JPH0826600B2 - コンクリートスラブの打継ぎ構造 - Google Patents

コンクリートスラブの打継ぎ構造

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JPH0826600B2
JPH0826600B2 JP14930789A JP14930789A JPH0826600B2 JP H0826600 B2 JPH0826600 B2 JP H0826600B2 JP 14930789 A JP14930789 A JP 14930789A JP 14930789 A JP14930789 A JP 14930789A JP H0826600 B2 JPH0826600 B2 JP H0826600B2
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信夫 川岸
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、コンクリートスラブの打継ぎ構造に係り、
特に床スラブに工事施工中の荷役用として開口部を開設
している場合、荷揚げ作業完了後その開口部を閉塞する
ためのコンクリートスラブの打継ぎ構造に関するもので
ある。
《従来の技術》 従来のコンクリートスラブの打継ぎ構造としては、特
開昭61−229051号公報や実公昭62−8295号公報に記載さ
れた技術が知られている。
ここに、資材等の荷揚げのために床スラブ21に開設し
た荷揚げ用開口部22を閉塞して平坦な面一の床を形成す
るために、第4図〜第7図に示すように、床スラブ21を
支持するFデッキ23が架設される梁24上に、床スラブ21
側と開口部22側とを区画してFデッキ23上に打設される
コンクリートを堰き止める止枠25を着脱可能に設置し、
次いで止枠25に形成した挿通口26に、床スラブ21側から
開口部22側に亘って延出させてシヤ・コネクタとして差
筋27を配設し、次いでFデッキ23上にコンクリートを打
設してコンクリートスラブ28を施工し、次いで差筋27の
開口部側延出部分27aを、荷揚げ作業の障害とならない
ように折り曲げ、荷揚げ作業の完了後、差筋27の開口部
側延出部分27aを開口部22に元のように延長するように
伸ばし、その後梁24上に開口部22を塞ぐようにFデッキ
23を架設し、最後に止枠25を除去すると共にFデッキ23
上にコンクリートを打設して、コンクリートスラブ29の
打継ぎを行なうようにしている。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、上述したコンクリートスラブの打継ぎ作業に
あっては、止枠25の設置とその除去並びに差筋27の2回
に亘る曲げ伸ばしというように様々な作業があり、様々
な職種の作業者によって煩雑な作業を実施しなければな
らないという問題があった。また、通常の鉄筋とは別個
に特別に差筋27を用意しなければならないという問題も
あった。
本発明は、上述のような問題点を解決するために創案
されたものであり、容易に準備できる構造材を利用し、
職種乃至は工数を削減し省力化とコストダウンを達成し
つつ、十分なアンカー作用を確保できるコンクリートス
ラブの打継ぎ構造を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本発明は、梁上に設置した止枠により床スラブに区画
形成した荷揚げ用開口部に、該床スラブ側からシヤ・コ
ネクタを延出しコンクリートを打設することで、該床ス
ラブに対し、該開口部を塞ぐコンクリートスラブを打ち
継ぐようにしたコンクリートスラブの打継ぎ構造におい
て、上記梁上に上記止枠を接合すると共に、該止枠に、
略梁幅相当の寸法を有するボルトとその端部側に螺合さ
れたナットで形成されて、上記止枠両側の上記床スラブ
側および上記開口部側双方へ突出されるシヤ・コネクタ
を接合したことを特徴とする。
《作用》 本発明の作用について述べると、止枠を梁上に接合す
ることにより止枠の設置とその除去作業を廃止できる。
またシヤ・コネクタを略梁幅相当の寸法を有するボルト
とその端部側に螺合されたナットで形成して、かつ止枠
両側の床スラブ側および開口部側双方へ突出させるよう
にしたので、シヤ・コネクタは梁よりやや外方へ張り出
す程度であり、このシヤ・コネクタが荷揚げ作業の障害
となることはなく、2回に亘る曲げ伸ばし作業を廃止で
きる。このように、ボルト・ナットで形成したシヤ・コ
ネクタ並びに止枠の接合作業を主体として打継ぎ作業を
実施できる。他方、シヤ・コネクタは簡単に手に入れる
ことのできるボルト・ナットで構成されるので、特別の
差筋等を準備する必要がない。またボルト等はネジ面を
有するので、短い長さで相当の定着表面積乃至は係合表
面積を稼ぐことができ、長い差筋と同等のアンカー機能
を発揮する。
《実施例》 以下、本発明の好適実施例を図面を参照しながら詳述
する。
第1図は本発明のコンクリートスラブの打継ぎ構造の
開口部開放時の側断面図、第2図は第1図におけるII−
II線矢視断面図、第3図はコンクリートスラブ打継ぎ後
の側断面図である。
本発明は基本的には、梁1上に設置した止枠2により
床スラブ3に区画形成した荷揚げ用開口部4に、床スラ
ブ3側からシヤ・コネクタを延出しコンクリートを打設
することで、床スラブ3に対し、開口部4を塞ぐコンク
リートスラブ6を打ち継ぐようにしたコンクリートスラ
ブの打継ぎ構造において、梁1上に止枠2を接合すると
共に、止枠2に、略梁幅相当の寸法を有するボルト5と
その端部側に螺合されたナット9で形成されて、止枠2
両側の床スラブ3側および開口部4側双方へ突出される
シヤ・コネクタを接合して構成される。
図示するように、この実施例のコンクリートスラブの
打継ぎ構造は、梁1上に溶接されて床スラブ3に荷揚げ
用開口部4を区画形成すると共に、この開口部4周りに
床スラブ3を形成すべく打設されるコンクリートを堰き
止める止枠2と、この止枠2に形成されるボルト挿通口
10を介して開口部4側及び床スラブ3側両側に貫通延出
されるボルト5及びこれの先端に螺着され溶接されるナ
ット9でなるシヤ・コネクタとで主に構成されている。
具体的には止枠2は、梁1及びボルト5と溶接接合で
きるように鉄板で構成される。そして、この止枠2の両
側面には、そのボルト挿通口10に挿通されるボルト5が
溶接接合され、このボルトの頭部5aからこのボルト5の
ネジ先端に螺合されるナット9までの長さが梁1のフラ
ンジ1aと略同じ幅とされる。ここに、シヤ・コネクタは
簡単に手に入れることのできるボルト・ナット5,9で構
成されるので、特別の差筋等を準備する必要がない。ま
たボルト5等はネジ面を有するので、短い長さで相当の
定着表面積乃至は係合表面積を備えており、コンクリー
ト内に埋め込まれた際に十分なアンカー機能を発揮する
ようになっている。
他方止枠2は、Fデッキ7の施工に際して、梁1のフ
ランジ1aの中心線に沿って溶接により取付けられる。F
デッキ7は、板材に断面三角形状のリブ7aを形成して構
成されている。このFデッキ7は、床スラブ3側及び開
口部4を閉塞する際に梁1間に架設される。
次に、上述のように構成されるコンクリートスラブの
打継ぎ構造の構築について説明する。
先ず、開口部4を囲むように配設された梁1の外側に
床スラブ3側のFデッキ7を架設すると共に、この開口
部4を区画するように梁1上に止枠2を溶接固定する。
その後、この止枠2の挿通口10にボルト5を挿通すると
共にこれにナット9を螺着しボルト5と止枠2並びにボ
ルト5とナット9とを溶接接合して、止枠2両側の床ス
ラブ3側および開口部4側双方へ突出される、略梁幅相
当の寸法を有するボルト5とその端部側に螺合されたナ
ット9で構成したシヤ・コネクタを形成する。次いで、
床スラブ3側のFデッキ7上にコンクリートを打設し、
ボルト・ナット5,9をその中に埋め込んだ状態で床スラ
ブ3を形成する。
このように床スラブ3が形成された状態において、開
設された開口部4から荷揚げ作業を実施する。この際、
開口部4側でボルト5は梁1のフランジ1aよりやや外方
に張り出す程度なので、荷揚げ作業の障害となることは
ない。
荷揚げ作業完了後には、この開口部4を閉塞するよう
に梁1上に開口部4側のFデッキ7を架設する。その後
このFデッキ7上にコンクリートを打設して、ボルト5
をその中に埋め込んだ状態で床スラブ3に対してコンク
リートスラブ6を打ち継ぐことにより、床スラブ3に開
設した荷揚げ用開口部4を閉塞して平坦な面一の床を形
成できるようになっている。
《発明の効果》 以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果
を発揮する。
止枠を梁上に接合したことにより止枠の設置とその除
去作業を廃止することができる。またシヤ・コネクタを
略梁幅相当の寸法を有するボルトとその端部側に螺合さ
れたナットで形成して、かつ止枠両側の床スラブ側およ
び開口部側双方へ突出させるようにしたので、シヤ・コ
ネクタは梁よりやや外方へ張り出す程度であり、このシ
ヤ・コネクタが荷揚げ作業の障害となることはなく、2
回に亘る曲げ伸ばし作業を廃止することができる。そし
てこのように、ボルト・ナットで形成したシヤ・コネク
タ並びに止枠の接合作業を主体として打継ぎ作業を実施
することができる。他方、シヤ・コネクタを、簡単に手
に入れることのできるボルト・ナットで構成したので、
特別の差筋等を準備する必要がない。またボルト等はネ
ジ面を有するので、短い長さで相当の定着表面積乃至は
係合表面積を稼ぐことができ、従来の長い差筋と遜色の
ないアンカー機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコンクリートスラブの打継ぎ構造の開
口部開放時の側断面図、第2図は第1図におけるII−II
線矢視断面図、第3図はコンクリートスラブ打継ぎ後の
側断面図、第4図〜第7図は従来のコンクリートスラブ
の打継ぎ構造の構築を説明する図である。 1…梁、2…止枠 3…床スラブ、4…荷揚げ用開口部 5…ボルト、6…コンクリートスラブ 9…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁上に設置した止枠により床スラブに区画
    形成した荷揚げ用開口部に、該床スラブ側からシヤ・コ
    ネクタを延出しコンクリートを打設することで、該床ス
    ラブに対し、該開口部を塞ぐコンクリートスラブを打ち
    継ぐようにしたコンクリートスラブの打継ぎ構造におい
    て、上記梁上に上記止枠を接合すると共に、該止枠に、
    略梁幅相当の寸法を有するボルトとその端部側に螺合さ
    れたナットで形成されて、上記止枠両側の上記床スラブ
    側および上記開口部側双方へ突出されるシヤ・コネクタ
    を接合したことを特徴とするコンクリートスラブの打継
    ぎ構造。
JP14930789A 1989-06-14 1989-06-14 コンクリートスラブの打継ぎ構造 Expired - Fee Related JPH0826600B2 (ja)

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JP2874522B2 (ja) * 1993-07-14 1999-03-24 株式会社日立製作所 真空遮断器及びそれに用いる真空バルブと真空バルブ用電極並びにその製造法
US6248969B1 (en) 1997-09-19 2001-06-19 Hitachi, Ltd. Vacuum circuit breaker, and vacuum bulb and vacuum bulb electrode used therefor
CN102753469B (zh) 2010-02-10 2015-04-01 三菱电机株式会社 电梯用曳引机的制动装置

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