JPH08267022A - 高温雰囲気下でのロールクリーニング方法 - Google Patents
高温雰囲気下でのロールクリーニング方法Info
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- JPH08267022A JPH08267022A JP7101648A JP10164895A JPH08267022A JP H08267022 A JPH08267022 A JP H08267022A JP 7101648 A JP7101648 A JP 7101648A JP 10164895 A JP10164895 A JP 10164895A JP H08267022 A JPH08267022 A JP H08267022A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 10
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、高温雰囲気下でのロールクリーニ
ング方法に関するもので、特にロール表面を清浄化する
ことを目的とする。 【構成】 ４００〜１５００℃の高温雰囲気下におい
て、厚さ０．２〜５ｍｍの板１をロールに押し付け、板
１の角度としてロール回転方向の接線を基準として、０
〜４０°の範囲で押し付けることを特徴とする。
ング方法に関するもので、特にロール表面を清浄化する
ことを目的とする。 【構成】 ４００〜１５００℃の高温雰囲気下におい
て、厚さ０．２〜５ｍｍの板１をロールに押し付け、板
１の角度としてロール回転方向の接線を基準として、０
〜４０°の範囲で押し付けることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱間圧延、連続焼鈍、溶
融亜鉛メッキ、溶融アルミメッキ等の高温雰囲気下でロ
ールを使用する分野に関するもので、ロール表面を清浄
化することを目的とする。
融亜鉛メッキ、溶融アルミメッキ等の高温雰囲気下でロ
ールを使用する分野に関するもので、ロール表面を清浄
化することを目的とする。
【０００２】
【従来技術及び問題点】従来、ロールクリーニング装置
は冷間圧延、溶融亜鉛メッキ、電気亜鉛メッキの分野で
２０〜４００℃の範囲の雰囲気下で使用されてきた。こ
れはロールクリーニング装置の押し付け方法が油圧、空
気圧、モータによるものであったため、４００℃以上の
高温雰囲気下では押し付けが不可能であった。従って、
高温雰囲気下にて使用しているロールをクリーニングす
るためには設備自体を停止して熱を放散させた後、ロー
ル表面を研磨する必要があり、生産効率上非常に非効率
であるという問題点があった。
は冷間圧延、溶融亜鉛メッキ、電気亜鉛メッキの分野で
２０〜４００℃の範囲の雰囲気下で使用されてきた。こ
れはロールクリーニング装置の押し付け方法が油圧、空
気圧、モータによるものであったため、４００℃以上の
高温雰囲気下では押し付けが不可能であった。従って、
高温雰囲気下にて使用しているロールをクリーニングす
るためには設備自体を停止して熱を放散させた後、ロー
ル表面を研磨する必要があり、生産効率上非常に非効率
であるという問題点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は設備稼働中に４
００℃以上の高温雰囲気下でのロールクリーニングを可
能にするものであって、４００〜１５００℃の高温雰囲
気下において、厚さ０．２〜５ｍｍの板をロールに押し
付けることによりロール表面に付着した異物を除去する
方法。更に板の角度として、ロール回転方向の接線を基
準として０°〜４０°の範囲で押し付ける方法。
００℃以上の高温雰囲気下でのロールクリーニングを可
能にするものであって、４００〜１５００℃の高温雰囲
気下において、厚さ０．２〜５ｍｍの板をロールに押し
付けることによりロール表面に付着した異物を除去する
方法。更に板の角度として、ロール回転方向の接線を基
準として０°〜４０°の範囲で押し付ける方法。
【０００４】更に板を押し付ける方法として、１〜９０
０ｋｇの重りを板につけること。
０ｋｇの重りを板につけること。
【０００５】更に板の長さとして５〜５０ｃｍの範囲の
板を使用することを特徴とするロールクリーニング方法
である。
板を使用することを特徴とするロールクリーニング方法
である。
【０００６】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。
【０００７】図１は本発明の実施例を示す図である。１
はロールクリーニング用の板、この板１によりロールに
付着した異物を削ぎ落とすことでロールをクリーニング
する。このため最も耐熱性を有する部分であり、かつ耐
摩耗性も有する。２は押し付けのための重りであり、押
し付け圧力はロールの回転に対して垂直方向に均一にか
ける必要があるので、ロールクリーニング用の板に均等
に重りを配置した。更に、設備稼働中、高温雰囲気炉外
から圧力調整ができるように高温雰囲気炉外にクリーニ
ング用の板に連動した重りを載せる皿を設け圧力調整を
可能にした。３はロールクリーニング用の板を固定する
設備である。
はロールクリーニング用の板、この板１によりロールに
付着した異物を削ぎ落とすことでロールをクリーニング
する。このため最も耐熱性を有する部分であり、かつ耐
摩耗性も有する。２は押し付けのための重りであり、押
し付け圧力はロールの回転に対して垂直方向に均一にか
ける必要があるので、ロールクリーニング用の板に均等
に重りを配置した。更に、設備稼働中、高温雰囲気炉外
から圧力調整ができるように高温雰囲気炉外にクリーニ
ング用の板に連動した重りを載せる皿を設け圧力調整を
可能にした。３はロールクリーニング用の板を固定する
設備である。
【０００８】図２はロールクリーニング用の板の板厚と
不合格発生率の関係である。ここで、高温雰囲気下で使
用しているロールへの異物が付着したことによる不合格
発生率のレベルは以下のとおり。
不合格発生率の関係である。ここで、高温雰囲気下で使
用しているロールへの異物が付着したことによる不合格
発生率のレベルは以下のとおり。
【０００９】 ◎：不合格品発生率 ０％ ○：不合格品発生率 ０．０１％ △：不合格品発生率 ０．０５％ ×：不合格品発生率 ０．１％ ロールクリーニング装置設置前の不合格品発生率が０．
１％であったことから、０．１％未満の範囲では改善効
果があったものとして板厚請求範囲を決定した。
１％であったことから、０．１％未満の範囲では改善効
果があったものとして板厚請求範囲を決定した。
【００１０】高温雰囲気下で使用しているロールは通
常、通板中の板が、板の進行方向の垂直の向きにずれる
ことを防止するため、ロール胴部がフラットでは無く、
凸状態になっている。ロール雰囲気温度が上昇するにつ
れて、凸の程度が激しくなる。従って板厚が薄い場合は
凸の程度が激しくなっても板のたわみにより、ロール形
状にクリーニング板の形状が追従可能である。しかし、
板が厚くなると剛性が増し、ロール形状にクリーニング
板の形状が追従不可能となる。従って、板が厚くなると
クリーニング能力が低下しゴミ付着による不合格品発生
率が増加する。
常、通板中の板が、板の進行方向の垂直の向きにずれる
ことを防止するため、ロール胴部がフラットでは無く、
凸状態になっている。ロール雰囲気温度が上昇するにつ
れて、凸の程度が激しくなる。従って板厚が薄い場合は
凸の程度が激しくなっても板のたわみにより、ロール形
状にクリーニング板の形状が追従可能である。しかし、
板が厚くなると剛性が増し、ロール形状にクリーニング
板の形状が追従不可能となる。従って、板が厚くなると
クリーニング能力が低下しゴミ付着による不合格品発生
率が増加する。
【００１１】図３はロールクリーニング用の板における
板の長さと不合格品発生率の関係である。ここで、高温
雰囲気下で使用しているロールへ異物が付着したことに
よる不合格品発生率のレベルは以下の通り。
板の長さと不合格品発生率の関係である。ここで、高温
雰囲気下で使用しているロールへ異物が付着したことに
よる不合格品発生率のレベルは以下の通り。
【００１２】 ◎：不合格品発生率 ０％ ○：不合格品発生率 ０．０１％ △：不合格品発生率 ０．０５％ ×：不合格品発生率 ０．１％ ロールクリーニング装置設置前の不合格品発生率が０．
１％であったことから０．１％未満の範囲では改善効果
があったものとして板の長さの請求範囲を決定した。
１％であったことから０．１％未満の範囲では改善効果
があったものとして板の長さの請求範囲を決定した。
【００１３】板の長さが長い場合は、ロール雰囲気温度
の上昇によりロール胴部の凸の程度が激しくなっても、
板のたわみによりロール形状にクリーニング板の形状が
追従可能である。しかし、板が短くなると剛性が増し、
ロール形状にクリーニング板の形状が追従不可能とな
る。従って、板が短くなるとクリーニング能力が低下し
ゴミ付着による不合格品発生率が増加する。よって板の
長さは５ｍｍ以上である必要がある。
の上昇によりロール胴部の凸の程度が激しくなっても、
板のたわみによりロール形状にクリーニング板の形状が
追従可能である。しかし、板が短くなると剛性が増し、
ロール形状にクリーニング板の形状が追従不可能とな
る。従って、板が短くなるとクリーニング能力が低下し
ゴミ付着による不合格品発生率が増加する。よって板の
長さは５ｍｍ以上である必要がある。
【００１４】また、板の長さが長すぎる場合はロール回
転方向に巻き込まれるので、クリーニング能力が低下す
る。従って、板の長さは５０ｍｍ以下にする必要があ
る。
転方向に巻き込まれるので、クリーニング能力が低下す
る。従って、板の長さは５０ｍｍ以下にする必要があ
る。
【００１５】図４はロールクリーニング用の板の板の角
度と不合格品発生率の関係である。ここで、高温雰囲気
下で使用しているロールへ異物が付着したことによる不
合格品発生率のレベルは以下の通り。
度と不合格品発生率の関係である。ここで、高温雰囲気
下で使用しているロールへ異物が付着したことによる不
合格品発生率のレベルは以下の通り。
【００１６】 ◎：不合格品発生率 ０％ ○：不合格品発生率 ０．０１％ △：不合格品発生率 ０．０５％ ×：不合格品発生率 ０．１％ ロールクリーニング装置設置前の不合格品発生率が０．
１％であったことから０．１％未満の範囲では改善効果
があったものとして板の角度の請求範囲を決定した。
１％であったことから０．１％未満の範囲では改善効果
があったものとして板の角度の請求範囲を決定した。
【００１７】板の角度がロール外周円の接線を基準とし
て、０°以下の場合はクリーニング能力が無くなってし
まう。更に５０°を越えるとロール回転方向に巻き込ま
れるので、クリーニング能力が低下する。
て、０°以下の場合はクリーニング能力が無くなってし
まう。更に５０°を越えるとロール回転方向に巻き込ま
れるので、クリーニング能力が低下する。
【００１８】従って、板の角度は０〜５０°の範囲が適
当である。
当である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、従
来不可能であった高温雰囲気下にて使用されているロー
ル表面のクリーニングが可能になった。
来不可能であった高温雰囲気下にて使用されているロー
ル表面のクリーニングが可能になった。
【図１】本発明の一実施例の主要構成を示す図である。
【図２】ロールクリーニング用の板の板厚と不合格品発
生率の関係を示す図である。
生率の関係を示す図である。
【図３】ロールクリーニング用の板の長さと不合格品発
生率の関係を示す図である。
生率の関係を示す図である。
【図４】ロールクリーニング用の板の角度と不合格品発
生率の関係を示す図である。
生率の関係を示す図である。
１ ロールクリーニング用の板 ２ 重り ３ 板を固定する設備
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 秋男 君津市君津１番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内
Claims (4)
- 【請求項１】 ４００℃〜１５００℃の高温雰囲気下に
おいて、厚さ０．２〜５ｍｍの板をロール表面に押し付
けることによりロール表面に付着した異物を除去するこ
とを特徴とする高温雰囲気下でのロールクリーニング方
法。 - 【請求項２】 請求項１を実施する際の板の角度とし
て、ロール回転方向の接線を基準として０°〜４０°の
範囲で押し付けることを特徴とする高温雰囲気下でのロ
ールクリーニング方法。 - 【請求項３】 請求項１を実施する際の板を押し付ける
方法として、１〜９００ｋｇの重りを板につけることを
特徴とする高温雰囲気下でのロールクリーニング方法。 - 【請求項４】 請求項１を実施する際のロール回転方向
の板の長さとして５〜５０ｃｍの範囲の板を使用するこ
とを特徴とする高温雰囲気下でのロールクリーニング方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164895A JP3231576B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 高温雰囲気下でのロールクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164895A JP3231576B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 高温雰囲気下でのロールクリーニング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267022A true JPH08267022A (ja) | 1996-10-15 |
| JP3231576B2 JP3231576B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14306208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10164895A Expired - Lifetime JP3231576B2 (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 高温雰囲気下でのロールクリーニング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3231576B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11279663A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Kawasaki Steel Corp | 連続熱処理設備内のロール付着物除去方法および金属帯の連続熱処理方法 |
| JP2000218311A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Nippon Steel Corp | ロールクリーニング装置 |
| JP2004027340A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-29 | Nippon Steel Corp | 冷延鋼板と溶融金属めっき鋼板の兼用設備 |
| JP2004195296A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ロール表面異物除去装置 |
| JP2019069414A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社井上製作所 | ロールミル洗浄装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4481341B1 (ja) * | 2008-12-16 | 2010-06-16 | 浩二 竹村 | ロールの異物除去治具および異物除去方法 |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP10164895A patent/JP3231576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11279663A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Kawasaki Steel Corp | 連続熱処理設備内のロール付着物除去方法および金属帯の連続熱処理方法 |
| JP2000218311A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Nippon Steel Corp | ロールクリーニング装置 |
| JP2004027340A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-01-29 | Nippon Steel Corp | 冷延鋼板と溶融金属めっき鋼板の兼用設備 |
| JP2004195296A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ロール表面異物除去装置 |
| JP2019069414A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 株式会社井上製作所 | ロールミル洗浄装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3231576B2 (ja) | 2001-11-26 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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