JPH08265333A - Atm通信網におけるセル転送速度規制方法 - Google Patents

Atm通信網におけるセル転送速度規制方法

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JPH08265333A
JPH08265333A JP6589295A JP6589295A JPH08265333A JP H08265333 A JPH08265333 A JP H08265333A JP 6589295 A JP6589295 A JP 6589295A JP 6589295 A JP6589295 A JP 6589295A JP H08265333 A JPH08265333 A JP H08265333A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 資源管理セル内の誤った情報更新を防ぎ、セ
ル送信部の誤動作の際にも、サービス品質を劣化させ
ず、ATM網を輻輳から回復させる。 【構成】 セル送信部21からセル受信部22宛に、第
1、第2の仮想コネクション24,25が通過するスイ
ッチ23、またはセル受信部が所望するセル転送速度値
を記入するための領域ERを備えた資源管理セルを、第
1の仮想コネクション24を用いて送出し、セル受信部
からセル送信部宛に、この資源管理セルを折り返し第2
の仮想コネクションを用いて送出し、セル転送速度規制
部26,27では第1の仮想コネクションを用いて転送
される資源管理セルの領域の値ERを記憶しておき、第
2の仮想コネクションを用いて転送される資源管理セル
の領域の値を検出し、この検出値が記憶された値よりも
大きい場合には、領域内の値を記憶された値に書き換え
て資源管理セルを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM(非同期転送モ
ード)通信網にて転送されるセルと呼ばれる固定長パケ
ットの転送速度を監視し、必要に応じて規制するために
用いられるセル転送速度規制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信網を利用した従来の情報転送
において、ユーザが情報転送を行う送信側端末と受信側
端末間に仮想コネクションを設定する際には、ユーザか
らあらかじめセル転送に対する所望のサービス品質(ピ
ーク速度、平均速度、等)を網に対して申告し、網側で
は申告を受けたサービス品質を他の網ユーザに悪影響を
与えることなく提供できると判断した場合のみ前記のコ
ネクション設定を許可し、前記サービス品質に相当する
帯域を確保するという、コネクション受付制御を行う。
またコネクション設定後のセル転送時にも、網は、前記
端末がコネクション設定要求時に申告したサービス品質
に従順したセル転送を行っているか否かを監視し、サー
ビス品質に従わないセル転送があった場合には、該セル
を違反セルと判定し、違反セルを廃棄する等のUPC/
NPC(Usage/Network Paramet
er Control)を実施している。
【0003】ところで、最近ATM Forumでは、
ABR(Available Bit Rate)サー
ビスと呼ばれる新たなサービスが提唱されている。AB
Rサービスでは、前述のサービスとは異なり、ユーザは
コネクション設定時に申告したセル転送の最大速度(ピ
ーク速度)と最小速度を申告するが、該ユーザはセル転
送時に常に最大速度でのセル転送が可能であることが保
証されない(最小速度でのセル転送は保証される)。言
い替えれば、網は申告のあったコネクションに対して帯
域を確保する必要がない。これにより、ABRサービス
を運用する場合は前記のサービスに比べて同時に接続さ
れるコネクション数が増大し、その結果、通信網内のス
イッチにおける輻輳を起こしかねない。なお、本明細書
において輻輳とは、あらかじめ定められた処理能力を越
えた多数のセルが到着することにより、スイッチが所望
のサービスを提供できなくなった状態を表すものとす
る。
【0004】ATM網内のスイッチにおいて輻輳を最小
限にとどめるために、ATM Forumでは、ABR
サービスを実現するためのフロー制御アルゴリズムとし
て、EPRCA(Enhanced Proporti
onal Rate Control Algorit
hm)を提唱しており(これについては、ATMFor
umの寄書94−0735R1を参考にされたい)、ま
た、上記アルゴリズムに関連して、セル送信部、セル受
信部、中間スイッチ部の動作規定がATM Forum
においてなされている(これについては、ATM Fo
rumの寄書95−0013を参考にされたい)。これ
によれば、ABRサービスに伴い実施されるフロー制御
は、資源管理セル(Resource Managem
entセル:RMセル)に基づき動作する。
【0005】図1に資源管理セルのフォーマット例を示
す。これは、ATM ForumのTM(Traffi
c Management)ワーキンググループにおい
て現在取り決められている、ABRサービスを提供する
際に用いる資源管理セルのフォーマットに従っている。
図1において、ATMヘッダ(5オクテット)は通常の
セルと同様のヘッダであり、資源管理セルを示すため
に、ヘッダ内のPT(Payload Type)値を
6に設定している。ID(1オクテット)はプロトコル
識別子であり、セル送信部にて常に0に設定される。D
IR(1ビット)は方向識別子で、セル送信部からセル
受信部宛に送出された資源管理セルならば0が、セル受
信部からセル送信部宛に折り返し送出された資源管理セ
ルならば1が設定される。CI(1ビット)は輻輳表示
部で、通常は0が設定されているが(輻輳未発生)、通
信網内のスイッチ部にて輻輳が発生した場合には1が設
定される。CCR(2オクテット)には、セル送信部に
おける現在のセル送出速度がセル送信部により設定され
る。MCR(2オクテット)には、コネクション設定時
に取り決められた最小セル送出速度がセル送信部により
設定される。ER(2オクテット)には、資源管理セル
送出時にはコネクション設定時に取り決められた最大セ
ル速度がセル送信部により設定されるが、資源管理セル
がスイッチ通過時、またはセル受信部での折り返し時に
網内の輻輳状況に応じて、当初のER値よりも小さな値
が上書きされる。
【0006】図2に図1に示した資源管理セルを用いた
ABRサービスの概要を示す。ここで、21、22はセ
ルの送受信を行う端末またはスイッチからなる終端部、
23はスイッチ部、24、25は終端部21、22を結
ぶ仮想コネクションである。なお、仮想コネクション2
4は終端部21から終端部22宛にセルを転送する際に
用いるコネクションであり、仮想コネクション25は終
端部22から終端部21宛にセルを転送する際に用いる
コネクションである。以降では、終端部21をセル送信
部、終端部22をセル受信部と考え、終端部21から終
端部22に対してデータ転送を行う場合のABRサービ
スの概要について述べる。
【0007】終端部21は、通常のデータセルを送出す
るとともに、ある定められた周期毎に現在のセル転送速
度をCCR(Current Cell Rate)部
に、最大セル速度をER(Explicit cell
Rate)部に記入した資源管理セルを、データセル
と同じ仮想コネクション24を用いて終端部22に対し
て送出する。終端部22において前記資源管理セルを受
信すれば、受信した資源管理セルのDIR値を1に変更
した後に仮想コネクション25を用いて終端部21に対
して返送する。データセルを転送する仮想コネクション
24が通過するスイッチ23が輻輳に陥っている場合、
スイッチ23は自スイッチの輻輳レベルを示すために仮
想コネクション24または25を転送される資源管理セ
ル内のER値を減少することができ、さらに仮想コネク
ション25上を転送される資源管理セルに対しては輻輳
表示(CI)部を設定することが許容される。また、輻
輳に陥ったスイッチ23はER値を減少する代わりに、
仮想コネクション24上を転送されるセル内のEFCI
(Explicit Forward Congest
ion Indication)を設定して、該セルを
受信する終端部22にて輻輳の存在を認識させ、終端部
22において資源管理セル内のER値を減少するという
方式も許容される。そして、終端部22を折り返された
資源監視セルを受信した終端部21は、該資源管理セル
内のCI部、ER部等を読み出し、これらの値を基にし
て以後のセル転送速度を変更する。
【0008】これによって、ATM網内のスイッチの輻
輳の度合により、終端部21から送出されるセル流量の
制御を行うことができ、その結果、輻輳からの回復が図
れるというアルゴリズムである。なお、終端部21、2
2間に存在するスイッチは1を越える数であってもよ
い。
【0009】上記に示したフロー制御アルゴリズムを考
えた場合、資源管理セル内のER値は、輻輳状況に応じ
て終端部22またはスイッチ23により減少されること
は許されている。しかし、上記終端部またはスイッチ
が、故障等により誤って該資源管理セル内のER値を増
加させてしまった場合は、ATM網内の輻輳状況を反映
しない値がER値として記入されてしまい、その結果、
誤って記入されたER値をベースに終端部21は以降の
セル転送速度を決定するため、さらなる輻輳を起こしか
ねない。また、ATM網にて発生した輻輳に伴い、網内
へ流入されるセル流量を制御するのはセルを送信する終
端部21のみであるため、終端部21内のフロー制御ア
ルゴリズム実行部に異常が見られた場合には網内へ流入
されるセル流量を調整する手段がなくなり、ATM網内
のスイッチは重度の輻輳に陥りかねないし、同じATM
網を利用した他のコネクションのサービス品質が劣化す
る恐れがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来よ
り考えられているフロー制御アルゴリズムのみを適用し
た場合には、セル受信部またはスイッチの誤動作によ
り、資源管理セル内の情報(ER値)が正しく更新され
ないこと、そしてセル送信部の誤動作により輻輳回復能
力が低下することが問題となる。
【0011】本発明は、上記の問題を解決し、セル受信
部またはスイッチの誤動作による資源管理セル内の誤っ
た情報更新を防ぎ、そしてセル送信部の誤動作の際に
も、他のコネクションのサービス品質を劣化させること
なくかつATM網を輻輳から回復させることが可能なセ
ル転送速度規制方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
セル(固定長のデータパケット)を送受信する第1の終
端部(終端部は、端末あるいはスイッチからなる)及び
第2の終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第
1の終端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを
転送するための第1の仮想コネクションと、第2の終端
部からスイッチを介して第1の終端部へセルを転送する
ための第2の仮想コネクションとが設定されたATM通
信網において、セルの転送速度を規制するための方法で
あって、前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に、
前記第1の仮想コネクションあるいは前記第2の仮想コ
ネクションが通過するスイッチ、または前記第2の終端
部が所望するセル転送速度値を記入するための領域(例
えばER)を備えた資源管理セルを、前記第1の仮想コ
ネクションを用いて送出し、前記第2の終端部から前記
第1の終端部宛に、前記資源管理セルを折り返し前記第
2の仮想コネクションを用いて送出し、前記第1の仮想
コネクションを用いて転送される前記資源管理セルの前
記領域に記入された第1のセル転送速度値を記憶してお
き、前記第2の仮想コネクションを用いて転送される前
記資源管理セルの前記領域に記入された第2のセル転送
速度値を検出し、この第2のセル転送速度値が記憶され
た前記第1のセル転送速度値よりも大きい場合には、前
記領域内の前記第2のセル転送速度値を前記第1のセル
転送速度値に書き換えて前記資源管理セルを転送するこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の第2の発明は、上記と同様のAT
M通信網において、前記第1の終端部から前記第2の終
端部宛に前記第1の仮想コネクションを用いて送出され
るセルの転送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値
を越える場合に前記第1の仮想コネクションにおけるセ
ルの転送を規制する方法であって、前記第1の終端部か
ら前記第2の終端部宛に、前記第1の仮想コネクション
あるいは前記第2の仮想コネクションが通過するスイッ
チ、または前記第2の終端部が所望するセル転送速度値
を記入するための領域を備えた資源管理セルを、前記第
1の仮想コネクションを用いて定期的に送出し、前記第
2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源管理セ
ルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用いて送出
し、セルの転送速度の前記監視を行う際に、前記第1の
仮想コネクションを用いて転送される前記資源管理セル
の前記領域に記入された第1のセル転送速度値を記憶し
ておき、前記第2の仮想コネクションを用いて転送され
る前記資源管理セルの前記領域に記入された第2のセル
転送速度値を検出し、この第2のセル転送速度値が記憶
された前記第1のセル転送速度値よりも大きい場合に
は、前記領域内の前記第2のセル転送速度値を前記第1
のセル転送速度値に書き換えて前記資源管理セルを転送
することを特徴とする。
【0014】このとき、セルの転送の前記規制に用いる
所定の閾値を、前記第1の仮想コネクションを用いて転
送される前記資源管理セルの前記領域に記入された第1
のセル転送速度値に基づいて定めても良い。
【0015】本発明の第3の発明は、上記と同様のAT
M通信網において、前記第2の終端部から前記第1の終
端部宛に前記第2の仮想コネクションを用いて送出され
るセルの転送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値
を越える場合に前記第2の仮想コネクションにおけるセ
ルの転送を規制する方法であって、前記第1の終端部か
ら前記第2の終端部宛に、前記第1の仮想コネクション
あるいは前記第2の仮想コネクションが通過するスイッ
チ、または前記第2の終端部が所望するセル転送速度値
を記入するための領域を備えた資源管理セルを、前記第
1の仮想コネクションを用いて定期的に送出し、前記第
2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源管理セ
ルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用いて送出
し、前記第1の仮想コネクションを用いて転送される前
記資源管理セルの前記領域に記入された第1のセル転送
速度値を記憶しておき、セルの転送速度の前記監視を行
う際に、前記第2の仮想コネクションを用いて転送され
る前記資源管理セルの前記領域に記入された第2のセル
転送速度値を検出し、この第2のセル転送速度値が記憶
された前記第1のセル転送速度値よりも大きい場合に
は、前記領域内の前記第2のセル転送速度値を前記第1
のセル転送速度値に書き換えて前記資源管理セルを転送
することを特徴とする。
【0016】本発明の第4の発明は、上記と同様のAT
M通信網において、前記第1の終端部から前記第2の終
端部宛に前記第1の仮想コネクションを用いて送出され
るセルの転送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値
を越える場合に前記第1の仮想コネクションにおけるセ
ルの転送を規制する方法であって、前記第2の終端部か
ら前記第1の終端部宛に、前記第2の仮想コネクション
が通過するスイッチが輻輳に陥ったか否かを示す情報を
記入するための領域(例えばCI)を備えた資源管理セ
ルを送出し、前記資源管理セルの前記領域内の情報を検
出し、この情報が輻輳の存在を示すものである場合は、
輻輳の不存在を示す情報を有する資源管理セルが到着す
るまで前記閾値を現在の閾値よりも増加させることな
く、セルの転送の前記規制を行うことを特徴とする。
【0017】ここで、検出した前記情報が輻輳の存在を
示すものである場合はに前記閾値を現在の閾値よりもよ
り低速な閾値に自律的に変更し、セルの転送の前記規制
を行っても良い。
【0018】本発明の第5の発明は、第4の発明と同様
のセル転送速度規制方法であって、前記第1の終端部か
ら前記第2の終端部宛に、前記第1の仮想コネクション
あるいは前記第2の仮想コネクションが通過するスイッ
チ、または前記第2の終端部が所望するセル転送速度値
を記入するための第1の領域(例えばER)と、前記第
2の仮想コネクションが通過するスイッチが輻輳に陥っ
たか否かを示す情報を記入するための第2の領域(例え
ばCI)とを備えた資源管理セルを、前記第1の仮想コ
ネクションを用いて送出し、前記第2の終端部から前記
第1の終端部宛に、前記資源管理セルを折り返し前記第
2の仮想コネクションを用いて送出し、前記第1の仮想
コネクションを用いて転送される前記資源管理セルの前
記第1の領域に記入された第1のセル転送速度値を記憶
しておき、前記第2の仮想コネクションを用いて転送さ
れる前記資源管理セルの前記第1の領域内の第2のセル
転送速度値及び前記第2の領域内の情報を検出し、この
第2のセル転送速度値が記憶された前記第1のセル転送
速度値よりも大きい場合には、前記第1の領域内の前記
第2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値に書
き換えて前記資源管理セルを転送するとともに、前記第
1の仮想コネクションを用いて転送される前記資源管理
セルの前記第1の領域に記入された第1のセル転送速度
値に基づいて定めた閾値を用いてセルの転送の前記規制
を行い、検出した前記情報が輻輳の存在を示すものであ
る場合は、輻輳の不存在を示す情報を有する資源管理セ
ルが到着するまで前記閾値を現在の閾値よりも増加させ
ることなく、セルの転送の前記規制を行うことを特徴と
する。
【0019】ここで、検出した前記情報が輻輳の存在を
示すものである場合は、前記閾値を現在の閾値よりもよ
り低速な閾値に自律的に変更してセルの転送の前記規制
を行うとともに、第1の終端部宛に転送される資源管理
セルの第1の領域内の前記第2のセル転送速度値を前記
第1のセル転送速度値にではなく前記変更後の閾値に書
き換えてこの資源管理セルを転送しても良い。
【0020】また、前記第1の領域内の前記第2のセル
転送速度値を前記変更後の閾値に書き換えた資源管理セ
ルの転送を行ってから、この資源管理セルが前記第1の
終端部に到達した後にこの第1の終端部よりセルが転送
されてくる迄の所要時間を見積もっておき、前記変更後
の閾値を用いたセルの転送の前記規制の開始は、前記書
き換えを行った資源管理セルの転送時から少なくとも前
記所要時間経過後としても良い。
【0021】なお、本発明(第1〜第3、及び第5の発
明)は、第1または第2の仮想コネクションを用いて転
送される資源管理セル内のセル転送速度値を記憶する手
段、第2または第1の仮想コネクションを用いて転送さ
れる資源管理セル内のセル転送速度値を検出する手段、
この記憶されたセル転送速度値と検出されたそれとの比
較を行う手段、この比較結果により前記資源管理セル内
のセル転送速度値を書き換える手段、及びこの資源管理
セルを転送する手段を備えたセル転送速度値監視装置と
しても把握される。
【0022】また、本発明(第4及び第5の発明)は、
第1の仮想コネクションを用いて送出されるセルの転送
速度を監視する手段、この監視結果に基づいて前記セル
の転送を規制する手段、第2の仮想コネクションを用い
て転送される資源管理セル内の輻輳に陥ったか否かを示
す情報を検出する手段、及びこの情報が輻輳の存在を示
すものである場合は前記規制手段で用いる監視パラメー
タを現在よりも増加させないよう前記規制手段を制御す
る手段を備えたセル転送速度規制装置としても把握され
る。
【0023】
【作用】本発明(第1〜第3、及び第5の発明)による
セル転送速度規制方法では、資源管理セルの(第1の)
領域に記入されるセル転送速度の監視、変更が可能とな
る。本来、資源管理セルの前記領域内のセル転送速度
は、スイッチまたはセル受信部(第2の終端部)におい
て、あらかじめ記入されている値よりも大きな値を上書
きされてはならないものである。本発明によれば、誤動
作等により当初より大きな値が上書きされていないかを
監視するため、例えばセル受信部宛に転送される資源管
理セルがセル転送速度規制部(仮想コネクションを用い
て転送されるセルの転送速度を監視し、この転送速度が
所定の閾値を越える場合にセルの転送を規制する機能を
有する部分)を通過する度に、資源管理セルの前記領域
内のセル転送速度を記憶しておき、この値とセル受信部
を折り返されセル送信部(第1の終端部)宛に転送され
た資源管理セルの前記領域内のセル転送速度値との大小
関係を比較し、後者の値が前者の値を上回っていれば、
受信した資源管理セル内の前記領域内に、セル転送速度
規制部にて記憶しているセル転送速度を上書きする。こ
れにより、網内の輻輳状況が反映される前記領域内のセ
ル転送速度値の、スイッチまたはセル受信部による誤っ
た記入からの救済が可能となる。
【0024】なお、第1の仮想コネクションを用いて転
送される資源管理セルに記入されたセル転送速度値の記
憶、及び、この記憶された値と第2の仮想コネクション
を用いて転送される資源管理セルに記入されたセル転送
速度値との比較及び上書きを行う機能は、第1の仮想コ
ネクションの監視を行うセル転送速度規制部に搭載して
も良い(第2の発明)し、第2の仮想コネクションの監
視を行うセル転送速度規制部に搭載しても良い(第3の
発明)し、セル転送速度規制部以外の部分に搭載しても
良いし、従来システムに存在する部分とは別個の装置と
して設けても良い。
【0025】また、資源管理セルが上記セル転送速度規
制部より送出されてからセル受信部を折り返され再び該
規制部に到着する迄の所要時間をあらかじめ見積もって
おくことにより、前もって受信したセル受信部宛に転送
される資源管理セルが、折り返されて再びセル転送速度
規制部に到着する時刻を予測でき、対応する資源管理セ
ルの前記領域内のセル転送速度値の比較が可能となる。
【0026】また、本発明(第4及び第5の発明)によ
れば、上記セル転送速度規制部において、セル送信部宛
に転送される資源管理セルより輻輳表示情報部((第2
の)領域)を読み取り、該情報部が輻輳の存在を示す場
合は、後に輻輳が存在しないことを示す資源管理セルを
受信するまでは監視パラメータを増加させないことによ
り、輻輳に陥ったスイッチへのセル流量の増加を確実に
防止することが可能となる。
【0027】なお、このセル転送速度規制部において自
律的に監視パラメータの減少を行うことにより、輻輳か
らのより高速な回復を図ることも可能となる。このと
き、仮想コネクションが通過するスイッチまたはセル受
信部が所望するセル転送速度値を記入するための(第1
の)領域に、減少させた監視パラメータを記入すれば、
セル送信部は網側が所望するセル転送速度値を知ること
ができ、網内の輻輳状況に適合したセルの送信を自発的
に行うことができる。
【0028】また、資源管理セルが上記セル転送速度規
制部より送出されてからセル送信部に到達した後のセル
が該規制部に到着する迄の所要時間をあらかじめ見積も
っておくことにより、セル送信部が監視パラメータが減
少したことを知ってから送信したセルについて、減少し
た監視パラメータでの規制を行うことが可能となる。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。図3に本発明のセル転送速度規制方法を採
用したセル転送速度規制部の一構成例を、図4に、図3
にて示したセル転送速度規制部を適用した通信システム
の一構成例を示す。なお、図3のようにER値を点検す
る機能(132:ER値点検部)をセル転送速度規制部
内に搭載しない場合は、図10に示すようにER値点検
部のみを前記規制部の代わりに設定する。
【0030】図3において、11、12は到着したセル
が資源管理セルであるか通常のデータセルであるかを識
別し、資源管理セルであると識別した場合には、該セル
内の情報を読み出し、必要に応じて該セル内の情報を更
新する資源管理セル識別部、13は11または12にて
読み出した資源管理セル内の情報を基に監視パラメータ
の変更、そしてER値の点検を行い、その結果前記資源
管理セル内の情報を更新する必要がある場合にはその値
を11または12に対して通知するパラメータ演算部、
14は到着したセルが13にて算出された監視パラメー
タに違反しているか否かを判定し、監視パラメータに違
反していると判定したときには、該セルに対して廃棄等
の規制を施すセル違反判定部、そして15aはセル転送
速度の監視対象となる仮想コネクション、15bは仮想
コネクション15aに対して資源管理セルがセル送信部
宛に折り返される際に用いられる仮想コネクションであ
る。
【0031】パラメータ演算部13において、131は
監視パラメータを更新し、また監視パラメータ値を基に
して資源管理セル内のCCR値あるいはER値を書き換
える監視パラメータ演算部、132は資源管理セル内の
ER値を読み取り、該値が妥当な値でなければER値を
書き換えるER値点検部である。
【0032】なお、セル転送速度規制部では、自規制部
が監視すべきセル流の転送される仮想コネクションと、
該仮想コネクション上を転送されるセル流に対してセル
送信部宛に折り返し送出される資源管理セルが転送され
る仮想コネクションを共に認識しており、各々仮想コネ
クション15a、15bとする。また、セル違反判定部
14はセル送出先の要望などにより動作の有無が決定さ
れる。
【0033】図4における26、27が、図3にて示し
たセル転送速度規制部を表し、他の各部は図2に示した
ものと同一である。本図において、セル転送速度規制部
26は仮想コネクション24上を転送されるセル流の転
送速度規制を行い、セル転送速度規制部27は仮想コネ
クション25上を転送されるセル流の転送速度規制を行
う目的で設置される。すなわち、セル転送速度規制部2
6は、仮想コネクション24を図3の15aとして、仮
想コネクション25を図3の15bとして扱うものであ
り、セル転送速度規制部27は、仮想コネクション25
を図3の15aとして、仮想コネクション24を図3の
15bとして扱うものである。
【0034】図5に、図3に示した資源管理セル識別部
11の、図6に資源管理セル識別部12の動作アルゴリ
ズムをフローチャートにて示す。図5または図6に示す
ように、資源管理セル識別部11、12では、それぞれ
仮想コネクション15a、15bから到着したセルのA
TMヘッダ内のPT値を調べる(S1,S11)。該P
T値が6であれば、該セルを資源管理セルと識別し、ペ
イロード内の各値を抽出する(S2,S12)。
【0035】監視パラメータ演算部131を動作させる
為に、資源管理セル識別部11においては、受信した資
源管理セルのDIR値が0である場合(S3Yes )は、
CCR、MCR値を監視パラメータ演算部131へ転送
し(S4)、資源管理セル識別部12においては、受信
した資源管理セルのDIR値が1である場合(S13N
o)は、CI、ER、MCR値を監視パラメータ演算部
131へ転送する(S15)。
【0036】そして、以下に述べる監視パラメータ演算
部131での処理の後、必要に応じて、資源管理セル識
別部11では資源管理セル内のCCR値(S6)、資源
管理セル識別部12では資源管理セル内のER値(S1
7)を更新し、後に資源管理セルを資源管理セル識別部
11は仮想コネクション15a上に、資源管理セル識別
部12は仮想コネクション15b上にそれぞれ送出す
る。
【0037】また、ER値点検部132を動作させる為
に、資源管理セル識別部11、12共に、資源管理セル
を受信すればDIR、ER値をER値点検部132へ転
送し(S4,S7,S14,S15)、そしてDIR値
が1である場合のみ、必要に応じてER値点検部132
から転送されるER値を更新し(S9,S17)、後に
資源管理セルを送出する。
【0038】但し、資源管理セル識別部11、12に到
着したセルが資源管理セルでない場合、または該識別部
にて抽出すべき資源管理セルでない場合は、即座にセル
を仮想コネクション15a上、または仮想コネクション
15b上に送出する。
【0039】図7に、監視パラメータ値MRを算出す
る、監視パラメータ演算部131の動作手順をフローチ
ャートにて示す。まずATM通信網内のスイッチにおけ
る輻輳の有無を認識するために、資源管理セル識別部1
2にて受信されたDIR値が1である資源管理セル(S
21)内のCI値を該演算部内の輻輳表示値CIinに
代入する(S22)。このとき、CIin=1であれ
ば、該セルが通過したいずれかのスイッチにおいて輻輳
が発生していることを意味する。
【0040】前記識別部12にて受信された資源管理セ
ルのDIR値が1であれば、該セルがセル受信部からセ
ル送信部に対して折り返し送出された資源管理セルであ
ることが分かるので、該セル内のER値を読み出し、該
演算部内の明示セル速度保持部ERinを更新する(S
25,S26)。その際、CIin=0であれば、ER
inにER値を代入する。また、CIin=1であれ
ば、セル転送速度規制部とセル受信部との間にて輻輳が
発生していることを示すので、現在の監視パラメータ値
MRを越えないように新たなMR値を設定し、それによ
り輻輳部へのさらなるセル流量の増加を防ぐ。具体的に
は、(MR−α)とERとの最小値をERinに代入す
る(S24)。ここでαは、セル転送速度規制部におい
て自律的に監視パラメータを減少する機能が用意されて
いる場合の減少値を表す。この(MR−α)を求めるた
めには、例えば、以下のいずれかの方式を用いる。
【0041】1)セル転送速度規制部での監視可能な速
度を(速度の大小関係に従い)全てメモリ41に該メモ
リ内のアドレスと対応させて書き込んでおき、監視速度
を変更させる場合は、アドレス算出部42にて保持する
メモリ41内の参照アドレス値を変更し、該アドレス値
が示す速度を新たな監視速度とする(図11)。
【0042】2)監視速度を演算する監視速度演算部を
用意し、演算部51内の演算結果を新たな監視速度とす
る。例えば、輻輳であると判断する度に現在の速度値か
ら定数αを引いた値を新たな監視速度値にする。
【0043】3)シフトレジスタ51を用意し、レジス
タ51内の値をシフトすることにより新たな監視速度を
得る(図12)。なお、セル転送速度規制部において自
律的に監視パラメータを減少する機能が用意されていな
い場合には、α=0とする。ところで、CIinの値に
関わらず、セル送信部においては最小セル転送速度MC
Rでのセル転送が許容されているので、上記に述べた計
算の結果得られたERin値がMCR値よりも小さい場
合は、ERinにMCRを代入する。
【0044】上記のように求められたERin値は、現
在資源管理セル識別部12にて受信されているDIR=
1の資源管理セルにER値として書き込み、該セルをセ
ル送信部宛に送出する(S27)。それと同時に監視パ
ラメータ演算部131にてあらかじめ定められた時間間
隔を計数するタイマをスタートさせ、前記時間間隔が経
過してから(S28)MRにERin値を代入し、以後
に用いる監視パラメータとしてERin値を採用する
(S29)。
【0045】なお、前記時間間隔としては、該セル転送
速度規制部を送出された資源管理セルがセル送信部に到
着し、セル送信部にて該資源管理セルを基にセル転送速
度が変更された後に送出されるセルが該規制部に到着す
るまでに要する時間を上回るように設定することが望ま
しい。言い替えると、 監視パラメータ変更迄の待ち時間=2×(セル送信部と
セル転送速度規制部との間の伝播遅延)+(セル転送速
度変更に要するセル送信部内の処理時間) のようにまとめられる。
【0046】次に、資源管理セル識別部11にて受信さ
れた資源管理セルのDIR値が0である場合(S31)
は、該セルはセル送信部からセル受信部宛に送出された
資源管理セルであることが分かるので、該セル内のCC
R値と現在のMR値との大小関係を調べる(S32)。
ここで、CCR>MRの関係が成り立てば、セル送信部
は資源管理セルで通知されたER値を越えた値にてセル
転送を行っていることが分かるので、資源管理セルのC
CR値としてMRを代入し(S34)、必要に応じてセ
ル送信部に対してセル転送速度が違反している旨を通知
する(S34)。
【0047】なお、監視対象となるコネクションにおい
てはMCRでのセル転送が保証されているため、MR値
がMCRよりも小さな値となれば、MCRをMR値とし
て設定する(S35)。
【0048】上記で示したように監視パラメータ値算出
部13において算出された監視パラメータMRは、違反
判定部14に送出される。違反判定部14には、あらか
じめ規定されたセル転送速度監視手順が組み込まれてお
り、該手順にMRを設定することにより、違反判定部1
4に到着するセルが違反セルであるか否かを決定する。
なお、違反判定部14に組み込むセル転送速度監視手順
としては、例えばGCRA(Generic Cell
Rate Algorithm)がある(詳しくは、
ATM UNI Specification ver
3.0を参照されたい)。
【0049】図8に、ER値点検部132の一構成例
を、図9に、ER値点検部132の動作手順をフローチ
ャートにて示す。図8において、31は資源管理セル識
別部11あるいは12において受信した資源管理セルの
DIR値を識別するDIR値識別部、32は受信したD
IR=0である資源管理セルの属するコネクション(V
CI値)、該セルの到着時刻、該セル内のER値を記憶
するER値記憶部、33はDIR値識別部31にてDI
R=0であると識別された資源管理セルのVCI値、到
着時刻、ER値をER値記憶部32へ書き込むER値書
き込み部、34はDIR値識別部31にてDIR=1で
あると識別された資源管理セルが、過去にDIR=0と
してセル転送速度規制部に到着した際に保持していたE
R値をER値記憶部32より検索し読み出すER値読み
出し部、35はER値点検部内の時刻を計数するタイ
マ、36はER値読み出し部34より検索されたER値
を保持するレジスタ、37はDIR値識別部31にてD
IR=1であると識別された資源管理セル内のER値
と、レジスタ36に保持されているER値(ERsa
v)との大小関係を調べ、ER>ERsavという関係
が成り立つか否かを判定する比較器、そして38は比較
器37にてER>ERsavと判定された場合にのみ、
資源管理セル識別部11あるいは12に対してER値の
書き換えを指示するER値書き換え指示部である。
【0050】図8、図9に従って、ER値点検部132
の動作を説明する。資源管理セル識別部11または12
に資源管理セルが到着すれば(S41)、DIR値識別
部31にて、該セルのDIR値を識別する(S42)。
該セルのDIR値が0であれば、ER値書き込み部33
に、該セルのVCI値、タイマ35にて計数される現時
刻、そして該セルのER値を、ER値記憶部32内の空
き領域に記入する(S43)。以降では、この値をER
savと呼ぶ。
【0051】また、DIR値識別部31にて、到着した
資源管理セルのDIR値が1であると識別された場合
は、該セルが過去にDIR=0として到着した際のER
値(ERsav)値を、ER値読み出し部34を用い
て、ER値記憶部32から読み出す(S44)。この
時、ER値読み出し部34では、DIR=0である資源
管理セルがセル転送速度規制部から送出されてから、セ
ル受信部を折り返され、DIR=1として該規制部が再
び受信するまでに要する時間Tをあらかじめ保持してお
くことにより、DIR=1のセルが到着した時刻(タイ
マ35より通知)からT時間以上前の到着時刻を持つE
R値記憶部32内の情報が、過去にDIR=0として該
セルがセル転送速度規制部に到着した際に保持していた
情報であると認識できる。
【0052】この時、ER値読み出し部34においてV
CI値に対する対応表(例:仮想コネクション25上を
転送されるDIR=1の資源管理セルは、仮想コネクシ
ョン24上を転送されたDIR=0の資源管理セルが折
り返されたものである、という情報)を保持することに
より、候補となるER値の情報を絞り込むことができ
る。また、資源管理セルがDIR=0としてセル転送速
度規制部に到着した時刻(ER値記憶部内の到着時刻情
報)と該セルがDIR=1として該規制部に到着した時
刻(タイマ35値)との差分を利用して、前記所要時間
Tの適切な更新をER値読み出し部34にて行うことが
可能である。ER値読み出し部34により抽出されたE
Rsav値はレジスタ36内に読み出される。その際、
読み出されたER値に関する情報はER値記憶部から消
去する。
【0053】そして、比較器37において、資源管理セ
ル識別部11または12から転送されたER値と、レジ
スタ36内のERsav値との大小関係を比較し(S4
5)、ER値がERsav値を上回る値である場合に
は、該セル内のER値をERsav値に書き換えるよ
う、ER値書き換え指示部38に通知し(S46)、該
指示部38はERsav値にER値を書き換えるよう、
DIR=1である資源管理セルを受信した資源管理セル
識別部11または12に指示する(S47)。本機能を
搭載することにより、資源管理セル内のER値を増加さ
せるように書き換えるというスイッチまたはセル受信部
の不当な動作からER値を復旧することが可能となる。
【0054】以下に、上記実施例の特徴を整理してお
く。本実施例では、まず、セルと呼ばれる固定長のデー
タパケットを通信する、端末またはスイッチからなりセ
ルを送受信する第一の終端部及び第二の終端部が存在す
る。そして、前記第一の終端部、第二の終端部とを仮想
的に接続し、第一の終端部から第二の終端部宛に転送さ
れるセルが使用する第一の仮想コネクション、及び第二
の終端部から第一の終端部宛に転送されるセルが使用す
る第二の仮想コネクションとが少なくとも設定されてい
る。第一の終端部は第二の終端部宛にセルを送出する。
資源管理セルは、該セルを転送する第一の仮想コネクシ
ョンが保持する網資源を管理する目的で、ある定められ
た周期にて送信側となる第一の終端部から受信側となる
第二の終端部宛に第一の仮想コネクションを用いて送出
され、第二の終端部に到着すれば折り返し第一の終端部
宛に第二の仮想コネクションを用いて送出され、第一の
終端部にて再び受信される。この資源管理セルには、現
在の送出方向がセル受信側宛かまたはセル送信側宛かが
明記される領域(DIR)、さらにセル送信側から送出
される際にはセル送信側における現在のセル転送速度値
を保持する領域(CCR)、そして、前記資源管理セル
が転送される第一の仮想コネクション、または第二の仮
想コネクションが通過するスイッチ、またはセル受信側
において、セル送信側に対して通知することを本来の目
的として記入される、該スイッチまたはセル受信側が所
望するセル転送速度値を保持する領域(ER)が用意さ
れている。
【0055】ここで、第一の仮想コネクションの任意の
位置に設置されるセル転送速度規制部にて、第一の終端
部から第一の仮想コネクションを用いて第二の終端部に
対して送出されるセルの転送速度を監視し、該転送速度
が所定の閾値を越える場合には、前記第一の仮想コネク
ションにおけるセルの転送を規制する。このとき、セル
転送速度の規制の対象である第一の仮想コネクション上
を第二の終端部宛に転送される、送出方向がセル受信側
宛であると明記された資源管理セルを受信する度に、該
資源管理セルのER領域内のセル転送速度値を読み出し
てこの値を保持(記憶)しておき、第二の終端部にて送
出方向をセル送信部宛と書き換えられ、第二の仮想コネ
クション上を第一の終端部宛に折り返された前記資源管
理セルを本規制部が受信した場合に、該資源管理セルの
ER領域内のセル転送速度値と、あらかじめ本規制部に
おいて記憶しておいた前記セル転送速度値との大小関係
を比較し、到着した資源管理セルのER領域内のセル転
送速度値があらかじめ記憶しておいた前記速度値よりも
大きな場合は、受信した資源管理セルのER領域内の値
をあらかじめ記憶しておいた前記速度値に置き換える。
【0056】または、第二の仮想コネクション上の任意
の位置に設置されるセル転送速度規制部にて、第二の終
端部から第二の仮想コネクションを用いて第一の終端部
に対して送出されるセルの転送速度を監視し、該転送速
度が所定の閾値を越える場合には、前記第二の仮想コネ
クションにおけるセルの転送を規制する。このとき、セ
ル転送速度の規制の対象ではない第一の仮想コネクショ
ン上を第二の終端部宛に転送される、送出方向がセル受
信側宛であると明記された資源管理セルを受信する度
に、該資源管理セルのER領域内のセル転送速度値を読
み出してこの値を保持(記憶)しておき、第二の終端部
にて送出方向をセル送信部宛と書き換えられ、セル転送
速度の規制の対象である第二の仮想コネクション上を第
一の終端部宛に折り返された前記資源管理セルを本規制
部が受信した場合に、該資源管理セルのER領域内のセ
ル転送速度値と、あらかじめ本規制部において記憶して
おいた前記セル転送速度値との大小関係を比較し、到着
した資源管理セルのER領域内のセル転送速度値があら
かじめ記憶しておいた速度値よりも大きな場合は、受信
した資源管理セルのER領域内の値をあらかじめ記憶し
ておいた速度値に置き換える。
【0057】これらの場合に、前記セル転送速度規制部
において、送出方向がセル受信部宛であると明記された
資源管理セルを本規制部が送出してから、セル受信部で
ある第二の終端部において送出方向をセル送信部宛であ
ると書き換えられた後に折り返し本規制部に到着する迄
の所要時間を見積もっておき、本規制部にて送出方向が
セル送信部宛であると明記された資源管理セルを受信し
た場合、該資源管理セルのER領域内のセル転送速度値
との大小関係を比較する転送速度値は、該資源管理セル
受信時より少なくとも前記所要時間前に到着した、送出
方向がセル受信部宛であると明記された資源管理セルよ
り読み出して記憶しておいた転送速度値を用いる。
【0058】そして、本実施例の他の特徴は、第二の仮
想コネクションを用いて第二の終端部から第一の終端部
宛に送出される資源管理セルに、前記第二の仮想コネク
ションが通過するスイッチにおいて、該スイッチが輻輳
に陥ったか否かをセルを送信する第一の終端部に対して
通知することを本来の目的として記入される輻輳表示情
報部をCI領域に保持することである。この資源管理セ
ルを前記セル転送速度規制部において受信した場合は、
該資源管理セルのCI領域内の輻輳表示情報部を読み出
し、該資源管理セルを第一の終端部宛に送出するととも
に、該輻輳表示情報部の内容が輻輳の存在を示すもので
あれば、第二の終端部から送出される、該情報部に輻輳
が存在しない旨の内容がCI領域に記された資源管理セ
ルを次に前記セル転送速度規制部において受信するまで
は、セル転送速度の閾値を現在の閾値よりも増加させず
にセルの転送の規制を行う。
【0059】このとき、第二の仮想コネクションを用い
て第二の終端部から第一の終端部宛に送出される資源管
理セルであって、CI領域内の輻輳表示情報部の内容が
輻輳の存在を示すものである資源管理セルを前記セル転
送速度規制部において受信した場合は、セル転送速度の
閾値を現在の閾値よりもより低速な閾値に自律的に変更
して、セルの転送の規制を行う。また、前記輻輳表示情
報部の内容が輻輳の存在を示すものである資源管理セル
を受信したために、セル転送速度の閾値をより低速な閾
値に自律的に変更する場合は、変更後の閾値を、第一の
終端部宛に送出される資源管理セルのER領域内に上書
きすることにより、第一の終端部に対して変更後のセル
転送速度の閾値の通知を行う。さらに、前記輻輳表示情
報部の内容が輻輳の存在を示すものである資源管理セル
を受信したために、セル転送速度の閾値をより低速な閾
値に自律的に変更する場合は、変更後の閾値をER領域
内に上書きした資源管理セルを前記セル転送速度規制部
が第一の終端部宛に送出してから、該資源管理セルが第
一の終端部に到達し、その後に第一の終端部より送出さ
れたセルをセル転送速度規制部が受信するまでの所要時
間をあらかじめ見積もっておき、前記所要時間を最低限
遅延させてから変更後の閾値による規制を開始する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
TM通信網での輻輳状況をセル送信部に通知することを
目的とした、スイッチまたはセル受信部により資源管理
セル内に記入されるセル転送速度値が、一部のスイッチ
またはセル受信部の誤動作により性能劣化方向に書き換
えられた場合にでも、この誤動作を検出し、さらに修正
することによって、セル送信部への正しい輻輳状況通知
が可能となる。また、資源管理セル内の輻輳表示情報部
をセル転送速度規制部により読み取り、該情報が輻輳発
生を示している場合には該規制部の監視速度を増加させ
ないことにより、セル送信部が誤って輻輳時にセル転送
速度を増加させた場合にも、網へ流入されるセル流量を
抑えることが可能となり、その結果、網のさらなる輻輳
状態の悪化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 資源管理セルのフォーマット例を示す図。
【図2】 ABRサービスの概要を示す図。
【図3】 本実施例のセル転送速度規制方法を採用した
セル転送速度規制部の一構成例を示す図。
【図4】 図3に示したセル転送速度規制部を適用した
通信システムの一例を示す図。
【図5】 図1に示した資源管理セル識別部11の動作
手順を示す図。
【図6】 図1に示した資源管理セル識別部12の動作
手順を示す図。
【図7】 図1に示した監視パラメータ演算部131の
動作手順を示す図。
【図8】 図1に示したER値点検部132の一構成例
を示す図。
【図9】 図1に示したER値点検部132の動作手順
を示す図。
【図10】 本実施例のセル転送速度規制方法を採用し
たER値監視装置の一構成例を示す図。
【図11】 監視パラメータ演算方式の一実施例を示す
図。
【図12】 監視パラメータ演算方式の一実施例を示す
図。
【符号の説明】
11…セル受信部宛資源管理セル識別部 12…セル送信部宛資源管理セル識別部 13…パラメータ演算部 131…監視パラメータ演算部 132…ER値演算部 14…違反判定部 15a、15b…仮想コネクション 21…セル送信部 22…セル受信部 23…スイッチ 24、25…仮想コネクション 26、27…セル転送速度規制部 31…DIR値識別部 32…ER値記憶部 33…ER値書き込み部 34…ER値読み出し部 35…タイマ 36…レジスタ 37…比較器 38…ER値書き換え指示部 41…メモリ 42…アドレス算出部 51…シフトレジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルを送受信する第1の終端部及び第2の
    終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第1の終
    端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを転送す
    るための第1の仮想コネクションと、第2の終端部から
    スイッチを介して第1の終端部へセルを転送するための
    第2の仮想コネクションとが設定されたATM通信網に
    おいて、セルの転送速度を規制するための方法であっ
    て、 前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に、前記第1
    の仮想コネクションあるいは前記第2の仮想コネクショ
    ンが通過するスイッチ、または前記第2の終端部が所望
    するセル転送速度値を記入するための領域を備えた資源
    管理セルを、前記第1の仮想コネクションを用いて送出
    し、 前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源
    管理セルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用い
    て送出し、 前記第1の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記領域に記入された第1のセル転送速度
    値を記憶しておき、 前記第2の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記領域に記入された第2のセル転送速度
    値を検出し、 この第2のセル転送速度値が記憶された前記第1のセル
    転送速度値よりも大きい場合には、前記領域内の前記第
    2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値に書き
    換えて前記資源管理セルを転送することを特徴とするセ
    ル転送速度規制方法。
  2. 【請求項2】セルを送受信する第1の終端部及び第2の
    終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第1の終
    端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを転送す
    るための第1の仮想コネクションと、第2の終端部から
    スイッチを介して第1の終端部へセルを転送するための
    第2の仮想コネクションとが設定されたATM通信網に
    おいて、前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に前
    記第1の仮想コネクションを用いて送出されるセルの転
    送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値を越える場
    合に前記第1の仮想コネクションにおけるセルの転送を
    規制する方法であって、 前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に、前記第1
    の仮想コネクションあるいは前記第2の仮想コネクショ
    ンが通過するスイッチ、または前記第2の終端部が所望
    するセル転送速度値を記入するための領域を備えた資源
    管理セルを、前記第1の仮想コネクションを用いて定期
    的に送出し、 前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源
    管理セルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用い
    て送出し、 セルの転送速度の前記監視を行う際に、前記第1の仮想
    コネクションを用いて転送される前記資源管理セルの前
    記領域に記入された第1のセル転送速度値を記憶してお
    き、 前記第2の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記領域に記入された第2のセル転送速度
    値を検出し、 この第2のセル転送速度値が記憶された前記第1のセル
    転送速度値よりも大きい場合には、前記領域内の前記第
    2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値に書き
    換えて前記資源管理セルを転送することを特徴とするセ
    ル転送速度規制方法。
  3. 【請求項3】セルの転送の前記規制に用いる所定の閾値
    を、前記第1の仮想コネクションを用いて転送される前
    記資源管理セルの前記領域に記入された第1のセル転送
    速度値に基づいて定めることを特徴とする請求項2記載
    のセル転送速度規制方法。
  4. 【請求項4】セルを送受信する第1の終端部及び第2の
    終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第1の終
    端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを転送す
    るための第1の仮想コネクションと、第2の終端部から
    スイッチを介して第1の終端部へセルを転送するための
    第2の仮想コネクションとが設定されたATM通信網に
    おいて、前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に前
    記第2の仮想コネクションを用いて送出されるセルの転
    送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値を越える場
    合に前記第2の仮想コネクションにおけるセルの転送を
    規制する方法であって、 前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に、前記第1
    の仮想コネクションあるいは前記第2の仮想コネクショ
    ンが通過するスイッチ、または前記第2の終端部が所望
    するセル転送速度値を記入するための領域を備えた資源
    管理セルを、前記第1の仮想コネクションを用いて定期
    的に送出し、 前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源
    管理セルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用い
    て送出し、 前記第1の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記領域に記入された第1のセル転送速度
    値を記憶しておき、 セルの転送速度の前記監視を行う際に、前記第2の仮想
    コネクションを用いて転送される前記資源管理セルの前
    記領域に記入された第2のセル転送速度値を検出し、 この第2のセル転送速度値が記憶された前記第1のセル
    転送速度値よりも大きい場合には、前記領域内の前記第
    2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値に書き
    換えて前記資源管理セルを転送することを特徴とするセ
    ル転送速度規制方法。
  5. 【請求項5】前記資源管理セルの前記領域に記入された
    第1のセル転送速度値の記憶を行ってから、この資源管
    理セルが折り返し前記第2の仮想コネクションを用いて
    転送されてくる迄の所要時間を見積もっておき、 前記第2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値
    に書き換えるか否かの比較の対象となる前記第1のセル
    転送速度値として、前記検出の対象となる前記第2のセ
    ル転送速度値が記入された前記資源管理セルの到着時よ
    り少なくとも前記所要時間前に到着した資源管理セルに
    ついて記憶した前記第1の転送速度値を用いることを特
    徴とする請求項1乃至4記載のセル転送速度規制方法。
  6. 【請求項6】セルを送受信する第1の終端部及び第2の
    終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第1の終
    端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを転送す
    るための第1の仮想コネクションと、第2の終端部から
    スイッチを介して第1の終端部へセルを転送するための
    第2の仮想コネクションとが設定されたATM通信網に
    おいて、前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に前
    記第1の仮想コネクションを用いて送出されるセルの転
    送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値を越える場
    合に前記第1の仮想コネクションにおけるセルの転送を
    規制する方法であって、 前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記第2
    の仮想コネクションが通過するスイッチが輻輳に陥った
    か否かを示す情報を記入するための領域を備えた資源管
    理セルを送出し、 前記資源管理セルの前記領域内の情報を検出し、 この情報が輻輳の存在を示すものである場合は、輻輳の
    不存在を示す情報を有する資源管理セルが到着するまで
    前記閾値を現在の閾値よりも増加させることなく、セル
    の転送の前記規制を行うことを特徴とするセル転送速度
    規制方法。
  7. 【請求項7】検出した前記情報が輻輳の存在を示すもの
    である場合は、前記閾値を現在の閾値よりもより低速な
    閾値に自律的に変更し、セルの転送の前記規制を行うこ
    とを特徴とする請求項6に記載のセル転送速度規制方
    法。
  8. 【請求項8】セルを送受信する第1の終端部及び第2の
    終端部と、セルを転送するスイッチとを含み、第1の終
    端部からスイッチを介して第2の終端部へセルを転送す
    るための第1の仮想コネクションと、第2の終端部から
    スイッチを介して第1の終端部へセルを転送するための
    第2の仮想コネクションとが設定されたATM通信網に
    おいて、前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に前
    記第1の仮想コネクションを用いて送出されるセルの転
    送速度を監視し、この転送速度が所定の閾値を越える場
    合に前記第1の仮想コネクションにおけるセルの転送を
    規制する方法であって、 前記第1の終端部から前記第2の終端部宛に、前記第1
    の仮想コネクションあるいは前記第2の仮想コネクショ
    ンが通過するスイッチ、または前記第2の終端部が所望
    するセル転送速度値を記入するための第1の領域と、前
    記第2の仮想コネクションが通過するスイッチが輻輳に
    陥ったか否かを示す情報を記入するための第2の領域と
    を備えた資源管理セルを、前記第1の仮想コネクション
    を用いて送出し、 前記第2の終端部から前記第1の終端部宛に、前記資源
    管理セルを折り返し前記第2の仮想コネクションを用い
    て送出し、 前記第1の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記第1の領域に記入された第1のセル転
    送速度値を記憶しておき、 前記第2の仮想コネクションを用いて転送される前記資
    源管理セルの前記第1の領域内の第2のセル転送速度値
    及び前記第2の領域内の情報を検出し、 この第2のセル転送速度値が記憶された前記第1のセル
    転送速度値よりも大きい場合には、前記第1の領域内の
    前記第2のセル転送速度値を前記第1のセル転送速度値
    に書き換えて前記資源管理セルを転送するとともに、前
    記第1の仮想コネクションを用いて転送される前記資源
    管理セルの前記第1の領域に記入された第1のセル転送
    速度値に基づいて定めた閾値を用いてセルの転送の前記
    規制を行い、 検出した前記情報が輻輳の存在を示すものである場合
    は、輻輳の不存在を示す情報を有する資源管理セルが到
    着するまで前記閾値を現在の閾値よりも増加させること
    なく、セルの転送の前記規制を行うことを特徴とするセ
    ル転送速度規制方法。
  9. 【請求項9】検出した前記情報が輻輳の存在を示すもの
    である場合は、前記閾値を現在の閾値よりもより低速な
    閾値に自律的に変更してセルの転送の前記規制を行うと
    ともに、第1の終端部宛に転送される資源管理セルの第
    1の領域内の前記第2のセル転送速度値を前記第1のセ
    ル転送速度値にではなく前記変更後の閾値に書き換えて
    この資源管理セルを転送することを特徴とする請求項8
    記載のセル転送速度規制方法。
  10. 【請求項10】前記第1の領域内の前記第2のセル転送
    速度値を前記変更後の閾値に書き換えた資源管理セルの
    転送を行ってから、この資源管理セルが前記第1の終端
    部に到達した後にこの第1の終端部よりセルが転送され
    てくる迄の所要時間を見積もっておき、 前記変更後の閾値を用いたセルの転送の前記規制の開始
    は、前記書き換えを行った資源管理セルの転送時から少
    なくとも前記所要時間経過後とすることを特徴とする請
    求項9に記載のセル転送速度規制方法。
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