JPH0826442B2 - ベリリウム銅合金の熱機械的処理方法 - Google Patents

ベリリウム銅合金の熱機械的処理方法

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JPH0826442B2
JPH0826442B2 JP59235314A JP23531484A JPH0826442B2 JP H0826442 B2 JPH0826442 B2 JP H0826442B2 JP 59235314 A JP59235314 A JP 59235314A JP 23531484 A JP23531484 A JP 23531484A JP H0826442 B2 JPH0826442 B2 JP H0826442B2
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は熱機械的に処理されたベリリウム銅合金およ
びその製造方法に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
ベリリウム−銅合金が幾多の種類の組成を持ちそして
種々の機械的性質および電気的性質の範囲を有している
ことはよく知られている。このような合金はベリリウム
を約0.1%ないし3%の範囲で含んでいて析出硬化熱処
理による時効硬化性を与え,そして特殊の目的のために
コバルト,ニッケル,銀などのような他の合金化成分を
少量含んでいる。ストリップ状の合金はコネクタ,スイ
ッチ部品,リレー,その他順送りダイで作り易い多くの
他の部品を製造するのに有用である。棒,バー,管,お
よび板のような形にしたものは,この合金は機械コネク
タ,熔接電極,噴射モールド工具,および類似した応用
に用途がひらけている。この合金の使用が進んでいる
と,より強力で而も展延性,電気伝導性、成形性,およ
び他の好ましい性質を充分保持している合金が要求され
るようになってきた。例えば,合金の強度は冷間加工を
適用することにより,析出硬化後には恐らく最大37%,
たとえば21%増加させることができる。しかしこのよう
な操作をすると材料の展延性と成形性を減少させ,その
上電気伝導度をも低下させる。これに反して,この電気
伝導度はエージング(時効)を過剰に行なえば増加させ
ることができるが,その代り強度が犠牲になる。
合金の熱処理には,強度増強のために加えられた合金
元素の固溶体化を確実にするための溶体化処理(溶体化
焼なまし処理)および析出−硬化(時効)熱処理の2つ
があるのがふつうである。合金の溶体化処理は商業的に
は約718℃ないし899℃の範囲の温度で短時間たとえば約
5分の間行なう。溶体化処理のあと急冷,たとえば水に
より急冷,を行って合金元素を溶体状に維持する。エー
ジングはふつう約232℃ないし496℃の範囲の温度で約4
時間以内の時間行われる。
〔発明の目的〕 従って本発明の目的は,或るベリリウム−銅合金にお
いて,強度,展延性,および成形性が導電性の低下を来
すことなしに従来の技術で達成し得る資質に比較して改
善されているベリリウム合金を得るための熱機械的処理
方法を提供することにある。
[発明の構成] 本発明では、少なくとも1%のニッケルを含む重量比
で1%乃至3.5%のニッケルとコバルトとの組み合わせ
と、重量比で0.1%乃至0.7%のベリリウムとを有し、残
部が実質的に銅であるベリリウム銅合金を華氏で表され
た初期溶融温度の少なくとも90%の温度で溶体化処理し
て主要なベリリド相及び主硬化相と異なる光学的に解像
可能な微細分散されたニッケルリッチ相を前記合金の微
細構造中に生成する工程と、前記溶体処理された合金を
冷間加工して該合金の断面の厚さを少なくとも60%減少
させる工程と、316℃乃至482℃の温度で前記冷間加工さ
れた合金を時効する工程とを有し、前記ベリリウム銅合
金の諸特性を改善するようにしたことを特徴とするベリ
リウム銅合金の熱機械的処理方法が得られる。
〔実施例〕
本発明によって提供された合金生成品は銅にベリリウ
ムおよびニッケルを必須成分として加えたもので,ベリ
リウムは重量にして約0.1%ないし1.2%,好ましくは0.
4%ないし0.7%であり,ニッケルは0.1%ないし3.5%,
好ましくは約1.0%ないし2.2%の範囲である。これに代
って,コバルトとニッケルを組合わせて約0.5%ないし
3.5%,好ましくは約10%から2.5%の範囲で含ませても
よい。但しこの場合ニッケルは痕跡量以上,例えば約0.
1%以上にする。他の付随的な元素および不純物元素は
全体で最高約0.5%まではよい。このような元素および
不純物はシリコン,鉄,アルミニウム,錫,亜鉛,クロ
ーム,鉛,燐,硫黄その他を含んでいる。これらの元素
は電気伝導度および機械的性質に有害であるので,個々
の元素については一般的に0.1%を超えてはならなず,
特に好ましくはおのおのが0.01%以下,またはそれより
低い値以下にする。
便宜上,溶体化処理は材料が仕上げ直前の厚さのとき
に行われる。溶体化処理時間は処理すべき断面を通して
完全に加熱するのに擁する時間だけである。溶体化処理
温度からの急冷は例えば空気または水による急冷であ
る。
本発明により処理される合金は少なくとも約999℃の
初期溶融温度を有している。本発明を実行するに当って
は,溶体化処理は該合金に対する華氏で測った初期溶融
温度の少くとも約90%において効果的に行われ,ニッケ
ルリッチ相の微細な分散の析出が得られる。溶体化処理
を,上記と同じようにして、初期溶融温度の92%で効果
的に行われ,95%の温度においてさえも良い結果が得ら
れる。しかしながら初期溶融温度で行なうことは避ける
べきである。次いで溶体化焼なま処理された合金は冷間
加工され,中間溶体化処理することなしに約60%以上,
たとえば約75%,80%,90%或いはそれ以上厚さを減少さ
せることができる。(少なくとも60%の冷間加工を行う
ことによって、好ましい強度に合金の強度を増加させる
ことができる)。高度に冷間加工された材料は,ふつう
ストリップの形をしているが,次にふつう約316℃ない
し482℃の範囲内の温度で約4時間まで,たとえば約2
ないし3時間エージングされる。上記のような範囲内に
おける最高のエージング時間と温度は,成分と生成品に
望まれている性質の程度によって指定される。
溶体化処理された材料は,溶体化処理したままで(溶
体化処理した状態で)硬さを向上させ粒子の生長の阻止
に寄与するニッケルリッチ析出物の微細な分散を有して
いることが特徴である。冷間加工された溶体化処理材料
は集合組織を有していて,すなわち多結晶の結晶方向は
好ましい方向に規制されていて,長さ方向より横方向に
高い耐力強度が得られるのが特徴である。
第1図は本発明に従って得られた高度に冷間加工した
ストリップ生成品の縦方向の断面の光学顕微鏡写真を示
す図であって,上記の規制された結晶粒方位がはっきり
とあらわれている。1000倍で撮影したもので,写真の左
右方向の長さが約77μmに相当する。
又第2a図および第2b図は上記の合金生成品の透過電子
顕微鏡写真を示す図である。前者は18,000倍で,後者は
141,000倍で撮影されている。
ニッケルリッチ層の析出は,第1図においては黒点で
図中多数が雑然と現れており,又第2a図および第2b図に
おいては,0.13ないし0.25ミクロンの大きさの粒子(A
で示す)として個々に分離して示されている。主硬化相
は光学顕微鏡で解像することは非常に困難で,透過電子
顕微鏡技術を用いてはじめて第2a図および第2b図に示す
ように検出可能となったものである。主硬化相(第2a図
および第2b図ではBで示してある)はギニエ・プレスト
ン集合体析出およびγ″析出から成っていて,直径が50
ないし100Åで微細に分散している。写真に示した銅を
基本とする材料は,0.42%のBe,1.70%のNiを含む合金の
厚さ0.203ミリメートルのストリップであって,これは
厚さ2.03ミリメートルの板を982℃で溶体化処理を行
い,約90%冷間加工し,399℃で4時間エージングしたも
のである。
本発明の利点を示すために次の例を示す。
例1 本発明の注目すべき特徴は,ニッケルリッチな析出粒
子が形成される溶体化処理温度より高い温度において,
溶体化処理された硬さが予期以上に増大することであ
る。ニッケルを痕跡以上例えば0.1%以上含む合金の異
常な硬化を示すために,色々の組成のストリップ試料
を,899℃と982℃の溶体化焼なまし温度で1時間保った
あと急冷した。硬さの観察と顕微鏡観察は急冷した状態
で行われた。次にその結果を示す。
表1はベリリウム銅合金の上記の条件で溶体化処理さ
れた場合の急冷した状態での硬さを示している。
表2は899℃および982℃の温度で溶体化処理中のベリ
リウム銅合金における微細なニッケルリッチ析出相の形
成に関する金属組織的観察の結果を示す図である。表中
Aはニッケルリッチ析出相が観察された場合を示し,Bは
観察されなかった場合を示している。
例2 この例2は試料の機械的性質および電気伝導度を測定
した結果を示すものであるが、この試験に用いた試料の
もととなるヒートの組成を,あとの例3および例4で使
用される試料のもととなるヒートの組成と共に表3に示
す。
ヒートFから作った市販用の重さのインゴット材料が
熱間圧延されて20.3mmの板にされた。ヒートFから作ら
れた20.3mmの板が4枚用意され、これらは45分間954℃,
982℃,996℃,および1010℃でそれぞれ溶体化処理さ
れ,水で急冷された。各板は90%冷間ロールされて2.08
mmの厚さにされ,更に3片の板に切断され,これら3つ
の片は4時間アルゴン中で399℃,427℃,および454℃個
々にエージングされた。
上記のエージングされた3つのストリップからは標準
型の伸長性試料が用意された。これらの試料試験は,縦
方向にはすべてについて行われ,横方向には一部が行わ
れた。電気伝導度は室温で測定された。
表4はヒートFからの上記の試料についての機械的,
電気的な面についての試料結果を示している。なお表中
HRCはロックウェルC硬度を示しまたIACSはIuternation
al Annealed Copper Standardの略である。
例3 ヒートGからの材料は熱間圧延、溶体化処理、表面調
製、及び冷間圧延により中間の厚さの1.52mmまでうすく
されて市販向けの重さのコイルとして加工処理した。こ
の冷間加工された厚さ1.52mmのストリップは幅18cmの幅
において982℃で線条溶体化処理された。溶体化処理さ
れたストリップは最終圧延を行って厚さを0.21mmまでう
すく,すなわち約90%減少させた。このストリップから
引張り強度の高い試料が縦方向および横方向に切り出さ
れ,アルゴン中において371℃,399℃,427℃および454℃
でエージングされた。1つの組は4時間,又1つの組は
8時間エージングされた。引張り性質,成形性,および
電気伝導度が測定された。成形性は,うすいストリップ
試料半径が次第に小さくなる多数のポンチのまわりで順
々に90℃曲げてみて,曲げた部分の引伸ばされる側の表
面に割目が生じたときのその半径から決めた。すなわ
ち,成形性を割目が生じることなく使用できる最小半径
で定義される最小曲げ半径Rをストリップの厚さtで割
った形であらわしてある。
表5は上記のヒートGからの試料から得られた厚さ0.
21mmのストリップの引張り特性などがエージングにより
どう変るかを示したものである。なお機械的性質結果は
2回の試験の平均をとったものである。
例4 種々の組成を持つヒートC,D,EおよびHから得られる
4つの材料は例3におけるヒートGと同じように処理さ
れた。仕上直前の状態にある0.51ないし1.52mmの範囲の
厚さのストリップ材料は,982℃で溶体化処理された。溶
体化処理されたストリップは仕上げ圧延を行なって約90
%厚さを減少させた。試料は縦方向に切り取られ,アル
ゴン中339℃で4時間エージングされた。引張の強さと
電気伝導度は室温において求めた。
表6は上記の結果を示したものである。
表1のデータは,コバルトを含むベリリウム−銅合金
でニッケルを痕跡しか有しないものが溶体化処理温度を
大きくすると次第に軟かくなることを示しているのに対
し,ニッケルを痕跡量以上有するベリリウム−銅合金は
溶体化処理温度が高くなるにつれて溶体化処理したまま
での硬度が増大することを示している。このような硬度
の大きな増加は、表2から明らかである。つまり、982
℃付近の溶体化処理温度では、表2に示すニッケルを含
むベリリウム銅(即ち、ヒートA、B、及びE)におい
ては、第1図及び第2図に示すように、主要なベリリド
相(ここでは、ベリリウムと銅との化合物)及び主硬化
相からはっきりと区別されるニッケルリッチ析出物が形
成される。表2に示すコバルトを含むベリリウム銅(つ
まり、ヒートC及びD)では、高い溶体化処理温度にお
いてこのような分出物が形成されない。これらのニッケ
ルリッチ析出物は、この発明に従って処理される合金の
高められた機械的及び物理的性質に対して、(a)分散
硬化によるマトリックスの強力化、(b)高温溶体化処
理における粒子の生長を禁止することによる展延性の向
上、及び(c)固溶体における合金をつくる元素の減少
による電気伝導度の向上という3点で寄与していると考
えられる。
本発明により得られる改善された性質に対する付加的
な理由は,事前に高い溶体化処理温度と強い冷間加工に
付した材料をエージングした時に形成する凝集性の主硬
化析出物の占める体積の割合が高いことに関係がある。
その高い溶体化処理はより多くのベリリウムおよびニッ
ケルとコバルトの合計を銅のマトリックスに融解させ,
これによりエージング中に析出し得る材料をより多く提
供する。強い冷間加工は集合組織を変形させ高い強度に
貢献する。
前述の表4、5および6を詳細に調べると、強度と展
延性の最もよい組合せは,(a)痕跡以上のニッケルの
存在と,(b)少なくとも982℃の溶体化処理温度と,
(c)398℃におけるエージングとの組合せから生じて
いることが分る。約98kg/mm2の耐力,10%の伸び,およ
びほぼ50%IACSの電気伝導度を含む組合せ性質が得られ
た。電気伝導度および成形性が8時間のエージング時間
によって改善された。表4および表5において試験され
た合金は,鉄,コバルト,およびアルミニウムをいずれ
も0.01%以下しか含んでおらず,またこの低い不純物量
が電気伝導度に大きく寄与していることが分る。それに
も拘わず,同じような組成のストリップ材料で,従来の
方法により37%までの冷間加工をし時効効果後最大限の
焼戻しを行って約98%kg/mm2の耐力を得たものでは,伸
びが2%を越すことなく,成形性が本発明の場合より貧
弱で伝導度がより低い。これとは反対に,同じような組
成で60゜IACSの最小の伝導度を得るために過エージング
に付した材料は,約53kg/mm2以下の耐力を示すにすぎな
い。
表6のデータは,コバルトを含むベリリウム銅でニッ
ケルを痕跡量だけしか含んでいないものは,ニッケルを
痕跡以上含むものほど本発明に有効には対応していない
ことを明確に示している。
更に,表4,5、および6に報告されている諸性質は,
例示したヒートA,B,Cなどにおけるベリリウムとニッケ
ルの量に依存していることが分る。定義された範囲内で
も化学的特性が異れば異った特性レベルを生じるが,本
発明の示すところに従えば,これらの組成は従来方法で
処理された同じ組成の合金に比べて極めて優れた性質を
与えるものと信じられる。また上に述べたようなニッケ
ルリッチ析出物は、一旦形成されると安定に残り,次に
来る再溶体化処理に対し分解しないように抵抗すると思
われ,このことはいろいろの工程段階において高温で再
溶体化処理することが付加的な利益が生じることを暗示
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従って得られた高度に冷間加工したス
トリップ生成品の金属組織を示す光学顕微鏡写真であ
り,第2a図および第2b図はいずれも前記生成品の金属組
織を示す透過電子顕微鏡写真である。 記号の説明:第2a図,第2b図において,Aはニッケルリッ
チ相粒子,Bは主硬化相粒子をそれぞれ示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−112222(JP,A) 特開 昭56−163248(JP,A) 特公 昭34−10603(JP,B1) 特公 昭36−13408(JP,B1) 特公 昭55−51505(JP,B2) 三菱電機技報 第41巻第6号 第761〜 767頁、1967年6月発行

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1%のニッケルを含み重量比で
    1%乃至3.5%のニッケルとコバルトとの組み合わせ
    と、重量比で0.1%乃至0.7%のベリリウムとを有し、残
    部が実質的に銅であるベリリウム銅合金を華氏で表され
    た初期溶融温度の少なくとも90%の温度で溶対化処理し
    て主要なベリリド相及び主硬化相と異なる光学的に解像
    可能な微細分散されたニッケルリッチ相を前記合金の微
    細構造中に生成する工程と、前記溶体化処理された合金
    を冷間加工して該合金の断面の厚さを少なくとも60%減
    少させる工程と、316℃乃至482℃の温度で前記冷間加工
    された合金を時効する工程とを有し、前記ベリリウム銅
    合金の諸特性を改善するようにしたことを特徴とするベ
    リリウム銅合金の熱機械的処理方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記ベリリウム銅合金は0.4%乃至0.7%の
    ベリリウムを含むことを特徴とするベリリウム銅合金の
    熱機械的処理方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項に記載さ
    れた処理方法において、前記ベリリウム銅合金は少なく
    とも1.8%乃至2.2%のニッケルを含むことを特徴とする
    ベリリウム銅合金の熱機械的処理方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記溶体化処理は前記合金の華氏で表した
    前記初期溶融温度の92%以内の温度で行われるようにし
    たことを特徴とするベリリウム銅合金の熱機械的処理方
    法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記溶体化処理は前記合金の華氏で表した
    前記初期溶融温度の95%以内の温度で行われるようにし
    たことを特徴とするベリリウム銅合金の熱機械的処理方
    法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記合金を冷間加工して該合金の断面の厚
    さを少なくとも75%減少させるようにしたことを特徴と
    するベリリウム銅合金の熱機械的処理方法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記合金を冷間加工して該合金の断面の厚
    さを少なくとも80%減少させるようにしたことを特徴と
    するベリリウム銅合金の熱機械的処理方法。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項に記載された処理方
    法において、前記合金が仕上げの厚さ状態である際前記
    溶体化処理を行うようにしたことを特徴とするベリリウ
    ム銅合金の熱機械的処理方法。
JP59235314A 1983-11-10 1984-11-09 ベリリウム銅合金の熱機械的処理方法 Expired - Lifetime JPH0826442B2 (ja)

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