JPH0622938B2 - 保護管付きゴムホースの製造方法 - Google Patents

保護管付きゴムホースの製造方法

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JPH0622938B2
JPH0622938B2 JP63174154A JP17415488A JPH0622938B2 JP H0622938 B2 JPH0622938 B2 JP H0622938B2 JP 63174154 A JP63174154 A JP 63174154A JP 17415488 A JP17415488 A JP 17415488A JP H0622938 B2 JPH0622938 B2 JP H0622938B2
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JP
Japan
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rubber hose
heat
protective tube
unvulcanized rubber
tube
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JP63174154A
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尚 田口
貞次 杉本
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用ヒーターホース等のように外周の一
部に保護管を固定したゴムホースの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ヒーターホース等の自動車用ゴムホースは、装着する個
所によつて他の部品等に接触又は接近するので、これら
との接触による摩耗や損傷からゴムホースを保護するた
め、必要個所の外周に保護管を設けている。
保護管は一般にゴム又はスポンジからなり、従来はかか
る保護管を別途加硫済みのゴムホース(加硫ゴムホー
ス)の外周に接着剤で接着して固定していた。即ち、直
管又は曲管をなす加硫ゴムホースの必要箇所の外周に加
硫ゴムホースより短い保護管を人手により嵌めた後、保
護管の両端部を持ち上げて加硫ゴムホースとの隙間に接
着剤を塗布して両者を固定していた。
しかし、接着剤で固定するため保護管の内径は加硫ゴム
ホースの外径とほぼ等しくする必要があり、従つて保護
管の嵌着のために手で保護管を広げたり加硫ゴムホース
を圧縮する等の操作が不可欠であつて、しかも加硫ゴム
ホースが曲管であつたり若しくは保護管の嵌着位置はホ
ース毎に定められていたりするので、かかる保護管の嵌
着操作は極めて難しく、製造効率を低下させる大きな原
因となつていた。
又、固定のために用いた接着剤が保護管の端部からはみ
出しやすく、外観的に商品価値を損なうこともあつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はかかる従来の事情に鑑み、保護管を簡単にしか
も定められた位置に正確に嵌着でき、且つ確実に加硫ゴ
ムホース外周に固定することができる、保護管付きゴム
ホースの製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明において採る保護管
付きゴムホースの製造方法は、未加硫ゴムホースの内部
に芯金を挿入し、未加硫ゴムホースの外周に内径が該未
加硫ゴムホースの外径よりも大きく且つ全長が該未加硫
ゴムホースの全長より短い熱収縮性チューブを挿着し、
該熱収縮性チューブの一端を未加硫ゴムホース外周の定
められた位置に支持された位置決め治具の受け部に当接
させて保持した後、未加硫ゴムホースを加硫すると同時
にその熱で熱収縮性チューブを収縮させることにより、
加硫ゴムホースの全長より短い保護管を加硫ゴムホース
の外周の定められた位置に密着固定させることを特徴と
している。
本方法において、熱収縮性チユーブは加硫時に熱収縮し
て保護管となる。このために使用する熱収縮性チユーブ
としては、例えばエチレンプロピレンゴム(EPR)、
クロルスルホン化ポリエチレン等のゴム、スポンジ、プ
ラスチツクの材料からなるチユーブ(管)であつて良
い。
〔作用〕
本発明方法では、未加硫ゴムホースの加硫時の熱により
熱収縮性チユーブを熱収縮させ、加硫ゴムホース外周の
定められた位置に固定され且つその外周の一部を被覆す
る保護管とする。従つて、未加硫ゴムホースの外径より
大きな内径の熱収縮性チユーブを使用して、未加硫ゴム
ホースの外周に簡単に挿入できる。又、未加硫ゴムホー
スの加硫と同時に熱収縮性チユーブが収縮固定されるの
で、従来の如く接着剤を必要とせず、加熱が一度ですみ
余分な操作が不要である。又、加硫の際に、熱収縮性チ
ユーブ全体に熱が均一にかかるので収縮が均一におこ
り、保護管表面にしわ等が発生しにくい。しかも、加硫
したゴムホースに熱収縮性チユーブをかぶせて加熱収縮
させたのではゴムホースまで縮径されてしまうが、本方
法では熱収縮性チューブの収縮圧力は未加硫ゴムホース
に挿入した芯金により支持されるので、所定内径の加硫
ゴムホースが得られる。又、熱収縮して加硫ゴムホース
の外周に丁度密着するように、熱収縮性チユーブの内径
を予め設計しておくことも可能である。
本発明における保護管付きゴムホースでは、保護管は加
硫ゴムホース全長の外周を被覆するのではなく、その一
部のみを被覆し、しかも定められた位置に固定されてい
なければならない。従って、保護管となる熱収縮性チュ
ーブは、未加硫ゴムホース外周の定められた位置に正確
に保持される必要がある。
しかし、熱収縮性チユーブの内径と未加硫ゴムホースの
外径の差が大きい場合や、未加硫ゴムホースが直管の場
合等には、未加硫ゴムホースの外周に挿着した熱収縮性
チユーブが所定の位置に保持できないため、保護管の位
置精度を保証できない。
そこで本発明方法では、例えば、図面に示す如く、芯金
1の一端を加硫釜内に固定するための固定台金2に、円
環状の受け部3′を芯金1に挿入された未加硫ゴムホー
ス4の外周の所定位置に伸張して支持した位置決め治具
3を用いる。未加硫ゴムホース4の外周に挿着される熱
収縮性チユーブ5は、その一端が位置決め治具3の受け
部3′に当接して所定位置に保持され、加硫と同時に収
縮した時に加硫ゴムホースの所定位置に正確に固定され
る。
〔実施例〕
図示した固定台金2に取付けた直径16mmの曲がつた芯金
1に、内部繊維補強層を有する内径16mm及び外径24mmの
EPRからなる未加硫ゴムホース4(長さ400mm)を嵌
め込み、一端が芯金1と筒状キヤツプ6の間を通つて固
定台金2に当接するまで挿入した。
次に、この未加硫ゴムホース4の他端からその外周に、
内径30mmで肉厚2mmのEPRからなる熱収縮性チユーブ
5(長さ150mm)を嵌め込み、未加硫ゴムホース4の一
端から150mmの位置に保持された位置決め治具3の受け
部3′に当接させた。
芯金1の他端には止めキヤツプ7を挿着し、未加硫ゴム
ホース4の他端に当接させた。
その後、加硫釜に加圧蒸気を導入して150℃で30分の加
硫を行なつた。加硫釜を開くと、未加硫ゴムホース4は
完全に加硫され、この加硫ゴムホースの外周に熱収縮性
チユーブ5が均一に収縮して形成された保護管が隙間な
く確実に固定されていた。尚、保護管の一端は、位置決
め治具3で設定した通り加硫ゴムホースの一端から150
〜152mmの位置にあり、規格通りであつた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、加硫前の未加硫ゴムホースの段階でそ
の外周の定められた位置に未加硫ゴムホースより短い熱
収縮性チューブを挿着し、その後加硫を行なうので、収
縮前の熱収縮性チユーブを簡単に挿着でき、しかも加硫
と同時に収縮した熱収縮性チユーブが加硫ゴムホースよ
り短い保護管として、加硫ゴムホース外周の定められた
位置に確実且つ正確に固定される。
従つて、従来の如く接着剤を使用することなく、精度的
にも外観的にも優れた保護管付きゴムホースを効率良く
製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法に従つて、位置決め治具を用いて未加
硫ゴムホースの外周に熱収縮性チユーブを挿着した状態
を示す断面図である。 1……芯金、2……固定台金 3……位置決め治具、3′……受け部 4……未加硫ゴムホース 5……熱収縮性チユーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未加硫ゴムホースの内部全長に芯金を挿入
    し、未加硫ゴムホースの外周に内径が該未加硫ゴムホー
    スの外径より大きく且つ全長が外未加硫ゴムホースの全
    長より短い熱収縮性チューブを挿着し、該熱収縮性チュ
    ーブの一端を未加硫ゴムホース外周の定められた位置に
    支持された位置決め治具の受け部に当接させて保持した
    後、未加硫ゴムホースを加硫すると同時にその熱で熱収
    縮性チューブを収縮させることにより、加硫ゴムホース
    の全長より短い保護管を該加硫ゴムホースの外周の定め
    られた位置に密着固定させることを特徴とする保護管付
    きゴムホースの製造方法。
JP63174154A 1988-07-13 1988-07-13 保護管付きゴムホースの製造方法 Expired - Lifetime JPH0622938B2 (ja)

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JPH0224132A JPH0224132A (ja) 1990-01-26
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Family

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JPH04238019A (ja) * 1991-01-19 1992-08-26 Tokai Rubber Ind Ltd プロテクタ付曲りゴムホ−スの製造方法
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