JPH08265481A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08265481A
JPH08265481A JP7064287A JP6428795A JPH08265481A JP H08265481 A JPH08265481 A JP H08265481A JP 7064287 A JP7064287 A JP 7064287A JP 6428795 A JP6428795 A JP 6428795A JP H08265481 A JPH08265481 A JP H08265481A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピ−キ−、あるいはファンクションキ−な
どのファクシミリの操作キ−が操作され、その操作によ
るモ−ドが設定された場合、パ−ソナルコンピュ−タ等
の外部機器からの画像形成信号に基づいてプリンタが作
動するモ−ドが設定されていても、そのモ−ドを一時的
に解除し、上記操作キ−の操作による例えばコピ−モ−
ドを優先させることにより、ファクシミリの使い勝手を
良くすることを目的とする。 【構成】 コピ−機能や、プリンタ機能を有するファク
シミリ1において、パ−ソナルコンピュ−タ2からの画
像形成信号に基づいてプリンタが作動され、ペ−パ−ト
レ−3から送られる用紙に印字されている状態でも、例
えばコピ−キ−8が押下され、コピ−モ−ドが選択され
た場合、パ−ソナルコンピュ−タ2からの画像形成信号
に基づいてプリンタが作動されるモ−ドを一時的に中断
し、コピ−を可能にする画像形成優先制御手段を設ける
ことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機能、コ
ピ−機能、及びプリンタ機能などを有する複合機能式の
ファクシミリにおける画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ機能、コピ−機能、
及びプリンタ機能などを有する複合機能式のファクシミ
リにおいては、外部機器、例えばパ−ソナルコンピュ−
タ(以下、パソコンとも称す)からの画像形成信号(印
字信号)に基づき、プリンタにて印字を行う場合には、
プリンタモ−ドを設定し、コピ−を行う場合にはコピ−
モ−ドを設定し、またファクシミリ機能、例えば通信管
理レポ−トの出力やファクシミリ受信記録の場合にはフ
ァクシミリモ−ドを設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複合機能式のファクシミリでは、プリンタモ−ドが
設定され、パソコンからの印字信号に基づきプリンタが
印字動作を行っているときに、ユ−ザ−が急いでコピ−
あるいは通信管理レポ−トや短縮リストの出力をしたい
と思った場合、プリンタモ−ドによる印字が終了するま
で待つか、プリンタモ−ドの設定を一旦解除し、所望の
モ−ドを設定してコピ−等を行う必要があり、プリンタ
モ−ドを中断した場合には、所望動作終了後プリンタモ
−ドを再設定する必要がある。従って、従来のファクシ
ミリは、上述のプリンタモ−ド中に、コピ−あるいは短
縮リストの出力などをしようとする場合、操作性が悪
く、且つ使い勝手が悪いという問題がある。本発明は、
上記問題点を解決するためになされたものであり、ユ−
ザ−によりキ−が操作され、その操作による動作を実行
しようとする場合、ユ−ザ−の使用意思を尊重し、外部
機器からの画像形成信号に基づいてプリンタが作動して
いる際にも、その作動を一時的に停止し、ユ−ザ−の望
む動作を実行した後、再び、前記作動を再開することに
より、操作性が良く、且つ使い勝手の良い画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の画像形成装置は、操作部を操
作することによりプリンタが作動し、記録紙に画像を形
成する第1の画像形成手段と、外部機器からの画像形成
信号に基づいてプリンタが作動し、記録紙に画像を形成
する第2の画像形成手段とを有する画像形成装置であっ
て、第2の画像形成手段による画像形成が行われている
場合に、操作部が操作されたとき、第2の画像形成手段
による画像形成より第1の画像形成手段による画像形成
を優先させる画像形成優先制御手段を備えている。
【0005】また、請求項2記載の発明の画像形成装置
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記第2の
画像形成手段により記録紙に画像が形成されている過程
で、前記操作部が操作されたとき、前記画像形成優先制
御手段は、前記第2の画像形成手段の当該記録紙に対す
る画像形成が終了した直後に、前記第1の画像形成手段
による画像形成を開始するように構成したものである。
【0006】また、請求項3記載の発明の画像形成装置
は、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置におい
て、前記操作部の操作により前記第1の画像形成手段の
画像形成としてコピ−機能が選択される一方、外部機器
が電話回線を介した相手側ファクシミリである場合に、
コピ−原紙の読み取り動作と同時に相手側ファクシミリ
からの画像形成信号の受信を可能にする第2の制御手段
を備えている。
【0007】更に、請求項4記載の発明の画像形成装置
は、請求項1乃至請求項3記載の画像形成装置におい
て、前記操作部のうちのプリンタ優先使用設定キ−が操
作されたとき、プリンタの優先使用を可能にするように
構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成を有する請求項1の画像形成装置によ
れば、操作部が操作されたとき、画像形成優先制御手段
は、第2の画像形成手段による外部機器からの画像形成
信号に基づく画像形成が行われていても、第2の画像形
成手段による画像形成より第1の画像形成手段による画
像形成を優先させる制御をする。そのため、外部機器と
しての例えばパ−ソナルコンピュ−タから出力された画
像形成信号に基づいてプリンタが記録紙に画像を形成し
ているとき、操作部のうちの例えばコピ−キ−が押下さ
れると、パ−ソナルコンピュ−タから出力された画像形
成信号に基づく画像形成モ−ドを中断し、プリンタはコ
ピ−機能のために作動され、そのコピ−が終了すると、
自動的に、上記画像形成信号に基づく画像形成が継続し
て実行される。
【0009】また、請求項2の画像形成装置によれば、
第2の画像形成手段により記録紙に画像が形成されてい
る過程で、操作部が操作されたとき、第2の画像形成手
段の当該記録紙に対する画像形成が終了した直後に第1
の画像形成手段による画像形成が開始され、そのあと、
再び第2の画像形成手段による画像形成が継続して実行
される。
【0010】また、請求項3の画像形成装置によれば、
操作部の操作により第1の画像形成手段の画像形成とし
てコピ−機能が選択される一方、外部機器が電話回線を
介した相手側ファクシミリである場合、第2の制御手段
は、コピ−原紙の読み取り動作と同時に相手側ファクシ
ミリからの画像形成信号の受信を可能にする。
【0011】更に、請求項4の画像形成装置によれば、
操作部のうちのプリンタ優先使用設定キ−が操作された
とき、プリンタの優先使用が可能になる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、複合機能式のファクシミリ1に、パ
ソコン(PC)2を接続した状態の斜視図である。この
ファクシミリ1は、ファクシミリ機能部とともに後述の
レ−ザプリンタを主機能部とするプリンタ機能部、コピ
−機能部を備えている。上記プリンタ機能部は、ファク
シミリ受信時に相手側ファクシミリから送信された画像
形成信号に基づいて、又はパ−ソナルコンピュ−タ2か
ら出力される画像形成信号(印字信号)に基づいて、あ
るいはコピ−時に読み取られた原稿の画像に応じた画像
形成信号に基づいて、ペ−パ−トレイ3から送られた用
紙に画像を形成するために設けられている。
【0013】ファクシミリ1には、上記コピ−機能部の
一部として後述の画像読取装置(図3、図4参照)が備
えられ、原稿挿入部4Aから挿入された原稿の画像がこ
の画像読取装置により読み取られると、前記プリンタ機
能はその画像読取装置から出力された画像形成信号に基
づいてペ−パ−トレイ3から送られた用紙にその画像を
コピ−する。
【0014】図2は、ファクシミリ1の操作部の平面図
である。図2において、ファンクションキ−5は、親展
ファクシミリ印字、短縮ダイヤルリスト印字、あるいは
通信管理レポ−ト印字等のモ−ドを選択をするためのキ
−であり、ファンクションキ−5によるそれぞれの選択
モ−ドは表示部としての液晶ディスプレイ6に表示され
る。また、ヘルプキ−7は、ファクシミリ1のガイダン
ス印字モ−ドなどを設定するときに押下される。
【0015】また、コピ−キ−8は前述のコピ−モ−ド
設定時に押下される。そして、このコピ−モ−ド設定時
に再度コピ−キ−8を押下することによりコピ−動作が
開始され、ストップキ−10によりコピ−モ−ドの設定
が解除される。また、プリントプライオリティキ−11
は、プリンタ機能を強制的にパソコン2からの画像信号
に基づいたプリント動作を可能にするために押下され
る。尚、ファクシミリ1の操作部にはその他のキ−が配
設されているが、本発明と直接的に関係しないため、そ
の説明を省略する。
【0016】図3は、ファクシミリ1の内部構造を示し
た断面図である。ファクシミリ1には画像読取装置12
が備えられており、この画像読取装置12は、原稿挿入
部4Aから挿入されたファクシミリ送信のための原稿、
あるいはコピ−用原稿の画像を光学的に読み取る装置で
ある。画像読取装置12は、原稿挿入部4Aから挿入さ
れた原稿(図示していない)が、複数のロ−ラ13,1
4,15,16により移送され、原稿排出口4Bから排
出される過程で、その原稿の画像面に対して投光器17
からの光が投射され、その画像面で反射した光がミラ−
18,19で反射されたあと、レンズ20を透過するこ
とにより集光され、受光器21で受光されるように構成
されている。受光器21は、多数のCCDが帯状に配列
されており、レンズ20を透過した帯状の光がそれぞれ
のCCDにより受光されると、それぞれのCCDは、受
光強度に応じた電気信号を出力する。そして、それぞれ
のCCDから出力された電気信号は基板Pに形成された
後述するRAM45にて画像読取信号として記憶され
る。
【0017】RAM45に記憶された画像読取信号は、
ファクシミリ送信の場合、後述のモデム(MOD)46
等を介して相手側のファクシミリ47に伝送される一
方、コピ−の場合は、ペ−パ−トレイ3に収納された用
紙24が、順次、移送される過程で、後述するようにレ
−ザプリンタ22により画像形成される。このレ−ザプ
リンタ22は、また、前述のパ−ソナルコンピュ−タ2
から出力された画像形成信号に基づいて、ペ−パ−トレ
イ3から供給される用紙24に対して画像を形成する。
【0018】上記レ−ザプリンタ22は、上述の画像読
取信号あるいは画像形成信号に従って発光されるレ−ザ
発光器(図示していない)からのレ−ザビ−ムを受光
し、高速で回転しながら、レ−ザビ−ムを反射投光する
ポリゴンミラ−25や、ポリゴンミラ−25からの投光
を集束するレンズ26,27や、レンズ26,27を透
過したレ−ザビ−ムを反射するミラ−29や、その反射
レ−ザビ−ムを受光したとき、表面に静電潜像が生成さ
れる感光ドラム30などから成る光学機構部と、感光ド
ラム30の表面静電潜像部にトナ−を付着させる現像ス
リ−ブ31や、静電潜像部に付着されたトナ−を前述の
用紙24に転写する転写ロ−ラ32や、用紙24に転写
されたトナ−を加熱して定着させる加熱加圧ロ−ラ33
などから成る画像生成部34とを備えている。尚、加熱
加圧ロ−ラ33でトナ−が定着された用紙24は、用紙
送りロ−ラ35により送り出され、用紙排出口36から
排出板37の上に排出される。
【0019】図4は、ファクシミリ1の制御構成を概念
的に示したブロック図である。図4に示すように、ファ
クシミリ1の制御部は、ファクシミリ制御回路部41
と、プリンタ制御回路部42とに大別され、ファクシミ
リ制御回路部41とプリンタ制御回路部42は、インタ
−フェ−ス43を介して接続されている。
【0020】ファクシミリ制御回路部41には、前述の
画像読取装置12が接続されるとともに、図2に示した
各種キ−及び液晶ディスプレイ6で構成される操作パネ
ル48が接続されており、またCPU49、ROM5
0、RAM45、電話回線51を介して相手側ファクシ
ミリ47と交信するためのモデム(MOD)46、電話
回線接続部(NCU)52などが含まれる。尚、CPU
49、ROM50、RAM45、MOD46、NCU5
2などは、説明の都合上、外部に設けられているように
図示しているがファクシミリ制御回路部41に含まれて
いる。
【0021】一方、プリンタ制御回路部42には、前述
のレ−ザプリンタ(印字装置)22が接続されるととも
に、CPU53、ROM54、RAM55などが含まれ
る。更に、前述のパソコン(PC)2をファクシミリ1
に接続するためのインタ−フェ−ス(I/O)56がプ
リンタ制御回路部42に接続されている。尚、CPU5
3、ROM54、RAM55などは、説明の都合上、外
部に設けられているように図示しているがプリンタ制御
回路部42に含まれている。尚、ファクシミリ制御回路
部41、プリンタ制御回路部42、及びインタ−フェ−
ス43などは、前記基板Pに形成されている。
【0022】次に、このように構成された本実施例の作
用について説明する。尚、以下の説明においてプリンタ
装置と記載した場合は、前述のプリンタ制御回路部42
とレ−ザプリンタ22とを含んだものである。まず、フ
ァクシミリ受信開始から受信終了までのファクシミリ受
信モ−ド処理について図5のフロ−チャ−トを参照して
説明する。前述のファクシミリ制御回路41は、前述の
電話回線51、モデム46等を介した相手側ファクシミ
リ47からの画像形成信号を受信すると、制御が開始さ
れ、インタ−フェ−ス43を介してプリンタ制御回路4
2に対し、プリンタ装置を確保するためのプリンタ装置
通常確保コマンドを出力する(S1)。そして、そのコ
マンドに対する返答がACK(オ−ケ−状態を示すアク
ノリッジ)であれば(S2:YES)、相手側ファクシ
ミリ47からの画像形成信号に基づいてレ−ザプリンタ
22により用紙24に画像が形成される一方(S3)、
プリンタ装置通常確保コマンドに対する返答がNACK
(他のモ−ドでプリンタ装置が使用された状態にあるた
め拒絶状態を示すネガティブアクノリッジ)であれば
(S2:NO)、相手側ファクシミリ47からの画像形
成信号をRAM45に一時的に記憶させる代行受信動作
に入る。そして、相手側ファクシミリ47からの画像形
成信号に基づいた画像形成が終了するか、代行受信の終
了後に、プリンタ装置通常確保コマンドを解放するため
の解放コマンドを出力することにより(S5)、ファク
シミリ受信モ−ドが終了する。
【0023】次に、コピ−開始から終了までのコピ−モ
−ド処理について図6のフロ−チャ−トを参照して説明
する。操作部のコピ−キ−8が押下され、コピ−モ−ド
が設定されると、制御が開始され、プリンタ装置を強制
的に確保するためのプリンタ装置強制確保コマンドが出
力される(S11)。そして、そのコマンドに対する返
答がACKであれば(S12:YES)、コピ−動作可
能状態であり、再度コピ−キ−8が押下されると、前述
の画像読取装置12により原稿の画像が読み取られたと
きの画像読取信号に基づいてレ−ザプリンタ22が作動
され、原稿画像と同じ画像が用紙24に形成される一方
(S13)、プリンタ装置強制確保コマンドに対する返
答がNACKであれば(S12:NO)、前述の液晶デ
ィスプレイ6に「PRINTERBUSY」の表示をさ
せたあと(S14)、プリンタ装置強制確保コマンドを
解放するための解放コマンドを出力することにより(S
15)、コピ−モ−ドが終了する。
【0024】そして、前述のパ−ソナルコンピュ−タ2
からの画像形成信号に基づいてレ−ザプリンタ22が用
紙24に画像を形成するプリント出力開始から終了まで
のプリント出力モ−ド処理について図7のフロ−チャ−
トを参照して説明する。パ−ソナルコンピュ−タ2から
プリンタ制御回路42に画像形成信号が出力され、制御
が開始されると、プリンタ装置をプリント出力用として
確保するためのプリンタ装置プリント確保コマンドが出
力される(S21)。そして、そのコマンドに対する返
答がACKであれば(S22:YES)、パ−ソナルコ
ンピュ−タ2からの画像形成信号に基づいてレ−ザプリ
ンタ22が用紙24に画像を形成し、所要枚数の画像形
成が終了すると(S23)、プリンタ装置プリント確保
コマンドを解放するための解放コマンドを出力すること
により(S24)、プリント出力モ−ドが終了する。
【0025】次に、前述のプリントプライオリティキ−
(P.Pキ−)11が押下され、プリンタ装置を最優先
で使用するときのP.Pキ−押下モ−ド処理について図
8のフロ−チャ−トを参照して説明する。P.Pキ−が
押下されたとき、P.Pキ−押下モ−ド(以下、P.P
モ−ドと称す)中であると判断した場合には(S31:
YES)、P.Pモ−ドフラグをリセットしてP.Pキ
−押下処理を終了する一方(S32)、P.Pモ−ド中
でないと判断した場合には(S31:NO)、P.Pモ
−ドフラグをセットし(S33)、プリンタ装置通常確
保フラグをリセットするとともに(S34)、プリンタ
装置強制確保フラグをリセットすることにより(S3
5)、P.Pキ−押下処理を終了する。
【0026】図9は、図5のプリンタ装置通常確保コマ
ンド処理、図6のプリンタ装置強制確保コマンド処理、
図7のプリンタ装置プリント確保コマンド処理について
示したフロ−チャ−トである。図9に示すように、ま
ず、プリンタ装置がパ−ソナルコンピュ−タ2からの画
像形成信号に基づいて作動するプリント確保コマンドが
出力されているか否かを判断する(S41)。プリント
確保コマンドが出力されている場合には(S41:YE
S)、強制確保フラグがセットされているか否かを判断
し(S42)、その強制確保フラグがセットされている
と判断した場合(S42:YES)、返答がNACKと
なる一方(S43)、強制確保フラグがセットされてい
ない場合には(S42:NO)、通常確保フラグがセッ
トされているか否かを判断し(S44)、通常確保フラ
グがセットされている場合(S44:YES)、返答が
NACKとなる一方(S43)、その通常確保フラグが
セットされていないと判断した場合には(S44:N
O)、プリント確保フラグがセットされ(S45)、返
答がACKとなって(S46)終了する。
【0027】また、プリント確保コマンドが出力されて
いないと判断し(S41:NO)、次のステップで強制
確保コマンドが出力されている(コピ−モ−ド)と判断
した場合には(S47:YES)、P.Pモ−ド中であ
るか否かを判断する(S48)。P.Pモ−ド中であれ
ば(S48:YES)、返答がNACKとなる一方(S
43)、P.Pモ−ド中でなければ(S48:NO)、
プリント確保フラグをリセットし(S49)、そのあ
と、強制確保フラグをセットすることにより(S5
0)、返答がACKとなって(S46)終了する。
【0028】また、プリント確保コマンドが出力されて
いないと判断し(S41:NO)、更に次のステップで
強制確保コマンドが出力されていないと判断した場合
(S47:NO)、通常確保コマンドが出力されている
か否かを判断し(S51)、通常確保コマンドが出力さ
れていない場合には(S51:NO)、この処理を終了
する。一方、通常確保コマンドが出力されている場合に
は(S51:YES)、P.Pモ−ド中であるか否かを
判断し(S52)、そのモ−ド中である場合には(S5
2:YES)、返答がNACKとなる一方(S43)、
P.Pモ−ド中でなければ(S52:NO)、プリント
確保中であるか否かを判断する(S53)。そのステッ
プでプリント確保中であると判断した場合には(S5
3:YES)、返答がNACKとなる一方(S43)、
プリント確保中でなければ(S53:NO)、通常確保
フラグをセットすることにより(S54)、返答がAC
Kとなって(S46)終了する。
【0029】図10は、図5のプリンタ装置通常確保解
放コマンド処理、図6のプリンタ装置強制確保解放コマ
ンド処理、図7のプリンタ装置プリント確保解放コマン
ド処理を示したフロ−チャ−トである。図10に示すよ
うに、プリント確保解放コマンドが出力されたと判断し
たときは(S61:YES)、プリント確保フラグをリ
セットし(S62)、また強制確保解放コマンドが出力
されたと判断したときは(S63:YES)、強制確保
フラグをリセットし(S64)、更に通常確保解放コマ
ンドが出力されたと判断したときは(S65:YE
S)、通常確保フラグをリセットするように処理される
(S66)。
【0030】また、ファクシミリ受信記録開始コマンド
処理について図11のフロ−チャ−トを参照して説明す
る。最初のステップにおいて、プリンタ装置が通常確保
中であると判断し(S71:YES)、更にプリント動
作中でないと判断した場合には(S72:NO)、AC
K返答があって(S79)この処理が終了する一方、プ
リンタ装置が通常確保中でないと判断した場合(S7
1:NO)、及びプリンタ装置が通常確保中であると判
断し(S71:YES)、更にプリント動作中であると
判断した場合には(S72:YES)、NACK返答と
なって終了する(S74)。
【0031】次いで、ファクシミリ受信記録処理につい
て図12のフロ−チャ−トを参照して説明する。受信記
録が1ペ−ジ分終了したと判断する毎に(S81:YE
S)、次のステップで通常確保フラグがセットされてい
るか否かを判断する(S82)。通常確保フラグがセッ
トされていると判断した場合(S82:YES)、受信
記録開始コマンドを出力し(S83)、そのコマンド返
答がACKであると判断した場合(S84:YES)、
そのペ−ジの記録が行われたあと(S85)、受信が終
了していなければ(S86:NO)、次のペ−ジの受信
及び記録が行われる。一方、あるペ−ジの受信が終了し
たとき(S81:YES)、プリンタ装置が通常確保中
でなくなった場合、例えばコピ−モ−ドが設定されたよ
うな場合、代行受信(メモリ受信)処理が行われるとと
もに(S87)、RAM45に記憶したファクシミリデ
−タの記録はコピ−モ−ドの終了後に行われる。
【0032】続いて、例えば前述のパ−ソナルコンピュ
−タ2からの画像形成信号に基づいたプリント出力中
に、ファクシミリ代行受信が行われたときの動作につい
て図13の記録フロ−チャ−トに基づいて説明する。ま
ず、プリンタ装置通常確保コマンドが出力され(S9
1)、そのコマンド返答がACKであれば(S92:Y
ES)、プリント開始コマンドが出力され(S93)、
そのコマンド返答がACKであれば(S94:YE
S)、代行受信分の記録が行われたあと(S95)、通
常確保解放コマンドが出力されることにより(S9
6)、その処理が終了する。
【0033】図14は、図13のフロ−チャ−トにおけ
るプリント開始コマンド、即ち、代行記録開始コマンド
に対する返答フロ−チャ−トである。図14に示すよう
に、まず、プリンタ装置通常確保フラグがセットされて
いるか否かを判断し(S97)、セットされていなけれ
ば(S97:NO)、代行記録開始コマンドに対する返
答はNACKであり(S98)、セットされていれば
(S97:YES)、プリント確保中か否かを判断し
(S99)、プリント確保中であれば(S99:YE
S)、返答はNACKであり(S98)、プリント確保
中でなければ(S99:NO)、代行記録開始コマンド
に対する返答はACKである(S100)。
【0034】図15は、図13に示したフロ−チャ−ト
のタイミングチャ−トである。前述のプリント確保フラ
グがセットされ、前述のパ−ソナルコンピュ−タ2から
の画像形成信号に基づいたプリント中にファクシミリ受
信が行われたため、そのタイミングでの記録ができない
ことから代行受信が行われる。そして、プリント確保フ
ラグがリセットされたあとで通常確保フラグがセットさ
れ、代行受信分の記録が行われたあと、通常確保解放コ
マンドが出力され、通常確保フラグがリセットされると
いうタイミングを示している。
【0035】図16は、図6のフロ−チャ−ト中に示し
たコピ−動作のフロ−チャ−トである。前述の原稿挿入
部4Aから原稿が挿入され、コピ−キ−8が押下される
と、前述の画像読取装置12による原稿画像の読み取り
が開始される(S101)。原稿1枚分の読み取りが終
了したとき(S102:YES)、コピ−印刷開始コマ
ンドが出力され(S103)、印刷許可の問い合わせの
返答がACKであれば(S104:YES)、1枚のコ
ピ−が印刷される(S105)。そして次の原稿があれ
ば(S106:YES)、画像読取装置12による原稿
画像の読み取りが開始される一方(S101)、次の原
稿が無ければ(S106:NO)、プリンタ装置強制確
保解放コマンドを出力し(S107)、コピ−モ−ドを
解除する。
【0036】図17は、図16におけるコピ−印刷開始
コマンド処理のフロ−チャ−トである。強制確保フラグ
がセットされていなければ(S111:NO)、印刷許
可の問い合わせの返答がNACKである一方(S11
2)、強制確保フラグがセットされており(S111:
YES)、且つ、プリント確保フラグがセットされてお
れば(S113:YES)、印刷許可の問い合わせの返
答は同様にNACKである(S112)。一方、強制確
保フラグがセットされていて(S111:YES)、且
つプリント中でなければ(S113:NO)、印刷許可
の問い合わせの返答はACKとなる(S114)。
【0037】図18は、前述のパ−ソナルコンピュ−タ
2からの画像形成信号に基づいたプリント中に、コピ−
キ−8が押下されたときのタイミングチャ−トである。
前述の図7のプリント出力処理フロ−チャ−トに示した
処理が開始され、前述のプリント確保コマンドが出力さ
れたとき(T1)、例えば強制確保フラグ、あるいは通
常確保フラグがセットされていると、そのコマンドに対
する返答がNACKであるが、時間経過後、強制確保フ
ラグ及び通常確保フラグがリセットされると(T2),
(T3)、そのコマンドに対する返答がACKになる
(T4)。
【0038】プリント確保コマンドに対する返答がAC
Kになると、プリント確保フラグがセットされ(T
5)、パ−ソナルコンピュ−タ2からの画像形成信号に
基づいた第1ペ−ジのプリントが実行される(T6)。
第1ペ−ジのプリント中にコピ−キ−8が押下され、コ
ピ−モ−ドが設定されると(T7)、プリント確保フラ
グがリセットされ(T8)、強制確保フラグがセットさ
れる(T9)。しかしながら、パ−ソナルコンピュ−タ
2からの画像形成信号に基づいたプリントは、第1ペ−
ジを終了しなければならないため、プリント中フラグは
セットされたままであり、第1ペ−ジのプリント終了
後、その用紙が排出されると(T10)、プリント中フ
ラグはリセットされる(T11)。
【0039】尚、コピ−キ−8が押下されると、パ−ソ
ナルコンピュ−タ2からの画像形成信号に基づいた第1
ペ−ジのプリント中であっても、コピ−用の原稿の読み
取りが可能であり、コピ−原稿が複数枚あれば、各原稿
の読み取りと印刷が継続される。
【0040】上記のコピ−モ−ドが終了すると、強制確
保フラグがリセットされ(T12)、再びパ−ソナルコ
ンピュ−タ2からの画像形成信号に基づいた第2ペ−ジ
からのプリントが実行される。
【0041】以上の説明では、パ−ソナルコンピュ−タ
2からの画像形成信号に基づいたプリント中に、コピ−
キ−8が押下されたときの優先制御について説明した
が、コピ−キ−8の押下によるコピ−モ−ドに限らず、
ファンクションキ−5の押下による親展ファクシミリ印
字、短縮ダイヤルリスト印字、通信管理レポ−ト印字等
のモ−ド設定、あるいはヘルプキ−7によるファクシミ
リ1のガイダンス印字モ−ド設定などの場合でも優先制
御される。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1の構成
の画像形成装置によれば、第2の画像形成手段による画
像形成が行われている場合に、操作部が操作されたと
き、第2の画像形成手段による画像形成より第1の画像
形成手段による画像形成を優先させることができるた
め、この画像形成装置を使用するユ−ザ−の使用意思が
尊重され、この画像形成装置の使い勝手を向上させるこ
とができるという効果がある。
【0043】また、請求項2の構成の画像形成装置によ
れば、第2の画像形成手段により記録紙に画像が形成さ
れている過程で、操作部が操作されたとき、画像形成優
先制御手段は、第2の画像形成手段の当該記録紙に対す
る画像形成が終了した直後に、第1の画像形成手段によ
る画像形成を開始することができるため、記録紙が無駄
にならないことは勿論、この画像形成装置の使い勝手が
良くなるという効果がある。
【0044】また、請求項3の構成の画像形成装置によ
れば、操作部の操作により第1の画像形成手段の画像形
成としてコピ−機能が選択される一方、外部機器が電話
回線を介した相手側ファクシミリである場合に、コピ−
原紙の読み取り動作と同時に相手側ファクシミリからの
画像形成信号の受信が可能であるため、この画像形成装
置の利便性と機能性とが向上する。
【0045】更に、請求項4の構成の画像形成装置によ
れば、操作部のうちのプリンタ優先使用設定キ−が操作
されたとき、プリンタの優先使用ができるため、この画
像形成装置の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリにパ−ソナルコンピュ−タを接続
した状態の斜視外観図である。
【図2】ファクシミリの操作部の平面図である。
【図3】ファクシミリの内部の機器配置を示した断面図
である。
【図4】ファクシミリの制御ブロック図である。
【図5】ファクシミリ受信モ−ド時の画像形成メインフ
ロ−チャ−トである。
【図6】コピ−モ−ドが設定されたときの画像形成メイ
ンフロ−チャ−トである。
【図7】パ−ソナルコンピュ−タからの画像形成信号に
基づく画像形成メインフロ−チャ−トである。
【図8】プリントプライオリティキ−が押下されたとき
のフロ−チャ−トである。
【図9】プリンタ装置確保コマンド処理のフロ−チャ−
トである。
【図10】プリンタ装置解放コマンド処理のフロ−チャ
−トである。
【図11】ファクシミリ受信記録開始コマンド処理のフ
ロ−チャ−トである。
【図12】ファクシミリ受信記録のフロ−チャ−トであ
る。
【図13】ファクシミリ代行受信記録のフロ−チャ−ト
である。
【図14】ファクシミリ代行受信記録の印刷開始コマン
ド処理のフロ−チャ−トである。
【図15】パ−ソナルコンピュ−タからの画像形成信号
に基づく画像形成時にファクシミリ受信をしたときのタ
イミングチャ−トである。
【図16】コピ−動作時のフロ−チャ−トである。
【図17】コピ−印刷開始コマンド処理のフロ−チャ−
トである。
【図18】パ−ソナルコンピュ−タからの画像形成信号
に基づく画像形成時にコピ−キ−が押下されたときのタ
イミングチャ−トである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ 2 パ−ソナルコンピュ−タ 5 ファンクションキ− 6 表示部 7 ヘルプキ− 8 コピ−キ− 11 プリントプライオリティキ− 12 画像読取装置 22 レ−ザプリンタ 41 ファクシミリ制御回路部 42 プリンタ制御回路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部を操作することによりプリンタが
    作動し、記録紙に画像を形成する第1の画像形成手段
    と、外部機器からの画像形成信号に基づいてプリンタが
    作動し、記録紙に画像を形成する第2の画像形成手段と
    を有する画像形成装置において、 前記第2の画像形成手段による画像形成が行われている
    場合に、前記操作部が操作されたとき、前記第2の画像
    形成手段による画像形成より前記第1の画像形成手段に
    よる画像形成を優先させる画像形成優先制御手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の画像形成手段により記録紙に
    画像が形成されている過程で、前記操作部が操作された
    とき、前記画像形成優先制御手段は、前記第2の画像形
    成手段の当該記録紙に対する画像形成が終了した直後
    に、前記第1の画像形成手段による画像形成を開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部の操作により前記第1の画像
    形成手段の画像形成としてコピ−機能が選択される一
    方、外部機器が電話回線を介した相手側ファクシミリで
    ある場合に、コピ−原紙の読み取り動作と同時に相手側
    ファクシミリからの画像形成信号の受信を可能にする第
    2の制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部のうちのプリンタ優先使用設
    定キ−が操作されたとき、プリンタの優先使用を可能に
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016215527A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 シャープ株式会社 画像処理装置
JP2017132167A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 キヤノン株式会社 処理装置、処理方法、およびプログラム

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