JPH0826544A - 導電性帯体の蛇行制御装置 - Google Patents

導電性帯体の蛇行制御装置

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JPH0826544A
JPH0826544A JP15976694A JP15976694A JPH0826544A JP H0826544 A JPH0826544 A JP H0826544A JP 15976694 A JP15976694 A JP 15976694A JP 15976694 A JP15976694 A JP 15976694A JP H0826544 A JPH0826544 A JP H0826544A
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strip
width
opening
side guide
energizing
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JP15976694A
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Tomohide Kamiyama
山 知 英 神
Chihiro Yamaji
地 千 博 山
Noriyuki Suzuki
木 規 之 鈴
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板の幅方向位置決めによる薄板の疵又は変
形を防止する。位置決めの安定性を高くする。幅方向位
置決めのためのエネルギ−コストを低減する。 【構成】 導電性の帯体(1)を浮上支持する流体パッド
(2);帯体位置を定めるサイドガイド(3,4);ガイド駆動
手段(26〜29);帯体の幅が広がるときには広幅部がサイ
ドガイドに到達する前にサイドガイドを開駆動して、サ
イドガイドを帯体の幅に対応する開度に定める開度制御
手段(11,14,15);帯体にその平面に対して垂直方向に磁
界を加える電気コイル(24,25);コイル通電手段(13);
帯体の磁界が加わる部位に通電する帯体通電手段(16);
および、少くとも、開度制御手段の前記開駆動の開始か
ら帯体の広幅部がサイドガイドに到達するまでの間、帯
体の長手方向中心線をサイドガイドの開き中心点に合致
させるための磁界および電流を帯体に加える電磁矯正制
御手段(11,12,18);を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性の帯体を浮上支
持し、その幅方向の位置をサイドガイドで定める蛇行制
御装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、
熱処理ライン,表面処理ライン等の薄板連続処理設備に
おける搬送鋼帯の蛇行矯正を行なう蛇行制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば熱処理ライン、表面処理ライン等
の薄板連続処理設備では、薄板が複数の上下ロールで支
持されてつづら折りで搬送され、設備内にきわめて長い
延べ長の薄板が常時存在する。この搬送ラインのどこか
で薄板が破断すると、大量の薄板が不良品となる。設備
内での薄板のトラブルには、薄板の蛇行を原因とするも
のがある。ここで蛇行とは、搬送方向と直交する方向
(薄板の幅方向)の位置ずれである。蛇行によるトラブ
ルを回避するため、従来は、設備内に複数個のステアリ
ング装置を分散配置し、各ステアリング装置で、薄板の
蛇行を矯正している。一形式のステアリング装置とそれ
を用いる蛇行制御理論が、例えばニレコ・ニュ−ス No.
6(March 1982;昭和57年3月15日,日本レギュレ
−タ−株式会社発行),pp27−31に、「EPCの
基礎理論」と題して説明されている。従来はこの文献の
第31頁にも開示されている通り、薄板の搬送方向に関
してステアリング装置の下流側に薄板の幅方向位置ずれ
(蛇行)を検出する検出端を設けて、ステアリング装置
の下流における蛇行量(位置ずれ)が零となるように、
ステアリング装置を操作する。
【0003】ところで、ステアリングロ−ラで薄板を支
持すると、該ロ−ラにより薄板に疵がつくとか、ねじり
が薄板に加わって薄板の形状が乱れるとかの問題があ
る。そこで、非接触で薄板の蛇行を矯正するために、薄
板にその搬送方向に通電し、しかも薄板に垂直に磁界を
かけることにより、搬送方向と直交する方向すなわち薄
板の幅方向に、フレミングの左手の法則による電磁力を
及ぼして、この力を利用して薄板の蛇行を矯正する方法
が特開平3-297753号公報に提示されている。
【0004】ところが、常時電磁力で薄板の幅方向位置
を目標位置に留めようとすると電力消費が多く、エネル
ギ−コストが上昇する。また、ステアリングロ−ラのみ
ならず、薄板を単に下支持又は上支持するロ−ラによっ
ても、薄板に疵がつくことがある。特に、該ロ−ラの直
前又は直後で蛇行矯正が行なわれる場合に、該ロ−ラの
位置で薄板にその幅方向すなわち該ロ−ラの軸に沿う方
向に移動する力が加わり、これにより薄板の側端縁部が
疵つき易い。
【0005】そこで、特開平2-188238号公報において
は、薄板浮上支持用の流体パッドを搬送システム中にお
いて薄板の方向変換が必要な位置に配置して、これらの
流体パッドから薄板に対して流体を高圧で噴射すること
によりパッドと薄板の間に流体層(空隙)を形成して薄
板を浮上支持し、しかも、薄板の幅方向より拘束力を与
えて支える板状のサイドガイドを設け、薄板の幅変化に
応じてサイドガイドの開度を変化させることにより前述
の課題を解決しようとしている。これによれば、薄板の
搬送経路上において薄板が浮上支持されているので、薄
板が搬送ローラと接触し疵つくことがなく、サイドガイ
ドの拘束力により薄板が幅方向に位置制御され、搬送中
に搬送システムにつかえたり、破断することもない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、幅が異なる薄
板を溶接して連続体として通板する場合、特開平2-1882
38号公報の流体パッドとサイドガイドを用いる蛇行制御
装置においては、薄板が狭幅から広幅に変わるときに
は、広幅先端がサイドガイドに到達する以前にサイドガ
イドを広げておく必要があり、広幅対応に開度を広げる
サイドガイド駆動開始から広幅先端がサイドガイドに到
達するまでの時間は、薄板はサイドガイドではガイドさ
れず、該時間内に薄板が蛇行を生じ、これにより広幅先
端がサイドガイドに衝突するか、強く擦れて大きな疵又
は変形を生じる可能性がある。
【0007】また、広幅から狭幅に変わるときには、広
幅尾端がサイドガイドを通過するまでサイドガイドは広
幅に維持する必要があり、広幅尾端がサイドガイドを通
過してから狭幅対応にサイドガイド開度が定まるまで
は、薄板はサイドガイドではガイドされず、該時間内に
薄板が蛇行を生じ、これによりサイドガイドが狭幅対応
開度に定まるとき薄板の側端がサイドガイドに強く擦れ
て大きな疵又は変形を生じる可能性がある。
【0008】本発明は、薄板の幅方向位置決めによる薄
板の疵又は変形を防止することを第1の目的とし、薄板
の幅方向位置決めの安定性を高くすることを第2の目的
とし、幅方向位置決めのためのエネルギ−コストを低減
することを第3の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の第1番の発明の導
電性帯体の蛇行制御装置は、導電性の帯体(1)を下支持
し、該帯体との間に流体を圧送する、該帯体の少なくと
も幅方向(x)に延びる流体パッド(2);該流体パッドで下
支持された帯体の幅方向(x)に開閉し該方向の帯体位置
を定めるサイドガイド(3,4);帯体の幅方向(x)に前記サ
イドガイドを開閉駆動するガイド駆動手段(26〜29);帯
体の幅に対応して、それが広がるときには広幅部がサイ
ドガイドに到達する前に前記ガイド駆動手段を介してサ
イドガイドを開駆動して、サイドガイドを帯体の幅に対
応する開度に定める開度制御手段(11,14,15);帯体にそ
の平面に対して垂直方向に磁界を加える電気コイル(24,
25);該電気コイルに通電するコイル通電手段(13);前
記帯体の少くとも前記磁界が加わる部位に、その幅方向
と直交する方向に通電する帯体通電手段(16);および、
少くとも、前記開度制御手段(11,14,15)の前記開駆動の
開始から帯体の広幅部がサイドガイドに到達するまでの
間、前記コイル通電手段および帯体通電手段を介して、
帯体の長手方向中心線をサイドガイドの開き中心点に合
致させるための磁界および電流を帯体に加える電磁矯正
制御手段(11,12,18);を備える。
【0010】本願の第2番の発明の導電性帯体の蛇行制
御装置は、導電性の帯体(1)を下支持し、該帯体との間
に流体を圧送する、該帯体の少なくとも幅方向(x)に延
びる流体パッド(2);該流体パッドで下支持された帯体
の幅方向(x)に開閉し該方向の帯体位置を定めるサイド
ガイド(3,4);帯体の幅方向(x)に前記サイドガイドを開
閉駆動するガイド駆動手段(26〜29);帯体の幅に対応し
て、それが広がるときには広幅部がサイドガイドに到達
する前に前記ガイド駆動手段を介してサイドガイドを開
駆動して、サイドガイドを帯体の幅に対応する開度に定
める開度制御手段(11,14,15);帯体にその平面に対して
垂直方向に磁界を加える電気コイル(24,25);該電気コ
イルに通電するコイル通電手段(13);前記帯体の少くと
も前記磁界が加わる部位に、その幅方向と直交する方向
に通電する帯体通電手段(16);および、少くとも、前記
開度制御手段の前記閉駆動の開始から帯体の狭幅部対応
の開度にサイドガイドが定まるまでの間、前記コイル通
電手段および帯体通電手段を介して、帯体の長手方向中
心線をサイドガイドの開き中心点に合致させるための磁
界および電流を帯体に加える電磁矯正制御手段(11,12,1
8);を備えるなお、カッコ内には、理解を容易にするた
めに、図面を参照して後述する実施例の対応要素の符号
を、参考までに付記した。
【0011】
【作用】本願の第1番の発明によれば、流体パッド(2)
が、流体を介して導電性の帯体(1)を非接触で下支持
し、サイドガイド(3,4)が、帯体の幅方向(x)の位置を定
める。帯体(1)が非接触で下支持されているので、帯体
は幅方向(x)に動き易く、サイドガイド(3,4)に強い力で
接触することはない。すなわち、非接触下支持により、
ロ−ラ支持の場合に生じ易い平面部の疵や端縁部の擦り
疵又は変形を実質上生じない。
【0012】帯体(1)が狭幅材から広幅材に変わると
き、開度制御手段(11,14,15)が、広幅部がサイドガイド
に到達する前にガイド駆動手段(26〜29)を介してサイド
ガイドを開駆動して、サイドガイドを帯体の幅に対応す
る開度に定めるので、広幅材の始端がサイドガイドに衝
突することはない。
【0013】広幅材の始端がサイドガイドに到達すると
きすでにサイドガイドが広幅材の幅対応の開度に定まっ
ているように、広幅材の始端がサイドガイドに到達する
時点よりも、開度変更時間に少し余裕時間を加えてた時
間(t3a-t1a)分前に、サイドガイドの開度を広げる開度
変更を開始するので、該時間(t3a-t1a)の間帯体(の先行
の狭幅部)はサイドガイドではガイドされない。しか
し、電磁矯正制御手段(11,12,18)が、少くとも該時間(t
3a-t1a)の間コイル通電手段(13)および帯体通電手段(1
6)を介して、帯体の長手方向中心線をサイドガイドの開
き中心点に合致させるための磁界および電流を帯体に加
えるので、この磁界と電流の相互作用(フレミングの左
手の法則)により、すなわち電磁力により、帯体(1)はサ
イドガイドの開き中心点に位置決め強制され、該時間(t
3a-t1a)の間帯体(1)は実質上蛇行しない。帯体(1)が流
体パッド(2)で浮上げ支持されているので、この電磁力
による開き中心点への位置決めに要する電気コイル電流
値および帯体通電電流値は比較的に小さい。広幅部がサ
イドガイドに入った後は、電磁力による開き中心点への
位置決めは連続的に行なう必要はなく、例えばサイドガ
イド開度を動かすとき、あるいは帯板(1)の幅方向位置
ずれが過分になる傾向があるときに一時的に行なえばよ
いので、電力消費は、連続的に行なう場合よりも格段に
少くすることができる。
【0014】本願の第2番の発明によれば、流体パッド
(2)が、流体を介して導電性の帯体(1)を非接触で下支持
し、サイドガイド(3,4)が、帯体の幅方向(x)の位置を定
める。帯体(1)が非接触で下支持されているので、帯体
は幅方向(x)に動き易く、サイドガイド(3,4)に強い力で
接触することはない。すなわち、非接触下支持により、
ロ−ラ支持の場合に生じ易い平面部の疵や端縁部の擦り
疵又は変形を実質上生じない。
【0015】帯体(1)が広幅材から狭幅材に変わると
き、開度制御手段(11,14,15)が、広幅部がサイドガイド
を通過した時点にガイド駆動手段(26〜29)を介してサイ
ドガイドを閉駆動してサイドガイドを狭幅材に対応する
開度に定めるので、広幅材の尾部が幅方向(x)に挾圧さ
れることはない。
【0016】広幅材の終端がサイドガイドを通過してか
らサイドガイドを閉方向に駆動するので、この駆動を開
始してから、狭幅材の幅対応の開度に設定するまでの時
間の間、帯体(後行の狭幅部の先頭部)はサイドガイドで
はガイドされない。しかし、電磁矯正制御手段(11,12,1
8)が、少くとも該時間の間コイル通電手段(13)および帯
体通電手段(16)を介して、帯体の長手方向中心線をサイ
ドガイドの開き中心点に合致させるための磁界および電
流を帯体に加えるので、この磁界と電流の相互作用(フ
レミングの左手の法則)により、すなわち電磁力によ
り、帯体(1)はサイドガイドの開き中心点に位置決め強
制され、該時間の間帯体(1)は実質上蛇行しない。帯体
(1)が流体パッド(2)で浮上げ支持されているので、この
電磁力による開き中心点への位置決めに要する電気コイ
ル電流値および帯体通電電流値は比較的に小さい。サイ
ドガイドが狭幅部をガイドする開度に定まった後は、電
磁力による開き中心点への位置決めは連続的に行なう必
要はなく、例えばサイドガイド開度を動かすとき、ある
いは帯板(1)の幅方向位置ずれが過分になる傾向がある
ときに一時的に行なえばよいので、電力消費は、連続的
に行なう場合よりも格段に少くすることができる。
【0017】本願の各発明の他の目的および特徴は、図
面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0018】
【実施例】図1に本発明の一実施例の全体構成を示す。
半円筒状の流体パッド2はその水平な下面を上下方向y
−yの下方向(以下、下方向y)に向けて幅方向x−x
(以下、左右方向x−x)に延び、流体パッド2の上下
方向y−yにおいて上方向(以下、上方向y)に向い湾
曲している。この湾曲した外周面上にはパッド2の内部
より流体を噴射するスリットが長手方向z−z(以下、
前後方向z−z)及び左右方向x−xに切られている。
流体パッド2には流体パッド2の外部より高圧流体ライ
ン5を介して高圧流体(この実施例では非酸化性のN2
ガス)が供給され、該流体がスリットを通ってパッド2
の外に噴出され、流体パッド2はこの流体の噴射により
帯体である帯板1(本例では導電体である薄鋼板)を浮
上げ支持する。
【0019】流体パッド2の上方向yの湾曲した外周面
上には、図1において左右方向x−xの中心より右方向
(以下、右方向x)にサイドガイド3および流体パッド
2の左右方向x−xの中心より左方向(以下、左方向
x)にサイドガイド3と同型であるサイドガイド4が、
互いにその最も面積の広い側面を対向させて帯体1の搬
送方向zに平行に流体パッド2の上方向yの外周面上に
垂直に、装着されている。サイドガイド3およびサイド
ガイド4は、左右方向x−xに駆動可能であり、これら
のサイドガイド3,4は、搬送される帯板1の板幅wn
に応じた、該板幅wnより少し広い間隙が両者間にある
ように、センタ−基準(帯板1のx方向基準位置=パッ
ド2のx方向中点)て幅方向xに開閉駆動される。
【0020】サイドガイド3および4は、「L」字型の
ラック26および27に固着されている。ラック26,
27は右方向xおよび下方向yに延び、x方向に延びる
辺に、ピニオン28と噛合うギア列があり、ラック26
とラック27はピニオン28を介して上下に存在してい
る。ピニオンが反時計方向に回転すると、ラック26は
ギア列を通じて左方向の力を受け、サイドガイド4を左
方向に駆動すると同時に、ラック27はギア列を通じて
右方向の力を受け、サイドガイド4を右方向に駆動す
る。つまりサイドガイド3−4間を広くする(開く)方
向に駆動する。また、ピニオンが時計方向に回転する
と、ラック26はギア列を通じて右方向の力を受け、サ
イドガイド4を右方向に駆動すると同時に、ラック27
はギア列を通じ、左方向の力を受け、サイドガイド4を
左方向に駆動する。つまりサイドガイド3−4間を挟く
する(閉る)方向に駆動する。
【0021】ピニオン28は、流体パッド2の左右方向
x−xの中点に存在しており、サイドガイド3及び4は
ピニオン28の回転により、流体パッド2の左右方向x
−x方向中点を基準にして左右均等に開閉駆動される。
なお、ラック26には、サイドガイド3−4間が全開
(サイドガイド3−4間最長)となった時に閉じるリミ
ットスイッチ31が取り付けられている。ピニオン28
は図示されない減速手段を介してモータ29に連結さ
れ、ロータリーエンコーダ30が、モータ29の回転に
同期して、電気パルス(速度同期パルス)Rmを発生す
る。
【0022】モータ29の通電はモータドライバ15を
介してサイドガイドコントローラ14により制御され
る。サイドガイドコントローラ14には、モータドライ
バ15の他、後述するメイン制御回路11及びロータリ
ーエンコーダ30ならびにリミットスッチ31が接続さ
れ、搬送されてくる帯板1の板幅情報wo及び速度同期
パルスRmならびにサイドガイド全開信号npが与えら
れる。サイドガイドコントローラ14は、リミットスイ
ッチ31が閉になったときに反時計方向のモ−タ29
(ピニオン28)の回転駆動を停止し、開度レジスタ
(コントロ−ラ14のメモリ)に全開デ−タ(ガイド3
/4間空隙長)を書込む。そしてモ−タ29の時計方向
の回転駆動の間には、速度同期パルスRmが1パルス到
来する毎に、開度レジスタのデ−タを1デクレメントす
る。反時計方向の回転駆動の間には、速度同期パルスR
mが1パルス到来する毎に、開度レジスタのデ−タを1
インクレメントする。開度レジスタのデ−タはしたがっ
て、現状のサイジガイド3/4間の空隙長(開度)を示
す。
【0023】サイドガイドコントローラ14は、搬送さ
れてくる帯板1の板幅情報Wに応じて、開度レジスタの
開度デ−タを参照してそれがW+αとなる方向にモータ
29を回転駆動し、開度デ−タがW+αになったときに
モ−タ駆動を停止する。αは、板幅Wに対するサイドガ
イド開度の遊び代(α/2が許容位置偏差)である。あ
る時点においてサイドガイド3−4間を通過している帯
板1の板幅情報woよりも、それに連続して搬送される
後続の帯板1の板幅wnが広くなれば与えらる板幅情報
Wが大きくなるので、板幅情報Wの変化に応じてサイド
ガイド3−4間の空隙を後続の帯板1の板幅wnにあわ
せて広くするようサイドガイド3−4を左右方向x−x
に開く方向に駆動し、また後続の帯板1の板幅wnが挟
くなれば左右方向x−xに閉る方向に駆動する。これに
より帯板1は、左右方向x−xの移動が拘束される。
【0024】流体パッド2の下方には、帯板1を間に置
いて対向する1対の電磁石20及び21がある。電磁石
20と電磁石21の間の空間を、現在サイドガイド3−
4間を通過している帯板1に連続して搬送される後続の
帯板1が通過する。電磁石20及び21は同一仕様であ
り、共に直方体のコア22,23およびコア22,23
に巻回された電気コイル24,25よりなる。電気コイ
ル24と25は直列に接続され、通電回路13がこれら
に通電する。この通電により、電磁石20の帯板1に対
向する磁極がN極となるときには、電磁石21の帯板1
に対向する磁極がS極になる。逆に、電磁石20の帯板
1に対向する磁極がS極となるときには、電磁石21の
帯板1に対向する磁極がN極になる。
【0025】電磁石20,21の下方には、帯板1の幅
Wおよび方向xの位置を検出するために、帯板1を照明
する蛍光灯8およびイメ−ジカメラ9,10が配置され
ている。イメ−ジカメラ9,10は、帯板1を間に置い
て蛍光灯8に対向しており、帯板の一側端をイメージカ
メラ9が撮影し、他側端をイメージカメラ10が撮影す
る。イメージカメラ9,10のビデオ信号より、帯板1
の一側端のx位置P1および他側端のx位置P2を算出
することができる。帯板1の幅WnはP2−P1、帯板
1(の中心線)のx位置PcはP1+(P2−P1)/
2=(P1+P2)/2である。
【0026】帯板1は、ピンチローラ6a,6bで図1
中に示す白矢印方向に垂直(上向き)に引き込まれ、蛍
光灯8とイメージカメラ9,10間を通過したあと電磁
石20,22間を通過し、流体パッド2で下支持されて
180度方向転換し、ピンチローラ7a,7bで垂直
(下向き)に送り出される。ピンチローラ6aには、ロ
ータリーエンコーダ32が接続されており、ピンチロー
ラ6aの回転に同期して電気パルス(速度同期パルス)
Tiを発生する。
【0027】帯板1を搬送するピンチローラ6a,6b
/7a,7bには、通電回路16が接続されており、ピ
ンチローラ6a,6b/7a,7bを介して帯板1にそ
の長手方向に電流isを通電する。通電回路16の通電
レベルはPWM(パルス幅変調)回路17で定められ
る。PWM回路17には、電流コントロ−ラ18が、通
電レベルを指定する制御信号(iso)を与える。電流コ
ントローラ18にはメイン制御回路11が接続され、メ
イン制御回路11より出力される通電指令S1が通電を
指示する(S1:Hレベル)とPWM17を介して通電回路1
6に通電電流iを指示する。なお、電流コントローラ
18には、帯板1の目標電流値isoが図示しない外部
の入力手段により入力され、内部メモリに格納されてい
る。電流コントローラ18は、メイン制御回路11より
出力される通電指令S1が通電を指示する(S1:Hレベル)
と通電回路16より帯板1に通電されている電流を示す
信号isを受信し、常に一定の電流isoが帯板1に通電
されるようにPWM回路17を介して通電電流のフィー
ドバック制御を行う。更に詳しく述べると、帯板1に対
し通電回路16がピンチロ−ラ6a,6b/7a,7b
間に直流電流isを通電するが、この電流isのレベル
は、PWM回路17を介して電流コントローラ18が設
定する。すなわちこの実施例では、電流コントローラ1
8が、指示された電流値isoを目標値とし、通電回路1
6が検出した帯板電流値isをフィ−ドバック値とし
て、検出値isが目標値isoとなるように、PWM回路
17へのパルスデュ−ティ指令値を調整する。これによ
り、帯板1には、実質上目標値isoの電流isが、定方
向通電される。すなわち帯板1には実質上一定レベルi
soの電流が、ピンチロ−ラ7a,7b側からピンチロ−
ラ6a,6bに向けて、メイン制御回路11より出力さ
れる通電指令S1が通電を指示(S1:Hレベル)してから通
電指令S1が通電停止を指示する(S1:Lレベル)まで流さ
れる。
【0028】ところで、電磁石20,21の電気コイル
24,25が直列接続された通電回路13には、電磁力
制御回路12が接続されている。電磁力制御回路12は
更にメイン制御回路11に接続され、メイン制御回路1
1より通電指令S1が通電を指示する(S1:Hレベル)と、
帯板1の左右方向x−xの位置制御を開始する。なお、
電磁力制御回路12には、帯板1に関する設定値データ
(帯板1の搬送張力T,帯板1の板厚d,帯板1のx−
x方向中心の基準位置Po)が図示しない外部の入力手
段により入力され、内部メモリに格納されている。通電
指令S1が通電を指示する(S1:Hレベル)ことにより電磁
力制御回路12は、内部メモリに格納された帯板1に関
する設定値データ(帯板1の搬送張力T,帯板1の板厚
d,帯板1の基準位置Po)及びメイン制御回路11よ
り帯板1の左右方向x−xの位置情報データP1,P2
を読み込む。電磁力制御回路12は、位置情報データP
1,P2より搬送されている帯板1の中心位置Pcを算
出し、帯板1の、基準位置Poからの偏差Pdを算出し、
偏差Pdを零とするための、電気コイル24,25の電
流制御を、メイン制御回路11より通電指令S1が通電
指示(S1:Hレベル)になってから通電停止(S1:Lレベル)に
なるまで行なう。また、外部の入力手段より設定値デー
タの変更入力があると、内部メモリの対応データを変更
する。
【0029】この実施例は、帯板1に一定レベルおよび
定方向の帯板電流isを流し、帯板1を挟んでそれぞれ
対向配置されている電磁石20,21が発生する磁界に
より、帯板1に対してフレミングの左手の方則に従う左
右方向xの力を発生させ、この力の大きさは電磁石2
0,21の電気コイル24,25の通電レベルを変える
ことにより調整して、帯板1のx方向位置制御を行う。
【0030】メイン制御回路11には、電磁力制御回路
12,サイドガイドコントローラ11,電流コントロー
ラ18,ロータリーエンコーダ32およびイメージカメ
ラ9,10が接続されている。メイン制御回路11は、
現在サイドガイド3−4間を通過している帯板1(先行
材)の板幅と、これに連続して搬送される後続(ピンチ
ローラ6a,6bに近い方)の帯板1(イメ−ジカメラ
9,10の位置;後行材)の板幅との間に変化がないか
を所定周期で調べており、帯板1の幅に変化が無い時に
は現在の開度のままサイドガイド3,4で帯板1のx方
向の偏位を拘束する。帯板1の板幅に変化がある時の
み、電磁石20,21への通電を電磁力制御回路12に
指示し、同時に帯板1への通電を電流コントローラ18
へ指示することにより、帯板1の左右方向x−xにおけ
る位置制御を電磁力で行い、また、帯板1の幅が広くな
るか狭くなるかによりタイミングを調節してサイドガイ
ド3,4の開閉をサイドガイドコントローラ14に指示
する。具体的には、後述するように、イメ−ジカメラ
9,10で検出した帯板幅Wnをコントロ−ラ14に与
える、板幅切換えタイミングを調整して、サイドガイド
3,4開閉タイミングを定める。
【0031】メイン制御回路11は所定周期で、イメー
ジカメラ9,10より検出された帯板1の左右方向x−
xにおける右端及び左端の位置検出信号Pi1,Pi2(ビ
デオ信号)を、x方向各位置で帯板1の存否を示す2値
信号に変換してこの2値信号に基づいて帯板側端位置P
1,P2を算出し内部レジスタに格納する。次にP1,
P2の値より、イメージカメラ9,10と蛍光灯8との
間を通過した帯板1(後続材)の板幅wn=P2−P1
を算出し、サイドガイド3−4間を通過している帯板1
(先行材)の板幅woと比較する。この時、wnとwo
との差があるしきい値aを越えるまでメイン制御回路1
1は、サイドガイドコントローラ14に出力する板幅情
報woを更新することなくサイドガイド3,4の拘束力
のみにより帯板1の搬送を行なっており、電磁力制御回
路12及び電流コントローラ18には、通電指令S1を
Lレベルで出力することにより電磁石20,21及び帯
板1への通電停止を指示する。つまり、電磁力によるx
方向位置制御は行なわない。
【0032】wnとwoとの差があるしきい値aを越え
た時には、メイン制御回路11は板幅の変化が狭い幅か
ら広い幅への変化(wn−wo≧0)であるか、または
広い幅から狭い幅への変化(0>wn−wo)であるか
を調べる。
【0033】板幅の変化が狭い幅から広い幅への変化で
ある場合には、ただちにサイドガイドコントローラ14
に与える板幅情報Wを、先行材の板幅woから後行材の
板幅wnに更新し、同時に電磁力制御回路12及び電流
コントローラ18には、通電指令S1をHレベルで出力
することにより、電磁石20,21及び帯板1への通電
開始を指示する。つまり、電磁力によるx方向位置制御
を開始する。その後、後行材がサイドガイド3−4間を
通るようになると、wn(カメラ9,10で検出する板
幅)とwo(ガイド3−4間の板幅)との差がしきい値
a以下(wnとwoが同一材の板幅)となるので、電磁
力制御回路12及び電流コントローラ18には、通電指
令S1をLレベルで出力して、電磁石20,21及び帯
板1への通電停止を指示する。これにより、電磁力によ
るx方向位置制御が停止する。
【0034】板幅の変化が広い幅から狭い幅への変化で
ある場合には、帯板1の板幅が狭く切換わる箇所(先行
材の尾端と後行材の先端の継目)がピンチローラ6a,
6b,7a,7bにより搬送されてサイドガイド3−4
間を通過し、その少し下流の位置Ldに到達するまで待
機した後に、サイドガイドを駆動する。すなわち、カメ
ラ9,10の位置で継目を検出してからロータリーエン
コーダ32より送られてくる速度同期パルスTiをカウ
ントし、カウント値がLdまでの移動経路長相当値に達
した時点に、サイドガイドコントローラ14に与える板
幅情報Wを先行材の板幅woから後行材の板幅wnに切
換え、同時に電磁力制御回路12及び電流コントローラ
18には、通電指令S1をHレベルで出力することによ
り電磁力によるx位置制御を開始する。その後、サイド
ガイド3−4の開度が後行材の板幅wn対応に設定され
た後、通電指令S1をLレベルで出力することにより電
磁力によるx方向位置制御を停止する。
【0035】以上に説明したメイン制御回路11の動作
は、プログラムに従ったデジタル処理により行われる。
この制御機能を理解を簡単にする為に、図2にハードウ
エアブロック(機能ブロック)で代替して示した。
【0036】すなわち図2はメイン制御回路11の制御
機能を示す。メイン制御回路11は、所定周期でイメー
ジカメラ9,10より検出された帯板1の左右方向x−
xにおける右端及び左端の位置検出信号Pi1,Pi2(ビ
デオ信号)を読込み、読込みを完了する毎に、以下の処
理を行なう。すなわち所定周期で以下の処理を行なう。
【0037】まず、信号処理回路60においてPi1,Pi
2(ビデオ信号)をx方向各位置で帯板1の存否を示す
2値信号にデジタル変換し、2値信号に基づいて帯板の
側端位置(デジタル)P1,P2を算出する。デジタル
デ−タP1,P2は出力レジスタ62を介して電磁力制
御回路12に出力し、かつ板幅算出回路63にセ−ブす
る。板幅算出回路63は、P1,P2の値より、イメー
ジカメラ9,10と蛍光灯8との間における帯板1の板
幅Wn=P2−P1を算出する。なお、P1及びP2
は、x軸原点を同じくしてそれぞれ帯板1の左端及び右
端までの距離を示しており、右端の位置を示すP2の値
より左端の位置を示すP1の値を差し引けば帯板1の幅
となる。算出した板幅wnは、板幅算出回路63の出力
レジスタにセ−ブされかつ比較回路64に出力される。
【0038】比較回路64は、算出された板幅wnを、
現在サイドガイドコントロ−ラ14に出力中の板幅wo
(ラッチ67のラッチデ−タ)と比較する。比較回路6
4は、|wo−wn|>a(先行材と後行材で板幅が異
なる)でHレベル、|wo−wn|≦a(先行材と後行
材で板幅が実質上同じ)でLレベル、の信号C、ならび
に、wn−wo≧0(後行材が先行材より板幅が広い)
でHレベル、wn−wo<0(後行材が先行材より板幅
が狭い)でLレベルの信号Bを出力する。すなわち、次
の通りの出力B,Cを出力する; (1) 先行材(ガイド3−4間)と後行材(カメラ
9,10の位置)の板幅が実質上同一: B=H, C=L, (2) 先行材(ガイド3−4間)の板幅woより後行
材(カメラ9,10の位置)の板幅wnが大きい: B=H, C=H, (3) 先行材(ガイド3−4間)の板幅woより後行
材(カメラ9,10の位置)の板幅wnが小さい: B=L, C=H。
【0039】上記(1)の場合には、アンドゲ−ト7
2,73の出力E,DがLレベルであり、信号CがLレ
ベルであるので、この状態が継続している間は、図2の
「コンピュ−タ61」ブロック内の各ブロックの出力信
号に変化はなく、オアゲ−ト75の出力N=S1は、電
磁力によるx方向位置制御の停止を指示するLレベルで
ある。
【0040】上記(2)の状態になった(上記(1)から
(2)へ切換わった)ときの、図2の「コンピュ−タ61」
ブロック内の各ブロックの出力信号の変化を図3に示
す。この場合には、アンドゲ−ト73の出力DがLレベ
ルからHレベルに変化し、この立上り点でフリップフロ
ップ69がセットされてそのQ出力HがHレベルとな
り、オアゲ−ト75を通して(信号N=S1となっ
て)、電磁力制御回路12および電流コントロ−ラ18
に与えられる。これにより、電磁力によるx方向位置制
御が開始される。加えて、アンドゲ−ト73の出力D
(Hレベル)がオアゲ−ト74を通して信号Fとなって
ラッチ67に加わり、ラッチ67が、信号Fの立上り点
で、板幅算出回路63の出力ラッチのデ−タwnをラッ
チする。これによりラッチ67の出力woは、ガイド
3,4間を通過中の先行材の狭幅値から、カメラ9,1
0位置を通過中の後行材の広幅値に変わり、比較器64
の二入力が同一値となるので、比較器64の出力が、B
=H,C=Lとなる。しかし、フリップフロップ69は
セット状態であるので、信号H=N=S1=Hレベル
(電磁力によるx位置制御の指示)が継続する。ラッチ
67のデ−タがサイドガイドコントロ−ラ14に与えら
れるので、サイドガイドコントロ−ラ14が、与えられ
る板幅が先の狭幅値から新たな広幅値に変化したのに応
答して、新たな広幅値に対応する開度にサイドガイド
3,4を設定する開駆動を開始し、新たな広幅値に対応
する開度になったときに、開駆動を停止する。これによ
り、狭幅の先行材の尾端と広幅の後行材の先端との継目
がサイドガイド3,4に到達する前に、広幅の後行材対
応の開度設定が終了する。
【0041】一方、上記(2)の状態になったときに信
号CがLレベルからHレベルに立上り、この立上り点で
モノマルチバイブレ−タ65がトリガ−されて1パルス
Iを発生してカウンタ66のクリア信号入力端に与え
る。カウンタ66はこのパルスでクリアされかつ設定値
Ld(カメラ9,10から図1のLdの位置までの帯板
移動経路長)をロ−ドし、該パルスが消えると速度同期
パルスTi(ロ−タリエンコ−ダ32が発生するパル
ス)のカウントダウンを開始する。すなわち、ロ−ド値
Tiからのカウントダウンを開始する。
【0042】狭幅の先行材の尾端と広幅の後行材の先端
との継目が図1に示すLd位置に到達したときに、カウ
ンタ66のカウントデ−タ(ロ−ド値Ld−Tiカウン
ト値)が零となり、カウンタ66がカウントオ−バパル
スjを発生する。このパルスjでフリップフロップ69
がリセットされてそのQ出力HがHレベルからLレベル
に変化する。フリップフロップ68はリセット状態のま
までそのQ出力KがLレベルであるので、アンドゲ−ト
76からはパルスjは出力されず、したがってタイマ7
1はトリガされないので、タイマ71の出力MはLレベ
ルを維持する。その結果、フリップフロップ69がリセ
ットされたときに、オアゲ−ト75の出力N=S1がH
レベルからLレベル(電磁力によるx位置制御の停止)
に変化し、これに応答して電磁力制御回路12および電
流コントロ−ラ18が、電磁石20,21の通電を停止
し、帯板1の通電を停止する。この時、上述の広幅の後
行材(以後においてはカメラ9,10位置の帯板に対し
ては先行材)の先端はすでにサイドガイド3,4を通過
している。以上により、図2の「コンピュ−タ61」ブ
ロック内の各ブロックの出力信号は、上記(1)の状態
のものに戻っていることになる。
【0043】上記(3)の状態になった(上記(1)から
(3)へ切換わった)ときの、図2の「コンピュ−タ61」
ブロック内の各ブロックの出力信号の変化を図4に示
す。この場合には、比較器64の出力B=Lレベル、C
=Hレベルとなったことにより、アンドゲ−ト73の出
力DはLレベルに留まるが、アンドゲ−ト72の出力E
がLレベルLからHレベルに変化して、フリップフロッ
プ68がセットされてそのQ出力KがHとなるが、カウ
ンタ66の出力jがLレベルであるので、アンドゲ−ト
76の出力LはLレベルに留まる。一方、比較回路64
の出力CがLレベルからHレベルに変化したときモノマ
ルチバイブレ−タ65がトリガ−されて1パルスIを発
生してカウンタ66のクリア信号入力端に与える。カウ
ンタ66はこのパルスでクリアされかつ設定値Ld(カ
メラ9,10から図1のLdの位置までの帯板移動経路
長)をロ−ドし、該パルスが消えると速度同期パルスT
i(ロ−タリエンコ−ダ32が発生するパルス)のカウ
ントダウンを開始する。すなわち、ロ−ド値Tiからの
カウントダウンを開始する。
【0044】広幅の先行材の尾端と狭幅の後行材の先端
との継目が図1に示すLd位置に到達したときに、カウ
ンタ66のカウントデ−タ(ロ−ド値Ld−Tiカウン
ト値)が零となり、カウンタ66がカウントオ−バパル
スjを発生する。このパルスjがアンドゲ−ト76を通
してタイマ71に与えられて、タイマ71の出力MがL
レベルからHレベルとなり、オアゲ−ト75を通して信
号N=S1となって電磁力制御回路12および電流コン
トロ−ラ18に与えられ、これにより、電磁力によるx
方向位置制御が開始される。加えて、アンドゲ−ト76
を通ったパルスj=Lがオアゲ−ト74を通して信号F
となってラッチ67に加わり、ラッチ67が、信号Fの
立上り点で、板幅算出回路63の出力ラッチのデ−タw
nをラッチする。これによりラッチ67の出力woは、
ガイド3,4間をすでに通過し図1のLd位置に尾端が
ある先行材の広幅値から、ガイド3,4間を通過中の後
行材の狭幅値に変わり、比較器64の二入力が同一値と
なるので、比較器64の出力が、B=H,C=Lとな
る。フリップフロップ69はパルスjの立下り点でリセ
ットされアンドゲ−ト76の出力LはLレベルとなる
が、タイマ71が計時動作中であってその出力MがHレ
ベルであるので、信号M=N=S1=Hレベル(電磁力
によるx位置制御の指示)が継続する。ラッチ67のデ
−タがサイドガイドコントロ−ラ14に与えられるの
で、サイドガイドコントロ−ラ14が、与えられる板幅
が先の広幅値から新たな狭幅値に変化したのに応答し
て、新たな狭幅値に対応する開度にサイドガイド3,4
を設定する閉駆動を開始し、新たな狭幅値に対応する開
度になったときに、閉駆動を停止する。これにより、広
幅の先行材の尾端と狭幅の後行材の先端との継目が図1
に示す位置Ldを通過した後に、狭幅の後行材対応の開
度設定が終了する。この狭幅設定の開始から終了に要す
る時間より長い時限値Tcdがタイマ71に設定されて
おり、カウンタ66がカウントオ−バパルスjを発生し
これによりタイマ71がトリガされてその出力MがHレ
ベルになってからTcdの時間の後にタイマ71がタイ
ムオ−バして、その出力MをLレベルに戻す。すなわち
信号M=N=S1=Lレベル(電磁力によるx位置制御
の停止)となる。これに応答して電磁力制御回路12お
よび電流コントロ−ラ18が、電磁石20,21の通電
を停止し、帯板1の通電を停止する。この時、上述の狭
幅の後行材(以後においてはカメラ9,10位置の帯板
に対しては先行材)の先端はすでにサイドガイド3,4
および図1のLd位置を通過している。以上により、図
2の「コンピュ−タ61」ブロック内の各ブロックの出
力信号は、上記(1)の状態のものに戻っていることに
なる。
【0045】図5に、図1に示す実施例の電磁力制御回
路12の機能構成を示す。電磁力制御回路12には、通
電回路13の通電を制御するPWM回路41,板中央位
置算出回路40及びコンピュータ42がある。電磁力制
御回路12は、通電指令S1がHレベルで到来すると、
帯板1の位置情報データP1,P2をメイン制御回路1
1の出力レジスタ62より読込み、板中央位置算出回路
40が、位置情報データP1,P2に基づいて帯板1の
幅中心位置Pcを算出し、内部レジスタ53より与えら
れている帯板の基準位置Poに対する偏差Pd=Pc−
Poを算出する。
【0046】コンピュータ42は、位置偏差Pdを読込
むと、帯板1に関する情報(板厚d,および帯板の搬送
張力T)に対応する、x方向フィ−ドバック位置制御の
PID制御ゲインK1,K2およびK3を選択し、検出
された位置偏差Pdに対応するPID補正量およびコイ
ル電流偏差補正量を算出してこれらの補正量に対応す
る、電気コイル20,21に流すべき電流値iaout(通
電方向を含む)を算出してPWM回路41に電流出力指
令として与える。この制御動作はプログラムに従ったデ
ジタル処理により行なわれる。この制御機能を、理解を
簡単にするために、図5ではハ−ドウェアブロック(機
能ブロック)で代替して示した。
【0047】なお、コンピュ−タ42のメモリ52に
は、板厚dおよび帯板1の搬送張力Tのそれぞれの各値
(範囲)に宛てたゲイングル−プが、それらの値(範
囲)対応で格納されている。前述の通り、帯板1に関す
る情報(板厚d,帯板の搬送張力T)が与えられるとあ
るいはそれらの更新入力があると、コンピュータ42は
それらを、内部レジスタ53に格納する。
【0048】コンピュータ42は通電指令S1のHレベ
ル(通電開始)に従い、次の処理を実行する。まず、位
置偏差Pdを読込む。レジスタ53に格納されている帯
板1に関する情報(板厚d,帯板の搬送張力T)により
メモリ52上の1領域を特定して、そこのゲイングルー
プK1〜K3を読出して、ゲインレジスタ51に書込
む。これにより、帯板1に対応したゲインK1〜K3が
選択されたことになる。
【0049】コンピュータ42は次に、レジスタ53に
格納されている基準位置Po及び板中央位置算出回路4
0により算出された帯板1の幅中心位置Pcを読込む。
そして減算43により位置偏差(比例値P)Pd=Pc
−Pdを算出し、減算45により、現在の偏差Pdより
遅延44によって保持される1サンプリング周期前の偏
差を減算して、位置偏差の変化速度(微分値D)dPd
/dt(以下Pd’と表記)を算出し、加算46によ
り、現在の偏差Pdに遅延47により保持する1サンプ
リング周期前の偏差累算値を加算して、ギャップ偏差の
累算値(積分値I)∫Pddtを算出する。そして、乗
算48,49および50で、これらの算出値にゲインレ
ジスタのゲインデ−タK1〜K3を乗算し、減算54に
より、電気コイル20,21の通電回路13に、出力す
べき電流を指定する情報 iaout=−K3・Pd−K2・Pd’−K1・∫Pddt を算出し、これの極性(通電方向)と絶対値(レベル)
を表わすデ−タを入出力インターフェース42を介して
PWM回路41に出力する。
【0050】PWM回路41は、このデ−タiaoutに基
づいて、電気コイル20,21の通電回路13に、iao
utの電流を通電するに要する電気コイル20,21印加
電圧(時系列平均値)を与える通電(オン/オフ)デュ
−ティ(パルス一周期の間のH区間長)を算出し、該デ
ュ−ティのパルスを、通電極性を指示する極性信号と共
に、通電回路13に与える。通電回路13は、極性信号
が正極性を示すときには、PWM回路41が与えるパル
スのHに応答して電気コイル20,21を直流電源の正
電圧ラインに対して導通(オン)とし、該パルスのLに
応答して電気コイル20,21の通電を遮断する。極性
信号が負極性を示すときには、PWM回路41が与える
パルスのLに応答して電気コイル20,21を直流電源
の負電圧ラインに対して導通(オン)とし、該パルスの
Hに応答して電気コイル20,21の通電を遮断する。
【0051】以上に説明した処理をコンピュータ42が
通電指令S1がHレベルである間、繰返すことにより、
帯板1の水平方向(x方向)における中心Pcの位置
が、帯板の基準位置Po(サイドガイド3,4間の中
点)となるように、電気コイル20,21の通電方向お
よび電流レベルが自動調整される。これにより帯板1
は、実質上帯板の基準位置Poに維持される。
【0052】以上に説明した実施例においては、電磁力
によるx方向位置ずれ矯正力は、電磁石20,21の電
気コイル24,25の通電電流値により調整するように
しているが、電気コイル24,25の通電電流値は一定
として、ピンチロ−ラ6a,7aを介して帯板1に流す
電流の方向および値を調整することにより矯正力を調整
するようにしてもよい。この場合には例えば、図1に示
す通電回路13をピンチロ−ラ6a,7aに接続し、通
電回路16を電気コイル24,25に接続すればよい。
【0053】
【発明の効果】本願の第1番の発明によれば、流体パッ
ド(2)が、流体を介して導電性の帯体(1)を非接触で下支
持し、サイドガイド(3,4)が、帯体の幅方向(x)の位置を
定める。帯体(1)が非接触で下支持されているので、帯
体は幅方向(x)に動き易く、サイドガイド(3,4)に強い力
で接触することはない。すなわち、非接触下支持によ
り、ロ−ラ支持の場合に生じ易い平面部の疵や端縁部の
擦り疵又は変形を実質上生じない。
【0054】帯体(1)が狭幅材から広幅材に変わると
き、開度制御手段(11,14,15)が、広幅部がサイドガイド
に到達する前にガイド駆動手段(26〜29)を介してサイド
ガイドを開駆動して、サイドガイドを帯体の幅に対応す
る開度に定めるので、広幅材の始端がサイドガイドに衝
突することはない。
【0055】広幅材の始端がサイドガイドに到達すると
きすでにサイドガイドが広幅材の幅対応の開度に定まっ
ているように、広幅材の始端がサイドガイドに到達する
時点よりも、開度変更時間に少し余裕時間を加えてた時
間(t3a-t1a)分前に、サイドガイドの開度を広げる開度
変更を開始するので、該時間(t3a-t1a)の間帯体(の先行
の狭幅部)はサイドガイドではガイドされない。しか
し、電磁矯正制御手段(11,12,18)が、少くとも該時間(t
3a-t1a)の間コイル通電手段(13)および帯体通電手段(1
6)を介して、帯体の長手方向中心線をサイドガイドの開
き中心点に合致させるための磁界および電流を帯体に加
えるので、この磁界と電流の相互作用(フレミングの左
手の法則)により、すなわち電磁力により、帯体(1)はサ
イドガイドの開き中心点に位置決め強制され、該時間(t
3a-t1a)の間帯体(1)は実質上蛇行しない。帯体(1)が流
体パッド(2)で浮上げ支持されているので、この電磁力
による開き中心点への位置決めに要する電気コイル電流
値および帯体通電電流値は比較的に小さい。広幅部がサ
イドガイドに入った後は、電磁力による開き中心点への
位置決めは連続的に行なう必要はなく、例えばサイドガ
イド開度を動かすとき、あるいは帯板(1)の幅方向位置
ずれが過分になる傾向があるときに一時的に行なえばよ
いので、電力消費は、連続的に行なう場合よりも格段に
少くすることができる。
【0056】本願の第2番の発明によれば、流体パッド
(2)が、流体を介して導電性の帯体(1)を非接触で下支持
し、サイドガイド(3,4)が、帯体の幅方向(x)の位置を定
める。帯体(1)が非接触で下支持されているので、帯体
は幅方向(x)に動き易く、サイドガイド(3,4)に強い力で
接触することはない。すなわち、非接触下支持により、
ロ−ラ支持の場合に生じ易い平面部の疵や端縁部の擦り
疵又は変形を実質上生じない。
【0057】帯体(1)が広幅材から狭幅材に変わると
き、開度制御手段(11,14,15)が、広幅部がサイドガイド
を通過した時点にガイド駆動手段(26〜29)を介してサイ
ドガイドを閉駆動してサイドガイドを狭幅材に対応する
開度に定めるので、広幅材の尾部が幅方向(x)に挾圧さ
れることはない。
【0058】広幅材の終端がサイドガイドを通過してか
らサイドガイドを閉方向に駆動するので、この駆動を開
始してから、狭幅材の幅対応の開度に設定するまでの時
間の間、帯体(後行の狭幅部の先頭部)はサイドガイドで
はガイドされない。しかし、電磁矯正制御手段(11,12,1
8)が、少くとも該時間の間コイル通電手段(13)および帯
体通電手段(16)を介して、帯体の長手方向中心線をサイ
ドガイドの開き中心点に合致させるための磁界および電
流を帯体に加えるので、この磁界と電流の相互作用(フ
レミングの左手の法則)により、すなわち電磁力によ
り、帯体(1)はサイドガイドの開き中心点に位置決め強
制され、該時間の間帯体(1)は実質上蛇行しない。帯体
(1)が流体パッド(2)で浮上げ支持されているので、この
電磁力による開き中心点への位置決めに要する電気コイ
ル電流値および帯体通電電流値は比較的に小さい。サイ
ドガイドが狭幅部をガイドする開度に定まった後は、電
磁力による開き中心点への位置決めは連続的に行なう必
要はなく、例えばサイドガイド開度を動かすとき、ある
いは帯板(1)の幅方向位置ずれが過分になる傾向がある
ときに一時的に行なえばよいので、電力消費は、連続的
に行なう場合よりも格段に少くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】 図1に示すメイン制御回路11の機能構成を
示すブロック図である。
【図3】 板幅が狭い幅から広い幅へと変化した場合に
おける図2に示す機能ブロックそれぞれの出力信号の変
化を示すタイムチャートである。
【図4】 板幅が広い幅から狭い幅へと変化した場合に
おける図2に示す機能ブロックそれぞれの出力信号の変
化を示すタイムチャートである。
【図5】 図1に示す電磁力制御回路12の機能構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1:帯板 2:流体
パッド 3,4:サイドガイド 5:高速
流体ライン 6a,6b,7a,7b:ピンチローラ 8:蛍光
灯 9,10:イメージカメラ 11:メイ
ン制御回路 12:電磁力制御回路 13:通電
回路 14:サイドガイドコントローラ 15:モー
タドライバ 16:通電回路 17:PW
M回路 18:電流コントローラ 20,21:電磁
石 22,23:コア 24,25:電気
コイル 26,27:ラック 28,29:モー
タ 30,32:ロータリーエンコーダ 31:リミ
ットスイッチ 40:板中央算出回路 41:PW
M回路 42:コンピュータ 60:信号
処理回路 61:コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性の帯体を下支持し、該帯体との間に
    流体を圧送する、該帯体の少なくとも幅方向に延びる流
    体パッド;該流体パッドで下支持された帯体の幅方向に
    開閉し該方向の帯体位置を定めるサイドガイド;帯体の
    幅方向に前記サイドガイドを開閉駆動するガイド駆動手
    段;帯体の幅に対応して、それが広がるときには広幅部
    がサイドガイドに到達する前に前記ガイド駆動手段を介
    してサイドガイドを開駆動して、サイドガイドを帯体の
    幅に対応する開度に定める開度制御手段;帯体にその平
    面に対して垂直方向に磁界を加える電気コイル;該電気
    コイルに通電するコイル通電手段;帯体の少くとも前記
    磁界が加わる部位に、その幅方向と直交する方向に通電
    する帯体通電手段;および、 少くとも、前記開度制御手段の前記開駆動の開始から帯
    体の広幅部がサイドガイドに到達するまでの間、前記コ
    イル通電手段および帯体通電手段を介して、帯体の長手
    方向中心線をサイドガイドの開き中心点に合致させるた
    めの磁界および電流を帯体に加える電磁矯正制御手段;
    を備える導電性帯体の蛇行制御装置。
  2. 【請求項2】導電性の帯体を下支持し、該帯体との間に
    流体を圧送する、該帯体の少なくとも幅方向に延びる流
    体パッド;該流体パッドで下支持された帯体の幅方向に
    開閉し該方向の帯体位置を定めるサイドガイド;帯体の
    幅方向に前記サイドガイドを開閉駆動するガイド駆動手
    段;帯体の幅に対応して、それが狭くなるときには狭幅
    部がサイドガイドに到達後に前記ガイド駆動手段を介し
    てサイドガイドを閉駆動してサイドガイドを帯体の幅に
    対応する開度に定める開度制御手段;帯体にその平面に
    対して垂直方向に磁界を加える電気コイル;該電気コイ
    ルに通電するコイル通電手段;帯体の少くとも前記磁界
    が加わる部位に、その幅方向と直交する方向に通電する
    帯体通電手段;および、 少くとも、前記開度制御手段の前記閉駆動の開始から帯
    体の狭幅部対応の開度にサイドガイドが定まるまでの
    間、前記コイル通電手段および帯体通電手段を介して、
    帯体の長手方向中心線をサイドガイドの開き中心点に合
    致させるための磁界および電流を帯体に加える電磁矯正
    制御手段;を備える導電性帯体の蛇行制御装置。
  3. 【請求項3】帯体の、その幅方向の位置を検出する位置
    検出手段;を更に備え、電磁矯正制御手段は、目標位置
    に対する検出した位置の偏差に対応して、該偏差を実質
    上零とするための電流を、前記コイル通電手段を介して
    電気コイルに通電する;請求項1又は請求項2記載の導
    電性帯体の蛇行制御装置。
JP15976694A 1994-07-12 1994-07-12 導電性帯体の蛇行制御装置 Withdrawn JPH0826544A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100867014B1 (ko) * 2007-07-04 2008-11-10 재단법인 포항산업과학연구원 선형유도 구동원리를 이용한 사행 교정장치
KR101397990B1 (ko) * 2007-12-21 2014-05-30 재단법인 포항산업과학연구원 금속판 사행 교정장치 제어기
CN105401187A (zh) * 2015-12-15 2016-03-16 中冶南方工程技术有限公司 电镀工序带钢纠偏方法及装置

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