JP2980075B2 - レート制御装置 - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L12/5602—Bandwidth control in ATM Networks, e.g. leaky bucket
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Description
おけるレート制御装置に係わり、特に送信出力を監視し
て送信レートの制御を行うレート制御装置に関する。
た送信装置は、送信ノードから受信ノードへ転送データ
を固定長パケットセルに組み替えて転送する。パケット
交換網内の中継ノードでは、固定長パケットセルに組み
替えられた転送パケットに付加された転送先アドレス情
報に基づく転送が行われる。したがって通信用途に応じ
た転送レートによる通信が可能である。しかし通信量の
増大や通信用途の多様化に伴い高度な処理が必要となる
と、輻輳を回避あるいは解消することの重要性が増して
きている。その輻輳の回避あるいは解消するための方法
の一つとして、パケットの転送送出レートを制御する方
法がある。
に非同期転送モード(AsynchronousTransfer Mode:以
下、ATMと略す。)におけるABR(Available Bit
Rate)サービス方式がある。以下、パケットの転送送出
レートの制御装置を、このATM網におけるABR方式
によるレート制御装置を例として説明するが、ATM網
においては他の方式を用いたレート制御装置でも同様で
ある。
ATMフォーラムトラヒック管理仕様 第4.0版 1
996年 3月(ATM forum Traffic Management Specif
ication Version 4.0 R11 March 1996:以下、TM4.
0と略す。)により勧告されている。このABR方式を
用いたレート制御装置は、送信側端末において送出セル
レートとなる送出許容セルレート(Allowed Cell Rat
e:以下、ACRと略す。)とリソースマネジメントセ
ル(Resource Management Cell)を用いる。このリソース
マネジメントセルを監視することによって、輻輳状態の
検出を行い送信側の送信レートの制御を行うという閉ル
ープ制御を行っている。
拠したATM網におけるABRサービス方式によるレー
ト制御装置を表わしたものである。このABRサービス
方式を用いたレート制御装置は、送信端末401と受信
端末402とATM網403から構成されている。送信
端末401はATM網403内に散在するATMスイッ
チ404を介して受信端末402と接続されている。
を送信する場合、送信端末401は、用意された送信デ
ータ405を送信バッファ406に一旦蓄積した後、送
出データセル407を送出する。この送出データセル
は、ATMスイッチ404において、送出データセルに
付加された送信先の宛先に基づいて転送され、受信端末
402で受信される。受信端末402では受信バッファ
408に受信データを蓄積後に受信データセルから受信
データ409が取り出されて、送受信が完了することに
なる。
407に前方リソースマネジメントセル(Forward Reso
urce Management Cell:以下、FRMセルと略す。)4
10という情報を付加して送出するようになっている。
付加されたFRMセル410が、ATMスイッチ404
を経由して受信端末402で受信されると、受信端末4
02ではこのFRMセル410を後方リソースマネジメ
ントセル(Backward Resource Management Cell:以
下、BRMセルと略す。)411として送信端末401
へ送り返すようになっている。
受信端末402からのBRMセル411には、ATMス
イッチ404を通過するときに、それぞれER付加部4
13、414によってER算出部412で算出された明
示的レート(Explicit Rate:以下、ERと略す。)が
書き込まれる。
402への接続が確立したコネクションの通信輻輳状況
に関する情報となる。すなわち、ATMスイッチ404
に収容されるコネクションが輻輳せずに許容できる、そ
の時点で送信端末に許可する最大送信レートとなる。こ
のコネクションの負荷が軽い場合は、送信端末401に
対してより高い送信レートを許容できるということであ
るため、ER算出部412で算出されるER値は上昇
し、コネクションの負荷が重い場合は、送信端末402
に対して許容するER値は低下することになる。
ートであり、ERはATM網で確立したコネクションの
最大許容レートであるため、送信端末401は、ATM
スイッチ404でBRMセル411に書き込まれたER
値を参照することによって、送出レートの制御を行うこ
とができる。送信端末401は、このER値に基づい
て、送信端末側で有する前述のACRを増減させるか、
あるいはACRにそのままER値を設定することによっ
て、この範囲内のレートでデータ送信を行うことにな
る。
ションの輻輳を原因とする以外にACRを下げなければ
いけない状況に、FRMセルを送出しない時間がACR
減少時間要素(ACR Decrease Time Factor:以下、AD
TFと略す。)として設定された時間を越えたときのタ
イムアウト処理によるものがある。
なった後にデータ送信再開直後、送信バッファへのバッ
ファリング等で高い送信レートが不要なときは、網に急
激な負荷をかけることを避けることを目的として、タイ
ムアウト時にACRを一旦初期セルレート(Initial Ce
ll Rate:以下、ICRと略す。)に設定するものであ
る。これは、ACRの初期化として送信端末401の動
作として規定されている。
を1セル送出するというのがFRMセル送出条件の一つ
として規定されているため、送信端末401に送出可能
なデータがない場合は送出するFRMセル数が少なくな
り、ACRの初期化が行われることになる。
御して通信を行うレート制御装置の中で、網内の急激な
輻輳を回避するために、受信データとしては意味を持た
ないダミーデータを送出時に付加するレート制御装置が
ある。
送信装置」では、急激な伝送速度の上昇が認められない
輻輳回避可変速度網において、通信開始直前からダミー
パケットの送出を行い、予め定められた伝送速度の加速
度に従って、高い伝送速度での伝送を可能にしている。
また、伝送途中に有効なパケットが未達のときは、この
ように予め定められた伝送速度の加速度に基づいてダミ
ーパケットを補填することにより高速度を維持するよう
になっている。
ト制御装置では、送信端末によりACRの初期化がされ
てしまうと、初期の転送レートICRが非常に小さいも
のであるため、この時点における網の負荷が低くても通
信処理能力としてのスループットが非常に小さくなって
しまい、通信の効率が悪い。
時間jjをあけて情報を送出するようなアプリケーショ
ンの場合、それが例えばtt=100に対してjj=1
01である場合でも、タイムアウト処理としてACRに
ICRが設定されて、送信開始直後は必ず転送レートI
CRで転送が行われてしまう。特にABRサービス方式
の場合、その用途上、伝送情報量の変動が激しいため、
情報量が大きくなっても通信スループットを上げられな
くなり、非常に効率が悪くなる。
ケット送信装置」では、通信直前であることを検出して
からダミーデータを出力するため、通信直前であること
をあらかじめ予想できないような通信用途には適用でき
ないという問題点がある。すなわち、タイムアウトある
いは何らかの理由で転送レートが低下することを許容し
ているため、通信要求が出てからダミーパケットを送出
することになり、高い伝送速度を得るまでに時間がかか
ってしまう問題点がある。
行う通信システムで、送出データがないときのタイムア
ウト処理として転送レートがごく低い値に設定されるこ
とがないようにして効率の良いスループットの通信を簡
単な構成で実現できるレート制御装置を提供することに
ある。
は、(イ)予め定められたデータの送受信に基づいて輻
輳状態を監視する監視手段と、(ロ)この監視手段によ
って監視された結果に基づいて送信レートの変更を行う
送信レート変更手段と、(ハ)送信するデータをバッフ
ァリングして送出する送信バッファと、(ニ)この送信
バッファから送出されるデータセル数を計数するカウン
ト手段と、(ホ)このカウント手段の計数結果に基づい
たセル数のダミーデータを生成するダミーデータ生成手
段と、(ヘ)送信情報として有効な通信データを格納す
る有効データ格納手段と、(ト)送信バッファから送出
されるデータを監視して、この定められたデータが送出
されてからの経過時間を計時するタイマ手段と、(チ)
このタイマ手段によって計時された経過時間が、タイム
アウト時間としての予め定められた時間を超えたときに
は、ダミーデータ生成手段で生成されたダミーデータを
送信バッファに送出し、この定められた時間を超えてい
ないときには、有効データ格納手段に有効な通信データ
が格納されていればこの有効な通信データを送信バッフ
ァに送出する選択送信手段とをレート制御装置に具備さ
せる。
ッファから送出される送信データを監視することによっ
て送信レートの制御を行うレート制御装置で、送信バッ
ファから送出されるデータセル数を計数し、送信レート
制御のためのデータが送出されてからの計時時間を監視
するとともに、タイムアウト直前にレート制御のための
データの送出間隔内に送出したデータの計数結果に対応
したセル数だけのダミーデータを送出するようにしてい
る。これにより、送出データがないことから送信レート
を下げて輻輳状態を避ける必要がなくなり、通信用途に
応じて高い通信スループットを実現できるレート制御装
置を構成できるようになる。
られたデータの送受信に基づいて輻輳状態を監視する監
視手段と、(ロ)この監視手段によって監視された結果
に基づいて送信レートの変更を行う送信レート変更手段
と、(ハ)送信するデータをバッファリングして送出す
る送信バッファと、(ニ)この送信バッファから送出さ
れるデータセル数を計数するカウント手段と、(ホ)こ
のカウント手段の計数結果に基づいたセル数のダミーデ
ータを生成するダミーデータ生成手段と、(ヘ)送信情
報として有効な通信データを格納する有効データ格納手
段と、(ト)送信バッファから送出されるデータを監視
して、予め定められたデータが送出されてからの経過時
間を計時するタイマ手段と、(チ)このタイマ手段によ
って計時された経過時間が、タイムアウト時間としての
予め定められた時間を超えたときには、ダミーデータ生
成手段で生成されたダミーデータを送信バッファに送出
し、この定められた時間を超えていないときには、有効
データ格納手段に有効な通信データが格納されていれば
この有効な通信データを送信バッファに送出する選択送
信手段と、(リ)この送信バッファから送出されたデー
タを受信する受信バッファと、(ヌ)この受信バッファ
に受信された受信データからダミーデータを検出するダ
ミーデータ検出手段と、(ル)このダミーデータ検出手
段の検出結果に基づいて、この受信バッファに受信した
データからこのダミーデータ以外のデータを格納する受
信データ格納手段とをレート制御装置に具備させる。
ッファから送出される送信データを監視することによっ
て送信レートの制御を行うレート制御装置で、送信バッ
ファから送出されるデータセル数を計数し、送信レート
制御のためのデータが送出されてからの計時時間を監視
するとともに、タイムアウト直前にレート制御のための
データの送出間隔内に送出したデータの計数結果に対応
したセル数だけのダミーデータを送出するようにしてい
る。これにより、送出データがないことから送信レート
を下げて輻輳状態を避ける必要がなくなり、通信用途に
応じて高い通信スループットを実現できるレート制御装
置を構成できるようになる。また、受信装置側でも受信
したダミーデータを検出することができるようにしてい
る。これにより、送信端末から送信された送信データか
ら検出したダミーデータを廃棄することによって有効な
受信データを得ることができるので、受信データを扱う
後処理の負荷を低減することができる。
請求項2記載のレート制御装置で、カウント手段が計数
を行うデータとタイマ手段が計時を開始するデータがそ
れぞれ特定のパケットであることを特徴としている。
たは請求項2記載のレート制御装置で、転送データ単位
をデータセルにすることにしている。これにより、より
広い通信用途に応じたレートに対応した柔軟な通信シス
テム内でのレート制御装置として構成できるようにな
る。
請求項2記載のレート制御装置で、通信前に受信端末に
対してダミーデータの識別方法を通知することを特徴と
している。
たは請求項2記載のレート制御装置で、情報通信前に送
受信両端末間でダミーデータの識別方法の合意を行うよ
うにしている。これにより、ダミーデータとして予め定
めたデータ形式である必要はなく、情報通信用途や情報
通信経路に応じた柔軟性を有するレート制御装置を構成
できるようになる。
請求項2記載のレート制御装置で、ダミーデータ生成手
段が、上位の通信プロトコルに対してダミーデータの代
替データの送信を要求することを特徴としている。
1または請求項2記載のレート制御装置で、ダミーデー
タ生成手段においてダミーセルを生成するのではなく、
通信プロトコルの上位レイヤに対してダミーデータの代
替データを送信するようにしている。これにより、情報
通信用途や情報通信経路に応じた柔軟性を有するレート
制御装置を構成できるようになる。
請求項2記載のレート制御装置で、ダミーデータ生成手
段が、上位の通信プロトコルに対してダミーデータの代
替データの送信を要求し、この要求が満たされるまでは
前記ダミーデータを送出し続けることを特徴としてい
る。
1または請求項2記載のレート制御装置で、ダミーデー
タ生成手段においてダミーセルを生成するのではなく、
通信プロトコルの上位レイヤに対してダミーデータの代
替データを送信するように要求し、この要求が満たされ
るまではこのダミーデータを送出させるようにしてい
る。これにより、要求が満たされていない状態でも転送
レートを下げることなく高い通信スループットを維持で
き、情報通信用途や情報通信経路に応じた柔軟性を有す
るレート制御装置を構成できるようになる。
御装置の概要を表わしたものである。このレート制御装
置は、パケット交換網の端末あるいは網内の中継点に設
置される。以下、パケット交換網の一つであるATM網
のABR方式を用いたレート制御装置について説明をす
る。
受信端末102とATM網103から構成されている。
送信端末101は、データを格納するとともに順次AT
M網103を介して受信端末102に対してこのデータ
を送出する送信バッファ104と、送信バッファ104
に接続されている送信データ検出部105と、送信デー
タ検出部105の検出結果に基づいてダミーデータ生成
部107あるいは有効送信データ格納部108から送信
データを選択して送信バッファ104に出力する選択送
信部106と、送信データ検出部105に接続され選択
送信部106に対してダミーデータを送出するダミーデ
ータ生成部107と、送信データ検出部105からの制
御信号により制御される選択送信部106に対して通信
情報として有効な送信データを送出する有効送信データ
格納部108から構成されている。受信端末102は、
ATM網103を介して送信端末101から送出された
データを格納する受信バッファ109と、受信バッファ
109から順次受信データを取り込むダミーデータ検出
部110と、ダミーデータ検出部110に接続された有
効受信データ格納部111から構成されている。
108に、ATM網103を介して受信端末102に対
して通信情報として有効な送信データを格納するように
なっている。通信情報として有効な送信データがあれ
ば、この有効送信データは選択送信部106を介して送
信バッファ104に送られて、順次ATM網103に送
出されるようになっている。
104から送出されるデータを監視し、選択送信部10
6に対して、送信バッファ104に送るデータを有効送
信データ格納部108あるいはダミーデータ生成部10
7のどちらから送出するかの選択制御を行うようになっ
ている。ダミーデータ生成部107は、送信データ検出
部105の検出結果に応じてダミーデータを作成し、送
信バッファ104に対して、この送信データ検出部10
5の制御に応じて選択送信部106を経由して作成した
ダミーデータを送出するようになっている。
て送信されてきたデータを受信バッファ109に格納す
るようになっている。受信バッファ109から順次送ら
れる受信データは、ダミーデータ検出部110において
ダミーセルを検出して廃棄するようになっている。ダミ
ーデータ検出部110から出力されたデータは、有効な
受信データとなって有効受信データ格納部111に格納
されて、送受信が完了する。
信端末の構成の要部を具体的に表わしたものである。図
1と同一の部分には同一の符号を付しており、これらの
説明を適宜省略する。
送信端末101が接続されている。送信端末101は、
送信データを格納するとともに順次ATM網103を介
してこの送信データを送出する送信バッファ104と、
この送信バッファ104から出力される送信データを監
視するレート制御部205と、このレート制御部205
において監視された結果に基づく制御信号が接続されて
いるダミーセル生成部207とセレクタ206と、通信
情報として有効な送信データを格納する有効送信データ
格納部108から構成されている。
ーセルの数と生成タイミングがレート制御部205によ
って制御されるようになっている。また、セレクタ20
6はダミーセル生成部207で生成されたダミーデータ
あるいは有効送信データ格納部108から順次送出され
る送信データを、レート制御部205によって選択され
る。この選択されたデータを送信データとして、送信バ
ッファ104に送出するようになっている。
05について説明する。レート制御部205は、タイマ
部222とカウンタ部223を有するタイムアウトタイ
マ部220と、タイマ監視部224を有するタイマモニ
タ部221から構成されている。
223では、送信バッファ104から送出される送信デ
ータを監視し、前述したFRMセル以降に送出されたデ
ータセル数を計数するようになっている。しかしこのカ
ウンタ部223の特徴とするところは、計数途中で新た
にFRMセルが送出されると計数結果であるカウント値
を初期化する点である。これによりFRMセルの送出間
隔内に送出されたデータセル数を認識することができ
る。タイムアウトタイマ部220のタイマ部222は、
FRMセルが最後に送出してからの経過時間の計時を行
うようになっている。
の計時途中結果を監視しており、計時時間が所定のタイ
ムアウト時間ttになる直前であるtt−dの時間にな
ると、ダミーセル生成部207に対してトリガ信号を出
力するとともにカウンタ部223の計数結果gも送出さ
せるようになっている。時間dは、トリガ信号を出力し
てからダミーセル生成部207がダミーセルをセレクタ
206経由で送信バッファ104に入力するまでの遅延
時間である。
部224では、従来との機能互換のためにタイマ部22
2の計時途中結果を監視し、タイムアウト時間として予
め定められた時間ttになった時点を検出するようにな
っている。すなわち、送信データとしてFRMセルが送
出されてから、所定のタイムアウト時間ttが経過する
ことの検出を行うようになっている。タイマ監視部22
4は、所定のタイムアウト時間ttが経過することを検
出するとタイムアウト処理として、ACRレートをIC
Rにまで低下させることによって、送信再開時にレート
を下げて網に対して急激に負荷がかかることを回避する
機能を有している。ただ、本実施例では、時間tt―d
においてダミーセルを送出することになるので、上述の
ようなタイムアウト処理は発生しなくなることになる。
224からのトリガ信号によりカウンタ部223での計
数結果gに対応した数だけダミーセルを生成するように
なている。このとき、通信に先立ってダミーセルの識別
方法の合意を、シグナリング手順を用いて行う。
Mヘッダとして定義されているPT(Payload Type)フ
ィールド(3ビット)が“111”であればダミーセル
とし、それ以外の例えば“001”や“010”などは
有効な通信データであるとする。このようにすれば、A
TMセルに定義されているPayload部には適当な
ビットで埋めて、前述のATMヘッダのPTフィールド
に“111”を立てることによってダミーデータを生成
することができる。FRMセルを送出するためにはG個
のデータセル(有効データセルあるいはダミーセル)が
必要だとすると、G−g=S個のダミーセルを生成し、
送信バッファ104に送出することになる。
御部205のタイマ監視の処理内容を表わしたものであ
る。タイムアウトタイマ部220が起動されると、タイ
マ部222がリセットされるとともに計時を開始する
(ステップS301)。そして、送信バッファ104か
ら送出される送信データを監視するが、送信が完了すれ
ば計時も終了する(ステップS301:N)。しかし、
まだ送信データがあれば(ステップS302:Y)、そ
のまま計時を継続するようになっている。
う。このとき、送出すべき送信データがFRMセルであ
るか否かを判断し、送信データがFRMセルであれば
(ステップS303:Y)、タイマ部222およびカウ
ンタ部223のをリセットして次のダミーセル生成に備
えるようになっている。
ップS303:N)、タイマ監視部224で、継続して
いる計時時間が所定のタイムアウト時間ttになる直前
であるtt−dの時間を過ぎたか否かを判断される(ス
テップS304)。ここで、時間dは、前述の通りタイ
マ監視部224において、タイマ部222の計時時間が
tt−dになったときに出力するトリガ信号がダミーセ
ル生成部207に入力され、このトリガ信号により生成
されたダミーデータがセレクタ206を介して送信バッ
ファ104に入力されるまでの時間である。
っていなければ(ステップS304:N)、そのまま送
信バッファ104からこのバッファ内の送信データを送
出する。そこで、送信が終了でなければ(ステップS3
02:Y)、また同じフローを繰り返す。一方、送信が
終了であれば(ステップS302:N)、送信を完了さ
せる。
れば(ステップS304:Y)、タイマ監視部224は
ダミーセル生成部207に対してトリガ信号を出力する
(ステップS305)。ダミーセル生成部207は、こ
のトリガ信号によりカウンタ部223の計数結果gを取
得する(ステップS306)。そして、ダミーセル生成
部207は、前述の通りFRMセル送出条件の一つであ
る所定のデータセル送出数Gからこのときのカウンタ部
223の計数結果gを減算した結果Sの数だけダミーセ
ルを生成するようになっている。ダミーセル生成部20
7で生成されたダミーセルは、順次セレクタ206を介
して送信バッファ104に対して送出され、受信端末へ
の送信データの一部となる(ステップS307)。
カウンタ部223の計時は、次のFRMセル送出とタイ
マ計数時間tt−dによるダミーセル生成に備えるよう
になっている。
ABR方式を用いたレート制御装置で、送信データを監
視してFRMセルが送出されてからの計時時間を監視す
るとともに、タイムアウト直前にFRMセルの送出間隔
におけるデータセルの計数に応じたダミーセルを送出す
るようにした。これにより、タイムアウト処理が行われ
ることなくなるため、送信レートがICRまで下げられ
ることなく、高い通信スループットを実現できるように
なる。
7によりダミーセルを生成させていたが、例えば通信プ
ロトコル上の上位レイヤあるいはアプリケーションに対
してダミーセルの代わりになるような情報を送信させて
も、本実施例と同じように送信レートを下げることなく
高い通信スループットを実現できるようになる。あるい
は、通信プロトコルの上位レイヤあるいはアプリケーシ
ョンに対してダミーセルの代わりになるような情報を送
信するよう要求を出力し、その要求が満たされないとき
に本実施例のようにダミーセルを生成するようにして
も、本発明の効果を奏することができる。
数途中でFRMセルが送出されると計数結果であるカウ
ント値の初期化を行っていたが、初期化を行わずにカウ
ント値をそのまま積算してもFRM送出間隔内で送出さ
れたデータセル数の認識ができれば良い。
明によれば、送信バッファから送出されるデータセル数
を計数し、送信データが送出されてからの計時時間を監
視するとともに、タイムアウト直前にレート制御のため
のデータ送出間隔におけるデータの計数に応じたセル数
だけのダミーデータを送出するようにしたので、送信レ
ート制御のためのデータが送出されてから計時を開始す
ればタイムアウト処理が行われる時間の直前にダミーデ
ータを補填した送信データを生成することができ、タイ
ムアウト処理による送信レートを下げられることなく、
高い通信スループットを維持したまま通信できるように
なる。
バッファから送出されるデータセル数を計数し、送信デ
ータが送出されてからの計時時間を監視するとともに、
タイムアウト直前にレート制御のためのデータ送出間隔
におけるデータの計数に応じたセル数だけのダミーデー
タを送出するようにしたので、送信レート制御のための
データが送出されてから計時を開始すればタイムアウト
処理が行われる時間の直前にダミーデータで補填した送
信データを生成することができ、タイムアウト処理によ
る送信レートを下げられることなく、高い通信スループ
ットを維持したまま通信できるようになる。さらに、ダ
ミーデータを受信側で廃棄して有効な受信データに組み
立てられるようにしたので、受信側の後処理の負荷を軽
くすることができる。
項1または請求項2記載の発明による効果に加えて、転
送データ単位をデータセルにすることにしたので、より
広い通信用途に応じたレートに対応した柔軟な通信シス
テム内でのレート制御装置として構成できる。
項1または請求項2記載の発明による効果に加えて、情
報通信前に送受信両端末間でダミーデータの識別方法の
合意を行うようにしたので、ダミーデータとして予め定
めたデータ形式である必要はなく、情報通信用途や情報
通信経路に応じた柔軟性を有するレート制御装置を構成
できる。
項1または請求項2記載の発明による効果に加えて、ダ
ミーデータ生成手段においてダミーセルを生成するので
はなく、通信プロトコルの上位レイヤに対してダミーデ
ータの代替データを送信するようにしたので、情報通信
用途や情報通信経路に応じた柔軟性を有するレート制御
装置を構成できる。
項1または請求項2記載の発明による効果に加えて、ダ
ミーデータ生成手段においてダミーセルを生成するので
はなく、通信プロトコルの上位レイヤに対してダミーデ
ータの代替データを送信するように要求し、この要求が
満たされるまではこのダミーデータを送出させるように
したので、情報通信用途や情報通信経路に応じた柔軟性
を有するレート制御装置を構成できる。
構成の概要を表わしたブロック図である。
構成の要部を表わしたブロック図である。
内容を表わしたフローチャートである。
ト制御装置の概要を表わしたブロック図ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 予め定められたデータの送受信に基づい
て輻輳状態を監視する監視手段と、 この監視手段によって監視された結果に基づいて送信レ
ートの変更を行う送信レート変更手段と、 送信するデータをバッファリングして送出する送信バッ
ファと、 この送信バッファから送出されるデータセル数を計数す
るカウント手段と、 このカウント手段の計数結果に基づいたセル数のダミー
データを生成するダミーデータ生成手段と、 送信情報として有効な通信データを格納する有効データ
格納手段と、 前記送信バッファから送出されるデータを監視して、前
記定められたデータが送出されてからの経過時間を計時
するタイマ手段と、 このタイマ手段によって計時された経過時間が、タイム
アウト時間としての予め定められた時間を超えたときに
は、前記ダミーデータ生成手段で生成されたダミーデー
タを前記送信バッファに送出し、前記定められた時間を
超えていないときには、前記有効データ格納手段に有効
な通信データが格納されていればこの有効な通信データ
を前記送信バッファに送出する選択送信手段とを具備す
ることを特徴とするレート制御装置。 - 【請求項2】 予め定められたデータの送受信に基づい
て輻輳状態を監視する監視手段と、 この監視手段によって監視された結果に基づいて送信レ
ートの変更を行う送信レート変更手段と、 送信するデータをバッファリングして送出する送信バッ
ファと、 この送信バッファから送出されるデータセル数を計数す
るカウント手段と、 このカウント手段の計数結果に基づいたセル数のダミー
データを生成するダミーデータ生成手段と、 送信情報として有効な通信データを格納する有効データ
格納手段と、 前記送信バッファから送出されるデータを監視して、予
め定められたデータが送出されてからの経過時間を計時
するタイマ手段と、 このタイマ手段によって計時された経過時間が、タイム
アウト時間としての予め定められた時間を超えたときに
は、前記ダミーデータ生成手段で生成されたダミーデー
タを前記送信バッファに送出し、前記定められた時間を
超えていないときには、前記有効データ格納手段に有効
な通信データが格納されていればこの有効な通信データ
を前記送信バッファに送出する選択送信手段と、 前記送信バッファから送出されたデータを受信する受信
バッファと、 この受信バッファに受信された受信データから前記ダミ
ーデータを検出するダミーデータ検出手段と、 このダミーデータ検出手段の検出結果に基づいて、前記
受信バッファに受信したデータから前記ダミーデータ以
外のデータを格納する受信データ格納手段とを具備する
ことを特徴とするレート制御装置。 - 【請求項3】 前記カウント手段が計数を行うデータと
前記タイマ手段が計時を開始するデータがそれぞれ予め
定められたパケットであることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載のレート制御装置。 - 【請求項4】 通信前に受信側に対して前記ダミーデー
タの識別方法を通知することを特徴とする請求項1また
は請求項2記載のレート制御装置。 - 【請求項5】 前記ダミーデータ生成手段が、上位の通
信プロトコルに対して前記ダミーデータの代替データの
送信を要求することを特徴とした請求項1または請求項
2記載のレート制御装置。 - 【請求項6】 前記ダミーデータ生成手段が、上位の通
信プロトコルに対してこのダミーデータの代替データの
送信を要求し、この要求が満たされるまでは前記ダミー
データを送出し続けることを特徴とした請求項1または
請求項2記載のレート制御装置。
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