JPH08266523A - Ｘ線撮影装置 - Google Patents
Ｘ線撮影装置Info
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- JPH08266523A JPH08266523A JP7076498A JP7649895A JPH08266523A JP H08266523 A JPH08266523 A JP H08266523A JP 7076498 A JP7076498 A JP 7076498A JP 7649895 A JP7649895 A JP 7649895A JP H08266523 A JPH08266523 A JP H08266523A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、被検体のＸ線透過率に適したＸ線
透過フィルタに容易に変更することが可能なＸ線撮影装
置を提供することを目的とする。 【構成】 Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エネルギー
を減少させるものであり、フィルタ形状の異なる少なく
とも２種類の透過フィルタ２３と、透過フィルタ２３の
いずれか１種類を指定するフィルタ指定手段と、透過フ
ィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、前記透過フィ
ルタ指定手段により指定された透過フィルタ２３を、前
記開閉指定手段に指定された方向に移動する移動制御部
２９とを備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。
透過フィルタに容易に変更することが可能なＸ線撮影装
置を提供することを目的とする。 【構成】 Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エネルギー
を減少させるものであり、フィルタ形状の異なる少なく
とも２種類の透過フィルタ２３と、透過フィルタ２３の
いずれか１種類を指定するフィルタ指定手段と、透過フ
ィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、前記透過フィ
ルタ指定手段により指定された透過フィルタ２３を、前
記開閉指定手段に指定された方向に移動する移動制御部
２９とを備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｘ線を用いて被検体の
撮影を行うＸ線撮影装置に関し、特にＸ線エネルギーを
減少させるＸ線透過フィルタを変更することが可能なＸ
線撮影装置に関するものである。
撮影を行うＸ線撮影装置に関し、特にＸ線エネルギーを
減少させるＸ線透過フィルタを変更することが可能なＸ
線撮影装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、Ｘ線を用いて心臓や血管を撮影す
るＸ線撮影装置が種々提案されている。このようなＸ線
撮影装置の代表例を図６に示す。図６に示すようにＸ線
撮影装置１００は、患者が載置される寝台１０１と、Ｃ
アーム１０３を保持する本体１０５と、Ｃアーム１０３
の一端に設けられ、Ｘ線を曝射するＸ線管１０７と、Ｘ
線管１０７のＸ線曝射側に接合され、Ｘ線量を減少させ
るＸ線絞り１０９と、Ｃアーム１０３の他端に設けら
れ、被検体を通過したＸ線像を光学像に変換するイメー
ジインテンシファイア（以下Ｉ．Ｉと記す）１１１と、
Ｉ．Ｉ１１１の光学像出力側（Ｘ線像入射側と対向する
側）に接合され、レンズから成る光学系１１３と、光学
系１１３の光学像出力側に設けられ、光学像を撮像する
ＴＶカメラ１１５と、ＴＶカメラ１１５により撮像され
た光学像を画面上に表示する表示部１１７とを有してい
る。
るＸ線撮影装置が種々提案されている。このようなＸ線
撮影装置の代表例を図６に示す。図６に示すようにＸ線
撮影装置１００は、患者が載置される寝台１０１と、Ｃ
アーム１０３を保持する本体１０５と、Ｃアーム１０３
の一端に設けられ、Ｘ線を曝射するＸ線管１０７と、Ｘ
線管１０７のＸ線曝射側に接合され、Ｘ線量を減少させ
るＸ線絞り１０９と、Ｃアーム１０３の他端に設けら
れ、被検体を通過したＸ線像を光学像に変換するイメー
ジインテンシファイア（以下Ｉ．Ｉと記す）１１１と、
Ｉ．Ｉ１１１の光学像出力側（Ｘ線像入射側と対向する
側）に接合され、レンズから成る光学系１１３と、光学
系１１３の光学像出力側に設けられ、光学像を撮像する
ＴＶカメラ１１５と、ＴＶカメラ１１５により撮像され
た光学像を画面上に表示する表示部１１７とを有してい
る。
【０００３】このようなＸ線撮影装置１００では、検査
部位をＸ線透視またはＸ線撮影すると、Ｘ線透過率の大
きい部位、特に心臓の周辺ではＩ．Ｉ１１１に入射する
Ｘ線エネルギーが大きすぎるため、ハレーションを起こ
し検査に支障を来す。前記ハレーションを防止するた
め、Ｘ線絞り１０９内部にＸ線透過フィルタを構成し、
透視像を観察しながら前記Ｘ線透過フィルタを寝台１０
１に設けられた操作部１１９を用いて回転させて図７に
示すように心臓の形状に適合するように最適な位置に設
定している。
部位をＸ線透視またはＸ線撮影すると、Ｘ線透過率の大
きい部位、特に心臓の周辺ではＩ．Ｉ１１１に入射する
Ｘ線エネルギーが大きすぎるため、ハレーションを起こ
し検査に支障を来す。前記ハレーションを防止するた
め、Ｘ線絞り１０９内部にＸ線透過フィルタを構成し、
透視像を観察しながら前記Ｘ線透過フィルタを寝台１０
１に設けられた操作部１１９を用いて回転させて図７に
示すように心臓の形状に適合するように最適な位置に設
定している。
【０００４】このとき特に大人と子供では心臓の形状や
Ｘ線透過率が大きく異なるため、Ｘ線透過フィルタの形
状やＸ線透過率を変更する必要がある。このため、前記
Ｘ線透過フィルタを交換可能なＸ線絞り１０９を備える
Ｘ線撮影装置１００も提案されている。
Ｘ線透過率が大きく異なるため、Ｘ線透過フィルタの形
状やＸ線透過率を変更する必要がある。このため、前記
Ｘ線透過フィルタを交換可能なＸ線絞り１０９を備える
Ｘ線撮影装置１００も提案されている。
【０００５】前記Ｘ線透過フィルタの交換が可能なＸ線
絞り１０９は、図８に示すように、Ｘ線絞り１０９のＸ
線出射側のＸ線と直交する面に設けられ、Ｘ線を透過さ
せる載置板１２１と、Ｘ線透過フィルタ１２３を載置板
１２１に載置させた状態でＸ線透過フィルタ１２３を保
護するアクリルカバー１２５と、Ｘ線絞り１０９のＸ線
出射側に上面に設けられた上面カバー１２７とを備えて
いる。
絞り１０９は、図８に示すように、Ｘ線絞り１０９のＸ
線出射側のＸ線と直交する面に設けられ、Ｘ線を透過さ
せる載置板１２１と、Ｘ線透過フィルタ１２３を載置板
１２１に載置させた状態でＸ線透過フィルタ１２３を保
護するアクリルカバー１２５と、Ｘ線絞り１０９のＸ線
出射側に上面に設けられた上面カバー１２７とを備えて
いる。
【０００６】尚、Ｘ線透過フィルタ１２３は、載置板１
２１と接触する側に金属板が接合されており、載置板１
２１の周囲部分に設けられたマグネットにより載置板１
２１と固定される。Ｘ線透過フィルタ１２３を載置板１
２１上に設定するには、上面カバー１２７とアクリルカ
バー１２５を開き、所望のＸ線透過フィルタ１２３を載
置板１２１に載置した後、アクリルカバー１２５と上面
カバー１２７を閉じることにより行われる。
２１と接触する側に金属板が接合されており、載置板１
２１の周囲部分に設けられたマグネットにより載置板１
２１と固定される。Ｘ線透過フィルタ１２３を載置板１
２１上に設定するには、上面カバー１２７とアクリルカ
バー１２５を開き、所望のＸ線透過フィルタ１２３を載
置板１２１に載置した後、アクリルカバー１２５と上面
カバー１２７を閉じることにより行われる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
Ｘ線撮影装置１００では、Ｘ線絞り１０９が寝台１０１
の下部にあるため、Ｘ線透過フィルタ１２３を交換する
場合、操作者は寝台１０１の下部に潜り込むかＣアーム
１０３を回転させる必要があった。さらに、Ｘ線透過フ
ィルタ１２３を交換する場合、操作者は上面カバー１２
７とアクリルカバー１２５を開き、Ｘ線透過フィルタ１
２３を取り出し、所望のＸ線透過フィルタ１２３を載置
板１２１に載置した後、アクリルカバー１２５と上面カ
バー１２７を閉じるという作業を行う必要があった。こ
れらのため、Ｘ線透過フィルタ１２３の交換作業が繁雑
であった。
Ｘ線撮影装置１００では、Ｘ線絞り１０９が寝台１０１
の下部にあるため、Ｘ線透過フィルタ１２３を交換する
場合、操作者は寝台１０１の下部に潜り込むかＣアーム
１０３を回転させる必要があった。さらに、Ｘ線透過フ
ィルタ１２３を交換する場合、操作者は上面カバー１２
７とアクリルカバー１２５を開き、Ｘ線透過フィルタ１
２３を取り出し、所望のＸ線透過フィルタ１２３を載置
板１２１に載置した後、アクリルカバー１２５と上面カ
バー１２７を閉じるという作業を行う必要があった。こ
れらのため、Ｘ線透過フィルタ１２３の交換作業が繁雑
であった。
【０００８】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに容
易に変更することが可能なＸ線撮影装置を提供すること
を目的とする。
で、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに容
易に変更することが可能なＸ線撮影装置を提供すること
を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第１の発明は、Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エ
ネルギーを減少させるものであり、フィルタ形状の異な
る少なくとも２種類の透過フィルタと、前記透過フィル
タのいずれか１種類を指定する透過フィルタ指定手段
と、透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、前
記透過フィルタ指定手段により指定された透過フィルタ
を、前記開閉指定手段に指定された方向に移動する移動
手段とを有することを要旨とする。
本願第１の発明は、Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エ
ネルギーを減少させるものであり、フィルタ形状の異な
る少なくとも２種類の透過フィルタと、前記透過フィル
タのいずれか１種類を指定する透過フィルタ指定手段
と、透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、前
記透過フィルタ指定手段により指定された透過フィルタ
を、前記開閉指定手段に指定された方向に移動する移動
手段とを有することを要旨とする。
【００１０】また、本願第２の発明は、被検体へ向けて
Ｘ線を曝射するＸ線管と、Ｘ線管から曝射されたＸ線の
Ｘ線エネルギーを減少させるものであり、両側面に形状
のことなるフィルタ面を有する透過フィルタと、前記透
過フィルタを移動することにより、前記Ｘ線の曝射分布
を変える透過フィルタの側面を切り替える移動手段とを
有することを要旨とする。
Ｘ線を曝射するＸ線管と、Ｘ線管から曝射されたＸ線の
Ｘ線エネルギーを減少させるものであり、両側面に形状
のことなるフィルタ面を有する透過フィルタと、前記透
過フィルタを移動することにより、前記Ｘ線の曝射分布
を変える透過フィルタの側面を切り替える移動手段とを
有することを要旨とする。
【００１１】また、本願第３の発明は、被検体へ向けて
Ｘ線を曝射するＸ線管と、Ｘ線管から曝射されたＸ線の
Ｘ線エネルギーを減少させるものであり、両側面に形状
のことなるフィルタ面を有する透過フィルタと、前記透
過フィルタのいずれか１側面を指定する透過フィルタ指
定手段と、透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段
と、前記透過フィルタ指定手段により指定された透過フ
ィルタの側面を、前記開閉指定手段に指定された方向に
移動する移動手段とを有することを要旨とする。
Ｘ線を曝射するＸ線管と、Ｘ線管から曝射されたＸ線の
Ｘ線エネルギーを減少させるものであり、両側面に形状
のことなるフィルタ面を有する透過フィルタと、前記透
過フィルタのいずれか１側面を指定する透過フィルタ指
定手段と、透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段
と、前記透過フィルタ指定手段により指定された透過フ
ィルタの側面を、前記開閉指定手段に指定された方向に
移動する移動手段とを有することを要旨とする。
【００１２】また、前記移動手段を二つ備えると共に、
前記透過フィルタ指定手段は、前記２つの移動手段にそ
れぞれ取付けられた透過フィルタの一側面を対応づけて
指定するものであることが望ましい。
前記透過フィルタ指定手段は、前記２つの移動手段にそ
れぞれ取付けられた透過フィルタの一側面を対応づけて
指定するものであることが望ましい。
【００１３】さらに、前記移動手段は、前記透過フィル
タ指定手段への入力に応じて、前記開閉指定手段への入
力に基づく移動の移動可能範囲を切り替えることが望ま
しい。
タ指定手段への入力に応じて、前記開閉指定手段への入
力に基づく移動の移動可能範囲を切り替えることが望ま
しい。
【００１４】さらに、前記Ｘ線透過フィルタは、側面毎
に形状が異なるもの、側面毎に厚さが異なるもの、側面
毎に材質が異なるものであることが望ましい。
に形状が異なるもの、側面毎に厚さが異なるもの、側面
毎に材質が異なるものであることが望ましい。
【００１５】
【作用】本願第１の発明のＸ線撮影装置は、Ｘ線管から
曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるものであ
り、フィルタ形状の異なる少なくとも２種類の透過フィ
ルタの内、透過フィルタ指定手段により指定された透過
フィルタを、開閉指定手段に指定された方向に移動させ
る。このため、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フ
ィルタに容易に変更できる。
曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるものであ
り、フィルタ形状の異なる少なくとも２種類の透過フィ
ルタの内、透過フィルタ指定手段により指定された透過
フィルタを、開閉指定手段に指定された方向に移動させ
る。このため、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フ
ィルタに容易に変更できる。
【００１６】本願第２の発明のＸ線撮影装置は、Ｘ線管
から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるもの
であり、両側面に形状のことなるフィルタ面を有する透
過フィルタを移動することにより、前記Ｘ線の曝射分布
を変える透過フィルタの側面を切り替える。このため、
被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに容易に
変更できる。
から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるもの
であり、両側面に形状のことなるフィルタ面を有する透
過フィルタを移動することにより、前記Ｘ線の曝射分布
を変える透過フィルタの側面を切り替える。このため、
被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに容易に
変更できる。
【００１７】本願第３の発明のＸ線撮影装置は、Ｘ線管
から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるもの
であり、両側面に形状の異なるフィルタ面を有する透過
フィルタの内、透過フィルタ指定手段により指定された
透過フィルタの側面を、開閉指定手段に指定された方向
に移動する。このため、被検体のＸ線透過率に適したＸ
線透過フィルタに容易に変更できる。
から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させるもの
であり、両側面に形状の異なるフィルタ面を有する透過
フィルタの内、透過フィルタ指定手段により指定された
透過フィルタの側面を、開閉指定手段に指定された方向
に移動する。このため、被検体のＸ線透過率に適したＸ
線透過フィルタに容易に変更できる。
【００１８】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図１は本発明に係る第１実施例のＸ線撮影
装置のＸ線絞りの構成を示したブロック図である。尚、
実施例では被検体として心臓のＸ線透過像を得る場合を
例に説明する。また、本発明に係るＸ線撮影装置の外観
構成は図４に示す従来のＸ線撮影装置１００と同一であ
るので、図示および説明を省略した。
て説明する。図１は本発明に係る第１実施例のＸ線撮影
装置のＸ線絞りの構成を示したブロック図である。尚、
実施例では被検体として心臓のＸ線透過像を得る場合を
例に説明する。また、本発明に係るＸ線撮影装置の外観
構成は図４に示す従来のＸ線撮影装置１００と同一であ
るので、図示および説明を省略した。
【００１９】図１に示すように、第１実施例のＸ線撮影
装置のＸ線絞り１０は、中央部にＸ線の通過する角穴１
１ａの設けられた円盤状のテーブル１１と、テーブル１
１上の周囲部に設けられた１対の移動部１３-1，１３-2
とを備えている。
装置のＸ線絞り１０は、中央部にＸ線の通過する角穴１
１ａの設けられた円盤状のテーブル１１と、テーブル１
１上の周囲部に設けられた１対の移動部１３-1，１３-2
とを備えている。
【００２０】移動部１３-1，１３-2は各々、環状体１５
に雌ねじを設け、歯車１７ａ，１７ｂを介してモータ１
９から回転が伝達される棒状のリードねじ２１に設けら
れた雄ねじに前記雌ねじを螺合して成る。また、環状体
１５の被検体側にはＸ線の透過量を減少させるＸ線透過
フィルタ（以下、フィルタと記す）２３が着脱可能に保
持される固定部２５が接合されている。さらに、固定部
２５は、移動部１３-1と移動部１３-2でフィルタ２３を
保持する高さが異なる。このため、移動部１３-1，１３
-2では、固定部２５に保持される一対のフィルタ２３を
交差させることができる。
に雌ねじを設け、歯車１７ａ，１７ｂを介してモータ１
９から回転が伝達される棒状のリードねじ２１に設けら
れた雄ねじに前記雌ねじを螺合して成る。また、環状体
１５の被検体側にはＸ線の透過量を減少させるＸ線透過
フィルタ（以下、フィルタと記す）２３が着脱可能に保
持される固定部２５が接合されている。さらに、固定部
２５は、移動部１３-1と移動部１３-2でフィルタ２３を
保持する高さが異なる。このため、移動部１３-1，１３
-2では、固定部２５に保持される一対のフィルタ２３を
交差させることができる。
【００２１】尚、テーブル１１の外周には歯車（図示せ
ず）が設けられ、テーブル用モータ２７の回転軸に設け
られた歯車（図示せず）を介してテーブル用モータ２７
により回転される。また、テーブル１１は、Ｘ線絞り１
０のカバー体に接合された固定部材（図示せず）により
回動可能に固定される。
ず）が設けられ、テーブル用モータ２７の回転軸に設け
られた歯車（図示せず）を介してテーブル用モータ２７
により回転される。また、テーブル１１は、Ｘ線絞り１
０のカバー体に接合された固定部材（図示せず）により
回動可能に固定される。
【００２２】モータ１９およびテーブル用モータ２７の
回転制御は、Ｘ線絞り１０内に設けられた移動制御部２
９により行われる。尚、移動制御部２９は操作部１１９
から供給される命令を基にモータ１９およびテーブル用
モータ２７の回転量を決定する。
回転制御は、Ｘ線絞り１０内に設けられた移動制御部２
９により行われる。尚、移動制御部２９は操作部１１９
から供給される命令を基にモータ１９およびテーブル用
モータ２７の回転量を決定する。
【００２３】次に、第１実施例のＸ線撮影装置に用いら
れるフィルタを図２を用いて説明する。図２に示すよう
に第１実施例のＸ線撮影装置に用いられるフィルタは、
左側用の大人用Ｘ線透過フィルタ２３L （以下、大人用
フィルタ２３L と記す）と右側用の子供用Ｘ線透過フィ
ルタ２３ｒ（以下、子供用フィルタ２３ｒと記す）を接
合させた第１フィルタ２３-1と、右側用の大人用Ｘ線透
過フィルタ２３R （以下、大人用フィルタ２３R と記
す）と左側用の子供用Ｘ線透過フィルタ２３l （以下、
子供用フィルタ２３l と記す）を接合させた第２フィル
タ２３-2とから成る。
れるフィルタを図２を用いて説明する。図２に示すよう
に第１実施例のＸ線撮影装置に用いられるフィルタは、
左側用の大人用Ｘ線透過フィルタ２３L （以下、大人用
フィルタ２３L と記す）と右側用の子供用Ｘ線透過フィ
ルタ２３ｒ（以下、子供用フィルタ２３ｒと記す）を接
合させた第１フィルタ２３-1と、右側用の大人用Ｘ線透
過フィルタ２３R （以下、大人用フィルタ２３R と記
す）と左側用の子供用Ｘ線透過フィルタ２３l （以下、
子供用フィルタ２３l と記す）を接合させた第２フィル
タ２３-2とから成る。
【００２４】第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2
では、図２（ａ）に示すように大人用フィルタ２３L ，
２３R 面が被検体へのＸ線曝射分布を変えるようにセッ
トする、すなわち大人用フィルタ２３L ，２３R 面を中
央方向に向けてセットする大人用フィルタセット状態
と、子供用フィルタ２３l ，２３ｒ面が被検体へのＸ線
曝射分布を変えるようにセットする、すなわち子供用フ
ィルタ２３l ，２３ｒ面を中央方向に向けてセットする
子供用フィルタセット状態に設定される。
では、図２（ａ）に示すように大人用フィルタ２３L ，
２３R 面が被検体へのＸ線曝射分布を変えるようにセッ
トする、すなわち大人用フィルタ２３L ，２３R 面を中
央方向に向けてセットする大人用フィルタセット状態
と、子供用フィルタ２３l ，２３ｒ面が被検体へのＸ線
曝射分布を変えるようにセットする、すなわち子供用フ
ィルタ２３l ，２３ｒ面を中央方向に向けてセットする
子供用フィルタセット状態に設定される。
【００２５】尚、大人用フィルタ２３L ，２３R は、子
供用フィルタ２３l ，２３ｒに比べ、厚くなっている。
さらに、Ｘ線透過フィルタ２３の被検体側端部の形状
は、心臓の形状に合わせているため左側用と右側用で形
状が異なり、さらに大人用と子供用でも形状が異なる。
供用フィルタ２３l ，２３ｒに比べ、厚くなっている。
さらに、Ｘ線透過フィルタ２３の被検体側端部の形状
は、心臓の形状に合わせているため左側用と右側用で形
状が異なり、さらに大人用と子供用でも形状が異なる。
【００２６】また、第１フィルタ２３-1，第２フィルタ
２３-2は、シリコーン樹脂に硫酸バリウムを混練したも
のにより形成されるが、含鉛アクリル、アルミニウム、
鉄、銅、銅合金等により形成されるようにしても良い。
２３-2は、シリコーン樹脂に硫酸バリウムを混練したも
のにより形成されるが、含鉛アクリル、アルミニウム、
鉄、銅、銅合金等により形成されるようにしても良い。
【００２７】次に、第１実施例の操作部１１９を図３を
用いて説明する。第１実施例のＸ線撮影装置の操作部１
１９は、第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2の移
動を操作するため、図３に示すような操作パネル４０を
備える。
用いて説明する。第１実施例のＸ線撮影装置の操作部１
１９は、第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2の移
動を操作するため、図３に示すような操作パネル４０を
備える。
【００２８】操作パネル４０は、図３に示すように第１
フィルタ２３-1移動操作用の第１フィルタ移動スイッチ
４１と、第２フィルタ２３-2移動操作用の第２フィルタ
移動スイッチ４３と、第１フィルタ２３-1，第２フィル
タ２３-2を大人用フィルタセット状態にする大人モード
と第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を子供用フ
ィルタセット状態にする子供モードのいずれかに切り換
えるモード切換えスイッチ４５とを有する。
フィルタ２３-1移動操作用の第１フィルタ移動スイッチ
４１と、第２フィルタ２３-2移動操作用の第２フィルタ
移動スイッチ４３と、第１フィルタ２３-1，第２フィル
タ２３-2を大人用フィルタセット状態にする大人モード
と第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を子供用フ
ィルタセット状態にする子供モードのいずれかに切り換
えるモード切換えスイッチ４５とを有する。
【００２９】第１フィルタ移動スイッチ４１は、左右方
向に微小に動かすことができる。この第１フィルタ移動
スイッチ４１を左右方向に動かすことにより第１フィル
タ２３-1がその方向に対応して移動される。
向に微小に動かすことができる。この第１フィルタ移動
スイッチ４１を左右方向に動かすことにより第１フィル
タ２３-1がその方向に対応して移動される。
【００３０】第２フィルタ移動スイッチ４３は、左右方
向および上下方向に微小に動かすことができる。この第
２フィルタ移動スイッチ４１を左右方向の動かすことに
より第２フィルタ２３-1がその方向に対応して移動され
る。また第２フィルタ移動スイッチ４１を上に動かすこ
とによりテーブル１１が左回転され、第２フィルタ移動
スイッチ４１を下に動かすことによりテーブル５１が右
回転される。
向および上下方向に微小に動かすことができる。この第
２フィルタ移動スイッチ４１を左右方向の動かすことに
より第２フィルタ２３-1がその方向に対応して移動され
る。また第２フィルタ移動スイッチ４１を上に動かすこ
とによりテーブル１１が左回転され、第２フィルタ移動
スイッチ４１を下に動かすことによりテーブル５１が右
回転される。
【００３１】モード切り換えスイッチ４５は、点灯機能
付きのキースイッチであり、キーを押すことにより大人
モードと子供モードに切り換えることができる。また、
モード切り換えスイッチ４５では、設定されている側の
モードを示す文字が点灯される。これにより操作者は、
設定されているモードを知ることができる。
付きのキースイッチであり、キーを押すことにより大人
モードと子供モードに切り換えることができる。また、
モード切り換えスイッチ４５では、設定されている側の
モードを示す文字が点灯される。これにより操作者は、
設定されているモードを知ることができる。
【００３２】次に、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞
り１０の動作を説明する。まず、Ｘ線撮影装置の電源を
投入する。電源が投入されると、移動制御部２９はモー
タ１９とテーブル用モータ２７を回転させることによ
り、テーブル１１とＸ線透過フィルタ２３を予め決めら
れた初期の位置に移動させる。尚、ここではＸ線透過フ
ィルタ２３の初期の位置は、大人用フィルタセット状態
とする。次いで操作者は、患者を寝台１０１（図３参
照）に載置させる。
り１０の動作を説明する。まず、Ｘ線撮影装置の電源を
投入する。電源が投入されると、移動制御部２９はモー
タ１９とテーブル用モータ２７を回転させることによ
り、テーブル１１とＸ線透過フィルタ２３を予め決めら
れた初期の位置に移動させる。尚、ここではＸ線透過フ
ィルタ２３の初期の位置は、大人用フィルタセット状態
とする。次いで操作者は、患者を寝台１０１（図３参
照）に載置させる。
【００３３】この状態で操作者は、操作部１１９の操作
パネル４０を用いて大人モード、子供モードのいずれか
に設定する。
パネル４０を用いて大人モード、子供モードのいずれか
に設定する。
【００３４】ここで大人モードが操作者により設定され
た場合、操作部１１９は、大人用フィルタセット状態に
第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を設定する旨
を示命令を移動制御部２９に出力する。
た場合、操作部１１９は、大人用フィルタセット状態に
第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を設定する旨
を示命令を移動制御部２９に出力する。
【００３５】大人用フィルタセット状態に設定する旨を
示す命令が出力されると移動制御部２９は、モータ１９
を回転させずそのままとする。これにより第１フィルタ
２３-1，第２フィルタ２３-2は、大人用フィルタセット
状態となる。
示す命令が出力されると移動制御部２９は、モータ１９
を回転させずそのままとする。これにより第１フィルタ
２３-1，第２フィルタ２３-2は、大人用フィルタセット
状態となる。
【００３６】次いで操作者は操作パネル４０の第２フィ
ルタ移動スイッチ４３を上下方向に動かすことによりテ
ーブル１１を回転させて心臓の向きに第１フィルタ２３
-1，第２フィルタ２３-2を合わせるとともに、操作パネ
ル４０の第１フィルタ移動スイッチ４１と第２フィルタ
移動スイッチ４３を用いて第１フィルタ２３-1，第２フ
ィルタ２３-2の開閉量を微調整して心臓に適合させる。
ルタ移動スイッチ４３を上下方向に動かすことによりテ
ーブル１１を回転させて心臓の向きに第１フィルタ２３
-1，第２フィルタ２３-2を合わせるとともに、操作パネ
ル４０の第１フィルタ移動スイッチ４１と第２フィルタ
移動スイッチ４３を用いて第１フィルタ２３-1，第２フ
ィルタ２３-2の開閉量を微調整して心臓に適合させる。
【００３７】また、子供モードが操作者により設定され
た場合、操作部１１９は、子供用フィルタセット状態に
第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を設定させる
命令を移動制御部２９に出力する。
た場合、操作部１１９は、子供用フィルタセット状態に
第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を設定させる
命令を移動制御部２９に出力する。
【００３８】子供用フィルタセット状態に設定する旨を
示す命令が出力されると移動制御部２９は、モータ１９
を予め決められた回転数だけ回転させて第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2を子供用フィルタセット状態
にする。
示す命令が出力されると移動制御部２９は、モータ１９
を予め決められた回転数だけ回転させて第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2を子供用フィルタセット状態
にする。
【００３９】次いで操作者は操作パネル４０の第２フィ
ルタ移動スイッチ４３を上下方向に動かすことによりテ
ーブル１１を回転させて心臓の向きに第１フィルタ２３
-1，第２フィルタ２３-2を合わせるとともに、操作パネ
ル４０の第１フィルタ移動スイッチ４１と第２フィルタ
移動スイッチ４３を用いて第１フィルタ２３-1，第２フ
ィルタ２３-2の開閉量を微調整して心臓に適合させる。
ルタ移動スイッチ４３を上下方向に動かすことによりテ
ーブル１１を回転させて心臓の向きに第１フィルタ２３
-1，第２フィルタ２３-2を合わせるとともに、操作パネ
ル４０の第１フィルタ移動スイッチ４１と第２フィルタ
移動スイッチ４３を用いて第１フィルタ２３-1，第２フ
ィルタ２３-2の開閉量を微調整して心臓に適合させる。
【００４０】このとき、第１フィルタ移動スイッチ４
１，第２フィルタ移動スイッチ４３による第１フィルタ
２３-1，第２フィルタ２３-2の移動範囲が大人モード、
子供モードに応じて適宜制限される。例えば大人モード
が選択されているときに第１フィルタ移動スイッチ４
１，第２フィルタ移動スイッチ４３を操作したとして
も、子供用フィルタセット状態になることはない。この
ため、診断中にセットされているモードがどちらか分か
らなくなることがない。
１，第２フィルタ移動スイッチ４３による第１フィルタ
２３-1，第２フィルタ２３-2の移動範囲が大人モード、
子供モードに応じて適宜制限される。例えば大人モード
が選択されているときに第１フィルタ移動スイッチ４
１，第２フィルタ移動スイッチ４３を操作したとして
も、子供用フィルタセット状態になることはない。この
ため、診断中にセットされているモードがどちらか分か
らなくなることがない。
【００４１】また、固定部２５はフィルタ２３を着脱可
能に保持しているので、固定部２５に保持されるフィル
タの種類を変えることにより、Ｘ線透過率、形状をフィ
ルタ２３以外に変えることも可能となる。
能に保持しているので、固定部２５に保持されるフィル
タの種類を変えることにより、Ｘ線透過率、形状をフィ
ルタ２３以外に変えることも可能となる。
【００４２】このように第１実施例のＸ線撮影装置のＸ
線絞り１０では、第１フィルタ２３-1と第２フィルタ２
３-2とを、モード切り替えスイッチ４５により設定され
たモードに合わせて大人フィルタセット状態もしくは子
供フィルタセット状態にし、第１フィルタ移動スイッチ
と第２フィルタ移動スイッチの動きに合わせて第１フィ
ルタ２３-1と第２フィルタ２３-2とを移動させているの
で、被検体の大きさ、形状に適したフィルタ２３に容易
に変更することが可能となる。
線絞り１０では、第１フィルタ２３-1と第２フィルタ２
３-2とを、モード切り替えスイッチ４５により設定され
たモードに合わせて大人フィルタセット状態もしくは子
供フィルタセット状態にし、第１フィルタ移動スイッチ
と第２フィルタ移動スイッチの動きに合わせて第１フィ
ルタ２３-1と第２フィルタ２３-2とを移動させているの
で、被検体の大きさ、形状に適したフィルタ２３に容易
に変更することが可能となる。
【００４３】図４は本発明に係る第２実施例のＸ線撮影
装置のＸ線絞りの構成を示したブロック図である。尚、
図１に示す第１実施例と同一部材には同一の符号を付し
て説明は省略した。
装置のＸ線絞りの構成を示したブロック図である。尚、
図１に示す第１実施例と同一部材には同一の符号を付し
て説明は省略した。
【００４４】第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０
は、第１フィルタ２３-1専用のテーブル１１とテーブル
１１を回転させるテーブル用モータ２７-1および第２フ
ィルタ２３-2専用のテーブル５１とテーブル５１を回転
させるテーブル用モータ２７-2を備え、第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2とを個別に回転させることが
できようにしたものである。
は、第１フィルタ２３-1専用のテーブル１１とテーブル
１１を回転させるテーブル用モータ２７-1および第２フ
ィルタ２３-2専用のテーブル５１とテーブル５１を回転
させるテーブル用モータ２７-2を備え、第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2とを個別に回転させることが
できようにしたものである。
【００４５】尚、テーブル５１には、テーブル１１の角
穴１１ａと同様の角穴５１ａを備える。また、角穴５１
ａを丸穴にしても良い。この場合、テーブル１１とテー
ブル５１が独立に回転することにより生じる開口面積の
減少を防止することができる。
穴１１ａと同様の角穴５１ａを備える。また、角穴５１
ａを丸穴にしても良い。この場合、テーブル１１とテー
ブル５１が独立に回転することにより生じる開口面積の
減少を防止することができる。
【００４６】次に、第２実施例の操作部１１９を図５を
用いて説明する。第２実施例のＸ線撮影装置の操作部１
１９は、第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2の開
閉移動、回転移動を独立に操作するため、図３に示すよ
うな操作パネル７０を備える。
用いて説明する。第２実施例のＸ線撮影装置の操作部１
１９は、第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2の開
閉移動、回転移動を独立に操作するため、図３に示すよ
うな操作パネル７０を備える。
【００４７】操作パネル７０は、図３に示すように第１
フィルタ２３-1移動操作用の第１フィルタ移動スイッチ
７１と、第２フィルタ２３-2移動操作用の第２フィルタ
移動スイッチ７３と、第１フィルタ２３-1，第２フィル
タ２３-2を大人用フィルタセット状態にする大人モード
と第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を子供用フ
ィルタセット状態にする子供モードのいずれかに切り換
えるモード切換えスイッチ７５とを有する。
フィルタ２３-1移動操作用の第１フィルタ移動スイッチ
７１と、第２フィルタ２３-2移動操作用の第２フィルタ
移動スイッチ７３と、第１フィルタ２３-1，第２フィル
タ２３-2を大人用フィルタセット状態にする大人モード
と第１フィルタ２３-1，第２フィルタ２３-2を子供用フ
ィルタセット状態にする子供モードのいずれかに切り換
えるモード切換えスイッチ７５とを有する。
【００４８】第１フィルタ移動スイッチ７１は、左右方
向および上下方向に微小に動かすことができる。第１フ
ィルタ２３-1は、第１フィルタ移動スイッチ７１を左右
方向に動かすことにより、その方向に対応して移動され
る。また、テーブル１１は、第１フィルタ移動スイッチ
７１を上に動かすことにより左回転、第２フィルタ移動
スイッチ７１を下に動かすことにより右回転される。
向および上下方向に微小に動かすことができる。第１フ
ィルタ２３-1は、第１フィルタ移動スイッチ７１を左右
方向に動かすことにより、その方向に対応して移動され
る。また、テーブル１１は、第１フィルタ移動スイッチ
７１を上に動かすことにより左回転、第２フィルタ移動
スイッチ７１を下に動かすことにより右回転される。
【００４９】第２フィルタ移動スイッチ７３は、左右方
向および上下方向に微小に動かすことができる。第２フ
ィルタ２３-2は、第２フィルタ移動スイッチ７３を左右
方向に動かすことにより、その方向に対応して移動され
る。また、テーブル５１は、第２フィルタ移動スイッチ
７３を上に動かすことにより左回転、第２フィルタ移動
スイッチ７３を下に動かすことにより右回転される。
向および上下方向に微小に動かすことができる。第２フ
ィルタ２３-2は、第２フィルタ移動スイッチ７３を左右
方向に動かすことにより、その方向に対応して移動され
る。また、テーブル５１は、第２フィルタ移動スイッチ
７３を上に動かすことにより左回転、第２フィルタ移動
スイッチ７３を下に動かすことにより右回転される。
【００５０】モード切り換えスイッチ７５は、点灯機能
付きのキースイッチであり、キーを押すことにより大人
モードと子供モードに切り換えることができる。また、
モード切り換えスイッチ７５では、設定されている側の
モードを示す文字が点灯される。これにより設定されて
いるモードを知ることができる。
付きのキースイッチであり、キーを押すことにより大人
モードと子供モードに切り換えることができる。また、
モード切り換えスイッチ７５では、設定されている側の
モードを示す文字が点灯される。これにより設定されて
いるモードを知ることができる。
【００５１】また、第２実施例の移動制御部２９は、前
述の第１実施例の動作に加えてテーブル１１とテーブル
５１の回転を独立に制御する。
述の第１実施例の動作に加えてテーブル１１とテーブル
５１の回転を独立に制御する。
【００５２】このため、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ
線絞り５０は、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り１
０の効果に加え、第１フィルタ２３-1と第２フィルタ２
３-2とを独立に回転操作することができるので、被検体
の大きさ、形状に合わせて最適な位置に第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2とを移動させることができ
る。
線絞り５０は、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り１
０の効果に加え、第１フィルタ２３-1と第２フィルタ２
３-2とを独立に回転操作することができるので、被検体
の大きさ、形状に合わせて最適な位置に第１フィルタ２
３-1と第２フィルタ２３-2とを移動させることができ
る。
【００５３】尚、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り
１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０では、
共にフィルタ２３の厚さを変えることによりＸ線透過率
を大人用と子供用に変えているが、厚さは同一にしてＸ
線透過率の異なる材質を用いることによりＸ線透過率を
大人用と子供用に変えるようにしても良い。
１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０では、
共にフィルタ２３の厚さを変えることによりＸ線透過率
を大人用と子供用に変えているが、厚さは同一にしてＸ
線透過率の異なる材質を用いることによりＸ線透過率を
大人用と子供用に変えるようにしても良い。
【００５４】また、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞
り１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０で
は、共に大人用と子供用でフィルタ２３を変更させてい
るが、被検体の大きさ等を基準にフィルタ２３を変更さ
せるようにしても良い。
り１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０で
は、共に大人用と子供用でフィルタ２３を変更させてい
るが、被検体の大きさ等を基準にフィルタ２３を変更さ
せるようにしても良い。
【００５５】さらに、第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線
絞り１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０共
に更にテーブルを増やしてフィルタ２３の数を増加する
ようにしても良い。この場合、本実施例のＸ線撮影装置
に比べて移動操作可能なフィルタ２３の種類が増加する
ので、より最適なフィルタ２３を選択することができ
る。
絞り１０、第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線絞り５０共
に更にテーブルを増やしてフィルタ２３の数を増加する
ようにしても良い。この場合、本実施例のＸ線撮影装置
に比べて移動操作可能なフィルタ２３の種類が増加する
ので、より最適なフィルタ２３を選択することができ
る。
【００５６】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フィルタ
形状の異なる少なくとも２種類の透過フィルタの内、フ
ィルタ指定手段により指定された透過フィルタを、開閉
指定手段に指定された方向に移動させるようにしている
ので、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに
容易に変更できるという効果を奏する。
形状の異なる少なくとも２種類の透過フィルタの内、フ
ィルタ指定手段により指定された透過フィルタを、開閉
指定手段に指定された方向に移動させるようにしている
ので、被検体のＸ線透過率に適したＸ線透過フィルタに
容易に変更できるという効果を奏する。
【図１】本発明に係る第１実施例のＸ線撮影装置のＸ線
絞りの構成を示したブロック図。
絞りの構成を示したブロック図。
【図２】図１に示したＸ線撮影装置のＸ線絞りに用いら
れるＸ線透過フィルタを示す図。
れるＸ線透過フィルタを示す図。
【図３】図１に示したＸ線撮影装置のＸ線絞りに用いら
れる操作パネルを示す図。
れる操作パネルを示す図。
【図４】本発明に係る第２実施例のＸ線撮影装置のＸ線
絞りの構成を示したブロック図。
絞りの構成を示したブロック図。
【図５】図４に示したＸ線撮影装置のＸ線絞りに用いら
れる操作パネルを示す図。
れる操作パネルを示す図。
【図６】Ｘ線を用いて心臓や血管を撮影するＸ線撮影装
置の代表的な概観図。
置の代表的な概観図。
【図７】心臓の位置に合わせてＸ線透過フィルタ位置さ
せた場合を示す説明図。
せた場合を示す説明図。
【図８】Ｘ線透過フィルタの交換が可能な従来のＸ線撮
影装置のＸ線絞りの例を示す図。
影装置のＸ線絞りの例を示す図。
１０ Ｘ線絞り １１，５１ テーブル １１ａ，５１ａ 角穴 １３-1，１３-2 移動部 １５ 環状体 １７ａ，１７ｂ 歯車 １９ モータ ２１ リードねじ ２３-1 第１フィルタ ２３-2 第２フィルタ ２３L 左側用の大人用フィルタ ２３R 右側用の大人用フィルタ ２３l 左側用の子供用フィルタ ２３ｒ 右側用の子供用フィルタ ２５ 固定部 ２７ テーブル用モータ ２９ 移動制御部 ４０，７０ 操作パネル ４１，７１ 第１フィルタ移動スイッチ ４３，７３ 第２フィルタ移動スイッチ ４５，７５ モード切換えスイッチ １００ Ｘ線撮影装置 １０１ 寝台 １１９ 操作部
Claims (8)
- 【請求項１】 Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エネル
ギーを減少させるものであり、フィルタ形状の異なる少
なくとも２種類の透過フィルタと、 前記透過フィルタのいずれか１種類を指定する透過フィ
ルタ指定手段と、 透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、 前記透過フィルタ指定手段により指定された透過フィル
タを、前記開閉指定手段に指定された方向に移動する移
動手段とを備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。 - 【請求項２】 被検体へ向けてＸ線を曝射するＸ線管
と、 Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させ
るものであり、両側面に形状のことなるフィルタ面を有
する透過フィルタと、 前記透過フィルタを移動することにより、前記Ｘ線の曝
射分布を変える透過フィルタの側面を切り替える移動手
段とを備えたことを特徴とするＸ線撮影装置。 - 【請求項３】 被検体へ向けてＸ線を曝射するＸ線管
と、 Ｘ線管から曝射されたＸ線のＸ線エネルギーを減少させ
るものであり、両側面に形状の異なるフィルタ面を有す
る透過フィルタと、前記透過フィルタのいずれか１側面
を指定する透過フィルタ指定手段と、 透過フィルタの開閉を指定する開閉指定手段と、 前記透過フィルタ指定手段により指定された透過フィル
タの側面を、前記開閉指定手段に指定された方向に移動
する移動手段とを備えたことを特徴とするＸ線撮影装
置。 - 【請求項４】 前記移動手段を二つ備えると共に、前記
透過フィルタ指定手段は、前記２つの移動手段にそれぞ
れ取付けられた透過フィルタの一側面を対応づけて指定
するものであることを特徴とする請求項３記載のＸ線撮
影装置。 - 【請求項５】 前記移動手段は、前記透過フィルタ指定
手段への入力に応じて、前記開閉指定手段への入力に基
づく移動の移動可能範囲を切り替えることを特徴とする
請求項３乃至請求項５のいずれか一項記載のＸ線撮影装
置。 - 【請求項６】 前記Ｘ線透過フィルタは、側面毎に形状
が異なるものであることを特徴とする請求項１乃至請求
項５のいずれか一項記載のＸ線撮影装置。 - 【請求項７】 前記Ｘ線透過フィルタは、側面毎に厚さ
が異なるものであることを特徴とする請求項１乃至請求
項５のいずれか一項記載のＸ線撮影装置。 - 【請求項８】 前記Ｘ線透過フィルタは、側面毎に材質
が異なるものであることを特徴とする請求項１乃至請求
項５のいずれか一項記載のＸ線撮影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07649895A JP3805401B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Ｘ線撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07649895A JP3805401B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Ｘ線撮影装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08266523A true JPH08266523A (ja) | 1996-10-15 |
| JP3805401B2 JP3805401B2 (ja) | 2006-08-02 |
Family
ID=13606898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07649895A Expired - Lifetime JP3805401B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | Ｘ線撮影装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3805401B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001187049A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Shimadzu Corp | 医療用検査装置 |
| KR20020025744A (ko) * | 2000-09-28 | 2002-04-04 | 추후제출 | 갠트리 장치, 갠트리 장치 제어 방법, 운영 콘솔, 운영콘솔 제어 방법, 저장 매체 및 ｘ-선 ｃｔ 시스템 |
| US7076029B2 (en) * | 2003-10-27 | 2006-07-11 | General Electric Company | Method and apparatus of radiographic imaging with an energy beam tailored for a subject to be scanned |
| JP2008221016A (ja) * | 2001-07-04 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | Ｘ線コンピュータ断層診断装置 |
| JP2010167255A (ja) * | 2009-01-24 | 2010-08-05 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | フィルタおよびｘ線撮影装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07649895A patent/JP3805401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001187049A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Shimadzu Corp | 医療用検査装置 |
| KR20020025744A (ko) * | 2000-09-28 | 2002-04-04 | 추후제출 | 갠트리 장치, 갠트리 장치 제어 방법, 운영 콘솔, 운영콘솔 제어 방법, 저장 매체 및 ｘ-선 ｃｔ 시스템 |
| JP2008221016A (ja) * | 2001-07-04 | 2008-09-25 | Toshiba Corp | Ｘ線コンピュータ断層診断装置 |
| US7076029B2 (en) * | 2003-10-27 | 2006-07-11 | General Electric Company | Method and apparatus of radiographic imaging with an energy beam tailored for a subject to be scanned |
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