圧力が
弱く働く。
このようにして、押圧力の強いクリーニングローラ6
が主にクリーニングを行い、サブのクリーニングローラ
7はサブとしてクリーニングとともに定着ローラ8にシ
リコン塗布を行うという役割分担によって、クリーニン
グの質的効果を高めるものである。
第2図は同実施例の正面図であり、各部材の位置関係
を示している。
図中8・9は定着ローラを構成しており、このうち上
部の8は熱ローラ、下部の9は圧ローラともいう。
この熱ローラ8と圧ローラ9間を現像された用紙Pが
通るとき、その熱と圧で用紙P上に画像が定着する。
前記熱ローラ8の上には、二つのクリーニングローラ
6・7が取付板5を介して設けられ、このうち、メイン
のクリーニングローラ6は圧縮ばね4による押圧力の大
部分を定着ローラ8に伝えることができるように、クリ
ーニングローラ6と圧縮ばね4とは近接すると共に両者
とも定着ローラ8の略真上に配設されている。
なお、クリーニングローラ7は熱ローラ8面にシリコ
ン塗布を行うことによってクリーニング効果を高めるも
のであり、圧力は弱くてよい。
第3図は、同実施例の側面説明図であり、特に側板1
に上部規制部材2がビス1aで固定されていること、中間
部材3は側部支持片3aで上部を規制されていること、中
間部材3と取付板5の相互の位置関係などを側面から現
している。
第4図は同実施例の平面説明図であり、側板1と上部
規制部材2、上部規制部材2と中間部材3、中間部材3
と取付板5との上から見た位置関係を示している。
以上実施例について説明したように、本考案は定着ロ
ーラに圧接する二つのクリーニングローラを取付板に取
り付けてユニット化し、1度に取り替えることができる
ようにしたのでメンテナンスが容易になる。
また、前記二つのクリーニングローラは強い押圧力を
もってクリーニングを行うメインと、弱い押圧力をもつ
サブとに分け、そのサブはシリコン塗布を行うようにし
たので、クリーニングの質を向上させることができるな
どの効果がある。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、2本のクリーニングローラを一
対の取付板に取り付けてユニット化したので、一度に2
本のローラ交換が可能となり、メンテナンスが容易にで
きる。
また、サブによりシリコン塗布ができるので、メイン
のクリーニング機能をより一層向上させることができ
る。
さらにメインのクリーニング専用のローラは、付勢手
段が取り付けられている取付板の付勢手段近傍に取り付
けられているので、付勢手段の下方へ向かう押圧力の大
部分が効率よく働き、メインとして強い圧接力で定着ロ
ーラに圧接できるとともに、サブのシリコン塗布用のク
リーニングローラはメインのクリーニングローラと離し
且つ付勢手段が取り付けられている位置より離れて取り
付けるようにしたので、付勢手段の下方へ向かう押圧力
が弱く働き、弱い押圧力で前記定着ローラに接触でき、
その結果小さな付勢手段でも充分なクリーニング性能を
得ることができる。
その上付勢手段を小さくすることで、定着装置側に揺
動が生じた場合に定着ローラ表面が損傷するのを防止す
ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は同実
施例の正面説明図、第3図は同実施例の側面説明図、第
4図は同実施例の平面説明図、第5図は従来例の説明図
である。 2……上部規制部材、3……中間部材、5……取付板、
6・7……クリーニングローラ、8・9……定着ロー
ラ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−22159(JP,A) 特開 昭60−182667(JP,A) 特開 昭52−48327(JP,A) 特開 昭60−26970(JP,A) 特開 昭63−121071(JP,A) 実開 昭60−122959(JP,U) 実開 昭53−19238(JP,U) 実開 昭57−139958(JP,U) 実開 昭62−49172(JP,U) 特公 昭61−22312(JP,B2) 米国特許3966394(US,A) 米国特許4063530(US,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着ローラに圧接する少なくとも二つのク
    リーニングローラを有する取付板と、この取付板を揺動
    自在に支持する揺動手段と、前記取付板を前記定着ロー
    ラに向けて付勢する付勢手段とを備えた定着装置用クリ
    ーニング装置であって、 前記取付板の上方には前記付勢手段が取付けられ、この
    付勢手段上方には前記揺動手段が取付けられ、前記取付
    板には、前記付勢手段の取付けられている位置を基準と
    して、前記取付板に取付けられている2つのクリーニン
    グローラのうちその一方を付勢手段の近傍に取付けるこ
    とにより、メインとして強い圧接力で前記定着ローラに
    圧接させるとともに、他方のクリーニングローラは前記
    メインのクリーニングローラと離して前記付勢手段の位
    置より離れて取付けることにより、サブとして弱い圧接
    力で前記定着ローラに接触するように配設し、且つこの
    サブのクリーニングローラには前記定着ローラにシリコ
    ンを塗布する機能を有するようにしたことを特徴とす
    る、定着装置用クリーニング装置。
JP1989102575U 1989-08-31 1989-08-31 定着装置用クリーニング装置 Expired - Lifetime JPH082687Y2 (ja)

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JPH0342174U JPH0342174U (ja) 1991-04-22
JPH082687Y2 true JPH082687Y2 (ja) 1996-01-29

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010376A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Fujitsu Ltd 画像形成装置

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US3966394A (en) 1975-04-30 1976-06-29 Xerox Corporation Plural cleaning rolls assembly
US4063530A (en) 1975-03-06 1977-12-20 Xerox Corporation Image fixing

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JPS6022159A (ja) * 1983-07-19 1985-02-04 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ロ−ラ定着装置
JPS60122959U (ja) * 1984-01-27 1985-08-19 株式会社リコー 定着装置

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JPH0342174U (ja) 1991-04-22

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