JP3599602B2 - ゴムホースの端末構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、締付バンドが取り付けられたゴムホースの端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
筒状部材の端部を他部材に接続する際に、接続部分の外周に締付バンドを配設し、この締付バンドを締め付けることによって、接続部分のシール性を確保する場合がある。このとき上記締付バンドは筒状部材に対して固定されている。
【0003】
例えば、筒状部材に突起を設け、この突起が挿入される貫通孔を締付バンドに形成すると共に、この締付バンドの外周側に突出した上記突起を加熱しながら押し潰すことによって、上記締付バンドを上記筒状部材に固定したもの(例えば、実開平2−138295号公報等を参照)や、先端が基端側に比べて大径なゴム等の弾性部材からなる突起を筒状部材に設け、上記突起の先端より小径の貫通孔を締付バンドに形成すると共に、上記突起を上記貫通孔に圧入することによって、上記締付バンドを上記筒状部材に固定したもの(実公平2−6319号公報等を参照)、等が従来から知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の構成では、筒状部材が熱可塑性の材質でなければならず、ゴム材料からなる筒状部材には適用できないため、筒状部材の材質が限定されてしまうという問題があると共に、締付バンドが筒状部材に対して、貫通孔の形成位置、すなわち締付バンドの幅方向の一点で固定されているため筒状部材に対する締付バンドの密着性が悪く、締付バンドが筒状部材の中心軸に対して傾むいた状態で締め付けられ、筒状部材の抜けやシール性が損なわれる虞がある。
【0005】
また、後者の構成では、筒状部材が押出成形品の場合、このような突起を形成するのは困難であるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、他部材へ固定するための締付バンドが端部に取り付けられたゴムホースの端末構造において、上記締付バンドの周方向の一部を被覆する締付バンド固定用ゴム部が、加硫あるいは半加硫状態のゴムホースの外周面に加硫成形され、かつ上記締付バンド固定用ゴム部が加硫成形される部分に対応して、上記締付バンドに回転防止用の異形部が予め設けられていることを特徴としている。これによって、締付バンド固定用ゴム部によって被覆される部分における締付バンドとゴムホースとの密着が良好となる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ゴムホースの締付バンド固定用ゴム部が加硫成形される部分には、予め接着剤が塗布されていることを特徴としている。これによって、締付バンド固定用ゴム部のゴムホースに対する接着力がより強固なものとなると共に、締付バンド固定用ゴム部とゴムホースの材料が互いに異なるゴム材料であっても接着することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
図1に示すように、押出成形された円筒状のゴムホース2の端部外周には、金属製で環状の締付バンド4が配設されている。この締付バンド4の周方向の一部は、加硫成形された締付バンド固定用ゴム部6によって被覆されている。そして、この締付バンド固定用ゴム部6は上記ゴムホース2の外周面に接着されている。
【0010】
上記締付バンド4は、細長い板状のバンド部8の一端に締付部10が取り付けられており、この締付部10に上記バンド部8の他端が挿入され、バンド部8が円環状に曲げられている。そして、上記締付部10の締付ビス11を回すことによって、バンド部8の他端側が締付部10に引き込まれ、締付バンド4の直径が変化する。
【0011】
図2及び図3に示すように、上記締付バンド固定用ゴム部6の加硫成形される部分に対応した上記締付バンド4には、この締付バンド4の上記ゴムホース2周方向への回転を防止するための異形部として貫通孔12が形成されている。
【0012】
また、上記ゴムホース2の上記締付バンド固定用ゴム部6が加硫成形される部分には、予め接着剤が塗布されている。
【0013】
つまり、上記締付バンド固定用ゴム部6は、締付バンド4の貫通孔12を介して接着剤が塗布されたゴムホース2の外周面に接着され、かつ締付バンド4の両端縁で、接着剤が塗布された上記ゴムホース2の外周面に接着されている。
【0014】
このような端末構造のゴムホース2は、図4に示すように、押出成形されたゴムホース2の端末を、締付バンド4がセットされた下型14の差込部16に挿入する。そして、この下型14と締付バンド固定用ゴム部6に対応するキャビティ18を有する上型20とを型合わせし、上記キャビティ18にゴム材料を注入し、加硫成形することによって、締付バンド4がゴムホース2端末の外周面に固定される。
【0015】
このように構成されたゴムホース2の端末構造においては、締付バンド4の一部を被覆する締付バンド固定用ゴム部6が締付バンド4を跨いで、上記ゴムホース2の外周面に加硫成形されているので、ゴムホース2に対する締付バンド4の密着が良好となり、上記締付バンド4が上記ゴムホース2の軸方向に対して傾いた状態で締め付けられることがなくなり、締付バンド4の締め付け後のゴムホース2のシール性が向上すると共に、他部材に取り付けられたゴムホース2の抜けを確実に防止することができる。特に、締付バンド固定用ゴム部6が加硫成形される部分に対応した位置の上記締付バンド4に貫通孔12が設けられていることによって、上記締結バンド4が上記ゴムホース2の周方向に回転してしまうことを確実に防止することができる。
【0016】
また、上記締付バンド4の上記ゴムホース2への固定は、ゴムホース2が押出成形品であっても、上記締付バンド固定用ゴム部6を加硫成形する一工程のみで可能なので、製造コストを低くすることができる。
【0017】
そして、接着剤を用いることによって、締付バンド固定用ゴム部6とゴムホース2とを、より強固に接着させることができると共に、上記締付バンド固定用ゴム部6と上記ゴムホース2とが互いに異種のゴム材料であっても接着することができ、材料の選定範囲を広くすることができる。
【0018】
尚、上記締付バンド固定用ゴム6が配設される位置は、上記締付バンド4の締付部10が取り付けられたバンド部8の一端に近いほうが望ましい。
【0019】
また、締付バンド4の上記ゴムホース2の周方向への回転防止手段は、上記実施例に限定されるものではなく、図6及び図7に示すように、締付バンド固定用ゴム部6に被覆される位置の締付バンド4に異形部として切欠部22,22を形成することによっても、締付バンド4の上記ゴムホース2の周方向への回転を抑止することができる。
【0020】
また、図8及び図9に示すように、締付バンド固定用ゴム部6の配設位置における締付バンド4に、略コ字形の切り込みを入れ、この切り込みを締付バンド4の外周側に引き起こして異形部となる突起部24を形成し、締付バンド4の上記ゴムホース2の周方向への回転を抑止することができる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、締付バンド固定用ゴム部によって被覆される部分における締付バンドとゴムホースとの密着が良好となり、締付バンドがゴムホースの中心軸に対して傾いた状態になることを防ぐことができる
また、請求項2に記載の発明のように、締付バンド固定用ゴム部が加硫成形されるゴムホースの外周面に接着剤を塗布することによって、締付バンド固定用ゴム部とゴムホースとを、より強固に接着させることができると共に、上記締付バンド固定用ゴム部と上記ゴムホースとが互いに異種のゴム材料であっても接着することができ、材料の選定範囲を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴムホースの端末構造を示す斜視図。
【図2】本発明に係るゴムホースの端末構造の要部正面図。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図。
【図4】本発明に係るゴムホースの端末構造の成形工程を示す工程説明図。
【図5】本発明に係るゴムホースの端末構造の成形型の要部断面図。
【図6】本発明の第2実施例に係るゴムホースの端末構造の要部正面図。
【図7】図6のB−B線に沿った断面図。
【図8】本発明の第3実施例に係るゴムホースの端末構造の要部正面図。
【図9】図8のC−C線に沿った断面図。
【符号の説明】
2…ゴムホース
4…締付バンド
6…締付バンド固定用ゴム部
12…貫通孔

Claims (2)

  1. 他部材へ固定するための締付バンドが端部に取り付けられたゴムホースの端末構造において、上記締付バンドの周方向の一部を被覆する締付バンド固定用ゴム部が、加硫あるいは半加硫状態のゴムホースの外周面に加硫成形され、かつ上記締付バンド固定用ゴム部が加硫成形される部分に対応して、上記締付バンドに回転防止用の異形部が予め設けられていることを特徴とするゴムホースの端末構造。
  2. ゴムホースの締付バンド固定用ゴム部が加硫成形される部分には、予め接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載のゴムホースの端末構造。
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