JPH08268256A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH08268256A
JPH08268256A JP6932695A JP6932695A JPH08268256A JP H08268256 A JPH08268256 A JP H08268256A JP 6932695 A JP6932695 A JP 6932695A JP 6932695 A JP6932695 A JP 6932695A JP H08268256 A JPH08268256 A JP H08268256A
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Toshiya Osawa
俊哉 大澤
Iwane Inokuchi
岩根 井之口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子制御系の流体圧供給源からの吐出圧を制御
することにより、高い設定圧に抗して駆動する流体圧供
給源の過大なエネルギー消費を軽減する。 【構成】運転者操作以外によるブレーキ制御が必要とな
る場合、コントロールユニット100によって、ステッ
プS50で車両の走行状態に基づくブレーキ制御圧Pc
を検出すると同時に、ステップS51,S53で車両の
走行状態に基づくブレーキ制御内容を判別し、ステップ
S52,S54,55でそのブレーキ制御内容ごとにマ
ージン圧Pd を設定して、ステップS56,S57でポ
ンプ圧Psを電子油圧制御弁3のブレーキ制御圧Pc に
マージン圧Pd を加算した圧力に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転者によるブレーキ
操作とは別のブレーキ制御、例えば、車輪の制動ロック
を防止するアンチスキッド制御や、ホイールスピンを防
止するトラクションコントロール用のブレーキ制御や、
追突防止用の自動ブレーキや、車両の水平面挙動制御の
ための左右輪ブレーキ制御などをも可能にするブレーキ
制御装置に関し、特にブレーキ制御装置の元圧を供給す
る流体圧供給源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のブレーキ制御装置として本願出
願人は先に、特願平6−327769号公報のごときブ
レーキ制御装置を提案済みである。つまり、運転者のブ
レーキ操作力に対応するブレーキ操作圧を発生する倍力
装置付きのブレーキ操作圧系と、制御圧指令値に基づき
調圧されたブレーキ制御圧を発生する電子制御圧系とを
具え、運転者によるブレーキ操作とは異なるブレーキ制
御が必要な場合、切り換え弁により、ブレーキ操作圧系
に代えて電子制御圧系をホイールシリンダに通じさせ、
電子制御圧系のブレーキ制御圧を、要求されるブレーキ
制御の内容に応じて適切に制御するようにしたものであ
る。
【0003】このブレーキ制御装置の電子制御圧系に備
わる流体圧供給源としては、例えば、駆動力を電動モー
タから得るモータ駆動式ポンプが一般的である。そし
て、駆動力を電動モータとする場合、前記モータ駆動式
ポンプからの吐出圧は、該吐出圧が設定値になる時に切
り換わる圧力スイッチで検知し、この圧力スイッチのO
N/OFF信号を基に、電源回路に設けたリレースイッ
チを作動させることにより電動モータを駆動して、流体
圧供給源の吐出圧を上記設定値に保つよう制御する。
【0004】また、別手段として駆動力をエンジン回転
から得るエンジン駆動式ポンプの場合、エンジン側での
回転制御は行わないのが通例で、前記エンジン駆動式ポ
ンプからの吐出圧は、該エンジン駆動式ポンプとブレー
キ液を一時的に保持するブレーキ液リザーバとの間に設
けた調整弁により制御するのが普通であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
電子制御圧系に備わる流体圧供給源にあっては、実用上
は使用頻度が非常に低くても、制御上予想される最大圧
を基準にして設定圧を定め、この高い設定圧に流体圧供
給源圧力を保つことになるため、常時、この高い設定圧
に抗してポンプを駆動しなければならず、ポンプ駆動負
荷が常時大きくなってしまう。
【0006】一方で圧力スイッチは構成上、ONする時
の圧力と、OFFする時の圧力との間にヒステリシスが
存在し、上記の設定圧は、これをも考慮する必要があっ
て更に高くなり、ポンプ駆動負荷の更なる増大を避けら
れない。かようにポンプ駆動負荷が大きいと、モータ駆
動の場合、バッテリーの消費電力が激しくなり、エンジ
ン駆動の場合、燃費の悪化を招く。
【0007】本発明は、電子制御圧系の流体圧供給源
が、必要以上の圧力を吐出する必要がなくなるようブレ
ーキ制御装置を改良し、もって、上述の問題を解消する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため、請求項
1に係る、ブレーキ制御装置は、図1の概念図に示すよ
うに、運転者のブレーキ操作力に対応したブレーキ操作
圧を発生する倍力装置付きのブレーキ操作圧系と、制御
圧指令値に基づき調圧されたブレーキ制御圧を発生する
電子制御圧系と、前記電子制御圧系の元圧を吐出圧指令
値に基づき吐出する流体圧供給源と、前記ブレーキ操作
圧系からのブレーキ操作圧と、前記電子制御圧系からの
ブレーキ制御圧のうち、どちらか一方を選択しホイール
シリンダにブレーキ液圧として供給する切り換え弁とを
具え、該切り換え弁により、ブレーキ液圧としてブレー
キ操作圧が選択されている位置にある時には、ブレーキ
操作圧に等しくなるような制御圧指令値を、また、前記
切り換え弁により、ブレーキ液圧としてブレーキ制御圧
が選択されている位置にある時には、車両の走行状態に
基づくブレーキ制御内容に応じた制御圧指令値を電子制
御圧系に出力するブレーキ制御装置において、前記電子
制御圧系のブレーキ制御圧を検出する電子制御圧検出手
段と、前記ブレーキ制御の内容を判別するブレーキ制御
内容判別手段と、該手段により判定したブレーキ制御の
内容ごとに、前記電子制御圧系のブレーキ制御圧マージ
ン分を設定するマージン圧設定手段と、前記検出したブ
レーキ制御圧に前記ブレーキ制御圧マージン分を加算し
て得られる圧力に、前記吐出圧指令値を制御する流体圧
供給源制御手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2に係る、ブレーキ制御装置
は、前記流体圧供給源を電動モーターで駆動する場合、
前記流体圧供給源は該電動モーターの駆動電流を加減し
て、前記流体圧供給源からの吐出圧を制御するものであ
ることを特徴とするものである。
【0010】加えて、請求項3に係る、ブレーキ制御装
置は、前記流体圧供給源をエンジンで駆動する場合、前
記流体圧供給源は、前記流体圧供給源の吐出圧に応動し
て、該流体圧供給源の入口開口を制御するようしたもの
であることを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項4に係る、ブレーキ制御装
置において、マージン圧設定手段は前記電子制御圧系の
ブレーキ制御圧マージン分を、前記判定したブレーキ制
御の内容ごとに、想定される前記ブレーキ制御圧最大変
化幅に対応させて設定するよう構成したことを特徴とす
るものである。
【0012】さらに加えて、請求項5に係る、ブレーキ
制御装置において、マージン圧設定手段は前記電子制御
圧系のブレーキ制御圧マージン分を、前記判定したブレ
ーキ制御の内容に基づき必要最大圧に設定するよう構成
したことを特徴とするものである。
【0013】請求項6に係る、ブレーキ制御装置は、前
記流体圧供給源の吐出圧回路に、該流体圧供給源が出力
可能な最高圧を蓄えることができるアキュムレータを接
続して設け、該接続部に、前記ブレーキ制御圧が該電子
制御圧系への制御圧指令値に追従し得ない間に開いて、
該追従を前記アキュムレータの内圧により可能にする開
閉弁を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成により本発明の内、請求項1に係る、
ブレーキ制御装置は、切り換え弁により、ホイールシリ
ンダに運転者のブレーキ操作力に対応したブレーキ操作
圧系からのブレーキ操作圧Pm が出力される位置にある
時には、ブレーキ操作圧Pm に等しくなるような制御圧
指令値Vc を電子制御圧系に出力し、また、前記切り換
え弁により、ホイールシリンダに電子制御圧系からのブ
レーキ制御圧Pcが出力される位置にある時には、車両
の走行状態に基づくブレーキ制御内容に応じた制御圧指
令値Vc を電子制御圧系に出力する。
【0015】さらに、ブレーキ制御圧Pc が出力される
位置にある時には、ブレーキ制御内容判別手段が車両の
走行状態に基づくブレーキ制御の内容を判別し、同時
に、電子制御圧検出手段が前記電子制御圧系のブレーキ
制御圧Pc を検出する。ここで、マージン圧設定手段が
前記判別したブレーキ制御の内容ごとに前記電子制御圧
系のブレーキ制御圧マージン分を設定し、流体圧供給源
制御手段によって、流体圧供給源の吐出する圧力Ps が
前記検出したブレーキ制御圧Pc に前記ブレーキ制御圧
マージン分を加算して得られる圧力になるよう、流体圧
供給源に出力する吐出圧指令値Vs を制御する。
【0016】また、請求項2に係る、ブレーキ制御装置
において、前記流体圧供給源を電動モーターで駆動する
場合、前記流体圧供給源は該電動モーターの駆動電流を
加減して、前記流体圧供給源の吐出する圧力Ps を制御
する。
【0017】加えて、請求項3に係るブレーキ制御装置
において、前記流体圧供給源をエンジンで駆動する場
合、前記流体圧供給源は、流体圧供給源の吐出圧に応動
して該流体圧供給源の入口開口を制御し、前記流体圧供
給源の吐出する圧力Ps を制御する。
【0018】さらに、請求項4に係るブレーキ制御装置
において、マージン圧設定手段は前記電子制御圧系のブ
レーキ制御圧マージン分を、前記判定したブレーキ制御
の内容ごとに、想定される前記ブレーキ制御圧最大変化
幅に対応させて設定する。
【0019】さらに加えて、請求項5に係るブレーキ制
御装置において、マージン圧設定手段は前記電子制御圧
系のブレーキ制御圧マージン分を、前記判定したブレー
キ制御の内容に基づき必要最大圧に設定する。
【0020】請求項6に係る、ブレーキ制御装置は、前
記流体圧供給源の吐出圧回路に開閉弁を介してアキュム
レータを接続し、前記流体圧供給源の吐出圧が該電子制
御圧系への制御圧指令値に追従し得ない間に、前記開閉
弁を開いて、前記アキュムレータに蓄えられた該流体圧
供給源が出力可能とする最高圧により前記追従を行う。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図2は、本発明であるブレーキ制御装置の
第一実施例で、流体圧供給源であるポンプを車輪1輪ご
とに配置した場合を示す構成図である。
【0022】この第一実施例において、1はモータ駆動
式ポンプ、2は吐出圧指令値Vs に基づいてモータ駆動
式ポンプ1に駆動力を与える電動モータであり、ともに
流体圧供給源を構成している。3はモータ駆動式ポンプ
1と連通し、ポンプ1からのポンプ圧Ps を元圧とし制
御圧指令値Vc を基にブレーキ制御圧Pc に調圧する電
子油圧制御弁で、その油路間にアキュムレータ4を接続
して電子制御圧系を構成している。電子油圧制御弁3
は、2位置3方向電磁切換弁5を介してホイールシリン
ダ6に接続され、さらに、余分なオイルを一時的に保持
しておくブレーキ液リザーバ7を介してポンプ1と連通
し、循環路を構成する。
【0023】一方、8は、ブレーキペダル9と制動倍力
装置10とを有するマスターシリンダで、ブレーキ操作
圧系を構成しており、マスターシリンダ8に設けたポー
ト8Fは、例えば、左右前輪の制動に供されているもの
とし、ポート8Fとホイールシリンダ6とが2位置3方
向電磁切換弁5を介して接続されている。
【0024】符号100は、ブレーキ制御のために、車
両の走行状態を検知する各種センサからの入力値を基に
演算を行い、電動モータ2、電子油圧制御弁3、2位置
3方向電磁切換弁5のそれぞれを制御するコントロール
ユニットである。
【0025】次に、作用を説明する。運転者によるブレ
ーキ操作が必要である場合、ホイールシリンダ6へのブ
レーキ油圧の供給はブレーキ操作圧系で行い、運転者の
ブレーキペダル9への踏力が、制動倍力装置10によっ
て倍力されたマスターシリンダ圧Pm を発生する。この
とき、2位置3方向電磁切換弁5は常態で、マスターシ
リンダ8のポート8Fとホイールシリンダ6とを連通さ
せてあるから、マスターシリンダ圧Pm がホイールシリ
ンダ6に供給されて制動力を司ることになる。
【0026】また、マスターシリンダ8と2位置3方向
電磁切換弁5間には圧力センサ(図示せず)が設けてあ
って、常時マスターシリンダ圧Pm を検出しており、コ
ントロールユニット100がその検出値を基に電子制御
圧系のブレーキ制御圧Pc を、検出されたマスターシリ
ンダ圧Pm に一致するよう電子油圧制御弁3への制御圧
指令値Vc を制御して、ブレーキ操作圧系のマスターシ
リンダ圧Pm から車両の走行状態に基づくブレーキ制御
圧Pc への切り換え時に生じる圧力段差を解消する。
【0027】一方、運転者によるブレーキ操作とは別の
ブレーキ制御が必要となる場合、ホイールシリンダ6へ
のブレーキ油圧の供給は電子制御圧系で行われ、まず、
コントロールユニット100で車両の走行状態を検知す
る各種センサからの入力値を基に演算して、例えば、急
ブレーキや低摩擦係数路の制動により車輪の制動ロック
が発生しそうな場合はABS(アンチスキッド)制御、
急発進時や急激なアクセルペダルの踏み込み時の急加速
によりホイールスピンが発生しそうな場合はTCS(ト
ラクションコントロール)制御、横風などの外乱により
車両水平面で挙動が不安定になる場合はヨーレイトフィ
ードバック(車両の水平面挙動)制御等とそれぞれのブ
レーキ制御内容を判別する。これが、ブレーキ制御内容
判別手段に相当する。
【0028】同時に、コントロールユニット100で、
車両の走行状態を検知する各種センサからの入力値を基
に演算した、このときホイールシリンダに必要となるブ
レーキ制御圧Pc を検出する。このとき、検出方法とし
ては直接ブレーキ制御圧Pcを検出するのが理想である
が、電子油圧制御弁3に出力された制御圧指令値Vcと
ブレーキ制御圧Pc との間には図3に示す関係があるか
ら、この関係を基に逆算して、制御圧指令値Vc に対応
させてブレーキ制御圧Pc を推定しても構わない。これ
が、電子制御圧検出手段に相当する。
【0029】ここで、先に判別されたブレーキ制御の内
容ごとに、前記したブレーキ制御圧Pc に対応するマー
ジン圧Pd を設定する。例えば、ブレーキ制御圧Pc の
予想される最大変化幅に対応するよう、ABS制御で
は、低摩擦係数路(μ=0.1)から高摩擦係数路(μ
=1.0)への路面の急激な摩擦係数変化に対処する場
合、最大50Kgf/cm2 程度の圧力差を必要とするからマ
ージン圧Pd は50Kgf/cm2 とし、また、ヨーレイトフ
ィードバック制御では、圧力変化幅は±20Kgf/cm2
あるからマージン圧Pd は20Kgf/cm2 とし、さらに、
TCS制御や障害物を赤外線センサ等で発見し運転者の
操作とは別の制動を行う自動ブレーキ制御では、ブレー
キ制御圧Pc が増加する時のポンプ吐出圧の低下分を考
慮してマージン圧Pd は20Kgf/cm2 と、応答遅れの生
じない範囲で、そのブレーキ制御の内容ごとにマージン
圧Pd を設定する。これが、マージン圧設定手段に相当
する。
【0030】こうして検出されたブレーキ制御圧Pc
と、判別されたブレーキ制御の内容ごとに設定したマー
ジン圧Pd とを加算したポンプ圧Ps をモータ駆動式ポ
ンプ1で吐出するよう吐出圧指令値Vs を設定し、モー
タ駆動電流Im を制御する。モータ駆動電流Im とポン
プ圧Ps とは、図4に示すように比例関係にあるから、
図4を基に、電動モータ2の駆動電流をポンプ圧Ps と
対応する電流値Im に制御する。これが、流体圧供給源
制御手段に相当する。
【0031】従い、運転者によるブレーキ操作とは別の
ブレーキ制御が必要となる場合、2位置3方向電磁切換
弁5はブレーキ制御圧Pc をホイールシリンダ6に供給
する位置にあり、このとき、ポンプ圧Ps がブレーキ制
御圧Pc と予想される圧力の変化を考慮したマージン圧
Pd とを加算した圧力に制御されるよう、吐出圧指令値
Vs が電動モータ2に出力される。つまり、予想される
最大変化幅に対応するポンプ圧Ps を元圧として、制御
圧指令値Vc に基づき電子油圧制御弁3で調圧されたブ
レーキ制御圧Pc が、ホイールシリンダ6に供給されて
各々のブレーキ制御を実施する。
【0032】ここで、設定されるマージン圧Pd によっ
ては、例えば、制御上本来、ABS制御時に発生できる
ブレーキ制御圧Pc は最大60Kgf/cm2 程度であるた
め、ホイールシリンダ6に供給されるブレーキ制御圧P
c が20Kgf/cm2 である場合、ブレーキ制御圧Pc の予
想される最大変化幅に対応するマージン圧Pd 50Kgf/
cm2 にして、路面の急激な摩擦係数変化に対応させても
10Kgf/cm2 分のマージン圧は利用されない。そこで、
マージン圧設定手段は、判別されたブレーキ制御の内容
に基づき、しかも、最低限必要とする必要最大圧(この
例では、ABS制御時に発生できるブレーキ制御圧60
Kgf/cm2 とホイールシリンダ6に供給されているブレー
キ制御圧20Kgf/cm2 の差分である)40Kgf/cm2 にマ
ージン圧Pd を設定することも可能である。
【0033】また、運転者のブレーキ操作が必要である
場合には、予めマージン圧Pd をマスターシリンダ8の
発生できる最大圧PM (ブレーキペダル9への最大踏力
で発生するマスターシリンダ圧PM は80Kgf/cm2
度)に設定して、ポンプ圧Psを制御するものとする。
本実施例の場合、上記された各手段( 電子制御圧推定
手段、ブレーキ制御内容判別手段、マージン圧設定手
段、流体圧供給源制御手段 )は、コントロールユニッ
ト100で処理されている。
【0034】図5は、本実施例におけるポンプ圧Ps の
制御フローチャートある。この制御フローチャートは、
説明の簡略化のため、走行時に行うブレーキ制御(車両
の走行状態を検知する各種センサからの入力値を基に、
運転者によるブレーキ操作とは別のブレーキ制御が必要
となる場合、ブレーキ制御内容を演算し、ホイールシリ
ンダが必要とするブレーキ制御圧Pc を演算する制御)
は予めおこなわれるものとし、コントロールユニット1
00で処理する。
【0035】まず、その予め演算したブレーキ制御を基
に、運転者によるブレーキ操作とは別のブレーキ制御が
必要となる場合、ステップS50ではホイールシリンダ
が必要とするブレーキ制御圧Pc の検出がなされ、ステ
ップS51では、ブレーキ制御内容の判別を行い、AB
S制御であればステップS52に進みマージン圧Pdを
Pd =Pd1に設定し、ABS制御でなければステップS
53で、同様の手段により、ヨーレイトフィードバック
制御の判別をして、ヨーレイトフィードバック制御であ
ればステップS54に進みマージン圧Pd をPd =Pd2
に設定し、そうでなければステップS55で、TCS制
御や自動ブレーキ制御としてマージン圧Pd をPd =P
d3に設定する。ここで、ブレーキ制御自体は予め行って
いるから、ステップS50とステップS51からS55
までのフローとを逆の流れで制御することもできる。
【0036】ステップS56では、ポンプ圧Ps が、検
出されたブレーキ制御圧Pc とマージン圧Pd を加算し
た圧力となるよう吐出圧指令値Vs を演算し、ステップ
S57で、ポンプ圧Ps に対応した吐出圧指令値Vs を
出力してポンプ圧Ps の制御を行う。このとき、ステッ
プ50は電子制御圧検出手段、ステップS51,S53
はブレーキ制御内容判別手段、ステップS52,S5
4,S55はマージン圧設定手段、ステップS56,S
57は流体圧供給源制御手段に相当し、ブレーキ制御内
容判別手段は三種類で分類してあるが、ステップS53
でNOと判断された後も同様の判別を実施して、より細
かいブレーキ制御の内容判別をおこなうことも可能であ
る。
【0037】この実施例フローチャートではブレーキ制
御自体は予め行われているが、車両の走行状態を検知す
る各種センサからの入力値を基に、ステップS50(電
子制御圧検出手段)とステップS51からS55(ブレ
ーキ制御内容判別手段、マージン圧設定手段)までのフ
ローとを逆の流れで制御すれば、ブレーキ制御とポンプ
圧Ps の制御と一括して行うことが可能である。
【0038】図6は、第一実施例のモータ駆動式ポンプ
1が、車輪4輪にポンプ圧Ps を吐出するように配置し
た構成図で、ポンプ圧Ps の制御はホイールシリンダが
必要とする4輪それぞれのブレーキ制御圧の内、最も大
きいブレーキ制御圧Pc を検出し、ポンプ圧Ps がその
ブレーキ制御圧Pc と、予想される圧力の変化を考慮し
たマージン圧Pd とを加算した圧力に制御されるよう、
吐出圧指令値Vs が電動モータ2に出力される。これに
より、図2で説明した場合と同様の作用が行われる。
【0039】図7は、本発明の第二実施例で、第一実施
例のモータ駆動式ポンプ1を車輪1輪ごとに配置した構
成に対し、新たに、モータ駆動式ポンプ1と電子油圧制
御弁3間の油路に、高圧用アキュムレータ11が電磁開
閉弁12を介して接続してある場合を示す構成図であ
る。
【0040】この実施例では、吐出圧指令値Vs を制御
する場合、マージン圧設定手段を、マージン圧Pd を任
意の設定圧(例えば、ブレーキ制御圧Pc の急激な吐出
量増加によるポンプ圧Ps の低下分を考慮してマージン
圧Pd は20Kgf/cm2 程度にし、必要最小限のマージン
圧Pd に固定)として簡略化する以外、第一実施例と同
様の制御を行うものとする。
【0041】ここで、新たに接続された高圧用アキュム
レータ11と電磁開閉弁12の作用について説明する。
非制御時(運転者がエンジンをかけ始めた時)に、電磁
開閉弁12は常態で開放状態となっていて、高圧用アキ
ュムレータ11がモータ駆動式ポンプ1と電子油圧制御
弁3間の油路と連通しており、電動モータ2はコントロ
ールユニット100からの指令により必要とされる最大
ポンプ圧Pmax を吐出するよう駆動する。この間、最大
ポンプ圧Pmax は、高圧用アキュムレータ11に蓄圧さ
れ、蓄圧完了後にコントロールユニット100からの指
令により電磁開閉弁12を遮断状態に切り換えて、高圧
オイルを高圧用アキュムレータ11に保持するとともに
ポンプ1のオイル吐出は停止される。
【0042】ここで、短時間にブレーキ制御圧Pc が、
マージン圧Pd を加えたポンプ圧Ps 以上に増加させる
必要が生じた場合、つまり、制御圧指令値Vc の変化率
が過大になると、コントロールユニット100は電磁開
閉弁12を常態にして、電磁開閉弁12を開放し、高圧
用アキュムレータ11に蓄圧された最大ポンプ圧Pmax
のオイルを放出することにより、ポンプ圧Ps を制限し
たことで発生が憂慮される応答遅れを補う。
【0043】また、図8は、第二実施例において、第一
実施例のモータ駆動式ポンプ1が、車輪4輪にポンプ圧
Ps を吐出するように配置された構成図で、ポンプ圧P
s の制御は、図6と同様に、4輪それぞれのブレーキ制
御圧の内、最も大きいブレーキ制御圧Pc を検出し、ポ
ンプ圧Ps がそのブレーキ制御圧Pc と、必要最小限の
マージン圧Pd とを加算した圧力に制御されるよう、吐
出圧指令値Vs が電動モータ2に出力される。故に、新
たに接続された高圧用アキュムレータ11と電磁開閉弁
12の作用は、図7で説明した場合と同様である。
【0044】図9は第三実施例を示す構成図で、第一実
施例をエンジン駆動式ポンプにより構成しポンプを車輪
1輪ごとに配置した場合であり、13はエンジン14に
より駆動力を得るエンジン駆動式ポンプ、15はエンジ
ン駆動式ポンプ13で汲み上げたブレーキ液リザーバ7
のオイルを吐出圧指令値Vs を基に調圧する容量制御型
油圧調整弁で、これら要素により流体圧供給源を構成
し、調整弁15の吐出圧がポンプ圧に相当する。また、
油圧調整弁15にはフェールセーフ対策としてオリフィ
スが設けてある。こうした容量制御型油圧調整弁15に
は、例えば、特開平6−48144号公報に記載された
ものがあり、ポンプ13の吐出圧をフィードバックして
この吐出圧が過大になる時は、ブレーキ液リザーバ7と
連通する油圧調整弁15の入口開度をコントロールユニ
ット100からの指令(吐出圧指令値Vs )を基に図示
せぬスプール弁よって絞ることで、吐出圧の制御を行
う。
【0045】従って、運転者によるブレーキ操作とは別
のブレーキ制御が必要となる場合、容量制御型油圧調整
弁15の吐出圧を、吐出圧指令値Vs で制御できるか
ら、ポンプ圧Ps は、検出したブレーキ制御圧Pc とマ
ージン圧Pd とを加算した圧力でエンジン駆動式ポンプ
13から吐出されるようコントロールユニット100で
制御され、第一実施例と同様に、電子油圧制御弁3は、
予想される圧力変化幅に対応するポンプ圧Ps を元圧と
して各々のブレーキ制御を実施することができる。
【0046】また、図10は、第三実施例のエンジン駆
動式ポンプ13が、車輪4輪にポンプ圧Ps を吐出する
ように配置した構成図で、ポンプ圧Ps の制御はホイー
ルシリンダが必要とする4輪それぞれのブレーキ制御圧
の内、最も大きいブレーキ制御圧Pc を検出し、ポンプ
圧Ps がそのブレーキ制御圧Pc と予想される圧力の変
化を考慮したマージン圧Pd とを加算した圧力に制御さ
れるよう、吐出圧指令値Vs が容量制御型油圧調整弁1
5に出力される。つまり、図6で説明したモータ駆動式
ポンプ1の場合と同様の作用がなされる。
【0047】図11および図12は、高圧用アキュムレ
ータ11と電磁開閉弁12を設けた第二実施例を、エン
ジン駆動式ポンプ13で置き換えた第四実施例を示す構
成図で、その作用も同様になされる。
【0048】なお、本実施例のアキュムレータ4はポン
プ1から吐出されるオイルの一部を蓄え、電子油圧制御
弁3の出力が急増加する時に、その蓄えたオイルを放出
することによりポンプから吐出される油量を補うための
ものであり、電子油圧制御弁3で消費する油量に比べポ
ンプ1から吐出する油量が大きい場合には蓄えたオイル
を放出せずに済むから、省略することも可能である。
【0049】図13は電子油圧制御弁3の構成を示すも
のであり、20は等しい径を有するスプール、21はス
リーブ、22はスプール20を貫通する断面積AO の油
路、23は油路22に挿入しスリーブ21の内壁21a
に当接している反力ピン、24はスプール20と連結す
るプランジャ、25はソレノイド、26,27はスプー
ル20を支持するばねである。
【0050】次にこの電子油圧制御弁3の作用を説明す
ると、まず入力ポート3sにポンプ圧Ps を入力し、コ
ントローラ100の制御圧指令値Vc から、ソレノイド
25にソレノイド電流Is が通電され、スプール20が
プランジャ24を介して、図面左方向の力Fs を受け
る。また、スプール20には、ばね26,27により図
面左方向の力F1 と、図面右方向の力F2 が加わる。さ
らに、スプール20には断面積AO の反力ピン23が挿
入してあるため、出力ポート3cの出力圧をPcとする
と、スプール20系の力の釣合から、 Fs +F1 =Pc ・AO +F2 よって、 Pc =(Fs +F1 −F2 )/AO ここで、ばね26,27が同等のものであるとすると、
力F1 ,F2 は、ほぼ一定のため、 Pc =Fs /AO ‥‥‥(1) となり、出力圧Pc はソレノイド推力Fs に比例して変
化する。
【0051】つまり、出力圧Pc は、コントローラ10
0からの制御圧指令値Vc に比例するということである
から、電子油圧制御弁3の出力圧Pc とコントローラ1
00からの制御圧指令値Vc との関係は、ヒステリシス
を含め図3に示すものになる。
【0052】よって、(1)式からも明らかなように、
ソレノイド推力Fs の増加によりスプール20が図面左
方向に移動した場合、出力圧Pc が大きくなり、逆にソ
レノイド推力FS の減少によりスプール20が図面右方
向に移動した場合、出力圧P c が小さくなるように制御
される。
【0053】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の
内、請求項1に係るブレーキ制御装置は、ブレーキ制御
の内容ごとに電子制御圧系のブレーキ制御圧マージン分
を設定し、流体圧供給源の吐出圧がブレーキ制御圧にマ
ージン分を加算して得られる圧力となるよう、吐出圧指
令値を制御するから、前記流体圧供給源が実用使用頻度
の低い、制御上予想される最大圧に保たれる必要がな
く、前記流体圧供給源での駆動力による過大なエネルギ
ー消費を軽減することが可能になる。また、高い圧力の
余分な吐出を抑えることから、ブレーキ制御装置の耐久
性を向上させることにもなる。
【0054】また、請求項2に係る、ブレーキ制御装置
は、前記流体圧供給源を電動モータで駆動する場合、該
電動モータの駆動電流を加減して前記流体圧供給源の吐
出圧を制御するから、該流体圧供給源での駆動負荷を軽
減することによるバッテリの消費電力を抑えるという請
求項1に係る効果に加えて、前記流体圧供給源の吐出圧
は電動モータの駆動電流との比例関係で容易に制御を行
うことができる。
【0055】加えて、請求項3に係るブレーキ制御装置
は、前記流体圧供給源をエンジンで駆動する場合、前記
流体圧供給源の吐出圧に応動して、該流体圧供給源の入
口開口を制御するから、該流体圧供給源での駆動負荷を
軽減することにより燃費の悪化を防止するという請求項
1に係る効果に加えて、制御上予想される最大圧に抗し
て駆動するエンジンの耐久性を向上させることになる。
【0056】さらに、請求項4に係るブレーキ制御装置
は、マージン圧設定手段は前記電子制御圧系のブレーキ
制御圧マージン分を、前記判定したブレーキ制御の内容
ごとに、想定される前記電子制御圧系のブレーキ制御圧
最大変化幅に対応させて設定するから、上記効果に加え
て、より実用性に対応した範囲で圧力源の吐出圧を制御
することが可能になる。
【0057】さらに加えて、請求項5に係るブレーキ制
御装置は、マージン圧設定手段は前記マージン分を、前
記判定したブレーキ制御の内容に基づき必要最大圧に設
定するから、上記効果に加えて、さらに実用性に対応し
た範囲で圧力源の吐出圧を制御することが可能になる。
【0058】請求項6に係るブレーキ制御装置は、前記
流体圧供給源の吐出圧回路に開閉弁を介してアキュムレ
ータを接続し、前記電子制御圧系のブレーキ制御圧が該
電子制御圧系への制御圧指令値に追従し得ない間に前記
開閉弁を開いて、前記アキュムレータに蓄えられた最大
圧により前記追従を行うから、ポンプ圧を制限して出力
するため、短時間に電子制御圧系のブレーキ制御圧を設
定マージン圧を加えた圧力以上に増加させる必要が生じ
た場合の応答遅れを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ制御装置の作用を示す概念図
である。
【図2】本発明の第一実施例で、流体圧供給源を車輪1
輪ごとに配置した場合を示す構成図である。
【図3】同例における電子油圧制御弁への制御圧指令値
と電子油圧制御弁のブレーキ制御圧との関係を示す説明
図である。
【図4】同例におけるモータ駆動式ポンプのモータ駆動
電流とポンプ圧との関係を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例におけるポンプ圧の制御プログ
ラムを示すフローチャートである。
【図6】1つのモータ駆動式ポンプを車輪4輪に接続す
るように配置した第一実施例を示す構成図である。
【図7】本発明の第二実施例を示す構成図である。
【図8】同例に基づいて、1つのモータ駆動式ポンプを
車輪4輪に接続するように配置した場合を示す構成図で
ある。
【図9】本発明の流体圧供給源を車輪1輪ごとに配置し
た第一実施例を、エンジン駆動式ポンプにより構成した
第三実施例を示す構成図である。
【図10】同例に基づいて、1つのエンジン駆動式ポン
プが車輪4輪に接続するように配置した場合を示す構成
図である。
【図11】本発明の流体圧供給源を車輪1輪ごとに配置
した第二実施例をエンジン駆動式ポンプにより構成した
第四実施例を示す構成図である。
【図12】同例に基づいて、1つのエンジン駆動式ポン
プが車輪4輪に接続するように配置した場合を示す構成
図である。
【図13】電子油圧制御弁を示す構成図である。
【符号の説明】
1 モータ駆動式ポンプ 2 電動モータ 3 電子油圧制御弁 4 アキュムレータ 5 2位置3方向電磁切換弁 6 ホイールシリンダ 7 ブレーキ液リザーバ 8 マスターシリンダ 8F ポート 9 ブレーキペダル 10 制動倍力装置 11 高圧用アキュムレータ 12 電磁開閉弁 13 エンジン駆動式ポンプ 14 エンジン 15 容量制御型油圧調整弁 20 スプール 21 スリーブ 22 油路 23 反力ピン 24 プランジャ 25 ソレノイド 26,27 ばね 100 コントロールユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者のブレーキ操作力に対応したブレ
    ーキ操作圧を発生する倍力装置付きのブレーキ操作圧系
    と、 制御圧指令値に基づき調圧されたブレーキ制御圧を発生
    する電子制御圧系と、 前記電子制御圧系の元圧を吐出圧指令値に基づき吐出す
    る流体圧供給源と、 前記ブレーキ操作圧系からのブレーキ操作圧と、前記電
    子制御圧系からのブレーキ制御圧のうち、どちらか一方
    を選択しホイールシリンダにブレーキ液圧として供給す
    る切り換え弁とを具え、 該切り換え弁により、ブレーキ液圧としてブレーキ操作
    圧が選択されている位置にある時には、ブレーキ操作圧
    に等しくなるような制御圧指令値を、また、前記切り換
    え弁により、ブレーキ液圧としてブレーキ制御圧が選択
    されている位置にある時には、車両の走行状態に基づく
    ブレーキ制御の内容に応じた制御圧指令値を電子制御圧
    系に出力するブレーキ制御装置において、 前記電子制御圧系のブレーキ制御圧を検出する電子制御
    圧検出手段と、 前記ブレーキ制御の内容を判別するブレーキ制御内容判
    別手段と、 該手段により判定したブレーキ制御の内容ごとに、前記
    電子制御圧系のブレーキ制御圧マージン分を設定するマ
    ージン圧設定手段と、 前記検出したブレーキ制御圧に前記ブレーキ制御圧マー
    ジン分を加算して得られる圧力に、前記吐出圧指令値を
    制御する流体圧供給源制御手段とを具備することを特徴
    とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記流体圧供給源を
    電動モーターで駆動する場合、前記流体圧供給源は該電
    動モーターの駆動電流を加減して、前記流体圧供給源か
    らの吐出圧を制御するものであることを特徴とするブレ
    ーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記流体圧供給源を
    エンジンで駆動する場合、前記流体圧供給源は、前記流
    体圧供給源の吐出圧に応動して、該流体圧供給源の入口
    開口を制御するようしたものであることを特徴とするブ
    レーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記マージン圧設定手段は電子制御圧系のブレーキ
    制御圧マージン分を、前記判定したブレーキ制御の内容
    ごとに、想定される前記ブレーキ制御圧最大変化幅に対
    応させて設定するよう構成したことを特徴とするブレー
    キ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、前記マージン圧設定手段は電子制御圧系のブレーキ
    制御圧マージン分を、前記判定したブレーキ制御の内容
    に基づき必要最大圧に設定するよう構成したことを特徴
    とするブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項におい
    て、前記流体圧供給源の吐出圧回路に、該流体圧供給源
    が出力可能な最高圧を蓄えることができるアキュムレー
    タを接続して設け、該接続部に、前記ブレーキ制御圧が
    該電子制御圧系への制御圧指令値に追従し得ない間に開
    いて、該追従を前記アキュムレータの内圧により可能に
    する開閉弁を設けたことを特徴とするブレーキ制御装
    置。
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WO2019064343A1 (ja) * 2017-09-26 2019-04-04 日立建機株式会社 車両用ブレーキシステム

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