JPH0826551B2 - 給水及び/もしくは排水装置付きパワーショベル - Google Patents

給水及び/もしくは排水装置付きパワーショベル

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JPH0826551B2
JPH0826551B2 JP8276092A JP8276092A JPH0826551B2 JP H0826551 B2 JPH0826551 B2 JP H0826551B2 JP 8276092 A JP8276092 A JP 8276092A JP 8276092 A JP8276092 A JP 8276092A JP H0826551 B2 JPH0826551 B2 JP H0826551B2
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drainage
power shovel
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water
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宏 林
正 三好
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有限会社トシヒロ産業
株式会社ミヨシ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給水及び/もしくは排水
装置付きパワーショベルに関し、より詳しくは洗滌もし
くは冷却用の水をバケット先端部に供給し、また地盤穿
掘時等に視界を遮る濁水等を排出できるようにしたパワ
ーショベルに関する。
【0002】
【従来技術と課題】従来、開閉把持機構を備える回転バ
ケット装置付きパワーショベルは例えば特開昭61−2
07728、特開昭62−240295号公報等に開示
されている。これらは油圧シリンダで作動するバケット
の開閉把持機構を有すると共に油圧モータでバケット自
体を360゜自由に回転させる事が出来、土地の掘削、
コンクリートブロック等の把持、または生コンクリート
の打設等に偉力を発揮している。これらの回転バケット
装置は360゜自由に回動可能とするために軸心付近に
所謂スイベルジョイントを備え、これを介して開閉把持
機構駆動用の油圧シリンダに油圧を供給する構成となっ
ている。
【0003】一方、これらの回転バケット装置は従前の
回転型乃至手動回転固定型の傾動調節可能なバケット装
置に比して極めて利便性に富んでいるがなお幾つかの問
題点を残している。
【0004】例えば生コンクリート運搬用に用いた場
合、バケット内外に付着する半ば固化した生コンクリー
トがバケット重量の増加や有効バケットチャージ容量の
低下乃至バケット開閉把持機構の故障等を招く傾向が避
けられず、これらは粘土質の土砂を掘削する場合にも同
じことであった。
【0005】従来、これらのバケット汚れは、時折り作
業を中止したり、またはOFF TIME中に人力によ
って放水とブラッシ掛けをして清掃する外に方法がな
く、この作業が非常に危険かつ苛酷な作業であるため作
業上の問題点となっていた。
【0006】また地盤掘削の際にも先ず給水して土砂を
泥水化して吸引排出した方が楽な事があるが、従来装置
では掘削と給水を同時に行う事が出来なかった。
【0007】家屋解体等の場合には多量の塵埃が発生す
るので、これを防止するために水スプレーを施す必要が
あったが、従来は別途人力によってホース撒水しなけれ
ばならず、これはやはり危険な汚れ作業であった。
【0008】更に硬く固化したスラッジや岩石等をバケ
ットで掘削、掬上、把持し得る程度に破壊するために
は、従来は削岩機やダイナマイトを用いなければなら
ず、これらも危険かつ困難な作業であった。
【0009】かつまたコンクリートブロック構築後表面
もしくはコンクリート打継目の清掃や舗装路面の表面清
掃、屋根や道路の除雪、氷解または高炉内壁等の冷却掘
削等の作業も従来は危険かつ困難な作業であった。
【0010】そこで本発明者等は前記回転バケット付き
パワーショベル(バックホーとも呼ばれる)に給、排水
導管を附属せしめるための手段を鋭意研究した結果、本
発明に到達した。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、リモートコントロール
により危険排除、省力化しつつ掘削、破壊、把持、清
掃、冷却、消火等の作業容易化を図った給、排水装置を
備える回転バケット装置付きパワーショベルを提供する
事である。
【0012】
【発明の構成】 本発明により、回転バケット装置付き
パワーショベルにおいて、バケットの回転軸心を貫通す
る導管とし 給水用ポンプ、 排水用ポンプ、 給水用ポンプと排水用ポンプ、 給排水兼用ポンプ、 ,,,の内いずれか一つ を含んで成る給水及び
/もしくは排水装置を備える事を特徴とする回転バケッ
ト装置付きパワーショベル(請求項1)、それぞれ、 給水用ポンプには給水用タンク、 排水用ポンプには排水用タンク、 給排水兼用ポンプには給排水兼用タンクを備える請求項
1に記載のパワーショベル (請求項2)、 回転軸心を貫通する導管が導管駆動機構により出退調節
可能な導管である請求項1乃至2の内いずれか1項に記
載のパワーショベル(請求項3)、回転軸心を貫通する
導管先端部にノズルを接続するためのコネクタを備える
請求項1乃至の内いずれか1項に記載のパワーショベ
ル(請求項4)および回転軸心を貫通する導管が少なく
とも2本の円形もしくは変形円断面をなす導管である請
求項1乃至の内いずれか1項に記載のパワーショベル
(請求項5)が提供される。
【0013】実施例を用いて本発明を以下に詳細に説明
する。
【0014】
【実施例】図1は本発明実施例の側面図、図2は回転バ
ケット装置2の拡大側面図、図3は図2のA−A矢視図
である。図1,2,3において1は実施例パワーショベ
ル、2は回転バケット装置、2Aは固定ジョ−、2Xは
回転バケット基体、2Yは回転バケット本体、2Bは可
動ジョ−、2C,2Dは軸、3はホース、3Aはノズ
ル、4は給水ポンプ、5は排水ポンプ、6は給水タン
ク、7は排水タンク、8,9はバルブ、10は台車、1
0Aは車体、20は第1腕、21は第2腕、23は軸、
24,25,26は油圧シリンダ、27は傾動リンク、
30はホース駆動装置、31は油圧モータ、32はホー
ス駆動用鼓ロール、35はホース支持鞘、36,37は
バケット支持軸、40はスイベルジョイント(油圧経
路)、41はアウタケース、42はインナケース、4
3,44,45,46は圧油出入口、47はメクラ栓、
48はスナップリング、49はOリング、51は取付ボ
ルト穴、52は油圧経路A、53は油圧経路B、57は
油圧モータ、58は回転環、60はバケット開閉用油圧
シリンダである。
【0015】図1において、車体10Aの上部にバルブ
9,10、給水ポンプ4,排水ポンプ5及び給水タンク
6、排水タンク7が並列配置されており、夫々ポンプ4
とタンク6、ポンプ5とタンク7が接続されている。ま
た給、排水ポンプ4,5は油圧モータ(図示せず)によ
って駆動されるようになっている。
【0016】車体10Aの左端部から揺動可能な第1腕
20,および軸23を介して第2腕21が左方に延びて
おり、これらは油圧シリンダ24(2本)、25によっ
て駆動される構成である。
【0017】また第2腕21の先端部には軸37を介し
て回転バケット2が枢着されており、回転バケット2の
傾動調節は油圧シリンダ26とリンク27によって行わ
れるようになっている。そしてホ−ス(導管の一例)が
各ポンプ4,5からバルブ9,10を介して揺動部第
1,2腕に沿って延び先端部の回転バケット2に至って
いる。
【0018】回転バケット2の基本構造は前述の公知技
術のとおりであるが、本発明の場合回転バケット2は図
2,3の如く特殊な工夫が凝らされている。
【0019】図2,3において、ホース3はホース駆動
装置30を経て中空スイベルジョイント40を貫通し、
ホース支持鞘35を通ってバケット開口部に顔を出すよ
うになっている。ホース先端部には各種ノズル3Aをコ
ネクタによって接続し、水流速度を上げる事も出来る
し、水スプレーを行うことも出来る。この場合支持鞘3
5は例えば伸縮自在の多数のベローズを有する金属製ま
たはゴム、プラスチック製のチューブ等(時にコイルス
プリングを内蔵させる場合もある。)で成り、弾性を以
てホース先端を保持するようにする事が重要である。け
だし、バケット被把持物によって損傷を受け易いからで
ある。
【0020】ホース駆動装置30は例えばホースを挟持
する1対の鼓ロール32,32とこれらの両側もしくは
片側を駆動する油圧モータ31等で成っている。
【0021】なお軸2Eでバケット本体2Yに枢着され
た可動ジョー2Bを駆動する両端を軸2D,2Cに枢着
された油圧シリンダ60,60は中心部のホース3を避
けるために従来は1箇であったものを2箇としてある。
【0022】なお回転バケット本体2Yは回転環58を
介して回転バケット基体2Xに枢着されており、回転環
58の内径に彫まれたリングギアに噛合するピニオンギ
アを油圧モータ40が駆動することにより回転制御自在
である。
【0023】扨てホース自体は中空円断面であってもよ
いが図7,8,9に順に示すように複数箇の中空変形円
断面である事ができる。ここに図7,8,9はホースの
断面図である。これらの複数箇の中空変形円断面状ホー
スは少なくともスイベルジョイント40付近でこのよう
になっていればよく、他の部分は複数の通常のホースま
たは導管に分かれるようにしても良い。なおホースの上
下調節ストロークが比較的小さい場合には上下動する部
分のみ金属製パイプとする事も出来る。
【0024】次ぎに中空スイベルジョイントについて述
べる。
【0025】図4はスイベルジョイント40を中心軸を
含む(垂直面)で切断した断面図、図5は図4のB−B
断面図、図6は図4のC−C断面図である。
【0026】図4,5において、アウタケース41の内
側に縦方向に3対のOリングを介してインナケース42
が嵌入されている。アウタケース41のフランジ部に取
付ボルト穴50,50が穿設されてあり、また圧油出入
口43,44がアウタケース壁を貫通して穿設されてお
り、圧油出入口43はインナケース42の環状溝52A
を介して縦方向への圧油経路A52に連なり、下方の圧
油出入口45に繋がっている。
【0027】なお経路52の上端部はメクラ栓47を螺
入されて蓋をされている。
【0028】また図4,6において、圧油出入口44は
インナケースの環状溝53Aを経て圧油経路B(縦溝)
47に連なり、更に下方の圧油出入口46に繋がってい
る。圧油経路Bの上端は同様に螺入蓋47によって閉じ
られている。
【0029】なおインナケース上端部にはスナップリン
グ48が嵌着されており、アウタケース41からインナ
ケース42が脱落するのを防止している。
【0030】また圧油出入口43と環状溝52Aは2対
のOリング49,49,49,49によってシ−ルされ
ており圧油出入口44と環状溝53Aも一部兼用する2
対のOリングによってシールされている。
【0031】本発明のスイベルジョイントの特徴は中心
部に大径の中空筒70を有する処にある。
【0032】このため中空筒内をホースが自由に上下動
する事が出来る。しかも可動ジョー2Bを駆動する油圧
シリンダ60,60へ供給する油圧は回転バケット本体
2Yの角度に拘らず確実に供給する事が出来る。
【0033】
【発明の効果】本発明を実施する事により前記目的のす
べてが達成される。すなわちリモートコントロールによ
り危険排除、省力化しつつ、掘削、破壊、把持、清掃、
冷却、消化等の作業容易化を図る事が出来る。
【0034】より具体的にはスラッジや岩石等を高圧水
流破砕しつつ掘削、排出する事が出来るし、また木造家
屋を破壊除去する時撒水出来るので塵埃の発生が少なく
なる。また地盤掘削時高圧水噴射や漏水によって生じた
汚水を吸い取る事も出来る。また温水をタンクもしくは
水道配管により供給しつつ除雪する事も出来るし、コン
クリートブロックを把持してブロック壁を構築した直
後、同じパワーショベルで壁の表面清掃を行える。その
他冷却、消火しつつ排土可能である他、生コンクリート
移送後のバケット清掃が容易であり、長尺物を洗滌後把
持出来る等極めて多機能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例側面図。
【図2】回転バケット装置の拡大側面図。
【図3】図2のA−A矢視図。
【図4】スイベルジョイント断面図。
【図5】図4のB−B断面図。
【図6】図4のC−C断面図。
【図7】ホース断面図。
【図8】ホース断面図。
【図9】ホース断面図。
【符号の説明】
1 実施例パワーショベル 2 回転バケット装置 3 ホース 4 給水ポンプ 5 排水ポンプ 6 給水タンク 7 排水タンク 8 バルブ 9 バルブ 10 台車 30 ホース駆動装置 31 油圧モータ 35 ホース支持鞘 40 スイベルジョイント 41 アウタケース 42 インナケース 48 スナップリング 49 Oリング 57 油圧モータ 58 回転環 60 バケット開閉用油圧シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転バケット装置付きパワーショベルに
    おいて、バケットの 回転軸心を貫通する導管と 給水用ポンプ、 排水用ポンプ、 給水用ポンプと排水用ポンプ、 給排水兼用ポンプ、 ,,,の内いずれか一つ を含んで成る給水及び
    /もしくは排水装置を備える事を特徴とする回転バケッ
    ト装置付きパワーショベル。
  2. 【請求項2】 それぞれ、 給水用ポンプには給水用タンク、 排水用ポンプには排水用タンク、 給排水兼用ポンプには給排水兼用タンク を備える請求項1に記載のパワーショベル。
  3. 【請求項3】 回転軸心を貫通する導管が導管駆動機構
    により出退調節可能な導管である請求項1乃至2の内い
    ずれか1項に記載のパワーショベル。
  4. 【請求項4】 回転軸心を貫通する導管先端部にノズル
    を接続するためのコネクタを備える請求項1乃至の内
    いずれか1項に記載のパワーショベル。
  5. 【請求項5】 回転軸心を貫通する導管が少なくとも2
    本の円形もしくは変形円断面をなす導管である請求項1
    乃至の内いずれか1項に記載のパワーショベル。
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