JPH08267599A - プロテクター付き曲管ゴムホースの製造方法 - Google Patents
プロテクター付き曲管ゴムホースの製造方法Info
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- JPH08267599A JPH08267599A JP7072572A JP7257295A JPH08267599A JP H08267599 A JPH08267599 A JP H08267599A JP 7072572 A JP7072572 A JP 7072572A JP 7257295 A JP7257295 A JP 7257295A JP H08267599 A JPH08267599 A JP H08267599A
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- protector
- rubber hose
- heat
- unvulcanized rubber
- unvulcanized
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C53/00—Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
- B29C53/02—Bending or folding
- B29C53/08—Bending or folding of tubes or other profiled members
- B29C53/083—Bending or folding of tubes or other profiled members bending longitudinally, i.e. modifying the curvature of the tube axis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2021/00—Use of unspecified rubbers as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 曲管ゴムホースの外周にプロテクターを簡単
且つ容易に、所定位置に正確に固着させたプロテクター
付き曲管ゴムホースを提供する。 【構成】 直管状の未加硫ゴムホース１の外周に未加硫
エラストマー又は熱収縮性のプロテクター２ａを挿着
し、位置決めしたプロテクター２ａを耐熱性接着剤３に
より少なくとも１箇所で未加硫ゴムホース１に固定した
後、この未加硫ゴムホース１を曲がりマンドレル４に挿
着し、未加硫ゴムホース１の加硫成形と同時にその外周
の所定位置にプロテクター２ａを固着させる。
且つ容易に、所定位置に正確に固着させたプロテクター
付き曲管ゴムホースを提供する。 【構成】 直管状の未加硫ゴムホース１の外周に未加硫
エラストマー又は熱収縮性のプロテクター２ａを挿着
し、位置決めしたプロテクター２ａを耐熱性接着剤３に
より少なくとも１箇所で未加硫ゴムホース１に固定した
後、この未加硫ゴムホース１を曲がりマンドレル４に挿
着し、未加硫ゴムホース１の加硫成形と同時にその外周
の所定位置にプロテクター２ａを固着させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ヒーターホー
ス等のように、曲管ゴムホースの外周の所定位置にプロ
テクターを取り付けたプロテクター付き曲管ゴムホース
の製造方法に関する。
ス等のように、曲管ゴムホースの外周の所定位置にプロ
テクターを取り付けたプロテクター付き曲管ゴムホース
の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ヒーターホース等の自動車用ゴムホース
は、装着する箇所によって他の部品等に接触又は接近す
るので、これらとの接触による摩耗や損傷、あるいは加
熱からゴムホースを保護するため、ゴムホース外周の必
要箇所にゴム又はスポンジ等からなるプロテクターを設
けている。
は、装着する箇所によって他の部品等に接触又は接近す
るので、これらとの接触による摩耗や損傷、あるいは加
熱からゴムホースを保護するため、ゴムホース外周の必
要箇所にゴム又はスポンジ等からなるプロテクターを設
けている。
【０００３】従来、かかるプロテクター付きゴムホース
を製造するには、ゴムホースとプロテクターを別々に製
造した後、人手によりゴムホースの外周にプロテクター
を嵌め込んでいた。しかし、加硫済みのゴムホースの外
周にプロテクターを嵌め込む作業は、プロテクターを手
で広げたりゴムホースを圧縮する等の操作が不可欠であ
って、作業者に大きな負荷がかかる困難な作業であっ
た。
を製造するには、ゴムホースとプロテクターを別々に製
造した後、人手によりゴムホースの外周にプロテクター
を嵌め込んでいた。しかし、加硫済みのゴムホースの外
周にプロテクターを嵌め込む作業は、プロテクターを手
で広げたりゴムホースを圧縮する等の操作が不可欠であ
って、作業者に大きな負荷がかかる困難な作業であっ
た。
【０００４】更に、ゴムホースが曲管である場合、この
加硫済みの曲管ゴムホースの外周にプロテクターを人手
で嵌め込む作業は、直管の場合に比べて嵌め込み荷重が
極めて高いため一般の作業者にとっては至難の作業であ
り、力の強い熟練した専門作業者にとっても極めて困難
な作業であった。
加硫済みの曲管ゴムホースの外周にプロテクターを人手
で嵌め込む作業は、直管の場合に比べて嵌め込み荷重が
極めて高いため一般の作業者にとっては至難の作業であ
り、力の強い熟練した専門作業者にとっても極めて困難
な作業であった。
【０００５】また、特公平６−２２９３８号公報に記載
されるように、ゴムホースを未加硫の状態でマンドレル
に挿着し、この未加硫ゴムホースの外周に熱収縮性のプ
ロテクターを更に挿着した後、未加硫ゴムホースを加硫
成形すると同時にその熱でプロテクターを熱収縮させ、
ゴムホースの外周にプロテクターを密着固定する方法も
行われている。
されるように、ゴムホースを未加硫の状態でマンドレル
に挿着し、この未加硫ゴムホースの外周に熱収縮性のプ
ロテクターを更に挿着した後、未加硫ゴムホースを加硫
成形すると同時にその熱でプロテクターを熱収縮させ、
ゴムホースの外周にプロテクターを密着固定する方法も
行われている。
【０００６】しかしながら、この方法においても、特に
曲がり形状が付与された未加硫ゴムホース外周へのプロ
テクターの挿着は容易ではなく、例えば曲がりマンドレ
ルで曲がり形状に保持された未加硫ゴムホースの外周
に、柔らかい未加硫ゴムホースを傷付けることなくプロ
テクターを挿着することは容易ではなかった。
曲がり形状が付与された未加硫ゴムホース外周へのプロ
テクターの挿着は容易ではなく、例えば曲がりマンドレ
ルで曲がり形状に保持された未加硫ゴムホースの外周
に、柔らかい未加硫ゴムホースを傷付けることなくプロ
テクターを挿着することは容易ではなかった。
【０００７】しかも、未加硫ゴムホース外周上でのプロ
テクターの位置決めが難しく、特別な位置決め用の治具
を用いたり或はゴムホース外周に目印を付けたりして
も、加硫によるゴムホースやプロテクターの収縮その他
の条件によって、加硫後のゴムホース外周の所定の位置
にプロテクターを正確に密着固定することは極めて難し
かった。加えて、熱収縮性のプロテクターを使用した場
合、通常のエラストマーからなるプロテクターに比べて
コストが高くなるという問題があった。
テクターの位置決めが難しく、特別な位置決め用の治具
を用いたり或はゴムホース外周に目印を付けたりして
も、加硫によるゴムホースやプロテクターの収縮その他
の条件によって、加硫後のゴムホース外周の所定の位置
にプロテクターを正確に密着固定することは極めて難し
かった。加えて、熱収縮性のプロテクターを使用した場
合、通常のエラストマーからなるプロテクターに比べて
コストが高くなるという問題があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の事情に鑑み、曲管ゴムホースの外周にプロテクターを
簡単且つ容易に、しかも所定の位置に正確に密着固定す
ることのできる、プロテクター付き曲管ゴムホースの製
造方法を提供することを目的とする。
の事情に鑑み、曲管ゴムホースの外周にプロテクターを
簡単且つ容易に、しかも所定の位置に正確に密着固定す
ることのできる、プロテクター付き曲管ゴムホースの製
造方法を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供するプロテクター付き曲管ゴムホース
の製造方法は、直管状の未加硫ゴムホースの外周の一部
に未加硫エラストマー又は熱収縮性のプロテクターを挿
着し、位置決めしたプロテクターを耐熱性接着剤により
少なくとも１箇所で未加硫ゴムホースに固定した後、こ
の未加硫ゴムホースを曲がりマンドレルに挿着し、未加
硫ゴムホースを加硫成形すると同時に、加硫された曲管
ゴムホースの外周の所定位置にプロテクターを固着させ
ることを特徴とする。
め、本発明が提供するプロテクター付き曲管ゴムホース
の製造方法は、直管状の未加硫ゴムホースの外周の一部
に未加硫エラストマー又は熱収縮性のプロテクターを挿
着し、位置決めしたプロテクターを耐熱性接着剤により
少なくとも１箇所で未加硫ゴムホースに固定した後、こ
の未加硫ゴムホースを曲がりマンドレルに挿着し、未加
硫ゴムホースを加硫成形すると同時に、加硫された曲管
ゴムホースの外周の所定位置にプロテクターを固着させ
ることを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明方法では、図１に示すように、長尺の未
加硫ゴムホース１を所定の長さに切断し、直管状に保持
したまま、その外周に未加硫エラストマーの又は熱収縮
性のプロテクター２ａを挿入する。プロテクター２ａは
未加硫ゴムホース１の全長よりも短いので、未加硫ゴム
ホース１の外周上の所定位置に正確に位置決めした後、
両者の間を耐熱性接着剤３で仮止め固定しておく。
加硫ゴムホース１を所定の長さに切断し、直管状に保持
したまま、その外周に未加硫エラストマーの又は熱収縮
性のプロテクター２ａを挿入する。プロテクター２ａは
未加硫ゴムホース１の全長よりも短いので、未加硫ゴム
ホース１の外周上の所定位置に正確に位置決めした後、
両者の間を耐熱性接着剤３で仮止め固定しておく。
【００１１】耐熱性接着剤３によるプロテクター２ａの
仮止め固定は、プロテクター２ａのいずれか一端側を１
〜２箇所で固定することが好ましい。プロテクター２ａ
の両端側を固定すると、後に曲がりマンドレルに挿入し
たときプロテクター２ａがスムースに曲がらず、表面に
凹凸状の皺が発生しやすいからである。
仮止め固定は、プロテクター２ａのいずれか一端側を１
〜２箇所で固定することが好ましい。プロテクター２ａ
の両端側を固定すると、後に曲がりマンドレルに挿入し
たときプロテクター２ａがスムースに曲がらず、表面に
凹凸状の皺が発生しやすいからである。
【００１２】次に、図２に示すように、この未加硫ゴム
ホース１を曲がりマンドレル４に挿着することで、未加
硫ゴムホース１及びその外周のプロテクター２ａに所定
の曲がり形状を付与する。曲がりマンドレル４への挿着
方向は、耐熱性接着剤３での固定がプロテクター２ａの
一端側のみである場合も特に限定されないが、前記した
プロテクター２ａの皺を避けるため、耐熱性接着剤３で
の固定箇所が曲がり部に位置しないように挿着すること
が好ましい。
ホース１を曲がりマンドレル４に挿着することで、未加
硫ゴムホース１及びその外周のプロテクター２ａに所定
の曲がり形状を付与する。曲がりマンドレル４への挿着
方向は、耐熱性接着剤３での固定がプロテクター２ａの
一端側のみである場合も特に限定されないが、前記した
プロテクター２ａの皺を避けるため、耐熱性接着剤３で
の固定箇所が曲がり部に位置しないように挿着すること
が好ましい。
【００１３】その後、図３に示すように、加熱により未
加硫ゴムホース１を加硫して曲管ゴムホース５とすると
同時に、その外周にプロテクター２ｂを固着させる。用
いるプロテクター２ａが未加硫エラストマーの場合、プ
ロテクター２ｂは加硫と同時に曲管ゴムホース５の外周
の少なくとも曲がり箇所に接着する。また、熱収縮性の
場合には、収縮したプロテクター２ｂが曲管ゴムホース
５の外周に密着する。いずれの場合も、未加硫ゴムホー
ス１の加硫と同時にプロテクター２ａの加硫又は熱収縮
が起こるように、加硫温度を適宜選択する。
加硫ゴムホース１を加硫して曲管ゴムホース５とすると
同時に、その外周にプロテクター２ｂを固着させる。用
いるプロテクター２ａが未加硫エラストマーの場合、プ
ロテクター２ｂは加硫と同時に曲管ゴムホース５の外周
の少なくとも曲がり箇所に接着する。また、熱収縮性の
場合には、収縮したプロテクター２ｂが曲管ゴムホース
５の外周に密着する。いずれの場合も、未加硫ゴムホー
ス１の加硫と同時にプロテクター２ａの加硫又は熱収縮
が起こるように、加硫温度を適宜選択する。
【００１４】最後に、図３に示すように、加硫された曲
管ゴムホース５から曲がりマンドレル４を抜き取れば、
外周の一部を被覆したプロテクター２ｂが所定位置に接
着あるいは密着状態に固着された曲管ゴムホース５が得
られる。
管ゴムホース５から曲がりマンドレル４を抜き取れば、
外周の一部を被覆したプロテクター２ｂが所定位置に接
着あるいは密着状態に固着された曲管ゴムホース５が得
られる。
【００１５】プロテクター２ｂは曲管ゴムホース５の全
長にわたって外周を被覆するのではなく、外周の一部の
必要箇所のみを被覆している。従って、プロテクター２
ｂは曲管ゴムホース５の外周の所定位置に正確に固定さ
れる必要があるが、本発明方法では、未加硫ゴムホース
１の外周における予め加硫による収縮を考慮して求めた
位置にプロテクター２ａを位置決めし、未加硫ゴムホー
ス１に耐熱性接着剤３で固定しておくので、プロテクタ
ー２ｂを常に所定位置に正確に固定できる。
長にわたって外周を被覆するのではなく、外周の一部の
必要箇所のみを被覆している。従って、プロテクター２
ｂは曲管ゴムホース５の外周の所定位置に正確に固定さ
れる必要があるが、本発明方法では、未加硫ゴムホース
１の外周における予め加硫による収縮を考慮して求めた
位置にプロテクター２ａを位置決めし、未加硫ゴムホー
ス１に耐熱性接着剤３で固定しておくので、プロテクタ
ー２ｂを常に所定位置に正確に固定できる。
【００１６】本発明において使用する耐熱性接着剤は、
加硫初期における加硫温度に耐えられる程度の耐熱性を
有するものであれば良く、加硫完了時まで接着力を保持
している必要はない。かかる耐熱性接着剤の好ましい例
としては、シアノアクリレート系の耐熱性接着剤があ
る。
加硫初期における加硫温度に耐えられる程度の耐熱性を
有するものであれば良く、加硫完了時まで接着力を保持
している必要はない。かかる耐熱性接着剤の好ましい例
としては、シアノアクリレート系の耐熱性接着剤があ
る。
【００１７】また、プロテクターを構成する未加硫エラ
ストマーとしては、通常プロテクターとして用いられて
いるゴム材料であって良く、好ましくはＥＰＤＭ、ＣＲ
等を使用できる。熱収縮性のプロテクターの材料として
は、例えばエチレンプロピレンゴム（ＥＰＲ）、クロル
スルホン化ポリエチレン等のゴムや樹脂材料からなるソ
リッド又はスポンジを使用することができる。
ストマーとしては、通常プロテクターとして用いられて
いるゴム材料であって良く、好ましくはＥＰＤＭ、ＣＲ
等を使用できる。熱収縮性のプロテクターの材料として
は、例えばエチレンプロピレンゴム（ＥＰＲ）、クロル
スルホン化ポリエチレン等のゴムや樹脂材料からなるソ
リッド又はスポンジを使用することができる。
【００１８】尚、プロテクターの端部が曲管ゴムホース
の曲がり箇所に位置するため、プロテクター端部の開口
部が広がって曲管ゴムホースとの間に大きな隙間ができ
るような場合には、熱収縮性のプロテクターを使用する
ことで、端部を含めて全体に隙間なく密着させることが
可能である。
の曲がり箇所に位置するため、プロテクター端部の開口
部が広がって曲管ゴムホースとの間に大きな隙間ができ
るような場合には、熱収縮性のプロテクターを使用する
ことで、端部を含めて全体に隙間なく密着させることが
可能である。
【００１９】
【実施例】実施例１ 外周にゴムのプロテクターを取り付けた曲管ゴムホース
を製造した。まず、内部にレーヨンの繊維補強層を有す
るＥＰＤＭからなる長尺の未加硫ゴムホースを作製し、
これを切断することによって、長さが４５０ｍｍで、内
径１６ｍｍ及び外径２４ｍｍの直管状の未加硫ゴムホー
スとした。
を製造した。まず、内部にレーヨンの繊維補強層を有す
るＥＰＤＭからなる長尺の未加硫ゴムホースを作製し、
これを切断することによって、長さが４５０ｍｍで、内
径１６ｍｍ及び外径２４ｍｍの直管状の未加硫ゴムホー
スとした。
【００２０】次に、図１に示すように、この未加硫ゴム
ホース１を直管状に保持したまま、その外周にＥＰＤＭ
の未加硫ゴムチューブからなるプロテクター２ａを挿着
した。このプロテクター２ａは、完成品としての長さは
２００ｍｍであるが、加硫時の収縮を見込んで２０５ｍ
ｍの長さとし、未加硫ゴムホース１への挿着が可能なよ
うに内径２５ｍｍ及び外径２９ｍｍとした。
ホース１を直管状に保持したまま、その外周にＥＰＤＭ
の未加硫ゴムチューブからなるプロテクター２ａを挿着
した。このプロテクター２ａは、完成品としての長さは
２００ｍｍであるが、加硫時の収縮を見込んで２０５ｍ
ｍの長さとし、未加硫ゴムホース１への挿着が可能なよ
うに内径２５ｍｍ及び外径２９ｍｍとした。
【００２１】このプロテクター２ａを、未加硫ゴムホー
ス１の外周の予め定めた位置に正確に位置決めし、その
位置でプロテクター２ａの一端をα−シアノアクリレー
トを主成分とする耐熱性接着剤３（スリーボンド社製、
商品名ＴＢ１７３５）により１箇所で仮止め固定した。
ス１の外周の予め定めた位置に正確に位置決めし、その
位置でプロテクター２ａの一端をα−シアノアクリレー
トを主成分とする耐熱性接着剤３（スリーボンド社製、
商品名ＴＢ１７３５）により１箇所で仮止め固定した。
【００２２】その後、図２に示すように、この未加硫ゴ
ムホース１を、耐熱性接着剤３での固定箇所と反対側か
ら曲がりマンドレル４に挿着し、先端がストッパー用フ
ランジ６に当接するまで挿入して所定の曲がり形状を付
与した。その後、未加硫ゴムホース１を加硫缶に入れ、
曲がりマンドレル４の取付部７を加硫缶内の取付台に固
定した後、１４０〜１５０℃で加硫を行った。
ムホース１を、耐熱性接着剤３での固定箇所と反対側か
ら曲がりマンドレル４に挿着し、先端がストッパー用フ
ランジ６に当接するまで挿入して所定の曲がり形状を付
与した。その後、未加硫ゴムホース１を加硫缶に入れ、
曲がりマンドレル４の取付部７を加硫缶内の取付台に固
定した後、１４０〜１５０℃で加硫を行った。
【００２３】その結果、未加硫ゴムホース１が加硫され
ると同時に未加硫ゴムのプロテクター２ａも加硫され、
図３に示すように、外周の所定位置に加硫成形された長
さ２００ｍｍのプロテクター２ｂが正確に固着された曲
管ゴムホース５を得ることができた。また、プロテクタ
ー２ｂと曲管ゴムホース５の接着力は、１０ｋｇｆ／ｃ
ｍ2以上であり、十分規格を満たすものであった。
ると同時に未加硫ゴムのプロテクター２ａも加硫され、
図３に示すように、外周の所定位置に加硫成形された長
さ２００ｍｍのプロテクター２ｂが正確に固着された曲
管ゴムホース５を得ることができた。また、プロテクタ
ー２ｂと曲管ゴムホース５の接着力は、１０ｋｇｆ／ｃ
ｍ2以上であり、十分規格を満たすものであった。
【００２４】実施例２ 外周に熱収縮性のプロテクターを取り付けた曲管ゴムホ
ースを製造した。使用した未加硫ゴムホースは、実施例
１と同様に、内部にレーヨンの繊維補強層を有するＥＰ
ＤＭからなる長尺の未加硫ゴムホースを切断した、長さ
が４５０ｍｍで内径１６ｍｍ及び外径２４ｍｍの直管状
の未加硫ゴムホースである。
ースを製造した。使用した未加硫ゴムホースは、実施例
１と同様に、内部にレーヨンの繊維補強層を有するＥＰ
ＤＭからなる長尺の未加硫ゴムホースを切断した、長さ
が４５０ｍｍで内径１６ｍｍ及び外径２４ｍｍの直管状
の未加硫ゴムホースである。
【００２５】この未加硫ゴムホースを直管状に保持した
まま、その外周に熱収縮性のプロテクターを挿着した。
プロテクターはＥＰＲの熱収縮性チューブからなり、完
成品としての長さは２００ｍｍであるが、加硫時の収縮
を見込んで２０３ｍｍの長さとし、挿着しやすいように
内径５０ｍｍ及び外径５２ｍｍとした。
まま、その外周に熱収縮性のプロテクターを挿着した。
プロテクターはＥＰＲの熱収縮性チューブからなり、完
成品としての長さは２００ｍｍであるが、加硫時の収縮
を見込んで２０３ｍｍの長さとし、挿着しやすいように
内径５０ｍｍ及び外径５２ｍｍとした。
【００２６】この熱収縮性プロテクターを、未加硫ゴム
ホースの外周の予め定めた位置に正確に位置決めし、そ
の位置で熱収縮性プロテクターの一端をα−シアノアク
リレートを主成分とする耐熱性接着剤（スリーボンド社
製、商品名ＴＢ１７３５）により１箇所で仮止め固定し
た。
ホースの外周の予め定めた位置に正確に位置決めし、そ
の位置で熱収縮性プロテクターの一端をα−シアノアク
リレートを主成分とする耐熱性接着剤（スリーボンド社
製、商品名ＴＢ１７３５）により１箇所で仮止め固定し
た。
【００２７】次に、この未加硫ゴムホースを、耐熱性接
着剤での固定箇所と反対側から曲がりマンドレルに挿着
し、先端がストッパー用フランジに当接するまで挿入し
て所定の曲がり形状を付与した。その後、実施例１と同
様に、未加硫ゴムホースを加硫缶に入れ、１４０〜１５
０℃で加硫を行った。
着剤での固定箇所と反対側から曲がりマンドレルに挿着
し、先端がストッパー用フランジに当接するまで挿入し
て所定の曲がり形状を付与した。その後、実施例１と同
様に、未加硫ゴムホースを加硫缶に入れ、１４０〜１５
０℃で加硫を行った。
【００２８】その結果、未加硫ゴムホースが加硫成形さ
れると同時に、その熱で熱収縮性プロテクター２が収縮
し、外周の所定位置に長さ２００ｍｍのプロテクターが
正確に密着して固定された曲管ゴムホースを得ることが
できた。また、プロテクターと曲管ゴムホースの接着力
は、１０ｋｇｆ／ｃｍ2以上であり、十分規格を満たす
ものであった。
れると同時に、その熱で熱収縮性プロテクター２が収縮
し、外周の所定位置に長さ２００ｍｍのプロテクターが
正確に密着して固定された曲管ゴムホースを得ることが
できた。また、プロテクターと曲管ゴムホースの接着力
は、１０ｋｇｆ／ｃｍ2以上であり、十分規格を満たす
ものであった。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、直管状の未加硫ゴムホ
ースの外周にプロテクターを挿着し、耐熱性接着剤で仮
止め固定してから、未加硫ゴムホースを加硫すると同時
にその外周にプロテクターを固着させるので、曲管ゴム
ホースの外周にプロテクターを簡単且つ容易に、しかも
所定の位置に正確に取り付けることができる。
ースの外周にプロテクターを挿着し、耐熱性接着剤で仮
止め固定してから、未加硫ゴムホースを加硫すると同時
にその外周にプロテクターを固着させるので、曲管ゴム
ホースの外周にプロテクターを簡単且つ容易に、しかも
所定の位置に正確に取り付けることができる。
【００３０】また、未加硫エラストマーからなるプロテ
クターを使用することにより、曲管ゴムホースの外周に
プロテクターを簡単に且つ正確に固着できるから、安価
なプロテクター付き曲管ゴムホースを提供できる。一
方、プロテクターとして熱収縮性プロテクターを使用す
れば、曲管ゴムホースとの間にプロテクターを簡単且つ
正確に、隙間なく密着固定させることができる。
クターを使用することにより、曲管ゴムホースの外周に
プロテクターを簡単に且つ正確に固着できるから、安価
なプロテクター付き曲管ゴムホースを提供できる。一
方、プロテクターとして熱収縮性プロテクターを使用す
れば、曲管ゴムホースとの間にプロテクターを簡単且つ
正確に、隙間なく密着固定させることができる。
【図１】本発明方法において未加硫ゴムホース外周に挿
着したプロテクターを耐熱性接着剤で固定した状態を示
す概略側面図である。
着したプロテクターを耐熱性接着剤で固定した状態を示
す概略側面図である。
【図２】本発明方法において外周にプロテクターを固定
した未加硫ゴムホースを曲がりマンドレルに挿着した状
態を示す概略側面図である。
した未加硫ゴムホースを曲がりマンドレルに挿着した状
態を示す概略側面図である。
【図３】本発明方法により得られた外周にプロテクター
を固着した曲管ゴムホースの概略側面図である。
を固着した曲管ゴムホースの概略側面図である。
１ 未加硫ゴムホース ２ａ プロテクター ２ｂ プロテクター ３ 耐熱性接着剤 ４ 曲がりマンドレル ５ 曲管ゴムホース ６ ストッパー用フランジ ７ 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:02 105:24 Ｂ２９Ｌ 23:00
Claims (2)
- 【請求項１】 直管状の未加硫ゴムホースの外周の一部
に未加硫エラストマー又は熱収縮性のプロテクターを挿
着し、位置決めしたプロテクターを耐熱性接着剤により
少なくとも１箇所で未加硫ゴムホースに固定した後、こ
の未加硫ゴムホースを曲がりマンドレルに挿着し、未加
硫ゴムホースを加硫成形すると同時に、加硫された曲管
ゴムホースの外周の所定位置にプロテクターを固着させ
ることを特徴とするプロテクター付き曲管ゴムホースの
製造方法。 - 【請求項２】 耐熱性接着剤によりプロテクターの一端
側を少なくとも１箇所で未加硫ゴムホース外周に固定す
ることを特徴とする、請求項１に記載のプロテクター付
き曲管ゴムホースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7072572A JPH08267599A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プロテクター付き曲管ゴムホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7072572A JPH08267599A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プロテクター付き曲管ゴムホースの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267599A true JPH08267599A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13493232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7072572A Pending JPH08267599A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | プロテクター付き曲管ゴムホースの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267599A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007160139A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Puresuko Kk | 鞘管及びこの鞘管を備えた手動ポンプ装置 |
| JP2007255537A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Bridgestone Corp | プロテクター付ホースおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7072572A patent/JPH08267599A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007160139A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Puresuko Kk | 鞘管及びこの鞘管を備えた手動ポンプ装置 |
| JP2007255537A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Bridgestone Corp | プロテクター付ホースおよびその製造方法 |
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